みんなの議会

小樽市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月14日

(1)北小樽地区開発について/(2)公立保育所のあり方について/(3)観光地における身障者対策について/(4)除排雪問題について/(5)サミット閉会後の小樽観光招致について

2007年9月14日、小樽市議会の一般質問で、久末恵子議員が「北小樽地区開発について」「公立保育所のあり方について」「観光地における身障者対策について」「除排雪問題について」「サミット閉会後の小樽観光招致について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
久末恵子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 28番 久末恵子

質問も最後となりましたので、皆さん本当にお疲れさまでございます。前の方と重複するところもございますけれども、私の視点で一般質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。初めに、北小樽地区の開発について。北小樽地区の公的施設についてお聞きいたします。小樽のまちを大きく分けますと、東南地区、中央地区、北西地区と3地区に分割されます。市内にはいろいろな公的施設がありますが、スポーツ施設はサッカー場、ジャンプ台、パークゴルフ場、野球場など各所に公的スポーツ施設があります。しかし、北西部にはスポーツの施設はありません。今、多くの市民がパークゴルフ場の設置を強く要望しております。市内に公的パークゴルフ場は銭函とおたる自然の村の2か所のみです。今パークゴルフ人口は全国的にも非常に多いと聞いておりますし、最近は国際的にもなっているとも聞いております。本市においても今高齢者のパークゴルフ愛好者が年々その数が増えてきております。お年寄りがいつまでも元気で楽しい老後を送るために、パークゴルフは一番身近なスポーツであると思います。明るい太陽の下でお互いの親ぼくを深め、明日への希望を持てるスポーツ、パークゴルフ場を、眼下に美しい日本海を一望できる北の大地に設置していただきたいと強く要望するものであります。財政難の今、厳しい要望ではございますけれども、早期に実現可能な施策がないものでしょうか、教育長にお伺いいたします。次に、北小樽地区の道路問題に関してお伺いいたします。最近、北小樽の道路は整備が行き届いており、利用者から便利になった、時間が短縮されて助かる、まちがきれいになったなどの評価をいただいております。それは昭和59年市道祝津山手線拡幅整備と平成13年秋、市道豊井道線及び市道上赤岩道線の整備が終わり、北小樽地域の道路網がつながったことによるものであります。豊井道線はかもめが丘団地とその周辺の市民の生活関連道路として、多くの要望に市の理解が得られ整備された道路であります。また、上赤岩道線は幸、後志方面に通じる一番の近道であり、多くの車が利用しております。新しい道路が整備されたことにより、かもめが丘団地及びその周辺や赤岩地区の住民は通勤時の交通渋滞が緩和されたこと、さらに祝津方面の夏の交通渋滞対策としてのう回路を確保することができたことなどであります。しかし、豊井道線につきましては、開通当時から冬期間通行止めとなっており、地域住民は非常に不便な思いをしております。一部危険と見られる箇所がありまして、通行止めを余儀なくされたわけですけれども、冬期間通行止めをすることにより、夏の期間、豊井道線を利用していた車が、赤岩、梅ケ枝方面に流れるため、車が増大し、通勤時と登校時が重なることから、交通事故につながるおそれがあります。また、雪のため、道路が狭あいなところもあり、交通指導員の方が大変御苦労されております。以前の議会でもこの問題は取り上げられているところですが、その後、砂散布業務の充実やスタッドレスタイヤの性能が向上していると聞いておりますことから、現地の事情を御賢察いただき、冬期間も通行できるよう、切に要望するものであります。冬期間の通行止めの解除について、市長の御見解をお伺いしたいと思います。次に、公立保育所のあり方についてお聞きをいたします近年急速な少子高齢化の進行とともに、核家族化、女性の社会進出の増加、地域社会の相互扶助機能の低下などにより、子供や家庭を取り巻く環境が大きく変化してきています。少子化の進行は子供同士や地域社会との交流が希薄になり、子供の自主性や社会性が育ちにくくなること、生産年齢人口の減少などにより、経済や地域社会の活力が低下するなど、我が国の将来に広く深刻な影響を与えることが懸念されております。このため国においては、時代の社会を担う子供が健やかに生まれ、かつ育成される環境の整備を図るため、次世代育成支援対策推進法を制定し、次世代育成支援対策を迅速かつ重点的に推進するために必要な措置を講じております。小樽市においても、総合的に子育てを支援するため、おたる子育てプランを策定し、子育てと仕事の両立支援、専業主婦家庭への子育て支援、児童虐待防止や子供を犯罪等から守る取組など、さまざまな施策に取り組んでおります。その中でも、特に少子化が進む中で、核家族化等の進行や地域を基盤とした人々の関係が希薄になってきており、その結果、子育て中の家庭が地域の中で孤立してしまうことで、子育てに不安を感じる保護者が増えていることが課題になってきております。子供を生むまで、子供とのかかわりや育児の経験がないという母親が増えてきている中で、子供のいない生活から子供のいる生活への移行をどうしていくのか、地域の中で最も住民に近い社会福祉施設として子育てを支えてきた保育所の役割は大変重要になっていくと思います。そこでお伺いしますが、まず公立保育所の現状とどのような課題があるのかについてお伺いいたします。また、公立保育所の果たすべき役割とはどのようなものと考えておられるのか、御所見をお伺いいたします。次に、公立保育所の民営化についてですが、保護者の就労形態などの変化により、保育ニーズが多様化していることへの対応と、行財政改革の一環として民間にできることは民間にゆだねるという観点から、全国の自治体で公立保育所の民営化に取り組まれております。最小の経費で最大の効果を上げるよう努めることが行政の責務であり、財政状況が大変厳しい小樽市ですから、なおさらのこと、より少ない経費で同じサービスを提供できる方法があるのであれば、その方法を検討すべきと思うのであります。小樽市でも真栄保育所では老朽施設を改善するために、新築を条件とした民間移譲を現在進められておりますが、今後、他の公立保育所全体のあり方についても民営化を視野に入れ、検討する時期に来ているのではないかと思います。公立保育所全体のあり方については、出生数、保育需要の推移などを踏まえた上で、小樽市としての保育行政の中長期的な構想を示し、全体的な計画を策定する必要があると思います。それでお伺いしますが、民営化を視野に入れた公立保育所全体のあり方について、今後どのように考え、検討されていくのか、御所見をお伺いしたいと思います。次に、観光地の身体障害者対策についてです。これにつきましては、今、観光のまちとしてにぎわいを見せております本市では、恒例の潮まつりは多くの市民や観光客を呼び、楽しいお祭りにしております。今年も第41回のおたる潮まつりが7月末に行われ、大変盛況のうちに終了いたしました。その潮まつりの10日ほど前、私のところに1通の匿名の手紙が届きました。その手紙は、障害のある方からのものでした。この方は、御自分も足に障害を持っておりまして、そして持っておりながら、潮まつりを見たいという障害を持った母親を車いすに乗せ、お祭り会場に行かれたそうでございます。この方の要望は、お祭り会場に身体障害者用のトイレを増やしてほしいということでした。会場内には1か所のみとのことでございます。混雑している会場内でのトイレ使用は、大変な御苦労があるようです。お祭り会場にはたくさんの露店が軒を連ねておりますが、迷惑がかからないようにと飲食を控えておられるそうでございます。このような方は、ほかにもたくさんおられるのではないでしょうか。広い会場ですので、数を増やし、障害のある方が安心してお祭りを楽しめるよう、御配慮していただきたいと要望するところでございます。御見解をお聞かせください。次に、除排雪問題についてです。初めに、昨年度、地域総合除雪業務について北地域と中央地域を分割し、6地域による地域総合除雪に変更し、道路パトロールの強化、ロータリ除雪車の増強を行いましたが、ステーション分割の効果がどうであったのか、お聞かせください。次に、今年度から除雪弱者対策として、生活道路の置き雪処理の試行を2か年ほど行うと聞いております。具体的には市内の6ステーションでそれぞれ1区域又は1路線で各ステーションごとに28間口程度、全体で約170間口程度で、その試行路線や置き雪処理対象者は町会の指定する箇所とのことでございます。また、試行する路線の除雪出動基準を15センチメートルから20センチメートルへ見直しするとのことです。ここで置き雪対策について何点かお聞きいたします。初めに、町会が試行場所や置き雪処理対象者を決めるとのことですが、市はどのような考えで依頼するのでしょうか。また、対象者はどのように考えているのでしょうか。そして、除雪出動基準を見直す理由はどのようなことなのか、お答えください。最後に、北海道洞爺湖サミットに関連して質問いたします。来年7月、世界の主要8カ国の首脳が一堂に会するサミットが、北海道洞爺湖地域で開催されることが決まりました。このサミットは地球温暖化など環境問題を中心テーマに議論が交わされると聞いておりますが、この期間、北海道が国際社会の中心となり、同時に北海道の自然や風景が全世界に放映される機会となります。高橋知事は自然や歴史、文化、新鮮な食材など、北海道の有するさまざまな魅力を世界に発信し、将来の観光や物流の活性化などにつなげていきたいとし、道民一丸となって受入れ準備を進めていくことを表明しております。そこで、最初にお尋ねしますが、サミットには多くの政府関係者や報道陣が来道しますが、その規模について現状で把握している範囲でお示しください。次に、サミットの主会場は胆振支庁管内洞爺湖町でありますが、後志支庁管内のニセコ町や留寿都村も関係者の寄宿施設の候補になっていると聞いております。後志支庁においても洞爺湖サミットの成功に向け、組織を立ち上げましたが、その組織の概要と小樽市のかかわりについてお聞かせください。また、この間、どのような取組を進めていかれるのかもあわせてお知らせください。最後に、サミットに訪れる方々は、各国首脳や政府関係者、世界じゅうの報道機関などで観光目的でないことは承知しておりますが、昨年、小樽に宿泊した外国人観光客は3万8,000人にも上っております。また、サミット関連のニュースは世界に向けて発信され、多くの人々が北海道を知る機会でもあります。昨年、策定した小樽市観光基本計画の中でも、重点施策として国際観光プロモーションの推進が挙げられております。この機会に小樽の魅力を広く発信し、これからの小樽観光の国際化に活用できるのではないかと考えますが、御所見をお聞かせください。以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

久末議員の御質問にお答えいたします。初めに、市道豊井道線の冬期間通行止めについてでありますけれども、この道路は急坂かつS字カーブがある道路であり、また地形的に風が強く、吹きだまりができやすいことや、つるつる路面の危険性が高いことから、開通当時から冬期間通行止めとしております。この道路は夏場の交通量も一定量ありまして、冬期間の通行止めの解除の要望もあることから、この冬におきまして砂散布を行った上、テスト車を走行させ、その効果などを検証して冬期間の通行止め解除の可否について判断を行ってまいりたいと考えております。次に、公立保育所のあり方でありますけれども、まず公立保育所の現状と課題でありますが、現在、公立保育所は7か所で定員615名となっており、通常の保育に加え、特別保育事業として産休明け保育を3か所、ゼロ歳児保育を2か所、延長保育を2か所、障害児保育を5か所で実施しております。また、奥沢保育所や赤岩保育所の地域子育て支援センターを中心に、家庭で育児をしている方への育児相談や仲間づくり、子育てサークルへの支援など、地域の子供と家庭を含めた子育て支援に取り組んでおります。課題としましては、保護者の就労形態の変化に伴って、多様化してきている保育ニーズへの対応、家庭で子育てをしている親子への支援機能の強化などがあります。また、保育施設としては、赤岩保育所を除けば、いずれも昭和40年代から50年代前半に建設された建物で、30年以上経過しており、老朽化が進んでいる状況でありますので、保育環境の整備が課題であると考えております。次に、公立保育所の果たすべき役割でありますけれども、核家族化の進展に伴い、家庭や地域での子育て力が低下している中で、子供の育ちに問題のある家庭が増えてきております。このため、家庭で子育てをしている方へのきめ細かな子育て支援や児童虐待など特に支援を必要とする子供とその家庭に対する支援など、地域における総合的な子育て支援の中核としての役割が今後強く求められるものと考えております。こうした中で、公立保育所は保育行政機関として直接保育所を運営することで、保育需要や課題などを的確に把握し、需要に即した保育施策や児童虐待防止に向けた子育て支援施策などに取り組み、次世代育成の中心的役割を担うものと考えております。次に、民営化を視野に入れた公立保育所の全体のあり方でありますけれども、市といたしましても大変厳しい財政状況の中で、民間の持つ機動性や柔軟性を活用して、運営の効率化を図り、多様化する保育ニーズへの対応、子育て支援機能の強化などに取り組んでいかなければならないと考えております。このため、公立保育所と民間保育所との役割分担を明確にし、出生数、保育需要の推移を考慮した中で、全体計画を策定する必要があると考えておりまして、策定に当たりましては、現在、設置されております小樽市次世代育成支援対策推進協議会におきまして、平成20年度から議論していただき、平成21年度中に計画を策定したいと考えております。次に、潮まつり会場に身体障害者用トイレを増設してほしいということでありますけれども、会場となっている第3号ふ頭基部周辺の身体障害者用トイレは、港湾部横の公衆トイレに併設されておりますが、潮まつりねりこみ時、あるいはまた花火大会時においては、臨時的、緊急的に国の合同庁舎1階の身体障害者用トイレを国にお願いして使用させていただいているところであります。明年の潮まつり会場は現時点では未定でありますが、議員に寄せられました手紙につきましては、既に潮まつり実行委員会にも読んでいただいておりまして、実行委員会では身体障害者用仮設トイレを明年から設置する方向で検討したいと聞いております。次に、除排雪問題についてですけれども、初めに地域総合除雪におけるステーション分割の効果でありますが、一昨年の大雪時において、市内全域での除排雪の実行水準に差が生じたことから、管理区域が広く、除排雪延長が長い北地区と中央地区を分割しました。昨年度は降雪量が少ない状況でありましたが、パトロールの強化やロータリ除雪車の増強に伴い、除排雪の効率化が図られたものと考えております。このため、一昨年の苦情要望件数2,775件に対し、昨年度は1,385件と大幅に減少しており、一定の成果があったものと考えております。次に、除雪弱者対策としての置き雪処理試行についてでありますけれども、初めに町会に試行する場所や置き雪処理対象者の選出を依頼することについてでありますけれども、地域の事情に詳しい町会及び役員の方々に依頼することで、より地域住民の理解が得られやすいものと考えております。次に、置き雪処理対象者でありますが、65歳以上の高齢世帯又は体に障害を持つ方などで、除雪を行うことが困難な方を対象と考えております。次に、試行路線の除雪出動基準の見直しでありますけれども、一つには試行を行わない他の路線との不公平感の解消のほか、出動基準を下げることでの歩行者及び車両通行への影響についても検証したいと思っております。また、置き雪処理の一部費用のねん出も考えております。次に、北海道洞爺湖サミットについての御質問でありますけれども、初めにサミットにより来道する政府関係者や報道陣の規模でありますけれども、北海道洞爺湖サミット道民会議によりますと、各国の代表団が約1,500人、警備関係者が約2万人、国内外の報道関係者が約4,000人、そのほかにもサミットにあわせて今回のテーマである環境問題についての催しなどを開催するため、世界各国からNGO関係者などが1万人以上来道すると予測されております。次に、北海道洞爺湖サミットに向けて後志で立ち上げられた組織でありますけれども、この組織は本年6月に後志支庁サミット推進会議として立ち上げられたものであり、その構成は小樽市を含め、管内20市町村と後志支庁などであります。この推進会議の目的は、サミットの成功を期するため、管内市町村が連携を強化し、観光や産業等の情報を積極的に発信するとともに、地域の活性化に資する取組を展開していくというものであります。次に、推進会議のこれまでの主な取組でありますけれども、サミット関連のニュースを管内に知らせる「しりべしサミット通信」の発行を始めたほか、先月30日にはニセコ町におきまして、東京に在住している外国人記者を招待して、後志の食材などを使用した歓迎夕食会を開催し、あわせて後志の観光や産品についての紹介も行いました。その際に、小樽市としても市内の水産加工業、酒造メーカー、ガラス工房などの御協力をいただき、食材の提供やガラス製品の展示を行ったところであり、今後もあらゆる機会をとらえて、小樽ブランドをアピールしてまいりたいと考えております。次に、サミットを通じて小樽の魅力の発信をして、小樽観光の国際化に活用できないかということでありますけれども、このサミットの開催は、後志をはじめ小樽の自然環境や文化、歴史などを世界にPRする大変よい機会であると考えており、サミット推進会議と連携を強める中で、小樽の映像やポスター、パンフレットなどを活用した情報発信を進めるとともに、観光協会や物産協会などの地元事業者と連携を図りながら、地場産品や観光プロモーション活動の展開を図るなど、外国人観光客の来訪に積極的に取り組んでまいりたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

久末議員の御質問にお答えいたします。北小樽地区へのパークゴルフ場への設置についてでありますが、パークゴルフは老若男女を問わず手軽にできる、また市民の健康増進や交流親ぼくを図る上で、大きな役割を果たしているスポーツであると理解しております。しかしながら、設置に当たり、パークゴルフ協会のコース基準では、18ホールでおよそ1万2,000平方メートル以上の面積が必要とされており、土地の広さや形状、その取得費用、駐車場の確保、交通アクセスの利便性など、課題も多く、多額の造成費用や維持・管理経費が必要となるため、パークゴルフ場の新たな設置につきましては、早急には難しいものと考えております。なお、近隣市町村並びに市内パークゴルフ場利用者の推移を見ながら、引き続き適している土地の調査や民間事業者の誘致などを含め、実現可能な方策を研究してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月14日 議事録 PDF(129ページ) 間違いを知らせる