小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月10日
(1)財政問題/(2)石狩湾新港問題/(3)新市立病院建設問題/(4)後期高齢者医療制度問題
2007年12月10日、小樽市議会の一般質問で、北野義紀議員が「財政問題」「石狩湾新港問題」「新市立病院建設問題」「後期高齢者医療制度問題」について質問し、市長 山田勝麿、総務部参事 吉川勝久が答弁しました。
- 質問者
- 北野義紀 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、総務部参事 吉川勝久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 22番 北野義紀
日本共産党を代表して質問します。初めに、財政問題についてです。財政難の現状認識について伺います。市長は、現在の財政危機の要因を何であると考えているか。また、犠牲をかぶせた市民の声が市長に届いているのか。届いているとすれば、その声をどう受け止めているか伺います。我が党は、財政難の要因は、大きく分けて次の三つであると考えています。一つは長引く不況と自民党政治の悪政による市民所得の減少、二つには政府の地方財政削減、三つは小樽市独自の大企業優先の税金の使い方です。一つ目の小樽市の財政破たんの要因は、長引く不況にあることはだれも否定できません。この不況は、1990年代半ばの橋本内閣のとき、消費税率を5パーセントに引き上げ、特別減税の廃止などで国民に9兆円もの新たな負担をかぶせたことが要因です。その後も歴代自民党政権による大企業優遇、国民には負担増が連続して押しつけられてきました。特に小泉政権になってからは、労働法制の規制緩和、社会保障費抑制、逆立ち税制で貧困と格差が大きく拡大され、国民生活が塗炭の苦しみに陥り、日本経済を一挙に悪化させました。この不況の打開なくして小樽市の財政再建の財源が出てこないと考えますが、市長の御見解を伺います。この自民党・公明党政権の下で市民所得が年々減少してきました。平成12年に作成した財政健全化計画、これを基点に、それ以降の市税の推移について伺います。平成13年度160億8,000万円、前年度比5億1,000万円の減、以下14年度以降18年度までの市税の決算額と前年度比の増減率について報告してください。また、それぞれの年度で減収の要因は一律でないと思いますが、減収の要因について市長はどう考えているか御見解をお聞かせください。かつて小樽市は、繰上充用を8年間にわたって続けた時期がありました。1970年、昭和45年から1977年、昭和52年にかけてのことです。私は、1971年、昭和46年に小樽市議会議員に初当選させていただき、市政に参加することになりました。財政難をどう打開するかが当時の議会でも絶えず大きな課題でした。市長もホームページで明らかにしているように、昭和35年から市役所の職員として働いてこられましたから、当時のことは私より詳しく覚えていることと思います。そこで伺います。第1は、1970年から8年間の繰上充用の額をお示しください。また、その額を現在の標準財政規模に置きかえれば幾らの繰上充用となるのか。この点については、昭和50年度、1975年度のみでよろしいですからお答えください。第2は、当時、市民への負担をどれぐらいの規模でかぶせたのか、主な項目と市民への負担の総額は幾らであったか。また、市職員の給与についてはどうであったかについてもお答えください。第3は、その時期の市税の納入額と、また毎年どのくらい市税が伸びていたのか。その額と伸び率について説明してください。二つ目の政府の地方財政削減についてです。政府の三位一体改革の平成16年度から18年度の3か年で地方交付税は24億円も削減されました。加えて平成19年度も地方交付税を前年より少なく予算に見込んだにもかかわらず、3億3,000万円もそれよりも削減されました。18年度決算と19年度確定した普通交付税では、5億5,000万円の削減となっています。三位一体改革3年間の削減額と本年度の地方交付税削減の合計は29億7,000万円です。自民・公明政権の地方財政削減がどんなに小樽市財政を危機に追い込んでいるかは明白です。この間の市税の落ち込みと合わせると35億500万円にもなります。市長の御見解をお聞かせください。三つ目は、これに加えて小樽市自身の大企業優先の税金の使い方も財政難に拍車をかけています。初めは、マイカル問題です。まず、マイカルの建設事業につぎ込んだ税金の総額は幾らであったかお答えください。次に、土地区画整理事業、港湾施設整備、公園整備、下水道整備、市道整備などの基盤整備のために背負い込んだ借金の総額は幾らか、その元利償還総額は幾らで、いつまでその返済を続けなければならないのか説明をしてください。この返済のピークが現在だと伺っていますが、三位一体改革が始まった平成16年度から18年度までの各年度ごとの償還額をお聞かせください。また、それ以降、財政健全化計画が終わる平成24年度までの各年度ごとの償還額をお知らせください。小樽活性化の起爆剤と称したマイカルは、開業わずか2年半で破たん、もうけたときに払う法人税割はおろか、赤字でも納入しなければならない固定資産税や都市計画税も滞納しています。マスコミの報道では、小樽ベイシティ開発の今年2月期決算の市税滞納額は17億円とのことです。関係者の話によれば、年間4億7,000万円のうち2億円しか納入していないとのことですから、年間の滞納額と小樽市の償還額6億2,000万円を合わせれば18年度、マイカルのためだけで8億9,000万円もの財政負担となっています。大企業優先の税金の使い方が、いかに小樽市の財政を圧迫しているかは明白です。お答えください。次は、市の財政危機をどう打開するかです。我が党の見解は先ほど紹介したとおりですが、山田市長が市長に就任した平成11年度以降の財政再建の取組について具体的に説明してください。この間の経過を見れば、次々に財政再建計画の破たんや手直しの連続です。この原因は、政府の地方財政削減が原因であることは明らかですが、市長の御見解を求めるものです。次は、財政再建のため、市長は一般会計の財政健全化計画の収支計画の見直しを、新年度予算編成の国の方針を見極めてからだと説明している点についてです。まず尋ねたいのは、市職員の人件費をまたも削減するつもりではないのか。その理由に、現在の給与削減の率は9.8パーセントだが、そのうち4.8パーセントは給与構造改革、いわゆる地域間格差相当額は多くの自治体に共通しているから、小樽市独自の削減ではないという論法で職員に人件費の削減を迫るつもりではないですか。11月12日の市立病院調査特別委員会で、不良債務解消のためオール小樽でという5億円に連動した人件費削減だけでは財政再建に足りないから、さらなる削減を考えているのではありませんか。我が党は、もちろんこれまでと同様、人件費の削減に反対するものですが、市長の御見解をお聞かせください。また、国の動向を見極めてといいますが、それは地方交付税の動向だとのことですが、その内容について、より詳しく説明してください。新年度の国の交付税の動向だけを理由に説明していますが、市税の動向はどう見ているかも大事です。一般会計の見通しでは、18年度決算で地方交付税と市税で歳入の48.9パーセントを占めるのが本市財政の実態です。市税と交付税の両方が減るのであれば、今回の病院事業の資金収支計画の見直しでの5億円の追加さえ財源のめどがありません。加えて不良債務解消の病院の責任分は今後4年間の後半に先送りするとのことです。しかし、現在の病院の医業収益の見通しから、現実的にできるわけがありません。結局、新病院建設となれば不良債務を5か年で解消することが絶対条件ですから、一般会計の負担で解消しなければならなくなります。こんなこと、小樽市の財政の現状でできるのかという根本的な疑問が突きつけられているわけです。ここにも触れて収支計画の見直しの基本方針について詳しく説明を求めます。次は、石狩湾新港の財政負担と取扱貨物量についてです。初めは、財政負担です。市長が期待している石狩湾新港背後地からの市税収入と石狩湾新港管理組合負担金のそれぞれのこれまでの総額と、その差額について、平成18年度決算までの数値で説明してください。その際、石狩開発株式会社の破たんに伴う簡易水道の新たな負担についても計算に入れて説明をしてください。次は、石狩湾新港の財政構造の問題です。石狩湾新港の取扱貨物量が平成17年に最高になったといっても、歳入は毎年多額の収支不足で、その分はすべて母体である北海道、小樽市、石狩市の石狩湾新港管理組合負担金としてかぶせられています。そこで伺いますが、石狩湾新港の18年度決算で唯一の自主財源である使用料・手数料の総額は幾らで、石狩湾新港管理組合の歳入のうち何パーセントを占めているか、お答えください。また、この財政構造がいつまで続くのか説明をしてください。石狩湾新港は小樽市財政の重圧となっていますが、それだけにとどまらず、取扱一般貨物量の減少は、小樽港衰退の最大の原因です。石狩湾新港の推進で小樽港の貨物が石狩湾新港に奪われ、平成8年には石狩湾新港と取扱貨物量が逆転し、その差が開く一方です。平成18年の取扱一般貨物量は、石狩湾新港と小樽港、それぞれ幾らか。小樽港の取扱量は、石狩湾新港のどれぐらいの割合まで落ち込んでいるか、説明してください。この貨物量の落ち込みと、これに加えて港湾貨物の荷役形態の近代化とも相まって、港湾労働者が大きく減少、人口減に拍車をかけています。このことによる人口減は幾らと推計しているか、お答えください。日本共産党は、石狩湾新港の計画の段階から現在まで、小樽市議会や石狩湾新港管理組合議会で、道央圏の日本海側の港湾は小樽港1港で十分と反対を貫いてきた唯一の政党で、その見通しの正しさは年とともに浮き彫りになっています。そこで、取扱一般貨物量について伺います。小樽港と石狩湾新港の二つ合わせても、小樽港の最高時の貨物量に及んでいないはずです。平成18年の小樽港と石狩湾新港の取扱貨物量の合計は幾らか。また、小樽港での取扱貨物量の最高時はいつで、その取扱貨物量は幾らであったかお答えください。石狩湾新港の取扱貨物が平成17年に過去最高を記録したとはいえ、両港合わせても小樽港1港の最高時の取扱量に達していないのではないでしょうか。この事実は、道央圏の日本海側の港湾は小樽港1港で間に合い、石狩湾新港は必要なかったことを証明しているのではないでしょうか。もちろん荷役作業に要する時間の短縮をはじめ、港湾の近代化は必要だったことは言うまでもありません。市長の御見解を求めます。財政問題で石狩湾新港について質問した機会に、石狩湾新港の港湾整備についても将来の財政負担が心配なので、尋ねます。石狩湾新港の平成20年度予算要求で計画されている北防波堤の延伸と防波堤(島外)の新たな建設は行わないことを求めて質問いたします。平成9年の港湾計画の改訂で計画された島防波堤(北)が、未執行のまま港湾計画にない北防波堤の延伸と防波堤(島外)の建設を新規に要求しようとしています。その理由は、平成9年の港湾計画の改訂以降、石狩湾新港地域の風向きが変わって計画した島防波堤(北)では、港内静穏度が保たれないことがその後判明したというものです。これを理由に本年の石狩湾新港管理組合議会第2回定例会で、突然150億円もの事業費を要する新たな北防波堤の延伸と防波堤(島外)の建設を、新年度予算要求するとの説明を始めました。その理由は、西地区のマイナス14メートルバースの静穏度を保つためとのことです。ところが、私が石狩湾新港の静穏度の問題を石狩湾新港管理組合議会で取り上げた際、平成9年の改訂で計画された島防波堤(北)850メートルの建設は、金がかかるので管理者が必死になって北海道開発局を押さえている、つまり、お金がないから新たな防波堤は建設しないとの説明だったのです。ところが、母体の財政がそのときよりさらに悪化しているのに、なぜ新たな防波堤の建設なのか、筋が通りません。さらに石狩湾新港管理組合議会の今年2月の第1回定例会で西地区の防砂対策についての私の質問に管理者は、防波堤の東西への延長、西防砂提などを整備してきたことを挙げて、西地区の静穏度が格段に向上したと答弁しているのです。事実、本年の1月から10月までチップ船が16隻入港し、マイナス14メートルバースで荷役作業をしていますが、静穏度の関係で荷役作業に支障は出ておりません。私が再三石狩湾新港管理組合議会で指摘しているように、当面、マイナス14メートルバースでのチップの取扱いに支障がないのだから、新たな北防波堤の延伸と防波堤(島外)の建設は必要ないことははっきりしています。石狩湾新港管理組合を構成する各母体の財政が困難なときに、あえて新たな防波堤建設は行うべきではありません。小樽市が同意しなければ予算要求できないのですから、市長は明確に断るべきです。答弁を求めます。新市立病院建設問題で質問します。新病院計画の中断について伺います。11月12日の市立病院調査特別委員会で今年度予定していた築港地区の新市立病院建設用地購入を平成20年度に延期する。発注していた病院の基本設計は、今年度の委託業務を一時中断、解約し、平成20年度の用地購入に係る起債申請の時期を見極めて再開する。本年度の医療機器購入については予定どおり起債申請を行い、起債の許可がおりない場合は、リース契約に変更することを明らかにいたしました。同時に、不良債務解消計画の病院の責任分が、医業収益が患者等の減少で今年度分の解消計画が狂い、財源が用意できないので、6月18日に議会に提出していた病院事業会計資金収支計画も見直すことにした。その内容は、1病棟40床ですが、1病棟閉鎖で20名の看護師の人件費を4年間で5億円、市職員全体の人件費削減の中で病院職員分5億円、一般会計の持ち出しを当初計画より5億円増やし、合計15億円の財源を新たに生み出し、不良債務を改めて解消しようというものです。初めに伺いたいのは、さまざまな憶測を呼んでいる基本設計の解約に関してです。築港地区での病院建設に賛成の方々からも、市長が言う程度の期間の延期なら何も解約する必要がないのではないかという疑問です。多くの方もこの疑問を持っています。11月12日の市立病院調査特別委員会の質疑でも、議員から指摘されています。そのときの市立病院新築準備室長の答弁は、「今年3月から基本設計の作業を開始して、7か月の間に病院全体のゾーニングということで、建物の中に外来、検査部門、病棟などをどう配置するかというのを病院のスタッフと協議して大枠ゾーニングができた状況」とのことです。そして、「再開の時期が平成20年度になるので、中断の期間が余りにも長すぎるので解約したい」との説明でした。なぜ中断期間がこの程度で長すぎるのかが説明がありません。この程度であれば解約の必要がないと理解するのが当然です。中断するというのは、根本的な条件の変更があり得ることを想定し、このまま基本設計を続けていては、でき上がった基本設計が役に立たなくなると考えてのことではありませんか。そうであれば、解約ということが理解できるわけです。説明してください。これに関連して、私が注目したのは、同じ市立病院調査特別委員会の副市長の答弁です。病院の不良債務解消計画が初年度につまずいたことに関連して、「今回の病院の資金収支計画の見直しは、財政再建をどうするのかという出発点から市長は取り組んでいる」とわざわざ前置きし、「国がどんどん地方財政を圧迫してくる状況の中では、市の財政再建という立場で考えたとき、かなり厳しい要素が出ますから、病院建設のために不良債務解消のためにどんどん一般会計から出して、一般会計自体がつぶれるという、このこと自体は避けなければならない。基本的には財政再建だ」と説明しています。この答弁のほかにも、副市長は注目すべき内容を注意深く語っています。これらの答弁は、なかなか意味深長です。財政問題の苦悩から、よく考えた上で副市長の意味深長な答弁がなされています。一般会計でこれ以上病院の不良債務解消は負担しきれない。当初計画より5億円の一般会計の負担増はもとより、当初計画の22億円の負担でも苦しいから、病院建設は根本的に見直すことを市長は考えているのではありませんか。これを副市長に暗に市立病院調査特別委員会で語らせたのではありませんか。現在の市の財政状況から、新病院の建設を進めることに初めて大きな疑問を呈したものとして私は注目したわけですが、それをなぜ副市長に答弁させたのかも合点がいきません。私は、ぜひ市長が議会に対し胸のうちを正直に明かしていただきたいと考え、見解を求めるものです。次に尋ねたいのは、医業収益を増やすため1病棟を閉鎖するとのことですが、病院の規模を縮小することは医業収益の土台を縮小することです。理事者は、1病棟閉鎖といっても病床利用率が70パーセントを切っているから、医業収益には関係ないと説明しています。しかし、看護師を20名削減するのですから、医業収益の土台そのものの縮小でこのことは否定しません。理事者は、これ以上患者は増えないから看護師を削減しても業務に差し支えはない、医業収益が減ることにはならないと告白しているにすぎません。こんな後ろ向きの姿勢で病院の再建ができるのか甚だ疑問であります。多くの市民は、今後、医師の確保や患者の動向で医業収益がまた落ち込むことはないのかという不安を持っています。この懸念についても、市長はどう考えているか、あわせて御見解をお聞かせください。次は、このたびの病院の資金収支計画の見直しで、人件費削減をオール小樽で取り組むという5億円に関してです。11月12日の市立病院調査特別委員会での説明では、病院職員567名だけの給与を削減する仕組みにはなっていない。病院職員の給与を削減しようとすれば、一般職員の給与も同時に削減です。そうすると、今回の病院の資金収支計画の見直しで、自動的に一般職員の給与削減分として4年間で約12億円削減すると推計されます。そうすれば、本年度の地方交付税3億3,000万円削減の財源手当が、年度はずれ込みますが、ちゃんとめどがつくと、ひそかに当てにしているのではありませんか、お答えください。市長や理事者は、交付税の削減分や病院の不良債務解消の新たな一般会計の負担増による収支計画の見直しは、新年度予算編成時でないと国の交付税の動向などがわからないから、そのときになるとの説明ですが、一般職員を道連れにした病院を除けば4年間で約12億円と推計されている額については、議会に説明がないだけで、既に新たな財源として予定しているのではありませんか。あわせて説明してください。病院問題の最後は、新病院の中断をめぐって、こう間伝えられている疑問や意見についてです。病院建設中断後、市長は、新市立病院建設をあきらめたのではないか、小樽市医師会など関係団体と意見交換をしたのだろうかという声をはじめ、さまざまな意見が我が党にも寄せられています。私は市長と政治的スタンスは違いますが、こういう中断という大きい問題は、少なくとも医師会など関係団体との相談は当然あってしかるべきと思いますが、いかがでしょうか。また、別の意見は、市長は第二病院だけを市立病院として存続し、市立小樽病院は民間に移譲するのではないかと、移譲先の病院名まで挙げて言っている方もいます。この場では差し支えがありますから病院名は申し上げませんが、11月12日の市立病院調査特別委員会での中断に関する説明がふに落ちないものであっただけに、市民の間にさまざまな憶測を呼んでいます。市長の御見解をお聞かせください。この問題の最後に、総務省のガイドラインや道の素案に関して、我が党の立場を表明しておきます。政府の医療費削減の立場から、自治体病院つぶしは許されません。医師不足や患者負担増などでの医療離れをはじめ、現在の医療の困難をつくり出し、かつ自治体財政を困難に追い込んでいる政府が、地域に必要な自治体病院までつぶすことは許されません。実際に地域に必要な医療機関として自治体病院の果たす役割が切望されているなら、財政難の中でも市民の皆さんの御協力をいただいて建設するのは当然です。政府もこれにしかるべき財政支援をすることは当然であるとの我が党の立場を、ここに表明しておきます。最後に、後期高齢者医療制度について尋ねます。11月22日、北海道後期高齢者医療広域連合議会第1回定例会が開催され、広域計画、保険料、事業計画等が決定しました。我が党は、この制度が、現在、子供の扶養家族になって保険料を納めていない高齢者からも保険料を容赦なく年金から天引きすることや、保険料を総医療費の1割とし、医療費がかさめば2年に1回自動的に保険料を引き上げること、まだ最終決定ではないと言いわけしていますが、終末医療、亡くなるときは自宅でみとりなさい、こう言って病院から追い出すことをはじめ、世界でも例を見ない高齢者に対するむごい差別医療であり、延期ではなく制度そのものの中止を強く要求するものです。この我が党の立場に対する市長の御見解をお聞かせください。次に、住民参加の問題です。この間、広域計画や条例案の中間報告に対して住民意見が563件寄せられていますが、広報、周知に関するものが87件ありました。北海道後期高齢者医療広域連合としても、主要都市で住民説明会を開催するとしています。小樽市での市民説明会の実施回数、受講者は何人かお答えください。先日、健康保険組合連合会が行った医療に関する国民意識調査では、後期高齢者医療制度については74.3パーセントが知らないと答えています。住民説明会も希望する団体にこたえるだけでなく、市民全体に対する周知として、すべての町会あるいは連合町会ごとに実施するなど、地域ごとの市民全体に知らせる計画が必要と考えますが、いかがでしょうか。また、現在、市民全体の何割に周知できているとお考えですか、あわせてお答えください。次に、保険料の問題です。北海道後期高齢者医療広域連合が決定した保険料は、平均年額8万6,280円です。軽減措置後で7万3,876円ですが、小樽市の国民健康保険料と比較すると75歳以上で2人世帯の場合、年金220万円未満世帯では高くなります。それ以上では安くなっており、低所得者への負担が大きくなっています。来年4月、小樽市の国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行する75歳以上の高齢者の保険料の収納率は99.37パーセントと伺っていますが、保険料滞納者見込みは何人と推計していますか。現在、介護保険では65歳以上ですが、月額1万5,000円未満の年金受給者などは約4,800人おり、このうち保険料未払の人は約1,200人、25パーセントほどになります。75歳以上の人の年金者も含まれていますから、保険料の滞納者が出ることが大変心配です。後期高齢者医療制度には、保険料の法定減免はありますが、生活費非課税、担税能力に応じた負担という面から見ると不十分です。後期高齢者医療制度では、自治体として独自の保険料減額はできませんから、保険料を払った後の所得が生活保護基準以下と逆転現象になったら、せめてその差額を何らかの形で自治体独自の単独事業として支援することを検討してはいかがでしょうか。お答えください。最後に健診ですが、利用者は健診単価の1割負担といいますが、見込額、健診内容をお知らせください。小樽市の国民健康保険の健診も同じ時期から始まります。75歳以上の健診は、北海道後期高齢者医療広域連合で行いますが、同じ小樽市民として健康保険の加入の違いで健診内容や負担に大きな違いが出ることは好ましくありません。小樽市国民健康保険との関係で今後の見通しはどうかをお聞かせください。政府は、保険料については一部先送り、手直しを決めていますが、1年後には現行法どおりに実施されます。75歳以上の高齢者への過酷な保険料の負担と世界で例のない人間としてあるまじき差別医療を持ち込む後期高齢者医療制度は、撤回する以外にありません。このことを改めて強く要求し、再質問を留保して終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
北野議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題について何点かお尋ねがありました。まず、本市の財政危機の原因などについてでありますけれども、なかなか回復の兆しを見せない景気の動向や人口の減少などによる市税収入の減少もありますが、何と申しましても、平成16年度からの三位一体改革の中で行われました地方交付税の削減が、これまで行ってきたさまざまな財政健全化の取組による経費削減以上に大きかったことが、現在の厳しい財政運営を強いられている一番の要因だと思っております。それらの中で、職員数の削減や給与の独自削減などによる、人件費総額の抑制や事務事業の見直し、管理経費の圧縮などを行う一方、受益者負担や減免制度の一部見直しなどで市民の皆様にも御協力をいただいてきたところであります。この間、議会で御議論いただくことはもちろんのこと、市長への手紙やさまざまな機会をとらえて、市民の皆さんの御意見を伺いながら進めてまいりましたが、今後とも情報の適切な公開に努めながら、可能な限りの市民サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。次に、不況の問題と市財政とのかかわりでありますけれども、何と申しましても、合わせて歳入の2分の1以上を占める市税と地方交付税の動向が、本市の財政運営を左右すると言っても過言ではなく、すなわち景気の動向が大きく影響していると考えております。一時期の全国的な景気の回復基調も地方には及ばず、地方交付税の削減傾向が続く中で、税収基盤の弱い本市などは大変厳しい状況下に置かれており、景気回復を願うことはもちろんでありますが、一方で、そのような中にあっても安定的な財政運営ができるよう、確固とした交付税制度の確立を求めていきたいと考えております。次に、市税収入の決算額と増減率などについてでありますが、まず決算額でありますが、平成14年度は155億9,400万円、マイナス3.0パーセント、15年度は149億5,700万円、マイナス4.1パーセント、16年度は145億3,400万円、マイナス2.8パーセント、17年度は146億2,900万円、プラス0.7パーセント、18年度は144億1,800万円、マイナス1.4パーセントとなっております。次に、減収の主な要因でありますが、個人市民税については、景気の低迷や人口減少などにより、給与所得、納税義務者数ともに減少傾向にあることが要因となっております。また、固定資産税については償却資産に係る設備投資が減少傾向にありますし、土地の価格の下落が続いていることや、土地、家屋ともに3年ごとの評価替えにより課税標準額が減少傾向にあることが、それぞれ収入額についても影響していると考えております。次に、昭和45年度から8年間の繰上充用額についてでありますが、昭和45年度は5,527万円、46年度は1億2,069万円、47年度は1億662万円、48年度は3,707万円、49年度は1億9,328万円、50年度は12億1,354万円、51年度は7億2,826万円、52年度は4億6,870万円となっております。また、昭和50年度の標準財政規模に対する繰上充用額の割合で、単純に平成18年度の標準財政規模に置きかえますと約43億3,000万円となります。次に、当時の市民負担と市職員の給与の状況でありますけれども、昭和51年度当初予算の提案説明の記録によりますと、歳入の確保対策として、法人市民税の税割の税率を制限税率の100分の14.5まで引き上げることや、それまで十数年間据え置いてきた戸籍及び証明手数料などを、経済情勢及び各市の料金体系などを勘案して見直し、適正化を図ったとされております。また、使用料においても十数年据え置いてきた市民会館や公会堂など、各会館の使用料を見直し、適正化を図ったとされております。その見直しによる効果につきましては、詳細な見直し内容の把握が困難であり、積算は難しいところであります。なお、職員の給与については独自削減などを行っておりません。次に、昭和45年度から8年間、市税の納入額と伸び率についてでありますが、昭和45年度は23億3,600万円、11.5パーセント、46年度は26億9,100万円、15.2パーセント、47年度は30億2,400万円、12.4パーセント、48年度は36億1,400万円、19.5パーセント、49年度は48億6,500万円、34.6パーセント、50年度は50億5,000万円、3.8パーセント、51年度は58億1,700万円、15.2パーセント、52年度は67億9,400万円、16.8パーセントとなっております。次に、政府の地方財政対策でありますけれども、先ほども申し上げましたが、平成16年度からの三位一体改革の中での地方交付税の大幅な削減は、市の財政運営にとって非常に大きく、それまで行ってきた行財政改革をはるかに超えたものがありまして、平成16年度の決算が昭和52年度以来の27年ぶりの赤字決算となった大きな要因と考えております。現在は、地方自治体間でも、その財政基盤に大きな格差が出てきておりますので、今後に向けては私どものような地方都市におきましても、安定して継続した市民サービスを提供できるような地方財政対策をぜひとも望みたいと考えております。次に、築港駅周辺地区再開発事業関連でありますけれども、事業費の総額は土地区画整理事業に小樽港縦貫線等の関係事業を含めたトータルで約142億2,000万円であり、その主な財源は、国庫補助金が約43億3,100万円、市費が約86億8,200万円となっております。また、市費のうち約84億6,700万円が市債であり、その元利償還額は合計で103億5,500万円、償還期間は下水道事業など最も長いもので平成40年度までとなっております。次に、平成16年度以降の元利償還額についてでありますが、平成16年度は5億5,600万円、17年度は5億9,200万円、18年度は6億2,000万円、19年度は6億3,100万円、20年度は6億3,100万円、21年度は6億2,700万円、22年度は6億800万円、23年度は5億9,500万円、24年度は5億7,300万円となっております。次に、築港駅周辺地区再開発事業に関連しての財政負担についてでありますが、確かにここ数年が元利償還額のピークでありますが、この事業は本市の産業振興と雇用機会の創出などのために実施してきたものと思っております。なお、OBCの市税滞納に関しましては、今後とも経営状況を把握しながら納税交渉に当たってまいります。次に、財政再建の取組でありますけれども、私が市長就任後、まず平成12年11月に財政健全化計画を策定し、財政健全化のための取組を開始いたしましたが、平成15年8月にはその収支計画を見直し、平成18年度までに総額で40億円の財政効果を上げることを目標として取り組む中で、結果として目標を上回る成果を上げてまいりました。しかしながら、景気の低迷などによる市税収入の減や三位一体の改革による地方交付税削減の影響などにより、さらなる計画の見直しが必要となり、平成17年3月に財政再建推進プラン、翌平成18年2月に財政再建推進プラン実施計画を策定し、本年3月には、この実施計画からさらに踏み込み、平成24年度に累積赤字解消を目標とする新たな財政健全化計画を策定し、強力に取組を進めてきたところであります。私は、これまで何度か計画を見直しながら、財政再建を市政の最重要課題と認識し、取り組んでまいりましたが、地方交付税への依存度が高い本市財政にとって、何と申しましても、三位一体の改革による平成16年度の地方交付税削減がいまだに大きく影響しております。いずれにいたしましても、地方交付税の削減は地方自治の根幹にかかわると同時に、本市の財政運営に深刻な影響を及ぼす問題でありますので、今後とも全国市長会や地方六団体などと連携を図りながら、その増額について国に強く働きかけてまいりたいと考えております。次に、今後の人件費の削減についてのお尋ねでありますけれども、現在、給与構造改革に基づく給料表を導入し、独自削減5パーセントを実施しているほか、特殊勤務手当の抜本的見直しや管理職手当の削減、退職時特別昇給の廃止及び退職時加算の調整額凍結、さらには日帰り・在勤地内旅費の日当廃止など、人件費の総額抑制に努めております。しかしながら、今後の交付税の動向や財政状況には引き続き厳しいものがあると思われますので、さらなる人件費抑制のための削減策が必要になることが予想されます。その場合には、病院事業会計のみならず、小樽市全体としての取組が必要と考えております。次に、新病院建設の財政負担などについてでありますけれども、まず地方交付税の来年度以降の動向でありますが、地方交付税については、基本的には毎年年末に発表される地方財政計画の中で伸び率等が示されることとなっており、今回も同様に、その内容を見極めながら来年度の予算や21年度以降の交付税について試算をしていく考えであります。また、来年度の市税につきましては、現在、試算中でありますが、個人所得が減少傾向にあり、厳しい見通しにならざるを得ないと思っております。なお、病院問題と健全化計画の見直しに関しましては、先般、病院の不良債務解消計画の見直しを行ったばかりでありますので、まずはその達成に全力で取り組むとともに、一般会計の健全化計画につきましても、その計画との整合性にも留意しながら、今後の予算編成を踏まえ見直ししてまいりたいと考えております。次に、石狩湾新港にかかわりまして何点か御質問がございましたが、まず昭和53年度から平成18年度までの後背地を含めた当該地域からの税収と負担金等についてでありますが、収入では市税と特別とん譲与税を合わせて60億8,900万円となっております。一方、石狩湾新港管理組合への負担金は90億6,600万円、簡易水道事業特別会計への繰出金は1億7,500万円でありますので、現時点で単純に比較いたしますと、負担金等の合計額の方が市税等の収入よりも31億5,200万円多くなっております。次に、石狩湾新港の財政構造でありますけれども、平成18年度決算における使用料・手数料は3億3,610万円で、歳入全体に占める割合は4.66パーセントとなっております。石狩湾新港管理組合では、今後もポートセールスを強化し、母体負担金の軽減につながる使用料収入等の確保に努めるとしておりますが、財政構造を根本的に変えるまでには、なお時間を要するものと考えております。次に、石狩湾新港と小樽港の平成18年の取扱貨物量でありますが、石狩湾新港は344万8,000トン、小樽港の一般貨物は150万5,000トンで、石狩湾新港の44パーセントとなっております。次に、港湾労働者の減少による人口減の推計でありますが、港湾労働に関しては荷役作業の波動性から相当程度をその都度臨時雇用で賄わざるを得ない構造の問題も絡み、港湾労働者全体の推移を正確に押さえることが困難と考えております。一つの例としまして、港湾運送事業者が運輸局に届けている港湾荷役労働者数を見ますと、現在と同じ調査内容となった平成元年度末の常用雇用者数261名に対し、平成18年度末には222名となっており、39名15パーセントの減少となっております。次に、平成18年の小樽港と石狩湾新港の一般貨物量の合計は、495万3,000トンであります。また、これまでの小樽港の一般貨物の最高は、昭和39年の525万6,000トンであります。次に、道央日本海側の港湾は小樽港だけでよかったのではないかという御指摘でありますけれども、小樽港の取扱貨物の大宗を石炭が占めていた過去とは、貨物の品目や輸送形態は大きく変化してきており、貨物量の多寡だけで判断することにはならないと思います。いずれにいたしましても、両港がそれぞれの特性を生かし、相互に連携しながら太平洋側に対抗していくことが、地元業界の活性化と石狩湾新港地域への企業立地に重要な役割を果たすものと考えております。次に、石狩湾新港の防波堤整備についてでありますが、この事業は、西ふ頭における必要な静穏度の確保を目的としておりますが、防波堤整備には長期にわたり多額の費用を要することになります。そのため、石狩湾新港管理組合はもとより北海道に対しても、本市の財政状況の厳しさを訴え、事業の進め方や母体負担金の軽減について申入れを行ってまいりました。市といたしましては、今後、石狩湾新港管理組合予算における負担金の動向を見据えながら最終的な判断をすることとなると思っております。次に、新市立病院についての御質問でありますけれども、まず基本設計の委託契約の解除でありますが、基本設計は新病院建設事業の中の重要な業務として、また実質的な事業のスタートとして位置づけ、本年3月28日に業務を開始し、これまで建物の配置計画や平面計画の検討など業務を進めてきたところであります。しかし、今年度予定しておりました建設用地の購入は、起債導入を前提に北海道へ不良債務解消計画を提出しましたが、今年度上半期の入院・外来収益が計画を下回ったことから、収益の減収分につきましては、病院の経営努力と一般会計からの繰入れ増額で補てんすることとし、不良債務解消計画の見直しを行い、北海道においても、その計画の実効性を見極めた上で起債許可の判断をすることとなっております。そのため、建設用地の購入は、起債許可の可否が年度末になる状況では手続的に間に合わないため、平成20年度に変更したところであります。今後は、病院事業の収支や国の地方財政対策の動向などを見極めた上で、事業全体の推進について判断していかなければならない状況となっていますことから、基本設計だけを先行させて進めていくことにはならないと判断し、業務を一時中断し、現在の契約を解除したものであります。次に、財政再建との関連でありますけれども、さきの市立病院調査特別委員会におきまして報告いたしましたとおり、不良債務解消計画の見直しの内容といたしましては、病院事業の今年度上半期の収支状況が計画を下回ったことから、計画全体への影響を考慮し、病院事業会計の収支改善と一般会計からの繰出しの増額により解消する計画に変更したものでありますが、病院事業を取り巻く状況も大きく変化してきておりますし、また、それを支える一般会計においても、今年度、地方交付税が見込みを下回るなど、大変厳しい状況となっております。こういう状況は全国的なものであり、医師不足や診療報酬の減額、さらに地方交付税の減額など制度的なものの影響が大きいわけでありますから、国においても相当の支援策を講じていただかなければ、病院を抱える自治体の財政はさらに厳しい状況となります。市といたしましても、財政再建が最優先課題でありますので、これらの動向を見極め、財政的な見通しを立てた上で進めるべきと判断したものであります。次に、今後の医業収益についてでありますけれども、医師の確保については、全国的な医師不足の中で大変厳しい状況ではありますが、大学医局への働きかけなど、引き続きその確保に向けてできる限りの努力をしてまいります。また、両病院においては、これまで以上に利用者の視点に立った医療サービスの向上を図り、資金収支計画における入院・外来収益の目標達成に努めてまいりたいと考えております。なお、病院の経営改善には、収益を増やすのはもちろんですが、効率的な経営で支出を抑制することも重要であります。そのため、現状の低い病床利用率や入院患者の動向を踏まえた病棟の再編は、効率的な病床利用、人件費の抑制による収支の改善、看護師の欠員解消などに資するものと考えております。次に、このたびの病院の不良債務解消計画の見直しの中に盛り込んだ人件費の削減と一般会計との関係についてでありますが、今回の見直しにより一般会計から総額で約5億円の追加繰出しが必要となったところであり、今後の一般会計の収支計画に大きく影響することは申し上げてきたところであります。しかしながら、一般会計の健全化計画の見直しにつきましては、そのことに加え、地方交付税をはじめとするさまざまな状況の変化を総合的に踏まえた上で検討する必要があると考えており、現時点で一般会計等における具体的な人件費の削減を決定しているわけではありませんが、財政再建の取組の中でどのような対策が必要か、今後の予算編成作業の中で慎重に判断してまいりたいと考えております。次に、新病院に係る業務を一時中断することについての関係団体への相談ということでありますが、今回の措置は、現在進めております新病院に係る業務を、国の動向など見極めて財政的な見通しを立てて進めるために一時的に中断するものでありますので、関係団体との事前協議などは行っておりませんが、今回の措置の経緯などにつきましては、市立病院調査特別委員会への報告後に医師会など関係者への説明は行ったところであります。また、いろいろな意見があるとのことでありますが、市立病院調査特別委員会でも報告いたしましたとおり、病院新築を目指すという基本姿勢には変わりはありません。次に、後期高齢者医療制度についての御質問でありますが、初めに制度の中止を求めるということでありますが、近年の急速な少子化と高齢化の中で高齢者の医療費は増大を続けており、国民医療費全体に占める割合は年々上昇する傾向にあります。こうした状況においてこの制度は、現役世代の負担が過重なものとならないよう配慮しつつ、高齢者が安心して将来にわたり必要かつ適切な医療が受けられるよう持続可能なものとしていくため、高齢社会に対応した仕組みとして高齢者世代と現役世代の負担を明確化し、公平でわかりやすい独立した医療制度として創設されることになったと認識しております。大きな制度の変革でありますので、一部にこれまでより負担が増える部分も出てまいりますが、皆様には御理解をいただき、制度が適正に運用されるよう注意深く見守っていきたいと考えております。次に、住民参加と制度の周知でありますが、まず市民への説明は、出前講座として現在まで8回実施し、受講者は約280名となっております。また、先日開催の町会長との定例連絡会議においても、制度の説明をするとともに私からも出前講座の利用を呼びかけましたので、引き続き、各町会をはじめさまざまな団体の要請に応じてまいりたいと考えております。なお、周知の割合はまだ十分とは思っておりませんが、今後、国や北海道後期高齢者医療広域連合などにより新聞やテレビ、ポスター、リーフレットなどで周知が図られるものと思いますし、当市といたしましても、さまざまな方法やあらゆる機会をとらえて周知に努めてまいりたいと考えております。次に、保険料についてでありますけれども、まず保険料の滞納者見込みにつきましては、現在、国民健康保険料の滞納者であっても新しい制度では保険料が年金から天引きとなる方も含まれていると考えられますので、現段階で保険料の滞納者を見込むことは難しいものと思います。また、保険料の支払により生活保護水準以下となる方については、独自の支援の検討をということでありますけれども、小樽市では制度の創設に当たり既に電算処理システム開発経費や広域連合の運営に係る共通経費を負担してきており、制度開始後の運営においても共通経費などさまざまな財政負担が見込まれておりますので、現在の財政状況から市独自の支援策を講じるのは大変難しいものと考えております。なお、先般開催された後期高齢者医療広域連合議会において、制度移行により保険料負担が急増する被保険者への激変緩和措置及び適切な低所得者対策を講ずることなどを求める意見書を国に提出することを決めており、今後も北海道後期高齢者医療広域連合と協力して高齢者が安心して医療を受けることができるよう、取り組んでまいりたいと考えております。次に、健診でありますけれども、健康診査は、後期高齢者の健康診査と74歳以下が対象となる特定健診とに分かれます。後期高齢者の健康診査は、広域連合から市町村に委託され、市町村国民健康保険の特定健診と同じ枠組みで実施することになっております。また、後期高齢者の健診項目は、肝機能検査や脂質検査などの必す項目のみを行うこととされており、国民健康保険の特定健診は、このほかに心電図、眼底、貧血の検査が医師の判断により選択項目として追加されることがあります。健診単価は、今後、関係機関との協議を残しており、また後期高齢者の利用者負担については1割となっておりますが、国民健康保険については、現在、検討中であります。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)
再質問 22番 北野義紀
再質問いたします。最初に、石狩湾新港の平成20年度に予算要求する新たな防波堤建設に関してです。ただいまの市長の答弁では、財政負担などを考慮して最終的に判断するということで、私が要求した北防波堤の延伸や防波堤(島外)は中止せよということには直接答えておりません。最終判断はまもなくだと伺っているわけで、この問題を議会で聞く機会というのは、この議会が最後なのです。その最後の議会に150億円もの税金を投入する防波堤の延伸や新たな島防波堤をつくることについて、いろいろ考えて最終判断するということで答弁を避けるというのはいかがなものかと思うので、まもなくの話ですから部内で検討していると思うので、はっきり答弁をいただきたい。次でありますけれども、財政問題の現状と市立小樽病院の建設の問題です。これは切っても切れない関係がありますから、最初は分けて財政と病院問題を伺いましたが、再質問では一つの項目で伺います。最初に、市長は病院建設を既定方針どおり進めると、あくまでも進めるということをおっしゃっているのが一つです。それから、財政問題についてですが、病院建設については財政状況を見極めて進めるという答弁です。それから、先ほど指摘した副市長のなかなか意味深い答弁があるわけです。これらをあわせて考えますと、一体今の瞬間、市長は財政問題を考えながら市立病院建設をどのように進めようとしているのかということが不明なのです。今のやりとりを聞いていても、市長の答弁ではそこのところは市民の皆さんにわかるような答弁ではないのです。財政状況を見極めて病院建設を進めるというのですが、一般会計の状況というのは、これは深刻な状況なのです。具体的にどのように進めるのかということについて、基本問題ですから改めてお答えをいただきたいというふうに思うわけです。私が心配するのは、副市長が答弁しているように今の一般会計の状況では病院に、際限なくと言ったら語弊がありますけれども、副市長の説明では次から次へとどんどんつぎ込んで一般会計自体が破たんするようなことは避けなければならないと、これが基本だと言っているのです。これは一般会計から見れば当然のことなのです。親会計、小樽市を破産させてまで市立小樽病院に金をつぎ込むことはしないと言っているのです。ところが、市立小樽病院の不良債務解消をめぐってどうなっているかと。去年の12月1日に市立病院調査特別委員会で不良債務44億円の解消計画が示されました。その後、日本共産党、私も予算特別委員会などで質問して、病院が44億円のうち半分不良債務解消に努力すると言うけれども、それは無理だろうということを言ったのです。市長をはじめ理事者は、あのとき何と言いましたか。達成できると頑張ったでしょう。しかし、今回の見直しのときに、関係理事者は済みませんと謝ったのですよ、私どもに。そのとおりにいかなかったのです。だから、今回、改めて一般会計から5億円を持ち出すことにして26億数千万円を一般会計から持ち出すと。先ほども指摘しましたが、それでは病院の側の不良債務解消の財源はどうやって出すのかということです。結局、医業収益を上げるという自信がないから病棟を閉鎖したり、これも人件費削減でしょう、病棟閉鎖は。それでも足りないから病院職員の分の人件費を5億円削ると、こう言っているのです。だから、医業収益から利益を出すと。そして、病院の不良債務解消というふうには答えていないでしょう、見直し計画では。私どもの心配したとおりになっているのです。そうしたら、今度は病院の不良債務解消のためには、次から次へと人件費を削るということをあなた方は言っているのですよ。そのことについては正面からお答えになっていませんから、どうやって病院の側の不良債務の解消額を、財源を生み出そうとしているのか、具体的に説明してください。次に、基本設計の一時中断あるいは解約ということを一緒の答弁でしている問題についてです。ほかの会派の皆さんも既に関係の設計会社と小樽市の契約書は入手されていると思うので、これを基に伺いますけれども、市立病院調査特別委員会でも、ただいまの市長の答弁でも、一時中断ということと解約ということを同列に置いて、あるいは若干区別して答弁されているのです。しかし、一時中断ということと解約は、契約書の中では別の項目となっているのではないのですか。私が説明したら質問の時間が長くなるから。契約書によれば一時中断とは、どういう場合に一時中断するといっているのか。それから、解約というのは、第何条でどういうときに解約するといっているのですか。一時中断と言ってみたり、解約と言っていますが、この契約書に基づけば、どちらかを選択しなければならないと受け取るのが普通ではないでしょうか。一緒にされて私たちに理解を求めても、それは理解しがたいことですから、契約書の文言に従って、条文に従って、わかるように説明をお願いいたします。それから、中断にかかわって医師会や関係団体と相談があってしかるべきだとの質問に対して、市長は先ほどお答えになりました。そこで伺いますが、医師会や関係団体、これは公的病院だと思うのですが、側聞するところでは、市長は公的病院の院長に説明をしたということを聞いているわけです。公的病院といえば、協会病院、済生会、北生病院ですね、掖済会病院、同じ済生会ですから西小樽病院は行っていないと思いますが、この三つの公的病院の院長に会ってどういう内容のお話をして中断についての理解を求めたのか、その内容について説明をしてください。それに対する医師会並びに公的病院の院長の御見解はいかがであったか、そのことについても説明をお願いいたします。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
再質問にお答えをいたします。初めに、石狩湾新港の問題でありますけれども、中止せよというお話でございましたけれども、私どもは相談があったときに、小樽市の今の財政状況では負担できませんと。中止せよとは言っていませんけれども、負担できませんよということはずっと言ってまいりました。それで、話を聞きますと、道庁の方も石狩市の方も何か同意するような話をしているということですので、我々としては、引き続き現在の財政健全化計画で示している石狩湾新港管理組合の負担金、これを削減してくださいと。どうしてもやるというのであれば削減してくださいと。我々が負担を見込んでいる額の範囲内でどんどん削減して、その上で進めるというのであれば、それは考えようがあるかというふうには思っていますけれども、現在の段階では負担金の額を減らしてくれと、その上でということで今話し合いの途中でありますので、今ここでどうこうということは申し上げられないと思いますけれども、できるだけ削減してほしいという話は申し入れをしてあります。それから、病院の問題でいろいろお話がありましたけれども、どこをどう整理したらいいかちょっとわかりませんけれども、基本的にはこれは進めざるを得ない仕事だというふうには思っています。財政問題の話で副市長の答弁もありましたけれども、基本的には一般会計の財政が破たんしてまで病院をやるという話にはなりません。ですから、一般会計の財政再建も見ながら、できる限りの努力をしながら病院の建築については進めていきたいと。こういう非常に難しい問題だと思います、それは簡単な話ではないと思いますけれども、しかし病院問題については、統合しなければならないということについては皆さん方一致した意見だと思いますので、それは努力していきたいということで御理解をいただきたいと思います。際限なく一般会計から出すという話ではありませんので。ただ、私が市長になってからずっと一般会計で不足額を出してきました。このことが今になってみては、よかったと思います。病院事業会計にとってはよかったと思いますけれども、その分一般会計は苦労しているという逆な面もありますけれども、とにかく病院のこの不良債務の解消というのは、新築統合にかかわらず解消していかなければならない問題ですから、これはどんな形になるかわかりませんけれども、我々もいろいろな努力をしながら、そして国の方も、今、全国の公立病院の9割は赤字だと言われておりまして、これの経営改善措置をどう進めるか、かつて第5次までの経営改善の措置があったのですね。それが平成15年ぐらいから中断しているのです。ですから、そういったものの第6次の新しい再建への措置ですね、そのようなものを国に要求していますので、そういった動向も我々は見ていきたいというふうに思っているわけです。それから、人件費の抑制の話ですけれども、基本的には人件費総額についての抑制ということはやはり考えざるを得ないと思っています。共産党は人件費を削るなと言いますけれども、そうせざるを得ない状況でありますので、多分14日に期末手当を払いますと、市民からどんどんまた批判の声が私たちに来ます。こんな財政が悪いのに払うなと、なぜ払うのだという、そこまで我々は言われているわけです。ですから、そういう面では、職員だって生活があるわけですから一定のものは払わせてもらいますけれども、しかしながら総額についていろいろな面で工夫をしながら、削減はしていかざるを得ないというふうに思っています。それから、契約の問題の話は参事からいたしますけれども、医師会なり公的病院との話ですけれども、今回、中断といいますか、至った経緯について説明をいたしました。特に医師会なり公的病院の院長からは特段の話はなかったわけですけれども、御了解いただいたというふうに思っています。その中でやはり公立病院の必要性といいますか、これはどうしても必要なのでぜひ早くやってほしいと、こういう要望は受けております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部参事 吉川勝久(総務部参事は2007年12月まで)
北野議員の再質問にお答えいたします。基本設計の委託業務についての契約の一時中断と、それから解約をごっちゃにしているのではないかというお話ですけれども、確かに契約書上、一時中止という措置と、それから契約を解除するという措置があります。ちょっと読み上げさせていただきますけれども、契約書の第8条では、「甲は、」市はですね、「必要と認めるときは、書面をもって乙に通知し、業務の内容を変更し、又は一時中止することができる。」これが一時中止することの措置でございます。それと第15条におきまして「甲は、業務が完了しない間は、前条第1項に規定する場合のほか必要があるときは、契約を解除することができる。」これが、この前条というのがいわゆる乙、市ではなくて契約者、業者側の責任での解除がありまして、その後に、それによらない場合の解除規定があります。このいずれの規定も、これは小樽市が必要と認めて行う措置でありますので、現在の状況の判断になるのかと思います。議員がおっしゃるように、基本設計を中断するということと契約を解除するということは、確かに別の問題です。議員の御質問の中に、今回の解除期間というのは長い期間ではないというようなお話がございましたけれども、先ほど市長の答弁でも申し上げましたように、現在、土地の購入についての起債許可に関しては年度内ぎりぎりになるということで、新年度に送っていると、そういう状態の中で、国の動向等を見極めた上で事業を推進すると、そういう状況にあるわけですから、少なくとも基本設計を再開する年度につきましては新年度にずれ込んでしまう、そういうことになろうかと思います。ちょっと事例が違いますけれども、今の契約書の中に、例えば業務を一時中止した場合の相手方の解除権についての説明があります。これは内容が別のものなのですけれども、例えば市が一時中止をしましたという場合に、この契約書上はその中止の期間が30日を超えるときは相手方からの解除もできると、そういう条項を持っているわけです。ですから、業務を一時中止するということは、相手方にとっては大変不安定な状況を長期間強いるということになるわけですから、30日を超えるときは相手が解除できるという規定がございます。これは直接今の案件ではありませんけれども、今ここで基本設計を中断して新年度にずれ込むと、我々は当然、年度当初早い時期からの再開ということを望んで動いておりますけれども、4月1日からぴたっと始まるかというと、これはやはり今後の動向を見なければならないという状況の中で、契約をそのままにしておくことはできないというのが我々の判断でございます。そういう形で今回は、契約業務は一時中断すると。なおかつ契約は一時解除すると。もう一つ今回の解除、解除の理由には何点もありまして、一つには今までやったものが全く無駄になるということではない、今度再開後は今回行いましたゾーニングを踏まえて、その以後の業務を続けていけると、そういうような要素もございますので、今回は一たん契約を解除した、そういうことでございますので、御理解いただきたいと思います。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)
再々質問 22番 北野義紀
何点か再々質問いたします。まず、石狩湾新港の新しい防波堤の建設についてですが、市長は現在の負担金を削ってくれれば現在の4億6,000万円の範囲であれば考えてもいいと、同意してもいいといようなニュアンスですね。けれども、これはできない相談ではないですか。石狩湾新港管理組合の方は、入ってくるお金、出ていくお金を見て、起債の償還が圧倒的ですが、その足りない分は石狩湾新港管理組合負担金として北海道、小樽市、石狩市、3分の2、6分の1ずつそれぞれ負担するということの決まりになっているのです。これをまけてくれということは可能なのかという疑問があるから、ただいまの冒頭の市長の答弁は納得がいきません。できないことを相手側に言っているということなのです。私は細部までわかりませんから、負担金を軽減する特例でもあるのであれば、そういう密約でも石狩湾新港管理組合とあるのであれば明らかにしてください。できない相談を相手にぶつけて、負担金を削ってくれるのだったら新しい防波堤をつくってもいいですよと、こんな話は通用しないのではないですか。それから、この問題の二つ目、防波堤をつくった場合の150億円の建設事業費の15パーセントは管理者負担、地元負担なのですよ。このうち何年で計画するかはわかりませんが、15パーセントの6分の1は小樽市の負担というのは決まっているのです。ですから、この兼ね合いでどうなるかということですが、できない相談を市長が石狩湾新港管理組合に言っているというのはちょっと意外だったので、この説明を再度してください。二つ目、一般会計を見ながら病院建設を進めるというお話ですけれども、まだよくわかりません。それは、まず今年度の新しい病院を建てるに当たっての起債もそうですが、現在の病院の古い機械あるいは壊れた機械を更新するための医療機器の起債も対象になるのです。ですから、赤字だったら認めませんよと。不良債務解消が計画どおりいっていないから、あなた方は今年度医療機器の更新を起債で予定どおり申請するけれども、認められなかったらリース契約するということも想定して説明をしているのですよね。こういう現状ですから、果たして病院の側が、もし起債を病院の持ち分と言われているのをどうしてもやろうとすれば、私どもに説明があったように、結局、病院が用意できないときは、不良債務解消はその分は一般会計がかぶるというのが大前提になっているのです。だから、病院の方は、今度の新しい見直しでは医業収益を上げて不良債務解消の財源にするとは一言も言わないのです。だから、私は、全部人件費削減で不良債務解消の病院分を用意するのではないかというふうに聞いているのです。それしか理解ができないからです。しかし、それを既に道に説明に行っているというお話なのです。玄関で配られている職員組合のニュースを見たら、まだこれからの人件費削減は協議事項になっていますね。職員組合と合意していないことを、人件費削減でこれだけ用意しますということを、市長はもう既に道に説明に行っているのです。こういうことはやっていいのか。もし職員組合の同意を得られなかったら、計画が全部御破算になるでしょう。そういうことではないのですか。だから、何か先を急いで関係団体の同意もとらないで、人件費削減をどんどん進めるという計画だけ提出していると、こんなことでいいのかという疑問が出てくるのです。だから、明確にお答えになっていませんけれども、病院の不良債務解消の財源、病院の持ち分、これは全部人件費でやるということなのでしょう。はっきり答えてください。考えなければならないといったって、不良債務解消が絶対条件なのだから、考えてなんていられないでしょう、財源を用意するということになれば。だから、人件費を削るということを職員組合の同意もないのにどんどん北海道には説明していると、こういうことではないのですか。だから、一般会計を見ながら病院建設を進めるといっても、病院の不良債務だけとってもこういう現状です。しかも、一般会計は平成18年度の決算で11億何がしの赤字です。これを解消するための再建計画、これが病院の不良債務解消に5億円が新たに加わったり、あるいは3億3,000万円交付税を削られたから大変な歳入の減になるから、この計画は見直さなければならないということになっているのです。こういう大変な事態に一般会計そのものが今立たされているのです。こういうときに一般会計の状況を見ながら病院を進めるといっても、基本はわかったけれども、来年どうするのかと、こうなれば、来年については予定どおり事を進めるということが先ほど来話し合われているけれども、そんなことできるのですかということです。それから、業者との契約解除についてなのですが、業者の側からも解約するという条項が定められているのは知っていますけれども、そんな説明を私は求めていません。今度の解約というのは、小樽市の側が解約を申し出たのですね。市立病院調査特別委員会、11月12日のときは、解約したいという答弁でした。その後、解約したのかどうか。解約したのであれば、いつ解約したのか。解約の条件は何々であったか。特にお金の絡む問題については、金額も含めて説明をしてください。それから、業務の一時中断ということと解約との関係は、どうなるのですか。解約というのは、この契約そのものが全部パアになるということでしょう。前段おっしゃった業務の中断というのも、消えてなくなるということですね。この契約のつくりからいえば、そういうことになるのではないですか。だから、私はどうもわからないと。一時中断と解約をごっちゃにはしていないですよ、区別して私は考えていますけれども、あなた方の方が答弁の中で一時中断と説明したり解約と言ったりする。仮に既に解約したということになれば、一時中断というその中身が全部なくなることを意味するのではないですか。お答えください。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
石狩湾新港の問題ですけれども、平成19年度予算で石狩湾新港管理組合の負担金が4億4,600万円ですね。今の財政再建計画の中では、これを4億3,200万円に引き下げてほしいと、そういう我々は申出をしています。ですから、いろいろな財政手法を使って、例えば資本費平準化債などを使って毎年の負担金を落としてくださいと、そして長期にしてくれと、それであれば可能でないかと、そういう意味で言っていますので、別に密約をしたとかなんかという、すぐそういう話に持っていきますけれども、そんなことはありませんので。(「いやいや、今あなたが変なことを言うから聞いたのですよ」と呼ぶ者あり)そういうふうに言っていますから。それから、医療機器の購入の関係は、これは今の病院の不良債務、一般会計の赤字、国民健康保険会計の赤字、これはどこをどうするではなくて小樽市トータルとしてこれを削減していかなければならないですね。今回四つの指標を示されてきましたけれども、連結赤字比率でいきますと、早期健全化団体に陥る可能性もあると言われていますから、そういうことからいけば、病院事業会計の赤字がどうだ、どこの赤字がどうなのかではなくて、トータルとして基本となるのはやはり一般会計だと思うのです。ですから、ここをまずしっかりやっていく。一般会計がよくなれば、ほかの会計もよくなるわけですから、そこを重点的にやっていくということで、一般会計がやはり一番大きな柱になるだろうというふうに思っていますし、医療機器の購入につきましても、確かにリースという方法もありますけれども、リースよりも起債が認められれば負担が少なくて済むわけですから、そういうことで両建てでこれもこちらの起債だけは何とか認めてくれというお願いはこれからもしていって、医療機器だけは起債申請を出しました、先週。それで、ぜひ起債を認めてもらいたいと、そういう交渉はこれからもしていきながら、全体としてこの借金の返済といいますか、不良債務の解消に努めていきたいと思いますし、それから医業収益の問題が出ましたけれども、1病棟を削減する話も、これは収益の改善になるわけですから、そういう意味でぜひ御理解をいただきたいと思いますし、現状で今、病院の病床利用率が70パーセントを超えているのです。ただ、許可病床と実動病床との差がありますけれども、実動病床の比率でいけば七十五、六パーセント、今、回復しています。特に10月以降、大分入院患者も増えておりますので、収益がこのままいくかどうかまだわかりませんけれども、そういう面で何とかそういう努力もしながら医業収益も上げながら、そして不良債務を解消していきたいというのが我々の気持ちでございます。それから、そういう面で、その部分で人件費の削減も出てきますし、先ほど申し上げました小樽市トータルとして赤字を削減していくためには総人件費の抑制ということはどうしても取り組まざるを得ない課題だというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部参事 吉川勝久(総務部参事は2007年12月まで)
北野議員の再々質問にお答えいたします。基本設計の部分なのですけれども、まず業務の中断と契約の解除なのですけれども、あくまで基本設計の業務というのは小樽市が行っていく業務でございますので、今回はそれを中断した。先ほどの解約というのは、その基本設計業務を委託契約していると。その分の契約について今回は市の業務を中断することに伴って、今行っている委託契約を解除するということです。ですから、契約としては解除で今の契約はなくなりますけれども、業務としては中断した状態で残る。小樽市のやっている基本設計業務としては中断として残るということになろうかと思います。それと、業者との条件というお話でしたけれども、これはあくまでも契約書上に、先ほどの第15条の規定で解除した場合には、これは前項の規定を準用する規定なのですけれども、その業務の既成部分、でき上がった分ですね、それを検査する。検査に合格した部分は市の所有として、その部分に相応する委託料を支払う。これが契約解除の条件となるかと思います。市立病院調査特別委員会で報告した後、11月21日に久米設計に対しての解除通知をしております。現在、その検査ですね、既成部分の検査を行っているところですので、それが終了次第、当然支払の部分というのも出てまいりますけれども、そういう形で対応していきたいと。現在は検査を行っている途中ということでございます。