小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日
(1)観光について/(2)小樽市総合博物館について/(3)市の食料品の売り込みについて/(4)食品偽装等の対策について/(5)休職職員のケア体制について/(6)市立病院について
2007年12月11日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「観光について」「小樽市総合博物館について」「市の食料品の売り込みについて」「食品偽装等の対策について」「休職職員のケア体制について」「市立病院について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、総務部参事 吉川勝久、総務部長 山﨑範夫が答弁しました。
- 質問者
- 成田祐樹 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲、総務部参事 吉川勝久、総務部長 山﨑範夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 成田祐樹
通告に従い、平成会の代表質問をいたします。最初に、観光についてお尋ねします。平成19年度上半期の観光入り込み客数が発表され、修学旅行や道外客に関してはほぼ現状維持で推移しておりますが、道内客、そして宿泊客数というものは減少しており、観光についても非常に今後危機感を持って取り組まねばならない状況にあると考えます。観光客入り込み数が減少した理由を分析できた分までお聞かせください。現在の小樽市観光においては、明確なテーマを持って回るのではなく、運河やガラス店、歴史的建造物などを個々の人々がガイドブックを見ながら選んで回るといった自由型観光に当たると思います。もちろん、自由型観光にも気軽に時間を気にせず見ることができるというメリットもありますが、逆にそれが小樽への滞在時間を短くしているのではないでしょうか。ガイドブックでは、小樽の観光すべてを網羅しているとは言えず、ごく一部を回っているにすぎないと感じます。つまりは、目立った部分だけの切り売りをしているだけで一貫性がない、だから思い出がつくりづらく、リピーターが増えないのではないでしょうか。ここでしっかりと年代別、団体別などに分けて、テーマを提起する観光に切り替えてはどうでしょうか。20代、30代向けには、運河やスイーツに夜景を組み合わせる。50代には、歴史的建造物に裕次郎記念館や古きよき店とお酒を組み合わせる。言われてみれば当然と思うかもしれませんが、既存のガイドブックや観光会社のパンフレットに、そこまでテーマ提起をしたものが今まであったでしょうか。道内外の各市を回るたびに、毎回、札幌や小樽なども書かれた旅行会社のパンフレットを手にしましたが、残念ながら多くの団体客に共通する形のものしかありませんでした。今後、さらに細分化していくニーズにこたえるために、どのように観光スタイルを変えていくか、見解をお聞かせください。その点をさらに質問します。先日、市と小樽商大の学生との話合いで、「大人の修学旅行」というテーマが出てきて、市長もこれなら取り組めそうだというお話をされていました。私も昨年、高校の同窓会を「10年ぶりの修学旅行」というテーマを決め1泊2日で行ったところ、非常に好評を得ることができ、また、知人にその話をしたところ、皆さん非常に関心を持っていらっしゃいました。修学旅行というからには、ある意味同年代の人が集まる可能性が高いわけで、先ほど述べた年代別テーマの観光づくりというのが必要になるのではないでしょうか。また、先ほどのルートに加え、体験型施設を入れる、それこそガラスづくりであるとか、そういったものを加えて、さらに同窓会では宴会等が行われることが予想され、滞在時間の増加や宿泊への期待が増えるのではないでしょうか。この「大人の修学旅行」についても、御見解をお聞かせください。以上についても、旅行会社の取組を待つのではなく、市主導で進めるべきではないでしょうか。旅行会社としては、新千歳空港や札幌から近い小樽に行くよりは、遠い旭川などまで足を伸ばしてくれた方が、旅行の日程としては長くなるわけです。当然そちらの方が利益は高くなるという可能性が高いわけで、そういった部分で旅行会社に頼るべきではないと考えます。これについても御見解をお聞かせください。もちろんこの取組は個人旅行にも十分引用できるわけですから、これから市が目指す個人客と修学旅行客の獲得に積極的に結びつくと思います。続いて、小樽市総合博物館についてお尋ねします。小樽市総合博物館が開館してから5か月がたちます。市民の文化的知識の向上を促すとともに、観光の施設としても期待されているものですが、総合博物館開館後の入場者数の推移をお聞かせください。10月に開館したさいたま市の鉄道博物館などをきっかけに、鉄道ブームが再燃しつつあります。全国各地に鉄道に関する施設を展示しているところはたくさんあると思いますが、積雪地にある鉄道記念施設としての個性を出すために、現在は行われていない冬期間の屋外展示車両の開放などが考えられます。今後、どのように差別化を図っていくのか、お聞かせください。さいたま市の鉄道博物館では、展示車両内で家族連れがお弁当を食べるなどの姿が見え、幅広い年代の人に楽しんでいただいている姿が目につきました。小樽市総合博物館においては、展示車両内における飲食などの施設利用についての考えをお聞かせください。また、ミュージアムショップ等で売られている商品について、これには小樽市独自のものが非常に少なく、お土産品として疑問を抱く部分があります。どのような基準で商品を選ばれたのか、お聞かせください。続いて、市の食料品の売り込みについてお尋ねします。最初に、小樽市における生産又は漁獲される生鮮食品の品目数と加工食品の品目数及び種別を聞かせてください。また、そのうち商品に小樽の地名や産地表記のあるものはどのぐらいあるのか、割合をお聞かせください。この質問の意図は、小樽市における食品の数に対して、実際に小樽というブランドをつけて売っているものがどれだけあるかという状況を把握したいためです。この部分について、実際にそのブランドを売り出すために、前回も林下議員がおっしゃいましたが、シールを使うなどといった手法があるのではないでしょうか。実際に小樽ブランドというものを売り込みたくても、小さな企業にとってはシールを使うといった方法が思いつかなかったり、若しくはその準備というものに時間がかかってしまったりすることが考えられます。前回では、審査といったものを経るなどの答弁をいただきましたが、この審査を経なければ小樽というブランドは使えないのでしょうか。それに関しては非常に疑問を抱きます。もし、審査を経て本当によい商品が必要なのであれば、そのシールは色を金色に変えるなど、差別化を図ればいいのであり、小樽というシールはどの会社が使っても、これは小樽にあるどの会社が使ってもいいものだと私は考えます。気軽に小樽ブランドを使えるようにする必要性があると思いますが、いま一度これについて御見解をお聞かせください。それとともに、小樽ブランドを推進するための施策もあわせてお聞かせください。続いて、食品偽装等についてお尋ねします。ここ最近、連日のように食品偽装のニュースが取り上げられております。消費期限、材料、産地、衛生面と、その内訳も多岐にわたっており、さまざまな視点を持った注意が必要となっています。特に小樽市の場合は、生鮮食品の取扱いが多いこと、おすしやスイーツの販売店など食品を扱う店が多いことなどから、もし市内で万が一のことがあった場合、これは一企業だけではなく、市のイメージに多大な影響を及ぼすと考えられます。あのミートホープの事件があった苫小牧市では、昨年後半に連続して8件の告発の電話があったとされています。小樽市において、今まで食品偽装等にかかわる告発等があれば、それに関してお聞かせください。また、ネットなどを発端とする食品の風評被害が非常に多く起きています。つい先日も、吉野家やケンタッキーなどといった大手のファストフード店が、ネットでの書き込みを発端に、食品衛生にかかわる部分で大きく取り上げられ、イメージダウンとなってしまいました。特に、ケンタッキーの場合は、高校生がゴキブリを油で揚げたなどと冗談で書いたことが全国に影響を与えるという、いつどこから風評被害が生まれるかわからない状態にあります。これら大企業は企業の中での解決になると思いますが、こと小樽市には中小企業が多く、一度このようなことがあると、倒産にまで追い込まれる可能性があります。中小企業を守るためにも、小樽市においてネット上での風評被害にどのように対応準備していくか、お聞かせください。また、ミートホープを発端とする食品偽装等にかかわる事件は、農林水産省との連携のまずさが取り上げられた事件であります。告発の窓口として道の食品衛生課などではなく、最初に市の保健所に告発が来る可能性が十分あるわけです。その際、初期対応が非常に重要になってくると思われます。今後、食品偽装に対しての対策委員会等を設け、さらなる食品安全への取組が必要かと思われますが、それに対する御見解をお聞かせください。続いて、市の休職職員のケア体制についてお尋ねします。現在、小樽市における休職職員の人数、割合とその理由、内訳をお聞かせください。休職の理由にはさまざまな理由がありますが、昨今はどの職場においても精神的な理由というものが増えていると聞きます。職場の職種のミスマッチングなど、個人的な理由もあると思います。精神的な理由でもいろいろあるかと思いますが、私のところに1件ではなく2件、パワーハラスメントがあるという相談がありました。実際、今、市においてそのような実態があるのか、把握しているのか、お聞かせください。現状では相談する窓口があっても、そこから解決するシステムが確立されておらず、相談したという行動だけが広まるという事態になりかねないから、できないのではないでしょうか。つまり、上司からの報復行為を非常に恐れているわけです。パワーハラスメントを受けているのですから、そのような恐怖感を抱くのは極めて当然のものと思われます。よって、第三者を交えた相談機関が必要なのではないでしょうか。2,000人近くの大きな組織でありながら、休職職員のケア、復帰体制がしっかりと確立されなければ、これは職員にとっても、市にとっても、そして結果的にサービスを受ける市民にとっても不幸であると考えます。職員の立場を守った相談、調査、解決方法をどう確立していくのか、お聞かせください。新市立病院についてお尋ねします。11月12日に、総務省から、公立病院改革のガイドライン(案)が公表されました。このガイドライン(案)によると、現計画の市立病院建設は実現が極めて厳しいものになるのではないでしょうか。まず、問題の1点目に、病院運営の赤字補てんに対して、一般会計からの繰出しを認めていないという点です。今までも膨大な額の繰出しをしており、今後も赤字債務解消というだけで、5年間で26億円というとてつもない金額を予定しているという状態です。ガイドラインでは、20年度以降は一般会計からの根拠のない繰出しを認めないという方針をとっており、ここから市の方針は大きく外れてしまいます。2点目に、3年連続して病床利用率70パーセント未満の病院は、抜本的改革が必要と記されている点です。市立小樽病院においては、70パーセントに到達しそうなのは本年度だけであり、それ以前の利用率は65パーセント前後で推移しています。この部分においても、小樽市は到達していると言えない状態です。3点目に、官民の病院が並立している場所においては、再編、ネットワーク化を進め、施設・設備などに要する経費を必要最小限に抑制するようにと記されている点です。市立小樽病院の目の前には協会病院もあり、市内にはほかにも済生会病院など、民間病院が多数あります。その点の連携を含めての話合いが行われてきたとは到底思えません。以上の点を踏まえ、小樽市の現状とガイドライン(案)を照らし合わせると、国の方針とは大幅にずれていると考えられます。今後、市立病院の建設について、このガイドラインを策定する国の方針に従うのか、それとも小樽市独自の方向性で進めていくのか、御見解をお示しください。また、11月21日に基本設計の契約解除がなされました。契約解除した基本設計の委託業務分の請求額が一体どれぐらいであるのか、現在わかり得る見込額を教えてください。細かい数字についてはまだ無理があるかと思いますが、しかしこれは中断というものが決まってから1か月近くたっているわけです。おおよそ何割といったものまではわかるはずなので、ぜひその辺をしっかり教えていただきたいと思います。もし今後も起債の見込みが立たずに、病院計画がとんざした場合、起債許可の見込みがないのに基本設計を実施したという責任問題が発生するのではないでしょうか。御見解をお聞かせください。最後に、私個人的な見解でお話をさせていただきます。ただでさえ厳しい財政の中で、この判断ミスはあまりに重いと考えます。この判断にかかわった市長をはじめとする市の幹部職員、そしてその表決を行った議員にも、この費用を返還する必要が出てくるのではないでしょうか。そうでなければ、ただの税金の無駄遣いであり、市民にとっても納得のいかないものだと思います。私は4月から市民の皆さんの負託を受けたため、病院の計画、設計にかかわる採決にかかわることはできませんでした。しかし、そうであっても、議員という責任の下から、みずからの歳費から返還する覚悟でおります。今後の責任問題について、いま一度御見解をお示しください。再質問を留保し、以上で質問を終了します。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
成田祐樹議員の御質問にお答えいたします。初めに、観光についての御質問でありますけれども、まず、平成19年度上半期の観光入り込み客数の減少の原因についてでありますけれども、このたびの減少につきましては、道内客の減少が主な要因となっており、これは長期化する道内景気の低迷による全道的な旅行意欲の低下によるものと考えております。そうした中で依然として続く旭山動物園の人気、天候不順による海水浴客の激減、道道1号小樽定山渓線全面通行止め、集客効果のある観光施設のオープンがなかったことなどの要因が重なったことによるものと考えております。次に、今後の小樽観光についての考え方ということでありますけれども、現在は何といいましても通過型観光でありますので、これをぜひ宿泊滞在型へ転換することが最重要課題であると認識しておりますが、現在、小樽観光プロジェクト推進会議でこういった問題について取り組んでおりますので、その成果に期待いたしております。また、テーマ的型観光や大人の修学旅行、市主導による観光コースの設定など、何点かの御提案がありましたけれども、全国的にパッケージ型観光からパーソナル型観光にシフトしていることから、提案のありましたようなテーマを明確にした観光を推進することは意義のあることと考えております。特に、小樽商科大学の学生から提案されました「大人の修学旅行」につきましては、私も学生との懇談会に参加して聞いておりましたので、大変参考になりましたけれども、いわゆる40歳以上の男女による同期会を対象に、グループで歴史の探訪や景観のスケッチ体験、あるいはまた、旧手宮線への植樹など、ユニークなテーマで小樽を堪能するという画期的な企画であると受け止めております。今後、小樽観光プロジェクト推進会議に検討材料として提案をし、小樽観光協会などと連携しながら実現に努めてまいりたいと考えております。また、市主導の観光コースとの組み合わせについてでございますけれども、これまでも市民からの公募による小樽観光コース来ぶらり百選を作成し、ホームページで公開しておりますし、また、教育旅行に関しては、10コースの学習プランをつくり、道内外の教育関係者やエージェントに対し、キャンペーンを行ってきております。今年度につきましても、観光協会が中心となって、大都市圏のエージェントを招へいし、テーマ別のモニターツアーを実施しております。市といたしましては、今後とも観光協会と連携をしながら、観光コースの提案に努めてまいりたいと考えております。次に、市内で生産される食料品の売り込みについての御質問でありますけれども、まず、市内で生産される生鮮食料品や加工食品の品目数についてでありますけれども、今年の1月から11月までに新おたる農協小樽事業所グリーンセンターに集荷された青果物は、雑穀類がスイートコーンなどの6品目、そ菜類がトマトなど30品目、果樹類はリンゴなど10品目、合計46品目となっております。このうち、集荷段階で出荷箱に小樽産と表記しているものは11品目あると聞いておりますが、小売段階での小樽の表記については、包装されるものやばら売りされるものなど形態が多岐にわたっているため、現時点では特に調査を行っておりません。また、本市で水揚げされる水産物は、ホッケやスケトウダラなど約50品目となっておりますけれども、小売段階での表記については、青果物と同様に特に調査は行っておりません。市内で生産される加工食品については、すべてを把握しておりませんが、小樽物産協会が全国各地の百貨店で開催される物産展に出品している品目数は約1,200品目あり、このうちパッケージに小樽を表記しているものは1割程度と聞いております。次に、小樽ブランドのシールの製作と配布についてでありますけれども、小樽市においては、昭和45年から3年に一度、小樽市、小樽商工会議所、小樽物産協会、小樽観光協会の共催で、特にすぐれた観光土産品にブランドシールのちょう付を認める事業を行ってきましたが、回を重ねるごとに出品数が減ったことから、平成11年度をもって取りやめた経緯があります。しかし、小樽ブランドをアピールすることは重要なことと考えておりますので、小樽シールを含め、商品開発や販売に小樽の知名度を生かす方策について、小樽物産協会や小樽観光協会など関係団体と連携して検討してまいりたいと考えております。次に、小樽ブランドの推進の施策についてでありますけれども、知名度や伝統的な技術など、小樽の強みとなり得る特色ある地域資源を活用し、新商品の開発や商圏の拡大を図る企業や団体を支援することは、企業の競争力を高めるとともに、まちのイメージアップにもつながる有効な産業施策の一つであると考えております。このため、私は市政運営の五つの基本目標の一つとして、「技術力、観光知名度、港など、小樽の『強み』を生かした元気なまちづくり」を掲げ、全国各地で開催される物産展への参加や首都圏でのアンテナショップの開設、さらには東アジアマーケットリサーチ事業の推進などを通じて、小樽産品の販路拡大に取り組んでおります。市といたしましては、こうした取組を継続するとともに、経済産業省が今年度からスタートさせた域外市場に向けた新商品開発を支援する中小企業地域資源活用プログラムなど、国や北海道の施策とも連動を図りながら、小樽の強みを生かした新商品開発や市場開拓を支援してまいりたいと考えております。次に、小樽市における食品の偽装表示等の通報件数と対応でありますけれども、平成16年度に総菜製造業で1件、平成19年度に菓子製造業で1件通報がありましたが、調査の結果、違反の事実はありませんでした。一般的に保健所への市民等からの通報が寄せられた場合、食品衛生監視員が当該施設等に立ち入り、通報内容に沿って調査を行います。賞味期限改ざんや原材料の虚偽表示の解明は非常に難しく、違反が疑われる場合は、所管する農政事務所等関係機関に対応を求めることにしております。次に、ネットによる風評被害対策でありますけれども、ネット上には多くの情報があり、その中には誤った情報や虚偽の情報も含まれます。小樽のように小規模自営業者の多い地域では、風評被害により経済的損失をこうむる場合も考えられます。保健所では、国及び道の関係機関と定期的に情報交換を開催しておりますが、その時々の状況に対応した保健所からの正しい情報の発信が、風評被害の発生を防ぐことにつながるものと考えております。次に、職員の休職とケアの体制についての御質問でありますけれども、まず、休職率とその理由についてでありますけれども、平成18年度の職員数は1,986名に対し、休職者数は7名、休職率は0.35パーセントとなっています。また、休職の理由につきましては、さまざまでありますけれども、大別して身体の疾患によるものが4名、精神の疾患によるものが3名となっております。次に、職員が休職に至る要因でありますけれども、短期間では治癒が難しい身体や精神の疾患により、長期の療養を余儀なくされたものでありますが、御質問にありますパワーハラスメントやセクシャルハラスメント等に起因した休職の事例については、承知しておりません。次に、職員が悩みや苦情を相談する機関の設置等でありますけれども、職員が職場の人間関係や業務内容のミスマッチなどで悩みや苦情がある場合、一義的には職場の上司などが本人の相談に乗り、解決に努めております。また、公平委員会の中に苦情相談員として弁護士を指名しており、この中で職員がさまざまな相談ができる体制を整備しております。次に、職員の健康不安につきましては、産業医を中心に、毎週金曜日に職員の健康全般について幅広く相談できる健康相談を実施しているほか、月1回保健所と第二病院の協力で、希望者を対象とした心と体の健康相談というメンタルヘルス相談を行うとともに、毎年一定年齢の職員を対象にしたメンタルヘルスセミナーを開催しております。なお、休職後の職員の職場復帰に当たりましては、フルタイムでの勤務が難しい場合などに配慮して、半日勤務から始めるなど、各職場において医師の診断書等を勘案して、職場復帰する職員のケアに努めております。次に、市立病院についての御質問でありますけれども、まず、公立病院改革ガイドライン(案)についてでありますけれども、総務省の公立病院改革懇談会は去る11月12日に公立病院改革ガイドラインの案をまとめ、総務省に提出いたしましたが、総務省としては年内には必要な財政支援措置を含め、ガイドラインを正式決定する予定と聞いております。このガイドラインは公立病院改革に係るプラン策定に際しての技術的助言とされておりますので、これを尊重すべきと考えますが、それぞれの自治体病院ごとのその置かれた状況に違いがありますので、年末に示される財政支援措置の内容など見定めた上で、小樽市として判断してまいりたいと考えております。次に、基本設計の解除契約に伴う請求がどれぐらいかということでございますけれども、基本設計は本年3月28日に委託契約を締結した後、これまでに建物の配置計画や平面計画など、新病院を設計する上で骨格となる部分の作業を進めてきたところであります。このたびの契約解除に伴い、市といたしましては、契約書の規定に基づき、これまで履行された業務についての検査を行い、それに相応する委託料を設計者に支払うことになりますが、現在、設計者から提出された資料に基づき、業務の既成部分の確認とこれに対応する委託料を算定するための作業を進めているところであり、今後、確定した委託金額につきましては、でき次第議会にお示ししたいと考えております。次に、基本設計を実施した責任ということでありますが、基本設計そのものは起債対象となっておりませんが、新病院に係る一連の業務でありますので、昨年12月の病院調査特別委員会に報告し、御審議いただきました不良債務解消計画などを踏まえ、昨年の第4回定例会に債務負担の予算を計上し、御可決いただくなど、手順を踏んで進めてきたところであります。今年度に入り、病院事業の収支や地方交付税の動向など、状況が大きく変わってきたため、基本設計業務を一時中断せざるを得なくなったことは大変残念でありますが、統合新築についての方針には変わりはございませんので、今後の病院事業の収支状況や国の地方財政対策などの動向を見極めながら、再開に向け努力してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
成田議員の御質問にお答えいたします。初めに、小樽市総合博物館の利用者数についてでありますが、7月14日の開館から11月末日までの利用者は、8月をピークとして、本館で8万397人、運河館で1万4,302人であります。なお、運河館は、昨年と比較しますと約4,500人の減となっております。次に、同様な施設との大きな違いについてでありますが、小樽の総合博物館は、北海道の開拓と近代化に大きく貢献したアメリカ式鉄道の資料が中心であります。また、現在修復中の機関車庫3号をはじめとする重要文化財を活用し、日本で唯一のアメリカの蒸気機関車の動態展示をするなど、ほかの施設にはないユニークな博物館でもあります。こうした総合博物館ならではの特徴をPRしながら、ほかの施設との違いをアピールしていきたいと考えております。次に、展示列車の利用についてでありますが、7月の開館以来、休憩車両として6車両を用意し、その中でお弁当をいただいたり、休息をしていただく場として利用いただいておりますが、今後もさらに利用を高める工夫もしていきたいと考えております。なお、多くの来館者の希望でもあります敷地内でのレストランについて、現在、出店を公募しており、新年度からの開店を目指しているところであります。次に、ミュージアムショップの取扱商品についてでありますが、ショップ経営にすぐれた民間のノウハウを導入するため、公募によって出店者を決めました。その際、取り扱う商品について、博物館として意見を店に伝えており、徐々にではありますが、小樽の特色が感じられる商品もそろえております。今後もオリジナルグッズの開発なども含め、共同で商品の個性化を図ってまいりたいと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
再質問 6番 成田祐樹
再質問したいと思います。1点目が、休職職員のケア体制についてなのですが、先ほどこの相談窓口というのを多数お示しいただいたと思うのですが、相談した後にどのように働きかけていくかといったその実際の活動の部分が全く見えません。特に、例えばパワーハラスメントがあるのであれば、上司への働きかけになりますね。どういった対策をとっていくのか、窓口だけあって、相談だけをしてそれで終わりというのが非常に怖いというふうに、悩まれている方はおっしゃっているわけなのです。その部分の体制を、しっかり結果が出るまでの取組というのを、どのようにしていくかということをもう一度しっかりお示しください。次に、市立病院について、三つお伺いします。今、ガイドラインのお話をおっしゃっていましたが、これは小樽市独自ではなく、国の方針に原則従っていくという方向性でよろしいのですか。それをお聞かせください。次、2点目ですが、検査等でまだ見込額が出ていないそうですが、なぜまだこれだけ時間がかかって出ていないのかということと、いつごろわかるのかという点が非常に気になります。そして、現在であっても、全く5割か8割かもわからないといったような、それほどあいまいなものなのですか。それほど久米設計には状態がまだわからない、市としても実際どこまでできたかまだ判断しかねるというような中途半端なものなのか、その辺をもう一度お聞かせください。最後、3点目に、責任問題についてなのですが、これは病院における国の状況等が大きく変わったということはよくわかります。ただ、これも全く突拍子もなく起こったわけではなく、当然今までもそういった議論が皆さんここにいる議員の方とともどもなされてきたと思います。そういった兆候があったわけなのですから、それに関して早めに察知できなかったという部分に関しての理由をお聞かせいただきたい。また継続してこの契約が続く、要は病院建設が続くという確証はないわけですね。そういう言いきれる確証がないのであれば、当然、病院ができなかった場合の責任といったようなことも考えなければならないのではないですか。その辺をもう一度お聞かせください。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
私から答弁した以外のものは担当部長から答弁させますけれども、一つは国の方針といいますか、ガイドラインですね。これはまだ総務省から出ておりませんから、懇談会の方からの案は出ましたけれども、正式なものがまだ出ていませんので、そういったものを見て、それから先ほども答弁したように、その国の方のガイドラインの中に財政支援措置というのがあるのかどうか、そんなものも見ながら、ガイドラインのポイントは私も見ていますけれども、全部が全部参考にするのか、どういう部分がどうなるのか、まだはっきりわかりませんので、そういったものを見て判断をしていきたいというふうに思っていますそれから、責任問題ということでございますけれども、病院をやめたわけではありませんので、引き続きやるということは、先ほどから何回も言っておりますとおり、これはどうしてもやらなければならない事業です。それで何回も説明していますとおり、ガイドラインなり、それから財政の支援策とか、いろんなものを見ながら、再度再開をしたいというふうに言っておりますので、そういった問題にはならないというふうに私は思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部参事 吉川勝久(総務部参事は2007年12月まで)
成田議員の再質問にお答えいたします。基本設計を中断したことにより、要するに支払の見込額が出ていないのかというお話でしたけれども、久米設計の話にもありましたけれども、形としては例えば久米設計が今まで幾らかかりましたということを出してきて、うちが払う、まずそういう仕組みではないということです。というのは、小樽市としては、基本設計の全体工程というものを設計している。その中に工程ごとに業務内容がある、その業務内容についてどれだけのボリュームがあるのということがまず一つあります。今回、まず基本設計を中断したときに、久米設計側としては、今までの成果品というものをまとめる作業というのがあります。例えが適正かどうかわかりませんけれども、道路工事をやるのに、半分やったら半分のでき高というのは非常にわかりやすいわけですけれども、基本設計というのはそういう性質のものではありませんので、まずその作業があります。そして、出されてきたいわゆる成果品、今できたものを、では小樽市の設計したその全体工程の中で、どの部分がどれだけ終わっているのかというのをチェックしていかなければならない。そして、その分が全体においてどのくらいの比率を金額的に占めるのかというのを、今、計算しているところです。やはりこれは小樽市にとっても重要ですけれども、久米設計にとっても非常に重要な案件ですので、喫緊に例えば何パーセントと、そういうようなことで申し上げる段階でございませんけれども、もう近々結果が出ると思いますので、先ほど答弁申し上げましたとおり、でき次第、報告させていただきたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 山﨑範夫(総務部長は2011年3月まで)
パワーハラスメントの関係での御質問がありましたので答弁いたします。先ほど答弁をいたしましたが、現在、小樽市職員の苦情の処理に関する規則というのがありまして、その中で苦情相談員という方を、実は今は弁護士にお願いをしている。実態はあまり相談がありませんので、実際は動いておりませんけれども、仮に今お話がありましたようなパワーハラスメント的な相談があった場合には、ある意味、第三者機関的な意味を持って苦情相談員をつくっておりますので、その弁護士にお願いして相談を受けるという形になろうかと思います。ただ、我々総務課がある意味では窓口になりますので、総務課の私の部下がなったらまずいですけれども、それ以外の各部で人間関係という大変デリケートな問題でありますので、そこの上司という形でパワーハラスメントということになれば、我々が間に入って相談を受けて、弁護士につないで、ある意味では慎重に、その辺はそれぞれ本人の状況を十分に配慮しながら対応したいというふうに考えています。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
再々質問 6番 成田祐樹
1点だけ簡単に再々質問をいたします。先ほど、市長は、病院計画は続けなければならないというふうにおっしゃいましたが、これはもう100パーセントできるという、そういった自信のもとなのですか。絶対これはできるのだという確証を持って発言をされているのか。私はそうではなくなった場合のことを伺って、責任問題というのを聞いたのです。では、この責任をとる必要がない、必ずできるというふうに断言できるのか、お聞かせください。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
従来から何回も説明していますとおり、このままの病院の状況でいいのかという問題がどうしてもあります。老朽化して、二つがある、非効率の病院。このままでいつまでもできるのかという問題がありますから。そしてまた、地域の医療を守るために、市立病院の役割というのもあるわけですから、これは時期は若干遅くなるかもしれませんけれども、やっていかなければならない事業だというふうに私は思っています。