みんなの議会

小樽市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月17日

(1)児童手当・育児手当の取組について/(2)新型インフルエンザ対策について/(3)新病院の今後及び建設用地問題について/(4)教育施設の耐震問題について/(5)小樽市の児童・生徒の教育環境について

2008年6月17日、小樽市議会の一般質問で、吹田友三郎議員が「児童手当・育児手当の取組について」「新型インフルエンザ対策について」「新病院の今後及び建設用地問題について」「教育施設の耐震問題について」「小樽市の児童・生徒の教育環境について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
吹田友三郎 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 吹田友三郎

平成20年第2回定例会に当たりまして、平成会を代表して質問をさせていただきます。ここ最近におきまして、ミャンマーにおいては大型のサイクロンが襲い、大変な被災者の数となっておりますが、ミャンマー政府の災害対応は、メディアの報道などを見る限り、庶民の窮状に積極的な取組をしているようには見えません。また、中国四川省で起こりました阪神大震災の何倍ものエネルギーの放出となりました大震災におきましても、想像をはるかに超えた人数の被災者を数えました。地震の発生からさまざまな被災状況が報道されておりますが、中国政府の救援活動もぜい弱さが目につくところで、被災された方々がもとの生活に戻られることになるのには、大変な歳月が必要と思われます。そして、国内におきましても、先週末、東北地方におきまして、岩手・宮城内陸地震と命名された直下型の大地震が起き、多くの死者、負傷者、行方不明者が出ており、予知の難しさを強く感じたところです。このたび、被災された国内外の皆様に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。国民は、社会保険庁職員による年金記録の問題により、本人が一生懸命払ってきた保険料の記録の管理があまりにもずさん過ぎて、払った記録が本人と確認できないものが多数発生し、老後の大切な生活資金がもらえない状況が続いているものと認識しております。先日、最高裁が大変重要な判決を出しました。法外な金利で貸し付けた悪徳金融業者に対し、公序良俗に反する行為として断罪し、支払った利息はもとより支払った元金も借主に支払義務はないとしたものであり、今回の社会保険庁の問題も、社会保険庁の役職者が高額の給与をもらいながら、全く業務のサボタージュを行っていたもので、その責任はそのときに業務にかかわった者がしっかりと責任をとることが必要であり、現在の法律で対応が難しいことを考え、公序良俗に甚大な結果をもたらしたことを認め、原因者、対象者は自身の年金を投入してでもこの問題の解決に当たることが求められます。また、保険加入者で年金記録に疑義のある方々は、保険事務所等へ出向くことが求められておりますが、全くかしのない者に自身の負担でこのようなことをさせることは、全く正義に反するものであると思っており、このような方には交通費や日当を支給し、原因者の負担で対応することが当たり前と考えます。私は、この問題を出したのは、今、本市も財政が行き詰まっており、このようになったのには原因者がおります。この方々は、必ずその責任をとることとなることを示したかったからです。また、私自身も市民の負託を受け、議会人として行政の執行にかかわる案件を審議し、承認することで連帯の責任がかかることを肝に銘じているところです。代表質問も最後でございますので、前の質問者と重複するところもありますが、観点が異なりますので、通告どおりの質問をさせていただきます。現在、着実に進行しております少子高齢化社会の問題につきまして、本市におきましても大変喫緊を要するところであります。このような問題については、解決不可能になるまで目先の政策を打つ傾向が見られていると考えております。本市では、市内にお住まいの方々の出生届数が、過去5年間を見ますと、平成15年は936人、平成16年は815人、平成17年は756人、平成18年は810人、そして平成19年は780人と、一時の減少傾向からすると下げどまりとなっているようにも見えますが、この5年間の平均は820人くらいであり、この人数程度の出生数が続くと本市の人口は7万人程度となるものであり、現在の人口を維持するだけでも年間に1,500人を超える出生数が必要であります。現在、行われております国の少子化対策は、形式的なもので、実際の子供を産み育てる実利のないものと思えます。今、地域経済の活性化の一手段として、道路特定財源を中心とした諸税を使っての道路関係工事による雇用対策を進めておりますが、私は人間の命をつないでいただくことが、人間社会の中で一番大切なことであると考えており、そのために税金を投入することが必要と思います。ライフスタイルの変化により、結婚されない方や子供を産まない方がおられますので、夫婦で二人の子供は、自身の責任で育てていただくことが必要と思いますが、社会のために3人4人と育てていただく方に、児童手当や育児手当の名称を用いて支給すること、基本的にこの政策の財源は間接税によるところとして、すべての国民の負担で行うこと、また3人以上の子供を育てた方々には、この負担を免除するか、年金額に間接税分を加算することが必要と思います。この手当の金額も、1人月額10万円を20年間、全国一律とし、自然環境に恵まれた地方都市でも子育てができることにより、例えば、子供を4人育てると月20万円の手当を支給されることとなりますから、地方では少し大きめの住宅の購入も可能であり、一般国民に税金を渡し、その資金を社会の中で使ってもらうことは、大きな経済の活性化となることと思っております。この政策により、年間50万人の出生数の増加を見ており、新たな住宅建設などに資金を支出いただくことは、はかり知れない経済効果を生むものと考えます。また、父子家庭、母子家庭のようなひとり親家庭では、2人からこの手当を支給することとなり、離婚による養育費の問題等も基本的な解決ができるものと考えております。国民から集めた税金をだれに渡し、その資金の活用をし、当初の目的を達成させ、このことに伴った経済活動にはね返すかであり、この負担割合を国8割、都道府県1割、市町村1割とし、基本的に国の重要施策と位置づけして行うことが必要であると考えます。このことは、国が中心となって行うことでありますが、そのことを地方から積極的に提案し、その実現に向かう必要があります。地方自治を担う責任者として、このような形での政策について、どのように考えられますか、お伺いいたします。次に、鳥インフルエンザの問題について、お尋ねいたします。中国大陸、東南アジアを中心に、鳥インフルエンザH5N1による人への感染により死亡された人の報告がなされておりますが、これも正確な情報ではないと思われ、この問題は世界的なものであり、情報の共有が大変に重要と思われます。本市におきましては、小樽市保健所の外岡所長がこの問題について高い見識を持っておられ、さまざまな取組をされております。私も保健所の講演会に出席し、鳥インフルエンザは基本的に免疫力の異常により肺の中が溶けていくとのこと、免疫力の強い成人の男女のほうがより症状が強く出るとのことであり、実際の感染が始まったときに、その中心になって行動しなければならない成人が一番弱い立場になるということであれば、大変な問題となるものと考えます。市民はこのことに対する備えについてさまざまなことが考えられますが、現在、市民一人一人が家庭生活の中で備えることのポイントを十分に把握していないものと思われます。また、本市におきましても、学校、老人施設、乳幼児施設、そのほかのさまざまな公共施設があり、集団感染の危険性が非常に高いと考えられ、その対策も大変に重要となります。そして、本市のような観光地は、海外の方を含め国内各地から来樽しており、観光客の立ち寄る観光施設や宿泊施設におけるその施設の従業者、観光客に対する対応もパンデミックを発生させないため初期対応が必要と思われ、この点についても危ぐされるところです。本市において最悪の事態になったとき、いわゆるパンデミックの状態になったときには、各家庭におられる独居老人、高齢世帯では介助する者がいないといったことが考えられ、行政が的確な救急・救援活動をとることが必要と思われます。また、このような混乱したときには、犯罪等の発生も十分に考えられ、別の意味での市民の生命と財産を守るための対策が必要であります。このように、何点か危ぐされることを申し述べましたが、市民の生命と財産を守る行政の長として、この問題に対する総合的な取組についての市長のお考えをお尋ねいたします。憂慮されております新型インフルエンザは、未ぞ有の被害をもたらすものと考えられ、市民も問題の意識をしっかり持っていただきたいと考えております。次に、新市立病院の問題でありますが、市民の中で健康を害している人、健康に不安を感じている中高齢者の皆様からは、新市立病院の建設の実施に向かって早く進んでもらいたいとの声をよく聞きます。ある人などは、新市立病院建設が消えるのであれば、もう小樽にいられないなどと言っている方もおられます。市民の多くは、新病院建設に期待しているものと思います。しかし、不良債務の解消が起債の発行の大きなハードルとなっており、また採算ベースを持った病院経営が問われることとなりますが、新たな取組となりました病院建設問題の現状をお尋ねいたします。また、新病院建設用地については、当初の第1案に戻るべきと考えます。市民の中でも心配されている方には、土地取得問題を考え、花園のグリーンロードを使い、低層の建物をつくってはとの提案をされている方もおられると聞いております。この問題も大変重要なことと考えておりますが、市長はどのようにお考えでおられますか、お尋ねいたします。次に、このたびの四川省での大地震では、多くの校舎が倒壊し、悲惨な状況を映像を通して知ることとなりました。国は、最近、国内で発生しております地震を考慮し、都道府県、市町村に対し、校舎の耐震診断及び補強、建替え等に積極的に対応すべく、予算措置などに取り組んでおりますが、地方自治体は財政的な余裕がないため、その取組におくれを生じていると言われております。本市におきましては、この問題につきましてどのような現状にありますか、また国が示している内容でどれほどの対応ができるものと考えておりますか、お尋ねいたします。現在、学校適正配置の問題が検討されております。耐震に対するさまざまな工法がありますが、先日、NHKの報道で、外壁補強による耐震工法など低廉で施工できるものが紹介されておりました。私は、市内の小中学校の統廃合は避けられないものと考えております。しかし、廃止を視野に入れた耐震対策で改修順番などを決めるようなことがあってはならないものと考えており、必要と思われる耐震対策には時間的余裕を感じません。適正配置によりあいた施設は、他の目的への転用を考慮して、適切な補強をする必要があると考えますが、このような観点から、本市の今後の取組について、お考えをお伺いいたします。最後の質問となりますが、日本の児童・生徒の教育問題は、これからの世界の中の日本という位置づけを考えたとき、自身の将来を見据えた教育を受けることが重要となります。グローバル化した国際社会の中で、それらに対応できる資質を備える必要があり、この習得には大変な努力と時間が必要と思われます。しかし、現在の社会環境は、すべての児童・生徒がひとしくその機会を得ているとは思われず、その外的要因を確実に排除することが必要と思われます。大人社会が子供の一日の生活をしっかり守ること、地域社会での安全の希薄さが携帯電話の所持につながり、この携帯電話の所持がさまざまな児童の生育に悪影響を及ぼしていることが考えられ、携帯電話の必要のない子供が主人公の社会の構築が急務と思います。子供社会はそれほど大きな行動範囲を必要としないものと考えており、また大人社会とのつながりもその範囲を慎重に考えていかなければならないものと考えます。他都市では、条例等により児童・生徒の夜間の単独外出の時間を制限しているところもあり、本市においても、この問題についてき然とした施策が求められると思われます。国は、携帯電話の有害サイトへのアクセスにかかわる者への罰則等も含めた規制やフィルタリング機能の義務づけなど喫緊に検討しており、この問題に対する国民的合意ができるものと考えており、本市におきましても、保護者を含め教育委員会が指導的に進め、積極的な取組が必要と思われますが、どのようにお考えをされておりますか、お伺いいたします。児童・生徒の教育的環境の中では、毎日の学校において、どれほどの教育の機会を確実に受けられているかは、そこにかかわる教育者の資質にかかわってくるものと考えております。教育者の個々の能力も大切でありますが、その学校その学校の総合的な教育力が問われているものと認識しております。近年行われております学力・学習状況調査等を踏まえて、本市の児童・生徒の足らざるところの把握とその対策のための教育力の充実・向上が重要なところです。本市におきましても、各学校の教育力に差があるとの指摘もあり、教育委員会は、本市で教育を受ける児童・生徒にひとしく学力の向上の教育の機会を提供することにどのような対策をとられておりますか、お伺いいたします。市民は、所得税、住民税、固定資産税、消費税、健康保険料、国民年金保険料、介護保険料など、さまざまな公的なものへの負担をしており、本市もこのさまざまな市民の負担している財源を使っての政策を進めていくこととなりますので、市民が安心して暮らせるまち、小さな子供たちの笑顔、そして高齢者の楽しい笑い声が聞こえるまちづくりに大いなる前進となる御答弁を期待いたします。なお、理事者の答弁に対する再質問はしないことを申し添え、私の質問を終わらせていただきます。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

吹田議員の御質問にお答えいたします。初めに、少子化対策として児童手当、育児手当の取組について御提言がありましたけれども、吹田議員の御意見として伺っておきたいと思いますが、市といたしましては、市としてできる少子化対策の一つとして一時的保育や延長保育の実施箇所の拡大、休日保育の実施、また地域の子育て支援として、奥沢保育所と赤岩保育所に「げんき」、「風の子」を設置して取り組んでいるところであります。また、国におきましては、子育て世帯に対し、さまざまな支援を行っておりますが、経済的支援の一つとして児童手当について、支給対象児童の拡大や支給額の引上げを行っているところであります。いずれにいたしましても、実効性のある少子化対策を推進するためには、児童手当などの経済的な支援に加え、働きやすい環境づくりあるいは産み育てやすい環境づくりを含めて、国が中心となって総合的に子育て支援を進めていく必要があるものと思っております。次に、本市における新型インフルエンザ問題に対する総合的な取組でありますが、新型インフルエンザ対策は、危機管理対策に属するものであり、そうした視点から行動計画を全国に先駆けて平成17年11月に策定しております。現在は、行動計画を基本として、新型インフルエンザが発生したときのより現実的な対策を検討しています。新型インフルエンザのパンデミック発生時には、国内において約3,000万人がり患し、72万から100万人が死亡すると予測され、小樽市内においてもり患者が約3万5,000人、死亡者は約700人と多くの犠牲者の発生が予測されております。また、企業活動においては、特に観光関連産業が数か月間にわたり収入が途絶えることで、市内総生産の約1割程度が減少するなど、経済的打撃が懸念されております。総合的な対策を展開するためには、患者受入れなどに関する医療機関との連携、教育機関など各施設での集団感染防止や社会・経済活動を維持するための企業における危機管理体制の強化など、多くの課題がありまして、今後、国や道とも検討してまいりたいと思っております。次に、新病院の建設についての御質問でありますけれども、まず統合新築に向けた現状認識でありますが、そもそも病院の統合新築は、老朽化した二つの病院を運営していく中で、その非効率性などにより増高する病院会計の赤字を食い止める必要があるという財政問題の観点から取り組んでまいりました。また、市民の健康と安心・安全な医療を守るためにも、病院の統合新築は必要であり、多くの市民の願いでもありますことから、これまでその実現に向けて取り組んできたところであります。この間、医師不足等による医療環境の変化や交付税の削減に伴う財政状況の悪化、さらには夕張問題に端を発した病院事業の不良債務の発生など、病院を取り巻く環境が大きく変化し、市立病院の経営環境が一段と厳しさを増してきたと認識しているところであります。今年度におきましては、昨年12月に国から示されました公立病院改革ガイドラインに基づく市立病院改革プランの策定が求められておりますので、まずこの策定を行い、この中で、地域における市立病院の役割が明確になりますことから、これを踏まえ、財源の見込みなどを検討した上で、一日も早く事業を再開し、新病院の計画を進めてまいりたいと考えております。次に、病院の建設地でありますけれども、市民の皆さんからは市長への手紙などを通じて幾つかの建設地の御提案をいただいておりますが、敷地面積や関係法令などから検討しますと、それぞれ建設が困難であり、その結果について提案者にお答えしているところであります。新病院を当初候補地の一つとしておりました量徳小学校敷地に建設すべきとのことでありますけれども、これまでの経過を踏まえますと現状では難しいものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

吹田議員の御質問にお答えいたします。初めに、教育施設の耐震化についてでありますが、市内の小中学校41校には、校舎や屋内体育館が159棟あります。そのうち、昭和56年以前に建設された校舎や屋内体育館が98棟で、それらを保有する小中学校が29校あり、耐震化率は38.4パーセントとなっています。また、耐震化に向けた国の支援制度の活用についてですが、国庫補助率が引き上げられ、起債の充当率や交付税措置が拡充されることはお聞きしておりますが、対象となる学校の選定基準など制度の詳細を見極めた上で、対応してまいりたいと考えております。次に、学校適正配置と耐震化についてでありますが、7月から学校規模・配置の適正化計画策定に当たっての基本的な考え方について地域懇談会の開催を予定しております。その中で、学校の適正配置とあわせて施設の老朽化の現状や耐震化の必要性も示し、保護者や地域の皆さんの御意見も聞きながら、学校配置の適正化と施設の改築・耐震化を同時に進めていかなければならないものと考えております。次に、児童・生徒の夜間の単独外出の時間制限や携帯電話利用にかかわる対策についてでありますが、児童・生徒の校外での生活については、全国的に校則や児童・生徒会などで帰宅時刻の目安を示しており、小樽市においても生活指導員会などの約束事に基づいて、それぞれの家庭でも指導いただいているところであります。しかしながら、習い事、塾通いやそれぞれの家庭の事情などもありますことから、条例などにはよらずに児童・生徒や保護者の意識の向上や学校における日常的な指導が大切であると考えております。次に、携帯電話の利用にかかわる対策として、これまで市教委では、校長会等で情報モラル教育の充実をお願いするとともに、児童生徒や保護者向け啓発資料の配布や研修講座の実施などに取り組んでまいりました。また、学校においては、情報モラル教室の開催や保護者への注意喚起などにも取り組んでいただいております。さらに、市P連においても独自に研修会を開催するなどして、会員相互が子供への携帯電話の利用のさせ方について学習を深めております。しかし、最近急速に児童・生徒の間に普及している携帯電話のメールやインターネットを悪用したネット上のいじめが社会的に大きな問題となっていることから、市教委といたしましても、本年3月に携帯電話の利用のあり方を検討するため、校長、教頭、有識者から成る情報モラル対策委員会を立ち上げ、各学校での指導の強化に努めております。今後、児童・生徒のこれらの利用について、さらなる実態把握に努めるとともに、問題発生時の相談窓口の設置や保護者との連携強化に向け、積極的に取り組んでまいります。最後に、ひとしく教育を受ける機会の提供についてでありますが、義務教育では子供が成長、発達していく上で、必要不可欠な学力、体力、道徳性を養う責任を担っております。このことから、学校は保護者や地域の期待にこたえながら、子供の社会的自立を支え、一人一人の能力を最大限伸ばす場とならなければならないものと考えております。私は、小樽の子供たちがよく学び、よく遊び、心身ともに健やかに育つことを目指し、学校教育の場に保護者や地域も加わって、高い資質、能力を備えた教員が自信を持って指導に当たり、生き生きと活力ある活動が展開される姿を実現していきたいと考えております。そこで、本市では平成18年に学校教育推進計画あおばとプランを策定し、小樽市立小中学校の目指すべき方向性を明確にし、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の育成を重点に掲げ、それに即してどの学校においても、ひとしく子供に必要な力を学ばせ、教育の質が保障されるよう学校改善に取り組んでまいりました。とりわけ教員の資質向上については、各学校での研修はもとより道立教育研究所や後志教育研究センター等で行われる研修に加え、市教委において日常の授業改善に役立つスキルアップ講座や今日の緊要な問題に対応する課題別研修講座などを開催し、さらなる自己研修の充実に努めてまいりました。平成19年度には、市教委で38講座を開催し、延べ957名の参加をいただくなど、以前にも増して教員の研修、意欲の高まりを実感しております。一方、教員の人事異動に当たっては、教育局と協議の上、たくさんの学校を経験するよう配慮もしております。今後も義務教育の質の保証やその向上に責任を果たしていく立場から、あおばとプランの実現を通して本市の教育の充実に全力で取り組んでまいります。

出典:小樽市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月17日 議事録 PDF(82ページ) 間違いを知らせる