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小樽市議会 平成16年第4回定例会 2004年12月9日

(1)決算見込みについて/(2)環境問題について

2004年12月9日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「決算見込みについて」「環境問題について」について質問し、市長 山田勝麿、環境部長 安達栄次郎が答弁しました。

質問者
森井秀明 議員
答弁者
市長 山田勝麿、環境部長 安達栄次郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 森井秀明

早速質問に入ります。16年度の決算見込みは、現状ではいかがでしょうか。予算時の状況と比較してどのような変化が起きているのか、お教えください。また、今後の推移はどう予測されているのでしょうか。15年度の決算時と比べてどのような違いを感じられますか。そして、その状況の原因と今後の財政健全化に向けた解決策はどのように考えられていますか。市長の見解をお伺いいたします。次の質問に入ります。先月、徳島県の上勝町という山合いの町に、ごみの減量化に伴う視察を行ってまいりました。しかし、実際に伺い、強く感じたのは、ごみをどうするかということ以上に、環境に対する配慮や姿勢でした。そして、その上勝町で、それを言葉として「ゼロ・ウェイスト」という合い言葉を一つとしてお話がありました。つまりは、無駄や浪費をなくしていこうということです。今の日本の生活環境は日本人にとって定着し、安定した環境が整えられていますが、その反面、今、地球上で地球環境に一番害を及ぼしているのは日本といっても過言ではないと思います。また、現行におけるリサイクル法は、見つからないように捨てるともうかるシステムとなっております。それが不法投棄を増やし、市町村での手間とお金は多くかかるにもかかわらず、歯止めがきかず、国土はごみだらけです。そこでお聞きしますが、商品の企画設計段階から、ごみにならない商品、また、リサイクルを最初から考えられた製品を生産するという法律、資源回収に関する法律の制定を国へ促すべきではないでしょうか。皆平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録さんもご存じのように、ビール瓶がそのよい典型です。日本の資源保有量を考えても、このような考えに行き着かなければならないと思います。このような法律ができれば、将来、焼却炉も埋立場も必要がなくなると考えますし、不法投棄に悩まされることもなくなるかと思います。このような意思、思いは、地方から声を上げていかなければならないのではないでしょうか。現状を知っているのは地方だと思います。その中で、 。小樽市が率先してこのような思いを国へ伝えていくべきと私は考えますが 市長のお考えをお教えください再質問を留保し、質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

森井議員のご質問にお答えいたします。最初に、16年度決算見込みでありますけれども、予算との比較と今後の見込みでありますが、まだ年度半ばでありまして不確定要素もありますが、景気低迷の影響で個人所得の減や納税義務者の減、収納率の低下による減収が危ぐされ、税収の予算額確保は厳しい状況にあると認識しております。また、地方交付税のう、 、 、ち普通交付税の減収分は 地方消費税交付金の増額で相殺される見込みでありますけれども 特別交付税は例年になく大規模な災害が各地で発生しておりますので、減収が予想されます。また、例年この定例会で行っている人件費の精査については、人事院勧告に伴う給与改定がないため、来年の第1回定例会に必要があれば行いたいと考えております。平成16年度予算の執行については、厳しい財政状況を踏まえ、年度当初から危機意識を持って経費節減に努めるよう通知し、財政健全化債の導入や遊休資産の売却などの財源確保に、 。も努めていますが 19億円という大きな赤字を解消するのはたいへん難しい状況にあると認識しております次に、15年度決算時との違いでありますが、一般財源のうち普通交付税が、臨時財政対策債を含めて15年度に比べ13億8,500万円もの大きな減収となっていることが 最も大きな違いであると考えております その、 。ほか歳出では財政健全化の取組で、人件費、一般管理費、建設事業費など着実に削減し、成果を上げておりますが、扶助費や繰出金、公債費が増加しており、15年度より財政の硬直化が進んでいるものと考えております。次に、財政状況の悪化の原因と今後の財政健全化に向けた解決策でありますけれども、全国的には景気回復の兆しが見られるとはいえ、本市経済の回復は遅れており、市民所得の減などで税収が減少し、加えて地、 。方交付税の減額により一般財源収入が減収となっていることが 財政悪化の大きな要因と認識しておりますそのような中で、これまでお示ししております財政健全化の取組や行政改革の取組について、緩めることなく着実に実施していく考えですが、厳しさを増した現下の財政状況を考えますと、さらなる取組を前倒しして実行する必要がありますので、行政と市民の役割分担や、さらなる組織・機構の改革などを速度を速めて進める必要があると考えております。しかし、現行制度の中で、扶助費や医療費、公債費の負担などにより硬直化した本市財政を立て直しするためには、制度の見直しや財源保障の充実などについて、他の地方団体とも連携して国や関係機関に強く働きかけてまいりたいと考えております。次に、環境問題に関連して、本市が率先して国に対して資源回収に関する法律の制定を促すべきとのことでありますけれども 現在 国では限られた資源を有効に利用するため 循環型社会形成推進基本法 や 資、 、 、「 」 「源の有効な利用の促進に関する法律」を制定し、また、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法など、個平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録。「 」 、 、別のリサイクル法も制定しております 循環型社会形成推進基本法 においては 製品の製造事業者などは拡大生産者責任として製品の耐久性を向上させることや、リサイクルしやすいように設計や材質を工夫すること、ごみの特性に応じてその引取りやリサイクルなどを実施することが責務とされております。しかし、容器包装リサイクル法においては、収集運搬などの費用が市町村負担となっていること、繰り返し使用できる容器が普及されていないこと、また、不用となったものの回収やリサイクルなどが適正に行われていないなどの問題があります。そのため、現在、国では、市町村から要望を取り入れながら中央環境審議会で、容器包装リサイクル法の拡大生産者責任の在り方などの見直しを行っております。市といたしましては、今後も引き続き、全国市長会などを通じて実効性のある法制度となるように、国に対し要請してまいりたいと考えております。( 議長、5番」と呼ぶ者あり)「

再質問 5番 森井秀明

再質問いたします。今の市長の答弁のように、たいへん厳しい状況であるというようなこともよく耳にしますし、本当にその厳しさというのも私自身も感じるのですけれども、ちょっと気になるところがありまして、現在、聖域なき改革というところでいろいろな取組をされていると思います。もちろんそれはすべてをゼロをベースとして取り組んでいくということだと思うのですけれども、この改革に関しては、市民との危機感の共有がたいへん重要だと私自身は思っております。もちろんそのことは市長自身も認識して、今の答弁でもそれをすごく感じるのですけれども、例えば16年度の予算編成に関しては、それが裸の状況で19億円赤字ですというような形で出されたのですけれども、例えば15年度の決算の状況においては、実質は赤字だともちろん言っているのですけれども、水道局の方からの繰入れとかも含めて、黒字を一応見通したわけです。その中で一安心しているというような発言とかも、私自身、新聞等ですから直接お伺いしたわけではないのですが、耳にしております。なぜかそういうような言葉があると、どんなに現状が厳しいと言っても、結果、乗り越えられるというような、市民とか市職員とかがそういう勘違いを起こすのではないかというようなことをすごく感じるのです。今、話したように、危機感の共有というのはすごく大事だと思いますので、そのような発言一言の問題ではなく、共有のために、市民にやはりそういうことをしっかり伝えるためにも、そのようなことを意識して取り組んでいくべきではないかと思っております。次にもう一つ、それにかかわってですけれども、やはりその危機感の共有に関しては、市の状況とか情報というものをすべて開示していかなければならないと。これももちろん、市職員皆さんそのように思って活動されていると思うのですけれども、例えば元利償還額が、15年度までの借入れの分はこれから減っていくというようなお話もありますけれども、例えば病院の建設において、これは病院の借金ですけれども、やはり借金をするような形になりますし、また今、北しりべし廃棄物処理広域連合において焼却炉もつくっております。これも広域連合における借金ではありますけれども、やはり小樽市民の負担にもなってくると思います。なかなかこの市民負担というものが見えてこない、市民それぞれには伝わってこないのではないかなというふうに思いますし、こういう財政状況によって市民負担が増えることに対して、市民感情が著しく今でも表れているというのは、市の危機感、危機状況というのが伝わっていないというのは、それも理由になるのではないかなと私自身思っております。情報の公開というのは、今も常々ホームページや広報でももちろん行われているのですけれども、政策のメリットとかよさとかを伝えるということだけではなくて、政策平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録におけるデメリットであったりとか、市の事情であったりとか、そういうこともちゃんと開示していかなければいけないのではないかなと私自身は思うのですけれども、このことについても見解をお伺いしたいと思います。私の方から幾つか例を挙げさせていただきたいと思うのですけれども、こども発達支援センターを設立するのに、北海道の支援費があるという話もあったのですけれども、それはこども発達支援センターをつくるという話が出たときには、残念ながら話がなかったのです。しかしながら、いろいろとその話が進むに当たって、そういう福祉施設をつくるに当たって、北海道からのサポートがあるということが結果的にわかったりとか、又はごみの有料化は減量政策の一つでもあると思うのですけれども、学者によっては行政の財政政策の一つでもあるというふうにおっしゃっております。しかし、市民の方にお伝えする場合は、やはり減量に伴ってという話が主となってしまいまして、財政政策にかかわっているという話は、自分がごみの減量においての説明会を聞きに行ったときには、そういう話は残念ながらなかったのです。ですので、それはもちろんごみの減量化であったりとか、先ほどのお話では子どもたちに対してよりよい場所を提供するという、そういう思いももちろん大事なのですけれども、それだけではなく、そのデメリットであったりとか、市の事情であったりとか、そういうものもすべて明確にして話を伝えていかなければならないのではないでしょうかと私自身は思います。後からそのようなことが出てきて、市民感情を逆なでするような状況にも自分はなりえるのかなと思いますので、決して隠すつもりがあるとか、そういうことではないと思うのですけれども、結果そういうふうになってしまうと、隠す体質というふうに呼ばれてしまったりとかすることもあるのではないかなと思いますので、そのようなことに対しての考え方、見解、こちらの方もお伺いしたいと思います。あと、ごみのことに関しては、これからいろいろな取組、全国市長会とか、そういうところとの連携もたいへん興味深いですし、どのような変化になっていくのかということも気になるのですけれども、現在、ごみの有料化は市民に対して行われているのですが、今の全国市長会のようなネットワーク的なものも一つですし、また、国に対してとか、北海道に対して、また時には職員に対して、そのような政策ももっともっと打ち出されてもいいのではないかなというふうに思います。今、減量化策は減量を目的として行われているわけでありますし、もちろん市民に対する啓発活動、そういうものもたいへん重要だと思っておりますし、今、その啓発活動に対して、市職員の方々はたいへん懸命に動かれていることもよくわかっているのですけれども、やはりもっといろいろな形で、市役所は今減量、ごみを減らすためにこれだけのことに取り組んでいるのだということがもっと見えてきてもいいのかなと思いますので、もしこの点において、今、市長がお話しされたこと以外で、また具体的にいろいろ取り組まれていることがあれば、お教えいただければと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

初めに、市民への周知といいますか、そういう観点だと思いますけれども、小樽市の財政状況につきましては、議会における議論とか、広報おたるに機会あるごとに周知を図ってきておりますし、今回の財政健全化についても、昨年の10月ぐらいからずっと毎月連載で状況を説明してきております。今回、15年度決算が形式的に黒字決算だったということで、いっときのこの危機的な状況が少し理解が薄れ平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録てきているのではないかというようなことも、否定できないことではないだろうというふうに思います。しかし、19億円の赤字予算を編成して、その解消もたいへん厳しいという状況でありますから、市民の皆さんに対しても、本市の財政状況というものをきちんとご理解をいただくという努力は欠かせないだろうというふうに思いますし、私もいろいろな会合で行った際には、だいたいこの赤字の話をして、市民の皆さんでもし寄付していただける方があったらぜひお願いしますという話をして、本当にお金を持ってきてくれる人もいるのです。市長からそういう話を聞いたから持ってきたよという人もいます。そんなことでたいへんありがたいと思っていますけれども、私も含めて管理職全員で、いろいろな会合の場合にはそういう小樽市の財政状況をきちんと説明するということが非常に大事なことだというふうに思います。、 、 、 、それから 情報公開の話ですけれども これはたいへん大事なことで 先ほどから申し上げているとおりいろいろな機会、媒体、こういうものを通して財政状況をきちんとお知らせしていく。これは今までになかったことではないかと思うのですけれども、こういう取組を、今、進めています。ですから、隠すとか何かということではなくて、いろいろなことを全部お知らせしていくという、そういう基本姿勢で、今、進めていますので、そのことによって市民の皆さんのご理解もいただいて、いろいろな市民負担の問題、値上げの問題についても、大方の方が理解をしていただいてくれているということで、この情報の公開というのは非常に大事だというふうに思っておりますし、それから3点目のこのごみの減量化の問題につきましても、これも広報を通じてやっておりますし、それからホームページでもやっております。それから、先ほどもお答えしましたように、個々の自治体もそうですけれども、全国市長会、こういう団体を通じて、対国、対道、こういったものに対して、いろいろな法改正の問題とか新しい制度の創設についてお願いしていると、こういうことでございますので、ご理解いただきたいと思います。( 議長、5番」と呼ぶ者あり)「

再質問 5番 森井秀明

財政のことに関しては、今後そういう取組を続けていただくしかないと思いますので、そちらの方はよろしいのですけれども、ごみの方で、やはりできれば具体的な取組が、例えば道に対してどんな新しいものを創設するようにというようなことを申請しているのかとか、また、そういうようなことがもしあれば、なかったらいいのですけれども、あればお知らせいただければと思います。

答弁 環境部長 安達栄次郎(環境部長は2006年3月まで)

道や国に対する新しい施策の要望ということでございますけれども、率直に言いまして、今、道内10市の清掃担当部長会議といったような、そういったものの中で、これに道の管理職も出席をしてもらいながら、今、実際にその自治体が抱えているさまざまな廃棄物に関する問題というのは、率直に言って話し合われているところでございます。そういった中で、やはり今問題になっているのは、特に自治体がこのごみ処理をしていくということに対して、実は大変なお金がかかっている、財政負担がかかっている。こういった軽減というものを、国に対しても、都道府県として一つは働きかけていただきたいといったことを主眼にしながら、そういったようなことも含めたいろいろな要望はしております。そのほか、またさまざまなところから出されてきた要望につきましても、私どもとしても内容をじゅうぶん審議しながら、今後とも道や国に対して伝えていきたいと、このように考えてございます。平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録

出典:小樽市議会 平成16年第4回定例会 2004年12月9日 議事録 PDF(129ページ) 間違いを知らせる