小樽市議会 平成17年第4回定例会 2005年12月13日
(1)新総合博物館構想について/(2)新市立病院の展望/(3)庁内政策研究チームの必要性について/(4)マンションの建築確認審査について
2005年12月13日、小樽市議会の一般質問で、山口保議員が「新総合博物館構想について」「新市立病院の展望」「庁内政策研究チームの必要性について」「マンションの建築確認審査について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 山口保 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 山口保
一般質問をさせていただきます。私は、さきの第3回定例会の代表質問でも、また、予算特別委員会の質疑の場におきましても、小樽市交通記念館の再生を中核とした旧国鉄手宮線北運河地区の新たな交流観光拠点の必要性について議論をさせていただきました。この件に関しましては、本市再生の展望にかかわる最重要課題との認識から、市議当選以来、再三にわたり議論をさせていただいております。さきの第3回定例会では、私の「旧国鉄手宮線、交通記念館、北運河かいわい再生の基礎的プランの作成に取りかかるべき」との質問に対して、市長は「この地域の活性化に向けたビジョンづくりを進めるために、庁内関係部局が連携し、市民やまちづくり団体などとの協働による策定に取り組んでまいりたい」との答弁をされております。私は、これから本格的な官民協働の議論が始められるものと、関係団体やこの件に関心を持たれている市民の皆さんと期待を持ったところであります。しかし、第3回定例会が終わってまもなく、10月29日の北海道新聞に交通記念館を解散、直営化し、市博物館や市青少年科学技術館と統合して、新総合博物館に転換する方針を固めたとありました。また、今定例会に何らかの報告をし、来年度予算にも反映させたいとの市教委の発言も報じられておりました。私もこの件に関しては、市教委を中心に庁内で議論されていることは承知しておりましたので、第3回定例会の予算特別委員会でも市教委に対して、交通記念館、旧国鉄手宮線、北運河再生の基礎的プランづくりを所管する建設部との連携調整をお願いしておいた次第であります。これらに対して、教育部長は連携調整をして行う旨、答弁をしております。私は、こうした議会での議論を無視した市教委の進め方に、大きな失望と疑念を感じざるを得ないのであります。この件に関して、まず教育長の御所見をお伺いしておきます。先般、私は、経済常任委員会の視察で、広島県呉市に今春オープンしました「大和ミュージアム」に行かせていただきました。戦艦「大和」の10分の1復元模型や人間魚雷「回天」、「零戦」などが展示され、旧日本海軍の歴史が延々と続く戦艦や駆逐艦、巡洋艦の模型や解説で理解されるよう工夫されておりました。開館以来177日で有料入館者、これ500円でありますけれども、100万人を突破し、年間170万人の入込みを見込むとのことでありました。私はあまり軍事史には興味がありませんので30分ほどで退出をしましたが、バスツアーや団体の入館者が多く、何度も来ているという年配の方のお話もお聞きしてまいりました。私は、この博物館の運営が市職員18名、委託・派遣など20名などで、年間事業費4億3,000万円、総事業費65億円のうち市の負担分が27億円と本市では考えられないような計画に、他市のこととはいえ、少し先行きを心配いたした次第です。それにしても、大和の知名度が高いとはいえ、入館者の多さには驚かされた次第であります。私は、平成9年、旧北海道鉄道記念館が小樽交通記念館に改められ、かつての国指定重要文化財旧手宮機関庫を中心にした施設から、新たな館をつくり、機関庫から「しづか号」を切り離し、本市の歴史とは無縁の自動車などの展示、中途半端な複合展示施設に転換したことが、今日の入館者6万人を切るような不振の原因の一つの遠因であったのではないかと考えてきました。この間、小樽市の観光客の入込み数は、平成9年には600万人を超え、平成10年665万人、平成11年、これはマイカルのオープンもありましたけれども、972万人、平成12年859万人、平成13年893万人、平成14年847万人、平成15年800万人、昨年754万人と推移してまいりました。交通記念館オープン初年度の入館者20万5,000人は、本市観光客入込み数、これはこの当時600万人ですから3パーセント、昨年の入館者は5万9,000人ですから、全体の0.7パーセントにすぎません。当初から、いかに支持をされない施設であったかを物語っているのではないでしょうか。手宮鉄道施設は、旧幌内鉄道、手宮線とあわせて、日本の鉄道史の中でも現存する第1級の施設であります。国が重要文化財として指定する理由がここにあるわけであります。私は、かつて交通記念館基本計画策定時、全国の多くの鉄道ファンや広範な市民の議論の中で、多くのアイデアやニーズを取り込み、計画されていたならば、このような事態にはならなかったのではないかと考えております。また、交通記念館再生の議論は、旧国鉄手宮線、北運河、手宮地区再生と一体の議論でなければならないと考えてまいりました。私は曲がり角に差しかかっていると言われる運河南端、堺町周辺に集中した小樽観光を北に広げる切り札として、旧手宮鉄道施設を旧手宮線、かつての運河の面影を残す北運河、これを一体としていかに新たな交流観光の拠点に変ぼうさせることができるかに、小樽観光の将来がかかっていると、これまで機会があるごとに申し上げてまいりました。このように、重要な政策決定を庁内の一部の議論で決められるようなこういうことに、常々市長がおっしゃっておられるように、市民と協働のまちづくりの重要性を言われる市長は、同意をされているのか、お尋ねをしておきます。蛇足ですが、科学館にありますプラネタリウムなどは、交通記念館ではなく、例えばベイシティにこそふさわしいのではないかと考えております。また、市青少年科学館の土地の売却を考えられるなら、私はこれは整理・縮小という意味ではありませんが、花園の市青少年女性室を本庁か分庁舎に統合するなど、まず先に考えられるべきと考えます。次に、新市立病院についてお尋ねをいたします。さきの第3回定例会でも少しお尋ねをしておりますが、場所の選定の議論はさておき、やはり期待される病院の姿とは何かという議論があまりなされていないのではないかという感じがしております。先月の11月13日から17日にわたり、朝日新聞で「医師不足を超えて」と題して、全国各地の病院の現場の課題や改革の取組の事例が取り上げられておりました。その中でも、大分県中津市の中津市民病院の取組は、10月11日のNHK「クローズアップ現代」でも取り上げられ、今、自治体病院の関係者の視察が相次いでいるほど注目をされているとお聞きしております。この中津市民病院は、全国の自治体病院の8割が赤字を抱える中、年間2億円の黒字化に成功しております。中津市は人口8万6,000人、平成12年、赤字の国立病院を引き継ぎ、病床数250の地域中核病院としてスタートをしております。開院に先立ち、病院経営評価委員会を医師会2名、学識経験者、これは九州大学の教授と弁護士各1名、この2名、市民委員4名、行政から1名と、病院側からまた2名の計11名で立ち上げ、延べ1年間をかけて、患者・市民に対して過去1年間どこの病院のどの診療科目に何度かかったかなどアンケート調査を実施するなど、患者ニーズを徹底的に調査・分析し、その結果、市内で充足されている脳神経外科、整形外科、眼科を廃止、地域の民間病院に任せて、ニーズの高い内科、外科では逆に高度医療設備を新たに投入して機能を強化、また、小児科は医師3名から7名に強化し、新生児集中治療室を増設したそうであります。地域全体で一つの総合病院をつくるという考え方で、民間病院や開業医との間で診療連携室を設け、患者カルテの共有や廃止した診療科目の開業医が市民病院でみずからの患者の手術を市民病院の麻酔科や放射線医の協力の下に行い、手術を終えた患者は元の自分の住んでいるかかりつけ医の元に戻り入院するなど、おのおのの病院の垣根を越えて、地域全体で患者を診るというような地域完結型医療という、新しい地域連携医療のシステムを築き上げることに成功しているようであります。国立病院時の他の医療機関からの診療患者紹介率は22パーセントだったのに対して、昨年は47パーセントだそうであります。また、開院に先立ち、立ち上げられた病院経営評価委員会は、開院後も継続され、病院の健全経営に参画をされているそうであります。本市の状況とは多少異なったところもありますが、学ぶべき多くの事例がここにあるのではないでしょうか。本市、新市立病院開設までには、まだ十分な時間が許されているはずであります。ほかにも、先進的な事例もあると聞いております。十分に論議を尽くされ、先般出された新市立病院基本構想の見直し結果に満足をせず、市民に信頼される新病院設立に向け議論を重ねていただきますよう、切にお願いを申し上げておくものであります。この件に関し市長の御所見をお伺いいたします。次に、庁内政策研究チームの必要性について議論をさせていただきたいと思います。私は、これまで本市の中・長期の展望にかかわるさまざまな提案をさせていただいてきたつもりであります。関係部局の皆さんとはもちろん議論もさせていただき、その上で質問をさせていただきました。私は、庁内の各部局で中・長期の政策が検討されていることに少し無理があるのではないかと、このごろ感じております。他都市に倣って同様の施策をするというような事案はともかく、他都市はともかく全く新たな試みが必要な政策に取り組むというような場合には、どうもこれは機能しないのではないかと感じているわけであります。そしてまた、新たな知恵なしに、この苦難に直面している本市の打開策は、展望できないのではないでしょうか。私は、市長がこれは少し大胆な発想でやる必要があると思われるような事案については、市長の下で部局の枠を越えて庁内に人材を求められ、プロジェクトチームをつくり、議論・研究されるなど、必要な時期に来ているのではないかと思います。ハンドリングは企画政策室が行い、部長会議で精査、市長が決定というもう一つのシステムであります。もちろん、各部局とも人員削減で仕事量が増え、大変忙しい思いをされていることは承知をしております。チームのメンバーは両方の仕事をこなすことになるわけですから、例えば自宅に仕事を持ち帰られるというようなこともあるかと思います。それでも、意欲を持って手を挙げる、そういう有為の人材が庁内には必ずいらっしゃることと信じております。私は、さきに述べさせていただきました交通記念館の事案も、市教委に立案をゆだねることに無理があったのではないかと感じております。財政硬直化に直面している今こそ、こうした試みが必要ではないでしょうか。市長の御所見をお伺いいたします。最後に、昨今マスコミ等で連日のように報道され、今国会でも参考人質疑など、国民的関心事ともなっている耐震偽装のマンション問題についてお尋ねしたいと思います。建築確認申請が自治体だけではなく、民間検査機関でも行われるようになった1999年以降、民間の検査機関、東日本評価センターは、コンピュータを用いた構造計算書の審査の9割で国土交通省の手続を守っていなかったとの報道がありました。東日本評価センターなどは、この間あまり話題に上らなかった会社であります。多くの問題を抱えたマンションの審査をしたイーホームズや日本ERIなどには、国民から厳しい目が向けられております。本市の最近のマンションの多くは、日本ERIが確認審査をしているとお聞きしております。どのような審査がなされたのか、審査は適正に行われたのか、精査する必要があるのではないかと考えます。本市としての対応はどうなされるおつもりなのか、お尋ねをしまして、私の質問を終わります。再質問は留保いたします。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
山口議員の御質問にお答えいたします。まず初めに、新市立病院の問題でありますけれども、御質問にありました中津市民病院の改革の事例などについては承知しておりますし、学ぶべきことも多いものと考えております。新市立病院のあり方につきましては、まず新市立病院新築検討懇話会の提言を受けまして、さらに、両市立病院の医師による新市立病院構想検討会議での検討を重ね、整備方針を策定いたしました。次に、その方針を基礎としまして、専門の医業コンサルタントのノウハウを導入し、診療圏分析などの実態調査や経営分析、市民アンケート調査などを実施して、新市立病院基本構想を策定し、その後さらなる見直しも行ってきたところであります。基本構想におきましては、新市立病院は、紹介患者を中心とした地域支援病院の要件を目指すべき指標としておりますし、地域完結型医療の実現のため、地域医療連携の中心的な役割を果たすことを基本的な姿勢としております。また、今回の見直しにおきましても、市内の他の医療機関での対応が難しい脳神経外科病床の配分を増やすなど、病床配分を見直したほか、救急医療につきましても機能分担を図ることといたしました。機能分担による限られた地域医療資源の効率的な活用は、今後ますます重要となってきますが、地域医療連携の確立の上に初めて成り立つものでありますので、今後、できるだけ早い時期に医療連携室を立ち上げ、他の医療機関などと情報を共有し、医療情報のネットワーク化を図るなど、連携を推進していくことがぜひとも必要であります。また、連携が進むことにより、さらに機能分担が可能になり、新病院のあり方も変わってきますし、健全な経営にもつながってくるものと考えております。いずれにいたしましても、開院までにさらに詰めていかなければならない問題もありますし、また、医療を取り巻く状況の変化も予想されますので、必要に応じ、関係機関などとの協議も行いながら、地域医療連携の中において、新市立病院として担うべき役割をしっかり果たす病院の開設を目指してまいりたいと考えております。次に、庁内政策研究チームの必要性の問題でありますけれども、市の政策にかかわる重要事項や新規事業、複数部にまたがる事案については、プロジェクトチームを設置し、課題の整理や方針を検討してきております。最近では、議会でも論議をいただいております人口対策について6部の担当者で構成する人口対策会議を設置し、職員からの提言も含め検討を開始いたしました。また、重要施策の企画・立案などは、企画政策会議や関係部長会議を開催し、方針決定を行っているところであります。いずれの会議も基本的には企画政策室を事務局としており、調整機能は果たされているものと考えております。次に、日本ERI株式会社の建築確認の審査でありますけれども、民間の指定確認検査機関として小樽市内では平成14年より現在までに4階建て以上のマンションについて合計8件の建築確認をしております。適正な審査が行われているかどうかにつきましては、国土交通省では国が指定した日本ERI株式会社を含む民間の48の指定確認検査機関に対し、建築構造計算の審査方法体制などについての緊急アンケート調査を行ったところでありますが、有効な調査結果が得られないことから、さらに、年内に立入検査を実施すると聞いております。また、構造計算の精査に対する本市の対応につきましては、今後、国土交通省及び北海道の指示を受けまして対応してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
山口議員の御質問にお答えいたします。まず、新しい博物館を構想するに至った経緯についてでありますが、年々交通記念館の経営が厳しい状況にあったことから、株式会社小樽交通記念館としましては、その打開策を見いだすべく、平成15年度に経営改革検討会議を設け、さまざまな角度から話合いをしてまいりました。この会議の中で、小樽市に対して抜本的な改善策を求める意見もありましたことから、教育委員会といたしましては、これらの状況を踏まえ、老朽化や広さなどの課題を持つ、青少年科学技術館や博物館との統合による交通記念館のさらなる有効活用や、これからの社会教育施設のあり方などについて検討してまいりました。検討に当たりましては、教育委員会はもとより、市長を交えた関係部長会議や関係課長職から成るワーキンググループ会議など、全庁的に連携・調整を図りながら進め、さらには関連施設の運営に携わっている博物館協議会や青少年科学技術館運営協議会、そして社会教育委員会議などの意見も参考にしながら、基本計画案を策定してきたところでございます。新たな施設では、北海道鉄道発祥の地にふさわしい建物として、展示する資料に歴史的な要素と科学的な要素を持たせ、入館者に体験してもらう博物館を目指し、観光的活用や周辺施設との連携も図りながら、北運河周辺地区の活性化も視野に入れた展開を図っていきたいと考えております。今後は、この基本計画案について議会はもとより、市民やまちづくり団体などの御意見もお聞きしながら、小樽市が一体となって計画実施に向け努力してまいりたいと考えております。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
質問 17番 山口保
教育長にお尋ねをいたします。今の答弁ですと、私が先ほど質問をいたしました北海道新聞の記事なのですけれども、進め方について、これは市の主幹がおっしゃっていたことが書かれておりましたけれども、今定例会に一定の報告をして、来年の第1回定例会で予算措置を予定しているというふうにおっしゃっていましたけれども、そういう段取りでは進めないということになりますけれども、それでよろしいのですか。待ってくださいね、まだこれ続きますから。その点をまず1点お聞きしておきます。それから、今後、市民議論を入れて、庁内で連携をしてやっていきたいというふうにおっしゃっていますが、これをどのようにされるのか、具体的にお聞かせください。もう一つ、前回の代表質問で先ほどもお聞きしましたけれども、私たちは建設部とあの地域一帯、これは交通記念館、手宮線、北運河、この面的な再生の基礎的なプランづくりをするということについて合意をしております。市長答弁にもそれはおっしゃっていただきました。これはどのようにそれと連携をさせながら今後進めていらっしゃるつもりなのか。この件については、教育長ではございませんので、市長でも建設部長でもお答えを願いたいと思います。まず、これだけお聞きしておきます。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
今、第3回定例会のときのお話がありましたけれども、第3回定例会のときの答弁を見ますと、この地域の活性化に向けたビジョンづくりを進めるために庁内関係部局が連携をして、市民やまちづくり団体などとの協働による策定に取り組んでまいりたいというふうにお答えしております。したがいまして、このことについては、いささかも変わっておりませんので、こういう方針で地域の面的なネットワークづくりといいますか、地域の活性化のために皆さん方と協議をしながら進めていきたいというふうに思っています。ただ、個別の施設につきましては、それぞれいろいろな事情がありますから、それはそれで私どもの方としてはそういう方針でやらせてもらいたいと。もちろんこれについても関係者の意見を聞きながら進めていくというのが当然だというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
山口議員の再質問にお答えいたします。1点目の新聞の記事とのかかわりでございますが、私どもとしましては、今、計画を皆さんにこれから示す段階でございまして、やはりもう少し時間をかけて、先ほど申しましたように団体ですとか、いろいろな御意見を聞いていきたいなという考えでおりますので、もう少し時間はかかるものというふうに御理解をいただければと思います。二つ目でございますけれども、私どもといたしましては、先ほども話しましたように、今回このような構想に至った基本的な考え方は、セクターの経営状況ですとか、社会施設の老朽化が念頭にございまして、社会教育施設として今ある既存の施設をあわせていくことが必要ではないかなというふうに考えているところでございますので、そういうことで新しい施設の中身については、これからはたくさんの御意見をいただきながら、その中身を手宮鉄道発祥の地として、そういうような押さえ、さらには科学的な押さえもしながら、私どもは進めていこうというふうに考えているところでございます。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再々質問 17番 山口保
再々質問をさせていただきます。私は、もう一点お聞きしたいのですけれども、これは教育長にお願いします。手宮鉄道施設というのは、先ほども申しましたけれども、要するにこれは道民の財産だけではなくて、全国民の財産として、私は、これは個人的な見解だと言われればそれまでですけれども、私のこれまでの議論で、運河に次ぐと言ってもいいほど、これは運河を超えるとも言ってもいいほど、小樽市としては歴史資源としては、最重要の施設だというふうに考えてきました。これは観光資源として、次にどうしても小樽市がこのまちの展望として真剣に論議をし、集客施設として何が最もふさわしい施設のあり方なのかということを議論すべきものと思っているからこそ、これまで議論をさせていただいたわけです。私は、確かに今の市の財政を考えますと、社会教育施設を大変いろいろ持っていまして、それをいかに効率的にやるかという議論は、これはいたし方ない議論だと思います。ただ、私はあの交通記念館の中に博物館はまだしも、青少年科学技術館が入ることの意味というのは一体何なのかということを、今も考えております。そのことについて、これは固定した計画なのだと。これを前提にして中身をどうするのかということを考える、そういう市民議論を求めていらっしゃるのか、そうではなしに、科学館を持ってくるか否かということも含めて、今後、市民議論に付されるのか、それを明確に答弁していただきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
教育委員会といたしましては、先ほど述べましたように、社会教育施設を統合しまして、今回の新しい鉄道記念館の建物の中で統合するという考え方は私ども持ってございます。なお、その建物の中身について、どういうふうにしていこうかということにつきましては、いろいろな方の御意見をいただきながら、工夫して進めてまいりたいという思いでございます。再度話しますが、社会教育施設が幾つかございますが、それを統合するという考え方は変わりません。