小樽市議会 平成19年第1回定例会 2007年2月27日
(1)新病院建設問題/(2)日本政策投資銀行のポスフールへの譲渡債権について/(3)市営室内水泳プール/(4)財政問題
2007年2月27日、小樽市議会の一般質問で、北野義紀議員が「新病院建設問題」「日本政策投資銀行のポスフールへの譲渡債権について」「市営室内水泳プール」「財政問題」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、財政部長 磯谷揚一、総務部長 山田厚、建設部長 嶋田和男、小樽病院事務局長 小軽米文仁が答弁しました。
- 質問者
- 北野義紀 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲、財政部長 磯谷揚一、総務部長 山田厚、建設部長 嶋田和男、小樽病院事務局長 小軽米文仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 22番 北野義紀
日本共産党を代表して質問します。初めに、新市立病院の建設場所の問題です。新病院の築港地区への建設は大企業優先のやり方で、市民の意思を踏みにじる問題について指摘をします。まず、売上不振で危機に陥っている旧マイカルの売上げに協力するもので、既存商店街をないがしろにするもので許されません。旧マイカル開業前と現在との比較では、既存商店の従業員数は2,150人も減少しています。中心街の通行量は1日5万人も減少、売上額は年間456億円の減、25パーセントも激減し、地元企業・商店に重大な打撃を与えました。既存商店の象徴であった丸井今井小樽店が、年間100億円あった売上げが旧マイカル開業で半減したため、一昨年秋に閉店しました。新病院を築港地区に移転新築することは、こういう打撃を与えた既存商店街に、またも新たな打撃を与えることになります。市長は、まちづくりの観点から、このことをどう考えて築港地区への新病院新築なのかをお聞かせください。次は、JR奉仕である問題です。新病院の用地として1万9,000平方メートルを8億3,000万円も出してJRから購入する計画です。築港地区の土地区画整理事業で7億円の駅舎をJRにただでくれてやったことで、住民から裁判まで起こされたぐらいですが、これに引き続き病院建設用地の購入です。私は市内の経営者の方々と懇談する機会がたびたびありますが、築港地区に新病院を建設することに異議を唱えていない方であっても、街区4にある小樽市土地開発公社所有の土地3,800平方メートルを活用しないことを批判しています。これに加えて昨年の第4回定例会で、旧手宮線の線路用地を使用目的も決まっていないのに、1億9,000万円も出してJRから買うことを決めています。お金がないから借金しての購入です。財政難の折、こんな税金の使い方は許されないとの怒りの声さえ上がっています。これらに市長はどのような考えを持っているかお聞かせください。次は、築港地区のエネルギー価格の問題です。4年前の1月、小樽最大のホテル、ヒルトン小樽が民事再生法の適用を札幌地方裁判所に申請したとき、どのマスコミも、濃淡はあっても破たんの要因の一つに一般相場の倍以上の電力・冷暖房コストを指摘し、その削減が再建の要件の一つとしていました。そこで伺いますが、施設全体の電力、冷暖房を供給する旧マイカル小樽エネルギー供給、現在の株式会社エナジーソリューションの料金は、熱供給事業法で会社の採算が合うことが前提となっていますが、築港地区の空き地のどこまでが活用され、熱供給が行われれば、北電の電気料金あるいは重油ボイラーなどと同じ料金になるのか、お示しください。また、電気料金は、北電と比べどれぐらい割高になっているのかもお答えください。市長はマイカル再建と言いますが、エネルギー価格は同地区の運営全体にかかわります。市長は新病院を築港地区に建設するのは、エネルギーの価格全体を引き下げるため、エナジーソリューションから電気、冷暖房を供給してもらうと考えているのではありませんか。この点についてもお答えください。以上、指摘した新病院に関しての三つの点は、いずれも山田市政の大企業優先の税金の使い方を表しており、国の地方財政削減が小樽市をはじめ、全国の地方自治体の財政を困難に追い込んでいますが、もう一つ、小樽独自の旧マイカルや石狩湾新港など大企業優先の税金の使い方、無駄遣いが財政難の原因であるだけに、この体質を引きずったままの財政再建は認められませんので、市長の政治姿勢についての見解をお聞かせください。去る2月20日の市立病院調査特別委員会での議論を踏まえて伺います。病院事業会計の44億円の不良債務解消に関してです。病院の不良債務解消の病院の健全化計画は、平成19年度を初年度として5か年間です。これは一般会計から44億円を繰り出すことを基本に策定されています。しかし、これまでは病院への繰出しは、ルール分のほか赤字補てん分を含め、平均年13億円ほど持ち出しています。それにオンして44億円を5か年にわたって持ち出しするのが不良債務解消の基本です。ただし、一般会計から44億円丸々持ち出しをしないように病院事業会計で努力し、これまで以上に赤字額を減らす努力をするとのことです。病院がこれまで以上に赤字を減らす努力をする方針であることはわかりますが、一般会計から5か年にわたる44億円の年度ごとの繰出し予定額を説明してください。昨年12月1日の市立病院調査特別委員会の資料がありますが、19年度予算をベースにした場合、額の変更があると思われるので伺います。病院関係者はこれまで以上の努力が求められることになりますが、関係者の主体的な努力だけではどうにもならない客観的条件のマイナス要素も加味すれば、場合によっては、年度によっては一般会計から全額持ち出す可能性もあるわけです。この辺をどう熟慮して病院の健全化計画を立てたのか説明してください。一般会計の公債費負担適正化計画策定に関して伺います。今の質問とも重複しますが、病院経営の見通しの不確定要素がある中で、一般会計の14億円の累積赤字解消を7か年で解消する計画を国に提出するとのことですが、累積赤字14億円の解消とて容易なことではありません。これに加えて病院の不良債務44億円をしょい込むことになって、どういう公債費負担適正化計画になるのか注目しているところです。ところが、今日の本会議の代表質問前に、とうとう国に提出予定の公債費負担適正化計画も、財政再建推進プラン実施計画の見直しも示されませんでした。結局、遅れの理由は、病院の不良債務44億円を上乗せしての累積赤字解消のため、その財源をどうするのか、事業の執行とも関連し、その扱いをどうするのかで遅れているのではないでしょうか。説明を求めるものです。昨年の第4回定例会で、現在地で建替えを求める陳情2本が採択されたことに関してです。市長は議会が間違ったと、その直後にマスコミに語っていますが、さきの20日の市立病院調査特別委員会で我が党の古沢議員が指摘したように、陳情の採決は与党の強い要望に沿って投票採決で行われたものです。標準会議規則では、議長は投票採決をどういうときに認めるかが示されています。その中に、議員が所属会派の拘束や地域的利害から離れ、自由な意思表示をできるようにする場合とあります。また、議員の方から投票採決を要求する場合は、四つのことが示されています。一つは住民にとって重要な案件である場合、二つには政治的に対立している案件の場合、三つには賛成、反対の数を明確にする必要のある場合、四つには自己の政治的責任を明確にする場合と示されています。このことは、投票採決は起立採決より厳密な採決の方法であり、この下での陳情の採択で議会の意思決定でありました。これに照らせば、20日の市立病院調査特別委員会で陳情の採択に関する理事者の説明は、築港地区と決める条例改正、築港地区を前提とした基本設計補正予算の二つの議決をもってのみ議会の意思決定と断定しているのはいかがでしょうか。改めて市長の見解を求めるものであります。さきの市立病院調査特別委員会で理事者は、昨年の第3回定例会で築港地区での建設に新病院建設反対の陳情が不採択になり、新病院の早期着工の陳情が採択になったのを受けて、第4回定例会に関連議案を出したと説明し、一貫して議会の意思に沿って進めてきたと説明しています。それでは昨年の第4回定例会での陳情が、本会議において先ほど指摘したように、投票採決によって議会意思が決定されたことをどのように判断の基準にしたのか説明してください。さらに理事者は、第4回定例会では、市立病院調査特別委員会での陳情の採決の結果や本会議での各会派代表の討論を聞いて、会派制をとっていることから採択になるとは考えられないと述べていることに関してです。委員会で議員や会派がどういう態度をとろうとも、本会議において他の議員や会派の方の討論を聞いて委員会とは反対の態度をとることは、議員として許されています。そのための討論です。だから、委員会と同じ態度だと決めてかかることにはなりません。今回の場合は、与党会派から投票採決の要求が出されていることを考えれば、市立病院調査特別委員会での理事者の説明は思い込みとしか言いようがありません。市長の見解を求めるものです。陳情の採択に関して最後に伺いたいのは、陳情にかかわる議会の意思決定に関してです。新病院を現在地で建設していただきたいという市民運動が大きく盛り上がり、特に昨年8月末のマリンホールでの市民フォーラムでは、小樽市の代表は孤立してしまいました。これに慌てた市長は、第3回定例会の論戦を前に、我が党を除いて与党会派と秘密会合を持ち、陳情が不採択となるよう画策しました。議会でも与党第一党である自民党議員に花を持たせるような答弁で、新病院計画の規模の縮小まで明らかにしました。これを受けて第3回定例会で陳情を不採択としました。しかし、再び第4回定例会に、現在地での建設を求める陳情が提出されました。こういう流れの中での第4回定例会での陳情採択です。まさに市民の世論が議会を動かしていることが手にとるように明らかではありませんか。市長がマスコミで議会が間違ったと言っていることに関して、与党議員の中でもおれが間違っていたと言っている議員が出てきたり、ブログで「会派内で採決意思の確認などで勘違いが生じ」とわざわざ書き込んでいる議員もいるようです。しかし、陳情の投票採決の直前に、議長はこの本会議場で何と各議員に投票方法について再確認していたでしょうか。議事録から引用しますと、議長はこう言っています。「陳情第2232号及び第2233号について採択とすることに賛成の議員は『賛成』と、反対の議員は『反対』と投票用紙に記載の上、職員の点呼に応じ、順次、投票願います」と、こう注意を促していたではありませんか。ここまで念を押されての投票採決です。これを反対と書くべきところを、間違って賛成と書いて投票した議員が与党の中に10人もいたという事実をどう受け止めるべきでしょうか。間違ったという議員が名乗りを上げたところで、議会の意思決定が覆るものではありません。市長は第4回定例会の直後、あえて陳情採択の重みには触れないで、議会が間違ったと言っていますが、一体何を根拠に議会が間違ったとマスコミにコメントしたのか、改めて説明を求めるものです。次は、日本政策投資銀行のポスフールへの債権譲渡に関してです。我が党は築港地区にマイカルを誘致することには反対でしたが、その心配は的中しました。誘致賛成だった市長の責任も極めて大きいと言わなければなりません。マイカルが破たんしてからも、賛成の立場の市長として、それではできることはちゃんとやってきたのかと言えば、必ずしもそうではありません。できることさえやっていない。最近、我が党が指摘したのは、ポスフールが政策投資銀行から買い取った価格は既に回収したから、額面上の残りの債権は放棄しなければならないという問題です。日本政策投資銀行が小樽ベイシティ開発、エネルギー供給、ホテルヒルトン小樽の三つの会社の合計200億円余りの債権を、こう間伝えられているとおりとすれば、8割から9割カットでポスフールに譲渡しました。その後ポスフールの平成18年2月期の決算短信を見ますと、ホテルヒルトン小樽、マイカル小樽エネルギー供給の2社から譲渡債権額を回収したばかりか、18億3,900万円も上回って回収し、この額を特別利益として計上しています。このことは中間決算が出された時点で我が党が指摘したことですが、中間決算の時点よりも3億円も上回っての特別利益の計上です。指摘したい一つは、ポスフールの対応です。ポスフールは皆さん御承知のとおり、マイカル小樽立ち上げの責任者の一人です。それを旧マイカルが困難に陥ってから、仲間であった二つの関連企業から譲渡債権を上回って回収するというのは、商業道徳上からもいって許される行為ではありません。ポスフールは、旧マイカルを食い物にしたと言われても仕方ないでしょう。また、このことが旧マイカル地区の再建に大きな困難を来している要因でもあります。我が党はマイカル誘致に反対ですが、市長はマイカル推進の立場です。この立場からいっても、市長はやるべきことをやっていない。指摘した事実を百も承知しているのですから、同地区の困難に輪をかけるようなポスフールの対応に異議を差し挟んで当然です。それなのに何のアクションも起こさなかったのはどういうわけか説明してください。去る2月15日の議案説明のときにも、市長にこの問題を指摘しておきました。市長はOBCの社長とも会ってみるということでしたが、ポスフールに、同地区の再建の一つの障害になっているから、譲渡債権を超える額は放棄せよとなぜ言わないのか、その理由をお聞かせください。次に指摘したいことは、日本政策投資銀行のポスフールへの債権譲渡した無責任きわまりない態度についてです。私は去る2月20日、日本政策投資銀行北海道支店にポスフールへの譲渡債権に関して御行の見解を伺いたいと面会を申し込みましたが、ポスフールの担当課長は、相談した結果、当行が譲渡した債権についてコメントすることはないとの理由で面会は断られました。御承知のように日本政策投資銀行の出資金1兆2,722億円は全額政府出資で、国民の税金で運営されている銀行です。債権の回収に最善を尽くすことは当然のことであります。ところが、先ほど指摘したように、マイカルがつぶれたら、メーンバンクであった日本政策投資銀行は二束三文で債権をたたき売って逃げ出した。債権回収の努力をしていない。ポスフールは先ほど指摘したように、譲渡債権を上回って18億円以上の回収をしているのです。政策投資銀行は何の努力もしていないということのあかしではないですか。日本政策投資銀行の目的は、経済社会活力の向上及び持続的発展、豊かな国民生活の実現、地域経済の自立的発展であります。同行はマイカルが小樽へ進出した年の秋10月に、日本開発銀行、北海道東北開発公庫の一切の権利義務を継承して設立されました。小樽のマイカル進出に融資したのは合併前の旧北東公庫でした。日本政策投資銀行になったからといっても、簡単に手を引くことは許されません。それは同行が北東公庫の業務を引き継いでいる経緯から、投融資枠の一部が北東枠としても政策投資銀行の基本方針として設けられ、北海道・東北地域の投融資に向けられていることからも当然のことです。ところが、先ほど来指摘しているように、小樽ベイシティ開発、エネルギー供給、ホテルヒルトン小樽の三つの会社の200億円余りの債権を大幅にカットしてポスフールに譲渡して、築港地区から引き揚げました。同行は、融資金額の比率からいっても、群を抜いていた旧マイカル立ち上げのメーンバンクです。旧マイカルが困難に陥るとさっさと引き揚げ、逃げ出したと言った方が適切かもしれません。経営に詳しい方なら御承知のように、旧マイカル地区は破たんして再建途上ですが、銀行、金融機関がついていないという異常さです。このことがエネルギー価格が相場の2倍という異常な高さとも相まって、同地区へのテナント進出の大きな障害になっています。市長はマイカル推進の立場なら、日本政策投資銀行に、ポスフールに債権譲渡した額を回収したばかりか、18億3,000万円も上回って回収したのですから、メーンバンクであった銀行としてポスフールに対して一言言ってしかるべきではないかと、同行に伝えることぐらいはできたはずです。このまま何ら手を打つことなく、仮にOBCが2次破たんした影響を考えるなら、市長は的を射た適切な対応をすることが必要ではないでしょうか。ところが、市長は、マイカル再建の方向は新病院建設を大きな柱にし、市民の多数の声を踏みにじってのまちづくりを強行しようとしています。我が党はマイカル誘致に反対した政党ですが、破たんした現状にかんがみ、同地区へ出店している地元企業や1,700人とも言われる小樽の従業員のことを考えると、以上指摘した最小限の手を打つことは必要だと考えます。ましてマイカルを誘致し、百数十億円の税金を投入し、マイカルのためだけに元利含めて100億円の借金をしょい込んだ小樽市として、まして固定資産税、都市計画税など15億円から20億円も滞納されているのですから、物申すことは当然です。市長の見解をお聞かせください。次は、市営室内水泳プール問題です。早期に市営室内プールを建設することを求め、質問します。新年度予算に小樽駅前第3ビル周辺地区市街地再開発事業費補助金として、7億1,780万円が計上されています。この事業の目的で、小樽駅前という立地条件を生かし、にぎわいのある中心市街地の活性化を目指すとしています。この大義も、新市立病院を築港地区へ移転する市長の方針に多くの市民が反対していることに見られるように、むなしい響きとして聞こえます。年間5万人も利用するプールを廃止して何が中心市街地活性化なのか。国のまちづくりの方針に反し、時代の流れに逆行する再開発にならざるを得ません。市長の見解を求めるものです。次に、再開発組合の構成、性格についてお尋ねいたします。現時点の第3ビルの最大の権利者は旧国際ホテルで床面積の58.2パーセントを所有している大和ハウス工業株式会社です。小樽市は2番目に大きい権利者で、19.3パーセントを占めています。再開発事業のディベロッパーは、マンションは大和ハウス工業、ホテルは北海道アーバンコーポレイション、その運営は共立メンテナンスの3社です。この構成を見れば、大企業が中心になっていることが見てとれます。再開発組合の構成、性格について市長の見解をお聞かせください。理事者は再開発組合の会議で室内水泳プール存続を主張したと弁明していますが、プールが取り入れられない理由は再開発の採算がとれないということも説明されてきました。小樽市として再開発の対象面積を広げればプール建設は可能だったはずです。仮にこうなった場合、プールに関する費用がどれくらいかかるか試算していれば説明してください。市長は財政難を理由に再開発でのプール建設を放棄し、その補償金を手に入れることにした、これが本音であります。ちなみに再開発組合から小樽市に入る補償金は、土地、プール、公共広場、移転雑費などを含めれば、先ほどの答弁にもありましたが約8億円です。財政難の折、市長はこれを手に入れることでほくそ笑んでいるのではないかと疑いたくなります。いかがでしょうか。仮に費用の点で、再開発でのプール存続をあきらめるのなら、その補償金でプール建設を行わなければなりません。それを後回しにし、新総合計画に盛り込むとのことで、いつになるか建設時期は不明です。市長が室内水泳プールを後回しにし、補償金を当面の資金繰りに使いたいからではないか。その口実にしているのは、次の理由ではないかと思われますので、見解を求めます。まず、再開発組合への補助金として7億1,700万円が必要だ。しかし、国からは3億2,300万円が交付金として来るわけですから、事実上の持ち出しは、小樽市は約4億円弱です。室内水泳プールの改修で、平成12年度から3か年で借りた起債の償還残高が6,300万円残っている。高島小学校温水プール改修に新年度予算で5,000万円計上しています。財源は全額起債です。プール等の補償金が入っても財源の振替もしないというのはどういうわけか説明してください。現在の室内水泳プールの改修の起債残高6,300万円の一括償還など、全部合わせれば5億700万円の財源が必要となります。だから、補償金が入っても市営室内プールの新設はできないという根拠にしているのではないでしょうか。その差額約3億円をプール新設の頭金とすれば、プール建設の国庫補助金7,500万円や起債の導入で、財政難の中でもプール新設は可能です。どうしてこの道を選択しなかったのか、市長の見解を求めるものであります。それでもプール建設をしないとなれば、プールを売り払って残った金3億円は借金払いの財源にするつもりでいるとしか考えられません。借金払いのために、5万人も利用し喜ばれているプールを犠牲にすることは断じて許されません。お答えください。第3ビルの最大の権利者である旧国際ホテルの所有権が、株式会社エストラストから大和ハウス工業に所有権移転したのは今年の1月15日です。これ以降、再開発組合の会議で小樽市の側からプール存続を要求したのかどうか説明してください。株式会社エストラストのとき交渉したきりで、全然あきらめて何のアクションも起こしていないのではないでしょうか。市長みずから第3ビルは小樽の顔と言うのですから、大和ハウス工業に出向いてプール存続を訴えることが求められていたはずです。今からでも遅くないですからプール存続の要請をすべきですが、見解をお聞かせください。市長が大和ハウス工業へ行くと言うのなら、私は大いに拍手をして送り出します。再開発組合への補助金と言うものの、実態は大企業の再開発であり、みずからの利益のために室内水泳プールをなくしてしまう計画に、市長はプールの補償金など7億円余りを補助金の名の下にただでくれてやろうとしています。我が党は、こんな大企業優先をやめて、市民要望の強い市営室内プールの一日も早い建設を要求するものです。市長の答弁を求めます。市長や市教委は室内水泳プールを廃止し、そのかわり高島小学校温水プールを利用しろと言っています。その高島小学校温水プールについて幾つか尋ねます。高島小学校温水プールの室温が低く、利用者から苦情が出ている問題の解決を要求して質問します。公共プールの室温、水温の基準は何に基づいて設定されているのか説明してください。また、他都市の公共施設であるプールと比較してどうかを説明してください。高島小学校温水プールの室温等の現状について説明し、報告してください。また、室内水泳プールのこれらの室温等と比較してどうかも説明してください。せめて室温を駅前の現在の室内水泳プール並みにするのが当然と考えられますが、いかがでしょうか。教育委員会の事実確認によっても、冬場の日曜日、開館時間午前10時から閉館の午後6時までの間、長いときは水温より室温が低い状態がずっと続いているのです。この事実に間違いはないかどうか答えてください。温度の基準は水温より室温が1度ないし2度高く設定することになっているとのことですが、現状が長期にわたってそうなっていないのは何が原因か。わかっていて、どうして改善しないで今日まで来たのか説明をしてください。室内水泳プールを廃止し高島小学校温水プールを利用しろと言うが、室温が低く、苦情を受けていながら、これを公表せず、今回指摘されるまで隠していたのは無責任な対応ではありませんか。温度を上げるためにどういう努力をしてきたのか説明してください。聞いたら冬は寒い、冷え込むこともある、ガラスも冷え込む、風も強いこともある。そういうことは冬場はあるのです。普通の家だって、そういうときはストーブの温度を上げるでしょう。プールだってそうすればいいのです。そうすることができるのにやっていないことが問題だということを指摘をしているわけです。この問題に関して、市長は高島小学校温水プールが午前中ほとんど室温が上がらない状態のまま運営されていた事実を知っていたのかどうか。これを知らないで、室内水泳プールをつぶして高島小学校温水プールを利用しろと言っていたのかお答えください。最後は、財政問題です。国の悪政から住民を守るのが地方自治体の役目です。これに照らして小樽市はどうかが問われています。自民党・公明党政権と民主党による二大政党の下で医療、福祉、年金などが改悪され、加えて労働条件の改悪で格差社会と貧困が広がっています。これに地方財政削減が加わり、国民生活は困難をきわめています。この政府の悪政から市民を守るべきオール与党の山田市政はどうなっているでしょうか。財政難を理由に市民と職員に55億円もの負担をかぶせる一方、新市立病院建設や旧手宮線線路用地購入に見られるように、JRに奉仕する市長とオール与党の大企業優先のこれまでの政治姿勢は変わっていません。今、小樽市に問われているのは、地方自治法で言っている住民福祉の増進を図るということでなければなりません。本来の役割を果たし、市民の暮らしや営業を守り、市民の立場に立つことでなければなりません。この基本問題について市長の見解をお聞かせください。また、小樽市財政を困難にした理由に、国の三位一体改革で地方交付税などが3か年間で25億円も削減されたことがありますが、小樽独自の問題として何が財政を困難にしたと考えているかの見解もお示しください。まちを歩けば市民から、小樽市も夕張市のようになるのではないか、病院を建てたら直ちに夕張市のようになるのか、こういう質問がよく寄せられます。ところが、市長や理事者は、市民のこういう疑問にかみ合っての説明がありません。市民に負担をかぶせるときは、広報おたるで20回近く連載して財政難のキャンペーンを行ったにもかかわらず、この疑問には一度として広報おたるで説明していません。なぜかみ合っての回答を公表しないのでしょうか。これは、私は夕張市の問題を理由にして市民の要求を抑え、市職員に犠牲をさらに強いるためではないかと疑わざるを得ません。説明してください。市長や理事者の話や議会に提出された財政関連の資料によれば、小樽市は夕張市のようにはならないという印象を受けますので、以下説明をしてください。市長はよく「小樽が夕張のようにならないために」とまくら言葉で言っていますが、実際のところ小樽市の財政の状況はどうなのか、市民にもわかるように説明してください。小樽市の全会計の累積赤字は、平成17年度決算で約90億円です。夕張市が今年1月26日に公表した額は約353億円ですが、標準財政規模を基準にして夕張市の現在の累積赤字の規模を小樽市に置きかえれば幾らになるかお答えください。財政再建推進プラン実施計画を進めていった場合、小樽市の財政の見通しと市民への影響について伺います。北しりべし廃棄物処理広域連合の焼却炉や新病院の建設費や医療機器購入の返済が始まったら、実質公債費比率はどうなりますか。また、累積赤字も平成17年度決算で14億円ですが、これも7か年で解消するとのことですが、これについても説明してください。一般会計の普通建設事業費、ピーク時の平成5年度の121億3,200万円と比較すると、平成10年度を除けば減少の連続で、平成19年度予算案では10億1,700万円、実に8.4パーセントに大激減です。推進プラン実施計画の最終年度の平成21年度では幾らと推計しているか、説明してください。推進プラン実施計画に掲載し、実施を見合わせている事業、学校給食調理場の統合、消防署所の統廃合のほかに主な事業でさらに先送りするものは何か。また、21世紀プランの第3次実施計画は18年度で終わりましたが、その実施計画で未実施の事業はないのか。小樽の将来を担う子供たちの安全に欠かせない小中学校の耐震化工事が先送りされるのではないかと懸念していますが、これを含めてできるだけ詳しく説明してください。推進プラン実施計画の見直しは、いつ議会に示されるのか。任期最後の議会の代表質問に見直しが示されないのでは、財政問題全体の審議にならないではありませんか。山田市長は今度の市長選挙に3選出馬を明らかにしていますが、何か都合の悪いことでもあるのか。納得のいく説明をしてください。政府は今国会に地方財政健全化法案を提出予定と聞きますが、その法案に盛り込み、すべての地方自治体に提出を義務づける4種類の財政指標の公表を求めるとのことですが、政府提出予定の法案の内容について詳しく報告してください。また、四つの財政指標とは何か、この指標に照らせば小樽市の状況はどうなのか説明してください。次に、政府が夕張問題を契機に地方自治体の財政についての統制を次々に強化していることは重大です。長引く不況を克服して国も地方も税収の伸びを保障することや、地方分権を言うなら財源保障を基幹税で制度化すること、特に地方交付税制度の財源保障機能や財源調整機能を守ることが肝心であると考えます。この根本問題を解決しないどころか、政治と経済の歯車を逆に回し、規制緩和の名の下に貧困と格差を拡大しています。また、地方自治体に対しては、三位一体改革の名の下に、地方の財源を削減して財政を困難に陥れておきながら、法律で地方自治体に干渉し、財政再建の名の下に、さらに住民や自治体労働者に犠牲を強いることは本末転倒であり、断じて許されません。市長のこの問題に対する見解をお聞かせください。再質問を留保して終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
北野議員の御質問にお答えいたします。初めに、新病院建設問題について何点か御質問がございました。まず、築港地区への新病院建設がまちづくりの観点からどうかという御質問でありますけれども、新病院の建設地としましては、まちづくりや利用者の利便性を考えますとやはり市の中心部が適当との考えはありましたが、中心市街地に病院建設に必要な面積を確保することは到底困難でありました。そこで、必要な面積が確保できること、また市民アンケートの結果も踏まえまして、建設可能な敷地としましては、現在の小樽病院と量徳小学校の敷地をあわせた敷地と築港地区の未利用地の2か所を、早い段階から候補地として挙げてきたわけであります。私としましては市有地であること、また交通の便から見ましても、小樽病院と量徳小学校をあわせた敷地へ建設したいと考えていたところでありますけれども、御承知のとおり小学校の適正配置計画が見送られましたので、もう一方の候補地である築港地区への建設を進めているところであります。したがいまして、大企業優先のための施策であるというようなことは全くございません。なお、旧手宮線の線路用地につきましては、これまでの経緯や今後の北運河周辺地区の活性化に利活用するために取得するものであります。次に、旧マイカル施設への電気及び冷暖房供給にかかわりますエナジーソリューションと北海道電力との料金の比較でありますけれども、エナジーソリューションが供給する冷水、蒸気及び温水の基本料金と従量料金の単価は公表されておりますが、電気料金は需要者との契約により設定されており、把握することはできません。また、未利用地の活用について、その業種や規模を想定することはできませんので、築港地区の土地利用がどこまで進めば北海道電力の電気料金と同程度になるかを算定することは困難であります。さらに北海道電力の業務用電気料金につきましては、時間帯や曜日、さらには冷暖房など使用目的により料金設定が異なっており、両者の比較は難しいものと考えております。次に、新病院を築港地区に建設するのはエナジーソリューションからの電気、冷暖房を供給してもらうことにより、この地区のエネルギーの供給価格全体を引き下げるためではないかとの御指摘でありますけれども、先ほどもお答えしておりますが、築港地区での新病院の建設は他に適地がないことから建設に向けた作業を進めているもので、エネルギーの価格を引き下げるためのものではありません。なお、今後発注を予定している基本設計では、建物の配置計画、平面計画や階数などの具体的な検討を行いますが、エネルギーに関しましては、電気室や機械室の建設に要する工事費に将来の燃料費などの経費を加えた額とエネルギーを購入した場合との価格の比較を行うなど、将来の維持経費を含めて経済性を十分考慮した建設計画を検討することとしております。このため現時点においてエネルギーの供給先を特定しているものではありません。次に、新病院建設に関しての私の基本姿勢でありますけれども、私は市長就任以来、財政再建を最重要課題と認識をし、常に市民の皆さんの福祉の向上を図ることを念頭に置き、市政を推進してまいりました。このたびの新病院建設に関しても、市民要望や行政上の必要性を十分検討の上判断し、仕事をしてきたところであります。次に、平成19年度予算をベースにした5年間の一般会計繰入金でありますけれども、19年度については一般会計繰入金の予算額は16億2,900万円で、市立病院調査特別委員会提出資料の資金収支計画より約2,300万円減少しております。これは19年度末定年退職者が急きょ18年度末に退職することになり、19年度の退職給与金が減額になるためであります。なお、不良債務解消分の繰入金については変更はありません。しかし、平成18年度において退職手当債を導入することになりましたので、決算見込み等も踏まえ、今後、資金収支計画の見直しを行ってまいりたいと考えております。次に、資金収支計画におけるマイナス要因についての考え方でありますけれども、さきに提出した収支計画におきましては、医師数は5年間で1名の増を見ておりますが、19年4月からは小樽病院では呼吸器科で1名減となりますけれども、消化器科、泌尿器科、眼科がそれぞれ1名増となり、第二病院では内科が1名減となりますが、脳神経外科が1名増となり、両病院合計では2名の増となる予定であります。また、診療報酬については現行制度を基本としております。いずれにいたしましても、医師の確保や2年に1度行われております診療報酬の改定など外的要因がこの収支計画に影響を与えることは十分考えられますが、このような医療環境の変化などに的確に対応した経営、例えば今年度、病棟の再編等による看護体制の見直しを図り、診療報酬改定に伴う7対1入院基本料を取得したように、あらゆる工夫の下で病院経営を行っていかなければならないと考えております。次に、公債費負担適正化計画などでありますけれども、現在、新年度の予算編成の内容を踏まえて、国・道に提出する公債費負担適正化計画及び財政健全化計画を策定中であり、両計画に合わせて財政再建推進プラン実施計画の収支見直しも行っておりますので、策定次第お示ししたいと考えております。次に、陳情の採択についての御質問でありますけれども、まず陳情の採択は議会意思であり、築港地区への建設を前提にした条例案と補正予算案の議決をもって議会意思とするのはどうかという御質問でありますけれども、陳情の採択を否定するものではありませんけれども、築港地区への病院建設を可能とする小樽市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案及び築港地区への建設を前提といたしました基本設計に係る小樽市病院事業会計補正予算のこの2件について、いずれも投票採決により可決されておりますので、築港地区への建設については議会意思が示されたものと判断をいたしております。次に、第4回定例会における陳情採択という議会の意思決定を、どう判断するかということでありますけれども、先ほどもお答えいたしましたとおり、陳情の採択そのものについて否定するものではありません。第3回定例会における関連する陳情の採決につきましては、市立病院調査特別委員会の審議におきましても各委員からの御質問を受けまして、現在地及びその周辺での建設は現実的ではなく、築港地区以外に建設可能な土地はない旨説明をし、御理解いただいた結果と考えております。そのため築港地区への建設について議会としての意思が示されたと判断いたしまして、第4回定例会に築港地区への建設に向けて基本設計に着手すべく関連議案を提出し、いずれも議決していただいたところでありますので、新病院建設への着手について議会として御承認いただいたものと判断をして進めているものであります。次に、2月開催の市立病院調査特別委員会での答弁で採択は考えられないとした発言についてでありますけれども、実際に市立病院調査特別委員会の採決結果は不採択であり、また、本会議の各会派の代表の討論を聞いていましても、不採択の主張が大勢を占めておりました。また、関連議案が投票採決により、いずれも大きな差で可決されておりましたので、その時点で採択となることは考えられなかったという趣旨でお答えしたものであります。次に、私のマスコミへのコメントでありますけれども、私に限らず恐らく本会議に出席していた理事者全員が、先ほどお答えしましたのと同じ理由で当然不採択になると考えていたと思っております。それが採択となったわけでありますから、何らかの手違いなりがあったとしか考えようがないのが正直な気持ちでありましたので、そうお話ししたことが記事になったものであります。次に、日本政策投資銀行のポスフールへの債権譲渡についてですけれども、小樽ベイシティ開発が破たんして以来、ポスフールの社長とは何度かお会いをし、OBC再建に向けた協力要請をしてきたところであります。しかし、ポスフールが取得した小樽ベイシティ開発の債権につきましては、民事再生計画認可後、別除権協定を締結し、処理することになっておりますので、市として関与すべきものではないと判断をいたしております。また、政策投資銀行に対する申入れにつきましても、同様の観点から、市として関与すべきものではないと考えております。次に、室内水泳プールについての御質問でありますけれども、まず小樽駅前第3ビル再開発事業が国のまちづくりの方針に反しているとの御指摘でありますけれども、国は中心市街地における都市機能の増進及び経済の活力の向上を総合的かつ一体的に推進するため、昨年8月に改正中心市街地活性化法を施行いたしました。国は市町村が策定する中心市街地活性化基本計画を認定し、市街地の整備改善や商業活性化、まちなか居住を推進する事業を支援することとしております。小樽駅前という立地特性を生かし、商業、住宅、宿泊機能をあわせ持った複合商業施設の建設により、中心市街地の定住人口の増加や交流人口の増加などにぎわい創出が図られるものであり、当該事業は国の基本方針に沿っているものと考えております。次に、当事業は大企業が中心となっているとの御指摘でありますけれども、平成14年に旧国際ホテルが閉鎖されてから、権利者、小樽駅前ビル株式会社、商工会議所、小樽市の4者から成る検討会を立ち上げ、駅前にふさわしい施設とするため、市内、道内、道外の企業の誘致を行ってきましたが、その結果、規模、用途や投資額などの関係から、市内、道内の企業からの参加希望がありませんでした。その後、準備会を設立し、現在のディベロッパーを中心として事業計画をまとめたものであります。次に、再開発の対象区域を広げた場合のプールに関する費用の試算でありますけれども、地価の高い当該地で区域を広げ、プールを建設することは、プールの特徴である大スパンの確保や水対策が必要になることから、土地の高度利用に制限を受けるため、採算性の問題などディベロッパー誘致が困難となり、事業が成立しなくなると考えております。このことから、対象区域を広げた場合のプールに係る費用の試算は行っておりません。次に、再開発事業に伴う補償金でありますけれども、約8億円の補償金が収入となる見込みでありますけれども、今回の再開発事業に対し、平成19年度と平成20年度の2か年で約12億4,230万円の補助金の支出が見込まれ、国の交付金分を除く市の負担分として約6億8,330万円の財源が必要になります。また、平成12年度から平成14年度までに行った室内水泳プールの施設改修分の起債残高6,300万円の繰上償還や、駅前第3ビル内の室内水泳プールを廃止することから、当面の対策として利用者の利便性を図るため、起債の導入を図り、高島小学校温水プールの改修を行いますが、来年度以降、起債償還の財源が必要となります。このように今回の再開発事業に伴い、市としての負担が発生する部分もありますので、財政再建のための財源となるものではありません。次に、補償金の資金繰りとしての利用でありますけれども、今回の駅前第3ビル再開発事業に関連する予算は、会計年度独立の原則から補償金は平成19年度の収入とし、この事業に伴い支出が必要となる補助金や起債償還のための財源は、それぞれの年度の歳入をもって賄うという考えの下に予算編成を行ったものであります。次に、高島小学校温水プール改修の財源でありますけれども、駅前第3ビル内の室内水泳プールを廃止することから、当面の対策として利用者の利便性を図るため、高島小学校温水プールの改修を行うことといたしましたが、財政状況が厳しいこともあり、他の建設事業と同様に市債の導入を図り、施設整備を行うこととしたものであります。次に、プールの新設でありますけれども、市は準備会に対し、室内水泳プールは必要な施設であるという観点から、この再開発事業にプールの導入について要請をしてまいりましたけれども、採算性などの面から導入が困難との考えが示され、市としては準備会の検討結果など総合的に判断し、導入を断念したものであります。また、プールの新設につきましては、現在の赤字決算という厳しい財政状況の中で、新たな予算措置が必要になりますので、今後、検討をしていくこととしております。次に、プールの建設についてですけれども、水泳は市民の健康増進やスポーツの振興はもとより、介護や病気予防にも適した生涯スポーツであることは十分認識しております。このことから、新たな総合計画の策定の中で検討していくことにしております。次に、旧国際ホテルの所有権が移転された大和ハウス工業株式会社に再度存続を訴えるべきとの御指摘でありますけれども、事業実現に向けて再開発準備会では、一昨年から、ディベロッパーやオブザーバーである大和ハウス工業株式会社などとも一緒に、その用途、規模、市からのプール導入要請も含めてさまざまな検討を行ってまいりましたが、残念ながら採算面などからプール導入は困難とし、現在の計画を進める事業認可を得てきたものであります。次に、室内水泳プールの早期建設でありますけれども、繰り返しの答えになりますけれども、室内水泳プールの必要性については十分認識しております。このことから、新たな総合計画を検討していく中でこれから考えていきたいと思っておりますし、当面は高島小学校温水プールの一部改修を行って御利用いただきたいと思っております。次に、高島小学校温水プールの室温の問題でありますけれども、管理・運営は教育委員会の職務権限となっていることから、室温については承知しておりませんでした。次に、財政問題についての御質問でありますけれども、初めに市政運営における私の基本姿勢でありますが、平成11年に市長に就任して以来、厳しい財政状況ではありますが、市民の皆さんと創意工夫を凝らし、ともに汗をかきながら、だれもが快適で安心して暮らせる地域社会の実現を目指して、住民福祉の向上を念頭に、常に市民の視点で市政を遂行してきたものと考えております。次に、本市財政を困難にした原因でありますけれども、本市の財政基盤がぜい弱なため、国からの財源に依存せざるを得ない状況の中で、三位一体の改革など国の地方財政のあり方を見直す転換期にあって、御指摘の臨時財政対策債を含む地方交付税の削減が最も大きな要因であります。加えて本市の独自の要因として、景気の低迷などにより、市税が平成9年度の約171億円をピークに平成17年度決算では146億円と、14.4パーセントの約25億円が減少していることや、義務的経費である公債費が市債償還のピークが過ぎたとはいえ依然として高い水準にあること、また扶助費が年々増加傾向を示しており、充当一般財源も増加していることなどが主な要因であります。次に、本市財政状況の公表についてでありますけれども、これまでも決算の状況は広報おたるやホームページに掲載をし、市民の皆さんにお知らせしているところであり、また、議会の皆様方にも新病院建設に係る国・道との協議中の一般会計の収支計画をお示しをしてきたところであります。夕張市の財政状況との比較に関しましては、先月、夕張市が財政計画期間中に解消すべき赤字額を約353億円と発表しましたけれども、その詳細については把握できないことから、本市の財政状況との比較がなかなかできないという面がありますが、いずれにいたしましても本市の厳しい財政状況については、今後も機会あるごとに市民の皆さんにその実態をわかりやすくお知らせをし、理解を得てまいりたいと考えております。次に、本市の財政状況でありますけれども、私は任期中、一貫して財政の健全化を市政の最重要課題と認識をし、これまで取り組んでまいりました。特に2期目就任直後から、財政再建団体転落への危機を強め、市民の皆さんに広報おたるを通じて財政の実態をシリーズでお知らせするとともに、収支の見通しなどを具体的にお示しをし、市民や職員の協力を得て、一定の負担をいただきながら財政再建に取り組んできたところであります。しかしながら、この間、国の三位一体の改革など地方財政を取り巻く環境が大きく変わったことや、大雪などの予期せぬ財政需要がたび重なったことなどから、残念ながら平成16年度と17年度において2年連続の赤字決算となったところであります。平成18年度は収支均衡予算を編成いたしましたけれども、年度内での一般財源需要が増大し、今定例会補正後の予算上の累積赤字額は約22億3,600万円となり、昨年同時期を上回る規模からも、これまでにない大変厳しい財政運営を強いられている状況にあります。現在、18年度の退職手当債導入について国・道と協議中であり、この対策とあわせて、今後の財政需要にもよりますが、予算執行にも配慮するとともに、可能な限り歳入確保に努め、前年度からの約14億900万円の累積赤字を除く単年度収支の均衡を目指してまいりたいと考えております。次に、累積赤字でありますけれども、夕張市が財政再建期間中に解消すべき赤字額は約353億円と公表されておりますが、夕張市の標準財政規模約44億円の約8倍に当たります。夕張市の赤字額を標準財政規模を基準にして小樽市に換算しますと、小樽市の標準財政規模は約311億円ですので、約2,500億円となります。次に、財政再建推進プラン実施計画に関連しての御質問ですけれども、まず実質公債費比率についてでありますけれども、北しりべし廃棄物処理広域連合のごみ処理施設等に係る地方債の元利償還金に対する負担金や新病院建設等に係る地方債の元利償還に対する繰出金の増加は、実質公債費比率を押し上げる要因となりますが、いずれの地方債においても普通交付税措置があることや一般会計の元利償還金が今後減少することなどから、実質公債費比率は地方債の発行が制限される25パーセント以上とはならないものと考えております。次に、累積赤字でありますけれども、財政再建推進プラン実施計画の策定後、昨年、夕張市の財政破たんが表面化し、地方財政を取り巻く状況はさらに厳しさが増しております。先ほども述べましたように、本市においては一般会計が2年連続の赤字決算であるとの現状に加え、病院事業会計の不良債務の解消などで、さらに厳しい財政運営が続くものと考えております。したがいまして、財政再建推進プラン実施計画をさらに踏み込んだ対策を実施し、累積赤字の解消に努め、何としてでも財政再建団体への転落を回避するため、不退転の決意で財政再建に取り組んでまいりたいと考えております。なお、今後の実質公債費比率と累積赤字の解消の具体的な見通しにつきましては、新年度の予算編成の内容を踏まえて、国・道に提出する公債費負担適正化計画と財政健全化計画を策定中でございますので、でき次第お示ししたいと考えております。次に、普通建設事業費でありますけれども、実施計画の収支試算の推計では、市道や河川、港湾の整備など毎年継続的に実施している事業や、ある程度実施の年度と事業費がわかっている事業を見込んでおり、平成21年度の普通建設事業費は約7億円と推計しております。次に、実施事業についてでありますけれども、学校給食共同調理場の統合と消防署所の統廃合は収支試算の推計には見込んでおりませんが、小中学校の耐震化など今後新たに取り組んでいかなければならない事業につきましては、事業の必要性や緊急性を十分に勘案し、財政状況を見ながら対応してまいりたいと考えております。なお、21世紀プランの第3次実施計画に盛り込んだ事業は、おおむね計画どおり実施をしております。次に、財政再建推進プラン実施計画の見直しでありますけれども、現在、新年度予算編成を踏まえて、近々国・道に提出する財政健全化計画と公債費負担適正化計画と整合を図り、収支試算の見直し作業を行っておりますので、それらとあわせて策定次第お示しをしたいと思います。次に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律案などについてでありますけれども、まず法律案の内容でありますけれども、漏れなく地方団体の財政状況を把握し、健全化の判断をするため、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の四つの指標を整備し、監査委員の審査に付した上で公表することとしております。この法律案は予防的な措置を導入するものであり、この健全化の判断をするための比率である四つの指標のうち、いずれかが早期健全化基準を超えた場合に、財政健全化計画の策定が義務づけられ、議会の議決を経て定め、速やかに公表し、総務大臣等へ報告することとされています。また、その実施状況についても公表するものとし、自主的に取り組めるよう国などの関与は制限するとされていますが、財政の早期健全化が進まない場合は、総務大臣等が勧告をすることとしております。さらに四つの指標のうち実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率のいずれかが財政再生基準以上になった場合には、財政再生計画を議会の議決を経て定め、速やかに公表し、総務大臣に協議し、同意を求めることができるとしていますが、仮に同意を求めない場合には、災害復旧事業債などを除き地方債の起債ができないこととしており、道路事業や学校建設などの建設事業は制限されることになります。以上が、今国会に提案を予定している法律案の主な内容でありますが、施行は法律の公布後1年以内としており、早期健全化や再生の義務づけは平成20年度の決算から適用することとしております。次に、四つの指標でありますけれども、まず実質赤字比率は、標準財政規模に対する一般会計等の実質赤字額の割合、実質公債費比率は、標準財政規模から交付税に算入された元利償還金を除いた額に対する一般会計等の元利償還金に、一般会計が負担する公営企業や一部事務組合等の元利償還金などを加えた額の割合を示すものとしております。また、連結実質赤字比率は、標準財政規模に対する一般会計等の実質赤字額に公営企業会計の資金不足額などを加えた額の割合、将来負担比率は、標準財政規模から交付税に算入された元利償還金を除いた額に対する一般会計等の地方債現在高に、公営企業や一部事務組合など、さらに地方公社や第三セクター等に対する一般会計等の負担が見込まれる実質的な負債などを加えた割合という内容で検討がなされていると認識しております。この指標に対する小樽市の状況でありますけれども、平成17年度の決算数値で申し上げますと、実質赤字比率が4.5パーセント、実質公債費比率が平成15年度から17年度の3か年平均で19.2パーセントとなっております。また、連結実質赤字比率、将来負担比率については、その詳細が現在検討中ということでありますので、今のところ算定ができません。次に、国の地方自治体に対するかかわりでありますけれども、平成19年度の地方交付税につきましては現行法定率は堅持されたものの、対前年度当初比で4.4パーセント、約7,000億円、普通交付税から振り替えられる臨時財政対策債を含めますと、対前年度当初比で5.2パーセント、約1兆円の減少となったところであります。本市の平成19年度当初予算案においても、地方交付税は一般財源総額の約43パーセントを占めており、その削減は財政運営上非常に大きいものがありますことから、これまでも北海道市長会や地方六団体などを通じ、北海道の積雪寒冷といった地域特性や総額の確保など国に要望等を行うとともに、上京の際には所管省庁であります総務省に立ち寄り、小樽市の実情などについて十分伝えてきているところであります。また、地方分権改革推進法の成立を受けて、地方六団体においては、去る1月16日に国と地方の役割分担や地方税財源の充実強化など、第二期地方分権改革に向けた具体的な改革案を検討し、国に対して積極的に提案していくことなどにより、第二期地方分権改革を推進することを目的とした地方分権改革推進本部を設置したところであります。いずれにいたしましても、地方交付税の削減などの制度改正に関しては、今後も北海道市長会や地方六団体などと連携を図るとともに、あらゆる機会を通じて地域の実情について国に働きかけてまいりたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
北野議員の御質問にお答えいたします。高島小学校温水プールについて何点かお尋ねがありましたが、初めに公共プールの室温、水温の基準についてでありますが、水温については、厚生労働省から遊泳用プールの衛生基準の中で、原則22度以上にすることと示されているほか、財団法人日本体育施設協会や学校水泳プール調査研究委員会では28度から29度と示され、室温については水温より1.5度高めの設定が必要とされております。このため、本市においては、遊泳目的だけではなく、運動量の少ない水中歩行などが行われていることや、お年寄りや子供たちの利用が多いことから、水温については30度前後、室温については水温より1度から2度高めの32度前後を目標温度としております。道内他都市の状況についても、おおむね本市と同様の温度設定となっております。次に、高島小学校温水プールと室内水泳プールの室温等の現状についてでありますが、高島小学校温水プールについては、水温30度、室温32度前後を目標温度としておりますが、冬期間については目標温度に達するまでに時間がかかり、特に冷え込みの厳しい日には終日水温以上に上がらないこともあります。これに対し室内水泳プールについては水温30.5度、室温32度前後を目標温度としており、ほぼ達成されております。このことから室内水泳プール廃止後は、高島小学校温水プールの水温及び室温について、目標温度の達成に努めてまいりたいと考えております。次に、高島小学校温水プールの室温が上がらない原因についてでありますが、開館時間の1時間前から温水ボイラーの運転を始め、温風の吹き出し、床暖房、パネルヒーターの三つの熱源によって室温の調整を行っておりますが、特に冬期間については室温が低くなっていることから、目標温度に達するまで時間を要することとなっております。この間、利用者の方々には80度前後に設定している採暖室の利用をお願いしてまいりましたが、今後、温水ボイラーの運転開始を早めるなど改善の可能性について検討してまいりたいと思います。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)
質問 22番 北野義紀
最初に、答弁漏れがありますが、公債費負担適正化計画あるいは財政再建推進プラン実施計画見直し、これが遅れている理由は何かと再三聞いたのですが、その理由が示されていません。でき次第議会にお示しするということを2回にわたって言っていますが、遅れている理由については説明がないと、そのことをまず指摘して再質問いたします。最初に、市長よく聞いてほしいのですけれども、新市立病院の建設場所の問題で、議会と市長との間で何回か議論が交わされました。市長がスタート時点で言うのは、ずっと後からなのです。私どもが言っているのは、市長の公約は、平成11年の市長選挙で、あなたの公約で唯一具体的だったのは、市立小樽病院の新築だったのですよ。平成11年の春のことです。その後、我が党の古沢議員が平成14年第2回定例会で、当時廃校になっていた住吉中学校に量徳小学校を移転新築し、現在の量徳小学校と小樽病院の跡で新しい病院を建てたらどうかという提案をしたのです。その2日後、あなたは幹部職員との会合で、双葉高校、北海道龍谷学園に売り払うと、住吉中学校をですよ。みずから量徳小学校のところで病院を建てられる可能性をあなた自身がつぶしたのです。ここのところをまずどうして、あなた自身がやったことなのですよ。その一番肝心なことを隠しておいて、その後、今度2期目になって、JRの未利用地あるいは量徳小学校と現在地ということで二者選択を突然出してきて、そして小学校適正配置計画が市民の反対で撤回されたと、白紙撤回になったから仕方がない、築港地区へ持っていくと、こういう論法なのです。その前のことがあるじゃないかということを何回にもわたって言っているのです。だから、私は、市長がそういう経過があるにもかかわらず、量徳小学校の場所に建てる可能性をつぶしたから、あなたは初めから新病院の建設場所を築港地区と考えていたと言われても弁明のしようがないでしょうということを指摘しているわけです。どうして平成11年の公約以来、そういうチャンスがあったのに、それをつぶしたのかと。そこのところに対して何回聞いても、その後からのことでしか話がスタートを切らない。これは自分にとって都合が悪いことを隠すということで、これは小樽市の最高責任者の市長としていかがかと言わざるを得ない。だから、私は大企業寄りだということを言うのです。それから次、マイカル再建の足を引っ張っているポスフールに市長は一言も、いろいろあっても、政策投資銀行はもとよりポスフールに対しても、いわゆる譲渡債権を上回る額は放棄しなさいと。そうしないと銀行もつかないし、テナントも来ないのではないですかと。それにエネルギーの異常な高さです。二重の障害があの地域にあるのです。この解決がマイカル推進の立場からいっても解決しなければならない課題なのです。それをやっていないから、市長はマイカル再建と口では言うけれども、さっぱり的を射たことをやっていないと指摘をしているわけです。そして、そういう肝心なことをやらないで、市立小樽病院は市民の反対を押しきって持っていくと。持っていっても、果たしてエネルギーの価格のことであそこの地域の障害がなくなるのかと。先ほどの答弁ではまだあいまいです。だから、一番肝心なことになぜ市長は手をつけないのですかと。マイカル反対の私たちの方から見ても一体何をやっているのだと、的を射ないおかしなことばかりやっているなと思われるようなことをやっているではないですか。いかがですか。それから次、エネルギーの問題なのです。平成15年1月に小樽ヒルトン株式会社が民事再生法を申請したときにいろいろな新聞が書きましたけれども、共通しているのは全部コスト削減ですよ。確かにマイカル本体がいかれたから、そこからお金が来るのを当てにしていたのが来なくなったから、それが大きな要因だというのはわかりますよ。同時にコスト削減ということが言われている。そういうときに、なぜコスト削減について適切な方法、今までコスト削減のために市長としてこうやったということがないのかと。それから、コスト削減のためには、あなた方が当初から、私は議員でなかったけれども、当時の理事者側、市長をはじめ理事者が言っていたのは、あの区域に電力や冷暖房を供給するために一定の区域を区切って、そしてそこが全部埋まって活用されれば北電と同じぐらいだという説明ではなかったですか。だから、新聞にもそう書いているのですよ、ヒルトン小樽が倒産したときの新聞に。住宅区域に、バブルがはじけて住宅が進出しないと。だから、電気やなんかを買う人がいないから、価格が高いままだと言っているのでしょう。区域設定されたのでしょう。山田部長、そのことを百も承知でしょう。市長にかわって答えてもいいですよ。だから、事の経過を、私たちは後で議員になりましたけれども、あなた方はずっとこの経過の真ん中にいた、そういう中心メンバーでしょう。そういうことは百も承知でいて、この議会に詳しいことを説明しないというのはまじめでないですよ。それから次、小樽市の財政再建と絡んで病院の不良債務44億円の問題です。先ほど指摘したことに誤りがないようですから、それを前提にして再質問をいたしますけれども、まず市長も認めたように、病院の方で市立病院調査特別委員会にこういう資料を配りました。そして、この中で一般会計で持ち出すもの、病院で持ち出すものと、こういうふうにしているのです。これはあなた方が配ったものです。若干さっき市長が言ったように19年度の予算でちょっと違っているところはあるけれども、しかし、不良債務解消については金額が変わらないというお答えでしたから、そうしますと、この病院の持ち出し分、黒く塗ってあるところですね。この上に、これまでもルール分以外に赤字解消分も入れて、年平均13億円ずつ持ち出してきたのですよ。それなのに赤字解消分をさらに一生懸命 やって、これを見たら3億2,900万円ですか、19年度。20年度は5億5,800万円。こういう額を病院の努力でできるのかということなのです。医師が合計2人増えたから、何億円も新たな赤字解消ができるのかと。あなた方が言葉ではそうやって言うけれども、こんなにできるわけがないというふうに思っているのではないですか、病院の努力だけでは。だから、44億円解消の基本を一般財源で全部やると、持ち出して解消するということを基本にしたのではなかったのですか。そして、病院としても、うんと努力して、今まで以上に赤字解消の額を増やしてほしいと。だけど、億単位ですよ。それは今まで医師の確保その他の要件はありますけれども、歴代の病院関係者は赤字解消の努力をしていなかったのかと疑いたくなりますよ。何億円もの赤字解消ができるのにやっていなかったということのあかしになるのではないですか、この資料は。違うのなら納得いくように説明をしてください。私は病院関係者が努力はすると思うけれども、こういうふうにうまくいくというふうにならないのではないですか。だから、心配だから私は聞いたのですから。おまえの心配は無用だと、取り越し苦労だというのだったら、わかるように説明をしてください。それから、これは市長にお答えいただきたいのですが、先ほど築港地区を前提にした市立病院の基本設計ですね。この中で、いわゆるエナジーソリューションから電気や冷暖房をとるかどうかは、その計画の中で考えるという意味の答弁がありました。ここが北電の電気だとか、あるいは重油ボイラーなどよりも価格が高いというのだったら、そこからエネルギーは受けないのでしょう。高いのをわかっていて受けるのか、今の相場の2倍と言われているのを。そこのところをはっきり答えてください。近い将来、基本設計の中で、電気や冷暖房をどこの会社から供給を受けるのかということも明確にしなければならないのですから。そのときに高いエナジーソリューションの価格を、わかっていても高い価格で病院は熱供給を受けるのかと。そこのところをはっきりお答えください。次に、プールの問題です。最初の問題は、市長は先ほどの答弁で、国のまちづくりの方針に反していないと言いました。今までもホテルはありましたし、商店も第3ビルにありました。しかし、御承知のようなことになっています。ここを何とかしなければならないということなのですが、マンションは113戸でしょう。仮に全部入居したとして、今、1世帯平均3人いないのですよ。あそこが全部埋まったとしても300人にならないでしょう。5万人利用しているプールをつぶして、何が中心市街地の活性化、にぎわいになるのかと聞いたのは、そういうことなのです。それから、ホテルの問題ですが、客室しかないでしょう。国際ホテルは使いづらかったけれども、宴会場があったのです。こういうことを考えて、今の計画で国の方針どおり駅前ににぎわいを取り戻すということになるということは、数字の上からも考えられません。5万人対300人、違うというのなら反論してください。113戸で1世帯平均今2人ちょっとでしょう。そうしたら、倍にしたって300人にならないでしょう。それから、大和ハウス工業はオブザーバーで来ていたから、もう事実上大和ハウス工業もこの計画を認めたから、大和ハウス工業にプール存続ということは言わないという話でしたけれども、そうであればエストラストをダミーに使ったのですか。よくわかりませんね、ここのところは。それから次は、いわゆる補償金をプール関係の補修費あるいは残債の整理に充てたとして、その関連のものを差し引きしたら3億円ぐらいあるから、それでプールの頭金にして、起債も導入してやったらどうかと、国の補助も受けたらできるではないかと、こう言ったら、市長はるる説明しました。気になるのは、プールの建設は、それでは総合計画に位置づけなければ建設できないのですか。総合計画になくたって今まであったものなのですから、それを廃止したのだからかわりのものを建てますという、それで済む話でしょう。なぜそういうことができないのですか。一回一回ややこしい総合計画に盛り込んで、いつになるかわからない。そういうことをやりますというのは、プールの廃止について関係者をだまし討ちにしたとしか考えられませんよ。市長、今度の市長選に出るのだから、そういう悪い評判を立てない方が私は絶対いいと思うから、素直にプールを建設した方がいいと思うのです。お答えください。それから、室内水泳プールの代替えに使え使えと言っている高島小学校温水プールが異常に寒いと。私もその話を聞いたから、高島小学校の近所にいる、プールに行って風邪を引いたというお年寄りを訪ねてきました。もう二度と行きたくないと言っていますよ。運動のために行ったそうです。教育長に再度聞きますけれども、冬寒いときに、設定基準よりも水温はおろか室温はずっと低いのでしょう。なぜその温度のことを言わないのですか。冬場、20度台でしょう。20度台の前半ではないですか。そういう基準より大幅に寒いところを利用者に使えと言うのですから、こんな不誠実な話はないでしょう。そして、今、室温を上げるためにボイラーのスイッチを、1時間前でなくてもっと早く入れると。私は何回か担当者に言いましたよ、時間を早くスイッチを入れればいいのではないかと。人件費がかかると言うのです。だから、室温が上がらないことをわかっていて教育委員会は放置していたのですよ。こういう運営をやっていたのですよ。それを今度駅前の室内水泳プールが廃止になって市長との絡みが出ても、市長に報告もしていないと。市長も市長ですよ。こういうとんでもないことをやっているところを実態をわかりもしないで、高島小学校温水プールを使えと。無責任きわまりないですよ。にやにや笑っているところではないですよ。お答えください。
答弁 財政部長 磯谷揚一(財政部長は2007年3月まで)
答弁漏れとの指摘について、私からお答えをいたします。公債費負担適正化計画、それから財政健全化計画がなぜこれまでの間に出てこないのかと、こういう趣旨だと思いますが、私もたびたび議会の中でいろいろ話はさせていただいておりますけれども、小樽市の平成17年度の決算数値を受けまして、平成18年度の一般会計の起債等については、やはり許可を求められる団体ということになったわけです。そのために今の両計画を作成しなければならないということはそういうことだったのですが、そういう中で収支をどういうふうに見ていくかということで、一般会計については、当初私どもその14億円の赤字を、許可を受けるために解消しなければならないというのが一つありました。8年度でやっていたのですけれども、やはり基本的に国の考えとしては7年度以内ということがありましたので、これをやはり7年度以内に何とかまとめてやっていきたい。それと、そういう中でもって、一方、他会計との繰出しとの関係があるのですが、これも病院のいわゆるまだ会計処理の問題が表面化していない段階だったのですけれども、当初私どもとしては10年スパンだとか、あるいは開業後からの開始ということで考えていたわけなのですけれども、それが秋口以降になりましてから、急きょこれについてもこの18年度決算で不良債務という形で出すのであれば、19年度から5年度でもって解消する計画ということが必要になったということで、こういった関係で一般会計の収支のつくりと、それから病院事業会計の収支のつくりと調整をかなりやらなければならないということになりました。そういうことで、時期が相当年末にずっと近づいてまいりました中で、19年度の予算編成も開始しておりましたので、一般会計の収支の健全化計画については、19年度から一応24年度までということで考えましたし、それから病院の方についても5年ということの中では、平成19年度の予算編成でもって、数値が19年度の分がきちんと整理されてから計画をつくろうということで、時期的には今日に至ったということです。それで、2月16日に一応こちらの方から議案全部、新年度予算を出しましたので、その前後から今の公債費負担適正化計画、それから健全化計画、それとあわせて財政再建推進プランの実施計画、これの収支の見直しも変わりますので、それを三つ整合性をとりながら今策定しております。この時期に及んで大変申しわけないのですけれども、そういった事情もございまして、ただいま市長からも答弁いたしましたけれども、でき次第お示ししたいと、こういうふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
再質問にお答えいたしますけれども、建設場所の問題も相当議論してきたのですけれども、どうも私が量徳小学校をつぶしたという話ですけれども、まことに心外な話で、実は住吉中学校が廃校になった後、あそこを量徳小学校の後に使えないかという話は、私どもも当時の教育長とも相談しています。中学校仕様の学校なので、それはもう無理だというふうに教育長から伺ったものですから、あきらめました。ただ、いろいろな話は私の耳に入りますけれども、当時いろいろな議論があったようですけれども、量徳小学校を残せば小樽病院はどこへ行ってもいいのだと、そうやって強硬に言った人もいて、その方は今病院を現地にやれというふうに意見が変わっている人もいますし、いろいろな人がいるのです。そういう話がみんな私に入ってきます。でも、やはり先ほど言ったとおり、市内を全部探してみて、適地がどこにあるかと4か所ぐらいあったのです。望洋台もありましたし、手宮にもありました。けれども、望洋台につくるわけにもいかないですよね。それで、我々としては2か所に絞りました。一番いいのは現在地プラス量徳小学校。現在地というのは、アンケート結果でも皆さん方の要望がありましたから、我々としては量徳小が廃校になれば一番いいなと、そう思ってきたのですけれども、そういう結果になったわけですから、別に私がつぶしたわけではないです。それから、ポスフールの問題でエネルギーの異常な高さという話、これは我々も民事再生計画破たん後、話は聞きました。それで、当時はポスフールもヒルトン小樽もエネルギーも、全部マイカル系列なのですよ。あなたたち仲間でないですかと、お互いに集まって相談したらどうですかと、そういうこともやらせてもらいました。その中でなかなかできないということですから、結果こういうことになったのですけれども、ただOBCの経営については民間の経営ですから、我々が中へ入っていってあれやれこれやれということまで言えないのです。できる範囲は決まっていますから、できる範囲のことはやっています。それから、コスト削減の話。今、そういうふうに、とにかく皆さん方三者ともマイカルの皆さん方ですから、よく相談して、削減についてお互いに協力し合ったらどうですかということの場の設定もさせてもらいました。それから、一般財源から全額、病院の問題で、確かにこれは、今、総務省なり道と協議しておりますけれども、病院独自でのやはり経営努力はどうなのかという指摘は受けていますから、これはもう最大限の努力はしてもらいます。したがって、これは確かに全部一般会計から出すということにはなり得ません。ですから、最大限の今努力をしているということです。それから、基本設計をやっていますけれども、これはたぶん今の病院建築予定地はエナジーソリューションの供給認可を受けなければ供給できない地域になっていますから、今、病院をつくったからすぐに供給できるという話ではないのです。供給の認可変更をしなければ供給は受けられません。それが一つ前提としてあります。それで、我々は、今、基本設計を発注するに当たりましては、そこから供給してもらうのが安くなるのか高くなるのか、よくその基本設計の中で検討してくださいというふうにお願いしていますので、ですから先ほど言いましたように、どこから供給を受けるかということについてはまだ決まっておりません。費用の問題について、基本設計の中で十分検討してもらうということでございます。それから、プールの問題で5万人の利用と。それは1年間5万人ですけれども、マンションが113戸できて全部入ったら1日226人ですから、これを300日掛けたら同じぐらいの人数になるのではないですか。それから、プールを総合計画に位置づけるという話がありますよね。この問題にしましても、すぐつくれつくれと言いますけれども、まず場所がないのです。また場所の問題でもめるのではないですか、これ相当あちらこちらから。場所がどこかにあってすぐやれというのなら、それはまあいいですけれども。(「あなたが探すのですよ、つぶした本人が」と呼ぶ者あり)場所は今ありますかと聞いているのですよ。(「だから、そういうのは開き直りだと言うのですよ」と呼ぶ者あり)場所探しから始まるのです。ですから、総合計画の中で、十分そういうものも含めて検討していきたい。(「無責任なことばかり言うな」と呼ぶ者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 山田厚(総務部長は2007年2月まで)
今、ポスフールとヒルトン小樽、エネルギーの問題がいろいろ出ましたけれども、まず一つはヒルトン小樽の破たんのときのコスト削減うんぬんの部分については、ヒルトン小樽全体の投資額と経営とのいわゆる入りと出の関係をいろいろ、最終的に破たんをしているわけですから、そのときにヒルトン小樽が全国的に展開をしているヒルトンホテルという、ここのいわゆる1部屋に対するエネルギーコストというのは相当全国展開しているホテルより高いと。これを何とか再生をするという過程の中で、エネルギー会社に対してエネルギーコストが高いので下げてほしいという、こういう話合いをしていたというのはお聞きをし、最終的にそれがエネルギー会社としてはみずからの会社の運営といいますか、収支との関係で下げられないという状況の中で、一時は電気をとめるとかとめないとかという話にまでなって、ただいま市長が答弁したように、私があそこに行って関係者を集めて、そして仲介をして同じ仲間でどうしてこうなるのだという話までして、いわゆるお互い協議をして、電気をとめるとかとめないとか、ではホテルを休業するとか、こんなことまでいろいろ内部でやったこともございますけれども、そういった事実の中で、今お話し申し上げたように、市としてできる範囲の努力はしてきたということでございます。それから、北野議員がおっしゃった全体的なエネルギー会社が一定程度営業ができて、供給単価が落ちるというか、そういう状況というのは、あそこは御存じのように電力自体は電気事業法といいますか、自家発電自家消費という意味では、マイカルグループのいわゆるビブレ棟も含めた9万8,000平方メートルの売場面積のあの建物以外は、電力は供給できないことになっています、認可されているのは。けれども、冷熱ですとか、いわゆる熱源については認可エリアは、いわゆるパチンコ店から始まって住宅街のマンション群のところまでは認可を受けているという区域なのです。ですから、したがいまして、冷熱等の冷暖房についてはあくまでも通算した認可料金ですから、ある程度需要が増えていくと全体的に落としていくと。いわゆるマンションなりなんなりに一定のことができるという状況ではある。ただ、当初の目的のように、あそこの住宅地自体に道営住宅を建てざるを得ないような状況の中では、冷熱そのものは供給できていませんので、予定したようなものにはなっていないというのが一つです。それから、御存じのように、オープンした段階では朝の9時から夜の9時、10時までやるという予定でやっていましたので、それであれば冷熱も電力も、常にあそこはそれだけの時間は供給していたと。その設計でエネルギー会社というのは成り立っていたのですけれども、現状であれば8時、9時で終わるという、それとか飲食店街が相当撤退をしたという、こういう中ではやはり冷蔵庫等々の需要がなくなるという意味では、エネルギー会社そのものは当初予定をしていたタービン2基ついて発電しているのが、今1基フルに動かせば大体間に合うような状況にしか需要がないという中で、いわゆるコスト削減については一定の限界もありますし、そういう事情の中で今運営をしているところでございますので、現状としてはエネルギー代が高いので大変なのだというお話は、開発者のディベロッパーのOBCからは伺っておりません。いわゆる不良債権の扱い等々については、北野議員がおっしゃっておりましたようないろいろな足かせに多少なっているようなお話は私も聞いておりますので、今、OBCとしては、ポスフールに対して一定のこういったものの解決に向けて手だてをしているように私はお聞きをしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 嶋田和男(建設部長は2009年3月まで)
北野議員の再質問にお答えをします。室内水泳プールとの関係で、大和ハウス工業がエストラストをダミーに使ったのかという御質問があったと思います。事実関係を整理しますと、エストラストは平成17年7月に所有権移転して購入して、大和ハウス工業に今年の1月15日に売却をしてございます。そういう中で、大和ハウス工業は準備会が17年7月につくられたときから、要は再開発事業が成立するという状況の中で参画し、議論をしてきておりましたので、今の段階の中において確かに取得をしてございますが、それがダミーだったかどうかについてはなかなか判断がつかないというふうに考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
北野議員の再質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたように、目標温度を設定して高島小学校温水プールも進めてきたところでありますが、お話がありましたように、冬期間12時から2時間置きに6時まで測定した温度がわかりまして、それを見ますと、確かに上がりぐあいが悪くて御指摘のような中身もございますので、私どもとしましては、利用者に迷惑をかけないように、どういうような対策をしていったら目標設定の温度に上がるか等について、利用者を第一に考えながら進めてまいりたいと思いますので御理解いただきたいと思います。(「現状は温度何度だったのかと聞いているのですよ」と呼ぶ者あり)春から冬までの間、それぞれ測定の日によって違うものですから、ですから例えば12月なら12月、2月なら2月という日にちを設定していただければ、お答えできるところはお答えしたいと思います。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)
質問 22番 北野義紀
最初に、病院の場所の問題ですけれども、市長は市民がいろいろな意見を小樽市に寄せたり、市政に対して建議するということはあると思うのです。だから、その一言なりなんなりをとらえてあれこれ言うというのは、私は市長としてはいかがかと思うのです。私が問題にしているのは、市長自身がとった態度について指摘をしているわけです。平成11年の市長選挙の公約、その直後の古沢議員の提案、確かに小学校と中学校は仕様が違いますよ、階段の立ち上げやなんかも小学校の方が低いのですから。だから、それをそのまま転用するということは、それはできないというのはわかります。だから、古沢議員はそういうことをのみ込んだ上で、量徳小学校の移転新築ということを提起したのではないですか。市長は検討してみると言ったのですよ、本会議の議事録を見れば。その2日後に、どういう部長が集まったかわかりませんが、内部の会議を開いて、学校法人北海道龍谷学園、双葉高校に売るということを決めたのではないですか。だから、私は、そのときがチャンスだったのだから、病院を建てるのであれば、なぜそういう態度をおとりになったのかという市長の責任を聞いているわけです。今、現在地で建てていただきたいという市民の方がいろいろなことを言っていますけれども、しかし、そのことをとらえてみずからの責任を不問にするということは許されないと、市長ですから。だから、私はそういう経過があるから、あなたはだれに頼まれたか知らないが、初めからマイカルの横のJRの空き地をねらっていたのではないかということを言うのです。私ばかりではないですよ。多くの市民はそういう疑問を持っていますから。そのことを指摘し、再度答弁を求めます。途中から量徳小学校が残ったらというところから始まるのは、自分の一番触れてほしくないことを隠すやり方だから、スタートブロックの置き場所が違うということは言っておきます。それから次は、プールの問題。前後しますが、ではプールの場所をどこにすればいいかと、あなたはすぐにそうやって開き直るのです。市長の悪い癖ですよ。あなたは市長で事業の執行者だし、かつプールをつぶした張本人ですよ。あなたの責任で探さなければだめなのですよ。建てなさいと言ったら、そうしたら建てるなら場所を探してこいと、こんな開き直りがありますか。二度とそういうことを言わないでください。それから次、山田総務部長が説明したエネルギーコストの問題です。あるいはマイカルの問題ですけれども、今答弁なさったことは、私もマイカルの建設時に議員でなかったからわからないところがあるから、時々山田部長のところへ行って勉強させていただいていました。その話も伺っていました。そこで、エネルギーコストの問題で私が市長の話を聞いて疑問なのは、基本設計をどこへ委託するかはわからないけれども、コンサルタントに委託して基本設計をやってもらうのでしょう。そのコンサルタントは電気とか冷暖房が高いかどうかをよく調査して成果品を出してくださいと、こういう注文を市長はつけていると。コンサルタントよりも有能な人材がそろっている小樽市役所の幹部職員の知恵を集めたら、そんなことぐらいわけもなくわかるでしょう。何で北電とエナジーソリューションの電気代がどう違うのかぐらいわからないのですか。早くから私は言っておきましたよ、代表質問でやるから調べておきなさいと。昨日通告したわけでないですからね。いまだにわからないと。だから、都合が悪いからまじめに調べようとしていないのですよ。何もコンサルタントに何千万円もかけてやる必要はない。小樽市役所の有能な人材でそのぐらいのことは幾らでもできますから、やらせてください。答弁を先送りするだけの話です。それから、山田総務部長でもいいし、市長でもいいのですけれども、マイカルの区域の問題です。今の話を聞いていたら、予定がすっかり狂ってしまったと。当初はそういうつもりはなかったのだけれども、テナントも引き上げるし、営業時間も短くなるということで、電気の供給、冷暖房の供給がうまくいかないと。結局、熱供給事業法で黒字を出せとは言わないけれども、採算を合うようにしなければならないから、供給が少なければ単価を高くしなければならないのです。当たり前の話ですよ。しかし、空き地が埋まればとんとん以上の利益が出るという計算の下にやったはずなのです。だから、先ほどちらりと、電気と冷暖房は別ですけれども、区域のこともお話しされました。市立小樽病院が進出予定の市長が建てたいと言うところは、理事者から供給の外側の区域だということも聞いています。だから、そういうことを考えたとしたら、先ほどの話に戻るのですが、エネルギーコストの問題、これはやはり避けて通れないと思うのです。だから、マイカルを誘致しておいて、失敗して、少しはうまくいくのはここだという話がわかっているのに手を打っていないと。本当に無責任な市長だというふうに私は思うのです。反対の立場の私たちから言われなければ問題にしないのですか。極めて無責任な話だと思います。だから、固定資産税15億円、今年払っていなかったら20億円近くになるのですよ、滞納。小樽市にとって大変な金額ですから、もう少しまじめに取り組んでいただきたいということです。それから次は、病院の不良債務の問題なのですけれども、これまで答弁されましたけれども、果たして12月1日に市立病院調査特別委員会に出した資料のとおり、この表のとおりいくのかと。そこは依然として市長の答弁を聞いても、ああ、なるほど間違いないなというふうにはなりません。最後は最大限の努力をしていただくということでしょう 。努力をしてもこの予定どおり、例えば平成20年度は5億5,800万円、今までよりも赤字解消をしなければならないのですよ。最大限やって8,000万円しかできなかったということになったら、5億円丸々、小樽市は4億4,200万円にプラスして病院に持ち出すというより、不良債務解消にこの額を小樽市は一般会計から持ち出さざるを得ないのですよ。だから、金額が大きいから、私はこれは本当にまじめに考えてこの表をつくったのかと疑っているのです。まじめにできますと言うのだったら、先ほど言ったように、そうしたら今までの病院の理事者は赤字解消についてまじめにやっていなかったのかと、こんなに条件があるのにやっていなかったということになるのですよ。だから、私はこの表についても小樽の財政にかかわることですから、もっと責任を持ってやっていただきたいということです。それから、財政部長に最後に伺いますが、先ほど答弁漏れについて説明がありました、遅れの要因。結局病院の不良債務44億円を5年間で返さなければならないということが突然出てきたと。だから、公債費負担適正化計画あるいは小樽市の推進プラン実施計画収支計画の見直し、こういうものとの整合性を図ると。数字だけではないです。事業も裏打ちされなければなりませんから、それで時間がかかっているのではないですかと私は心配で声をかけたのです。結局そのとおりでしょう。だから、そういうことを素直にお答えいただきたいと思うのです。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
再々質問の全般を通しまして、どうも我々がやっていることがふまじめだということに聞こえるのですけれども、私も含め職員含めてまじめに取り組んでおりますので、誤解のないようにひとつお願いしたいと思います。それから、築港地区に最初から決めていたのではないかというお話ですけれども、これは何回も説明していますけれども、候補地は最終的に2か所に絞りました。(「最終的、そこへスタートブロックを置くのではない。そのもっと前なのだから」と呼ぶ者あり)ですから、最初から言えば4か所あったのですよ。4か所あったのです。(「自分でつぶしたのでしょう」と呼ぶ者あり)どうしてつぶしたのですか。つぶしたつぶしたって、ほかにいるのですよ、だれか。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
ですから、先ほども言いましたとおり住吉中学校の話もありましたので、それは教育委員会とも相談しましたと言っているのですよ。ですから、それは小・中の建物の構造からいって無理だという教育委員会からの判断ももらいましたので、それであきらめた。それと、もう一つ皆さんに言われるのは、何で最初から量徳小学校に病院をつくるからと協力をお願いしなかったのだという意見もありました。それについては前にも説明していますけれども、これから小学校の適正配置が始まるのにその検討経過も見ないで、最初からここはもう病院にするから学校は要らないと、そういう立場は我々はとれませんと言っているのです。そういうふうに説明をしてきました。したがって、最終的に適正配置計画で量徳小学校がだめになりましたので、これはもう向こうしかないということで方針を決定させてもらいました。それから、プールの場所の問題ですけれども、早く建設せよと言うから、最初からやるのであれば場所の問題から始まるのですよということを言っているのですよ。(「自分で探しなさいと言うの。何言うのだ」と呼ぶ者あり)それから、あとは関係部長から説明させます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 山田厚(総務部長は2007年2月まで)
エネルギー問題について、北野議員から一応調べてほしいということを言われているというのは原部の方から聞いていまして、関係のところにも手配もしましたけれども、当然エナジーソリューションは、お客様に幾らで売っているということを企業の側からべらべらしゃべるという体質というか、そういう企業ではないもので。OBCの方にもお聞きしたら、社長に許可を得なくては言えないという話もしておりましたので、ついせんだって社長に会って、そう言っているので後で教えてくださいというお話はしてありますので、少なくともエナジーソリューションの関係の料金等々については調べられる範囲で可能かなというふうには思っております。ただ、問題は、今、北野議員がおっしゃったように、あそこ自体の区域が全部埋まれば北電との関係でうんぬんという部分については、確かに私の記憶では、あそこのコージェネをつくって、そして事業をやるときに、当然当時の計画でいけば北電の料金より下げられるという前提でなければ、自前でもってあんなものこしらえられるわけがないわけですから、それは先ほど来言っているいわゆる電力であり、エネルギーだというのは、おのおのの認可を受けた区域が一定程度施設ができて、それに予定をされていたものが、すべて冷熱も含めてマンションが建って、そこに全部行きますよと。それから、今のウイングベイ小樽の9万8,000平方メートルの売場面積の建物が、100パーセントとは言わないまでも8割、9割テナントが埋まって、そして電力の割り勘分なり、エネルギーの割り勘分が全部賃料から収入として上がるという前提で設備投資をしているわけですから、そういう意味では現状の空き地、先ほど来私どもがあいているところを埋まっているというのを誤解していたのは、外側のところに電力を売っていけばというような意味合いでとったので、土地利用うんぬんという話をちょっと答弁させてもらっていますけれども、基本的には今の区域の中では、建物自体はあれで当初の計画の、保留地のところはちょっと経過は別ですけれども、目いっぱいになっていますので、問題はあの中にどれだけのものが入ってきて、どれだけのエネルギーを使っていくかと、こういったことがやはり相当問題になってくるのかなと。したがって、今は入っていないというところからすると、エネルギー会社自体の経営で倒れない範囲の中で、何とか御協力をいただきながらエネルギーの供給をしてもらって、何とか再生するまで、そういう意味ではエナジーソリューションと、いわゆる親会社であれば北ガスですけれども、OBCとしては今協議をしているというお話を聞いてございます。それから、病院のコンサルタントとの関係については、これは当然エネルギーなり電力なりというものを引いたときに、建物に当然ボイラーなりなんなり機械を入れて、自前でもっていろいろつくっていくというコストの問題と、できあがったものを配送されて地下のいわゆるカルバートでもって道路をくぐってぼんと持ってくるという、こういった全体のコストでどうなのかという設備の問題と、それからランニングコストとして今言った将来的に不安定な電力なりエネルギー供給、いわゆる会社自体が。そういった状況の中と、北電という一つの大きな会社が電力を持ってくる。それから、冷熱自体は北電は電気しか来ませんので、そういったものをどういう機械でもって動かすかという、あらゆるものでいろいろ検討した中で、将来的なコストの問題も含めて経済的にどうなのだというあたりも少し今回の基本設計の中で検討すべきかなというのがあって、市長の方からただいま申し上げたように、コンサルタントにそういったことも少し研究してもらうようにということで発注をする予定で、今、原部の方に話していると、こういうことですので、そういうことで御理解いただければというふうに思います。料金体系についてはまた努力をしてみたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 小樽病院事務局長 小軽米文仁(小樽病院事務局長は2008年3月まで)
北野議員の御質問にお答えいたします。これまで病院として経営努力をしてこなかったのではないかというふうなお話ですが、私が客観的に見ますと、この44億円は御存じのとおり、平成5年度から11年度までの間に長期貸付金として累積されていた、いわゆる不良債務なわけです。そうすれば、皆さん御存じかと思いますけれども、四国の香川県で経営改善した有名な市立病院に視察に行った方もおられると思いますけれども、あそこの病院の場合は平成3年に新しい院長が行って、10年で25億円の赤字を解消したという、これは本に出ていますけれども、そういったことも読んでみますと、やはり経営努力が足りなかったか足りたかというのが客観的にわかるのではないかというふうに思います。それと、もう一つ、この44億円について考えてみますと、後から経営努力の内容についてはお答えしますけれども、44億円自体、例えば平成5年度から11年度の間に、平成4年度まで13億円ベースで繰り入れたものが、それを減らして44億円が累積されたのだというふうにおっしゃる方もおりますけれども、結局例えばこの5年度から11年度の間に、7年間ですけれども、仮に13億円ずつ毎年度繰り入れたとしても、18億円しか増額にならないわけですね。そうすると44億引く18億ですから、26億円自体はやはりもっと違ったいわゆる赤字要素が、それはその時々の診療報酬の状況とかいろいろな状況があると思いますけれども、新たな26億円が赤字として生じたということが言えるわけです。そうすると、この44億円を今度19年度から5年間で解消していくと、これは一般会計がすべて負担すべきではないかと。これまでの13億円の一般会計繰出金にプラスして、44億円分を5年間で一般会計が負担すべきだということになりますと、今まで13億円を繰り入れたとしても、26億円の新しい赤字要素があったわけですから、やはりそういった意味ではこの44億円を考えるとき、いわゆる19年度からの5か年で解消するとどういうふうに負担をしていくかというふうに考えたときには、やはり今22億円実質負担ですね。そういった考え方もひとつ妥当性があるのだろうというふうに思っております。(「記録に残るのだぞ。ちゃんと考えて答弁しろよ」と呼ぶ者あり)これ以上経営改善はできないのかと。この5億円うんぬんの自助努力についての数字はどういう数字かといいますと、例えば19年度で第二病院の内科医師がやめますけれども、病棟自体は脳神経外科、心臓血管外科で使いますので病棟利用率が上がると。そういった中で、もう一つは小樽病院で、19、20年度で医師を1人ずつ確保すると。そういった中では、例えば内科医師を小樽病院で見ますと、1人確保しますと2億円から2億5,000万円ぐらいの診療報酬になりますので、そういった中で経費を引くと7掛けぐらいで、約2人で3億円ぐらいのいわゆる利益を上げられるということが一つあります。(「さっさと医者を連れてくればよかったのでしょう。何をやっていたのだ」と呼ぶ者あり)それと、給与カットが7パーセントから10パーセント、3パーセントカット率が上がりますから、これで約1億円ぐらいになります。そのほかに、収益増対策として病床稼働率向上、これは病床管理委員会も今回小樽病院では再開をしております。それから、経費の見直しについては委託料の業務内容のいわゆる全面見直し、自分たちができるものは自分たちでするという中で、19年度当初からこれは考えております。こういった中で、最終的にはぜひともこの計画を実行していかなければ、19年度からの起債も借り入れられないようになるものですから、これまでにない経営改善の努力をしていくというふうなことで考えております。(「しばらく局長から動くなよ」と呼ぶ者あり)