みんなの議会

小樽市議会 平成18年第3回定例会 2006年9月13日

(1)財政収入策/(2)寄付金/(3)水道機器/(4)観光振興事業/(5)国民保護法/(6)防災/(7)小樽市消防長期構想/(8)教育

2006年9月13日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「財政収入策」「寄付金」「水道機器」「観光振興事業」「国民保護法」「防災」「小樽市消防長期構想」「教育」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
山田雅敏 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 山田雅敏

一般質問をさせていただきます。初めに、財政に関連してお聞きいたします。財政再建計画を推進している本市において、税収のほかに既存施設の活用や収入施策をさまざまな部門で講じ、鋭意努力されていることと思います。間接的に既存の市の施設や機器を活用し、市民や企業が使うことにより、税や使用料の増加策も今後の施策として有効と考えます。さて、平成17年度の税収は微増となりましたが、収納率の低下も危ぐされます。そこで、今後の財政健全化対策の一環として何点かお聞きいたします。このほど財政難の北海道庁は、道有のスポーツ施設の名前などに企業名をつける権利を売却するネーミングライツ(命名権)を月寒グリーンドームなど六つの道立施設で導入することを決定し、今月6日から募集を始めたと聞きます。まず初めに、他市などの状況もわかればお聞かせください。また、本市でのこのような取組を行うとした場合の見解をお聞かせください。次に、寄付金などについてお聞きいたします。国レベルではユニセフや日本赤十字の募金、みどりの募金があり、民間でも先日24時間のチャリティ活動で特定の団体に寄付されたことは、皆さん御承知のことと思います。また、寄付を寄せられた人々には、控除の対象となる範囲が所得税で比較的広く認められていますが、住民税の場合はその範囲は狭められています。いずれにしても、地方公共団体に対する寄付金は、特別の利益がその寄付者に及ぶと認められるものを除き対象になると聞いています。財政の切迫が一層進む中で、本市としてもやむを得ず施策の削減を迫られ、独自の事業の展開も難しい中、市民の間で少しでも市の事業に協力したいと、寄付金が多数寄せられているとお聞きします。寄付金については寄付者の意向がありますが、市としてはどのような区分を設けて受けているのかお聞かせください。また、現在、本市では寄付金などを積み立てて運用している基金は平成17年度末まで何件で、基金残高の合計は幾らになっているのか、また、平成15年度から平成17年度までに市に寄せられた寄付金で基金に積み立てられたものは何件で、金額等、直近の年度ごとにお聞かせください。次に、水道機器についてお聞きいたします。水道事業の平成17年度決算において、良質で安定的な水の供給を維持するとともに、施設整備を計画的に進め、また小樽の水をペットボトルに詰め、販売も手がけるなど健全な経営に努められた結果、約4,566万円の純利益を生み出したことと思います。さて、本市をはじめ北海道内の多くの自治体では、冬期間の積雪により水道メーターの定期検針ができない世帯が数多くあると聞いています。水道メーターにはどのような方式があるのか、方式別に設置件数、その耐用年数についてお聞かせください。また、隔測式メーターは一部導入していると聞きますが、導入の目的と費用についてお聞かせください。さらに、隔測式メーターは地下式メーターより相当費用がかさむと聞いておりますが、今後の上水道経営に影響を与えないのか、道内の他都市の状況を含めてお聞かせください。次に、観光振興事業に関連してお伺いいたします。本年度策定された小樽市観光基本計画の中を読みますと、特に量的目標は設定されておらず、一方、質的向上に向け計画をシフトされています。これまでの運河、堺町、手宮、ウィングベイ小樽など既存の観光施設に加えて、新たに今後10年先を見据えた観光ゾーンの開発を図るべき内容となっており、成果に期待している一人です。そこでお伺いいたします。産学官協働による機関として、本年開設予定の小樽観光大学校は、市民や産業人の意識と誇りを高め、小樽の歴史や文化を広く後世に伝える人材を送り出すことが使命と期待しております。10月から開校予定と聞いて私もチャレンジしようと思っていますが、現在までの進ちょく状況をお聞かせください。次に、海洋レジャーの拡大として、ボートショーやボートクルージングを積極的に進めているマリンウェーブ小樽、旧貯木場水面を利用した海洋基地構想、寿都町では(仮称)海の駅建設事業が予算に盛られ、整備されると聞いています。このように近年、親水性を高め、観光と密接にかかわる施策が注目され、市民の間でも求められているとお聞きします。最初に、マリンウェーブ小樽の現状と今後の事業展開をお聞かせください。ほかに直近の経営収支状況や収容艇数、パトロール艇の数や利用状況などわかる範囲でお聞かせください。次に、小樽観光振興公社に関連してお聞きします。最初に、公社で管理している屋形船についてお聞きいたします。料金もリーズナブルに設定され、最近では多くの市民が利用され、もう一隻増やさなければ対応ができないなど、うれしい悲鳴を上げているともお聞きいたします。利用状況と収入状況をお聞かせください。次に、老朽化が激しく近々更新予定と聞くオタモイ号、祝津号の観光船についてお聞きいたします。次期観光船の選定についての基準をお示しください。過去の導入失敗に陥らないようにお願いいたします。あわせて所有する船舶の修理状況、委託先などもお聞かせください。この項最後に、運河に係留している浮き桟橋、はしけの現状と今後の利用についてお聞かせください。次に、国民保護法と関連事項についてお聞きいたします。本年5月25日に、第1回目の小樽市国民保護協議会が開催されました。この協議会は、我々が日常想定していない有事を考え、市民の人命と財産を守る施策を、従来のまちづくりと同様にさまざまな機関が連携し、国民の保護を目的とした協議会組織です。全国的に退役した自衛官が市区町村の防災危機管理担当職員に再就職する事例が増えているとも聞きます。本市の会議でも、地方行政機関として自衛隊幹部が協議会委員として参加しているのは承知いたしております。最初に、国民保護計画を作成するに当たり、新たな本市の財政負担はあるのかお聞かせください。また、退役自衛官や市職員OB、消防団OBなど採用状況や身分、期待する役割やねらいなど、他市や本市の状況をお聞かせください。次に、防災に関連してお聞きいたします。三重県尾鷲市では、予想される地震や大災害に備え、支援活動に当たる災害時防災支援協力員の登録制度を発足させたと聞きます。最初に、制度の概要と協力員の導入について見解をお聞かせください。次に、四日市市で実施している災害弱者の避難場所として民間社会福祉施設との使用協定がありますが、本市での要援護者への対応についてお聞かせください。年々観光を目的として本市を訪れる外国人が多くなり、地域によっては定住する方も年々多くなっていると聞きます。三重県の例では、15年前の5倍の4万7,000人余りの外国人が定住し、防災マップを一昨年、昨年と県内全戸に配布しましたが、日本語が読めない外国人が多いため、今年度は翻訳版を作成、全戸に配布したと聞いております。本市の定住している外国人や訪れる外国人客への観光地図避難所の記入や防災ガイドブックの配布等について、今後の考察をお聞かせください。この項最後の質問です。本市における防災対策の市民への周知状況についてお聞かせください。次に、消防ほか関連事項についてお聞きいたします。来春採用予定の市消防職員について、10月15日に第1次試験、12月上旬に合格者を発表と聞いておりますが、採用予定数をお示しください。また、消防力の整備指針にも総合性の発揮が示され、消防職員は複数の分野にまたがる総合的な能力を求められていると思います。そこで新採用者の教育方法などをお聞かせください。次に、本市消防長期構想によれば、27年までに現254名を229名に削減とあります。そこで、消防力の整備指針、いわゆる国の考える本市の人口規模に応じた消防体制についてお聞かせください。また、東西に細長く市域が広がっているのが本市の特徴ですが、本市の消防長期構想は、国が基準とする体制に適正なのか、お聞かせください。次に、50年前に全国で200万人いた消防団員が、現在半分以下の91万人。このため団員のリクルートと都市機能化にかかわる改革に着手すると聞いています。平成17年第2回定例会の一般質問の中でも、機能別団員、機能別分団、休団制度、多彩な人材を採用・活用できる制度をお聞きいたしました。8月には私自身も幸町で起きた火災現場に出動し、大勢の団員とともに消防職員の一助として活動したところであります。このように地域に密着した消防団員はボランティア意識が高く、みずからの地域に発生する災害に対し、迅速かつ的確に対応できるのが最大の特徴と思います。そこでお聞きいたします。消防団員の入団促進の取組状況についてお聞かせください。この項最後に、消防職員が削減される中、自主的な立場で生命・財産を守る消防団の役割がますます重要と思います。中でも女性消防団員の活躍は目覚ましく、採用と活用はどうされているのか。これにより男性団員の役割も変わると思いますが、町会の防火組織の内容も交え、今後の施策をお聞かせください。次に、教員免許の更新制に関連してお聞きいたします。ここ最近検討されていた教員免許の更新制度が、新任や現職約110万人を対象として再来年にも導入予定と聞いています。最近の新聞報道でも、教師の指導力不足や相次ぐ不祥事に、保護者や生徒が教員に対して不信を抱く事態を招いているとも聞いています。一方、現場では、更新制は統制の手段になりかねない。また、教師の健康をどう守っていくのかなども危ぐされています。道教委が本年7月に道内保護者や学校関係者に行ったアンケートでは、教員の資質と能力の向上は切実な要請とした結果を発表しています。保護者の間では、子供の将来のために優秀な教師がいる、いわゆる進学校に進ませることに主眼が置かれ、大阪では優秀な教師を集めるために、学校間でトレードを来年度から始められるとも聞いています。そこでお聞きいたします。平成14年度から行っている指導力不足教員に対する研修制度についてお聞かせください。どのような教員を対象としているのか、指導方法は、期間は、本年度から現在まで何名の方が研修され、復職、退職、継続、解雇などされたのか、本市の状況をお聞かせください。次に、学校教育には、教員、保護者、生徒の相互信頼が欠かせず、また、生徒とじかに触れ合う教員の資質や力量に負うところが大きいのは言うまでもありません。そのために常に教員は実践や指導力の向上が求められています。豊かな人間性や児童のための情熱や、地域の人々に耳を傾け、学ぶという謙虚さなど教員の重要性と難しさが存在し、サラリーマン化の許されない責務が問われます。中教審で答申されている更新制度は、教員の資質や能力をいかに公平、的確に評価し、明確な判断基準を早急に構築すれば、将来に遺恨を残さないと考察していますが、この点について教育長としてのお考えをお聞かせください。次に、就学援助についてお聞きいたします。困窮している家庭の子供に援助をするこの制度は、小中学生を対象として全国で133万7,000人、ここ4年間の推移を見ても4割増加したと聞いています。小樽市の財政が切迫する中、子供の福祉対策として最後のとりでなのかもしれません。本市の過去の状況と、学用品費や給食費など経費の推移をお聞かせください。また、今後の予測をお聞かせください。次に、早寝早起き朝ごはん運動に関連してお聞きいたします。文部科学省が、切れる子供対策の一環として、平成19年度から全国の幼稚園や保育所で同運動を行う方針と聞いています。この運動の下となった「『早寝早起き朝ごはん』国民運動」の趣旨、内容をお聞かせください。また、調査・研究、運動の推進方法、計画、活動例やシンボルマーク、イベントなど、おわかりの範囲でお聞かせください。次に、栄養教諭についてお聞きいたします。文部科学省によると、24道府県での採用は307名、道内では5市町の小中学校と札幌などの特殊学校で29名、管内では余市町に1名任用されていると聞きます。朝食を食べない生徒にヨーグルトやチーズなど10種類を自由に飲食させている岡山県の例や、保健室にスティックシュガーを常備し、児童が来たら水と一緒に砂糖を飲ませ、再び教室に戻す東京都の例など、結局は家庭をも巻き込んでいかなければならない食教育と思いますが、本市の栄養教諭導入に向けた状況をお聞かせください。一方、栄養士や教諭が有志でつくる勉強会が札幌で行われていると聞いております。市内外から人が集まり、この食教育サークルで学習していると聞きます。本市のこのような活動や参加があればお聞かせください。この項最後に、8月29日に示された文部科学省と厚生労働省が平成19年度から計画している「放課後子どもプラン」についてお伺いいたします。一つの省庁で行う児童の健全育成の難しさが今回の両省にまたがる施策の実現と思います。この事業の目的と実施主体者、事業内容について知り得る範囲でお聞かせください。次に、この事業と本市が現在実施している事業との関連性についてお聞かせください。以上、再質問はいたしませんので、明快、率直な御答弁をお願いし、一般質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

山田議員の御質問にお答えいたします。まず、歳入確保の取組でありますけれども、近年厳しい財政運営の中で、新たな収入源として公共施設の名称にスポンサーとなる企業等を募集し、その広告料収入を維持管理費などに充てるネーミングライツが地方公共団体でも導入されています。道内では北海道が初めて募集を行いましたが、先進事例を見ますと、東京都や大分県、神戸市、横浜市など、比較的大都市にある大規模なスポーツ施設や文化施設などで導入されています。本市では広告料収入の確保を財政再建推進プラン実施計画に位置づけ、これまでの広報誌や観光情報誌などのほか、平成17年度から新たにホームページや総合体育館、滑り止め用砂袋など、さらに本年度からは市民部窓口封筒への広告の掲出を行い、歳入の確保と経費の節減を図っています。市有施設へのネーミングライツの導入につきましては、本州の小規模な都市では応募する企業がなく、導入に時間を要したということも聞いておりますので、本市の施設の規模等がスポンサーになる企業にとって広告媒体として適当か、市有施設に企業名等をつけることに市民の理解が得られるかなど、そういった観点を含めて研究してまいりたいと思います。次に、寄付でありますけれども、寄付の区分については使途を特定しない一般寄付と寄付金の使途を指定する指定寄付があり、このうち指定寄付は、教育振興や福祉の充実のためなど単に用途を指定する負担つき以外の寄付と、寄付を受ける際に市の負担を伴う一定の条件が付され、その条件に基づく義務を履行しない場合には、その寄付が解除されるなど、何らかの影響を受ける負担付寄付に区分されます。なお、この負担付寄付を受けるに当たっては、議会の議決を得ることが要件となっております。次に、平成17年度末における基金の状況ですけれども、教育振興基金や社会福祉事業資金基金などの資金基金は30件あり、年度末現在高は18億391万7,128円となっております。また、平成15年度から平成17年度にかけて資金基金を積み立てられた寄付金の件数と金額は、平成15年度49件1,199万3,766円、平成16年度36件1,189万544円、平成17年度33件2,977万8,351円となっております。次に、水道メーターですけれども、本市が使用している水道メーターは、地下式メーターと隔測式メーターがあり、現在、地下式が約5万8,800個、隔測式約3,600個を設置し、いずれも計量法により有効期限が8年と定められております。隔測式メーターの導入目的は、積雪による水量認定を解消し、市民サービスの向上を図るとともに、検針業務の効率化などのために、主に新築住宅などに設置しているところであります。設置費用につきましては、新築の場合、1戸当たり約1万4,000円となり、地下式メーターに比べ約4倍の費用を要しております。隔測式メーターの設置に当たっては、水道事業経営に影響を及ぼすことのないよう、その費用対効果を見極めながら導入しているところであり、道内主要都市での導入状況としては、隔測式と地下式メーター併用が小樽市を含め4市、すべて隔測式メーターを設置しているのが6市となっております。次に、観光振興での御質問ですが、まず小樽観光大学校の進ちょく状況ですが、当大学校は小樽商工会議所が事務局を担当し、4月の設立準備会を経て、5月に第1回目の理事会を開催し、大学校長に小樽市長、副大学校長に小樽観光協会会長、運営委員長に小樽商工会議所副会頭を充てることを決定しました。これまで10月の開校を目指し、運営委員会を5回開催し、講座や検定試験のあり方をはじめ、認定資格の名称やテキストの内容等について検討を進めているところであります。現在、大学校のPRの意味も含め、認定資格証などに使用する、平仮名文字「おたる」のロゴマークを公募しており、9月5日現在で32名、45点の応募があると聞いております。次に、マリンウェーブ小樽の現状と今後の事業展開でありますけれども、マリンウェーブ小樽は、プレジャーボートの秩序ある利用及び観光振興を目的とした、小樽港マリーナの運営会社として設立されました。現在、クルージング事業をはじめ、操船体験やヨットスクール、また、レンタルボートなどさまざま事業を展開し、海洋レジャーの普及・振興、そして観光振興に努めております。これまでも地域企業や周辺施設との連携を図りながら、イルミネーション点灯やマリンフェスタへの参加などの事業を進めてまいりましたが、今後とも親水性を高める観点から、より一層事業の充実に努めてまいります。次に、マリンウェーブ小樽の経営収支等でありますけれども、平成17年度の決算につきましては、売上高2億6,313万9,000円に対し、売上原価、販売費、一般管理費は、合計で2億5,952万2,000円となっており、特別損失等を考慮した当期利益は、結果として188万円の黒字を確保したところであります。収容艇数につきましては、平成15年度末295隻、平成16年度末280隻、平成17年度末275隻となっております。また、パトロール艇は1隻所有しており、17年度の利用状況は、救助活動に3回、3時間程度のパトロールに47回使用したほか、イベントや市民体験乗船などにも有効活用されております。次に、観光振興公社が営業する屋形船の利用状況と収入状況ですけれども、まず利用状況については、8月末現在で港内遊覧が昨年度は149便1,748人、今年度は172便1,927人となっており、貸切りが昨年度は16便446人、今年度は31便869人となっております。また、収入状況については、港内遊覧と貸切りを合わせて、昨年度は165万1,555円、今年度は218万3,540円となっております。今年度は昨年度に比べ営業開始を1週間程度遅らせましたが、大幅な利用増となっており、これは天候に恵まれたことや、宿泊施設と連携したPR活動の強化が功を奏した結果ではないかと聞いております。次に、観光振興公社のオタモイ号と祝津号の更新でありますが、新船の選定基準については、現船より波に強く高速で、1隻当たり2,000万円程度の中古船を考えており、インターネット等の情報や業界誌の記事などでチェックしていますが、現時点では基準に合う船舶は見つかっていないと聞いております。それから、運航船舶の修理でありますけれども、オタモイ号、祝津号は建造から29年が経過しており、毎年運航管理上必要な修理を行ってきております。また、屋形船につきましても、建造から18年を経過しており、平成16年度、平成17年度の2か年でエンジン部分の更新を行うとともに、平成17年度は屋根部分の改修を行いました。業者につきましては、屋根部分の改修は市内業者が行っておりますが、それ以外の修理などについては市外業者に発注していると聞いております。次に、小樽運河の浮き桟橋とはしけでありますけれども、浮き桟橋については、昭和61年に運河散策路の開通にあわせ、観光振興公社が貸しボート事業を展開するために整備したものであります。しかし、平成5年の本事業終了以降は、小樽雪あかりの路で浮き玉キャンドル設置の際に使用する以外、使用されておりません。今後の利用については、現在のところ予定されておりませんが、表面のさびも著しい状況にありますので、侵食の程度を調査の上、安全性に問題があれば撤去について検討したいと考えております。次に、はしけの現状でありますけれども、平成元年に市内の民間企業から寄贈されたものであり、当時は潮まつりの一環として漁船とともに船団を編成し、港内の潮わたりに活用されておりました。以降、運河北部の護岸や運河公園の整備に伴い、当時運河を舞台としたはしけ荷役の全盛時代の面影を残す景観として現在地に係留されております。今後の利用についてでありますけれども、従来どおり運河公園周辺と一体となった景観として、可能な限り保存に努めてまいりたいと考えております。次に、国民保護法に関しての御質問ですけれども、初めに小樽市国民保護計画策定に係る新たな財政負担でありますけれども、本年度、国民保護計画を策定するに当たり、45万円を当初予算に計上したところであります。主な内訳でございますが、委員の報酬や旅費で39万円、そのほか事務用品など需用費が3万8,000円、通信運搬費で2万2,000円となっております。また、国民保護協会は次年度以降も継続していきますので、現時点では来年度も同様の予算規模となるものと思っております。次に、退役自衛官や市職員OBなどの採用状況ですけれども、道内では自衛官OBを9市1町で、危機管理担当として嘱託職員や指導員という職名で採用していると伺っております。本市におきましては、待機自衛官や市職員OBなどについて、現時点では職員等に採用する考えは持っておりませんが、その知識や技能、経験などを計画づくりに生かしていただくため、消防職員OBと自衛官を小樽市国民保護協議会の委員に委嘱し、御意見をいただいているところであります。次に、防災に関連しての御質問ですけれども、初めに三重県尾鷲市における災害時防災支援協力員の概要ですが、この制度は、市を退職し、あらかじめ登録された70歳未満の職員及び消防職員が災害時防災支援協力員となり、震度6以上の地震発生などの大規模災害時において指定された場所に参集するもので、活動内容としては被害状況の情報収集や報告、応急救護活動に当たることになっています。また、協力員は無給のボランティアですが、腕章とヘルメットの支給があり、現在20名程度の方が登録されているとのことです。本市での協力員制度の導入につきましては、導入の方法も含め今後検討してみたいと思います。次に、災害時要援護者への対応ですけれども、地域防災計画では、災害が発生した場合に市内各学校を避難所として開設するほか、状況によっては民間施設の利用も図ることとされております。また、災害時要援護者については、優先的に避難させることとしており、市救護班のほか、応援体制として町会や社会福祉団体などにも協力を求めることとなっております。在宅高齢者や身体障害者など、災害時要援護者の安否確認及び避難誘導には迅速な応急活動が必要なこともあり、今後、要援護者の救援体制整備とあわせて、民間施設の使用協定についても考慮していかなければならないものと考えております。次に、外国人への防災ガイドマップの配布でございますけれども、現状では作成することは困難ですが、観光ガイドマップなどに災害時の避難場所を示すことや、携帯サイトの防災事項の翻訳などに向けて取り組めないか、また、旅行代理店への情報提供などについて、今後、関係部署に検討させたいと思います。次に、防災対策の市民への周知ですけれども、市の広報では災害シリーズとして、時節に合わせて防災関連のことを毎月お知らせしているほか、市のホームページやFMおたるの放送を通じて市民の防災意識の啓発に努めているところであります。また、市民への出前講座を昨年は6回開催し、災害時における備えや予防などについて話をしてきているところですが、今後もできる限り多くの機会を利用して防災対策の市民周知に努めてまいりたいと思います。次に、消防の関係でございますけれども、まず来春採用予定の消防職員数につきましては、今年度の退職者数や小樽市消防長期構想などを考慮した採用数ということで、若干名と考えております。また、教育方法につきましては、採用後まず北海道消防学校に半年間入校させ、専門的知識、技術の習得と、気力・体力の錬成を図り、消防職員としての基礎を養成いたします。その後は消防署に配属し、警防業務の実践を積みながら各種訓練を重ね、基礎的な能力を身につけさせた上で、予防業務、救急業務などを含め総合的な職務能力を持った消防職員となるよう教育しているところであります。次に、小樽市消防長期構想でありますけれども、まず消防力の整備指針に基づく本市の平成27年度における推計人口規模に応じた消防体制につきましては、署所数が5署所、車両は消防ポンプ車が9台、救急車が4台、はしご車などの特殊車が3台で、合計16台、職員数は212名となっております。これに対し本長期構想では、署所数が7署所、車両は消防ポンプ車が10台、救急車が5台、はしご車などの特殊車が3台で、合計18台、職員数は229名であります。このほかに、車両については非常用として消防ポンプ車5台、救急車1台、はしご車1台を配置する計画としております。なお、署所数、車両数などについては、市街地の形成状況など、本市の地理的特性を配慮し、国の基準を上回る体制としているところであります。次に、消防団員の入団促進の取組ですけれども、団員の募集に当たっては、企業、学校など所属する組織や、技能の特性を生かした活動が可能となるよう、多くの職種や若年者を含め幅広い市民を対象として入団促進を図ることが必要であると考えております。したがいまして、町会や団員の個人的なつながりを主体とした従来の団員募集に加え、本年からは、市内の大学、短大、郵政公社、各企業などにポスターやパンフレットを配布し、入団を働きかけるほか、市の職員に対する呼びかけも行っております。また、多くの方に消防団について理解を深めていただけるようホームページを充実するなど、入団促進の取組を進めているところであります。最後に、女性消防団員でありますけれども、火災予防広報活動の重要性がますます高まり、また、新たに国民保護法に基づく住民の避難誘導の必要性が求められる中、高齢世帯が多く、人口における女性比率が高いという本市の特性を考えたとき、女性消防団員に期待する業務が拡大していることから、募集についても積極的に取り組んでいきたいと考えております。また、町会防火組織については、消防団員が地域町会の防火・防災担当を兼任している場合が多いことから、消防団と町会がさらに連携を深め、地域の防火・防災力を高めていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

山田議員の御質問にお答えいたします。まず、指導力向上を必要とする教員の研修についてでありますが、道費負担の教員でありますことから、北海道教育委員会で作成しました「児童生徒に関する教員指導力向上制度実施要綱」に基づき実施することになります。この要綱においては、病気、障害以外の理由により、児童・生徒との人間関係を築くことができず、児童・生徒を適切に指導することができないため、担当すべき授業を他の教員が分担して行うなどの状況にあり、継続して特別な指導研修を要する教員を対象としております。また、校内や道立の研究機関で1年間、教師として必要な基礎的な知識はもとより、教員としての心構えなどについて研修することになります。なお、本市ではこれまで該当する教員はおりませんが、教員が児童・生徒の個性に応じたきめ細かな指導ができるよう、小樽市独自の研修講座を開催するなどしながら研修の充実に努めております。今後も、教員一人一人が研修を通じて、みずからの資質の向上や指導力を高める努力をするよう促してまいります。次に、教員免許の更新制度についてでありますが、本年7月に中央教育審議会が文部科学省に対して、「今後の教員養成・免許制度の在り方について」答申いたしました。その中で、教員として必要な資質・能力が確実に保持されなければならないとの観点から、教員免許更新制の導入が答申されたものであります。今回の免許更新制は、いわゆる不適格な教員の排除を目的とするのではなく、教員が免許更新時に知識・技能の刷新を図り、自信と誇りを持って教壇に立っていくという前向きな制度として提言されたものと承知しております。今後、文部科学省はこの答申を踏まえ、関係省庁との調整の上、制度改正を行う予定と聞いておりまして、具体的な中身につきましてはこれからでありますことから、その推移を見てまいりたいと考えております。次に、就学援助についてでありますが、経済的理由によって就学困難な児童・生徒に対して、学用品、学校給食費、医療費などを援助することにより、小中学校における義務教育を円滑に進めることを目的にしております。小樽市の援助額の推移ですが、平成15年度の援助額は1億8,069万円で、そのうち学用品費は3,552万円、学校給食費は8,806万円であります。また、平成16年度は1億8,324万円で、学用品費は3,549万円、学校給食費は8,878万円であります。平成17年度には1億7,915万円で、学用品費は3,534万円、学校給食費は8,705万円となっております。今後につきましては児童・生徒が少子化の傾向にありますが、若干の増減をしながら推移していくものと考えております。次に、早寝早起き朝ごはんについてですが、この運動の趣旨は、子供の学習意欲や体力の低下が、食事や睡眠などの基本的な生活習慣の乱れと関係しているのではないかとの指摘を踏まえ、家庭における子供の望ましい基本的な生活習慣の育成を通して、生活リズムを向上させ、読書や外遊び、スポーツなどのさまざまな活動に取り組み、地域全体で家庭の教育力を支える社会的な機運を促すことを目的とした運動であります。その活動として、ポスターの作成・配布や全国フォーラム開催等の普及啓発事業をはじめとして、子供の生活リズムの向上のための調査研究を、全国45程度の地域を指定し、事例の分析や効果の検証、そしてその成果を普及させるなど、関係団体の協力を得て、民間主導により展開しております。運動のシンボルマークは、「早寝」をお月様と星に、「早起き」を太陽にシンボライズし、元気とエネルギーの源、そして太陽をイメージしたオレンジ色を配して作成しております。イベントとしては、朝のビジネス街のジュニアキャリア体験などの幾つかが開催されているようであります。このような運動を通して、よりよい家庭環境の中で、子供たちの健やかな成長が期待されております。次に、栄養教諭の導入についてでありますが、本市の道費栄養教員は共同調理場5名、単独調理校1名の合計6名配置されており、そのうち4名が栄養教諭免許を取得しております。北海道教育委員会は、現行の栄養職員の業務を見直す中で、栄養教諭として対応することを想定しております。小樽市における共同調理場の栄養職員は、日々、学校給食の栄養管理、衛生管理、食材管理等を担当しており、また、単独調理校の栄養職員は、複数の学校での給食管理業務を担当していることから、直ちに学校へ配置し、指導に当たることは難しい状況にあります。今後、道教委の指導を受けながら、これまでの業務の遂行と児童・生徒に対するかかわりについて研究してまいりたいと考えております。次に、栄養職員の勉強会などの活動についてでありますが、道や後志管内の学校給食研究協議会が主催する講習会や研究会などに積極的に参加し、情報交換や知識、技術の習得と向上に努めております。次に、放課後子どもプランについてでありますが、この事業は文部科学省が平成19年度予算概算要求にのせたものであり、詳細な内容については今後の推移を見守っているところであります。これまで入手した情報によりますと、来年度、文部科学省は新たに放課後子ども教室推進事業を創設し、これまで厚生労働省で行ってきた放課後児童健全育成事業と連携させることにより、総合的な放課後対策を一層促進するためのプランであると聞いております。この放課後子ども教室推進事業では、市町村が実施主体となって少子化対策や子供の居場所づくり、さらには学力向上などを目的に、地域の参画を得て行うもので、小学校の余裕教室等を活用し、放課後や週末に勉強やスポーツ、文化活動などの指導を行うこととなっております。次に、放課後子どもプランとこれまで実施してきた事業との関連についてですが、本市ではこれまでも、厚生労働省の放課後児童健全育成事業及び文部科学省の地域子ども教室推進事業を進めてまいりました。その事業の内容として、放課後児童健全育成事業については、小学校24校を対象に放課後児童クラブを開設し、前年度の実績では597名入会しておりました。また、地域子ども教室推進事業につきましても、平成17年度から地域の無償ボランティアの協力の下、毎週土曜日、小学校の体育館などを開放して、小樽地域子ども教室を実施し、前年度の実績では28校、約2万名が利用しておりました。現在、文部科学省が計画しております、放課後子ども教室推進事業につきましては、これまで進めてきた地域子ども教室推進事業を包含して拡大していくものと聞いておりますが、今後、具体的な内容が示されることになります。

出典:小樽市議会 平成18年第3回定例会 2006年9月13日 議事録 PDF(137ページ) 間違いを知らせる