みんなの議会

小樽市議会 平成18年第4回定例会 2006年12月12日

(1)財政問題について/(2)行政改革について/(3)情報化の推進について/(4)ごみ問題について/(5)今後の市営住宅の施策について/(6)除排雪計画について/(7)教育問題について

2006年12月12日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「財政問題について」「行政改革について」「情報化の推進について」「ごみ問題について」「今後の市営住宅の施策について」「除排雪計画について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 28番 高橋克幸

第4回定例会に当たり、公明党を代表し、質問します。初めに、財政問題であります。予算編成では、平成16年度、17年度と2年連続の赤字予算編成でありましたが、本年度の予算は大変厳しい財政状況の中、さまざまな財源対策によって何とか3年連続の赤字予算編成から脱却いたしました。今後の危機的財政状況を回避するため、本年2月、財政再建推進プラン実施計画を策定し、財政再建に向けた取組が実施されてきました。しかし、一般会計から病院会計への長期貸付金44億円の返済について、平成19年度より5年間で処理することになりました。これらにより、財政再建推進プラン実施計画の内容について大きな見直しが実施されております。大きな負担が5年間新たに増えたわけですが、歳入についてはどのように見込まれているのか。また、歳出のさらなる検討が必要となりますが、以前の実施計画と比較してどのように見直しが計画されたのか。また、今後、一般会計がこの負担に耐えられるのか、見通しと考え方について見解を伺います。まもなく平成18年から19年と新しい年を迎えます。平成19年度の予算編成においても大変な困難が予想されるところであり、早めの作業に入られているのではないかと思います。聖域なき見直しという姿勢での18年度予算編成でしたが、さらに厳しい19年度予算編成に当たって、今後の考え方について市長の見解を伺います。平成17年度の決算で約20億円の赤字になると見込んでおりましたが、以後、約6億円を圧縮し、縮減の努力をされたわけであります。しかし、残念ながら約14億1,000万円収支不足となり、平成18年度の予算を財源として繰上充用することになりました。これにより、平成18年度もこの約14億1,000万円の赤字を引き継ぐこととなり、地方交付税や市税収入の状況を考えますと、平成18年度決算においても大きな赤字となることが懸念されるところであります。これらの見通しと赤字圧縮の対策について見解を伺います。次に、新たな歳入の確保についてであります。危機的財政の中で少しでも歳入を確保する考え方は必要であり、可能なものはできる限り早期に検討すべきであります。実施計画の中にある3項目について確認したいと思います。1点目は、広告料収入であります。昨年度から具体的な取組が実施されているようですが、現在までの主な内容と財政効果、そして今後の予定や考え方についてお答えください。2点目は、職員駐車の有料化についてであります。公有財産の目的外使用の観点から、職員等自家用車の市有施設敷地内への駐車について、平成18年度中の有料化を目指しているとの内容であります。この内容について現状はどのようになっているのか。19年度からのスタートができるのか。財政効果と積算内訳についてお示しください。3点目は、有償サービスの創出であります。これまで無料で貸出しや配布している物品について、受益者負担の観点から有料化の可能性を検討しますという内容が実施計画にありますが、どのような内容なのか、また、今後の考え方についてお示しください。歳入増に関連して、懸案となっている入湯税課税免除の見直しについてであります。この件について、今までの経過と問題点、課題についてお示しください。また、今後の見通しと考え方についてお答えください。さらに、平成19年度以降の収入増のさまざまな検討や各種収納率の向上など、自主財源の歳入を確保する取組について、どのように考えられているのか、見解を伺います。次に、行政改革についてであります。財政再建推進プラン実施計画の中で「組織・機構の見直し」があります。平成16年度には部の統合を含む大規模な組織・機構の変更が行われました。これらのスリム化が実施されて約2年半が経過しています。まず、この組織の見直しの内容、グループ制の状況、そしてこれらのメリットと財政的効果、職員数の変化及び問題点や課題についてお答えください。この実施計画で平成20年度には新たに部の統合を視野に入れた全体的見直しを計画されているわけですが、現時点で何がどのように見直されるのか、具体的にお答えください。また、「各部各課に共通する庶務的業務を集約化・一元化し、配置人員を削減する」とありますが、共通する庶務的業務とはどのような内容なのか、どのように集約化、一元化をするのか、その方法とスケジュールについてお示しください。次に、職員数についてであります。総務省では、「新地方行革指針」により、今後5年間で4.6パーセント以上の純減を地方公共団体に求めています。まず、本市の職員数ですが、平成17年4月現在の人数及び全道平均や他都市と比較してどのような状況なのか、特徴的な内容も含めお示しください。財政再建推進プラン実施計画では、平成17年度から平成22年度にかけて削減数200名、削減率9.8パーセントとなっています。この内訳と財政効果についてお答えください。さて、団塊の世代が多く退職する中、懸念されている一つに各種業務の後継問題があります。特に民間企業では、技術系を中心に後継問題が深刻な状況であります。地方自治体においても職員数の削減の中で職員の意識改革、情報活用能力や企画調整力など質的向上が求められています。この団塊の世代の退職問題で、検討しなければならない課題や問題点と今後の人材育成について、どのように考えられているのか、見解を伺います。次に、事業評価システムについてであります。行政が実施する施策や事務事業について目的を明確にし、行政みずからが市民の視点に立ち、市民にとっての効果は何か、当初期待していたとおりの成果は上がっているのかなど、各事業の成果を数値化し、客観的に評価・検証を行うことが必要であります。また、わかりやすくこれらの結果を公表していくことが求められています。彦根市では、平成17年度事務事業評価表として、市のホームページに掲載しており、約300ページにわたる評価表は項目ごとに同じフォーマットで構成されており、見やすい内容になっております。さて、本市では、平成21年度を目指して、現在、調査・研究中と思いますが、どのような内容を考えられているのか、現状と今後の考え方についてお示しください。事務事業の見直しでは、平成15年度以降実施されているところですが、今まで行われた主な内容と現在進行中のもの、それらの見直しについてどのような結果や効果があったのか、今後予定されているものについて、それぞれお示しください、また、見直しの結果や効果などの公表はどのように行うのか。事業評価システムを前提にどのように考えていくのか、見解を伺います。次に、情報化の推進についてであります。インターネットや携帯電話の普及、また5年後には完全移行が予定されているテレビ放送のデジタル化など、着実に進歩し広がりを見せるIT化の推進は、地域の活性化や行政の市民サービスの向上などに大きな影響があり、また期待をされているところであります。この情報化の推進についてどのように認識をされているのか、改めて市長の見解を伺います。本市では、平成15年に小樽市地域情報化計画を策定し、計画期間は平成19年度までの5年間となっています。さて、平成20年度以降の計画についてはどのように考えられているのか、方向性と主な内容についてお示しください。次に、本市が取り組む当面の重点事業についてであります。この計画の中では3点掲載されております。まず1点目、公式ホームページであります。本市の公式ホームページは、毎年アクセス数が増加し、それとともに見直しを行いながら、見やすくできるだけわかりやすくするための努力をされてきたものと認識をしております。また、ここ数年、情報の量と質について着実に推進している状況は、評価に値するところであります。ここ数年の中で特に検討し、推進してきた内容についてお示しください。さて、市民が必要とする情報の量や質を充実させるという大きな目標がありますので、さらなる検討が必要であります。その目標の一つである1課1ホームページについてですが、どのような状況なのか、現状と課題についてお示しください。また、携帯電話サイトのアクセス数も増加傾向であります。他都市では内容の充実度をホームページに近づけるような検討もされているところであり、本市の携帯電話サイトの内容の充実が求められていると考えます。この点についてどのように考えられているのか、市民ニーズの確認や調査の検討も含め、お答えください。次に、行政の情報化についてであります。平成15年度に総合行政ネットワーク、いわゆるLGWANでありますが、行政の電子化に向けた取組として本市も接続をしておりますが、どのような状況なのか、特徴的なものと今後の予定や課題についてお示しください。平成18年3月、北海道で計画された「北海道高度情報化計画フォローアップ計画」に関連してであります。この計画の中で、HARP構想による市町村との電子自治体化の共同推進が掲載されております。また、電子自治体化の支援やサポート体制の推進が計画されております。これらについて内容と本市のかかわりについてお答えください。情報化の推進については、多くの予算が必要とされています。本市の財政状況を考えますと、多くの項目の実施は不可能であります。しかし、情報化の時代を考えるとき、市民ニーズを的確にとらえながら、かつ中長期の情報化計画を策定し、推進していくべきと要望いたします。次に、ごみ問題についてであります。現在、建設中である北しりべし廃棄物処理広域連合ごみ処理施設が試運転を開始しました。平成19年4月から供用開始となり、いよいよごみの焼却処理が始まるわけですが、懸念されるものの一つとして事業系一般廃棄物のごみ焼却手数料があります。過去においては、旧天神じんかい焼却場でごみ焼却処理が実施されてきました。まず、このごみ焼却場が稼働していたときのごみ焼却手数料の金額の推移と積算根拠についてお示しください。このごみ焼却手数料について、北しりべし廃棄物処理広域連合ではどのように決定されていくのか、その決定後、本市においては、どのように周知徹底するのか、その方法と内容についてお示しください。また、この手数料については、その全額をごみ処理施設の償還金の一部にする予定であるのか、さらにどのぐらいの総額と予想されているのか、試算されていればお示しください。もう一つ懸念されるものに、北しりべし廃棄物処理広域連合ごみ処理施設の建設費の償還と多額のランニングコストについてがあります。小樽市負担分として割合が約9割となっていることを考えますと、大変厳しい財政状況の中、その負担の影響としてごみ袋の値上げが心配されるところであります。今後どのように考えられているのか、見解を伺います。次に、民間委託と許可についてであります。家庭系一般廃棄物の収集運搬については、今後すべてが民間委託へ移行される予定であります。まず、この点について民間委託の考え方と、今後のスケジュールと内容についてお示しください。さらに、財政効果はどの程度となるのかを含めてお答えください。平成18年度版の清掃事業概要の中に、ごみ収集車両の内訳が掲載されています。平成18年8月1日現在の数字でありますが、直営車両は9台、委託車両は11台、合計20台であります。この直営車両でありますが、完全民間委託になりますと、この直営車両は不要となります。直営車両の購入価格は1台当たり約1,100万円から1,300万円となっています。使用年数では4年から12年と、各年代にまたがっております。この直営車両の処分にかかわる取扱いについては、以前ではどのように実施されてきたのか。車両の処分の検討から実際に処分されたところまで、その理由と処理内容などのプロセスについて詳しくお示しください。また、最近の状況について、台数と使用年数、金額及び行き先についても含め、お答えください。民間委託ですが、委託先を決めていくときの業者の選定はどのように行うのか。その選定基準と決定までのプロセス及び契約方法と契約内容についてお示しください。過去の事例を見ると、一度委託先が決定すると、その業者は何事もなければ永続的にかわることがなく継続されていくようであります。現在の時代性を考えるとき、いろいろな制度の見直しが検討され、新しい時代に合ったものとして改正が行われています。特に行政にあっては、公平性、透明性を確保し、わかりやすく説明できることが求められています。この民間委託についても、一定期間を一つの区切りとし、その間で、業務委託内容の実績評価や基準によるランクづけなど、わかりやすい評価とともに、それに伴って委託業者の適正な指導や業者の入替え制度など、さまざまな検討が必要な時期になっているものと考えます。また同様に、事業系一般廃棄物の許可について、限定も含め、先ほど述べたようにさまざまな検討が必要でないかと思います。これらについてどのように考えられているのか、今後の方向性も含め見解を伺います。次に、廃棄物の減量及び処理に関する条例改正で、事業系一般廃棄物の有料ごみ袋が廃止となります。事業系一般廃棄物の小規模排出業者についての現状と改正後の周知徹底、指導をどのようにされるのか、お示しください。次に、今後の市営住宅の施策についてであります。本市では、平成10年3月に小樽市公共賃貸住宅再生マスタープランを策定し、建替えなどの住宅事業を行ってまいりました。最近では、時代の流れや厳しい財政状況を踏まえ、平成18年3月、このマスタープランを見直し、小樽市公共賃貸住宅ストック総合活用計画を策定しているところであります。このストック総合活用計画の基本理念は、だれもが安心して暮らすことができる住宅セーフティネットとしての市営住宅の役割強化となっております。この住宅セーフティネットとしての市営住宅について、どのように認識をされているのか、まず初めに市長の見解を伺います。次に、市営住宅の管理戸数と入居率、また入居者の状況として世帯主年齢、世帯人数別の割合、世帯構成別の割合などについて、どのような特徴があるのかお答えください。次に、市営住宅の申込状況についてであります。直近5年間の状況で申込件数、入居倍率についてお知らせください。また、その中で、特定目的住宅ではどのように推移してきたのか、その内容についてお示しください。さて、この計画の基本目標にもありますが、高齢者への対応についてであります。近年、本市は高齢者世帯の増加が顕著になっており、高齢者が住みやすい住環境の整備が求められています。まず、この高齢者の動向について、平成7年度と平成17年度との比較で伺います。総人口、老年人口とその割合、道内10万人以上の都市との比較についてお示しください。さらに、高齢者夫婦世帯数と高齢者の単身世帯数と一般世帯数との割合について、それぞれお答えください。最近、古くからある民間の賃貸住宅では、貸し手、借り手両方ともに高齢化が進んでいる状況があります。貸し手側では、後継者の課題や財政的な問題から、現在の大家の代で廃業するという状況を何人からも聞いております。また、借り手側にしても、仮に転居しなければならない状況では、高齢者に共通しているように、新たに賃貸住宅を探すことは困難な状況であります。このような状況を含めて、今後、本市の高齢化が着実に進んでいくことを考えますと、市営住宅の高齢化対策と高齢者の需要に対する具体的な対策が必要であります。これらについてどのように考えられているのか、見解を伺います。次に、除排雪計画についてであります。昨年度は記録的な大雪ということもあり、市内全体が混乱し、市民から多くの苦情が連日のように続いておりました。さて、平成18年度については、昨年の状況も踏まえ、除雪体制の見直しが行われたようであります。この見直しについて何点か質問します。除雪ステーションの分割ですが、4地域から6地域に分割され、体制の増強が図られるとなっております。分割によって以前より何がどのように増強されるのか、具体的に見えない状況であります。この点について詳しく説明をお願いします。また、全地域への統括体制はどのように考えられているのか、お答えください。次に、積算方法及び設計変更の見直しについてであります。昨年度の大雪で見られたように、当初設計と設計変更要件である設計降雪量の20パーセントを超えた場合の設定は、実態や実質稼働数と大きな差異があったように感じます。見直しについては実体設計に移行となっているところですが、当初設計とこの実体設計の積算根拠と、どのぐらい数値で影響が出てくるのか、具体的にお示しください。次に、ロードヒーティングの段差解消についてであります。最近の除雪はできるだけ雪を削らないように圧雪路面での対応のため、積雪が多くなるほどロードヒーティングの段差は大きくなります。極端なところでは、車の底やサイドに関係する部品などの破損があったり、また、それらを避けるため斜めに通行しようとするために、スリップや路面の悪化などにより通行に大きな影響が出ておりました。段差が大きければ多少付近を削っても圧雪路面の表層であるかたい部分の下は軟質な雪であり、単純に段差を削っても逆に路面の悪化を招くところであります。これらについてどのように段差解消を考えられているのか、具体的にお示しください。次に、除排雪方法の見直しの検討についてであります。最近、時代の変化により人口減少に伴ってまち並みが変化し、古くからある地域では空き家や空き地が増加傾向にあります。車社会の背景とともに、車の登坂能力が高くなっており、相当な奥地や高地にも車の姿が見えます。このような地域状況の中で、長年にわたる画一的な考え方では、市民ニーズに適合しているとは言えない状況にあると考えます。昨年、坂道で両側に住宅及び車庫が連続している地域では、路面をあまり削らず圧雪で除雪されていたため、道路中央がかまぼこ状態となり、極端に変化しているところでは、タンクローリーの転倒の危険性があったため、半月以上灯油が配達されないということがありました。玄関前の置き雪の問題もあると思いますが、それぞれの地域の中でニーズに合わせ除雪方法の見直しが必要でないかと考えます。これらについてどのように考えられているのか、見解を伺います。以前にも議論になりましたが、除排雪に対して限られた予算ではありますが、市民の協力を得ながら、より効率的で市民ニーズに近づけるために、市民との協議の場を設けて、さまざまな意見交換を数年にわたって進めるとのお話がありました。現在、それらについてどのような状況なのか、具体的にどのような要望・意見があったのか、市民の協力としてどのような意見が出ているのか、お示しください。また、今後の予定と考え方についてお答えください。次に、市民からの苦情対応についてであります。例年においても苦情などの市民対応について多くの課題がありました。特に電話対応や現地対応について不親切な者、説明不足、そして不適切な内容などがあったところであります。これらについてはどのように考えられているのか、今までの課題や問題点を挙げながら具体的にお答えください。昨年度は初めに述べたように記録的な大雪でした。それに対し2度にわたる除雪費の補正が実施されましたが、後追いのような結果となり、除排雪の効果も半減されたように思われます。現在は車社会であり、灯油などの配送関係者やタクシー、バスなどの乗客関係者など生活に密着している状況であります。今後の考え方として、除排雪については積極的な姿勢の下で、早期判断、早期実施を目指し、大変厳しい財政状況ですが、補正予算だけの考え方ではなく、年度予算の増額も視野に入れて十分に検討していただきたいと要望いたしますが、今後の方向性も含め市長の見解を伺います。最後に、教育問題として、開かれた学校づくりといじめ問題についてであります。従来言われてきた開かれた学校とは、学校施設の地域社会への開放と言われるような比較的狭義の意味でとらえられがちでありました。しかし、本来の開かれた学校のあり方は、単なる学校施設の開放という範囲を超えて、学校施設の社会教育事業などへの開放、学校の管理・運営について地域の方や保護者の意見の反映をはじめとする開かれた学校経営の努力、そして学校教育の抱えるさまざまな問題の打開に積極的に取り組んでいく連携の土壌をつくっていく上で、大きな視点であると思います。最近のいじめ問題によって、あまりにも痛ましい事件が続く中にあって、この開かれた学校についてどのように認識をされているのか。また、小樽市内の小中学校に対して、今後どのように取り組まれていくのか、教育長の見解を伺います。開かれた学校づくりのためには、地域の方や保護者の意見を反映し、その協力を得て学校運営が行われるシステムを設けることが必要であるとされ、学校評議員制度が確立しました。この制度について、本市の現状はどのような状況なのか、また、懸念される点についてお示しください。また、今、大きな問題となっているいじめの問題について、この制度とともにPTAや地域の方々など積極的にさまざまな内容が協議できる場づくりが、どのような状況になっているのかお答えください。最後に、いじめに遭った子供のケアについてであります。最近の報道でも教師の信じられないような対応が目につきます。子供たちは、そのような対応で再度傷つきます。このように苦しんできた子供に対するケアの重要性が言われております。本市では、いじめに遭った子供に対して、例えば専門分野の紹介や病院、適応指導教室などの連携についてどのように検討されているのか、また今までにどのような対応をされてきたのか、具体的にお示しください。さらに最悪の場合、必要があれば緊急避難的処置や区域外への就学など弾力的な措置はどのように考えられているのか、見解を伺います。最近の痛ましい事件が起こらないようにするためにも、改めていじめの問題の重要性を認識し、いじめの兆候に対し早期発見、早期対応が必要であります。また、いじめの問題が生じたときには、問題を隠さず、学校、教育委員会と家庭や関係者が連携して対処すべきものと考えます。これらについて、今後の考え方や方向性について教育長の見解を伺います。以上、再質問は行いませんので、明快なる御答弁をお願いいたします。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

高橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題でありますけれども、まず、さきの市立病院調査特別委員会でお示しした一般会計の収支計画と現行の財政再建推進プラン実施計画の収支試算との関係でありますけれども、現行プランの収支試算は、平成16年度の決算見込みと平成17年度の当初予算などを基に平成21年度までの試算を行ったものでありますが、このたびお示しした収支計画は、新病院建設に係る病院事業債の導入の協議に当たり、北海道から提出を求められて平成25年度までの試算を行ったものであります。現行プランの試算と比較いたしますと、歳入面では市税や地方交付税などで一定の減を見込み、歳出面では平成17年度の決算状況などから、扶助費や病院事業会計以外の繰出金などが減少すると見込んでおります。平成17年度決算の約14億1,000万円の累積赤字を抱える中で、病院事業会計における不良債務44億円を病院の経営努力と一般会計の繰出しにより5年度以内に解消していくこととなりますので、現行の財政再建推進プラン実施計画をさらに踏み込んだ取組を進めなければならない状況になっております。したがいまして、今後、人件費総額の一層の抑制はもとより、事務事業の徹底した見直しをはじめ、組織・機構のさらなる改革を推し進め、何としても財政再建団体への転落を回避するため、不退転の決意で計画を達成しなければならないものと考えております。次に、平成19年度予算の編成でありますけれども、平成19年度は改選期に当たるため、通常当初予算は骨格予算として編成をし、政策的事業は第2回定例会で補正措置することになるわけでありますが、現状の財政状況から見ますと、相当部分が当初予算に組み込まれる編成になるものと考えております。そのような中で、平成19年度の本市の財政状況は、18年度からの赤字を引き継ぐことに加え、歳入につきましては、三位一体の改革による税源移譲が行われ、個人住民税の収入の増加が見込まれるものの、その要因を除くと依然として厳しい経済雇用情勢から、市税全体の伸びは見込めず、地方交付税についても制度の抜本的な見直しが予定されておりますことから、その影響も予想されるなど、非常に厳しい環境にあると考えております。歳出につきましても、扶助費や他会計への繰出金などの増加が見込まれることから、18年度と同様に財源不足が見込まれ、極めて厳しい状況にあります。そのため、新年度予算の編成に当たっては、常に財政再建団体への転落が現実のものとなり得るという厳しい状況を十分認識をし、早期に赤字額の圧縮に努める必要があり、再建団体転落回避と財政再建が最優先課題であることを念頭に置いて編成する方針であります。次に、18年度決算の見通しについてでありますけれども、まだ年度の途中などでもありますし、また昨年度のような記録的な大雪による除雪費の補正など不確定要素もありますので、見通しを立てるのが難しいものがありますが、市税においては収納率が全体で昨年度より若干下回っている状況にあり、予算額の確保に全力で取り組んでいるところであります。また、普通交付税は7月に決定されましたが、臨時財政対策債を含めた予算額に対し、約8,500万円の減額となったところであります。このため、補足し得る収入は可能な限り確保し、財源対策に努めることはもちろんのこと、歳出においても予算の効率的な執行に努め、経費節減に全庁挙げて取り組むなど不用額のねん出に努め、収支改善に取り組んでおります。平成18年度は当初予算が3年ぶりの収支均衡予算として編成することができましたが、平成17年度の累積赤字額約14億1,000万円を引き継ぐこととなり、今年度の決算は大変厳しいものと考えておりますので、年度内の残された期間、赤字額の圧縮に最大限努めてまいりたいと思っております。次に、新たな歳入確保の取組でありますけれども、まず広告料収入でありますけれども、昨年度はこれまでの広報おたるや観光情報誌などのほかに市のホームページや滑り止め用砂袋、総合体育館への広告掲載をはじめ約680万円の収入を上げることができました。また、直接市の収入にはなりませんが、市民の皆様へお渡しする企業の広告入り窓口封筒を寄贈いただき、経費の節減につなげている事例もありますが、現在、市税納入通知書送付用封筒の広告掲載についても検討中でありますが、今後も掲載可能なものについて調査をし、取組をさらに推進してまいりたいと考えております。次に、職員駐車の有料化の問題ですけれども、現時点では本年度内の実施は難しい状況にありますが、現在、平成19年度からの導入に向け、具体的な実施方法について協議をしております。本年8月の調査に基づく小中学校を含めた市有施設へのマイカー駐車台数は約1,100台となっており、現在、想定をしております1か月の使用料の額を3,000円とした場合、単純計算では年間4,000万円程度が見込まれます。次に、有償サービスの創出でありますけれども、市が保有する備品を無償で貸し出したり、物品を無償で配布している部分がありますので、それらについて受益を受けている方から御負担をいただき、歳入の増を図ろうというものであります。現状では図書館などに複写機を設置して、利用者から実費相当額を御負担いただくという取組をしておりますが、今後、各種市有物件の有償貸出しなどについて課題等を整理し、可能なものから実施していきたいと考えております。次に、入湯税課税免除の見直しでありますけれども、財政健全化計画の歳入増対策の一環として、入湯税減免制度の見直しを行うこととし、平成15年より各事業者の方々と繰り返し協議を進めてまいりました。この間、事業者から目的税である入湯税の使途、実施時期、市民や利用者への周知、税率等について、さまざまな意見・要望が出されてきたところであります。また、昨今の原油高の影響などもあり、経営環境が依然として厳しい状況ということで、制度改正の見直しの前提であるすべての事業者の方々の了解がいまだ得られていない状況であります。このため、時間的な制約もあり、平成19年度当初における導入は困難であると判断したところでありますが、今後も各事業者に対し粘り強く話合いを進め、理解を求めていきたいと考えております。次に、平成19年度以降の自主財源の確保でありますけれども、まず使用料・手数料については、平成16年度に手数料を改定し、平成17年度に施設使用料の全面的な改定を行いました。それ以前には長期間見直しが行われてこなかったことから、今後は定期的に見直しを行っていきたいと考えております。また、収納率の向上については、税外収入の歳入未済額は国民健康保険料の収納率の向上などで平成16年度以降、減少傾向にあります。今後も引き続き収入の確保に努めてまいりたいと考えております。そのほか遊休等資産の売却についても積極的に取り組み、自主財源の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、行政改革に関連しての御質問でありますけれども、初めに、平成16年度に実施した組織・機構の見直しでありますけれども、主なものを申し上げますと、部の再編では、土木部と建築都市部を建設部に、学校教育部と社会教育部を教育部に統合するなど、18の部を15部体制にしたほか、室・課の再編では総務部に企画政策室を設けたほか、財政部審査室、市民部青少年女性室などを廃止するなど104の室・課を98の室・課に再編するなどの見直しを行い、あわせて市民ニーズへの迅速な対応や業務の効率化、平準化を目的としたグループ制を総務部秘書課など13の室・課に導入したところであります。次に、これらのメリットでありますけれども、組織・機構の見直しでは、組織のスリム化により効率的な事務の執行が行われたほか、役職者の減少により職員数の削減が図られたところであります。また、グループ制の導入により、組織内における業務量の平準化が図られたほか、課全体で業務を行う意識が醸成されるなど一定の効果があったものと認識しております。次に、財政的効果及び職員数の変化についてでありますが、組織・機構の見直しやグループ制導入による効果のみの把握はしておりませんが、平成15年度と16年度の職員数を比較しますと50人の削減となっており、この削減数に1人当たり平均の人件費を乗じますと、約4億円となります。次に、問題点、課題等についてでありますが、社会経済情勢の変化に的確に対応するため、職員の資質向上や徹底した事務事業の見直し、組織・機構の見直しをさらに進める必要があると考えております。次に、今後の組織・機構の見直しの考え方でありますけれども、財政再建推進プラン実施計画では市民部と環境部、福祉部と保健所、経済部と港湾部など、部の統合を視野に入れた見直しを行うこととしております。環境部においては、これまで直営で実施していたごみ収集業務の委託化が着実に進んでおりますことから、部のあり方を含め見直しが必要でありますし、また平成20年度に始まる後期高齢者医療制度の実施に向け、関連する市民部や福祉部、保健所との連携や組織、業務の見直しなどを検討する必要があると考えております。現時点ではそのほかの具体的な内容をお示しできる段階ではありませんが、早急に検討の上、具体策がまとまり次第お示ししたいと考えております。次に、庶務的業務の集約化等でありますけれども、これまでも各部における庶務の一元化により事務の効率化に努めてきたところでありますけれども、現在、各課単位で行っている各種手当・給与などの支給にかかわる人事関係の届出事務、また、旅費の支給等に係る事務、物品購入や公共料金などに係る経費の支出事務について部単位などで集約することにより、全庁的に効率的な事務処理を図ろうとするものであります。今後のスケジュールについては、先ほどお答えしましたが、部の再編も視野に入れている平成20年度に向け、ワーキンググループを設置の上、検討してまいりたいと考えております。なお、平成19年度には水道局において、これまで四つの課で事務処理を行っていた経費支出に係る業務を総務課に一元化することとしております。次に、職員数でありますが、本市の平成17年4月現在の職員数は2,012人であり、札幌市を除く人口10万以上の都市の平均職員数は2,087人となっており、本市の職員数はその平均値を若干下回る状況になっております。これらは人口規模の違う都市の単純平均と比較しての数字ですので、一概にこの数値の違いだけをもって職員数の多寡の比較はできないと思いますが、本市の特徴的な要素としては地形が東西に長いことや後志の基幹病院として二つの市立病院を設置していること、さらには政令保健所や港湾部を抱えていることなどから、職員を他都市よりも多く配置しなければならない状況にあることが考えられます。次に、財政再建推進プラン実施計画における職員の削減内訳と財政効果でありますけれども、平成17年度から21年度末までの計画期間中の退職者は290名程度と見込んでおり、そのうちの90名程度を採用することとしております。この90名の採用については、一定の配置基準が定められている医師、看護師等の専門職員、消防長期構想に基づく消防職員など60名程度を補充することとし、一般事務・技術職員は職員構成に配慮し補充しますが、30名程度に抑制し、現業職場の業務職員については採用しないという計画内容になっております。財政効果については、財政再建推進プラン実施計画上、平成19年度から21年度末までの退職者不補充による削減効果として3億9,000万円を見込んでおります。なお、財政再建の観点から、一般事務・技術職員の採用30名は、当面見送らなければならないのではないかと考えております。次に、団塊の世代の退職に伴う検討課題や問題点でありますけれども、職員数が減少してきている中で、来年度からは団塊の世代が大量に退職していくため、現行の業務量と人員のバランスが崩れることが懸念され、事務事業の見直しとともに組織のスリム化が必要になるものと考えております。また、今後の時代の変化に対応し、本市のこれからのまちづくりを担う職員の育成が大事であると考えていることから、その基本的な考え方や方針、方向性などを盛り込んだ人材育成に関する基本方針の策定を進めております。次に、事務事業評価システムでありますけれども、行政評価システムを新しい総合計画の進行管理ツールとし、計画を基に実行、点検、見直しの、いわゆるPDCAサイクルを確立していきたいと考えており、現在21世紀プランの事務事業、施策、政策を行政評価の手法で点検しております。具体的には評価シートを各担当部署で作成し、企画政策室が中心になって点検、整理をしている段階であり、今後、庁内の総合計画検討委員会などで調整をし、来年度の新しい総合計画の策定に活用していきたいと考えております。なお、事務事業評価シートは、基礎的情報として事業概要、事業費等の投入量、活動や成果指標を、評価項目としては、市民と行政の役割分担評価や目標達成度、効率性、市民参加や満足度、総合評価を内容としております。また、財政健全化や指摘事項などの見直しの状況も記入できるものとしております。行政評価の市民への公表につきましては、よりわかりやすい公表の仕方を研究し、形式などを工夫した上で行いたいと考えております。次に、事務事業の見直しでありますけれども、平成12年11月に財政健全化計画を策定し、平成13年度から財政健全化のための取組を開始いたしましたが、平成15年8月には収支を見直すこととし、平成18年度までに人件費で20億円、事務事業の見直しで20億円、総額で40億円の財政効果を上げることを目標とする財政健全化の考えをまとめ、全庁一丸となって取組を進めてまいりました。その中で、事務事業の見直しとしましては、生活保護患者等見舞金、はり、きゅう、マッサージ等施術費助成事業などを廃止するとともに、老人、重度心身障害者、乳幼児、ひとり親家庭等の医療助成、工場等設置助成金、私学振興補助金などの制度の見直しを行ったほか、ふれあいパス事業や水道料金、下水道使用料の減免、保育料や使用料・手数料の見直しを行い、市民の皆さんの御負担をお願いいたしました。これらの見直しで人件費の抑制分も含め目標40億円に対し、平成18年度当初予算時点で約55億円の財政効果を上げることができましたが、景気の低迷による市税収入の減や三位一体の改革の影響により、財政健全化計画の見直しが必要となって、財政再建推進プランを策定し、さらなる取組を行っているところであります。これまでの事務事業の見直しでかなりの分野で市民サービスにかかわる見直しを行い協力をお願いしてまいりましたので、現行プランの事務事業の見直しは、市の業務の民間委託や清掃、警備などの業務委託内容の見直しなど、市の内部経費に係る見直しが中心となっております。また、見直しの結果や効果などの公表についてでありますが、これまでも広報誌や市のホームページなどを通じてお知らせをしてきておりますが、今後も財政再建推進プランの実施状況や財政状況などについて積極的に情報の提供に努めてまいりたいと考えております。次に、情報化の推進についてでありますけれども、総務省は本年9月、「ユビキタスネット・ジャパン推進計画2006」を公表し、情報通信基盤整備や個人情報保護など情報セキュリティ対策の強化について重点的に取り組むとしております。来年10月からは本市においても本格的に地上デジタル放送が開始され、情報化の波が市民の日常生活に及び、いつでも、どこでも、何でも、だれでもネットワークにつながるユビキタス社会がさらに進むものと認識しております。次に、本市の地域情報化計画でありますが、平成19年度に計画期間が終了いたします。今後は、計画に掲げた施策の進ちょく状況を点検し、20年度以降については国の情報化政策を踏まえ、現在進めている新しい総合計画の策定とあわせて、方向性を検討してまいりたいと思っております。次に、市のホームページの検討、推進内容でありますが、情報の質及び量の向上、拡充や操作性とデザインの精度向上が課題であったことから、一昨年6月にホームページのリニューアルを行いました。また、市長への手紙、市議会議事録、移住促進対策、入札情報、ダウンロード用各種申請書・届出書、各種ガイドブック、アーティストバンクなどの情報を新たに掲載し、市民への情報提供の充実を図ってまいりました。次に、1課1ホームページの現状と課題でありますけれども、既に独自にホームページを作成している部局は、建設部都市計画課、市立小樽病院、消防本部、水道局、選挙管理委員会、保健所であります。なお、今後の課題としては、各課においてホームページを作成できる職員の育成であることから、引き続き職員研修を実施してまいりたいと考えております。次に、本市の携帯電話サイト「ノスタルジック小樽」の内容充実などでありますけれども、屋外や出先などでも情報が容易に入手できるという携帯電話サイトの持つ特性を生かし、本市観光情報の発信を中心に内容の充実を図ってまいりました。今後は、その他の情報も取り入れるなど、内容の拡充に努めてまいりたいと考えております。また、携帯電話サイトを通じての市民ニーズの確認や調査の実施についてでありますが、現在、市ホームページの御意見・御要望メールにより御意見を聴取していることもあり、今後の検討課題にしたいと思っております。次に、総合行政ネットワークLGWANの状況と今後の予定でありますけれども、平成13年から国、道及び他の自治体との専用の通信回線として構築され、本市では平成15年から運用を開始しております。高いセキュリティと安定性を備えた確実な文書通信手段として、また各種業務を効率的に実施するための通信基盤として行政事務の迅速化に役立っているところであります。現在、国や道などとの電子メールによる文書の送受信を行っておりますが、今後につきましては、国民保護の分野における安否情報システムの構築をはじめとして、その他の分野でもさまざまなシステムの構築が進められる予定となっております。課題としましては、今後、LGWANを利用した新たなシステムの導入には、その都度相当額の負担が生じることから、費用対効果を十分検証しながら慎重に進めてまいりたいと考えております。次に、HARP構想でありますけれども、この構想は簡素で効率的な行政を目指す電子自治体の推進を図るため、道内の自治体が開発費用を分担し、共同で各種のコンピュータシステムの構築を行うもので、自治体が個々にシステムを構築するよりも費用が抑制されるとしております。現在、利用可能なシステムとしては、電子申請に関するシステムなどに限られていますが、今後は電子調達システムや施設予約システムなどの提供も予定されております。現在、道内154の市町村が、この構想の運営団体である北海道電子自治体共同運営協議会に参加しており、このうち深川市をはじめとして旭川市、室蘭市など既に電子申請システムの運用を開始している自治体も含め32市町村が運用を予定しております。しかし、既に電子申請の運用を開始している自治体の中には、システムの利用及び運用、保守に多額の費用負担をかけても利用件数が低迷するケースもあり、このことが課題となっております。本市としては、現時点では費用対効果の面から同協議会には参加しておりませんが、今後、利用可能なシステムの拡充の動向を見極めながら参加について判断してまいりたいと考えております。次に、ごみ問題に関して何点か御質問がございましたが、初めに旧小樽市ごみ焼却場の事業系一般廃棄物のごみ焼却手数料についてでありますけれども、この施設は昭和41年から稼働しておりますが、昭和59年4月からで申し上げますと、平成12年6月までは100キログラムで80円、トン換算で800円になっておりました。平成12年7月からの桃内の廃棄物最終処分場の供用開始に合わせ、廃棄物処理手数料全体の見直しを行った結果、ごみ焼却手数料については当時の焼却処分に係る処理原価の4分の3相当額となるトン換算で1万3,000円に改定したところであります。しかしながら、改定時に変動額が大幅なものとなったため激変緩和として、それぞれトン換算で平成12年度は7,000円、平成13年度は1万円、平成14年度以降は1万3,000円と段階的に引き上げる措置をとったところであります。次に、北しりべし廃棄物処理広域連合のごみ焼却手数料の決定や周知の方法でありますけれども、広域連合事務局においては、ごみ焼却施設に係る維持管理業務の委託契約を締結したことから、ごみ焼却手数料の設定の参考となる処理原価を試算し、その試算を基に、現行の6市町村の埋立処分手数料や道内主要都市のごみ焼却手数料の状況なども踏まえた手数料設定の考え方を、先般6市町村へ示したところであります。現在、各市町村において広域連合事務局の考え方についての検討が行われているところであり、今月下旬に開催予定の6市町村長による会議において広域連合としての原案を決定し、来年2月開会予定の広域連合議会へ手数料に係る条例の制定を提案することになっております。本市における排出事業者等への周知方法につきましては、それらのスケジュールを念頭に置きながら、広報おたるや市のホームページのほか、業界団体などを通じて効果的に進めてまいりたいと考えております。次に、ごみ焼却手数料の充当についてでありますけれども、ごみ焼却手数料は維持管理経費や減価償却費などを基に算出した処理原価を参考にして設定することから、起債償還金のほか維持管理経費を含めた償却処理に係る全体の経費に充当されることになります。また、総額の見込みについては、まだ北しりべし廃棄物処理広域連合として手数料の原案が決定されておりませんので、今のところお示しすることができません。次に、小樽市の家庭ごみ処理手数料についてでありますけれども、本市の家庭ごみ有料化実施に当たっての目的は、あくまでもごみ減量の促進と資源化の推進でありますので、当面はその推移を見守っていきたいと考えております。次に、家庭ごみ収集運搬に係る民間委託の考え方と今後のスケジュール等になりますけれども、民間委託の考え方につきましては、市民サービスの安定的提供と行政責任の確保という視点を踏まえ、本年2月に策定した財政再建推進プラン実施計画における家庭系ごみ収集業務委託化の拡大に基づき計画的に進めているところであり、北しりべし廃棄物処理広域連合への職員派遣に伴い、市直営のごみ収集運搬車を本年10月に1台、民間委託したところであります。さらに、19年1月に5台を民間委託する予定であり、今後につきましても引き続き委託化を進めてまいりたいと考えております。次に、財政効果でありますけれども、民間委託による経費の支出はありますが、直営の減車に伴う職員の人件費や車両の維持管理経費が削減されることから、直営車1台分を委託した場合には約1,000万円の財政効果が見込まれるものと試算しております。次に、直営車両の処分でありますけれども、平成16年度までは使用年数が10年から12年を超えた車両を計画的に更新しております。また、平成17年度には、家庭ごみ減量化、有料化の実施に伴う収集体制の大幅な見直しを行い、直営車両を4台減車し、公用廃止したところであります。これらの車両の処分は、購入希望者を公募し、見積り合わせを実施しており、契約額は経過年数や傷みぐあいにより異なりますが、最高額では93万2,400円となっています。また、本年度の状況でありますけれども、既に公用廃止し13年を経過した車両1台と委託化に伴い減車し12年を経過した車両1台との2台を本年9月にごみ収集運搬業務の委託業者へ貸付けしたところであります。その賃貸料は、小樽市公有財産規則に準じて算定した結果、当該車両は既に耐用年数を超え、減価償却期間が過ぎていることから、2台分合わせて月額1万900円となっております。次に、委託先の選定基準でありますけれども、市町村が一般廃棄物の収集運搬業務を委託する場合には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行令第4条第1項の委託基準で「受託業務を遂行するに足りる施設、人員及び財政的基礎を有し、かつ、受託しようとする業務の実施に関し相当の経験を有する者であること」などと規定されていることから、この基準に基づき選定しているところであります。また、委託先の決定に当たりましては、家庭ごみ収集運搬業務を安定的、継続的に遂行できる法人であること、また、災害等緊急時に収集業務が遂行できる体制づくりにも適していることなどを総合的に勘案して小樽市が決定しているところであります。契約方法につきましては、従来どおり随意契約とし、契約内容は契約期間、収集地区の路線等、具体的な業務内容とともに、委託基準に適合しなくなった場合は、委託契約を解除できる旨の条項などを盛り込んでおります。次に、一般廃棄物収集運搬業務の委託契約のあり方についてでありますけれども、委託に当たりましては、業務の安定的、継続的な遂行を最重要視しており、委託基準に反しない限り、継続して契約できるものと考えております。また、委託業者の評価等につきましては、適宜業務の遂行を注視しているところでありますが、今後、具体的に業務実績が評価できる方法などについては研究してまいりたいと考えております。次に、事業系一般廃棄物の収集運搬業の許可についてでありますけれども、既存の許可業者につきましては、2年ごとの更新時に許可基準を満たしているかを判断しており、また、新規許可に当たりましては、一般廃棄物処理基本計画のとおり、今後、事業系ごみは減少するものと予測されることから、事業範囲を限定しない許可については新たな許可はしないものとし、限定許可については必要性等により判断してまいりたいと考えております。次に、事業系一般廃棄物の有料ごみ袋についてでありますけれども、有料ごみ袋による小規模排出事業者の現状としましては、平成17年度末では事業者数は633件、埋立量は588トンとなっております。次の条例改正後の周知徹底等でありますけれども、平成19年4月から現行の有料ごみ袋制度を廃止することとなりますので、制度の変更についてのお知らせを掲載したリーフレットを作成し、収集運搬業許可業者等を通して小規模排出事業者に配布するほか、訪問等による周知も行ってまいりたいと考えております。次に、住宅セーフティネットとしての市営住宅でありますけれども、住宅に困窮する高齢単身世帯や高齢夫婦世帯、子供が学齢期にあって教育費等の負担が大きく、実質的に家計が厳しい子育て世帯、母子・父子世帯、障害者世帯等が適切な民間賃貸住宅の確保が厳しい状況にあることから、これらの世帯に配慮し、市営住宅を提供していくことが必要なものと考えております。次に、市営住宅の管理戸数と入居状況でありますけれども、平成18年1月末現在で、管理戸数は3,612戸であり、全体に対する入居率は80.8パーセントとなっております。また、世帯主年齢の割合は、70歳以上が21.9パーセントと最も多く、次いで60歳代の21.7パーセント、50歳代の20.8パーセントとなっており、65歳以上は約4割を占め、入居者の高齢化が進んでおります。世帯人数別の割合は、単身世帯が36.4パーセントと最も多く、次いで2人世帯が34パーセント、3人世帯が16.3パーセントとなっており、2人世帯以下が約7割を占め、少人数世帯が多くなっております。世帯構成別の割合は、65歳以上の高齢単身世帯が27.7パーセントと最も多く、次いで夫婦と子供から成る世帯が18.5パーセント、高齢夫婦世帯が14.8パーセントとなっており、高齢単身世帯と高齢夫婦世帯を合わせると、全体の約4割を占め、高齢者世帯の小規模化が進んでおります。次に、最近5年間の申込件数と入居倍率でありますけれども、一般住宅につきましては、平成13年度921件8.0倍、14年度が837件9.6倍、15年度が1,445件17.6倍、16年度が1,566件16.0倍、17年度が1,091件12.8倍となっております。また、特定目的住宅につきましては、13年度が111件7.4倍、14年度が346件9.6倍、15年度が445件11.7倍、16年度が424件11.1倍、17年度が399件10.8倍となっております。次に、高齢者の動向についてでありますけれども、平成7年度と平成17年度国勢調査での数値で比較いたしますと、総人口は15万7,022人から14万2,161人に減少、一方、老年人口は3万524人から3万8,984人へと増加し、総人口に対する割合も19.4パーセントから27.4パーセントへと増加しております。道内人口10万人以上の都市との比較では、両年とも老年人口の割合が一番高いのは小樽市となっております。また、老年人口の割合が一番低いのは両年とも札幌市で、その割合は平成7年度では11.6パーセント、平成17年度では17.3パーセントとなっております。また、世帯の動向についてでありますが、同じく平成7年度と平成17年度の比較で申し上げますと、高齢者夫婦世帯は6,806世帯から8,173世帯へと増加し、一般世帯に対する割合では11.3パーセントから13.6パーセントに増加しております。高齢者の単身世帯数では5,533世帯から8,288世帯へと増加し、一般世帯に対する割合では9.2パーセントから13.7パーセントへと増加しております。次に、市営住宅の高齢化対策でありますけれども、手すり設置や段差解消などのバリアフリー化に努めているところであります。また、高齢者の需要に対する具体的な対策でありますけれども、平成21年度までを示したストック計画に基づき事業を進めていますが、建替えのオタモイ住宅は団地内入居者が住み替えるものであり、また既存の市営住宅についても、優先的に高齢者の枠を設けてはおりません。しかしながら、高齢者対策は重要な課題と考えておりますので、新総合計画並びに平成22年度以降のストック計画を策定する中で研究してまいりたいと思います。次に、除雪体制の見直しでありますけれども、初めに除雪ステーションの分割についてでありますけれども、今年度につきましては、管理区域が広く、除雪延長の長い旧第1ステーションと旧第2ステーションにおいて分割を行っております。区域を分割し、ステーションが二つ増えることで、委託業者の業務主任やパトロール体制が強化され、道路状況の把握が的確に行われることで、きめ細かな管理ができる除排雪体制が構築されると考えております。ロータリ除雪車の配車につきましても、旧第1ステーションと比較して第1ステーションと第5ステーションを合わせて4台増強し、10台となっております。さらに旧第2ステーションと比較して、第2ステーションと第6ステーションで3台を増強し12台となっており、機動力の補強も行ったところであります。次に、全地域への統括体制につきましては、ステーションごとに市の担当者を定め、地域間格差が生じぬようパトロールを行い、随時連絡調整を行ってまいりたいと考えております。次に、委託業務の設計変更でありますけれども、昨年度までは除雪作業の設計変更を設計降雪量のプラスマイナス20パーセント以上としておりましたが、降雪量だけでは判断することが難しいことから、今年度より稼働実績に即して設計変更することとしました。なお、降雪量により実態が異なりますので、現段階では数値をお示しすることができませんので、御理解願いたいと思います。次に、ロードヒーティング部と圧雪部における段差解消でありますけれども、昨年のように断続的な降雪がありますと、ロードヒーティング路面との段差が非常に大きくなり、通常の除雪作業では解消が難しい部分があります。今年度においては、この段差を解消するため、地域総合除雪とは別にロードヒーティングの段差解消を専門に行う作業班を配置し、作業内容や効果などを検証しながら行ってまいりたいと考えております。次に、地域ごとの除排雪方法の見直しでありますけれども、本市の特徴として東西に長い地形であること、山坂が多いこと、旧市街地と新たな開発地域での道路状況の違い、さらに地域ごとの降雪状況の違いが見られます。このことから、今年度はステーションの分割やパトロールの強化を図るなど、地域の実情や市民ニーズに合わせた除雪方法について検証しながら作業を進めてまいりたいと考えております。次に、除排雪に関する市民との協議でありますけれども、今年度から6月と11月に除雪懇談会を行い、12月には各町会を対象に除排雪説明会を行ったところであります。意見等につきましては、「パトロールを強化してほしい」「道路への雪出しを注意してほしい」「排雪の事前告知をしてほしい」などがありました。市民の協力につきましては、砂まきボランティアや危険箇所での子供の雪山遊びに対する町会での巡回指導を行うなどの意見もありました。また、今後の予定でありますけれども、今年度と同様、市民との意見交換会などを行ってまいりたいと考えております。次に、市民からの苦情対応でありますけれども、電話での対応や現地での対応において一部接遇の悪さについて御指摘をいただきました。今後、接遇マニュアルに基づき、講習会や職場内のミーティングなどの中で指導を徹底してまいりたいと考えております。最後に、除雪・排雪の当初予算でありますけれども、予算規模は過去4年間の降雪量を基に一定の予算を確保しておりますけれども、予期せぬ気象状況があった場合には、状況にあわせて対応してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

高橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、開かれた学校についてでありますが、私は学校と家庭、地域社会とが強いきずなの下に、学校の活性化を図ることに、開かれた学校の大きな意義があると受け止めております。今年度からスタートした「あおばとプラン」では、「新しい時代を拓く信頼された学校づくり」を目標の一つと掲げ、地域に開かれた学校づくりや地域人材の活用など、地域に根を張る教育の実現という観点から、さまざまな取組を願っております。とりわけ学校と地域間の相互の交流という立場から、教育活動の地域公開や学校だよりの町会での回覧などコミュニケーションの活発化や地域住民の協力を得て教育活動を展開するなどしながら、学校と地域がともに汗を流す教育活動の実現に努めてまいります。次に、学校評議員制度についてでありますが、この制度は校長が学校経営や教育活動について地域の意見や助言を取り入れ、地域に開かれ、地域の特色を生かした学校づくりを目指して導入したものであります。現在41校すべてに置かれ、学校からの推薦により評議員172名の方々を市教委が委嘱しております。平成17年度の開催状況は、多い学校で年5回、平均は年2回から3回開催しており、その会議では児童・生徒の安全確保や学校経営、地域・保護者との連携のあり方などについて提言や意見交換をしております。今後、学校の教育活動に対して貴重な提言をしていただける人材の確保に努め、いじめ等の対応も含めた学校運営に参画していただけるものと考えております。次に、地域の方々などとの協議できる場づくりについてでありますが、いじめにかかわる問題については、学校と家庭、地域社会とが一体となって問題行動の未然防止や解決に努めることが何よりも大切なことであります。このたび、緊急ではありますが、すべての小中学校において、学校評議員会を開催していただき、市教委のいじめ問題にかかわる対策や学校でのいじめの状況、その解決のための方策について説明し、理解と協力、意見を求める取組を実施しました。また、市教委と市P連が協力して、緊急アピール、「かけがえのない子供の命を守るため」にというリーフレットをすべての児童・生徒に配布し、指導に当たるとともに、PTA等を中心として、いじめについて話し合う取組も行われております。次に、いじめを受けた子供へのケアと弾力的な対応についてでありますが、心のケアについてはスクールカウンセラーや養護教諭等との積極的な連携の下、いじめられている子供の立場に立って親身な教育相談を行うことが大切であると考えております。また、いじめを起因とした不登校が見られる場合には、学校適応指導教室が支援に当たることになりますし、その他の事例に応じて教育委員会が中核となって関係相談機関との情報交換や協議などを慎重に進めてまいります。なお、指定校の変更につきましては、身体的な理由や地理的理由などにより相当と認められる場合は、保護者からの申立てに基づき許可しております。いじめの場合にも、その理由の一つとして対応しているところであります。最後に、いじめ問題の今後の考え方や方向性についてでありますが、国においては、先般、教育再生会議を設置し、いじめ問題への緊急提言が示されたところであります。この提言を踏まえて、学校と家庭、地域社会が相互に情報を共有して、いじめ問題の解決に当たることが大切であると受け止めております。また、いじめ問題の対応は、中長期的には子供たち自身による自立的な歯止めの形成に指導の重点を置いて、批判意識の高揚や望ましい人間関係づくりなど、学年・学級経営の改善、充実に取り組んでいくよう、これまで配布した指導のための参考資料に基づき、校内研修や職員会議で徹底するよう指導してまいります。

出典:小樽市議会 平成18年第4回定例会 2006年12月12日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる