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小樽市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月12日

(1)財政問題について/(2)新しい総合計画の策定について/(3)北海道新幹線について/(4)議案第32号について/(5)病院問題について/(6)小樽経済の活性化について/(7)議案第28号について/(8)教育問題について

2007年9月12日、小樽市議会の一般質問で、井川浩子議員が「財政問題について」「新しい総合計画の策定について」「北海道新幹線について」「議案第32号について」「病院問題について」「小樽経済の活性化について」「議案第28号について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
井川浩子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 井川浩子

平成19年第3回定例会に当たり、自由民主党を代表して、市長及び関係理事者に質問させていただきます。まず、財政問題についてお伺いいたします。昨年は夕張市が財政再建団体の申請を行い、いわゆる夕張問題として本市議会においても各会派から質問がありました。夕張市の財政再建の内容が報道されると、第2の夕張に本当にならないのか、財政再建団体になったら夕張市のような住民負担にならないのかなど、新聞紙上やマスコミ報道に小樽市の名前が出るたびに、市民の中から多くの不安の声が上がったところです。今定例会は、平成18年度決算を審議する議会でもあります。本市の18年度の決算は、累積赤字額が昨年度より減少はしたものの、平成16年度から3年連続赤字決算という非常に厳しい状況に陥っており、人口や財政規模が違うことなどから、夕張市のような財政再建団体とまでいかないまでも、不安を抱いているのは偽らざる気持ちであります。また、今年6月に四つの指標を導入して財政悪化の早期発見と健全化を促し、夕張市のような財政破たん団体が出るのを防ぐのがねらいで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる地方公共団体財政健全化法が成立しました。このような中で、本年7月末に平成19年度の普通交付税が決定され、小樽市は約137億4,000万円、前年度と比較すると、約4億8,000万円、3.4パーセント減少したと新聞報道がなされました。また、先日、市税のショッキングな新聞記事が私の目に大きく入りました。「市税収納率80.9パーセント、過去最低、全道ワースト2」という記事です。これまでの3年連続の赤字を抱えた中での非常に厳しい財政運営を強いられている状況で、こうした地方交付税の減少や市税の収納率が悪化していっている中での今後の財政運営、また今年3月に策定した財政健全化計画との関係など、さらに各会計の決算数値が出た中での、新しい財政健全化法での連結決算赤字比率などの財政指数など、さまざまな課題が山積していると思います。そこで、財政問題について何点かお尋ねいたします。初めに、いわゆる地方公共団体財政健全化法に関してお伺いいたします。今議会では、一般会計や各特別会計、企業会計の決算が報告されており、決算数値で実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率がどのような状況にあるのかお伺いいたします。また、健全化判断比率や再生判断比率の基準が年内に政令で決められるということでありますが、本市のこれからの指標の数値がどのような状況にあるのか、他市との比較で高いのか低いのか、また危険なデッドラインなどの状況にあるのかどうか、把握している範囲で説明してください。次に、地方交付税関係についてお伺いいたします。普通交付税が決定され、対前年度当初予算との比較で約4億8,000万円、19年度当初予算との比較で約3億円の予算割れになっているとのことでありますが、減少理由や予算割れの状況、さらに今後どのように対応していくのかお伺いいたします。歳入の主要部分を占める普通交付税の減少は、財政再建計画に影響を与えると思われます。今後、この3月に策定した財政健全化計画との関係はどうなるのか、変更していくのかどうかも含め、説明をお願いいたします。また、市税収納率が年々下がってきている現状から、このことも財政の健全化にとって影響があると思いますので、この収納率の向上に向けて、これまで実施してきた内容と今後どのように対処していくのか具体的にお答えください。次に、新しい総合計画の策定についてお伺いいたします。現在、日本は、予想を上回るスピードで少子高齢化が進み、人口減少、団塊の世代の退職、社会経済の急速なグローバル化、国や地方における財政の悪化など、目まぐるしい変化の時代を迎えています。こうした状況の中で現在、小樽市は、「市民と歩む 21世紀プラン」を指針として、まちづくりを進めております。この「市民と歩む 21世紀プラン」は、平成10年度から19年度までの10年間を基本計画期間とするものであり、本年度をもって基本計画期間が終了いたします。そこで、初めて市長みずから新しい総合計画の策定のために「新しい小樽市総合計画策定のための基本方針」を定め、第2回定例会において総務常任委員会に報告し、策定作業をスタートされたと承知しております。この基本方針では、「市民参加の機会を積極的に設け、市内各界・各層の意向を十分に把握しながら、市民とともにつくり上げていくという視点に立って進めます」とあります。市民参加の手法として、市民3,000人の意向調査や地区別懇談会、団体別懇談会を実施し、計画に反映していきたいとしております。8月1日から始まった懇談会は、約1か月をかけ延べ15回を終了し、ほぼ前回平成8年に実施した懇談会並みの参加者があったとお聞きしております。また、8月1日には、市民参加の観点から、初めて公募した委員を含む総合計画審議会の審議もスタートしたと聞いております。そこで、お伺いいたしますが、市長は新しい総合計画の策定に当たり、市民参加の機会を積極的に設けるとのことで、今回、市長みずから15回の懇談会に出席し、直接市民の意見や提言に耳を傾けたわけですが、多くの意見が出されたことと思います。今回実施したこの懇談会をどのように評価し、当日出された意見や提言をどのように総合計画策定に反映するお考えかお聞かせください。次に、現在まだ基本計画期間は終了しておりませんが、現在の総合計画「市民と歩む 21世紀プラン」の平成18年度までの実施状況などについて、どのように評価されているのか。また、現在の総合計画を評価した結果から、次の総合計画の策定に向けた課題も見えてくると思いますが、どのような点が次の課題となるのか、見解をお示しください。現在、アンケート調査を集計中とのことですので、今後、市政に対する市民の皆さんの考え方などが把握できるかと思います。これまで実施した懇談会での意見のほかにも、多くの市民の考え方が示されると思います。総合計画は、皆さんも御承知のとおり、10年後、20年後の小樽をどのようなまちにするのか、そのための指針となる大変重要な計画であります。平成20年の12月ごろまでに策定を予定しているとのことですが、小樽市民の皆さんが将来に夢と希望を持てる計画づくりを心から期待しております。次に、北海道民の夢と希望を運ぶ北海道新幹線についてお伺いいたします。北海道は、残念ながらいまだに公共依存の体質から完全に脱しきれておりません。北海道新幹線は、これからの北海道経済活性化の起爆剤となる重要な社会資本であり、今後の北海道を担っていく世代に対して、他の都府県に負けない競争力を与える強力なツールとなるものであります。我が国の南北を高速鉄道で縦断するという国家的プロジェクトである新幹線は、東海道新幹線の開業からはや40年以上が経過し、南の九州では、博多から鹿児島まで平成22年に完成予定となっております。しかしながら、北海道新幹線は、平成17年5月に新青森から新函館間が着工され、平成27年度末の完成を目指して工事が進められているものの、道都札幌までの延伸については、いまだに着工認可がおりておりません。北海道新幹線は、札幌延伸が実現してこそ、その効果が発揮できるものであることは、皆さんも御承知のとおりであり、札幌延伸に向けての山場を迎えようとしている今、私たちも新幹線誘致の取組を強化していかなければならないと考えております。そこで、誘致活動の状況について、後志20市町村などで組織されている期成会での活動も含めて、具体的な取組と、その成果などについてお聞かせください。また、新幹線新小樽(仮称)駅の設置については、地元負担も必要となり、さらにこれから新幹線を生かしたまちづくりを描いていかなければならないと思いますが、これらについて新たな総合計画の中でどのように位置づけていくのかについても御見解をお聞かせください。次に、議案第32号についてお伺いいたします。議案第32号は、小樽市消防団条例の一部改正案であります。今回の同条例改正の趣旨は、本市の消防団員が減少傾向にあることから、現条例では50歳以上の者は入団できないという年齢制限を廃止することと、65歳の定年退団を2歳引き上げて67歳とすることで、消防団員の入団促進を図り、一定の団員数を今後とも維持・確保していくためとお聞きしております。団員の入団促進は、積極的に取り組んでいかなければならない大きな課題であることは十分承知しているところでありますが、一方で火災や自然災害時などにおいてさまざまな活動に携わる団員の安全確保についても、十分配慮していかなければならないものと考えております。本市の消防団は、市内18分団に分かれ、活動内容も毎月の防火の日のほか、春・秋の火災予防週間や歳末警戒での巡回に加え、地域での近隣分団との春の合同訓練、秋の総合訓練、教養訓練など、年間45日程度あり、合わせて冬期の消火栓の除雪、警戒出動など、多くの時間を市民の安全・安心のため献身的に努力されていますことは、承知いたしております。本市の場合、過去に大火を含め火災は発生していますが、幸い自然災害の発生件数は少なく、もし発生したとしても、小規模で被害程度も他都市に比較して軽微で今日に至っております。しかし、本州では過去に、雲仙普賢岳の火砕流発生の際に多くの消防団員や関係者が被害に遭い、とうとい人命が失われたように、消防団員が犠牲になった災害が多く発生しております。消防団員は、一たん出動命令が下ったら市民の安全・安心のため、昼夜を問わず災害活動に従事するという崇高な使命感を持っております。本市においても、火災を含め大規模自然災害は、いつ、どこで発生するかしれません。本市の防災体制充実の立場から、消防団のさらなる活性化を大いに期待すると同時に、団員の安全を十分確保していただきたいと考え、質問いたします。初めに、議案第32号の提出に至った経緯についてお伺いいたします。次に、改正条例の施行後、特に期待する年齢層や活動内容について具体的にお聞かせください。あわせて、分団長会議など同議案に対する消防団自身の意見は、どのようなものであったか。また、現条例下での過去5年間の団員数の推移と平均年齢や新入団員の推移と平均年齢、加えて新入団員に支給される被服などの内容についてお聞かせください。最後に、消防団に期待される役割の中で、有事における国民保護への対応について、小樽市国民保護計画に基づいて消防団としてどのような役割を担っていくのかをお聞かせください。次に、病院問題についてお伺いいたします。全国で自治体病院を中心に、地域医療が崩壊の危機にひんしていると言われています。たび重なる診療報酬のマイナス改定、自己負担率の増加に伴う受診抑制傾向、医師不足・看護師不足問題など、近年、日本の医療を取り巻く環境は大変厳しいものとなっています。そのような中で、長年にわたり第一線で地域医療を支えてきた自治体病院も、母体自治体の財政状況の悪化から、さらに厳しい経営状況に直面し、もはやその維持そのものが困難になって、各地で地域医療を守る最後のとりでが機能不全に陥り、地域住民の医療と健康が危機にさらされております。このような中で、本年6月19日に閣議決定された「経済財政改革の基本方針2007」で、公立病院について総務省は、平成19年内に各自治体に対しガイドラインを示し、経営指数に関する数値目標を設定した改革プランを設定するように促すとされました。これを受けて総務省では、ガイドライン策定に向けて7月23日に公立病院改革懇談会を設置し、今後この懇談会の議論を踏まえて年内にはガイドラインを決定、公表することとしており、平成20年度には各自治体において、これを踏まえた改革プランを策定するということです。全国自治体病院協議会の小山田会長は、「経営第一主義の改革は、民間病院ならよいが、自治体病院に適用するのは間違っている」と、経営面だけで改革を進めることに真っ向から反対していると報道されております。自治体病院には、政策的に地元住民の医療と健康を下支えするセーフティネットとしての使命があり、事業運営に最大限の努力は必要であるけれども、単に経営面だけでその病院を判断すべきではないと考えており、小山田会長の意見に賛成です。また、都道府県には二次医療圏単位での公立病院の再編ネットワーク化に向けて積極的に取り組むよう求めており、北海道では赤字が深刻化している道内の自治体病院の見直しについて、道から市町村、住民への提案として「自治体病院等広域化・連携構想」の素案を発表しました。このように、地域医療の問題、とりわけ市町村の自治体病院のあり方が国や都道府県レベルで盛んに議論されてきております。自治体病院の統合・再編やネットワーク化を進めるという見直し案が、総論では賛同を得ることができるものの、自治体病院や住民の反発で各論反対に遭い、なかなか進まない現実があり、国や都道府県が調整せざるを得ないという背景があります。本市の市立病院の統合新築問題にも、似たような側面があるのではないでしょうか。多くの市民は、市立病院の必要性を認めていながら、建設地などさまざまな意見が出されております。我が党は病院の新築統合を早期に進めることが市民の健康と医療を守るために必要であるとの立場で、本市の病院事業について質問いたします。初めに、先月28日の北海道新聞は、高橋はるみ知事が会長を務める北海道の医療対策協議会が「道内の自治体病院を30の区域に分ける再編素案について、初めて各自治体の区分けを公表した」と報じております。その中では、小樽市は、余市町、仁木町、赤井川村、古平町、積丹町と合わせて一つの区域に設定されておりますが、今回の区域設定の考え方について、わかっていることがあればお聞かせください。市立病院は、後志二次医療圏の基幹病院として位置づけられており、市内はもとより、後志の住民にとって大切な病院であると考えており、今後この構想の成り行きに注目していきたいと思います。そこで、今回設定された小樽市を含む区域には、どのような自治体病院があるのか、また、そのほかの医療機関の状況はどうなっているのかも、あわせてお聞かせください。次に、平成18年度の小樽市病院事業決算書によりますと、収益は対前年度10.2パーセント減となり、費用は対前年度5.7パーセント減となったが、約6億1,140万円の純損失を生じたということです。厳しい経営状況の中、もちろん経費削減に取り組んでいることとは思いますが、収益が10パーセント以上も減少したので、大変苦しい経営を余儀なくされたということだと思います。そこでお伺いしますが、収益減の主な要因について、どのように分析されているのかお聞かせください。また、これまでに取り組んできた経費削減策にはどんなものがあるのか、お示しください。経営改善の努力は、これからも続けていかれるものと思いますが、今後、残された経費削減策にはどんなものがあり、いつ実施する予定なのか、また、小樽病院では経営改善部会を立ち上げ、職員から300件を超す提案が出されたとのことですが、提案の主な項目と今後の取組方針についてお聞かせください。また、病院事業の経費削減には限界があり、経営改善のかぎは、いかに収入増を図るかだと思っています。そのためには患者が行きたくなる、患者に選ばれる病院になることが必要です。確かに施設は古いかもしれませんが、親切な病院、患者の気持ちをわかってくれる病院であることが大切です。以前に比べ少なくなりましたが、残念ながらいまだに「市立病院の職員は役人的で、民間病院に比べ愛想がない」「病気に対する説明がわかりにくい」などという声が聞こえてきます。施設は古くて新病院建設まで仕方がない面もありますが、職員の意識改革はすぐにでも始められます。患者を大切にし、信頼される医師、わかりやすい説明、親切で親身になってくれる看護師を患者は求めています。そういう病院に患者は集まり、収益がふえて、経営改善につながるのではないでしょうか。経営改善のため職員の意識改革については、どのように取り組んでいるのかお伺いします。市立病院は、明治45年に株式会社私立小樽病院の創設に始まり、昭和3年に139床の市立病院として開設されてから、1世紀近くにわたり、市民の医療と健康を担い、安心・安全な市民生活に貢献してきました。地域医療の危機が伝えられる中、市民は良質の医療をこれからも安心して受けられることを望んでおり、民間病院にはない市立病院の意義を否定する人はいないであろうと思っております。さきの市民説明会で病院長は、よりよい医療提供のために統合新築をして、新病院の充実した医療環境の中で高度・良質の医療を提供したいと力説されていました。病院の統合新築までには克服すべき課題が多いとは思いますが、それらを乗り越えて市民の医療と健康を守ることが行政としての責任であると考えますが、この項最後に市立病院の統合新築に対する市長の決意をお伺いして、次の質問に移ります。次に、小樽経済の活性化について、何点かお尋ねいたします。全国的には首都圏を中心として景気回復基調にあると言われておりますが、道内、とりわけ小樽においては景気回復の実感がない状況が続いています。景気が低迷し、なかなか経済活性化に向けた糸口が見いだせない状況ではありますが、こうした状況を変えていくためには、市と市民、企業が一体となって知恵を出し合い、経済格差の是正を図っていくことが重要な課題であると考えます。そこで、焦点を絞って質問いたします。小樽経済の活性化に向けては、市内での産業振興を考えるだけではなく、市外での経済活動も重要な側面を担っていると考えます。すなわち積極的に本州方面に進出するなど、小樽産品の販路開拓事業を展開したり、地域資源を活用して魅力ある商品を開発することが、本市の経済を刺激し、少なからず活性化に結びつくものと考えます。販路開拓ということでは、まもなく道外の百貨店において物産展シーズンを迎えますが、近年の物産展における小樽産品の動向についてお伺いします。初めに、過去3年間の物産展への参加状況と販売総額、そしてどのような商品が人気なのか、お聞かせください。今定例会に予算提案されているアンテナショップ展開事業についてお伺いいたします。東京都板橋区の商店街が運営する店舗に、小樽ブランドの商品を陳列するとのことですが、アンテナショップ開設に当たってはどのようなことを目的としているのか、お聞かせください。あわせてアンテナショップ開設の効果についても、お聞かせください。近年、小樽には東アジア圏からの観光客が数多く訪れていますが、独立行政法人国際観光振興機構が中国語の繁体字で紹介しているホームページへの昨年度のアクセス件数では、小樽がトップと聞いております。また、小樽人気の高い台湾や香港などでは、好景気が続いているとも聞いていますが、これまでの東アジア地域に対する販路開拓の取組状況についてお聞かせください。国内においても人口減少や少子高齢化の進展など、目まぐるしい変化の時代を迎えていますが、こうした状況を考えますと、国内外に向けた販路拡大や市場開拓の動きは、小樽経済の活性化にとってますます必要なことと考えます。このことについて今後どのように進めていくのか、市長の御見解をお聞きいたします。次に、議案第28号に関して、大規模集客施設制限地区についてお伺いいたします。人口減少、少子高齢社会を迎えている中、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ、多様な都市機能がコンパクトに集積した子供や高齢者など、多くの人にとって暮らしやすい、歩いて暮らせる、にぎわいあふれるまちづくりを進めていくことが必要であります。中心市街地は、商業、業務、居住などの都市機能が集積し、文化、伝統をはぐくみ、各種機能を培ってきたまちの顔とも言うべき地域でありますが、全国的にモータリゼーションの進展、居住人口の減少など、中心市街地のコミュニティとしての魅力低下、中心市街地の商業地区が顧客ニーズなどに十分対応できていないことなどにより、中心市街地の衰退が進みつつあり、本市においても、まちなかに定住人口の減少、丸井今井小樽店の閉店などによる商店街のにぎわいの喪失など、中心市街地の衰退に歯止めがかかっていない現状にあると考えています。本市においても、人口減少、少子高齢社会に対応したまちづくりを進めるため、高齢者を含めた多くの人々にとって暮らしやすさを確保するという観点から、都市の既存ストックを有効活用しつつ、さまざまな都市機能がコンパクトに集積した都市構造を実現することが重要であり、とりわけ地域の経済、社会の発展に重要な役割を果たす中心市街地における都市機能の増進などを推進し、にぎわいの回復が重要と考えております。国においては、昨年、中心市街地活性化法及び都市計画法等の一部改正を行い、特に都市計画法等の一部改正においては、地域に大きな影響を与える大規模集客施設については、立地を制限するようになったと承知しておりますが、その概要及び議案第28号との関連についてお伺いします。また、時代の変化に対応して都市計画に対し、民間などの知識、経験を生かし、住民などの主体的かつ積極的な参加が必要と考えておりますが、お考えをお伺いいたします。最後に、教育についてお尋ねいたします。先般の国会で教育関連三法が改正されるなど、教育を取り巻く環境が劇的に変化しようとする中、教育委員会においては、これからの教育の進むべき方向をしっかり見据え、子供たちの健やかな成長のために教育課題にしっかり取り組んでいただきたいと考えています。中央教育審議会答申「新しい時代の義務教育を創造する」には、「これからの新しい義務教育の姿として、子供たちがよく学び遊び、心身ともに健やかに育つことを目指し、高い資質能力を備えた教師が自信を持って指導に当たり、そして、保護者や地域も加わって、学校が生き生きと活気ある活動を展開する、そのような姿の学校を実現すること」が期待されております。「そのためには、義務教育の直接実施主体である市区町村が設置者として、その地域の状況に応じて独自の教育方針や基準を設定するなど、地域の実情に応じた教育を実現できるようにしていくことが必要である」と記されています。本市においては、心豊かに学び、ふるさとに夢と誇りを持つ小樽の子供の育成を目指し、平成18年度から平成20年度までの小樽市教育委員会としての義務教育改革ビジョンである小樽市立学校教育推進計画「あおばとプラン」に取り組まれており、その実現に大きな期待を寄せているところです。そこで、教育長にお伺いします。あおばとプランの進ちょく状況についてお聞かせください。次に、あおばとプランには、「確かな学力の育成」「豊かな心の育成」「健やかな体の育成」などの六つの目標が示されておりますが、特に確かな学力の育成に示されている取組について具体的に何点かお伺いいたします。まず、学習到達度調査についてですが、子供一人一人の学習の到達度を客観的に評価して、学習指導のあり方を改善し、どの子供にも基礎・基本の確実な定着を図ることは教員としての責務と考えます。本市が昨年の5月10日に独自に実施した学習到達度調査の結果を各学校ではどのように活用しているのでしょうか、お伺いいたします。続いて、特別支援教育についてですが、本年4月からスタートした特別支援教育に対する本市の支援体制の整備状況についてお聞かせください。また、障害のある子供一人一人の教育的ニーズに応じて適切な教育的支援を行うという特別支援教育に北教組が非協力運動を行っているという新聞報道が6月にあり、保護者からも、組合員である前に目の前にいる子供たちのための教育をお願いしたいと失望の声が上がっていると記事にありました。コーディネーターの指名は受けない、校内委員会は設置しない、専門家チームや巡回相談員は受けないなどの取組を行ったということですが、このようなことに対して激しい怒りを覚えたのは私だけではないと思います。小樽市においても、このような非協力運動が行われているのでしょうか。実態をお聞かせください。以上、再質問はいたしませんので、市長の明快な御答弁をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

井川議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題について何点かお尋ねがありました。まず、いわゆる地方公共団体財政健全化法に関して、実質赤字比率などの平成18年度の決算数値でありますけれども、6月に公布されました法律の条項によって算定しますと、実質赤字比率が3.8パーセント、連結実質赤字比率が19.4パーセント、実質公債費比率が20.2パーセントとなっております。次に、各財政指標の道内他都市との比較でありますけれども、まず実質赤字比率につきましては、18年度決算での赤字団体は4団体と把握しておりますが、本市の比率は、夕張市、歌志内市に次いで3番目に高い比率となっております。実質公債費比率は、道内35市の中で高い方から9番目となっており、地方債の発行が一部制限される25パーセント以上ではありませんが、他の道内15市と同様に起債に当たっては許可を受ける必要がある団体となっております。なお、連結実質赤字比率については、他都市の状況をまだ把握しておりませんので、現状では比較はしておりません。次に、本年度の普通交付税の状況でありますが、まず前年度と比較しての減少理由でありますが、国の交付税総額が5パーセント減少している中で、基準財政需要額において国の制度改正による母子加算の見直しなどにより生活保護費が減額となったことや、基準財政収入額において市民税の所得割が大幅に伸びると推計されたことなどが挙げられます。また、本年度の見積りとの比較につきましても、想定した以上に市民税所得割の伸びが大きく、結果として予算額を大幅に下回ることとなったところであります。また、今後の対応についてでありますけれども、予算執行に当たりましては、その必要性や緊急性を改めて見極めながら歳入の確保と経費の節減に最大限努めるとともに、さらなる事務事業の見直しを進めていきたいと考えているところであります。次に、本年度の普通交付税の減少と財政健全化計画の関係についてでありますけれども、今回の普通交付税の減少は、来年度以降の見積りにも大きく影響することから、現在、改めて各会計の今後の収支見通しについて精査を行っております。いずれにいたしましても、今後、年末に向けて来年度予算の編成作業にも入ってまいりますので、それらとの整合性にも留意しながら、必要に応じ計画の見直しを行ってまいりたいと考えております。次に、市税の収納率向上に向けてこれまで実施してきた内容と今後の具体的な対応でありますが、滞納者への対応につきましては、これまで電話催告、臨戸訪問、文書催告のほか、預貯金などの差押えを行っております。18年度は特に2週間の臨戸強化月間を7月、9月、2月に実施し、延べ4,100戸を訪問し、約150万円を徴収いたしました。さらに預貯金などの差押えでは、17年度より100件多い178件を実施し、約1,400万円を徴収しましたが、市税全体の収納率では0.84パーセント減の80.89パーセント、現年課税分では0.55パーセント増の94.07パーセントとなっております。次に、今後の対応につきましては、既に7月上旬に臨戸強化期間の実施や税源移譲による市・道民税の収納対策として、例年12月に行っている現年一斉催告を前倒しし、8月下旬に催告書を発送しておりますし、現年滞納者の減少を図るため、これまでの取組を早めに行うとともに、納税意識が希薄で、納税の意思が見受けられない滞納者については、引き続き財産や収入の調査を行い、預貯金などの差押えを実施してまいります。なお、北海道との協議により市・道民税の滞納について、その一部を小樽道税事務所において直接徴収を行うことで準備を進めているところであります。いずれにいたしましても、厳しい財政状況でありますので、自主財源である市税の確保は大変重要であり、今後とも滞納整理について努力してまいりたいと思っております。次に、新しい総合計画についての御質問でありますけれども、初めに市民懇談会の評価と意見の反映についてでありますが、新しい総合計画は行政が一方的につくるのではなく、多くの市民の皆さんの御意見、御提言をできる限り計画に反映し、ともにつくり上げていくことを基本としており、私自身が直接市民の皆さんと将来のまちづくりについて意見交換することが大切であると考え、地区別懇談会、団体別懇談会を開催したところであります。懇談会の中では、除排雪体制のあり方や本市の財政状況、プールなど施設の設置要望など、身近な市政の課題に対する御意見のほか、将来のまちづくりに対して滞在型観光への転換や地場産業の活性化、旧手宮線の活用などについて多くの御意見がありました。懇談会の評価という点では、率直に言って、これからの10年を見通した小樽市の将来像について意見を交わすことの難しさを感じましたが、市民ニーズなどを把握するよい機会だったと認識しております。なお、現在、市民アンケートも含め、これらの意見を課題別に分類、整理しており、これからの総合計画審議会に示して議論を行っていただくなど、計画づくりに役立てていきたいと考えております。次に、現計画の実施状況の評価と次の計画の課題でありますけれども、「市民と歩む 21世紀プラン」では、小樽市の将来都市像を「未来と歴史が調和した安心、快適、躍動のまち」とし、安らぎのある生活環境の創出、触れ合いと支え合いに満ちた福祉社会の確立、だれもが生き生きと働ける活力と魅力ある経済社会の実現に向け、さまざまな施策に取り組んでまいりました。達成状況につきましては、現在、平成18年度決算までの実施状況を取りまとめているところであります。計画期間の前半は、バブル経済崩壊後のいわゆる失われた10年と言われた時期となり、厳しい経済環境に見舞われるとともに、国、地方を含めた財政状況の悪化も重なり、社会全体が極めて厳しい状況にありました。本市におきましても、人口の減少に歯止めがかからなかったこと、工業出荷額や商業販売額が落ち込むなど、計画に掲げた目標に至らなかった面もあったと考えております。次に、新たな計画の課題でありますけれども、本市を含め北海道は、いまだ経済の低迷から脱したとは言えず、依然として厳しい状況にあり、特に本市において財政再建は、今が正念場と認識しております。そうした中での新たな計画の策定は難しい面も多くありますが、引き続く人口減少に歯止めをかけることや、地場産品の販路拡大などによる地域経済の活性化、高齢化社会での高齢者の健康づくりや生きがいづくりなど、多くの課題があると認識しております。次に、北海道新幹線についての御質問でありますけれども、初めに誘致活動と成果でありますが、北海道新幹線建設促進後志・小樽期成会では、後志総合開発期成会などと連携して、春と秋に道内及び中央要望活動を実施しているほか、私も期成会の会長として、上京の機会をとらえて時間の許す限り要望活動を行っております。また、今年6月には北海道市長会、先月22日には倶知安町や札幌市など駅設置の自治体などで結成した北海道新幹線建設促進関係自治体連絡協議会による新幹線建設促進の中央要望にも参加しております。地元小樽の取組としては、昨年12月に北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺整備構想を策定し、市民の皆さんへの周知を図るとともに、国土交通省や関係国会議員に対しても説明を行ったところであります。このほか、昨年8月に小樽市内で誘致に向けて開催した講演会には700人を超える参加者があり、本年も引き続き開催したいと考えております。こうした取組の成果として、本年度は新小樽(仮称)駅の事前調査が実施されたところであり、来年度以降の駅部調査の実施も期待されることから、これまでの本市も含めたさまざまな誘致活動によって、札幌延伸に向けた国の動きが促進されてきたものと考えております。次に、新たな総合計画の中での位置づけでありますけれども、新小樽(仮称)駅が開業した際に、新幹線を最大限まちづくりに生かせるよう、先ほど答弁いたしました新小樽(仮称)駅周辺整備構想を策定し、事前に市としてのまちづくりの方向性を示したところであります。この構想は、新幹線を生かしたまちづくりのビジョンと、それを進めるための土地利用構想及びインフラ整備の三つで構成され、観光振興や交通アクセス整備、駅周辺の面的整備などについて取り上げております。現段階では札幌までの着工は認可されておりませんが、先月開催しました新総合計画策定に向けた懇談会でも、市民の方から新幹線を含めた交通とまちづくりについて総合計画にのせるべきであるという御意見をいただいており、今後、総合計画審議会で議論していただきたいと考えております。次に、議案第32号小樽市消防団条例の一部改正についての御質問でありますけれども、まず条例の改正案提出に至った経緯でありますが、御承知のとおり消防団員は年々減少傾向にあり、現在、任用が制限されている50歳以上の方の入団希望者がこれまでもあったことや、今後さらに高齢化社会を迎える中にあって団員の確保と消防団の活性化を図っていくためには、現条例の任用年齢と解職年齢の見直しや消防団長の任期についての規定を新たに設ける必要があると判断したものであります。次に、改正により期待する年齢層や活動内容でありますけれども、若年層や女性団員に対する入団促進は、今後も積極的に継続していく必要があると考えておりますが、今まで入団が制限されていた50歳以上の方や、今後、大量に定年退職を迎えられる60歳以上の方の中には消防団員として元気に活動できる方も多く在職していると思いますので、改正によりそのような方々の入団も期待しております。また、活動内容については、火災や風水害などの災害における現場活動のほか、消防団には日中の予防活動や夜間の巡回パトロール、災害時の避難誘導、応急手当の普及指導など、多くの活動が役割として期待されているところでありますので、それらに対しても、豊富な社会経験や知識などを生かしていただければと考えております。次に、分団長会議など消防団自身の意見についてでありますけれども、任用要件の緩和や解職年齢の引上げにつきましては、以前から分団長会議等で要望があり、団長、副団長と検討していたものであります。このたびの条例案も団長、副団長と協議し、定例分団長会議において説明をしております。この分団長会議におきましては、特に異論や意見などはなく、了解をいただいたものであります。次に、過去5年間の団員数の推移と平均年齢でありますが、団員数と平均年齢は4月1日現在で、平成14年535人48.7歳、平成15年518人48.8歳、平成16年500人で49.0歳、平成17年509人49.2歳、平成18年490人49.3歳となっております。また、新入団員数と平均年齢は、平成14年19人38.9歳、平成15年27人31.1歳、平成16年26人33.7歳、平成17年20人30.9歳、平成18年15人34.5歳となっております。次に、新入団員に支給される被服等でありますが、防火衣、制服、盛夏服、活動服等のほか、防じんゴーグルや防じんマスク等の安全装備品も支給しております。また、夜間活動における団員の安全確保を図るため、本定例会に反射チョッキを全団員に支給するための補正予算案も提出しているところであります。次に、小樽市国民保護計画に基づく消防団の役割でありますけれども、消防団は消防本部、消防署と連携して警報の伝達や消火活動等に当たるとともに、避難住民の誘導を行うことについて定められております。武力攻撃事態等の有事の際には、地域住民の安全確保のため、速やかな広報による事態の周知と迅速な避難誘導が求められます。地域住民で構成されている消防団は、地域の実情に精通しているとともに、災害時には迅速で的確な対応をすることができる力を持っていることから、避難住民の誘導等に重要な役割を期待しております。次に、病院問題についての御質問でありますけれども、まず北海道の医療対策協議会の自治体病院再編素案についてでありますが、この素案の区域設定に当たっては、一つは実際の患者の通院動向に即した区域設定、二つ目は地域の核となる病院の存在、三つ目は地理的に連続した区域の設定、四つ目は区域間距離が小さく、以前から相互の関係が深いブロックを一体化、五つ目が極端に広くなる区域、遠隔地を含む区域にはサブ区域を設定する、六つ目、将来的な地域間連携を考慮するの6点を前提に調整して設定したと聞いております。次に、今回設定された小樽市を含む区域の医療機関の状況でありますけれども、区域内の自治体病院は小樽市の二つの市立病院だけであります。また、そのほかの医療機関については、公的病院は小樽市内に三つの病院のほか、余市協会病院の計四つの病院で、その他の病院は小樽市内に13病院、余市に2病院の計15病院、診療所は小樽市内に103診療所、余市に17診療所、そのほかが8診療所の計128診療所となっております。次に、平成18年度の病院事業収益が対前年度で減少した要因でありますが、病院収益の根幹である入院・外来収益の減少がその主なものであります。これは主に入院・外来患者数の減少によるもので、その原因は、内科で小樽病院の医師が2名、第二病院で1名それぞれ減少したほか、小児科医師が2名から1名に減少したことにより、小児科の入院を休止せざるを得なくなったこと、また、この小児科医師の減少に伴い、産科診療の休止をやむなくされたことなどで患者数が減少し、残念ながら収益が減少したものであります。次に、経費の削減策でありますけれども、これまでに取り組んできたものは職員給与費の独自削減のほか、両病院では給食業務の民間委託及び委託業務内容の全面見直し、小樽病院では電話交換業務の全面委託及び病棟再編による看護師の削減などを行ってまいりました。今後については、両病院のボイラー業務を平成20年度から全面委託する予定であります。経営改善についての職員からの提案でありますが、主なものとして患者満足度調査の実施により、業務改善やサービス向上を図ること、市民向けの健康教室の開催により健康相談や病院のPRを行うこと、ホームページの改善を図ることにより、市民への情報の提供を充実すること、入退院の一括管理等により病床利用率の向上を図ること、外来待合室の改善、医療機器のさらなる有効活用策の検討、医薬品、診療材料等の管理の徹底などが提案されております。これらの提案のうち実施可能なものは既に着手しており、また検討が必要なものは、院内の各部署や委員会などで具体化に向けた検討の上、実施に移すこととしております。次に、職員の意識改革でありますけれども、医療サービスの質を向上させ、真に患者中心の医療を実現することが病院の経営改善につながるものであり、このためには職員の意識改革が必要と考え、現在、両病院では病院機能評価の認定取得に向けた作業に取り組んでおります。病院機能評価は、第三者による評価を受けることで病院の現状の問題点が明らかにされ、それらを改善していくことでより高い医療の質の向上と職員の自覚と意欲の向上が図られるとともに、経営の効率化が推進されるものであります。また、現状の厳しい経営状況などの情報を共有するため、両病院全職員を対象に説明会を開催したほか、接遇研修会など意識改革に向けた取組強化を図っているところであります。また、平成21年度には地方公営企業法の全部適用を導入したいと考えており、これにより独立した企業体の職員としての自覚が促され、コスト意識と経営参画意識が醸成されるものと考えております。いずれにいたしましても、経営改善のためには多くの患者に利用してもらうことが必要でありますので、優しさと思いやりを持って患者を大切にし、良質で信頼される医療を提供する病院づくりに両院長を先頭に職員一丸となって取り組んでいるところであります。次に、市立病院新築統合に向けての決意ということでありますが、市民の皆さんが安心して生活のできるまちづくりを行うためには、市立病院は欠くことのできないものと考えております。現在の病院は老朽化が著しく非効率的であることから、このまま継続していくことが困難であり、これ以上の財政負担を増やさないためにも統合新築が必要であると考えております。新病院の建設は何十年に一度の大事業でありますし、現在の市の財政状況などから簡単な道ではありませんが、その実現に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。次に、小樽経済の活性化についての御質問でありますけれども、初めに過去3か年の物産展への参加状況及び販売額でありますが、平成16年度147会場6億4,700万円、平成17年度147会場8億9,100万円、平成18年度143会場9億6,600万円と年々取扱高を伸ばしており、小樽産品の評価が高まっているものと思っております。また、人気商品については、魚卵や生鮮魚介類が販売額の約4割を占めるほか、ラーメン、総菜類なども人気であり、特に近年は全国的に菓子類の売上げが大きく伸びております。次に、アンテナショップ開設の目的と効果でありますが、出店を予定しております東京都板橋区にあるハッピーロード大山商店街は、平成17年より商店街にある空き店舗を全国各地のアンテナショップとして活用するため出店者を募っており、現在、全国から11の自治体が地場産品の販売だけではなく、観光誘致や相互交流を活発に行っており、1日平均2万8,000人の客でにぎわう、地域に親しまれている商店街であります。このたびのアンテナショップの開設は、首都圏における小樽産品のニーズの把握と販路開拓を図るとともに、観光情報などを発信することを目的として開設するものであり、小樽産品の新たな販路の拡大や小樽観光のPR拠点として大きな成果が期待できるものと考えております。次に、東アジア地域に対する販路開拓の取組でありますけれども、平成15年度から産学官が連携をとりながら小樽産品の効果的な販路開拓について調査・検討を行った結果、近年、東アジア圏からの外国人観光客の入込み数が増加していることや、今後、小樽産品の新たな販路開拓が見込まれる有望な市場であると判断したところであります。これまでの取組としては、平成16年度には香港で北海道小樽フェアの開催、平成17年度には台湾で日本商品展に参加するとともに、小樽観光キャンペーンの実施、平成18年度には同じく台湾で北海道商談会の開催や日本商品展への参加などを行っており、徐々に販路開拓の成果が表れてきているところであります。今年度においても、恒常的な取引ルートを確立するため、引き続き台湾において商談会の開催を予定しており、現在、準備を進めているところであります。次に、国内外に向けた販路拡大や市場開拓の動きでありますけれども、私は市政運営の五つの基本目標の一つとして、技術力、観光知名度、港など小樽の強みを生かした元気なまちづくりを掲げ、現在、ガラス製品をはじめとする小樽産品のブランド化や東アジア・マーケットリサーチ事業の推進など、国内外への販路拡大を通じて地域経済の活性化に取り組んでおります。また、国内においては、人口減少や少子高齢化の流れの中で需要が減退するとの見方があり、企業にとっても付加価値の高い商品を開発することや、域外に向けて販路を拡大することは戦略として重要なことと考えております。こうした中、市としては、これまでの取組を継続する一方で、強みとなる地域資源を活用した中小企業の新商品開発や市場開拓の取組を、国の新たな施策である中小企業地域資源活用プログラムと連動を図りながら支援するとともに、小樽港と航路が開設され、近年、経済成長が著しい中国市場に向けての販路拡大に取り組み、地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。次に、議案第28号についての御質問でありますけれども、初めに都市計画法の改正概要についてでありますが、昨年5月に公布された都市計画法等の一部改正により、中心市街地のまちづくりなどへ大きな影響を与える劇場、店舗、飲食店等の床面積の合計が1万平方メートルを超える大規模集客施設の立地について、これまで立地可能であった六つの用途地域から近隣商業地域、商業地域、準工業地域の三つの用途地域に限定されたところであります。次に、議案第28号との関連でありますけれども、準工業地域は改正法においても大規模集客施設の立地ができることから、ここに大規模集客施設が進出することは、中心市街地の商店街等に大きな影響を及ぼすものと考えられます。本市においては、中心市街地のにぎわいの創出を図るため、居住人口の回復や既存都市施設の有効活用を進めていく必要があると考えており、このため、条例の改正を行い、準工業地域における大規模集客施設の立地を制限するものであります。次に、都市計画に対する住民等の参加でありますけれども、平成14年に都市計画制度が創設され、土地所有者やNPO法人等が都市計画に対する提案ができることとなり、主体的、積極的な住民参加ができることになりました。平成18年の法改正において、これまでの土地所有者等に加え、まちづくりの推進に関し経験と知識を有する団体等が追加され、制度の拡充が図られたところであります。本市におきましても、中心市街地における都市機能の増進、また、まちづくりへの住民等の積極的な参加は重要であると認識しておりますので、今後とも市民各層の御意見をいただきながら取組を進めていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

井川議員の御質問にお答えいたします。初めに、あおばとプランの進ちょく状況についてでありますが、あおばとプランには確かな学力や豊かな心の育成などの目標を達成するため、65項目の主な取組を示しております。教育委員会におきましては、各学校の取組を支えるために、これまで学力向上検討委員会の設置、学習到達度調査の実施、特別支援教育の支援体制の整備をはじめ、各種資料の作成や発行、教員研修の実施などに積極的に取り組み、学校の取組状況につきましても、学期ごとに調査、把握しながら、その都度、指導・助言に努めてまいりました。各学校におきましては、1学期末で既に実施した項目の割合は平均53.4パーセントになっております。今後の実施予定も含めますと、本年度末には89.5パーセントの実施率になります。65項目のうち、地域への授業公開や安全マップの作成、特別支援教育における校内委員会の設置など、19項目においては既に全校で実施されていると報告を受けております。また、朝の10分間読書については37校、キャリア教育の推進は30校、情報教育指導計画の作成については32校での実施が見られるなど、各学校では改善の意識も高まり、取組を着実に進めていることがうかがわれます。あおばとプランにおいては、各学校が取り組むべきことを明確に示したことにより、心豊かに学び、ふるさとに夢と誇りを持つ小樽の子供の育成に向け、市内の各学校が同じ方向に向かって歩み出したことは、大きな成果であると受け止めております。次に、学習到達度調査結果の活用についてでありますが、この調査は小学校の学習指導要領の目的及び内容に照らした学習の定着状況を把握し、課題を明らかにして今後の各学校の指導計画や学習指導の改善に資することを目的に実施したものです。調査結果につきましては、学力向上検討委員会を設置して分析し、報告書としてまとめました。その結果を踏まえた指導上の改善点について、校長会議で説明するとともに、各学校における教育課程や学習指導の改善に取り組むよう指導したところであります。さらに、報告書に示された指導上の改善点について理解を深めるために、教育研究所の職員を各小中学校に派遣し、指導・助言を行い、調査を踏まえた指導方法などの改善計画について提出を求め、努力をいただいているところであります。例えば自校の現状を分析し、漢字の定着に課題が見られる場合は、漢字ドリルを取り入れたり、算数において筋道を立てて考えることに課題が見られる場合には、授業に子供同士の学び合いの活動を取り入れるなど、自分の考えをほかの人に説明する機会を多くするなど、指導方法の工夫、改善に努めていただいております。また、生活・学習意識調査において、朝食を食べてこない子供の多い学校では、栄養士を招いて講演会を計画するなど、自校の調査結果を踏まえた指導に努めているところでございます。今後、各学校から提出されている改善計画の進ちょく状況を把握しながら、調査結果が有効に活用されるよう指導してまいります。最後に、特別支援教育についてでありますが、学校教育法の改正により本年4月から新しい制度が実施に移され、従来の特殊教育が担ってきた障害だけではなく、学習障害や注意欠陥多動性障害などを含めて児童・生徒一人一人の教育ニーズに応じた適切な教育的支援を行うことが位置づけられました。小樽市におきましても、本年4月に専門家チームによる「こども支援部会」を立ち上げ、巡回相談員を配置したほか、学校においては児童・生徒の実態把握を行い、適切な指導及び必要な支援をするため、校長、教頭、担当教員などで組織する校内委員会の設置や保護者との連絡や校内での連絡調整、関係機関との連携などを行うコーディネーターの指名といった体制を整え、支援に対する取組を着実に進めてきているところであります。また、これに対する職員団体の対応でありますが、新聞報道にありますように、組織として反対の立場を表明していますが、小樽市においては、すべての学校において校内委員会が設置され、コーディネーターの指名も教員の協力を得ながら進めてまいりました。巡回相談員の派遣要請につきましても、これまで17件あり、学校と巡回相談員が一体となって子供の教育ニーズに応じた取組を進めている状況にあります。

出典:小樽市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月12日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる