小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月3日
(1)財政問題/(2)市立病院建替え問題/(3)障害者自立支援法の実施に向けて/(4)アスベスト問題/(5)議員定数削減問題
2006年3月3日、小樽市議会の一般質問で、古沢勝則議員が「財政問題」「市立病院建替え問題」「障害者自立支援法の実施に向けて」「アスベスト問題」「議員定数削減問題」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、総務部長 山田厚、福祉部長 山岸康治、保健所長 外岡立人、建設部長 嶋田和男が答弁しました。
- 質問者
- 古沢勝則 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲、総務部長 山田厚、福祉部長 山岸康治、保健所長 外岡立人、建設部長 嶋田和男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 21番 古沢勝則
日本共産党を代表して質問をいたします。初めに、財政問題から伺います。市長は、本定例会初日の提案説明で、我が国の経済状況を政府の月例経済報告どおり、実質国内総生産の伸び、失業率の低下など雇用情勢の改善などから、全国的には景気低迷から抜け出し、明るさが見えてきた、このように語りました。単なる前置きの話だと黙過することはできません。日銀の「生活意識に関するアンケート調査」では、8割以上の人が1年前より悪くなった、あるいは変わらないと答えています。これが国民の実感です。消費支出が昨年再び減少に転じるなど、家計の低迷は政府の各種統計にも表れています。確かに企業の収益と設備投資が大幅増を示していますが、収益増加の8割は大企業への集中です。資本金1億円以上の企業収益は、直近の経常利益の底をつけた01年に比べ、04年度には13.2兆円増、しかし同時に小泉内閣の発足後、働く人の所得は12.3兆円のマイナスです。つまり、リストラ、非正規雇用への転換などにより、働く人の所得が大企業につけ替えられてきたことを表しているのではないでしょうか。「努力した者が報われる社会」、小泉内閣の構造改革のスローガンであります。この内閣の下で、庶民には5回の予算編成で13兆円に上る増税が押しつけられてきました。その逆に、大企業や大資産家への行き過ぎた減税は温存、拡大であります。貧富の格差拡大と言われていますが、実は大多数の貧者をつくり出すことになっただけであります。こんな政治が続く限り、額に汗する庶民、働く人たちの報われる社会はますます遠ざかっていきます。全国的には、これが実体経済、実体社会だと見るのか、国がいいのだからそのうち地方もよくなると見るのか、これでは天と地の違いがあります。あなたの経済認識について、まず最初に見解を伺っておきます。さて、平成12年に作成した財政健全化計画は、平成16年度の地方交付税大幅削減によって破たん、改めて昨年3月に財政再建推進プランの策定、このほどその実施計画が示されました。健全化計画においては、市民負担20億円、職員人件費削減等で20億円、合計40億円によって財政再建が可能だとしてきましたが、その削減効果額はどうやら計画を大きく上回っているようであります。この削減効果額と上回ったとしたら、その理由についてお聞かせください。健全化計画が予定どおりの効果を生み出しても、市財政の状況は、再建どころか、より一層深刻度を増しています。平成16年度には、三位一体改革の名の下で地方交付税が12億円も削減されました。この結果、16年度の予算編成では、御承知のように、カラ財源19億円の赤字予算であります。市財政に与えたこの影響は極めて深刻で、今なおその後遺症から抜け出せません。今回、実施計画策定を余儀なくされたことがそのことを如実に示していますし、17年度決算見込みの20億円の赤字についても、やはりこの地方交付税の大幅削減こそが最大の原因になっているのではないでしょうか。では、小泉内閣の三位一体改革とは一体何か、市長の見解をお聞かせください。次に、実施計画で示されている改善目標の財源に関して幾つかお尋ねしておきます。平成19年度から21年度の3か年で、108億円の財源を生み出すとしています。実施計画の収支試算では、昨年3月のプランで示されていた単年度収支の不足額に、さらに各年度マイナス10億円を加えています。その理由については、平成18年度予算で交付税と市税の落ち込みが10億円、この10億円を各年度にフラットさせたと説明されていました。政府は、平成17年度及び18年度は地方が必要とする一般財源は総額で確保する、このように約束していたのではないでしょうか。そうであれば、平成18年度普通交付税の落ち込み額6億6,200万円はなぜか、内訳を説明してください。この108億円は再建団体への転落を回避する改善目標です。人件費の抑制で69億2,000万円、これは目標額の64パーセントに当たります。事業の見直しが32億円、30パーセントです。この二つの歳出削減対策で、実に101億円ですから、目標の93.5パーセントになります。歳入増の取組では、入湯税課税免除の見直し、使用料・手数料の値上げなど、いずれも市民への負担増ですが、これが3億円、財源対策の公的資金借換債も、これを導入しても実は公債費の負担を先送りするだけに過ぎません。歳出削減で人件費削減を見込んでいますが、これは一層市内の購買力を低下させることに直結し、ひいては市内経済の冷え込みに追い打ちをかけてしまいます。職員人件費69億円のうち42億3,000万円が独自削減ですが、これが直接的には税収減につながっていきます。市税収入への影響をどのように想定しているのか、お答えください。事業の見直しでも何点かお伺いします。まず、港湾のひき船についてです。2隻から1隻に更新します。港湾事業では貨物量の増大に取り組もうとしていますけれども、これへの支障、影響はないのでしょうか。石狩湾新港の取扱貨物量が17年度がこれまでの最高を記録したと聞くにつけ、大変心配であります。若年者定住促進家賃補助についてです。既に18年度から新規募集の休止が決められています。本市の人口増対策からいっても、これは逆行の見直しになるのではないでしょうか。これらに加えて、消防署所の統廃合や学校給食調理場の統廃合・民間委託についても心配です。消防署所の統廃合によって、果たして市民の命と安全、そして財産が守られるのか。学校給食調理場の統廃合・民間委託は、食の安全・安心からいっても、また、地元の食材を活用するという地産地消の取組の後退にもつながらないのか。こうした市民の心配にどのように答えていくのでしょうか。いずれもしっかりと説明をいただきたいと思います。これらの人件費削減、事業の見直しなどは、詰まるところ再建団体への転落回避のためだと説明されていますが、しかし政府はこの先も地方交付税削減の方針です。職員や市民への負担転嫁もこれ以上は限界ではないでしょうか。この政府が大幅に削減し、また、これから削減しようとしている地方交付税をはじめ、地方財政の財源確保に対する市長の取組の姿、どんな対策を講じようとしているのか、これが見えてきません。政府が削減した交付税を元に戻せば、新たに生み出すべき財源108億円のうち、実にその6割が確保できることになります。国の責任で生じたものは、国の責任において補てんしてもらうべきではないでしょうか。市長は、この財政再建のかなめとも言うべき問題を、率直に政府に提起すべきではないでしょうか、見解をお聞かせください。この実施計画では、それが国の責任放棄の結果が含まれているとはいえ、本来の自治体の役割が放棄されかねない内容になっています。結論的に言えば、国言いなり、地方切捨ての方向につながる計画、つまり地方自治の危機につながる重大な問題だと考えますが、市長の見解をこの点でもお聞かせいただきたいと思います。次は、市立病院建替え問題で伺います。昨年9月、市立病院調査特別委員会ですが、学校跡地が使えないから第2候補の築港地域だと建設用地について報告されました。まるで決まっていたかのような報告には同意できません。市民の8割が市の中心部とその近隣を望んでいることは、市長も十分承知のことです。市民アンケートの設問1及び2は、あなたが基本構想で報告したように、1、駅前周辺の中心部、そして2、そこから若干離れた地域であったはずです。この中心部から若干離れた地域のエリアを強引に拡大し、市民の大多数が望まない築港地域での新病院建設計画は再検討を求めます。同じく、昨年9月の市立病院調査特別委員会では、土地開発公社が所有する約3,800平方メートルの土地を含んだ街区4、これについてお尋ねした際に、土地形状の異なる土地所有者との協議は今後行われる、このように答弁して、事実上街区4が候補地であることを認めました。我が党はそもそも築港で新病院建設は反対ですが、ところが先月の市立病院調査特別委員会では、これも突然のように、実は街区4ではなく、街区5、築港駅舎寄りの街区5だと変更をいたしました。しかも、取得面積はそれまで説明されていた3万平方メートルから約1万9,000平方メートルだとのことです。もはや市長の頭の中には、基本構想などどこ吹く風です。築港地域への是非さえ議会は審議していない。これに加えて、報告、答弁もその都度変わってきます。変更した理由をお聞かせください。この地域、街区に関連して言えば、築港再開発事業において、当時、鉄道事業用砂利・レール積込み施設の手稲地区への移転補償として、施行者は既に約16億6,000万円負担済みであります。この結果、鉄道事業用地としては全く必要のなくなったこの土地をJRに換地しました。それを今度は街区4に事実上市有地がありながら、街区5、つまりJRの土地をそっくりそのまま時価で買い上げようとの計画であります。築港再開発がそうであったように、また、旧手宮線の一部取得がそうであったように、またまたJR奉仕か、このように言われても仕方がないのではないでしょうか。いかがでしょうか。JR築港駅で下車、マリンロードを経てウイングベイからホテルヒルトン、そしてポスフールを経由、要するに旧マイカルを抜けなければ病院に行けません。外来患者、市民にとり、これほど使い勝手の悪い不便な病院はないと思うのですが、市長はどのように考えておられるのか、伺っておきます。さて、病院規模に関連してです。当市と同じように財政問題を抱えつつ市民に信頼される総合病院を目指して頑張っている自治体、全国にはたくさんあります。例えば東京都日野市、人口16万9,000人、病院規模、病床数300、医師43人、診療科目17、栃木県小山市、人口15万4,000人、病床数342、診療科目16、広島県尾道市、人口15万人、病床数340、診療科目23、福岡県大牟田市、人口13万4,000人、病床数350、診療科目18、ほかにも幾つも挙げることができますが、これらの病院では、それぞれ地域の救急センター、腎センターなどを担って医療連携の中心として頑張っています。病床数は総じて300から350、診療科で16から20という規模は、決して病院の機能、役割を損ねるものにはなっていません。総じて敷地面積は1万平方メートルから1万六、七千平方メートルであります。参考までに言えば、新病院規模の一つの指針とされた外来患者数、どうなったでしょうか。基本構想では1日当たり1,500人と見込みました。これがわずか4年経過、17年度決算見込みでの患者動向では、1日当たり1,059人です。実に基本構想から見れば3割減であります。こうした現状認識の上に、いま一度全国各市の経験、実績に学ぶという立場に立ってみてはどうでしょうか、いかがですか。規模の比較対象にはなりませんが、市立札幌病院の場合は、病床数1,064、医師114、診療科22でありますが、このうち病床数254の精神科は本院組織の下で、組織は本院一体ですが、施設は別になっています。この精神科の施設には、10名の医師が配置され、うち1名が内科医であります。ここでは他の診療科への入院治療、外来治療を要する場合は、本院、市立札幌病院に搬送、受診のシステムが確立しています。つまり、病院統合は、それは組織の機能的な統合を意味しても、それが決して物理的には1か所、1施設に限定する必要はないということを申し上げたいのです。こうした立場に立てば、建設地の選択肢も広がるのではないでしょうか。新病院は市民や後志のすべての患者を受け入れるわけではありません。もともと構想の中でも地域医療機関との連携、機能分担が検討されていたはずです。しかし、救急問題に見られたように、これが実態的には置き去りにされてきました。三つもある公的医療機関など、さらには開業医との連携・分担、例えば診療科の過不足や外来患者動向、救急体制の問題なども、よりはっきりとしてくるはずです。この点は改めて検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。医師確保の問題です。深刻です。市立函館病院が4月から産科を休診、常勤医3名の辞職に伴い、かわりの医師確保ができないことが理由です。市立根室病院では、新病院開設に必要な医師確保が困難になった。新病院建設工事を先送りにしました。これらの背景には04年度から導入された臨床研修制度があります。しかも、この制度の1期生が、実はこの春から大学病院などに勤務する、戻ってくることになります。しかし、小児科や産科希望の医師が激減しています。労働条件や待遇の改善、研修制度の抜本的な見直しがなければ、この先加速度的に減少すると見られています。今のままでは医師確保の展望は絶望的と言っても過言ではありません。国の責任こそ重大です。同時に、この問題の見通しなくして新病院建設に責任を持つことができるのでしょうか、市長の見解を伺います。これらから、建設時期については、より慎重にならざるを得ません。まず、危機的な財政問題があります。再建実施計画で一定の報告を示したとはいえ、検証にも確信を持つにもなお時間が必要であります。本年中に基本設計だとする市長の方針は、無謀のきわみであります。再検討を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。次は、障害者自立支援法です。4月から実施されます。全国の市町村で準備が今進められています。これまでどおり受けられるのか、1割の利用料は払えないなど、障害者と家族の不安は深刻です。言うまでもなく、この支援法は、昨年10月の特別国会において、自民・公明両党が我が党など他の党の反対を押し切って可決・成立させたものであります。身体、知的、精神の三障害一元化など、一部関係者の声を反映したものもありますが、しかし重大な問題は、利用料負担に応益負担を導入したことです。障害者が人間として生活するために必要とされる支援、これらが益とみなされる。サービス量に応じた負担が求められる。障害が重い人ほど、つまりサービスを利用すればするほど負担が重くなる。これでは負担に耐えられない障害者が出てくることは必至であります。法律は成立しました。とはいえ、国や自治体には憲法第25条が保障する障害者が人間らしく生きる権利、守る責任があるのではないでしょうか。「障害者が地域で自立した生活を営むことを目的とした法律」、このように市長は説明しましたが、果たして多くの人が障害年金などの低収入の障害者、この法律の下でどのように自立していけるのか、どんな生活を送ることができるのか、あなた自身の言葉で改めて語る必要があります。いかがですか。政府は、所得に応じた4段階の月額上限額を設ける、軽減策を講ずると言っています。それでも、生活保護世帯以外は有料負担です。我が党は国に対して応益負担を撤回するよう引き続き要求していきますが、差し迫って必要なことは、市長こそが負担減免策の一層の拡充、加えて市町村への支援など、十分な財政措置を強く求めることです。事業主体の長としての見解をお聞かせください。具体的に何点か伺います。まず、小樽市における三障害別の対象者数、現行制度支援費該当者数、有料負担者の割合をお聞かせください。そして、この人たちが新制度の下で求められる利用者負担によって、実は小樽市の持ち出し分、負担額が軽くなるのではないでしょうか、少なくなるのではないでしょうか。これも概算で結構ですから、お示しください。国に負担、減免策の拡充などを求めつつ、東京都、京都市、横浜市あるいは道内では、帯広市などのように市独自の軽減策で可能な改善を図るべきです。新制度では市の負担が減ることになります。これを原資にすれば、低所得の障害者対策に回すことが可能ではありませんか。検討の上、早急に実現してください。いかがですか。この問題ではもう一つ、市の組織体制の問題、直接の担当窓口は地域福祉課障害福祉係が担うことになりますが、現係体制は3名、これに福祉司を加えても4名であります。この体制で障害を持つ人の生活状況や支援ニーズを把握しなければなりません。積極的な聞き取り調査や判定、障害程度区分認定、これらを迅速に正確に進めていく上から、専門性を持ったスタッフの増員配置が急務ではないでしょうか。市長の見解を伺っておきます。アスベスト問題でお伺いします。昨年第3回定例会で我が党議員団の調査に基づき、市営稲穂改良住宅の1階から9階までの階段室すべてでアスベスト吹きつけ材が使用されていないかとお尋ねしておきました。その際、市長は、これまでの吹きつけ材とは違う、いわば安全だと言わんばかりの答弁、調査漏れもない、このように言っておりました。再三の指摘に念のための調査を約束されましたが、結果は心配していたとおりになったようです。調査結果について報告をしてください。それに基づく対策工事、そして何といっても、この市営住宅に入居している人、この市営住宅の1階から9階までの階段室を利用される市民の皆さん、これら特に入居者に対する対策についてどのように考えているのか、御報告ください。調査漏れがわかった以上、市の全施設の再点検が必要です。今回の市営稲穂住宅のように、設計図書の調査段階で問題なしとされていたものが果たして安心できるものだったのか、大変心配です。再点検を求めますが、いかがでしょうか。我が党は、昨年11月に党国会議員団、花岡ユリ子道議会議員、そして小樽からは私が参加をして、この問題での対政府交渉を実施してきました。文部科学省の担当者が対応した際に、文部科学省としては、「従来からの補助制度があるからそれを利用してください」、こういう態度であります。以後、何度も国会の場で取り上げてきました。このほどようやく国の対応が示されたようですが、対策工事などへの財政措置は、どのようになっているのか、お聞かせください。また、健康被害の救済に関しても、新法において一定の方向が示されました。申請窓口として保健所に委託されるようであります。救済制度の概要とあわせ、被害者に対して、実はこの保健所がどこまで対応責任を負うことになるのか、これもお聞かせください。民間建築物の関係です。公共施設などでの調査対策に比べて、民間建築物におけるアスベスト問題の対策が思うように進んでいません。当市のアンケート調査では、回答のあった施設、建築物のうち約1割、工場、店舗、診療所、ホテル、娯楽場、浴場など40棟以上で露出アスベスト材が使用されていると回答しています。しかし、これが市民には知らされていません。これまでの取組と今後の対策について伺っておきます。何よりも、こうした情報の公開、公表はすべきだと思いますが、いかがでしょうか。さて、質問の最後は、議案第43号及び議案第44号の議員定数条例の改正案に関してであります。小泉政治の下で年金・医療・介護などの社会保障制度の改悪や増税攻勢が相次ぎ、加えて深刻な不況が長期にわたっています。市民の暮らしと営業は大変な困難に直面しています。こうした下で、市民の中からは悪政に対する怒りとともに、市政に向けた要求・要望がますます切実なものになっています。そもそも地方自治体の本来の仕事とは、そこに住んでいる地域住民の暮らしや福祉、健康や安全を守ることにあります。国の悪政が地域住民を直撃している今日ほど、この役割の発揮が求められているときはありません。それは同時に、市議会が「しっかりと仕事をしてほしい」、こうした市民の強い願いであります。「役に立たない議会、役に立たない議員なら規模も数も小さくしていい」。時にはストレートにこうした市民の声が聞こえたりしますが、そこに流れている真意こそ、当市議会は真しに受け止めなければなりません。肝に銘じなければなりません。詳細は委員会に譲りますが、幾つかの点でお尋ねしておきます。まず、議案第44号の提出者に伺います。今回の提案理由の最大の特徴は、第1に、前回わずか1,600字程度の提案理由の中で随所で強調していた市民負担の軽減、これが姿を消しました。第2には、それとの関係において、小樽市の議会費は類似3市、つまり苫小牧市、帯広市、釧路市と比べると高いとしていた理由も姿を消しました。議会費は高くない。したがって、それを理由にして市民負担の軽減を説明することができなくなった。実はこれが理由だからではないでしょうか。同じ条例改正案を提出されている以上、無責任だと思うのですが、まずこの点をお聞かせください。提出者双方に伺います。地方自治法第1条において、この法律の解釈を運用する場合、地方自治の本旨に基づくと規定しています。これは憲法第92条、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて、法律でこれを定める」。これと同意義であります。つまり地方自治制度とは、憲法上の要請に基づく制度であることをここでは正確に理解しておかなければなりません。この地方自治の本旨とは、団体自治、そして住民自治を確立することにあることは言うまでもありません。それを担保するのがこの議会であります。市民が選挙を通じて一定数の代表者、議員を選んで、その議員によって構成される議会が市民に代わって地方公共団体の意思を決定していく。だからこそ、旧法、改正前の地方自治法第91条で定めていた議員定数は、原則として地方議会が守るべき基準、法定定数でありました。減数条例を認めてはいましたが、それは例外規定であります。その運用に当たっては、あくまでも例外だから、地方自治の本旨に基づくようにとされていたのではないでしょうか。この趣旨は、憲法上の要請であるがゆえに、新法第90条、第91条でも、つまり議員定数条項の運用に当たっても引き継がれているものだと考えますが、提出者双方の見解をお聞かせください。議会の規模、議員定数は、民主主義と地方自治の側にあるものです。議員の既得権益、このように軽々に論評されるものでは決してありません。戦後獲得した市民の側の陣地であります。断固として守るべき陣地であります。双方の議案からは、残念ながらその立場は見受けられません。1980年代半ばから中央政府が地方行革大綱において地方議会の定数削減を指導して以来、極めて残念なことに地方自治の基礎単位である市町村議会で規模縮小が急速に進みました。行政府が立法府に介入したと言っても過言ではないと思うのですが、地方議会の議員定数は、既にそのとき以来、経費節減のシンボル的役割を担わされてきたことは、これは通説であります。極めてし意的な強制的な指導の下に進められてきた地方議会の規模縮小、これを追認するようにして、これを是として、これとの比較において小樽市議会を論じることには、くみすることができません。特に議案第44号の提案理由では、地方自治法の基準の全否定につながりかねません。あなた方の人口基準を小樽市の将来推計人口に置きかえれば、2030年10万人割れですから、これでは今後4年ごとの選挙を前にして、毎回2名ずつ削減をしていきなさいという提案になってしまいます。25年後には2万5,000人規模の町村議会と同じにしなさいという提案になってしまいます。地方自治法否定の特異な基準だと言わざるを得ません。いかがでしょうか。昨年の第4回定例会に引き続き、議員定数削減を求める陳情が提出されています。市財政悪化の下、議員定数削減だ。議会は少数精鋭で市政運営に協力をしてほしい。この陳情願意には、市民から見て市議会がこれまであまり重要視されてこなかった、このことのサインだと思えてなりません。議案第43号の提案者は、本市の財政状況は危機的だ、このように言いつつ、同時に財政環境悪化に至る背景については、特定の施策、歳出を指すものでない、このように予防線を張っています。果たしてそうでしょうか。例えばマイカル誘致で100億円の借金、この市財政危機を象徴的に現す問題で、当議会は一体どんな役割を発揮したのだろうか。市民の目には借金財政に加担してきた議会として焼きついているのではないか。つまり市民にとって「役に立つ議会」、「役に立つ議員」であったのかどうか、これらをみずから問うこともなく数合わせの議論に終始することは、市民の声に最も反することではないでしょうか。提案者双方の自負するところ、財政をこれほどまでに悪化させてきた原因は何であったと考えているか。そして、議会議員が反省すべき負の遺産はなかったのか、ぜひお聞かせいただきたいと思います。再質問を留保して終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
古沢議員の御質問にお答えいたします。まず最初に、提案説明に関連して経済認識についてのお尋ねでありますけれども、2月に発表されました月例経済報告では、企業収益、個人消費、雇用情勢と幾つかの指標において前期比を上回っており、国は「景気は回復してきている」と判断をしております。しかしながら、提案説明で申し上げておりますとおり、道内経済の状況は、勤労者世帯実収入や常用の有効求人倍率などが全国に比べて低く、こうした数値からも大変厳しいものとなっており、さらに本市においても、経済動向調査では今後の景気の見通しを悪化するとした企業が3割を超えております。このようなことから、我が国の経済状況は、全体的には回復基調にありますけれども、地域間の格差はあるものと認識いたしております。次に、平成16年度から18年度までの財政健全化の効果額でありますけれども、人件費では平成16年度以降、各年度3パーセント、5パーセント、7パーセントと給与の独自削減を続けてきており、職員数もこの間約70名の削減を図るなどして、3か年合わせますと17億8,000万円の財政効果を上げております。一方、事務事業の見直しに伴う歳出の削減では、政策課題としてお示しした約40事業で7億円、このほかの事務事業の見直しや他会計への繰出金の削減など22億3,000万円、3か年合わせますと29億3,000万円の財政効果を上げております。歳入の見直しでは、保育料のほか家庭系ごみの有料化などを含め、3か年で約7億円の効果を上げており、これらを合計しますと約54億円となっております。当初の目標額40億円を約14億円上回っておりますが、その主なものは企業会計、特別会計への繰出金の見直しによる効果額であります。次に、三位一体の改革に対する見解でありますけれども、さきの提案説明でも申し上げましたが、平成16年度から3か年の改革で、国庫補助負担金改革と税源移譲の規模については、政府が掲げた数値目標は達成しましたが、その内容としましては国庫負担率の引下げなど、地方案にないものも多く含まれており、今後の地方財政運営に不安を残す結果と考えております。国は今後もさらに改革を進める中で、地方の自由と責任を高める一方、財政面ではさらに地方交付税制度の改革に取り組むとしておりますし、経済財政諮問会議の民間委員の中からも同様の意見が出ていると聞いております。地方においても三位一体の改革については、平成19年以降も引き続き進めるべきと主張しておりますが、その改革は地方が担うべき事務と責任に見合った財源配分に向けた抜本的な改革を目指し、真の地方分権、地域主権の確立が財政的な裏づけの下になされるよう、今後とも地方六団体が結束して働きかけることが必要であると考えております。次に、平成18年度予算の地方交付税の額でありますけれども、地方交付税の見積りは、国の予算案と同時に示された地方財政対策における地方交付税総額の伸び率などを基本に、事業費補正など本市の特殊財政需要や昨年行われた国勢調査における人口減少などを踏まえて試算しております。具体的に申し上げますと、基準財政需要額においては、国の交付税総額の17年度に対する伸び率マイナス5.9パーセントを経常的経費、投資的経費ごとに調整して本市の17年度の算定数値に乗じて計算し、主に起債の償還に措置される事業費補正については、18年度の見込額を計算して加え、国勢調査の人口減約8,500人の影響額は、測定単位となる人口を置きかえて約4億5,000万円の減額と計算しております。また、基準財政収入額については、市税、譲与税、交付金について予算計上額を基に計算した結果、ほぼ17年度と同額となりました。結果として、平成17年度の当初予算に計上した普通交付税額148億9,300万円に対して、6億6,200万円減の142億3,100万円となったものであります。次に、人件費の抑制に伴う市民税への影響でありますけれども、職員給与の削減額は3か年で42億3,000万円となり、1人当たりの給与費を630万円として所得換算し、市税の平均税率4.7パーセントで計算いたしますと、個人市民税の減収は3か年で約1億5,800万円程度と推計しております。次に、ひき船の1隻化による影響でありますけれども、これまで小樽港のひき船作業につきましては、2,600馬力のひき船2隻を所有し、さらにパナマックス船などの大型貨物船入港時には、石狩湾新港からの2,000馬力のひき船1隻の応援を得て対応してまいりましたが、両港とも老朽化による更新時期を迎えているところであります。更新に当たりまして、両港が現在よりも性能の高いひき船を1隻ずつ導入し、これからも相互応援することで支障なく対応可能であると判断し、関係者からも支障ないとの意見をいただいております。次に、若年者定住促進家賃補助でありますけれども、当補助制度は若年者の定住対策として平成14年度から実施しており、18年2月末現在で市外から転入してきた72世帯に家賃補助を行ってきております。利用者へのアンケート調査の結果では、当補助制度があったことから転入したというのは21パーセント程度の世帯であったことから、費用対効果を考慮して18年度は休止することにいたしました。この補助制度のあり方につきましては、今後、庁内の人口対策会議の中で各種施策の検証や新たな施策の研究とあわせて検討してまいりたいと考えております。次に、消防署所の統廃合でありますけれども、消防体制の見直しに当たっては、消火活動等における消防力の向上を図りながら、効果的・効率的な消防体制を構築していきたいと考えております。そのためには、大型、中型タンク車の複数導入や資機材・装備の高機能化を図ることなどにより、迅速で効果的な消火活動を進め、署所の統廃合後においても引き続き市民の生命と財産を守ることができるよう、努力していきたいと考えております。次に、地方の財源対策・確保に対しての見解でありますけれども、国は景気回復と定率減税の廃止などで、地方税収の伸びを見込み、地方交付税の改革による減収を考慮しても地方が必要とする一般財源総額は確保するとの方針を示しておりましたが、結果として、本市のように税基盤がぜい弱で景気の回復も遅れている自治体にとっては、交付税改革の影響が人口減なども重なって一般財源の減少となって大きく現れ、厳しい現実として本市財政を圧迫しているものと考えております。地方交付税については、地方団体の安定的財政運営に必要な総額と財源保障、財源調整の機能維持を確保することが必要と考えており、特に本市をはじめ、道内各都市はもともと財政基盤がぜい弱な上に景気回復が遅れており、これ以上の交付税の削減は財政の根幹を揺るがす重大な問題と認識しております。そのため、地方の立場や意見、特に本道自体の厳しい実態が正しく理解をされ、今後とも地方交付税の総額確保と制度の堅持がなされるよう、あらゆる機会を通じて強く働きかけていきたいと考えております。次に、実施計画の内容が地方自治の役目の放棄につながるという御指摘でございますが、私は、市長就任以来、常に地域の活性化や市民福祉の向上を図ることを念頭に市政を執行してまいりました。少子高齢化の進展や景気回復の遅れによる市税収入の減など、厳しい社会経済情勢の中でも安定的に自立した行財政運営を持続するためにも、財政の立て直しは本市の最重要課題であり、このたび財政再建推進プラン実施計画を策定したものであります。確かに国は今後も地方交付税制度の改革を進めるとしており、地方交付税に一般財源の多くを依存せざるを得ない本市にとっては大変厳しい状況も予想されますけれども、本実施計画に掲げた各項目を着実に実施していくことが重要なことであると考えております。次に、市立病院建替えについての御質問でございますけれども、まず新病院の建設場所でありますが、新築検討懇話会や市民アンケート調査結果を基に、面積や交通アクセスなどの要件から、現市立小樽病院と量徳小学校とを合わせた敷地と築港地区でJR北海道などが所有する未利用地の2か所を候補地として挙げておりました。しかし、昨年9月に小学校適正配置計画の策定が見送られたことから、現在地を含めた量徳小学校の敷地での建設を断念せざるを得なくなりましたので、もう一方の候補地である築港地区での建設に向けて具体的な検討を始めたところであります。また、両病院の現状から新病院建設は一日も早く取り組まなければならない事業でありますし、他に適地がないことから、築港地区での建設に向けて進めていきたいと考えております。次に、新病院建設予定地を街区4から街区5に変更したとの御指摘ですが、昨年9月の市立病院調査特別委員会では、学校適正配置計画が見送られたことから、築港地区での新病院建設に向けて具体的な検討を進めると御報告したものであり、建設地を街区4に特定したものではありません。この間、建設予定地はプロジェクト委員会で検討しておりますが、先月の市立病院調査特別委員会では病院利用者の安全性や利便性を考慮し、また、構想では建物を本館と別館の2棟としていたものを合築することや、駐車場を立体化することなどにより、街区5の約2万平方メートル弱で建設可能と報告したものであります。次に、街区5を建設地とすることはJR奉仕ではないかとの御指摘でありますけれども、ただいま申し上げました理由によりまして、街区5での建設がベターであると考えたものであります。次に、築港地区に建設した場合、通院などに不便ではないかということでありますが、交通手段としてJRを利用して、現在の小樽病院へ通院されている方などにとりましては、JR駅から病院までの距離が長くなることで、これまでよりも御不便をおかけするものと考えておりますが、市民要望の多い駐車場が十分確保できることなど、新病院の交通アクセスを総合的に考えた場合、現状では築港地区以外での敷地の確保は難しいものと考えておりますし、今後、多くの方が利用されるバス路線の整備などについては、引き続き関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。次に、病院規模等の再検討についてでありますが、全国的な自治体病院での事例を見ますと、各市が持っている医療環境などから適切な規模、機能を備え、それぞれの地域での役割を果たしているものと考えております。本市における新病院の規模、機能につきましては、将来の人口推計や年齢構成などから患者推計を行い、必要な病床数や診療科などを基本構想において定め、その後、規模、機能については2度の見直しを行い、修正を加えたところであります。今後も医療環境の変化に柔軟に対応するための修正はあり得ますし、将来的にはさらなるダウンサイジングも必要と考えておりますが、いずれにいたしましても、常に地域にとって必要な医療は何なのかを見極めながら、市立病院としての役割を果たしていきたいと考えております。次に、新市立病院の機能を一施設に限定することはないのではないかとの御質問でありますが、総合的・包括的な診療機能を発揮するためには、精神科を含めた全診療科が同一施設内にあることが必要と考えております。仮に2施設を持つということになりますと、医療上の問題だけでなく、薬局、検査、事務など、重複した部門を抱えることになり、また、施設の維持管理面からも現在と同様の非効率的、非経済的な運営形態となりますので、難しいものと考えております。次に、地域医療機関との連携・機能分担でありますが、基本構想においては新市立病院は、紹介患者を中心とした地域支援病院の要件を目指すべき指標として、地域完結型医療の実現のため、地域連携の中心的な役割を果たすことを基本的な姿勢としております。また、総合的・包括的医療の提供を行うため、20診療科が必要であるとしておりますが、全体の病床数を大幅にダウンサイジングしている中で、あらゆる症例を診るということにはなりませんし、市内の他医療機関との連携や機能分担も視野に入れておりますので、今後はできるだけ早い時期に地域連携室を立ち上げ、他の医療機関や開業医と情報を共有し、医療情報のネットワーク化を図るなどして、連携を推進していきたいと考えております。また、その中でさらなる機能分担についても検討していきたいと考えております。次に、医師確保の問題でありますけれども、医師の研修制度の影響もあり、全国的に大学の医局に医師が不足している状況で、医師確保の見通しが立つのは後期研修が終了してくる数年先と言われておりますので、それを待っての建設は困難と考えております。なお、診療科目など基本構想の内容につきましては、現在、医師確保の問題をはじめとし、医療環境が大きく変化してきておりますので、今後、事業を進める中でそれらに対応した検討、修正などが必要であると考えております。次に、建設時期でありますけれども、現在の両病院の現状から考えまして、医師確保の面などからも、これ以上計画を先延ばしにすることは困難でありますし、また、財政再建を進めていく上でも、一日も早く効率的な病院を建設し、健全な経営を行っていくことが必要であると考えております。なお、新病院は起債を導入しての事業で、その償還は30余年にわたり計画的に行っていくことになりますが、一定の交付税措置もありますし、負担増となる部分については、病院事業の収支改善の中で計画的に解消していけるものと考えております。次に、障害者自立支援法の施行に関してのお尋ねでありますけれども、まず初めに新しい自立支援法の下での低所得者の自立等でありますが、国会の附帯決議を受けて低所得者対策として負担上限額の設定、さらには個別減免、社会福祉減免などが制度化されたところであります。また、施設入所者については、収入から毎月2万5,000円ほどを手元に残すよう補足給付されるなど、一定の低所得者対策がとられたものと理解しております。この法律は、障害の種類にかかわらず、障害者の自立支援を目的とした共通の福祉サービスを共通の制度により提供する。それと障害者がもっと働ける社会に変革する。それには増大する福祉サービス等の費用をみんなで支え合い持続する制度にしようというものであり、さまざまな福祉サービスを組み合わせて提供することにより、障害のある方々が地域で自立した生活ができるようにすることと考えております。次に、負担減免策の拡充でありますけれども、この点に関しましては、さきの国会において時間をかけて議論され、さまざまな軽減措置が講じられたところと理解しております。しかし、障害者団体等においては、まだ十分でないとの御意見があることは承知しておりますが、制度を安定的に維持していくためにはやむを得ない面もあると考えております。これまでも全国市長会を通して国に対し施策の充実と十分な財源措置につきましては要望してまいりましたが、今後とも同様に求めていきたいと考えております。次に、三障害別の対象者でありますが、手帳の交付人数で申し上げますと、昨年11月の数字になりますが、身体7,530名、知的896名、精神291名の合計8,717名となります。そのほかに手帳の交付はされておりませんが、精神の通院医療公費負担該当者が2,336名となっております。また、そのうち支援費の該当者は身体509名、知的649名の合計1,158名で、現行制度では精神は支援費の対象となっておりません。現行支援費制度での有料負担者の割合は、施設利用者で63.8パーセント、居宅サービス利用者で5.8パーセントほどとなっております。次に、小樽市の負担減少額でありますけれども、利用者負担や国等の負担割合変更により、道負担が増えることから、市の負担は当初予算ベースで17年度に比べ18年度は2億円の減となっております。しかしながら、利用者負担の減免が増えることで給付が増加することや、10月以降実施される地域生活支援事業に向けての追加補正などのほか、今後、重度心身障害児施設などの実施主体が道から市へ移管される予定など、不確定な要素が多いものとなっております。次に、市独自の軽減策でありますけれども、国会での附帯決議を基に複数の負担軽減策が検討され、低所得者に対する配慮がなされたところであります。また、独自減免を打ち出した自治体もあると聞いておりますけれども、現状各自治体で提供する福祉サービスには大きな格差があり、各自治体の負担もまちまちであります。先ほど答弁したとおり、旧制度との差の財源は、今後、発生する事業主体の変更や事業の追加、さらには事務量の増大に伴うシステムの構築など、財源を必要とするものがあり、どれくらい軽減になるのかわからない状況であるほか、小樽市の財政状況では国に上乗せする軽減策について現時点では難しいものと考えております。次に、職員体制でありますけれども、確かに現在の職員配置体制では、認定調査事務や障害程度区分認定、障害福祉計画策定業務など、増大する業務に対応することは困難と考えております。現在、臨時職員を2名採用して準備を進めているところでありますけれども、新年度からはさらに職員を増員するほか、認定調査、相談等については、外部の専門職を活用するなど検討しているところであります。次に、アスベスト問題についてのお尋ねでありますけれども、初めに稲穂改良住宅の階段室に使われている材料につきましての調査結果と対策工事、入居者に対する対策でありますけれども、この材料につきましては、図面では塗装と明記され、現地調査で階段室の段裏に厚さ2ミリから3ミリの吹きつけ塗装を確認しました。これについては、調査対象としていた吹きつけロックウールとは異なるものと判断しておりましたが、念のためサンプルを採取し、分析調査を行うことにしたものであります。その定性分析及び定量分析の結果はクリソタイルを7パーセント含有するというものであり、アスベスト粉じん濃度測定では1リットル当たり0.05本未満という結果でありました。このことから、対策工事は新年度早々に除去工事を行うこととし、設計を開始したところであります。なお、入居者に対する対策としましては、アスベストが飛散していないことが確認されましたので、今年2月に入居者に調査結果及び注意事項を文書で周知したところであります。次に、アスベスト調査の全施設の再点検でありますけれども、稲穂改良住宅は特殊な材料で判断がつかなかったことから分析調査を行ったものであり、他の施設については、同様の材料がないことから、再点検は行わないことといたしました。次に、アスベスト対策工事等の財政措置でありますけれども、本市においても約4億円の予算措置をし、いち早く対策工事を行いましたので、その財源対策については全道・全国の市長会とも連携し、機会あるごとに関係機関に働きかけてまいりました。国は昨年12月27日付けでアスベスト問題に係る総合対策を示し、その中で地方公共団体等によるアスベスト除去等に対する支援を行うことが明記されました。また、関連法案及び補正予算は、本年2月3日、可決・成立したところであります。概要といたしましては、学校や文教施設、社会福祉施設などの地方公共団体所有の施設に対し、所管省庁から補助金が交付され、その地方負担額に対しては、補正予算債として後年度交付税措置のある起債が充当されるほか、補助対象外の施設に対しては、特別交付税や地方債の活用を通じて財政支援がなされるものであります。特に除去工事は新たな資産形成に当たらないため、その適債性を心配しておりましたが、地方財政法の改正により、特例的に起債が認められることとなりました。また、この措置は平成17年度着手済みの工事等についても認められることとなり、本市においても、小中学校や体育館など、大半の施設がその対象となる見込みであると聞いております。次に、アスベストによる健康被害の救済につきましては、石綿健康被害救済法が去る2月10日公布され、本年3月末までの間の政令で定める日から施行される予定となっています。この法による救済制度は、救済給付と特別遺族給付金の2種類の給付制度から成っております。まず、救済給付とは、石綿により中皮しゅや肺がんなどの指定疾病の認定を受けた健康被害者であって、石綿関連工場の従業員家族など、労災補償の対象とならない方々に支給されるものです。内容につきましては、医療費、療養手当並びに葬祭料等を支給するものです。また、法の施行前にこれらの指定疾病で死亡した方については、遺族に対して特別遺族弔意金及び葬祭料が支給されます。これらの救済給付に係る対象者の認定並びに各給付の支給については、独立行政法人環境再生保全機構が行うこととなります。また、認定申請については、本年3月末から同機構と全国7か所の環境省地方環境事務所において受付を開始することとなりますが、今後、全国の保健所においても申請の受付を行うことができるよう準備が進められています。その際、保健所に委託される業務につきましては、近く国から具体的な説明を受ける予定となっておりますが、基本的には認定申請書等の確認事務となるものと聞いております。一方、特別遺族給付金の支給制度につきましては、石綿に起因する中皮しゅなどの指定疾病等により死亡した労働者の遺族が対象となりますが、そのうち時効により労災保険法に基づく遺族補償給付の権利が消滅した方に対し、特別遺族給付金を支給するものであります。この給付金の申請につきましては、本年3月末から労働基準監督署等で受け付けることとなっております。次に、民間建築物のアスベスト対策でありますけれども、初めにこれまでの取組については、昨年8月に所有者に対するアンケート調査用紙を発送する段階において、アスベストに関する適切な管理や除去等の指導文書を添付し、意識啓発を行ってきたところであります。次に、今後の対策としましては、現在2月20日付けで追加調査書を発送し、アスベスト使用と回答した所有者に対して、アスベストの使用部位、管理状況、面積などの調査を実施しており、詳細な状況の把握に努めているところであります。この回答を受けて、飛散防止を要する建物に対しては個別に指導してまいりたいと考えております。また、これらの建物の公表でありますけれども、北海道より所有者に対し、建築物における吹きつけアスベスト等の飛散防止に関する指導指針が配布されたところであり、その中で多数の人が利用する場所にアスベストが使用されている建物については、その所有者に対してみずから公表するよう促しているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
古沢議員の御質問にお答えいたします。学校給食調理場の統合・新築や民間委託に伴う食の安全・安心につきましては、施設設備の高度化を図ることにより、より一層の安全性を確保できるものと考えます。また、市が定める衛生管理マニュアルを遵守するよう指導を徹底してまいります。次に、地産地消についてでありますが、食材の選定、購入は、これまでどおり教育委員会が行うことを考えており、可能な限り地場産の使用に努めてまいります。
質問 12番 前田清貴
古沢議員の御質問にお答えいたします。まず、地方自治法での旧法第91条についてでありますが、現在の本市人口を当てはめた場合、人口5万以上15万未満の市に該当しますので、旧法では上限が36名になります。また、旧法でも「議員の定数は、条例で特にこれを減少することができる」となっており、本市の場合、減数条例により、前々回の選挙では36名で選挙を行い、市民の負託にこたえてきました。一方、新法第91条についてでありますが、「市町村の議会の議員の定数は、条例で定める」としております。本市の場合、人口10万以上20万未満の市に該当しますので、上限が34名となります。もって、前回の選挙では減数条例を定め、34名の上限から2名減員して32名となり現在に至っていますことは、議員御承知のとおりであります。議員お尋ねの旧法と新法の違いでありますが、旧法では「条例でこれを減少することができる」とあり、新法では「議員の定数は、条例で定める」と両者多少異なった表現がなされておりますが、旧法も新法も精神は同一のものと認識しております。次に、これまでの本市の施策施行に当たり議員として十分に機能を果たしてきたのかとのお尋ねかと思いますが、これまでに施行されました施策につきましては、成果を見たもの、あるいは現在進行形の施策など、過去を振り返りますと数え切れないほどの施策があることと思います。これらの施策の中には、長い年月を要するプロジェクトもあり、一概に過程の途中で総括することが難しいもの、あるいはそれらを特別要しないものなどがあると思います。お尋ねの本市の財政環境悪化に至る背景につきましては、さまざまな要因があると同時に、一自治体の努力では防ぎようのない、あるいは解決のできない大きな要因も、またあります。本市の施策の可否につきましては、一概に今できるものではなく、一定の時間が必要であり、歴史が証明してくれるものと信じております。
質問 2番 森井秀明
共産党古沢議員の代表質問にお答えします。まずは、市民負担の軽減についてですが、私たちは前定例会からの主張と何も変わりはありません。実際に5,000人に1人という主張は、その人数に伴う市民負担が現状として適当だという意味も含んでいるということは前定例会で主張したとおりです。一般財源からの割合で前回お話しさせていただきましたが、その割合がこの3か月で急激な変化を起こしているわけではなく、また同じ文章の繰り返しとなると思われました。ですから、理由がなくなったわけではなく、このたびの提案をこの3か月間に変化のあった人口減少を主たる内容とし、提案とさせていただいたまでです。地方自治の本旨においてですけれども、市民が選挙を通じて一定の代表者を選び、この議員によって構成される議会が市民にかわって地方公共団体の意思を決定していく間接民主主義としての本質であり、そのとおりだと思います。しかし、定数については、新法第90条、第91条で書かれているとおり、上限定数については定められているが、下限は決められておりません。旧法においては減数条例を例外規定と定めていたのかもしれませんが、新法においては例外ではありません。よく共産党の皆さんは「常識的に」という言葉で5万から10万都市の上限定数を下限と表現されますが、それこそ全く根拠のないことだと思います。全国の10万から20万都市で30人以下を条例定数としている都市が、すべて法律違反を犯しているとおっしゃりたいのでしょうか。地方自治を担保するという考え方が、この4減が成立することによって阻害されるとは考えておりません。古沢議員が「守るべき陣地」と表現されておりますけれども、我々が提案した説明の中でも、「議員定数はこのまちに住んでいる市民全員の権利です」と提案説明の中で伝えさせていただきました。しかし、その意思が議員と権利者である市民とでかい離してはならないと思っております。陣地を守るべきというよりも、むちを入れるべきと権利者である市民が言うならば、まずはその意を受け入れるべき姿勢が必要かと思います。さらに、今後に人口が減少した場合は、さらに減らすべきなのかという意見においては、実際にそうなるならば、定数を減らすという考え方は持ち得るべきことだと思います。さて、先々そうなる状況を指をくわえてただ黙って見ているわけではありませんので、そのとおりの人口にはさせたくありませんが、もし実際に小樽の人口が10万人を切り、議員定数が20人でということが、そのときの概念として特異な基準と言えるかどうかは、そのときにならなければわからないと思いますが、あり得ることではないでしょうか。さて、このたびこの議案第44号で共同提案されている公明党は、以前から財政問題を前提とせず、市民負担の軽減を考え、定数削減についての議論をされておりました。実際に平成10年、今回の提案者の1人でもある佐藤議員が提案者となり、公明党を中心として、人口減少に伴い5,000人に1人が妥当ではないかと訴えて議員定数削減の提案をしております。時代時代に伴う財政の問題はあったにせよ、今ほどに深刻ではないときから今と同様の趣旨の提案をされているということが、財政が悪化した背景に伴う提案でないことを表しています。議員定数の削減を行う提案理由は何度もお話ししておりますが、人口減少、市民負担の軽減、そして民意です。それに対し、議員定数削減を提案するのは財政の悪化ではないかと、その財政悪化を背景に追及されている共産党側が現状維持でよいと言っているわけですから、我々の方が困惑します。古沢議員が初めにお話しされていましたが、市議会がしっかり仕事をしてほしいという市民の強い願いであり、役に立たない議会、議員なら規模も定数も小さくしていいという、市民より古沢議員がそれを聞かれているのであれば、やはりそれを真しに受け止めなければならない、肝に銘じなければならないと、おっしゃるとおりだと私は思っております。その背景の中で、定数は変えないという議論そのものが矛盾を引き起こしているのではないでしょうか。最後に、私たちは、議員として議会として資質を高めていくという行為に関しては、常に行うべきことであり、今までも、また、これからも取り組んでいかなければならないと思っております。(「議長、21番」と呼ぶ者あり)
再質問 21番 古沢勝則
再質問をいたします。財政問題で教育長がお答えいただいた民間委託、調理場の統廃合に関連してですけれども、特に地産地消の取組との関係で言えば、ぜひ大いにそういうふうに進めていってほしいと思うのです。ですから、そういった面まで含めて、例えば表現は露骨ですが、目先の現金欲しさにそういったものも全部ほうり出してしまうなんていうことはあってはならないことだということを、それこそ肝に銘じておきたいと思うのです。市長が最初にお答えいただきました。私が問題にしたのは、国はよくなっているという認識、政府は言っているわけですが、私はそうは思わないのです。実体経済を見る場合に、日本の経済をどこに軸足を置いて考えるかというときに、よく言われていることですけれども、経済の6割は個人消費だというふうに言われてきています。個人消費、その代表格は家計消費ですけれども、働く人たちの収入です。こういったところが本当に元気を回復しているのかどうか、状況が好転しているのかどうか。このことを見ないと、日本の経済が本当によくなったというふうに見られるのかどうかという疑問を私はお尋ねしたわけです。そうやって考えれば、一向によくなっていないではないか。国がよくなっているというふうに考えれば、今、北海道は、小樽はいまだしだけれども、国がよくなっているのだから、そのうちきっと北海道にも小樽にも春がめぐってくるはずだと。国がよくなっていないというふうに見るか見ないかで大違いです。国のかじ取りをやはり変えていかない限り、この国の経済自体がよくならないのではないかということでお尋ねしたのですが、念のためもう一言考えを聞かせていただきたいと思います。病院の問題です。最初に、市長にお尋ねしておきたいと思いますが、二つに候補地を絞った、そのときから今日まで、昨年の9月に築港地区へと切り替えたその後も、この築港地区で新病院を建設していいのかどうかということが果たして議会の場できっちりと審議されてきた、議論されてきたとお考えかどうか、このことをまず一つ。それから、市民はどこに病院を建ててほしいと願っているかということに関連して、市長は現在の築港地域を含めて相変わらずお答えになったのですが、ですから私は質問の最初に、あなた方がまとめた基本構想の中で現在地以外というふうに条件をつけながらどこがいいかというふうに説明をしたときに、その位置は駅と駅の周辺、中心部というふうにしたわけです。二つ目、設問の2は、そこから若干外れた地域というふうに言ったわけです。そこで、あなた方が設問したその1と2は、実は確たるものがありません。ただ、イメージすれば、まちなか計画との関係で210ヘクタール、中心市街地のエリアの中でその中心部とその周辺、こういうふうに考えていたのではないかというふうに私は思いました。つまり、まちなか計画で言えば、210ヘクタールのエリアの中でざっと言えば、手宮から現在の小樽病院の手前までのエリアで210ヘクタールですが、その中心部というのは、そこで言っている商業業務中核ゾーン、210ヘクタールを二つに分けています。これが中心部で、その周辺、地域コミュニティゾーン、これがいわゆる若干離れた地域というふうにあなた方はそもそもがイメージしていたはずだと、そこしか考えられません。だから、この点について、市民も当然そうした意味合いから、中心部・中心街に病院を建ててほしいのだというふうに、8割の方がそういうふうに希望したというふうに受け止めるべきだと。そうでなければ、大変な間違いを起こすのではないかと、そういうふうに思います。それからもう一つ、街区4と街区5の関連ですが、これも質問の中であえて質問のやりとりを御答弁いただいた点を紹介しました。私が土地開発公社、つまり市有地、実態的には市有地ですが、市有地3,800平方メートルを含んだ土地、街区4についてお尋ねをしながら質問したのですが、それに対して質問のときに述べたように、土地形状の異なる土地所有者との協議は今後行われていくのだというふうにお答えになっている。街区5だったら、土地形状が何も変わらない。土地所有者も変わらない。JR北海道1本ですから。そう言って、この市立病院調査特別委員会の議論のときには、事実上3,800平方メートルの市有地を含んだところで建てていこうとしているというふうに我々には伝わったわけです、そういう答弁から。ところが、2月の市立病院調査特別委員会では、突然のように報告がされて、実は街区4と街区5で考えていたというようなことも含めつつ、道路を挟んだらぐあいが悪いから、それだったら一枚物の街区5だというふうに、そういう報告があって、議論の中ではそういうやりとりになりました。それでは、街区4と街区5でどれほどの面積の違いがあるか。大差ないではないですか。街区4、街区5についてあなた方はどういうふうに報告していたか。くくって1万8,000平方メートルから1万9,000平方メートルというふうに言っていたではないですか。大きく違うのだったら別です。それなのになぜか。築港駅をおりてマリンロードを抜けて、マイカルを抜けたら病院だったなんていう笑い話になってしまうような街区4と街区5にどれほどの利不便の差がありますか。土地の面積で市長がお答えになったように、十分な駐車スペースもとっている。街区4だったら、それが制約されるのですか。大きく違わないでしょう。そういったことが、その市立病院調査特別委員会のたびに変わってくるということ自体が問題だと。そこでお尋ねしたい。実は資金手当の関係で、これは簡単にお答えいただけると思うのですが、土地取得についても起債対象になります。しかし、3,800平方メートルはいわば市の土地ですから、しかし土地開発公社に先行取得をさせておりますので、ここを事業用に使う場合は、簿価で買戻ししなければいけません。3,800平方メートルですが、簿価ですから1億4,000万円必要になります。この1億4,000万円が実は起債の対象にならないのではないか。そうしますと、1億4,000万円起債の対象にならないし、基本設計の前段で起債の対象にならない設計関係で1億4,000万円ほどありますから、それらの資金手当等を考えた場合に、一括くくって起債で年賦払いできる土地の方がよかったと、そういうことが理由になったのではないかということはちょっとお尋ねしておきたいと思います。(「言っている意味わかるでしょう」と呼ぶ者あり)わからないですか。わかりますね、言っている意味。聞きたかったのは、今の現金より先々分割で払っていく土地の方がいいと判断をしたのかということです。それからもう一つ、建設候補地選定について、市長、お尋ねしておきます。基本構想であなたは何とおっしゃっているか、候補地の選定について。市民要望の高い地域で幾つかの候補地を選んで、現地概要調査をする。そして、評価・採点を行うというふうに言っています。その中で、評価点の最も高かったところを最有力候補地にするというふうに報告をしています。そこで、お尋ねをしました。そのときの評価表、これも基本構想に様式、レイアウト、決まっております。評価表を見せてほしいと。驚いたのですが、評価していないと言うのですよ。基本構想でそういうふうに報告しておきながら、それでは土地はどういうふうに決められてきたかというのは、これまでいろいろ報告されておりますから、改めて基本構想を読んだら、あなた方のやり方がおかしいというふうに行き着いたのが今のところです。結局は総合調整会議という、いわば市長の意を受けて、キャップとして助役が座っているこの会議で二転三転しながら、二転三転というか、絞り込んできたわけでしょう。14年には北荷の跡地を含めて三つの候補があったけれども、北荷の跡地は石油施設等のそばだからぐあいが悪いと。北荷の跡地というのは、その前、道路側は小樽の市有地ですから、合わせて2万8,000平方メートルあったのです。そして、市の方に買い取ってくれないか、土地の利用計画、例えばそうでなければ変更してもらえないかという、そういう誘いもあった土地ではないですか。しかし、そこはぐあいが悪いと、この調整会議で切り捨てた。同じく14年、住吉中学校を売った。跡地に量徳小学校を持っていって、そして量徳小学校の跡地と現在地、合わせて2万3,000平方メートルで新病院、市民の願いに沿う地域で建てたらどうか。私どもは提案した。すぐにお断りしますと断った。住吉中学校の跡には中学校を切り捨てて私立の中学校が建ってしまいました。理由はあれこれ言っています。中学校で建てているから小学校には合わない、体育館が4階にあるからと、あれこれ言っています。けれども、10億円、12億円でJRから土地を買おうとするお金を考えれば、あなた方が説明していた住吉中学校に、例えば施設を変えるとしても大変なお金がかかると言ったのは、およそ半分強ぐらいではないですか、JR用地を買おうと今考えている金額と照らして。そういうことも、この調整会議で切って捨てていった。そして、最初に言ったように、この築港地域に変えてからでも、3万平方メートル、3万平方メートルとまた言い始めたのです。2万3,000平方メートルでいこうと言っていたあなたが、築港地域に変えた途端、また3万平方メートルと言い始めた。おかしいではないかというふうに何度聞いても3万平方メートルと言う。ところが、2月の市立病院調査特別委員会では1万9,000平方メートルでいいのだと。JRから買いますと。こういう話を用地取得に関連して考えてみれば、そういったことも含めて、これは用地候補を絞っていく過程から、築港地域に決めていこうとしている過程から、議会との関係から見て極めて適切ではない、そういうふうに思わざるを得ないのですが、いかがでしょうか。医師確保の問題ですが、一言だけ。研修医がそろそろ後期で戻ってきてからといったのでは遅いと言っているのですが、そうは言っていないです。全国自治体病院協議会、こういったところでは、もう深刻だと。全国の自治体病院で医師が確保できない、不足しているという病院が半数近く悲鳴を上げている。これはどうするかといったら、全国規模の医師確保システム、つまり国の責任、都道府県を入れたそうした大きなシステムを確立しない限り、一病院や、あるいは小樽病院みたいなように新築すれば何とかなるなんていうものではないということを既に言っている、いかがですか。障害者自立支援法です。独自軽減を考えてくれませんかというふうにお尋ねをしました。あなたは答弁で、利用料負担は障害者が求められる。結果、市の持ち出し分が減るのではないかと。ちょっとここ早口だったのですが、危うく聞き漏らしそうになったのですが、浮く金は何ぼだという意味合いのことを尋ねたことに対してお答えになったのは2億円ですね。私は、これを原資にして、大変な状況になる人たちに、何とかほかの自治体でやっているような軽減策、小樽市独自のことをできないかということをお尋ねした。そうすると、できないとおっしゃる。国が軽減策をあれこれやっている。2万5,000円手元に残るようになるのだからと。2万5,000円で暮らせと言ったのですよ、あなたは。そういうことでよろしいか。けれども、実態としては、そんなことでは暮らしていけないのです。私、市内の通所関係の施設で聞き取りをしてみました。まだ、そんなに小樽市の場合は深刻になっていないようです。施設の実態もほかの市やなんかとちょっと違いますから、それでも紹介しておきます。ある施設です。通所者が60人いますが、20歳以上の園生が今は個人負担ゼロだというのです。御答弁の中にあったように、居宅サービス、ですから通所なんかはそうだと思うのですが、今の支援費制度の下では有料負担5.8パーセント、つまり95パーセントが無料なのです。この施設では、60人いて20歳以上の園生で個人負担はゼロだそうです。制度改正で最低1万2,600円、利用料をもらわなければいけないということになる。法人減免は該当しないかもしれないと。そうなったら、2万1,000円、利用者から、障害者からもらわなければいけないと。ちょっと心配しているとおっしゃっている。次、別の施設、防衛策として、世帯分離を一生懸命進めているとおっしゃっている。これも利用料とのかかわりでしょう。それから、別の施設、通所者が22人いるけれども、そのうち5人が法人減免の対象になっている。だから、1万2,600円だろうと。それは負担はこうやって増えるのだけれども、自分のところは工賃がほかから比べて高いから、ゼロになるというか、持ち出しになるとか、そんなことにならないから、これで利用をやめるという人が出るか出ないか、それはやってみなければわからないとおっしゃっていました。ここは市内でも比較的いい方の通所です。それからもう一つ。今でも生保受給者が5人いると。制度の正確な理解がされているかどうかは別ですけれども、ぎりぎりでやっている人たちは、新しい制度になったら、全部生保を受給しないとやっていけないのではないだろうかと心配していた。これが市内の実態です。そういう状況をきちんと把握されているのでしょうか。実際は3名の体制で、福祉司を入れて4名の体制で、個別のケースの把握なんてできる状況にないのです、現場は。小樽市の場合、毎日9時、10時まで残業しても全然追いつかないのです。こういったことを真剣に、4月1日には物理的に間に合わないでしょうから、4月1日が難しいのであれば、10月1日からでも、そういった方向性を示していただきたい。これが支援費の関係です。アスベストの問題です。御答弁でも言っていました。設計図書検査で塗料だから安心だと言ったと。ほかにはないのだと。ほかにはないのだということは、改めて再点検したのですね。再点検をしなければいけないのではないかと思うのですが、そういう意味合いのことを聞いたのです。アスベストペイントと書いてあるから、それで安心したというのですが、実はここは違ったわけです。そういったことを再点検、そういう意味合いを含めて見逃しがないかどうか、再点検はやはり必要だということを私は求めたのです。それから、新法の関係ですが、いよいよ始まります。概要、かなり詳しく、概要と言いつつ詳しく説明してくれました。3月20日から申請スタートだと私は理解していたのですが、先ほどの話だと3月末というふうに言っておりましたけれども、その辺は整理しなければいけないと思いますけれども、直接的には保健所がこれに組み込まれていくわけです。実際には、もう既に申請が始まろうとしているのに、国の具体的な内容が何もまだ示されていないというのが実態なのです。だから、困るのです。そして、これは給付金絡みですから、税であれ何であれお金が絡むと、こういう制度は必ず申請主義なのです。申請があった月まではさかのぼるのだけれども、つまり申請した月以降なのです。ですから、こういう情報をどうやって知らせるかということと、きちんとケアをしていくというか、フォローしていくということが必要だと思うのです。小樽市内では既に皆さんも御承知のような実際には中皮しゅの患者だっているわけだから、保健所だって承知しているわけだから、ただ待っているというわけにはいかない。第3回定例会で保健所長が答弁しました。相談に見えたらきちんと調査する予定でいると言っている。相談に見えたらではなくて、状況がわかっているのだから、打って出ようということを私は言いたいのです。ぜひそういう考え方に立っていただきたいと思いますが、御答弁をいただきたいと思います。もう一つ、新法の問題で言えば、拠出金を地方自治体も求められるというのはとんでもない話だと私は思います。もともとこの問題がなぜ起きたかというのは、やはり危険だということを承知しながら、それを容認してきた国、その下で大量にアスベスト建材等を製造し続けてきて、利益を上げてきた関連企業、ここがきちんと拠出金を出して対応すべきです。地方六団体等では、この問題、国の姿勢に対してどういう意見・方向を持っているのか、教えてください。議員定数の問題です。詳しくは、議員定数に関する特別委員会が2日間も設定されますから、私は基本の柱とも思えるところをぜひと思って今回は聞きました。それで、実は大変重大な問題、民主主義との関係で言えば、重大な問題を答弁でいただいているというふうに考えています。詳しく時間をかけてはここではやれませんが、議案第43号の提案者は、いわゆる議員定数条項の運用に当たって私は聞いたのですが、旧法であれ新法であれ、やはり考え方としては基本的には同じだというふうに理解されているというふうにおっしゃられた。ところが、議案第44号の答弁は、実にやはり地方自治法の第91条というのは一体どこに行ったのかというふうに思いたくなるほど、見事に第91条が全否定の答弁になっているわけです。私は、そのことを問題にしたのです。人口比だと、市民の声だというふうな基準でいくと、第91条というのは上限だ下限だの問題ではなくなるのでしょう。5,000人なんていうのは第91条のどこで示していますか。だから、第91条というのは、やはり議会をつくる上での一つの規模を示している明解な基準なのです。これを全部否定してしまうがごとき、しかも財政問題を聞けばお答えにならないと、こういうことでは大変残念だというふうに思います。一致する点は、32名であれ、仮に28名になったとしても、この議会を構成する議員の数というのは、市民の側にある数です。ですから、市民が例えば28名にしなさいと言ったら、それは決めることは可能ですよ、28名にしなさいという議員を議会に送り出せばいいのですから。民主主義、間接民主主義の中ではそういう手続を踏む、これも民主主義として大事なことなのです。けれども、私たちは、その32名というのがやはり市民の側にとって大事な規模だと思っているから譲れないのです。だから、例えばどうですか。4名、人口基準だと言うからあなた方は答えないと思うけれども、皆さんと一緒に議会費について何とか頑張ろうではないかという議論経過がありましたよね。既に2,200万円弱の効果を上げています。調べてみましたら、17年度にこれだけの効果額を上げている自治体はほかにありません。ささやかにいろいろやっているところは数か所ありますが、飛び抜けて小樽市の議会が、すぐれて小樽市の議会が他の議会に先べんをつけるように議会費についてみずから検討した。例えば32名の規模は譲れないけれども、そういう議論がまだまだ先にやれるのではないですか。そういうことだって、やはり考えていかなければいけないと思うのです。ですから、こういった点については、改めて特別委員会の中でしっかりとお尋ねもするし、議論もしていきたいというふうに考えています。一つだけ質問は、第91条との関係ですが、新法の第90条と第91条の違い、そこで定めている数の違いです。第90条は都道府県の議員定数を決めていますけれども、いろいろあったけれども、従来の定数を結局そのまま、いわゆる上限数というふうに置きかえたのが第90条です。第91条は人口区分を大くくりにするということと、実態的には議員定数が当時の法定定数より下がっているという状況も加味をして、それを含んだ上で定めた人口大くくりの数、これがいわゆる上限数、超えない範囲でと条文では言っていますから、これをわかりやすく言えば上限数だというふうにどなたかが解釈したのでしょう。同じ意味です。そういうふうにして示したのです。これは明解な基準ですから、ここのところをしっかり議論しながら、なぜそういうふうに決まって、この規模は何なのかということを考えなければいけない。私たちは、この上限数というのは、都道府県の議会の上限数と言われている数とは違って、都道府県、市町村の議会の規模を決める上で、整合性のある数として出てきている数だというふうに理解しています。こういった点については皆さんどういうふうに思うか。この点だけは今日聞いておきたいと思います。
再質問 21番 古沢勝則
議案第44号と第43号、最後のところだけ両方に。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
再質問にお答えしますけれども、私自身が答えた以外のものは担当の方から答えさせます。初めに、経済の認識の問題ですけれども、これは見方の違いといいますか、国も含めて日銀も含めて日本の経済は回復基調にあるということははっきりしていますから。それから、個人消費につきましても、完全によくなったとは言っていませんで、回復の気配が見られるというふうに言っていますから、全部が全部すべてよくなったというふうには思っていませんし、おまけに、北海道、特に小樽については、先ほど申し上げましたとおり、大変厳しい状況は続いているとそういうふうに思っていますし、日銀の生活意識調査では、前年と比べて景気がどう変わったかと。よくなっているというのは、昨年が11.8だったのです。今年は19.2に増えていますから、そういう意味からいって緩やかに回復しているのだろうというふうには思っています。ただ、北海道、小樽の状況については、なかなか厳しいということは言えると思います。それから、病院の候補地の問題で議会の方で議論されているかというのは、まさに今議論している最中でないかと思いますけれども、そういうふうに私は思っています。決定しているわけではございませんから、そういう部分で今議論していると。それから、まちなか計画と今の病院の関係ですけれども、要するに基本構想で3万平方メートルというふうにありましたけれども、病院を建てるにしては2万平方メートルから3万平方メートル必要ですから、この土地がどこに求められるかということが、まず一番問題なのです。我々としては、できるだけ現病院に近いところがいいだろうというふうに思ってずっと進めてきましたし、そういう期待感を持ってきましたけれども、適正配置計画でああいうことになったわけですから、それでやむを得ず築港というふうになったわけです。土地の評価の問題、評価表の話もありましたけれども、三つも四つもあれば評価は当然していきますけれども、もう考えられるのは二つしかないわけですから、これは一つだめならもう一つというのは、当然そういうふうになるだろうと、流れとしてはそうなるだろうというふうに思っています。評価点の話は今申し上げたとおりです。それから、医師確保の問題ですけれども、新病院ができれば医師を確保できるのかという、担保の問題ですけれども、我々も何回か北大なり医大なり、いろいろ医者の確保の問題についてお願いに行きました。言われるのは、小樽市はいつになったら病院ができるのですかと。我々も期待していましたと。しかし、10年ぐらいたってもまだできる話ではないと。そういうことであればなかなか医師の派遣は難しいという、実際にそういう話を聞いてきていますから。それで、先般も市立病院調査特別委員会で小樽病院事務局長から申し上げましたとおり、周産期の問題、産科、小児科の問題、こういう問題で将来的に病院をつくる場合に、大学の方から医者が派遣されるかどうかと、こういう問題についてもお話をしてきておりますから、そういうこれからいろいろな状況が変わりますから、これは確保については現病院でも今確保が大変ですから、これからも確保については努力していく。そしてまた、病院がいざ建設となった場合には、改めてまた大学の方にもお願いしていくと、こういうことになるのだろうというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 山田厚(総務部長は2007年2月まで)
病院の築港議論で、プロジェクトでいろいろ議論をして先般の委員会で報告した関係もありますので、私の方から関係する部分について答弁させていただきます。まず、今、市長が答弁申し上げたように、この間の委員会でもお話ししたように、市長からいわゆる委嘱を受けてといいますか、指示を受けて委員会で議論をし、一定の結論を出して市長に報告した内容が先般の市立病院調査特別委員会の中で言った内容ですから、それがいい悪いについては、私どもとしては、これから財政問題の一定の整理をつけるというのが着工の前提ですから、そういった意味では場所の議論としては築港でどうだということについて市長から指示を受け、内部で検討したと。単純に場所の問題よりも、残された、先ほど古沢議員がおっしゃったように、街区的には1万8,000平方メートルと1万9,000平方メートルに分かれて二つ街区があるのですけれども、問題は、その国なり道の方に地区計画なり港湾計画の一部変更をするに当たっても、病院を建てる街区だけを特定して、そこだけ変えますということにならないわけで、ですから今言う1万8,000平方メートルと1万9,000平方メートルトータルの3万7,000平方メートル何がしかの土地全体を、どのようにこれから土地利用をしていくのかという、こういう整理をして、その中のどの部分を病院建設の用地に充てるかという、こういう手順で整理しなければならないと。したがいまして、あくまでも病院の議論をした、築港の議論をする中では、対象としては、私は古沢議員には言ったような気がするのですけれども、街区4も街区5も含めた3万8,000平方メートル全体の中で病院というものがどの位置にあるか、残った土地をどのような土地利用にすべきか、そういうことを含めてこのプロジェクトでは議論をするというふうにお話ししたというふうに思っています。ただ、形状の問題は隣で区画整理の換地の仕方がかぎ型で公社の土地がなっていますから、隣接地の土地所有者との関係で、その土地の使い方も含めて、そういった協議はしていかなければならないという考え方を持っていましたので、そのようなお答えをしたかと思います。それで、そういう意味では、これから今言う都市計画の一部変更の将来の残った土地の利用をどうするかについても、まだお示ししておりませんので、そういうことも含めてこれから私どもとしては議会にお示しをし、議論をしていただきたいというふうに考えているところでございます。したがいまして、今、申し上げた街区4、街区5については、4だったものが5に飛んだというのは、全く私どもは4に固定したことはございませんので、そういうことで御理解いただきたいし、4がだめな理由はだめなりに私どもとしてはプロジェクトとしては整理しておりますので、そういった立場でまた改めて見解は述べたいというふうに思います。それから、3万8,000平方メートルの公社の土地の件については、これは買い戻しするについては起債の対象にはなるのですけれども、要は、問題はその街区4を起債で買えないから5に行ったという議論でありませんので、その土地の買戻しの関係は今回の選定の中では考えておりません。したがって、その3万5,000平方メートルとか3万平方メートルとか、最終的に2万平方メートルとかというのは、そういう意味でのいろいろな議論経過の中で、庁内で議論して最終的に整理をした見解を述べているところですので、当然構想では1万5,000平方メートルの建物敷地プラス2万平方メートルの駐車場ということですから、あそこにはそのままやるとすれば、築港のところには十分それは1万5,000平方メートルの敷地、街区1は1万9,000平方メートルで隣の街区1万8,000平方メートルですから、一つの街区に病院を建て、もう一つの街区に駐車場という、それを全部土地の取得をしてやっていくという、このことはいろいろ御指摘をいただいている土地取得をしながら建てるということについても、限られた財源の中でやるとすれば、どれだけのことができるかというのは、内部で検討すべきことだし、そういう立場で検討し、約2万平方メートルで足りるだろうというふうに判断をしたという結果でございますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 山岸康治(福祉部長は2006年3月まで)
私の方から障害者自立支援法の関係についてお答えをさせていただきたいと思います。市の持ち出しといいましょうか、一般財源部分で2億円という話をさせていただいていますが、これは当初予算同士の比で一般財源の2億円の差を出しているわけでございますが、御存じのとおり、まだ制度が固まっていない部分が非常に多うございます。そういう中で、利用者負担もあるわけですが、大きなのは、知的障害施設関係では、従来、国2分の1、それから市2分の1だったものが道の4分の1、市に4分の1という形で道費が入ってくる、これが結構大きな金額になっているわけでございます。ただ、一方で児童施設関係が、これからでございますけれども、今度市の負担が伴ってくると、こういう状況になります。そういうこともございまして、非常にいろいろな動く要素が大変多うございますので、そういうふうに御理解をいただきたいと思います。それから、負担における通所の施設でございますけれども、市内に5か所の通所施設がございまして、私どもも施設側とお話をさせていただいてございます。そういう中で、法人側の方でお話ししていただいているのは、やはり議員がおっしゃるように、大変世帯分離をして、そして負担軽減を図るという形で進んでおります。そういう意味で、世帯分離をすることによって負担軽減を今図っているわけでございます。そういう中で、法人減免といいましょうか、社会福祉法人減免制度、こういうもののその負担の今、通所ですと上限額1万5,000円を法人負担減免で2分の1にすると、こういう制度を法人側がとった場合に、大変法人側の負担が出てまいりますので、そこの部分の心配と、それから今後、10月から予定される施設のどうあるべきかという非常に複雑な制度になっていますので、そこら辺の考え方がこれから5年の経過措置の中でやっていかないとならない。それから、報酬関係が最近出てまいりました。見えていなかった部分もあるものですから、そこが法人側として非常に心配していた部分でなかろうかというふうに思っています。そういう意味で、その法人減免を適用するかどうか、そこの部分が今法人側といろいろお話をさせていただいている段階で、そこのところがまだ法人側で決めかねているという部分がございました。そこについては、今、報酬も見えてきた段階の中で、また法人側と十分話しながらこの軽減策をとっていきたいというふうに思っていますし、法人側ともまた十分これから協議をしていきたいというふうに考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 外岡立人(保健所長は2008年6月まで)
石綿による健康被害の救済に関する法律案、「石綿健康被害救済法」と言われていますけれども、このことに関しての御質問なのですけれども、何かもう急速につくられている過程で、我々保健所も今日段階で国にかなり問い合わせています。では、どういった内容だ、保健所がどういうことをやるか。しかし、出てくる人間はほとんどまだばたばたしている感じで全然わかっていないのです。たぶん私は、この数日ないし1週間ぐらいしたらはっきりしてくるのかと考えています。議員がおっしゃるように、では、保健所はきちんとやっているのか、打って出ているのか。それは確かに議員のおっしゃる意味はわかります。でも、この法律の中で規定されるであろう保健所の役割は、たぶん事務書類の手続だろうと。では、それで十分かと言えば、そうではないと思うのです。ただ、議員が第3回定例会で私が答えたことについて不満だということをおっしゃったのですけれども、保健所としては窓口に見えた方には誠心誠意対応しようと思っています。でも、窓口に見えていない方に関してはちょっと難しいです。そういった意味では、今後も窓口に相談に見えた方には誠心誠意対応しようと思っています。あともう一つ、そのほか何か質問がありましたが、ちょっとその辺も国に聞いていますけれども、まだはっきりしていない部分があって、今日段階ここでは単なる推論の答えにしかならないので、もうしばらくお待ちいただけたらと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 嶋田和男(建設部長は2009年3月まで)
古沢議員の再質問にお答えします。アスベストの問題で再調査すべきということにお答えします。昨年、調査を実施した経過について話をいたしますと、該当する建物のまず図面で有無を確認し、かつ該当する施設の現地に入りまして、建築職員による調査又は一部施設管理者に協力をいただいて、情報をいただいて現地調査をするという形の中で実施をしてございます。そういった中で、稲穂改良住宅については特殊ということがあって、建築職員も見たのだけれども、あまりにも調査対象とするものよりも異質な状況ということで、そうでないという判断をしてしまったということでございますが、その後、数字、図面等でチェックして安全確認してございますので、再度の調査は必要ないものかというふうに考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
答弁漏れがありまして、拠出金の関係、これは地方六団体といいますか、全国市長会でもまだテーブルに上がっていないような気がしたので、機会がありましたら、またお話ししていきたいというふうに思います。
質問 12番 前田清貴
第90条と第91条の違いは何かというふうに聞かれたのかなと受け取ったのですが、それでよろしいですか。
再質問 21番 古沢勝則
それより、要するに、第91条で言っていた数字は、整合性のある数字なのだというふうに受け止めるべきだというふうに思っているのだけれども、いかがかと。
質問 12番 前田清貴
それがどうかと、わかりました。こちらで、第91条で新しく新法で定められてる数字ですから、これを当然遵守しなければならないというのは、もっともなお話だと思います。
質問 32番 佐藤利幸
まず、第90条の方は都道府県の定数条例でございますから、私どもが答えるものではありません。第91条に関しましては、市町村ということで、従来共産党が議案に対して旧法と新法の関係、これが議論の中心になっているところですけれども、私たちとしてはやはり新法が出たら新法を遵守してやろうと。旧法は旧法であろうと。私は、消費税が3パーセントの時代もあったし、今、5パーセントになっていますから、それが間をとって4パーセントと、こういうことにはならないだろうという意味では、私どもは民衆の、大衆の、また、市民の意思によって市議会議員がみずから自分の定数を決めることができると、下限はないと、こういうようにとらえております。(「議長、21番」と呼ぶ者あり)
再質問 21番 古沢勝則
わかりました。支援法の関係で、小樽市の場合、お伺いしましたら、体制上の問題もあってなかなか大変だなというふうに私も理解はしているのですが、方向性の問題として、ちゃんとした、4月1日からですから、今、大変な時期なのですが、移行して、しゃにむりと言ったらおかしいですね、とにかく頑張って移行させていかなければいけないわけです。そして、おっしゃられているように新たなしくみもつくっていかなければいけないのだと思うのです。そのためにもお金もかかってくるということはわからないわけではないのですが、しかし、そうは言っても2億円ですよ、2億円。ですから、その中のそれを原資としてと、全部使えとは言っていませんよ。それを原資としてきちんと状況が見えるようになったら、少なくともそういう方向性を持って検討してみたいとか、そういう姿勢さえないということですか。これはきちんと言ってください。これは政治姿勢にかかわることだから、市長にお答えいただいた方がいいか。だから、ぜひやっていただきたいのだけれども、それは聞く耳持たないということかということはどうしても聞いておきたいです。それから、保健所長、私はあえて申請主義なのですと、新法の救済制度は。だから、申請主義というのは、それは言ってこない者が悪いというのが役所の論理ですよ。何でもそうなのです。けれども、救済制度なのですから、申請主義、受けではやはりぐあいが悪いから、情報の提供や、そして地域からそういう声が届いたら、出向いていってでも様子を聞いてくるとか、手伝いをするとかということをしていかないと、救済制度そのものの趣旨が生かされないのではないかと。それを保健所に求めようとすることについては、また別の意見、私はあります。あるのですが、しかし、そうした被害者との関係で言えば、直接的に窓口になるのは、少なくとも市町村単位で言えば保健所しかないのです。札幌まで行けということにならないですから、環境事務所。だから、そんなところにはならないので、保健所に頑張ってもらうしかないと思っております。これはどうしても、あえてもう一度お伺いしたいと思います。この二つにしました。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
障害者自立支援法の関係で減免制度という話ですけれども、先ほどお答えしたように、現時点では非常に難しいと。共産党の御意見は伺っておきます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 外岡立人(保健所長は2008年6月まで)
この新法に関しては私もよくわかりませんし、まだ国でも正確に言ってきていません。それに対して保健所がどういうふうに対応するかということは、確かに非常に重要だと私は思います。打って出て切り死にする場合もありますので、この新法、明確になった上で、さらにアスベストの問題は非常に重要なのはわかっていますから、どういうふうに対応していくかというのは検討させてください。今、言えるのはこれだけです。