小樽市議会 平成17年第2回定例会 2005年6月21日
(1)財政全般について/(2)市防災の取組について/(3)観光政策について/(4)アダプト・プログラムと市民福祉/(5)株式会社病院について/(6)消防・消防団について/(7)食育について
2005年6月21日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「財政全般について」「市防災の取組について」「観光政策について」「アダプト・プログラムと市民福祉」「株式会社病院について」「消防・消防団について」「食育について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 山田雅敏 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 山田雅敏
平成17年第2回定例会に当たり、一般質問いたします。まず初めに、本市財政に関連して何点かお伺いいたします。本市財政は27年ぶりの赤字決算をされ、市長も先日の提案説明に先立ち、不退転の決意で財政を立て直すとの所見を述べられ、その危機的な状況を改めて表明されました。私は平成16年第1回定例会の一般質問の際、予算の複数年度管理とコスト把握により、無理・無駄をなくしたコスト縮減を図り、縮減効果を評価するシステムづくりが必要であると申し上げました。本定例会には指定管理者制度導入に伴う議案が16件上程されていますが、業務の民間委託化やエージェンシー制導入など、今後も増加すると想定されます。民間は不断の努力をもって何事にもコスト計算を行い、コスト縮減により企業の競争力を高め、厳しい現実の中で競争相手に立ち向かっています。本市の市政執行に当たり、事業選択や行政運営コストの縮減、高効率化は必要不可欠であり、対策が急がれるところでもあります。ご存じのとおり、行政全般にわたり市政執行は税金で賄われており、行政サービスの費用対効果が問われています。財政再建は職員一人一人がコスト意識を持ち、事務事業の改善から始まりますが、案外足元から始まる身近な業務について、コストが幾らかかるのか知られていないのではないでしょうか。業務にかかわる各コストについては、予算特別委員会で詳しくお聞きいたします。まず初めに、人材活用についてお聞きいたします。厳しい競争に打ち勝つため、民間企業では作業効率を上げ、また人員の能力、技能を高め、生産性・収益性を向上させています。本市も今後は大変厳しい財政状況の中で、限られた職員数で市政運営に当たらなければならず、人材の活用は重要な問題と認識しています。そこでお聞きしますが、今年度難関を乗り越え、優秀な人材が13名、一般事務職員として採用されました。職員の研修と配置、公務・公務外の疾病やそれにかかわる補充等についてお聞かせください。次は、税源についてお尋ねいたします。従来、固定資産税は地方自治体にとっては安定的に収入される税であり、特に土地については、地価の高騰で税収も右肩上がりに伸びた時代もありました。しかし、バブル崩壊後の引き続く地価下落により、評価替えのたびに多額の減収となる状況は、市町村の行財政運営に大きな支障を生ずる事態となっています。政府税制調査会でも地方税の検討がささやかれています。そこで、本市の状況をお尋ねいたします。本市の住宅地価公示は全道一の下落率であると報道されております。駅の周辺や便利な場所に需要が集中し、地価が持ち直している地域も全国ではあると聞きますが、当市での土地価格は全道のほかの都市部と比べ、どのような状態にあるのか、下落率、平均価格の状況でお示しください。また、本市の地価下落の原因は何であると考えているのか、あわせてお聞かせください。土地にかかわる固定資産税において、国は昨年の税制改正で商業地等の負担水準の上限を、現行の70パーセントから自治体の裁量で60パーセントまで引き下げることができる制度を創設したところであり、この制度を活用して産業の活性化に利用しようとする意見もあります。しかし、地価下落で税収減少に歯止めがかからない現状では、その実施に踏みきれないのが実情ではないでしょうか。そこで、この制度を実施している自治体は全国でどれぐらいあるのか、また本市でこれを実施する予定はあるのか、お聞かせください。次に、この項最後になりますが、財産についてお伺いいたします。今回、蘭越町の市有地を売却し、収支改善に充てられました。先人の守り築いた財産を売却するのは大変勇気の要ることであり、苦渋の選択であったと、市長の心中お察しいたします。今回、改めて山林基金の掲載された財産内訳書を拝見し、市には実に多種多様な財産があることがわかりました。また、市長も本市財産を再認識されていることと思います。これらをいかに有効活用するか、またその安全確実な保全等についてお伺いいたします。小樽市の各資金基金は、平成15年度末で18億4,000万円の現金残高となっています。この4月からペイオフが解禁され、預金の保護等が盛んに叫ばれておりますが、これらの現金の保全策はどのようになっているのかお聞かせください。次に、財産の活用では、増収対策のため、総合体育館の壁や市ホームページに広告募集をしているとのことですが、以前は市営球場や公園等にも広告募集の案がありましたが、施設等への広告掲載取組状況をお聞かせください。この項最後にお聞きしますが、増収につながる財産活用策で検討中のものがあれば、あわせてお示しください。次に、防災の取組に関連してお伺いいたします。昨年は新潟・福島豪雨、福井豪雨、各地での台風災害、新潟県中越地震など未ぞ有の自然災害に見舞われ、多くの市民が被災し、不安を抱えたことは言うまでもありません。その後、復興され、防災についても多くの検証がされ、予防策を講じられているとも聞いています。同様に、地域でパトロールなどを自主的に実施している防犯ボランティア団体が昨年末時点で5,000以上増え、8,079団体となり、市民意識の高揚がうかがわれます。そこでお伺いいたしますが、総務省が5月27日に作成した「麻生安心・安全ビジョン」が提出され、安心・安全の総点検、災害時の対策、平常時の対策について表されています。本市の取組についてのお考えをお聞かせください。一方、道内では、国などから浸水想定区域の指定を受けている石狩川流域の44市町村のうち、洪水時の避難場所などを記したハザードマップを、財政難や被害がないため、約7割の自治体が作成していないと聞いています。市指定の避難場所の役割や表示板の適切な設置、市民へ防災訓練等を広報での周知をされているとは思いますが、反響が聞こえてこないのが残念です。一助として総務省では防災訓練の実施の支援をするため、地方公共団体の防災図上訓練指導員の登録募集を今月からしています。そこで、お伺いいたします。既存の地域施設の備品管理内容や本市の各部役割分担についてお聞かせください。関連して住民が自主防災組織をつくっている地域もあると聞きますが、地域のハザードマップ、防災マップ、自主防災組織について現状をお聞かせください。この項最後にお聞きしますが、企業向けの業務継続指針案が政府の中央防災会議の調査委員会で提出されたと認識しています。災害時における本市企業の協力体制の把握についてお聞かせください。次に、観光政策に関連してお尋ねいたします。現在、全国各地で独自の感性を持った観光に関する宣言が数多く出されています。本年、第1回定例会において観光都市宣言、観光大使に関連した質問が出され、策定中であるとお聞きしております。観光基本計画の進ちょく状況をお聞かせください。関連して、地域振興や観光振興につながる「ご当地ナンバー」についてお伺いいたします。なじみ深い地域名を自動車のナンバープレートにつけるご当地ナンバーをめぐり、自治体間の競争が加熱しており、申請も20地域が行っていると聞いています。国土交通省が昨年11月に弾力化を決定、今までの管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所を新設しなくても、新たな地域名表示を認めることにしたことから始まったと聞いております。この人気が高いのは、知名度がアップして観光や地域振興につながるとの理由や、動く広告塔になるという思惑もあると聞いています。このご当地ナンバー導入の概要をお聞かせください。また、本市においても一考の余地があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。ぜひ取組についての見解をお聞かせください。次に、夏場に仕事時間を1時間進めたサマータイム制度が昭和23年から4年間導入されました。今期、この制度を導入する法案が、超党派の議員で国会に提出される予定とも聞いております。昨年、道内でも札幌商工会議所が中心となって行われ、今年も同様に北海道庁が参加を表明しています。本市でも商工会議所指導の下、一部導入と聞いています。そこでお聞きいたします。この取組はフレックスタイムとどこが異なるのか。あるまちでは六つの勤務時間帯を設け、節約もでき、温暖化対策にも一役と聞いています。さらにお聞きいたします。市民が危ぐするのは、サービス残業が増え、睡眠時間が減るのではという認識です。本市職員の意識改革や、導入部門別にサマータイム導入方法と他企業とのかかわり、市民意識の高揚と周知についてお聞かせください。関連して、開館時間延長中の本市図書館についてお伺いいたします。4月から平日の開館時間を延長し、祝日も開館しているため、利用者が増えていると聞いています。月別、曜日別に入館者状況はどうなのか。特に良くなった点や市民の要望等もお聞かせください。次に、アダプトプログラムと市民福祉についてお聞きいたします。行政にかわって市民が公園の清掃などに取り組むアダプトプログラムが着実に広がりを見せています。これは昭和60年、アメリカのテキサス州で始まったもので、市民や企業、民間団体が、公園や道路などの公共施設の里親となって清掃活動を実施、行政は清掃業務の提供などを支援する仕組みと聞いています。この参加団体と里親活動の内容とこのプログラム導入の効果についてお聞かせください。次に、本市でも同様の取組としてさまざまな場所や地区、海岸線や道路で、地元町内会やNPOの人々が活動され、さらに国や道等の施策でも取組がされている清掃活動などについてお聞きいたします。本市の活動状況と支援の内容、周知を含め、お聞かせください。次に、喫煙による健康被害の防止を目指す「たばこ規制枠組み条約」が今年2月に発効したことから始まり、札幌市では「たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例」が採択され、今年8月から歩きたばこの禁止やポイ捨てへの過料など、市民への権利の制限を加えることになると聞いています。その後、喫煙制限区域や美化推進重点区域も想定、考察していると聞いています。本市でもこの点については考察中と聞いておりますが、駅周辺でのたばこの害が指摘され、早急に対策が求められています。この点についての認識と見解、さらには本市の見通しについてお聞かせください。次に、今、市民からの特定目的組織に対する寄付が増えていると聞いています。これに関連して市川市では、納税者が選択する市民活動団体に対し、納税者の個人市民税の1パーセントに相当する額を助成することによって市民の納税意識を高めるとともに、市民活動団体の活動の支援と市民福祉の増進を図ることを目的として条例を制定したと聞いております。この条例の内容についてお聞かせください。本市でもこのような施策は納税者に夢を与え、また、夢の実現という意味で支援を得られるのではないでしょうか。財政状態が厳しい中、市民福祉の観点から検討はできないものか、お伺いいたします。次に、病院について2点ほどお聞きいたします。自治体病院を取り巻く問題は何か、いま一度原点に戻り解決しなければならないと思います。医師不足、偏在や臨床検査制度の新たな問題、小児科・婦人科の医師の確保の困難等、挙げれば切りがありません。本市では、新病院基本構想の内容で市と市医師会との認識が一致を見ず、経営上の利害もあり、対立して調整が難しいと耳にしています。時間がたつにつれ、市立病院の建物は崩れ、退職医師が増え、患者が減り続けることは、市民にとって深刻な問題と受け止めています。さらに市民からの大きな期待と数々の寄付が寄せられ、ますます統合新築に弾みがかかり、問題が複雑に絡み合ってきていることと思います。そこで、必要最低限の診療科目は何とお考えですか。既存病院で対応が難しい脳神経外科、心臓外科、小児科ほかなのか、お聞かせください。新病院の建設には賛成ですが、財政面での心配があります。まず、建設に当たってミニ公募債を発行し、市民から募ってみてはどうでしょうか。また、新病院が赤字体質であっては困ります。神奈川県では株式会社病院開設へ特区申請を行い、来年夏にも誕生すると聞いています。株式会社病院について、現医療法に沿った見解と本市での導入の可能性もあわせてお聞かせください。いずれにしても新病院での健全経営には民間企業のノウハウ導入が必要と思いますが、見解をお聞かせください。次は、消防団に関連してお伺いいたします。自動体外式除細動器について、今年4月から、東北主要都市の教育現場で大学3校、高校・中学にも設置され、このほか仙台市教育委員会が5月中に70校に配備予定としています。本市のこの除細動器の設置状況と講習会開催の現状をお聞かせください。近年の社会環境の変化から、全国的に消防団員の活動による地域防災力の低下が懸念されています。総務省では消防団員の減少と高齢化の対策として、小中学生や高校生向けのパンフレットを作成し、若手の発掘を目指していると聞いています。消防団員の活動環境整備の在り方が調査・検討され、さらに消防団組織、制度の多様化から、機能別団員や機能別分団、休団制度の導入や多才な人材を採用・活用できる制度が検討されていると聞いていますが、内容をお聞かせください。本市の消防団でも、毎年、団員の減少と高齢化が進み、現在、定員に届いていないと思います。入団資格と若手の発掘について、取組状況をお聞かせください。次に、本市の女性団員についてお聞きいたします。入団希望が多く、定員があるため入れない人がいると聞いています。現在の定員状況と間口増についての見解をお示しください。この項最後になりますが、1分1秒を争う消火活動にかかわって、総務省では「消防団の新しい装備に関する検討会」があったと聞いております。その内容についてお聞かせください。特に無線機器関係の活用実態と課題に関して考察があれば、お聞かせください。次に、食育に関連してお聞きいたします。昨年12月、小清水町で朝ご飯条例が制定され、2例目となりました。昨年3月の青森市鶴田町が初めに制定され、条例では住民の健康増進と地産地消の双方を考えたのに対し、小清水町の条例は住民の健康増進を目的としています。運動を広げる期間や団体の責任を明確にし、子どもを持つ親や住民にも、健康的な食生活や早寝・早起きの習慣づけにみずから努めることを求めています。戦後、学校給食は、昭和22年1月に全国の都市部の小学校を中心に開始されたのは、皆さんご存知のことと思います。戦後の食糧難のため、学校給食用物資を海外援助事業として贈られたララ物資で賄い、昭和21年12月24日に物資の贈呈式を行い、当時の文部省では、この日を学校給食記念日として各種の事業を行ってきました。また、昭和25年から全国学校給食週間と改め、期間を1月24日から1月30日までの1週間としました。本市でも数々努力をされ、行われていると思いますが、本市でのこのような取組についてお聞かせください。また、5月13日の新聞によれば、調理現場での食べ残しの増加に頭を痛めていると聞いています。努力を加え、工夫を凝らしていると思いますが、現場での新メニューの考案はどのようにされているのでしょうか。残飯率や食事時間も気になります。直近の状況をお聞かせください。次に、現在の食糧自給率はカロリーベースで40パーセント、輸入停止時の献立は朝、昼も芋中心で、夕食はご飯、芋と魚1切れ、みそ汁は2日に1杯、肉は9日に1食と聞きます。今年4月から栄養教諭制度が導入、6月10日には参院本会議で食育基本法が成立、さらに食育が注目されています。北海道庁では食の大切さを伝えるため、食育推進行動計画を年内に策定することを決め、委員会に諮問すると聞いています。また、6月19日には社団法人小樽青年会議所の記念講演が開かれ、この中で陰山英男氏は食事と学力問題は密接な関係にあると、食の重要性について述べられました。食の重要性に関連して、はんらんする食情報と弊害、フードファディズムと呼ばれる現象があります。このことについてご承知でしたら、お聞かせください。最後になりますが、食べ物をただ単に物ではなく、命や命をつなぐものととらえ、その同じ仲間がつながった食の大切さをもう一度考えていかなければならないと思います。本市の食育の取組内容について、生産・加工、流通・消費、安全・衛生、健康・食習慣、文化・歴史等の内容別事例がわかればお聞かせください。以上、再質問はいたしませんので、市長、教育長の明快なご答弁を期待いたしまして、一般質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
山田議員のご質問にお答えいたします。最初に、新規職員の採用に関連したご質問でございますけれども、新採用職員の研修につきましては、4月1日から7日までの5日間で行っておりまして、初日には私の話もさせてもらいましたけれども、そのほか職員給与制度や福利厚生制度を説明し、翌日から地方自治制度、地方公務員制度や公務員倫理を研修し、接遇などのほか実務上の文書、会計事務などについて研修をしております。また、10月初旬には6か月を経過したということで、2日間のフォローアップ研修を予定しており、地方公務員制度や接遇などを復習の意味で研修するほか、新採用職員全員でそれぞれの仕事について情報交換を行う予定であります。次に、新規採用職員の配置でありますけれども、基本的には法令・条例等に沿った定型的な業務をしている職場に配置をしております。いずれにいたしましても市の業務は多様化しておりますので、4年程度の期間を経て次の異動時期が参りましたら、個々の適正や能力に応じた配置をしてまいりたいと考えております。次に、職員の病気休業でありますけれども、職員の傷病や結核を除く疾病に基づく療養期間ですが、まず有給の病気休暇として90日間認められております。90日を超えると休業命令がかけられ、満1年間は給与の80パーセント支給となり、それを超えますと無給となります。なお、この休業命令は3年間を超えない範囲としており、3年間を超えた場合は分限による免職の対象となります。公務による疾病等の場合は、給与は満額支給されます。なお、勤務の実態に応じて支給される管理職手当、通勤手当、勤勉手当は、公務外の場合はいずれも支給されませんが、公務による場合は通勤手当を除き支給されます。次に、長期療養中の職員の欠員補充ですが、療養期間がおおむね3か月を超える場合に、臨時職員を採用して補充しております。これより短期である場合や臨時職員では業務が専門的で代替とならない場合は、職場の内部努力で欠員分をカバーすることになりますが、この場合は時間外勤務で対応することとしております。次に、本市の土地価格の状況でありますが、平成17年1月1日付けの地価公示によりますと、本市の住宅地の平均土地価格は3万1,100円で、前年に比べ10.2パーセント下がっており、道内の人口10万人以上の都市では下げ幅が最も大きくなっております。人口10万人以上の道内他都市の状況を見ますと、小樽の次に下落幅が大きかったのは苫小牧市、平均土地価格が2万7,800円、対前年比9.8パーセント減、次いで江別市が3万4,400円、8.3パーセント減となっております。下落幅の最も小さかったのは北見市で、平均土地価格2万800円、対前年比1.2パーセント減という状況になっております。また、本市の土地価格下落の原因でありますが、長引く景気低迷による購買力の低下や、札幌都心部の土地価格が下落し、住宅供給が増える、いわゆる都心回帰現象が起きたことにより、周辺都市の住宅供給が減少したことなどが挙げられると考えております。次に、固定資産税の商業地等の負担水準でありますけれども、全国では東京都のほか4市1町の合わせて六つの自治体が実施していると聞いております。国においては、自治体の財政状況は個々においてそれぞれ異なるという理由で、この措置を法律により全国一律に適用させることはせず、実施については条例という個々の自治体の判断にゆだねるという改正にしており、当市におきましては厳しい財政状況の中で、基幹的税目である固定資産税が著しく減収となる施策を実施することは大変難しいものと考えております。次に、ペイオフ対策でありますけれども、金融機関に預けている公金の種類は歳計現金、歳入歳出外現金、各基金のほかに制度融資に係る預託金があります。平成17年4月1日からペイオフが完全解禁となり、普通預金もペイオフの対象になったことから、流動的に日々の残高が変動する歳計現金、歳入歳出外現金と年度途中に増額になることも予想される制度融資に係る預託金はペイオフ対象外の決済用預金で運用し、ご質問のありました基金につきましては、借入金と相殺可能な範囲内で保護することができることから、運用益を確保するために定期預金で運用しております。次に、広告掲載の取組状況ですが、これまで市では広報おたるや小樽観光情報誌「きらっと小樽」に企業などの広告を掲載し、昨年は博物館で開催した特別展「小樽の銭湯いまむかし」の入場券とパンフレットに広告を掲載したところでありますが、今年度、新たに市のホームページのバナー広告を募集し、現在、4社の広告を掲載しております。また、年度内に総合体育館や室内水泳プールなどの体育施設のほか、冬期間滑り止め用に配置している砂袋への広告を予定しており、今後、これらの実績を踏まえ、新たな取組を検討してまいりたいと考えております。次に、その他の財産の活用方策でありますけれども、財政再建推進プランでも示してあるとおり、資産、ストックの有効活用の観点から、遊休資産などの売却、貸付けをさらに進めるほか、例えば市が保有する資料の有料貸出しなど、財産の有効活用について具体的に幅広く検討するよう指示したところでございます。次に、防災について何点かご質問がありましたけれども、初めに「麻生安心・安全ビジョン」については、自然災害や列車事故、テロ災害などを含めた防災事故対策について、国が今後取り組む計画を示したものであります。本市における安心・安全の点検でありますが、昨年の台風18号災害を踏まえて、現在、避難所の開設や庁内の災害情報共有方法などについて、地域防災計画の見直しに取り組んでおり、災害時の対策では、北電、北ガスなどの事業所と非常時連絡網の徹底を図るなど、関係する事業所との協力体制の強化に努めているところであります。また、平常時の対策では、広報誌による防災情報の提供や防災訓練、避難訓練の実施により、市民に自分の命は自分で守るという防災意識の啓発について、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。次に、既存施設の防災備品の管理でありますけれども、避難所に指定している市内各小中学校へ、防災用備品としてアルファ米、クラッカーなどの食料、懐中電灯など防災七つ道具セット、毛布のほか非常連絡用として携帯電話を配備しております。食料品については賞味期限の関係から、5年ごとに更新しており、毛布については津波避難地域を優先し、年々配備枚数を増やしております。また、災害時の各部の役割分担ですが、一例として総務部は災害対策本部を設置し、災害情報や避難情報などの情報収集伝達をすることなどですが、そのほかの各部の業務分担につきましては、それぞれ地域防災計画に明示されており、それに沿った形で業務を進めていくことになります。次に、地域のハザードマップや自主防災組織でありますけれども、市では平成7年度に防災ガイドブックを作成し、その中で避難所などの位置を示したマップを掲載して、全戸配布したところであります。また、市内には、銭函連合町会と塩谷・桃内連合町会の二つの自主防災組織があり、それぞれ各地域の住民の避難経路や誘導員の配置、避難場所などを図上にマークした避難マップを作成して、避難訓練を実施しております。このほか町会の内部組織で自主的に防災訓練に取り組んでいる色内地区の日の出町会があり、去る6月12日に津波避難訓練を実施したところであります。次に、災害時における市内企業の協力体制でありますけれども、地域防災計画では、北電や北ガス、NTTなどライフラインに関係する企業の協力はもちろんでありますが、災害時の食料供給に関しては米穀卸売業者やパン製造業者、輸送に関しては民間の運輸業者、医療救護に関しては民間の病院や一般薬品・衛生材料取扱業者が、それぞれ要請により協力するようになっております。また、避難所が不足するような場合は、朝里川温泉組合の宿泊施設が受け入れる旨の協力協定を結んでいるところでございます。このほか地域防災計画では明確な位置づけはされておりませんが、建設関連事業所も、災害時の障害物除去などの応急措置に関して協力を得ることとなっております。次に、観光についてお尋ねがありましたけれども、まず観光都市宣言でありますが、平成15年11月に発足しました小樽市観光基本計画策定委員会において現在も策定作業が進められており、この計画の中に観光都市宣言の時期や実施方法などについての考え方を盛り込むこととしております。また、観光大使についてでありますけれども、全国に数多くおります本市出身者や小樽ファンの皆さんには、これまでも小樽観光の推進に向けてご協力をいただいているところであります。小樽観光の広域ネットワークの確立のためには新たな仕組みづくりが必要なことと思っておりますので、今後とも民間の方々からご意見をお聞きするとともに、他都市の実例などを踏まえながら、その手法などについて検討してまいりたいと考えております。次に、いわゆるご当地ナンバーでありますけれども、この制度は昨年11月に国土交通省が導入のための要綱を定め、導入希望地域に呼びかけていたもので、福島県の27市町村で要望した会津ナンバーなど全国で20の地域から要望があり、5月末で締め切られたものであります。制度の概要は、これまで運輸支局などの名称が表示されていた自動車のナンバープレートを、事務所などの支店新設の有無にかかわらず、新たな地域表示を認めることとしたものであり、申請に当たっては単独の市区町村ではなく、複数の自治体の集まりであること、当該地域の保有車両数が最低10万台以上であることなどの基準があることや、自治体での費用負担が発生することなど幾つかの条件があります。ご当地ナンバー導入につきましては、今回要望した地域の動向や今後の国の動きなどを見極めながら研究してまいりたいと思っております。次に、サマータイム制度についてでございますけれども、まずフレックスタイムとの違いでありますが、サマータイムは社会的に時計の針を一定の時間一斉に早めることで、早朝や夕方の日照時間を有効に使おうということで導入された制度であります。サマータイムでは、勤務時間の始業時間及び終業時間が同じ時間だけシフトすることになりますが、フレックスタイムは勤務者の判断により、組織として必要なコアになる時間帯を除き、始業時間と終業時間を裁量で決めることができる変形労働時間制であります。このたびのサマータイム制度の導入方法でありますけれども、始業時間を午前8時、終業時間を午後4時30分とし、7月1日から31日の1か月間を基本として、課を施行の単位として行います。サマータイムについては賛否両論があることは承知しておりますが、あくまでも実験的な試行と考えており、25課等で198名の職員が参加いたします。なお、市民サービスに直結する窓口業務のある職場や開館時間の決まっている施設は、試行から除外しております。他の参加企業との関連につきましては、現在募集中とのことであり、参加企業が確定しておりませんが、今回の試行で検証されるものと思っております。市民周知につきましては、基本的には市民生活に影響を与えない範囲の実施となりますが、試行職場ごとにポスター掲示することを考えております。次に、アダプトプログラムについてでありますけれども、内容としましては、市民や企業が自治体との合意の上で道路や河川、公園など一定の公共の場所を養子に見立て、里親となって、愛情込めて美化清掃活動をボランティアで行い、自治体は参加者の保険加入や清掃用具提供などの支援を行うというものであります。この制度は米国テキサス州で高速道路に散乱するごみの対策から始まり、日本では1998年に徳島県で導入され、現在、約200の自治体が参加していると聞いております。効果としましては、里親がアダプトした区域に看板などを表示し、責任感と誇りを持って活動することから、地域の美化活動が活発になり、行政経費の節減も図られるものと考えております。次に、本市における活動状況でありますけれども、各町会や企業、景観協議会などが、それぞれの地域で独自に清掃及び環境美化活動に取り組んでおります。また、全市的な組織としましては、昭和60年に発足した町会やPTA、各種団体、企業など61の団体から構成される快適な環境づくり実践促進連絡会議があり、毎回100名程度が参加して、市内の観光地や旧手宮線沿線の清掃のほか、環境美化運動の一環としての「花いっぱい運動」に取り組んでおります。市ではこれらの活動について、市の広報誌やホームページ、町会などを通じ趣旨を周知し、参加者を募るとともに、ごみ袋の提供や火ばさみの貸出し、集めたごみの無料収集などの支援を行っております。次に、駅周辺などでのたばこなどの害に対する認識と見解、さらには今後の見通しでありますけれども、歩きたばこによる吸い殻のポイ捨てはまちの美観を損ねるだけでなく、たばこを吸わない人に不快感を与え、さらには火のついたたばこの接触によるやけどなどの危険性があるものと認識しております。札幌市では喫煙制限区域での歩行中の喫煙を禁止し、違反者には3万円以下の過料を課す条例を昨年12月に制定しましたが、過料の適用について慎重に検討した上で、8月には条例を施行する予定であると聞いております。本市としては、札幌市における実施状況を見ながら検討してまいりたいと考えておりますけれども、市民啓発によるマナーの向上が大切であることから、現在施行されている公共の場所での歩きたばこをしないよう義務づけをしている「北海道空き缶等の散乱の防止に関する条例」の普及に向けて、市の広報誌やホームページで掲載、さらには北海道と連携した街頭啓発なども行ってまいりたいと考えております。次に、千葉県市川市が昨年末に制定した「納税者が選択する市民活動団体への支援に関する条例」についてでありますけれども、本条例は納税者が選択をする市民活動団体に対し、納税者の個人市民税額の1パーセントを交付する制度を設けることで、市民の納税に対する意欲を高めるとともに、市民活動団体の活動の支援及び促進を図り、もって市民の福祉の増進に資することを目的としたものと理解しております。本市としては税収増が見込めず、厳しい財政状況下にありますことから、今後、しっかりとした財政基盤が確立された時点で検討したいと考えております。次に、新市立病院について何点かご質問がありましたけれども、まず診療科目でありますけれども、基本構想の精査・検討において両病院の総合的診療機能と専門的診療機能を融合し、高度の専門性を備えた総合的医療、包括的医療の実現をさらに推し進めることが必要と考え、現在の診療科を維持し、形成外科、リハビリテーション科を新設するとともに、歯科口腔外科について検討することとしたところであります。その後、病院の規模などについてさまざまな意見・要望がありますので、現在、両病院の医師10名で構成するワーキンググループにおいて幅広く検証をしてもらっており、その報告を待って判断してもらいたいと考えております。次に、ミニ公募債でありますけれども、このミニ公募債の導入により、病院経営に対する市民意識の高揚が図られるなどのメリットがあると考えられますが、引受機関や発行コスト、償還期間などの課題も多くありますので、導入の是非を含めて研究したいと思います。次に、神奈川県が行った株式会社病院の特区申請でありますけれども、これは医療法上認められていない株式会社による病院等の開設について、規制改革の一環として特区の認定を受けた地域に限り認められるようになったことに伴い申請されたものです。この場合、健康保険が使えない、いわゆる自由診療でかつ高度な医療に限られることが条件となっておりますので、一般の保健医療機関については該当しない制度であります。新病院の経営につきましては、基本構想におきましても、地方公営企業法の全部適用の検討など経営の健全化に向けた取組をうたっておりますが、今後も予想されます厳しい医療環境の下でこれまで以上に効率的な事業運営が求められますので、民間のさまざまな経営手法も積極的に研究し、それらも参考にしながら、新たに、そして柔軟な考え方を持って病院経営に取り組んでいかなければならないものと考えております。最後に、消防でございますけれども、初めに本市の自動体外式除細動器の設置及び講習会等の現状でありますが、救命の現場に居合わせた一般の人も使用できる除細動器の設置状況につきましては、小樽病院に続いて、このたび消防署と消防庁舎2階ロビーに設置をいたしましたが、市内ではほかに民間医療機関やスポーツ施設などにも設置されていると聞いております。また、この除細動器の使用方法につきましては消防庁からの指導もあり、本年4月から救急講習会の中に取り入れており、これまで6回の開催で一般市民も151名受講しております。今後も使用方法の普及のため、救急講習会を継続して実施してまいりたいと考えております。次に、消防団員の活動環境の在り方についてでありますけれども、本年1月、消防庁より全国的に地域に必要な消防団員の確保に苦慮している消防団が見受けられ、消防団員が減少している状況から、消防団員の活動環境の整備についての通知が出され、ご質問にありましたように四つの方策が示されております。機能別団員と機能別分団については、予防広報など特定の活動や、大規模災害のみに対応する団員や分団について新たに定めたものであり、現行の団員を補完する制度であります。また、休団制度とは、長期間活動に参加することができない場合に、団員の身分を保持したまま一定期間活動を休止できる制度であり、さらに多彩な人材を採用・活用できる制度とは、性別、年齢、居住地等の採用条件の見直しにより幅広い層の住民が入団できるよう、環境の整備を行うというものであります。次に、消防団員の入団資格と若年層の入団促進の取組でありますが、消防団員の入団資格は小樽市消防団条例により、小樽市内に居住する18歳以上50歳未満の者と定められております。若年層の入団につきましては、各分団長を中心に町内会関係者と連携して、年間を通じて募集に努めているところであります。今後、入団促進を効果的に進めるため、消防団と地域住民が接する火災予防広報や地域における防災訓練などの機会をとらえてPRを行い、また、ポスターの掲示や広報誌なども通じて継続的な募集活動を行ってまいりたいと考えております。次に、女性団員の定員状況と間口増でありますけれども、本市では平成2年に48名の女性団員が入団し、現在、64名が高齢者世帯の訪問や火災予防期間中の広報活動などを行っております。現在、本市の総団員数に対する女性団員の割合は12.8パーセントであり、国が一定の目標としている10パーセントに達している状況ではありますが、予防活動の重要性がますます高まっており、また高齢世帯が多く、人口における女性比率が高いという本市の特性を考えたとき、団員数全体の拡大に向けて加入促進を積極的に進める中で、女性団員の募集枠の拡大についても消防団関係者とじゅうぶん協議してまいりたいと考えております。次に、消防団の新しい装備に関する検討会の内容でありますけれども、ご質問にありましたように、消防庁におきましては、平成16年4月に消防団の新しい装備に関する検討会が報告書を取りまとめておりまして、その内容は消防団を取り巻く環境の変化や新しい装備の方向性について述べられているほか、新しい装備の提言として、消防ポンプ車両や無線機器などについて示されております。無線機器関係の活用実態につきましては、調査結果を見ても全国的に無線機がじゅうぶん配備されていないようであり、本市においては現在消防団には無線機器を1台配備しております。報告書においては、火災や救急活動に出動した各隊が連携を図り、消防活動を効率的かつ効果的に行うためには無線機器の配備が不可欠であるとの提言がされておりますが、市といたしましても消防団活動の安全確保と活性化を図り、常備消防と緊密な連携による消防活動を行うためには、無線機器の普及は大きな課題であると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
山田議員のご質問にお答えいたします。初めに、図書館についてでありますが、閉館時間が曜日により異なっていたことや、祝日は閉館しておりましたが、これまで寄せられた多様な市民ニーズにこたえるため、今年4月から開館時間の延長や祝日開館を実施したところであります。入館状況でありますが、4月は1万7,888人、5月は1万8,683人であり、この2か月における前年対比で980人増加しております。曜日別では時間を延長した水曜日、金曜日、日曜日において、この2か月で1万7,417人となっており、前年より852人増になっております。利用された方々からは、閉館時間がわかりやすくなった、時間延長により会社帰りなどに利用でき、楽しむ時間が増えたなどの多くの声が寄せられておりまして、サービスの向上が図られているものと思っております。今後とも情報発信の場、生涯学習の場、そして子育て交流の場として、さらに利用しやすい親しまれる図書館づくりを目指してまいりたいと考えております。次に、食育にかかわって、本市における給食週間の取組についてでありますが、近年、核家族化の進展や共働きの増加など社会環境の変化に伴い、子どもたちに朝食などの欠食の例が見られるなど、食生活の乱れが深刻になっております。子どもたちに望ましい食習慣と食に関する自己管理能力の育成を促すため、学校・家庭が連携を図り、食教育を行うことは重要なことと考えております。本市では給食週間とは別ですが、家庭、地域社会の人々に学校給食を広く理解してもらうとともに、子どもの健康と食生活について考えることを目的として、学校給食展を開催してきました。その内容につきましては、学校給食の目的や栄養量、衛生管理などのパネル展示、子どもたちの食事風景の写真展示、学校給食の実物の展示や試食会、給食レシピの配布などであります。そのほか給食だよりを通じての栄養管理や食材・料理に関する知識の普及と情報の提供、保護者への学校給食レシピの紹介、さらには一般市民の方へは「動く市政教室」による調理場見学試食会での学校給食への理解を深めていただくよう努めているところでございます。今後も学校給食にかかわる事業を充実していきたいと考えております。次に、新しいメニューの考案と残食率の状況についてでありますが、学校給食は児童・生徒の平均栄養所要量など、国の基準に基づき、栄養バランスのとれた食品・料理を提供することが何よりも大切であります。一方、子どもたちに学校給食をおいしく楽しく食べてもらうことも必要なことから、みそカツ丼、ビビンバ、チキンと野菜カレーなど新しいメニューの提供や、パンについても甘みを加えたり、種類も12種類にするなどしながら、食べ残しが少なくなるよう工夫しております。次に、主なメニューの残食率についてでありますが、食欲がない、量が多いなどの生理的な要因や、太る、見かけが悪いなどの心理的な要因などが複雑に絡み合っておりますが、ハヤシライスやスープ類は10パーセント台、野菜の多い煮込みおでんやみそ煮などは20パーセントから30パーセントの残食率となっており、小学校より中学校の残食率が高い傾向になっております。次に、小樽市内の給食の食事時間の現状でありますが、小学校では35分から45分の間、中学校では30分から35分の間となっております。昨年度の北海道教育委委員会の調査でも、道内小中学校では35分から44分が60パーセント、中学校では30分から39分が66.3パーセントとなっており、本市の給食時間は平均的な時間により行われているものと考えております。なお、小学校1年生では、入学当初は若干時間が足りない児童も見受けられますが、なれるに従って時間内で終えていると聞いております。次に、フードファディズムと呼ばれる現象についてでありますが、新聞報道などによりますと、食べ物や栄養成分が体に与える影響を過大に評価したり、信じたりすることと承知しております。テレビ、雑誌などのメディアから健康情報、食情報などが提供されることにより、体によいという食品をついつい食べて太ってしまう人や、体に悪いと言われると、その食品を排除し、栄養不良に陥ってしまう人もいるとのことです。健康な食生活の基本は、何よりもバランスのよい食事をすることでありますので、その重要性を子どもたちに家庭との連携の下、フードファディズムについてしっかり指導することが大切なことと考えております。最後に、本市における食育の取組についてでありますが、食育における生産・加工の内容として生活科における野菜の栽培や収穫、社会科での食料品工場の見学、家庭科における調理実習等を通して生産者の苦労について理解を深めたり、日常の食事に対する関心がより高まるような指導をしております。流通・消費につきましては、社会科における買物調べや工場見学、また農業水産業等の学習を通して、産業と国民生活との関連について指導しております。安全・衛生や健康・食習慣につきましては、家庭科、保健、学級活動等において給食時の清潔や食事環境の整備、望ましい食習慣の形成等について指導しております。文化・歴史につきましては、給食だよりにおいて食材に関する由来などを掲載するなど、地域の文化や歴史に関する関心を高める工夫をしております。そのほか総合的な学習の時間においても、食に関して子どもの興味・関心に応じた課題に基づき学習をしております。