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小樽市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月18日

(1)介護従事者の雇用実態について/(2)廃棄物の分別、再資源化の促進について/(3)平成19年度小樽市観光入込客数について

2008年6月18日、小樽市議会の一般質問で、斉藤陽一良議員が「介護従事者の雇用実態について」「廃棄物の分別、再資源化の促進について」「平成19年度小樽市観光入込客数について」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。

質問者
斉藤陽一良 議員
答弁者
市長 山田勝麿

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 斉藤陽一良

最後となりましたが、一般質問をさせていただきます。まず、本市における介護従事者の雇用実態の問題点について伺います。介護労働は、人間としての尊厳にかかわる崇高なものであるにもかかわらず、低賃金、長時間過重労働など、その過酷な労働環境から離職率も高く、その待遇の改善が全国的に喫緊の課題となっています。本市議会においても本年第1回定例会で、我が党提案の「緊急に介護労働者の待遇改善を求める意見書」が全会一致で可決されたところでございます。まず、本市において、訪問介護、訪問入浴介護などの訪問系サービス、また短期入所生活介護、認知症対応型共同生活介護などの入所型施設系サービス、さらに通所介護、認知症対応型通所介護などの通所型施設系サービスにおいて、それぞれこれらを実施する事業所数及び近年における事業所数の推移を、各サービス分野別にお示しください。財団法人介護労働安定センターが、全国1万1,627事業所の介護労働者12万1,373人について調査した平成18年度介護労働実態調査によれば、指定介護サービスを実施する一事業所当たりの平均従業員数は30.5人、就業形態別に見た場合、正社員が49.5パーセント、非正社員が50.2パーセント、不明が0.4パーセントとほぼきっ抗しておりますが、本市の場合、平均従業員数及び正社員、非正社員の比率はどのようになっているか、平成19年度小樽市労働実態調査結果等でお示しください。また、介護保険法の指定介護事業所における従業員数を職種別に見た場合、訪問介護以外の事業所で働き、直接介護を行う看護職以外の介護職員が38.9パーセントで最も多く、次いで、訪問介護事業所で働き、高齢者等の家庭を訪問して家事などの生活援助、入浴などの身体介護を行う訪問介護員が27.3パーセントで、この2職種の合計で66.2パーセントを占めています。以下、この全国調査と比較して、本市の実態について伺います。年間の採用率と離職率について、全体では採用率は29.0パーセント、離職率は20.3パーセントですが、職種別で、離職率を見ると訪問介護員は15.0パーセントと比較的低く、介護職員は24.0パーセントと大きな差が見られ、また就業形態別では、正社員の離職率は21.4パーセント、非正社員では19.5パーセントとなっております。また、離職率30パーセント以上の事業所が25.4パーセント、離職率20パーセント以上の事業所は実に41.4パーセントに上っております。介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律第6条に基づく介護雇用管理改善等計画の改正案では、介護労働者の離職率について、20パーセントを下回ることを目標とし、全産業の平均的な離職率とのかい離をできるだけ縮小するとしております。本市における介護労働者の採用と離職の傾向について、小樽市労働実態調査等からお示しください。次に、早期離職の防止、定着促進のための方策として、事業所側は、「職場内の交流を深め、コミュニケーションの円滑化を図ることや労働時間の希望を聞く」としており、実質的な改善につながる可能性が高い「賃金、労働時間等の労働条件を改善をする」は、比較的少数意見にとどまっております。また、さきに述べた介護雇用管理改善等計画に雇用管理改善のためには、その選任・明示が重要とされている雇用管理責任者について、「選任している」が40パーセントにとどまり、「選任していない」も38.5パーセントとほぼきっ抗しており、「知らない」とするものも16パーセントと、事業者の意識の不十分さが表れています。本市の事業所における雇用管理責任者選任の実態は把握されておりますか、把握されていればお示しください。次に、介護労働者の就業実態と意識については、就業形態では、訪問介護員で非正社員が53.7パーセントと多く、介護職員、介護支援専門員では、正社員の割合が高くなっております。賃金の支払形態は、非正社員の66.9パーセントが時間給となっています。すべての職種の時間給の平均は1,071円、訪問介護員は平均1,140円、介護職員は869円、介護支援専門員は1,306円となっておりますが、本市の実態はこれと比較してどうか、小樽市労働実態調査等でお示しください。この項の最後に、介護労働者の意識について、「仕事の継続意思」で、「続けられる限り続けたい」とする人が、正社員、非正社員ともに52パーセント程度あり、「働く上での悩み、不安」については、「仕事内容の割に賃金が低い」が40.3パーセントと最も多く、「休憩がとりにくい」「健康面の不安がある」がともに30パーセントで続き、特に入所型施設系サービスにおいては、「仕事内容の割に賃金が低い」が50.6パーセントと突出して高く、「夜間や深夜時間帯に何か起こるのではないかと不安がある」も44.8パーセントと他のサービス分野に比べて多いことが目立っています。したがって、今後、入所型施設系サービスにおける介護職員などの賃金を含む待遇改善と、特に夜間に配置される人員の増員が切実な課題として浮き彫りになってきています。本市における入所型施設系サービスにおける介護職員の配置等の実情と災害時の避難訓練、防犯、防火上の設備や利用者の安全確保のための職員の対応マニュアルの整備状況などについてお示しください。しかし、事業者側からは運営上の問題点として、「今の介護報酬では十分な賃金を払うことができない」「経営が苦しく、労働条件や福祉環境の改善をしたくてもできない」などの声が上がっており、利用者の負担増につながらない形での介護報酬の引上げを国に求めていく必要があると考えますが、いかがですか。また、厚生労働省は、介護労働の実態について、さきに述べた財団法人介護労働安定センターに委託して、3年置きに大規模な全国調査を実施しております。現在は、国全体と都道府県別の集計だけを行っているとのことですが、本市の事業所も相当数調査対象になっていると考えられます。市町村別の集計と公表は、市町村における介護労働の実態把握のため、ひいては市町村における介護保険事業の円滑な運営に欠かせないものであり、この点についても国に要望すべきと考えます。市長の御所見をお示しください。次に、本市における一般廃棄物及び産業廃棄物の分別・再資源化の促進についてお伺いいたします。平成17年4月からの家庭ごみ減量化・有料化の実施、また広報おたる平成20年6月号でわかりやすくまとめられていたように、ごみ焼却施設とリサイクルプラザから成る北しりべし広域クリーンセンターが昨年4月から本格稼働したことは、巨費を投じて平成12年7月に供用開始した廃棄物最終処分場の延命に大きく貢献するものであります。まず、平成17年3月に策定された小樽市一般廃棄物処理基本計画に示された平成21年度の中間目標値の現時点での到達度、特にごみの減量についてお示しください。現在、廃棄物最終処分場第2期拡張整備事業は緒についたところでありますが、現最終処分場がいつまで供用可能なのか、拡張整備事業の進みぐあいを含めて見通しをお知らせください。いずれにしても、ごみの減量化・再資源化が重要な課題であることは、論を待ちません。そのうち、本市において、現在、特に問題となるのは事業系の廃棄物であります。事業活動によって生じる廃棄物のうち、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び政令で特に定められたものは産業廃棄物、それ以外は事業系一般廃棄物と言われます。さらに、そのうち家庭ごみと合わせて処理される事業系一般廃棄物は、あわせ一廃、産業廃棄物については、あわせ産廃と俗称されています。いわゆるあわせ一廃について伺います。まず、これは許可業者によって桃内の廃棄物最終処分場又は焼却施設に持ち込まれるものでありますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によりますと、各市町村において家庭ごみの処理に支障のない限りにおいてできるとされているものであり、市町村はその処理を強いられるものではありません。第一義的には、排出する事業者に減量も含めて処理の責任があるものと考えますが、市長の御所見を求めます。平成19年度版清掃事業概要によりますと、平成18年度においては、事業系一般廃棄物は最終処分場1万3,295トン、焼却施設5,930トン、合計1万9,225トンであります。また、このうち小規模排出事業者排出分562トン、その他が1万8,663トンとなっております。19年度においては、合計で1万9,536トンと対前年度比で311トン増加しております。まず、処分場埋立分と焼却分及びこの1万9,536トンについて、小規模排出事業者排出分とその他の内訳をお示しください。平成19年度においては、対前年度比で燃やすごみ866トン、4.4パーセント、燃やさないごみ132トン、4.3パーセント、粗大ごみ1,281トン、36.4パーセントと、各家庭における市民一人一人の減量努力によって、生活系ごみのすべての項目で減量が進んでおります。それに対して、この事業系一般廃棄物については、平成13年度の1万9,792トン以来2万トン台を推移し、平成18年度にやっと2万トンを切ったところであります。それが、今回また増加に転じたわけであります。一般廃棄物の他の項目は、すべて着実に減量が進んでいるにもかかわらず、許可業者が持ち込む事業系一般廃棄物だけが増加する背景には、許可業者による新規顧客獲得のための営業活動が加熱し、収集運搬手数料のダンピングのみならず、排出事業者側に手間のかかる分別を忌避する感情のあることを配慮して、許可業者側がこれを容認、助長し、排出事業者のごみ減量や資源化への努力を結果的に阻害しながら、収集運搬量を増やそうとしていることがあるのではないかと考えられますが、この点について市長の御見解をお示しください。一般廃棄物処理基本計画の中間目標年次である平成21年度の事業系一般廃棄物の削減目標は、1万8,500トンであります。このように、事業系一般廃棄物の減量が進まない主な原因と改善のための方策、さらに21年度目標達成の見通しについてお示しください。次に、いわゆるあわせ産廃について伺います。平成19年度版清掃事業概要によりますと、平成18年度は6,911トンで、全量が廃棄物最終処分場に埋め立てられており、これは平成16年度からほとんど減っておらず、減量が進まない事業系一般廃棄物と同様の傾向が現れております。まず、平成19年度の実績をお示しください。18年度について、搬入業者6社のうちその内訳を見ますと、上位3社で5,858トン、約85パーセントを占めております。この傾向は、19年度についてはどうだったのか。もし例年同様の傾向であるとすれば、不特定多数に対する協力要請や啓発・指導と違って、比較的減量化の指導は容易なのではないかと考えますが、市長の御見解をお示しください。いわゆるあわせ産廃において、具体的にどのような廃棄物を受け入れているのか、その内訳数量、また最終処分場搬入時に、その内容はどのようにチェックされているのか、お知らせください。当然、排出事業者への分別、減量、再資源化の啓発・指導は重要でありますが、収集運搬業者に対する最終処分場搬入時点のチェックを厳格化することによって、かなりの減量が図られる可能性があると考えられますが、御所見を求めます。この項の最後に、産業廃棄物最終処分場の埋立実績についてお伺いいたします。廃プラスチック類の埋立量は、平成16年度、17年度とそれぞれ841トン、852トンと抑制されておりましたが、平成18年度には、1,173トンと対前年度比で321トン増、37パーセント以上の増加となりました。廃プラスチック類は重さの割に容積が大きく、飛散防止や覆土、てん圧の困難など、処分場の管理運営の上からも好ましくなく、小樽市としても看過し得ないものと考えます。18年度に増加した原因と19年度の実績値、今後の見通しなどをお示しください。最後に、平成19年度小樽市観光入り込み客数について伺います。観光を基幹産業の一つに数えるようになって、10年近くを経過する本市の平成19年度観光入り込みは、対前年度比約29万人、3.8パーセント減の740万5,800人となりました。平成11年度、972万9,600人のピークを記録した後、平成13年度から14年度、14年度から15年度、15年度から16年度と3年間にわたって、毎年度連続40数万人ずつ入り込み客数を減らしてきたにもかかわらず、16、17、18年度は何とか入り込み客数の減少に歯止めをかけてきたかに見えたものの、ここに来て19年度は再び30万人近い大幅な減少となってしまいました。このところ冬のイベントが充実し、下半期は横ばいから微増と健闘しましたが、上半期の8パーセントを超える大幅ダウンを取り戻すまでには至らなかったものであります。対前年度比で減少した約29万人のうち、ほぼ9割は道内客、1割が道外客であります。また、同じく減少分のほぼ9割は日帰り客、1割が宿泊客であります。さらに、減少分の3分の1弱は海水浴客以外、3分の2強が海水浴客で、7、8月の天候不順が足を引っ張った形であります。ここで、お伺いいたしますが、上半期減少分のうち、海水浴客以外の10万6,000人減は主にどのような原因によるものと考えられているか、お示しください。また、宿泊客の減少を月別に見ますと、5月、7月、10月に目立った谷が来ております。このうち、5月は道内、道外客ともにダウン、7月は道内客が主にダウン、10月は逆に道外客が主にダウンしているように見受けられます。この三つの減少の原因について、それぞれどのように分析されているか、お示しください。最後に、5月の対前年比全体で3万6,000人減少の内容を見ますと、道外客1万1,100人、道内客2万4,900人で、日帰り客3万1,000人、宿泊客は5,000人であります。この月の小中学生の修学旅行、研修旅行の宿泊には顕著な減少は見られません。今後については、ゴールデンウィークの個人型旅行へのアプローチ、特にメディア訴求性の高いキャンペーンをこの時期に向けて集中的に展開するなど、思い切った対策が必要と考えます。ゴールデンウィークピークの1日当たりの売上高、1日当たり入館者数は、多くの施設で年間最高を記録すると言われております。今年のゴールデンウィーク観光もカレンダーの並びがよくなかったこともあり、低調であったとの声が聞かれますが、来年度に向けて、本市としても意識的な取組を期待いたしますが、お考えをお伺いいたします。以上、再質問は留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

斉藤陽一良議員の御質問にお答えいたします。最初に、介護従事者の雇用実態についての御質問でありますけれども、まず介護サービス事業所数の現状と近年における推移でありますが、平成17年と20年の事業所数を6月1日時点で比較しますと、訪問系サービスにおいては、平成17年の108事業所に対し本年は120事業所、12事業所の増であります。入所型施設サービスにおいては、平成17年の51事業所に対し本年は74事業所で、23事業所の増。通所型施設系サービスにおきましては、平成17年の24事業所に対し本年は39事業所、15事業所の増となっております。なお、事業所数合計では、平成17年の183事業所に対し本年は233事業所、50事業所の増となっております。次に、介護サービス事業所の平均従業員数及び正社員、非正社員の比率でありますが、労働実態調査での医療福祉のデータでは、回答のあった45事業所の平均従業員数は61.6人であり、従業員の内訳は、正社員71.1パーセント、非正社員28.9パーセントとなっております。次に、採用と離職の傾向でありますけれども、医療福祉分野での採用においては、中途採用を実施する事業所が86パーセントと、産業別の中では最も高い状況にあります。また、離職につきましては、医療福祉分野での平均勤続年数が、正規職員では約20年であり、調査全体の平均から見て約6年短くなっており、パートタイム労働者においても5年未満での離職者が約75パーセントと、平均から見て約7パーセント高くなっており、短期間で離職する職員が多い傾向にあります。次に、事業所における雇用管理責任者選任の実態でありますが、市に指導権限のある地域密着型サービス事業所であるグループホームについて調査したところ、36事業所中、「選任している」が8事業所、22パーセントに対し、「選任していない」が6事業所、17パーセント、「知らない」というのが22事業所、61パーセントとなっております。次に、介護労働者の時間給でありますけれども、労働実態調査の医療福祉分野での平均時間給で申し上げますと、男性1,159円、女性997円、男女平均で1,048円となっており、産業別では11職種中、2番目に高い状況にあります。次に、入所型施設系サービスにおける介護職員の夜間の配置等の実情でありますが、グループホームについて申し上げますと、配置基準では夜間・深夜の時間帯は、1ユニットに1人以上の配置となっており、実地指導の際に勤務表で確認しておりますが、基準は守られているものと考えております。次に、避難訓練につきましては、必ず年1回以上実施するよう指導しており、近年は年2回、そのうち1回は夜間を想定して実施する事業所が増えております。また、防犯・防火上の設備につきましては、事業所開設時の検査において設置状況を確認しております。利用者の安全確保のための緊急時の職員対応マニュアルについては、介護保険指定申請時に提出を義務づけておりまして、開設後の実地指導においてもその整備状況を確認しております。次に、介護報酬の国への要望ということでありますけれども、さきの第1回定例会において、議会としましても「緊急に介護労働者の待遇改善を求める意見書」を可決していただいておりますが、待遇改善については、介護報酬の改定などを含めた国レベルでの対応を求めていくことが必要と考えております。また、全国市長会としても、国に対し適切な人材の確保、サービスの質の向上などを図るため、適切に報酬を設定することを重点項目として要望しているところであります。また、国の介護労働の実態調査については、現在の調査様式では、事業所の所在地が都道府県単位での記入となっているため、市町村単位での集計はできない状況にあります。内容的には参考になる部分もありますが、調査方法の変更の可能性や情報の精度への影響など問題も考えられることから、北海道とも相談してみたいと思っております。次に、廃棄物の分別・再資源化の促進についての御質問でありますけれども、初めに小樽市一般廃棄物処理基本計画の目標値に対する現時点での到達度でありますが、生活系ごみ排出量については、平成21年度に3万1,004トンとする中間目標値に対し19年度は2万4,041トンとなっており、目標値を上回る減量が図られております。資源物収集量については、同じく8,167トンとする目標値に対し7,817トンとなっておりまして、目標値到達まで約4パーセントの増量が必要となっております。また、事業系ごみにつきましては、同じく1万8,500トンとする目標値に対して、1万9,536トンとなっており、目標値達成まで約6パーセントの減量が必要となっております。次に、桃内の廃棄物最終処分場でありますが、現在使用中の埋立処分地の計画埋立量81万1,000立方メートルに対し、平成19年度末までの累計埋立量は、覆土用土砂を含めて約72万立方メートルと推計しており、埋立処分地の残余容量と今後の埋立量の推計から平成22年5月ごろまでは供用できるものと考えております。また、第2期拡張整備事業につきましては、3か年事業として平成19年度に事業に着手し、本年5月からは埋立処分地の造成工事を行っているところであり、平成21年度中の完成を予定しております。次に、事業系一般廃棄物に対する排出事業者の処理責任についてでありますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条第1項において、「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物をみずからの責任において適正に処理しなければならない」と規定されており、この自己責任による適正処理とは、みずからの手による処理にとどまらず、廃棄物処理業者又は市への処理の委託をも含むものと解しております。また、同法第6条の2において、市町村はその区域内における一般廃棄物を生活環境の保全上、支障が生じないうちに収集し、これを運搬し及び処分しなければならないと規定されていることから、排出事業者が廃棄物の減量に努めるとともに、法に則して適正に排出した事業系一般廃棄物については、市が処理しなければならないものと考えております。次に、平成19年度の事業系一般廃棄物の内訳についてでありますが、1万9,536トンのうち、埋立処分量は1,463トン、焼却処分量は1万8,073トンとなっております。次に、小規模排出事業者排出分とその他の内訳でありますが、小規模排出事業者を対象とした指定ごみ袋による排出制度を平成18年度まで実施しておりましたが、19年度から6市町村による広域処理が開始されたことに伴って、統一された排出方法へ移行したことにより、この制度を廃止しましたので、内訳を示すことはできません。次に、事業系一般廃棄物の収集量についてでありますが、直近5年間では漸減傾向にあるものの、平成19年度は18年度と比べて微増という結果となっておりますが、事業系ごみの排出量は、経済活動の動向に左右されやすいことから、増減についての原因特定は難しいものがあり、これが許可業者による過剰な営業活動によるものとは受け止めておりません。市といたしましては、これまでも排出事業者や許可業者に対して、リーフレットの配布や事業所訪問などを通して、ごみ減量と資源化促進の啓発や指導に努めており、今後とも平成21年度中間目標値の1万8,500トンを達成できるよう、排出抑制に向けた意識啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、あわせ産廃についてでありますけれども、一般廃棄物と合わせて処理することができる産業廃棄物として、動植物性残さ、鉱さい、燃えがら、汚泥の4品目を桃内の廃棄物最終処分場で埋立処分をしており、平成19年度の実績は7,808トンとなっております。次に、あわせ産廃に対する減量化の指導でありますが、廃棄物最終処分場において処分できるあわせ産廃4品目については、その性状等から見て、現状では減量化・資源化は難しいものがあり、収集運搬業者や排出事業者に対して、削減努力を促しても減量効果は見込めないものと考えております。しかし、4品目のうち、動植物性残さについては、民間の施設整備により今後資源化の可能性がありますので、その動向を見ながら減量化を進めてまいりたいと考えております。次に、あわせ産廃として受け入れている廃棄物とその内訳数量でありますが、平成19年度の実績では、動植物性残さ3,832トン、鉱さい613トン、燃えがら712トン、汚泥2,651トンとなっております。また、搬入時においては、その都度、車両ごとに産業廃棄物管理表により排出先や品目を確認するとともに、投入時には監視員が混入物の有無について点検をしております。次に、あわせ産廃のチェックでありますけれども、搬入形態としては、ほとんど1台の車両に1品目となっており、また排出事業者も特定できることから、これまでも適正に搬入されております。したがいまして、これ以上の減量というのは難しいものと考えております。次に、産業廃棄物最終処分場における廃プラスチック類の埋立量についてでありますが、当処分場で廃プラスチック類を受入れ開始した平成12年度には6,137トンの埋立量がありましたが、市内及び本市近郊に民間の資源化施設が整備されたため、平成15年4月から資源となる廃プラスチック類の搬入規制を行い、資源化の促進を図ったところであります。その結果、平成16年度には841トンまで搬入量が減少しましたが、その後、ビニールなど塩素系の廃プラスチック類が民間の資源化施設において受け入れをしなくなったことから、平成18年度から埋立量が増加し、平成19年度は1,339トンとなっております。産業廃棄物の発生量は経済活動とも大きく関連することから、廃プラスチック類の埋立量についても見通しを立てることは難しい面がありますが、これまでの埋立量の推移から見て、今後においては大きな変動は見られないものと考えております。次に、平成19年度の観光客入り込み数についての御質問でありますけれども、初めに、本市観光入り込み客数の減少分についてでありますが、上半期の道内の観光客入り込み数は、旭山動物園が人気の旭川市やサミットが開催される洞爺湖とその周辺の登別市など話題性のある一部地域が増加しているものの、北海道全体は減少しており、小樽市としても同様の傾向にあったものと考えております。本市としては、小樽観光の中核を成します道内客の足が、引き続き根強い人気の旭山動物園に向いたことが最大の要因であると考えますが、加えまして、総合博物館以外に集客効果の高い施設のオープンがなかったことや、ゴールデンウィーク期間中の道道1号小樽定山渓線の道路崩落による全面通行止め、夏場の天候不順などの自然的な要因が重なった結果、上半期の入り込み客数減少につながったものと考えております。次に、月別の入り込み客数減少の原因でありますけれども、道内客については、5月はゴールデンウィーク期間中の入り込み客数は好調だったものの、先ほど申し上げました同時期に発生した朝里川温泉スキー場での土砂災害、さらには小樽定山渓線の全面通行止めが長期化する中で、徐々に観光客の落ち込みが目立ちまして、月の全体としては入り込み客数の減少を来したものであります。また、7月の道内客につきましては、天候に恵まれなかったことから、海水浴客を筆頭に夏休み期間中の入り込みがダウンする結果となったものであります。一方、道外客の減少については、主に航空機での来道者数の減少に伴うものと言えますが、このことは、平成18年度に新規参入した航空会社が価格競争を引き起こし、一時的に来道者が増加する要因となったものの、19年度は大手航空各社を中心に料金体系が平常に戻ったことから、特に5月、10月の減少が著しかったものと分析しております。次に、来年度に向けた取組でありますけれども、本市を訪れる道内客については、札幌市を含む道央圏からの客が7割を占めておりまして、これらを中心としたリピーター対策が重要であります。特に、本市を訪問した観光客がリピーターとなる動機づけとしては、何よりも鮮度の高い観光情報を提供できる仕組みづくりが必要であると認識しておりまして、今後とも観光協会などと積極的な連携を図りながら、道央圏に向けた効果的な観光プロモーション活動の展開に努めてまいりたいと考えております。また、昨年8月に設置されました小樽観光プロジェクト推進会議では、現在、小樽市観光基本計画の推進に向けた施策の検討を重ねておりますが、今後、同会議からの提言を受けた段階で、メニューづくりなどを進めて、事業化に向け積極的に取り組んでまいりたいと考えております。(「議長、10番」と呼ぶ者あり)

質問 10番 斉藤陽一良

詳細の議論につきましては、予算特別委員会で行わせていただきます。

出典:小樽市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月18日 議事録 PDF(125ページ) 間違いを知らせる