みんなの議会

小樽市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月25日

(1)市長の政治姿勢について/(2)市立病院の移転について/(3)若年者の雇用について/(4)サミット期間中の観光について/(5)情報インフラと経費削減について

2007年6月25日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「市長の政治姿勢について」「市立病院の移転について」「若年者の雇用について」「サミット期間中の観光について」「情報インフラと経費削減について」について質問し、市長 山田勝麿、総務部長 山﨑範夫が答弁しました。

質問者
成田祐樹 議員
答弁者
市長 山田勝麿、総務部長 山﨑範夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 成田祐樹

今回、初めて質問させていただきます成田祐樹です。厳しい財政状況の小樽において、この場に立つことに大変責任を感じております。まだまだ経験では皆様に遠く及びませんが、一生懸命頑張りますので、今後とも御指導のほどよろしくお願いします。それでは一般質問をいたします。1点目、市長の政治姿勢についてお伺いします。今回行われた市長選挙は三者による非常に激しい選挙戦でした。その中でも財政再建を軸とした病院問題が争われた選挙であると思われます。しかし、結果を見ると、投票者の6割近くが現職の方針に反対したと言わざるを得ません。その内訳はリフォーム論であったり、規模縮小論であったり、さまざまな見解を持たれた方がいると思われます。しかし、その反対論すべてに直結するのは建設費の縮小を願ってのことではないでしょうか。厳しい小樽市の財政状況を勘案しての結果であると思われます。果たしてこのまま市民の民意を十分に得られないままで計画を進めていくのでしょうか。市長は先日の会派代表質問において、現計画の規模だと築港地区以外に適地はないとおっしゃいました。しかし、規模の部分において十分な議論がなされたのでしょうか。規模が小さくなれば、当然現在地でも建て替えることが可能になるわけです。そうなれば市民が心配している建設費の圧縮にもつながるはずです。選挙結果も踏まえて、今後、病院問題において規模や立地、内容について見直すことは全くされないのですか。市長の見解をお聞かせください。このまま市民の十分な理解を得ぬまま市政を推し進めていくことは、市民にとって不安を招く要因となりかねません。今後、市民との対話の場所をどう設けていくのか、具体的にお聞かせください。2点目に、病院の移転問題についてお伺いします。病院が築港地区に移転することにより、利用者の移動時間の増加が懸念されます。市の人口の中心は花園にあり、ここから離れれば離れるほど市民全体の移動距離が増えてしまうのです。つまりさらに離れる築港地区に建てるということは、移動時間の増加を表します。その際、問題となる点に救急時の搬送時間の増加が挙げられます。市立小樽病院の現在地から築港地区までの距離としては、二、三分増える程度かと思われます。しかし、築港地区に病院が建ったときには、経由されることがほとんどであろう勝納交差点は交通量が多く、朝夕の通勤時間帯では混雑しています。また、休日でも昼間はウイングベイ小樽に行く客が多く、近辺の道路は車で多く埋まり、緊急車両の走行に影響があるのではないかと思われます。また、臨港線は中央分離帯があるために、救急車が対向車線を走るということも困難ではないかと思われます。さらに、心配なのが病院利用者による通行量の増加です。平成18年11月の広報おたるのアンケートによると、市立小樽病院における外来患者の38パーセントは自家用車、31パーセントがバス、13パーセントがタクシーを利用して来院しており、合計で82パーセントが車関係を利用して来院している状況であります。徒歩が14パーセントとありますが、病院が移転することにより近隣の住宅が少なくなるため、さらに車関係の利用が増えると予測すると、9割近くが車を利用した乗り物で来院すると予想されます。当然、自家用車でも、駐車する車だけでなく送迎する車もあります。駐車場は350台といったキャパシティー以上に、近隣の車の出入りは激しくなると思われます。送迎やタクシーの客待ち車両の路上駐車といった問題も出てくるはずです。これが理由でさらに何分間か搬送時間が増えるというのであれば、合計で5分近く増えてもおかしくはなく、特に急性期患者を受け入れる方針をとっている新病院にとっては、患者を助けるための病院が移転により助からなくなるという事態も出てくるのではないでしょうか。施設の最適配置の場所としては問題があるかと思われます。また、この対策のために道路改修などの費用がさらにかかるのであれば、財政への負担が重くなってくると思われます。そうであれば、築港地区における建設そのものを見直さなければならないのではないでしょうか。市長の見解をお聞かせください。次に、人口移動の予測についてお伺いします。もし仮に築港地区に病院が移転した場合は職員も勤務地が変わるので、すぐにとは言いませんが、ある程度の期間を経て住居の移転が予測されます。これは職員だけではなく、当然家族も一緒に移動するわけです。現在、病院が建っている地域の商店街は、人口減による売上げの心配をされています。中には今後の状況に応じて店を継ぐ継がないといった話もあり、ある程度の将来の見通しが必要となっています。長橋、入船地区の人口移動の予測と、該当地域の売上げへの影響と対策をお聞かせください。また、あわせて中心部における人口移動の予測と、該当地域の売上げへの影響と対策もお聞かせください。3点目に若年者の雇用についてお伺いします。小樽在住で小樽に就職したい学生の就職希望率と内定率をお聞かせください。小樽市内に残りたいという大学生は多くいるにもかかわらず、現実には就職先が少なく、札幌や東京に流出している状況にあります。そして、一度出てしまうとなかなか戻る機会は得られず、これでは小樽の若者は減るばかりです。また、採用する企業側も育てる余裕がなく、戦力になる中途採用は募集していても、新卒をなかなかとらない傾向にあります。このまま若年者人口が減って市税収入が減るぐらいであれば、企業に教育研修の補助などを行って、新卒採用の間口を広げてもらうことはできないでしょうか。小樽に住み、働いた若者は、また小樽に市税を納めてくれるはずです。市長の御見解をお聞かせください。4点目に、サミット期間中の観光についてお伺いします。来年7月のサミット開催の前後においては、洞爺湖近隣の宿泊施設が報道機関などにより1か月近く貸しきられるそうです。当然そうなると、修学旅行客や他の団体旅行客はあおりを受けて宿泊先を変更せざるを得なくなります。これは小樽に泊まっていただくよいチャンスです。あと1年しかありませんが、小樽市としては今後どう宿泊客の取り込みを行っていくのか、見解をお聞かせください。また、それにあわせて、多数の外国からの旅行者が小樽を訪れると思われます。外国人への通訳などの体制はどうなっていますか。サミット後には、せっかくできた受入れの組織をなくしてしまうのではなく、規模を縮小してでもよいので通訳センターをつくるなど、海外からの旅行者を受け入れる体制を残していくことを願っています。国際観光都市として発展するよい機会であると考えますが、いかがでしょうか。見解をお聞かせください。最後、5点目に情報インフラと経費削減についてお伺いします。電子入札についてですが、現在、横須賀市が電子入札を積極的に導入し、担当職員を6人から4人へ、時間外手当を6分の1に削減するなど、経費削減の効果が見られています。事業関係者にとっては、市役所へ出向く手間や関係書類を作成する無駄が省けるというメリットがあり、市にとっても、入札の透明性の向上と窓口業務を簡略化できるというメリットがあります。導入に対しても、現在は第三者によってシステムを運営している場合がほとんどで、複数自治体で利用しているため、初期導入のコストも抑えることができるようになっています。市の経費削減につながると思われますが、これに対する今後の取組について教えてください。また、あわせて電子申請による各種書類の提出に対する取組についてもお聞かせください。庁舎内書類の電子化と共有化についてお伺いします。現在、庁内LANによる情報の共有化が進んでいると思われますが、それに伴い書類の電子化が行われていると思います。紙代の削減につながるとともに、各課の情報共有に利便性を高め、作業の効率性を高めると思いますが、どの程度取り組まれているのか、お聞かせください。続いて、市役所ホームページの情報についてお伺いします。観光のページの部分なのですが、イベントや歴史・文化のページ、また、施設等の情報が他の運営者サイトにリンクされているだけであったり、地図が載っていなかったりと情報の統一性に乏しく、サイト利用者にとっては非常に使いづらいページであると考えます。最近は観光客の下調べの素材として、ガイドブックだけに頼らず、ホームページを利用する人が多く存在しています。その際、訪問先の都市のホームページを見て施設を調べ、印刷して持ち歩く方が多くいるのが現状です。小樽を訪れる旅行者に観光情報を提供し、小樽のよさをもっとよく知っていただくためにも、ホームページのさらなる充実が必要ではないでしょうか。お金もかからずできることなのでぜひ取り組んでいただきたいのですが、考えをお聞かせください。市民電子会議への取組についてお伺いします。現在は市政に対する意見を酌むために、市民を含めた会議などが行われておりますが、中には参加したくてもできない方も多くおられると思います。日中は仕事がある方や銭函や蘭島など市の境目付近にお住まいの方は、会議のたびに中心部にやってくるというのには少し時間がかかってしまいます。さまざまな市民から積極的に意見を酌むために、市民電子会議の取組を進めてみてはどうでしょうか。メリットは、時間を気にせずに会議に参加できることにあります。書き込みを残すことにより、お互い好きな時間に意見交換ができるわけです。学校適正配置ではメール等での意見を受け付けしていますが、役所と市民の一方通行ではなく、多くの市民がお互いの意見を見て考える場が必要ではないでしょうか。これに対する市長の見解をお聞かせください。これら情報サービスにまつわる話に共通するのは、小樽市が東西に長く距離があることにおける負担を、ITの利用により少しでも埋めることができるということにあります。経費削減とサービス向上の両方を充実させるべく、今後とも積極的な取組を期待しております。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

成田祐樹議員の御質問にお答えいたします。初めに、私の政治姿勢ということでありますけれども、最初に選挙結果を踏まえて病院建設をどう考えていくかということでありますけれども、今回の市長選挙では、それぞれの候補が市政全般についてマニフェストなどを示して選挙戦に臨み、それに対する市民の判断であったと考えております。新病院の建設についても、3人の候補がそれぞれ独自の政策を掲げ、市民の判断をいただく結果となりましたが、私としましては築港地区以外に適地はないこと、リフォームは現実的でないこと、また、現在の計画を中断した場合には医師の確保も困難になり、病院そのものの維持ができなくなることなどを訴え、候補者の中で最も多く票を得て支持をいただきましたので、公約どおり、築港地区での一日も早い統合新築に向けて取り組んでいきたいと考えております。また、移転反対と見られる票にどう対応していくかということでありますけれども、対立候補の票がそのまま病院問題に対する反対票と考えることはできませんが、市民の方々と話をする中で、反対の意見では、大きく分けまして財政問題、建設場所、病院の規模や機能の問題についてであると思います。建設場所については築港地区以外にはないこと、統合新築は財政再建の面からも必要なこと、規模機能については柔軟に対応していくことなど、これまでも説明してきました内容について、さらにさまざまな機会を利用して説明をしてまいりたいと考えております。次に、病院問題に対する市民との対話ということでありますけれども、両病院の統合新築につきましては、私が平成11年の市長選挙の公約として掲げ、市民の支持をいただいて当選をして以来取り組んできた課題であります。平成11年12月には、市民公募の委員5名を含む15名の委員から成る市立病院新築検討懇話会を設置して、新病院のあり方について提言をいただき、それを基に平成15年6月に新市立病院基本構想を策定しております。策定に当たりましては市民や医療機関へのアンケートも実施しておりますし、その後も町会との連絡会議、また市長と語る会などにおきましても、意見交換を行いながら取り組んできております。しかし、選挙期間中市民の方々と話をする中で、今まで広報誌を通じて適宜情報を提供してきたつもりでありますが、十分周知されておらず、また、話をすれば大方の方が理解していただけるということもありましたので、今後はどういう形で説明会を行っていくか、早急に検討していきたいと考えております。次に、新病院の移転に伴う交通渋滞の問題でありますけれども、これまでの議論の中で、築港地区に病院が移転した場合、交通渋滞を起こすのではという指摘もありまして、これまでに何度か説明をしてきておりますが、築港駅周辺地区の再開発事業におきましては、全体の土地利用を見込み、発生交通量を推計し、都市計画道路や区画道路を配置しております。また、最も大きな交通発生源であるウイングベイ小樽は休日に交通量が集中するのに対し、病院は平日の交通量が多くなります。このようなことから、当該地に病院やその他の施設が立地をし、交通量が増加したとしても、周辺の道路を含め大きな交通渋滞などの問題は発生しないものと考えております。また、これまでに交通量の多い時期に、渋滞状況や救急の搬送ルートの調査を過去4回実施しておりますが、渋滞による搬送への支障は見られませんでした。次に、市立病院の築港地区移転によって、病院に勤務し、入船、長橋近辺に居住する職員やその家族が転居するのではないかということでございますけれども、両病院に勤務する職員の居住地は市内全域にわたっておりまして、両病院の周辺に集中して居住しているという状況にはなっておりませんので、御指摘のようなことにはならないものと考えております。次に、平成19年3月卒業者の市内への就職希望者と就職内定率でありますけれども、初めに高校生については、小樽公共職業安定所が行った小樽市を含む北後志管内6市町村の調査によりますと、平成19年4月末現在で管内14校の卒業生は1,667人、求職者は382人、このうち管内を希望する求職者は180人で47.4パーセントであり、管内の就職者は155人、就職率は85.6パーセントとなっております。また、市内4大学の就職状況でありますけれども、5月末現在の調査では卒業生842人、求職者は731人、就職者は671人。このうち市内の就職者は20人でありますが、市内を希望する求職者数については把握できていません。次に、大学新卒者の教育研修に対する企業への補助でありますけれども、国では平成18年10月に中小企業雇用創出等能力開発助成金制度の一部改正を行い、事業主が新規学卒者を含む35歳未満の従業員を対象として、実践的な職業能力の習得を図るための職業訓練を実施した場合、これに要する経費や賃金の一部を助成するという制度の拡充を図ったところであります。しかし、この制度の改正から日が浅いため、市内においてこの制度を活用している事業所がまだ見られませんが、市といたしましては、毎年開催しています小樽市商工業振興施策説明会や事業所の方々と話し合う場などにおいて、この制度について周知を図ってまいりたいと考えております。次に、来年7月に開催されるサミット期間中の小樽観光への誘致でありますけれども、6月20日に後志管内20市町村が連携してサミットに対する支援、協力及び受入れに向けた準備に取り組むため、後志支庁サミット推進会議を設置し、今後、具体的に検討することにしております。市といたしましても、官民協力の下で、小樽観光への誘致に対応していかなければならないものと思っております。次に、サミット期間中の通訳等の受入れ態勢や組織化でありますけれども、受入れについては先ほどお答えしたとおりでありますが、通訳の組織づくりなどについては、現状ではサミット関係者の動向がどうなっていくのかいまだ不明でありますので、具体的になってきたときに、市としても必要な取組について検討していきたいと思います。次に、本市の情報インフラと経費削減でありますけれども、まず電子入札につきましては小樽市では導入しておりませんが、市のホームページを利用して入札情報や入札結果の公表をはじめ入札関係書類のダウンロードが可能であるなど、入札事務の一部について電子化に努めているところであります。電子入札は入札件数が多く、業務量が膨大な場合に効率的な業務処理が可能であり、人件費を含めた経費面でも効果が期待できると言われておりますが、平成18年度の本市の入札件数は500万円以上の全工事で102件にとどまっており、入札システム導入に係る初期費用や年間使用料を考慮しますと、現状では大きな効果を得ることは難しいものと考えております。今後とも本市の発注件数の推移と道内他都市の取組状況などを注視しながら、研究してまいりたいと考えております。次に、電子申請などへの取組でありますけれども、現在、小樽市におきましては市ホームページ上で、住民票や印鑑登録証明などの交付申請をはじめとした、各種申請書・届出書の様式をダウンロードするサービスの提供のみにとどまっており、現時点では電子申請システムの導入には至っておりません。今年度、新たな情報化計画を策定する中で、電子申請システムをはじめとした情報化施策について検討することになっております。しかしながら、既に電子申請システムの運用を開始している自治体の中には、システムに多額の費用をかけても利用件数が低迷しているケースも見受けられますので、それぞれの情報化施策の優先度を念頭に置き検討してまいりたいと思っております。次に、庁内情報の共有化の現状でありますけれども、現在、庁内の事務処理におきましては、平成13年4月から運用が始まりました庁内LANのさまざまな機能が活用されており、メールやインターネットをはじめ、ファイル共有の機能や庁内向けのホームページなどがあります。ファイルの共有機能は、複数の職員が庁内の事務処理に必要な情報についてネットワークを経由して利用することができるものですが、情報セキュリティにも配慮し、利用可能な情報の範囲を職員全員又は当該課の職員だけなどとして、所管や用途によって制限しています。また、庁内向けのホームページでは、条例や規則をはじめ事務で使用する様式集や業務マニュアルの閲覧のほか、会議室や車両の予約状況の確認などが可能となっております。今後もこれらの情報インフラを活用しながら、さらに効率的な事務の執行に努めてまいりたいと考えております。次に、市のホームページの観光分野についての充実でありますけれども、市のホームページは内容が多岐にわたるため、操作性や利便性を考慮しており、イベント名や施設名などタイトルのみの表現となっているものであります。開設以来観光分野のアクセスが大変多く、好評なページでありますので、ホームページ全体との統一性にも配慮し、利用者の方々のニーズに的確に対応したホームページのあり方について、さらに研究してまいりたいと思います。次に、市民電子会議室の開設でありますけれども、このようなシステムは、広く市民の意見交換の場としてさまざまなところで開設され、運営されているところであります。しかしながら、期待したほど市民の意見交換は活発に行われず、関係のない書き込みがなされて本来の目的を果たせず、閉鎖せざるを得ないところも見受けられます。御質問にありますように、身分を明らかにしての利用やルールの厳格化を図るにしても、24時間の監視体制をとるなどの管理・運営が難しいことから、今のところ開設する考えは持っておりません。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 成田祐樹

簡単に2点だけ、再質問させていただきます。1点目、規模について柔軟に対応されるというふうに市長はおっしゃいましたが、やはり規模を優先的に考えられると、建てられる場所が築港地区ではなくても現在地というふうに考えられるのではないでしょうか。先に築港地区に建てるというふうに考えてしまっているから、何か現在地には建てられない。その規模の大きさを先に決めてしまっているという部分が大きく見受けられると思います。その点を柔軟的に考えられるのであれば、もう一度建設場所も考えることが可能だと思います。その点についてお伺いしたいのと、もう一点は電子会議の部分なのですが、おっしゃるとおり関係のない書き込み等が見られたり、炎上するといったような可能性もありますが、本市におけるやはり情報の共有や意見を酌む部分としては、市の端から端まで40キロメートル近くあるわけですから、こういった情報ツールを充実させること、そしてそれに対する当然モラルというのも、今後時間がかかるにつれて上がっていくと思われますので、今だめだからというのではなく、積極的に先を見越して取り組んでいただきたいと思いますが、見解をお願いします。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

私から病院の問題にお答えしますけれども、規模を縮小したら、病院を現在地で建てられるのではないかという御質問ですね。何回もお答えしていますとおり、現在地の面積は7,400平方メートルしかないのです。現在建物が建っていて、そこで診療もしているわけです。診療している最中です。それを壊すということは、現在利用されている方はどこかへ行きなさいということですよね。入院患者もどこかへ行って入院してくださいということになるのです。ですから、そういうことはもう不可能だというふうに私は思っていますし、それからこの面積にしても7,400平方メートルですから、仮にもしどこまで規模を縮小するか、大幅な縮小はないと思いますので、ですから一定程度の面積が必要になりますので、現在地では無理だというふうに前からお答えしているとおりです。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 山﨑範夫(総務部長は2011年3月まで)

私の方から、電子会議室の関係についてお答えいたします。今年度から地域情報化計画のまた新たな議論を始めますので、当然、今御指摘のありました電子会議室というのも、これからの議論の素材の一つにはなると思います。ただ、問題は答弁申し上げましたとおり、現実にこういったことを立ち上げているいろいろな例を私ども見ておりますけれども、どちらかというとひぼう中傷みたいなお話がたくさん出てきて、会議室そのものの本来の目的を果たせないで閉鎖をするというのがかなりの数がありまして、我々としてもその管理をどうしていくかというのが大変大きな課題です。現実に24時間管理するとなると、それなりの職員なり人件費なりいろいろな問題が出てきますので、そういった大きな課題があることから、今のところ開設する予定はありませんけれども、情報化計画の中で、またこれも一つの素材として議論はしていきたいというふうに思っております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再々質問 6番 成田祐樹

1点だけ再々質問いたします。患者に出ていけという話を今おっしゃいましたが、当然、今の病院規模を二つ合わせても新しく建てる病院は小さくなるわけですから、どちらにしろ、そういった問題が起こり得るのではないでしょうか。逆に今後、市の病院再建で収入増を見越しているのであれば、当然患者も増えるはずですよね。それなのに、では今度は出ていかなければいけないと。そういった部分で矛盾が起きるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

質問の趣旨がよくわからないのですけれども、現在地に建てるということは、まず病院の機能というのが各病棟にみんなあるのです、1階、地下にはボイラー室もありますし。ですから、どこかを壊すとどこかの機能がなくなるわけですよね。そうすると病院全体として動かないわけです。それから、入院患者もいるわけです。ですから、そういう方々を仮にどこかの病院に収容させます。そうしたら、新しくなって戻ってくるという可能性はありますか。私は、ないと思うのです。何人かは戻るかもしれませんけれども。そういうもろもろのことを考えますと、現在地で現在診療している病院、ほかに今の現在地の場所に同等程度以上の土地があればまた別ですけれども、まるきりないわけですから、敷地ぎりぎりに今の病院は建っているのです。ですから、駐車場にも、もう30台ほどしか駐車場できないので、現在地ではどうしても無理だということを、ぜひ御理解いただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月25日 議事録 PDF(121ページ) 間違いを知らせる