小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日
(1)子育て支援策について/(2)小樽市民会館について/(3)市税の口座振替について/(4)介護保険制度について/(5)在宅医療廃棄物について
2007年12月12日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「子育て支援策について」「小樽市民会館について」「市税の口座振替について」「介護保険制度について」「在宅医療廃棄物について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 千葉美幸 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 千葉美幸
公明党の千葉美幸です。本年の4月、選挙におきまして、議員に初当選をさせていただきました。本会議場での質問は、今日が初めてであります。ふなれではありますが、市長並びに理事者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、質問に入らせていただきます。小樽市は、観光で全国にその名が知られ、年間750万人以上の観光客が訪れる市となっております。しかし、その陰で少子高齢化が進み、人口の流出に歯止めがかかっていないのが現実であります。日本では、人口は減っているのに、世帯数は増えるという核家族化の傾向も強く、小樽もその例外ではありません。海と山に囲まれた景色の中で、ゆっくりと過ぎる時間を感じることができる小樽を、観光だけで訪れるのではなく、だれもが暮らしたい住みよいまちになるよう、私も小樽市のために議員としての使命を全うしたいと思っております。初めに、子育て支援策についてお伺いをいたします。厚生労働省の人口動態統計を見ますと、日本の1年間に生まれてくる子供の数は、1970年代前半およそ200万人でしたが、最近では110万人に減少しております。国立社会保障・人口問題研究所によりますと、これには親となる世代の人口規模の縮小や20歳代の女性の出産が大幅に減ったことが主な原因と考えられています。平成17年度の少子化社会白書によりますと、1990年から10年間で出生率が上昇している自治体は152団体で、その地域では若年既婚者層の転入と定住化が進んでいる傾向があると指摘をしています。小樽市においてはいかがでしょうか。少子高齢化が進み、人口減少に歯止めがかからない小樽市として、この少子化社会白書の傾向を踏まえ、どのような取組が必要か、過去5年間の出生数の推移、また母親の年齢階級別出生数の動向をお答えいただき、市長のお考えをお聞きします。平成15年7月に次世代育成支援対策推進法が制定され、平成17年度から10年間を計画期間として集中的に少子化対策への取組を推進することになりました。小樽市におきましても、小樽市次世代育成支援行動計画~おたる子育てプラン~を策定し、平成17年度から平成21年度までを前期計画、平成22年度から平成26年度までを後期計画と位置づけ、年度ごとに実施状況を点検しているところであります。そこで、お聞きいたします。前期計画も3年度目後半に入り、19年度において新規に行われた事業についての事業内容と事業費についてお知らせください。また、現時点での利用者数と利用者からこの事業に対する意見や要望があればお聞かせください。さらに、17年度、18年度に実施した事業が今年度に入って後退するようなことはなかったのか、また保護者の意見から改善すべき実施内容や小樽市独自の取組を考える必要はないのかなど、お聞かせください。母親の皆さんは妊娠中、期待と不安を胸に自分自身を励ましながら子供の誕生を待ちます。その間約10か月、見えない子供の成長や母体の健康管理は妊婦健康診査によって行われております。妊婦健康診査は厚生労働省によると、1度の妊娠につき14回の受診が望ましいとされ、公明党の提案などを受け、自治体に5回程度の公費負担を要請しております。この公費負担は、少子化対策事業拡充に充てる地方交付税で賄われておりますが、国の2007年度予算における配分額が06年度の330億円から700億円に倍増されております。妊産婦の経済的負担を軽減するためにも、拡充が必要と考えますが、現在の小樽市の無料健診は2回となっており、全国市区町村の平均2.8回を下回っている現状です。無料健診回数拡充に対しての市長の御見解を求めます。また、無料健診受診表は小樽市内の病院のみに使用が限られていることから、小樽市の住民でありながら、市外の実家などで出産を迎える方が無料健診を受診することができない不公平が生じております。これは助成額の上限を定め、受診表に領収書を添付申請することで給付の対象にできないか、お考えをお聞きします。次に、産後母親支援についてお伺いをいたします。核家族化が進み、近隣とのコミュニケーションがとりづらい中、子育てについてだれにも相談できず不安に陥り、赤ちゃんがいる母親自体がうつ病になる確率が1割を超えたとの報道もあります。お産直後の母体は、ホルモンのバランスが崩れやすい上、3か月未満の赤ちゃんを連れての外出は難しく、家にこもりがちになります。子育ての精神的、肉体的負担は想像以上に大きく、産後うつ病が育児放棄や虐待につながる可能性もささやかれております。この現状を踏まえ、自治体によっては、近くに育児や家事を手伝ってくれる人がいない母親に、産前産後の支援ヘルパー制度や育児支援家庭訪問事業などの取組をされ、本来子育て支援サービスが必要でありながら支援を求めることができない母親の救済に乗り出しております。私は、新生児や乳児がいるすべての家庭を訪問し、早い段階で家庭と地域社会をつなぐことで、母親の不安を取り除き、乳児のいる家庭の孤立化を防ぐことが重要であると考えます。市長のお考えをお聞きいたします。さらに、小樽市として行っている妊産婦訪問指導事業では、どのような母親が指導を受けることができ、どのような支援になっているのか、具体的にお答えください。また、ファミリーサポートセンター事業について、小樽市では前期事業計画の中で「ニーズや民間が行っている同種事業の調査」とあります。このサポートセンター事業の事業内容及び現在の調査進ちょく状況をお聞かせください。さらに、実施年度の見通しが立っているのかもお答えください。さまざまな子育てに対する施策充実を行うことで、人口減に歯止めをかけ、近隣都市で働いている子育て世代の方が小樽に移住してくる可能性は考えられないでしょうか。ある妊娠中の母親から声をいただきました。出産までの3か月間入院することになり、2歳の子供を市内に住んでいる実家に預けることになりました。実家の母親はひとり暮らしで、自営業を営んでおります。仕事をしながら孫の面倒を見るのは体力的に非常に厳しく、せめて通っているA保育所に送迎をすれば日中は仕事ができます。しかし、A保育所と実家の距離は車で片道30分。車のない中では到底無理です。実家の母親としては、すぐ近くにあるB保育所に何とか預けられないかとの御相談でした。このように2世代にわたり家族のために働き、子育てに悩む女性に対して、経済的負担を最小限にとどめ、支援することはできないのでしょうか。生みやすい、育てやすい環境をつくるのが行政の仕事でもあると思いますが、市長の御見解を求めます。この項の質問の最後に、子供の健康診査についてお伺いいたします。現在、乳幼児健康診査は、母子保健法第12条及び第13条の規定により、市町村が乳幼児に対して行っております。小樽市では対象年齢は4か月、10か月、1歳半、3歳となっており、その後は就学前になります。ここ数年、法律で定められた健診のほかに5歳児健診を行う自治体が少しずつ増えております。3歳児健診では見落としがちなADHDと呼ばれる注意欠陥多動性障害やLDと呼ばれる学習障害、アスペルガー症候群などの軽度の発達障害の疑いを5歳児健診で気づき、早期に発見することで適切な支援や療育を行えば、症状が好転したり、軽くすることができるといいます。長野県駒ヶ根市は集団遊びを通して5歳児健診を行っており、参加した母親から「興味がわかない遊びには全く参加しようとしない我が子は意志の強い元気な子と今まで思っていました。この健診で団体行動が苦手だと知り、専門スタッフに相談しながら、月1回の訓練に通い、落ち着きも出てきた」との意見があります。また、幼稚園の担任が5歳児の日ごろの勝手な行動や成長するごとに集団に入れず、1人で遊んでいる姿を園長に相談。保護者とともに市で行っている発達相談を受診し、療育機関へとつなげ、保護者が納得のいく説明、対応方法を教えていただき、アスペルガー症候群との診断を受け止めることができたとの報告もあります。最近は、精神遅滞、自閉症や注意欠陥多動性障害、また学習障害などの子供たちが小児科外来を受診することも多いとお聞きします。幼児期のうちに保護者や保育士などが子供の特性に気づき、適切な支援策を講じることが何よりも大切で、5歳児健診の導入と事後相談体制も必要度が高いことがわかってきました。母親が少なからず心配していたこと、不安を抱いていたことに対応する健診等相談体制を強化することが重要と考えます。この5歳児健診について市長の御見解を求めます。さらに、子供の発達上の問題は、未来を見据えた協力支援体制が不可欠と考えますが、現在小樽市では就学前の子供の発達上の問題が保護者、保育所、幼稚園などから学校にどのような形で連絡、連携がとられているのか、お聞かせ願います。次に、小樽市民会館についてお聞きをいたします。昭和38年にしゅん工された市民会館は、小さな会議をはじめ、大ホールで行われるコンサートや演奏会、講演会などに使用されておりますが、ここ5年間の施設利用者数は毎年どのくらいになっているか、使用目的を含めてお答えください。また、本年4月より指定管理者制度により管理・運営をされておりますが、施設利用者数増加に対しての対策提案はあるのでしょうか、自主事業の展開など、実施済みの事業や予定されている事業があればお聞かせください。また、顧客満足度などのアンケート調査などは、今後行われるのでしょうか。市民の幅広いニーズにこたえるためにも、利用者の声は大切であります。行われた事業に対しての反応や職員の応対、必要なサービス、料金等のアンケートの実施を求めます。公の施設を管理・運営し、良好なサービスを提供しているか確認するためにも必要と考えます。市長の御見解をお示しください。小樽市では、小樽市文化芸術振興条例が昨年公布され、文化芸術の振興に当たり、市民が多様な文化芸術に触れ参加できる市民会館は、施設としての大きな役割を果たすことと思います。利用者にとっての不便を最小限にとどめ、だれもが集える会館でなければなりません。市民会館利用者から寄せられる苦情はないのでしょうか。あれば苦情の内容と対応策についてお聞かせください。障害者の方にとって、階段は大きなバリアですが、正面玄関に高齢者や車いすの方が利用できるスロープが設置されております。ホール内の座席には、車いす用のスペースは確保されていますか。また、身体障害者用トイレの整備はどのようになっておりますか、お答え願います。次に、市税の口座振替についてお伺いいたします。現在、小樽市では市税の口座振替を行っていますが、口座振替契約の税目ごとの割合とそのうち資金不足の理由で振替不能になる割合は何パーセントになるのか、平成18年度ベースでお答えください。市税の口座振替は、忙しい方や不在がちな方に大変便利なサービスでありますし、安心、簡単ということで推進をされております。自治体として税金の収納率アップのため、口座振替推進に対して毎年どのような取組をされているのか、お答えください。また、振替不能分に対しては再振替を行っていないのが現状ですが、再振替が行われていない理由と、これから行う予定はないのか、お示しください。固定資産税や市民税は納期が4期にわたり、毎月ではないため、入金を忘れてしまい、結局、口座振替不能通知書で支払をしたとの声をよくお聞きします。再振替日を設定することは市民サービスの向上や口座振替推進にもつながると考えますし、納税通知書に記載がある納期について口座振替納税者用には振替日の記載を大きく表示したり、通知書の表示場所を工夫することも必要と考えます。お考えをお聞きします。次に、介護保険についてお聞きいたします。介護保険制度は、国の制度として各市町村で運営をしており、介護を必要とする人がその人の持つ能力に応じた自立した日常生活を営めるようにすることや、国民の共同連帯の理念に基づき、保健医療の向上と福祉の増進を図ることが目的であります。要介護状態にある方の介護サービス利用の費用は、被保険者から徴収する保険料や国、都道府県、市町村で負担する制度であります。この介護保険制度が健全に運用されるよう、財源の有効利用に関して極めて厳しい姿勢で臨まなければなりません。中でも事業所の介護報酬不正受給は許されるものではなく、適切に運用されることが不可欠であります。厚生労働省の調べで2000年度から5年間に、架空水増し請求などにより指定を取り消された事業所は全国で313事業所、不正受給返還金42億5,000万円のうち、2005年11月1日現在で27億円以上ものお金が未返還であることが判明しました。小樽市でも本年6月介護報酬を不正受給した事業者に対して、確定金額の返還を求めたところでありますが、先般の新聞報道によりますと、不正があった利用者65人分、1,783件、総額605万1,000円と確定し、同社に返還を求めたとあります。不正受給は市民の皆さんの信頼を裏切る悪質な行為であり、介護を必要とされている方々のため適正な営業を営み、日夜努力されている介護事業者、また介護の現場で働く皆さんにとっても信頼を大きく傷つけた事件です。市民の方から真相を詳しく知りたいとの声もあります。そこで、お聞きいたします。介護報酬不正返還額605万1,000円の不正受給の具体的なサービス内容と件数、さらに金額の内訳をお答え願います。また、9月時点での報道では734万円の返還を求めたとのことから、減額となった理由とその内容についてお聞かせ願います。また、返還はいつ、どのような形で、小樽市や利用者に返還されるのか、お示しください。さらに、不正防止については、本会議や委員会等で議論をされておりますが、研修会や訪問指導の実施は進んでいるのでしょうか、お答え願います。介護保険制度は、改正後、事務処理などにも複雑な要素を含んでおり、介護事業者への適切な指導や監査は都道府県任せではならないと考えるところであります。今般、小樽市の「平成20年度組織・機構の見直しについて」では、医療保険部が新設され、介護事業所指導担当主幹を置くことになっております。主な業務と役割をお聞かせ願います。また、介護給付の適正化に当たって、小樽市としてどのような事業推進計画があるのか、お聞かせ願います。さらに、介護保険者の被保険者で介護サービスを受けている方に対して、自分の利用したサービス内容や回数等に間違いがないか確認するため、介護保険給付費通知書を送付するお考えはないでしょうか。この通知書の導入で、利用者から寄せられる意見を基に、悪質な業者のチェック機能が増すと考えますが、市長の御見解をお聞かせ願います。最後に、在宅医療廃棄物についてお伺いをいたします。厚生労働省の調べによりますと、在宅医療件数は2003年71万件で、10年前の2.6倍、現在はこれをさらに上回っていると見られます。在宅医療の拡大に伴い、医療ごみが急増し、環境省は本年2月、自治体に処理状況などの調査を行いました。その内容も含め、9月の厚生常任委員会で質問させていただいたところです。小樽市では、感染性のある注射針、血のついた医療系廃棄物、点滴ラインの針の部分、注射の筒関係は、病院や薬局に戻してほしいというお知らせを行っているということでありました。このお知らせは病院や薬局から患者に現状ではどのように周知徹底されているのでしょうか、お答えください。また、小樽市では医師会等との協議・調整の上、回収処理が行われているのか、お示しください。在宅医療廃棄物は、医師等の訪問を伴わない在宅自己療養で発生するもののほかに、医療機関からの往診や訪問診療時に発生するもの、訪問看護ステーションから看護師等が患者宅に出向き発生するものなどが考えられます。これら訪問時の廃棄物については、医療機関や訪問看護ステーションがすべて回収しているのでしょうか。また、薬局から院外処方せんに基づいて供給し、発生する廃棄物の種類と処理はどのようになっておりますか。小樽市の現状をお聞かせください。在宅医療がこれからも拡大する中で、小樽市では在宅医療廃棄物の取扱いに対して、分別自体に不明な点が多いと思われます。患者や患者の御家族の皆さんが適切で安全な取扱いができ、収集や回収する側も安全に取扱いができるよう、分別リーフレットの作成は早急に取組が必要と考えます。市長の御見解をお聞きいたします。再質問はいたしませんので、明快な御答弁をお願いし、私の一般質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
千葉議員の御質問にお答えいたします。最初に、子育て支援策についての御質問でありますけれども、小樽市の若年既婚者の状況につきましては、国勢調査によりますと、20歳から34歳の男女合わせた既婚者数は、平成7年が9,149人、平成17年では6,870人と2,279人の減少となっております。次に、過去5年間の出生数は、平成14年が945人、15年935人、16年821人、17年756人、昨年18年は802人となっております。また、母親の年齢・階級別出生数の動向ですが、平成15年以前は25歳から29歳での出生数が最多でありましたが、16年に30歳から34歳での出生数とほぼ同数となり、平成17年からは30歳から34歳の出生数が最多となっております。こうした動向は、少子化社会白書でも全国的な傾向と指摘をしております。少子化が続く中にあって、若年既婚者層の定着を図るためには、子供を産み育てやすい環境づくりを進めることが重要であり、これまでも地域子育て支援センターの開設や保育所の定員拡大、休日保育の実施など、子育て支援策に取り組んでまいりましたが、人口対策としてはこれらに加え若年層の雇用確保など、総合的に取り組むことが必要と考えております。次に、小樽市次世代育成支援行動計画における平成19年度の新規事業でありますけれども、本年8月から保育サービスの充実を図るため、日曜日、祝日にも保育を必要とする認可保育所の利用者のニーズに対応する休日保育事業を実施したところであります。事業費につきましては187万円で、事業開始からの利用児童数は延べ131人となっており、利用者からの意見や要望は現在のところ直接寄せられておりませんが、今後、利用者の皆様にアンケート調査を実施しながら要望などにこたえてまいりたいと考えております。また、計画が3年目を迎え、19年度の事業において事業の後退や改善、見直しなどが行われたかとの御質問でありますけれども、現在、事業は実施している途中でありますので、19年度の事業が終了後、事業の評価や計画全体の点検や見直しを行う予定であります。次に、妊婦健康診査についてでありますけれども、国におきましては、少子化対策の一環として妊娠期間中の母体と胎児の健康保持を図るとともに、経済的負担を軽減するため、本年度から交付税による所要の財源措置を行い、自治体での公費負担による妊婦健診の回数を増やすよう指導を行っています。本市では現在妊娠の前期と後期に分けて2回の公費負担による妊婦健診を行っております。しかし、国の指導を踏まえ、さらに道内他都市の実施状況も参考としながら、来年度以降、公費による妊婦健診の回数を増やす方向で検討を進めているところであります。また、里帰り出産などにより、小樽市外の医療機関で妊婦健診を受けた場合の公費負担につきましては、札幌市をはじめ道内の政令保健所設置市では行っていない状況にありますので、本市におきましても当面公費負担での対応は考えておりませんが、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。次に、乳幼児のいる家庭の孤立化についてのお尋ねでありますけれども、本市では子育て中の親子が気軽に集い、育児の悩みなどを相談できる地域子育て支援センター「げんき」や「風の子」、「わくわく広場」、「あそびの広場」など、子育て親子の交流などを促進する事業の拡充を図ってきたところであります。しかし、外出が困難な出産後間もない家庭では、地域子育て支援センターなどの利用は難しいと思われますので、直接家庭訪問し、さまざまな不安や悩みを聞くとともに、子育て支援に関する情報などを提供し、母親の育児不安等を軽減することが、乳幼児の健全な育成環境の確保や児童虐待の防止の観点からも有効であると考えております。次に、妊産婦訪問指導の対象者についてでありますが、妊娠中毒症などを発症していたり、その既往のある妊婦、20歳未満の若年妊婦や35歳以上の高年初妊婦、さらに医療機関より依頼があった妊産婦などについて訪問指導を行っております。支援内容といたしましては、妊娠期間中の注意事項に関する助言、出産や育児に関する相談や指導、産後の健康管理、乳児健診や予防接種など多岐にわたって支援しております。次に、ファミリーサポートセンター事業についてでありますが、事業の内容は子供を預けたい人と預かってくれる人がそれぞれ会員登録して、お互いに地域の中で助け合いながら子育てをする事業であります。現在のところ市内において類似した活動を行っている団体が1か所ありますが、市の事業として実施するかどうか、今後ニーズ調査を実施するとともに、他都市の状況などを調査しながら、検討してまいりたいと考えております。次に、子供を産みやすい、育てやすい環境づくりについては、妊娠、出産から子供の成長に応じつつ、総合的に子育て支援策を講じるとともに、仕事と子育ての両立支援の推進や男性を含めた働き方の見直しが必要であると考えております。行政だけでなく、社会全体ですべての子供と子供を産み育てようとする家庭を支える必要があり、保健、医療、福祉、労働、教育など、子供に関するあらゆる分野において、国、道、市町村、事業者、さらには関係団体や地域など、それぞれの役割と相互の連携を図りながら、子育て支援策の充実を図っていかなければならないものと考えております。次に、5歳児健診についてでありますけれども、小樽市におきましては、3歳児健診で精神発達や心理面で何らかの問題を指摘された幼児や養育環境などに問題のある母子に対しまして、その後も心理相談員や保健師により個別相談を含め、さまざまな場において支援をしておりますので、改めて5歳児健診は行っておりません。しかしながら、保健所におきましては、乳幼児総合相談の場を設け、年齢に関係なく医師や保健師、心理相談員による健康相談と支援を行っております。5歳児健診につきましては、近年その重要性が認識されてきておりますので、今後、国における考え方などを参考に、5歳児健診の意義について検討してまいりたいと考えております。次に、市民会館についてでありますけれども、市民会館の5年間の利用者数でありますが、平成14年度はホールで7万3,887人、集会室2万2,677人、平成15年度はホール6万3,497人、集会室2万1,174人、平成16年度はホール5万4,663人、集会室2万2,576人、17年度はホール5万6,517人、集会室2万6,550人、18年度はホール4万7,115人、集会室2万2,970人となっております。また、使用目的でありますが、ホールについてはおおむね各年度とも演奏会や演劇、民間やボランティア団体による各種大会の順で利用されており、集会室については文化スポーツ団体の会議や免許更新時講習会のほか、ホール利用者の控室としても利用されております。次に、指定管理者による利用者増対策でありますが、指定管理者は幼児から大人まで楽しめる各種自主事業の実施のほか、ホームページの立ち上げや市民会館の案内用パンフレットの充実など、さまざまな対策を講じております。指定管理者が実施した自主事業としましては、7月に市内の幼稚園、保育所の園児と保護者を対象とした母と幼児の交通安全バラエティショーを実施したほか、10月には「寺内タケシコンサート」、11月には自衛隊による音楽会を開催しており、今後は小樽、後志の吹奏楽の団体を集めた音楽祭を開催する予定と聞いております。次に、顧客満足度などのアンケート調査でありますが、指定管理者以外の団体が使用した場合には実施できませんが、指定管理者がみずから行う自主事業の場合には、市民の皆さんの満足度やニーズなどを把握することは必要なことと考えておりますので、催し物によってアンケート内容は多少異なりますが、毎回満足度や料金設定などの項目のほか、今後希望する講演やアーティストなどについても調査を行っております。また、施設利用に当たっての御意見、御要望をお寄せいただくためのポストを設置しているところであります。次に、市民会館に対する苦情についてでありますけれども、利用者からはトイレが汚いことや駐車場が少ない、またホール内が適温でないといった苦情がありました。トイレにつきましては、ホール使用時には使用頻度が高く汚れるため、清掃回数を増やすなどの対応をしているところであります。駐車場につきましては、駐車台数が少ないことから、自家用車での来場の自粛をお願いするとともに、公共の交通機関の利用を周知しております。このような状況から、市といたしましても、バス路線の確保や市役所の駐車場も利用できるよう配慮しているところであります。また、ホール内の温度管理については、ホールが広いことと階段状になっていること、冷房についてはファンの音もあり、ホール内の複数の温度計をチェックしながら演奏などに影響が出ないよう、適正な温度管理に努めているところであります。次に、ホール内の車いす用のスペースでありますが、ステージ両そでの座席を取り外して車いすが利用できるスペースとして、合わせて14台分確保しております。また、身体障害者用トイレは設置しておりませんが、男女洋式トイレには手すりを取りつけており、介護が必要なときは申出により、職員が対応することとしております。次に、市税の口座振替についての御質問でありますけれども、まず18年度における税目ごとの口座振替利用の割合でありますが、納税義務者数に対して個人市民税普通徴収で23.6パーセント、固定資産・都市計画税で39.3パーセント、軽自動車税で6.4パーセントとなっております。また、口座不落の割合でありますが、個人市民税普通徴収で4.8パーセント、固定資産・都市計画税で3.1パーセント、軽自動車税で6パーセントとなっております。次に、口座振替推進の取組でありますが、口座振替は納期内に納入が図られることや経費の節減など、その効果は大きいことから、これまで利用者の増加を図るため、納税通知書に口座振替依頼書を添付するほか、金融機関に勧誘業務の委託を行うとともに、広報おたるやFMおたるを通じて加入の呼びかけを行うなど、口座振替への加入促進に努めているところであります。次に、口座不落分の再振替についてでありますが、地方税法の規定により、納期限までに完納しない場合においては、納期限後20日以内に督促状を発送しなければなりません。口座不落の再振替を行う場合、金融機関への振替データ発送業務や引き落とし後の事務処理などに再度一定の日数を必要とすることから、法で定める督促状の発送期限を超えることとなり、一方で振替コストの増加にもつながりますので、現状においては再振替の実施は困難と考えております。なお、納税通知書の振替日の記載については、納税通知書のスペース等の関係もあり、振替日のみ標記を大きくすることは難しい状況にありますので、今後とも広報おたるやFMおたるを通じて、市税の納期限の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、介護保険制度についての御質問でありますけれども、初めに不正受給した介護報酬の返還額605万1,000円の具体的なサービス内容と件数、金額でありますが、架空請求、ケアプランがなかったものとその他過誤請求で1,783件、加算金を含め550万6,000円、これに利用者65人への自己負担分の返還額54万5,000円を加算すると605万1,000円になります。次に、9月に報道されたものとの差でありますが、小樽市の1回目の書類審査時点では1,854件、734万6,000円でありましたが、その後、事業者側から見直しの申出があり、後志支庁とも協議の上、再度精査したところ、最終的に1,783件、返還額605万1,000円となったものであります。次に、返還時期と方法でありますが、11月をめどに利用者への返還を優先するよう指導し、小樽市への納期限は平成20年1月4日までに一括返済することとしております。次に、不正防止のための研修会等については、6月中に訪問介護事業所及び介護支援専門員のそれぞれの連絡協議会主催の研修会が行われ、後志支庁主催の集団指導も開催されております。小樽市も保険者として10月にケアマネジャー研修会を、12月7日にはグループホーム等の地域密着型サービス事業者の集団指導を実施しております。なお、訪問指導については、訪問介護事業所などは後志支庁が、グループホーム等は小樽市が行っており、19年度中には15事業所で指導を行う予定になっております。次に、新設される医療保険部の介護事業所指導担当主幹の主な業務と役割でありますが、現在も福祉部に介護事業所指導担当主幹を配置しています。主な業務は、一つはグループホーム等地域密着型サービス事業所の指定及び運営指導、監査に関すること、二つ目が後志支庁と連携して行う訪問介護事業所等の運営指導、監査に関すること、三つ目が介護支援専門員の研修などでありますが、新しい部署においても担当業務とその役割は現在と変わりありません。次に、介護給付の適正化事業推進計画の有無などについてでありますが、現在、小樽市の適正化計画はありませんが、厚生労働省から平成19年6月29日付けで介護給付適正化計画に関する指針が示されており、この指針により、平成19年度中に都道府県が介護給付適正化計画を策定し、それに基づき各市町村保険者が平成20年度から22年度までの3年間で適正化事業を実施することになっております。この指針では、保険者が行う適正化事業として、介護給付費通知の送付等による介護事業所のサービス提供体制及び介護報酬請求の適正化などが挙げられており、当市においても介護給付費通知書の導入など、費用対効果を検証の上、取り組んでいかなければならないものと考えております。次に、在宅医療廃棄物に関しての御質問でありますけれども、初めに病院や調剤薬局などの周知についてでありますが、各医療機関では注射針、注射筒などの返却方法について文書又は口頭で、危険防止のため、かたい容器に入れるなどして戻すよう周知していると聞いております。また、調剤薬局では、このように医療機関から周知がされており、また実態としても大半は処方せんを出した医療機関に出されているほか、調剤薬局でも持ち込まれたものは受け取り、独自に処理していることから、改めて返却方法についての説明はしていないと聞いております。このことから、市といたしましては、回収についての問題は特にないものと考えますが、在宅医療患者が増えていることから、調剤薬局に対しても、今後、周知の協力についてのお願いをしてまいりたいと考えております。次に、医師会などとの協議についてでありますが、市としましては在宅医療廃棄物については、家庭から出される注射針など、感染性のおそれのあるものは有害ごみとして収集せず、医師会などに協力をお願いして医療機関などに戻すこととしているところであります。なお、本市では市外の医療機関に通院しているなどの理由で医療機関などに注射針などを戻すことが難しい場合には、市に相談があったものについては個別に対応し、収集しているところであります。次に、在宅患者を訪問する医療機関などの廃棄物の取扱いでありますが、基本的には感染性のおそれのある注射針や注射筒などは医療機関などが持ち帰ることになっております。それ以外の脱脂綿、ガーゼ、点滴バッグ、カテーテルなどで感染性のおそれのないものについては、各家庭からごみや資源物として出すことができますが、一部の医療機関などでは、これらの廃棄物についても回収していると聞いております。また、調剤薬局から渡される処方せんに基づく医薬品や糖尿病治療用インシュリン注射器の針などのうち、感染性のおそれのある注射針などは、処方した医療機関や調剤薬局に戻されておりますが、薬瓶や薬品の包装材などの廃棄物については、各家庭からごみや資源物として出されているところであります。次に、分別リーフレットの作成についてでありますが、各家庭に配布しております家庭ごみ資源物の分け方、出し方においても注射針などの処理方法については記載しておりますが、近年、在宅医療廃棄物の種類が多岐にわたってきていることから、市といたしましては、さらに市民にわかりやすい、より具体的な分別方法を周知することが必要と考え、現在、庁内関係部局が集まり、協議しながら在宅医療廃棄物の分別リーフレットの作成に向け、作業を進めているところであります。今後は医師会、薬剤師会、訪問看護ステーションとも調整を図りながら、分別リーフレットを作成し、在宅医療廃棄物の適正処理を図ってまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
千葉議員の御質問にお答えいたします。子供たちの発達上の問題についての協力支援体制についてでありますが、小樽市では毎年小学校に入学予定の心身に障害を持つ子供を対象に、就学相談面接を行っております。就学相談面接では、専門の担当者が子供と保護者の両方を面談し、子供の日常の生活の様子や入学に当たっての保護者の希望などを聞いたり、簡単な検査も行っております。この相談内容をもとに、医師や専門家で構成される就学指導委員会で協議を行い、望ましい就学先や支援の内容を検討することになります。その際必要に応じて就園していた幼稚園や保育所から集団生活での活動の状況など、情報の提供を受けるなどしながら連携を図っております。教育委員会ではこうした結果を踏まえて、保護者と協議を重ね、望ましい就学先について決定し、個人の情報を就学先に引き継いでいるところであります。