みんなの議会

小樽市議会 平成18年第3回定例会 2006年9月13日

(1)議員の「口利き」/(2)こども発達支援センター/(3)障害者の交通権/(4)公道での軽車両に対して/(5)夕張市を見て

2006年9月13日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「議員の「口利き」」「こども発達支援センター」「障害者の交通権」「公道での軽車両に対して」「夕張市を見て」について質問し、市長 山田勝麿、福祉部長 中町悌四郎が答弁しました。

質問者
森井秀明 議員
答弁者
市長 山田勝麿、福祉部長 中町悌四郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 森井秀明

一般質問をさせていただきます。2006年4月に起きた神戸市での汚職事件を機に、議員の口ききが改めてクローズアップされました。その後、毎日新聞社では、47都道府県と12政令指定都市を対象に議員の口ききに関する調査を行っております。それらのうち記録として残しているのは4割で25自治体、その記録を随時公開しているのは3県1市、公文書と位置づけ情報公開請求の対象にしているのは、その4自治体を含め12自治体だけでした。議員の口ききというと響き的に悪いイメージがありますが、まちを活性化させよう、よくしていこうという中で、議員と職員が話をすることは日常では当たり前のことですし、議員として市役所の展開把握としては、その話合いも議員の仕事の一つでもあると思います。そのやりとりが利害関係の下で行われた神戸市のような事件が、議員と職員のやりとりをすべて悪と判断させていると思います。8月4日、5日に鳥取県で行われた鳥取自立塾に参加してきました。鳥取県では、先駆的に議員と職員とのやりとりを随時公開しています。汚職の防止で取り組みを始めたことですが、県民からも議員の仕事が見えやすいということで多くの賛同があり、また、議員側からも、自分たちの取組が県民に伝えられるということで高い評価を受けているそうです。さらには、その話合い後に、どのような結果になったかまで公開をしています。つまりは情報公開をすることによって、口ききから政策論議へ変わっていると考えます。鳥取県の保守系最大会派会長である県議は、口ききの情報公開について、2006年2月3日に放送されたあるニュース番組において、このように話しています。「『口ききこそが議員の役目』という旧来の考え方があった。公表されるとまずいから抵抗もあった」と考えていたそうです。ところが、実際に公開が始まると、議会の雰囲気は大きく変わったとおっしゃっております。昔は交通違反のもみ消しまでも頼まれた。公開でそういうのがなくなり、議員本来の仕事が非常にやりやすくなったと好感触を得たそうです。議会としても、広報の作成や議事録の公開など、議会での取組への透明化を図り始めています。小樽市としても情報公開における取組を積極的に取り組まれているとよく存じております。これらの小樽における両者の取組があわさり、形になるときが近いのではないかと私は考えております。このような取組を行政側も積極的に行うことは、行政としての市民への説明責任も果たす役割を担うと思いますが、市長の御感想をお聞かせください。また、記録というものは大変な労力を要する仕事だと思います。しかしながら、今までも議員との話合いを課長職の方々がメモをし、部長職や部下等に伝えていたと思いますが、その報告を公文書化と位置づけることで情報公開資料の対象としている自治体が多いようです。小樽市としても取り組めることかと思いますが、御意見をお聞かせください。次に、こども発達支援センターについてお聞きいたします。こども発達支援センターが立ち上がり、2年が経過しました。その間にたくさんの子供たちが通われていると察します。手探りで始めたこの施設ですから、初めのころはいろいろとあったと思いますが、その中で親御さんたちの不満要素や改善点など要望が多々あったと思いますが、どのようなことが今まで挙げられていたのかお知らせください。また、そのような要望を受け止めるために職員と親御さんたちとの話合いが行われていると思いますが、その頻度はどれほどなのか、本室、分室それぞれでお答えください。センター長自身がかかわって父母の方々とも話合いを持たれていると思いますが、その頻度もそれぞれでお教えください。いらっしゃる方々のニーズを常に把握した中で、この施設が成長してくれたらというふうに思っております。そのようなニーズを酌み取るためにアンケート調査等は行われているのでしょうか。また、今後においてそのニーズを把握するための対策はおありでしょうか、お教えください。また、こども発達支援センター分室として残った幼児ことばの教室ですが、機能の低下はさせないとセンター設立時に答弁をされております。実質的な距離があり、情報の共有を図ることが大変かと思いますが、その手段としてはどのような取組をされているのかお教えください。本室とともに分室においても、センター長を中心としてさらなる発展をしていけたらと期待しております。この2年間の経過をどのように分析されているのかをお知らせください。次に、障害者の交通権についての質問をさせていただきます。この交通権とは自由に移動できる権利のことで、憲法が保障する幸福追求権や平等権、生存権などから考え出された新しい人権のことです。身体障害者の方々に実際に会って、いろいろな意見を聞いてきました。小樽市では移動介護がすぐれているようで、移動介護とは総合福祉センターに登録し、申請すれば、バスで送迎してくれるというもので、わりと利用しやすいと聞いております。しかし、その判断基準は明確に設定されているのでしょうか。また、その判断はだれが行っているのでしょうか。例えば滋賀県では、「しがベンチマーク」という指標を表す取組をしております。これは滋賀県が目指す方向性や将来像を明らかにし、それを実現するための目標などについて多くの人が共通の認識を持ち、協働していくためのツールです。細かく申し上げますと、滋賀県のさまざまな問題に個別に目標を設定し、現状や全国レベルと照らし合わせて、個別に達成度を満点5として評価し、それをNPOや多くの団体に配布しています。このように客観的な数値で表すことによって一目で到達度がわかる、県政の進んでいる点や課題がわかりやすいなどメリットが出たそうです。これを、小樽市においても身体障害者施策において利用者の満足度や全国の類似都市と比較した施策の充実度などの指標を設定し、だれもがわかりやすい基準づくりをするべきかと考えますが、見解をお伺いいたします。次に、身体障害者にはさまざまなケースがあります。例えば視覚障害者であったり、肢体障害者であったり、聴覚障害者であったりです。それぞれのニーズが異なるため、聴覚障害者は大丈夫でも、視覚障害者には不便である問題もあります。例えば歩道橋ですが、点字ブロックが壊れていると視覚障害者の方々は歩道橋にぶつかってしまうそうです。こうした方々の意見を行政側が受ける機会としては、窓口、施設訪問、要請があれば出前講座があると聞きましたが、ある身体障害者はせっかく行っても窓口があいていないときがあると言っています。陳情の提出による話合いは年に一、二回だと聞いております。身体障害者福祉協会が年に一度行う総会に市役所の方がお見えになられ、あいさつをされるそうですが、それだけではあまり話合いになっておらず、進展がないと聞きます。また、その会員で決してすべてではありません。この協会以外にも個別で活動している団体があると思います。今後、例えば月に1回など、定期的に行政側の福祉部や建設部と身体障害者の方々が集まって話せるような会合を設けてはいかがでしょうか、見解をお伺いいたします。また、歩道橋ですが、視覚障害者にとっては、先ほど申し上げましたとおり結構危険なものだそうです。ある障害者の方が使用率の低い歩道橋を調査し、そういうものは撤去してほしいと、五、六年、国や道に要請しているそうですが、予算がないとして退けられている現状だそうです。以前にもこのことについて質問をし、道・国と協議をしていきたいと答弁されておりますが、現在の小樽市の対応をお教えください。次に、軽車両について質問させていただきます。今回の軽車両とは、観光で使われている人力車や馬車、また、自転車におけるけん引のことについてを含めての質問をさせていただきます。現在、小樽では、このような人力車や自転車によるけん引、馬車などによる多くの軽車両が観光客を楽しませております。また、多くの企業が参入し、多種多様な移動手段ができ、小樽の一つの特徴になりつつあります。しかしながら、それらの参入企業はすべて質の高いものとは言えないようです。研修もなく、いきなり公道を走らせて事故が起きそうになったり、車との騒動を起こす企業や、馬やポニーを使っているところではふん尿の扱いが悪いところなどもあるそうです。このような企業参入は小樽としてもうれしいことだと思いますが、観光の質を落とすようなことがあってはならないと思います。また、事故があってからでは遅く、今の段階から、研修制度の導入や一定のルールを確立していく必要があるのではないでしょうか。現在の法律の下では、軽車両は車ほどの基準はありません。小樽市の特徴でもあるわけですから、それらの企業との連携を図り、小樽に見合う取組へルールを確立するべきかと思いますが、市長の感想をお聞かせください。次に、夕張市を見ての質問をさせていただきます。夕張市が財政再建団体の申請をしようとしております。実質の行政破たんです。この原因を炭鉱から観光への転換の失敗と見る人や、石炭の歴史村、マウントレースイなど一つ一つに言及する人もいますが、私は、許容量を超えてやり続けたこと、キャパシティを超え限界なく取り組んだことが大きな原因ではないかと思っております。今後の小樽市に置き替えるならば、例えば市立病院が新しくなるのも、市営住宅ができるのも、新幹線が走るようになるのも、すべてにおいて便利なことになることであり、市民のだれもが喜ぶことかもしれません。地元に仕事を落とすという観点から見ると、経済の発展につながるとおっしゃる方もいるかと思います。また、退職手当を払うのも職員への慰労の意でもあり、当たり前のことなのかもしれません。しかしながら、今、小樽ではそれがすべて借金で行われているということを忘れてはなりません。その支払っている体力がこの小樽にあるのでしょうか。そして、その支払を求められるのは我々ではなく、我々の子供や孫、つまりはこれから小樽に住むであろう次世代の子供たちです。彼らにはそのことに対する発言力はなく、我々こそがそこまで考えて政策を打たなければならないと思います。それを夕張市を見て悟りました。前定例会にて、財政部長は夕張を対岸の火事ではないと発言されていましたが、市長にとって夕張市を見てどのように思われたのか。また、その背景から反面教師とし、小樽市の中でされ始めたことやしようとしていることがあればお教えください。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

森井議員の御質問にお答えいたします。初めに、議員の口ききに関する御質問で、議員と職員とのやりとりの情報公開についての御質問であります。議員の皆さんと職員の間ではさまざまな場面においてお話をする機会があり、その内容も多岐にわたりますので、それらをすべて情報公開の対象とすることが必要なのかどうか。職員の事務量の増大の問題もありますので、他都市の状況などを参考に庁内で議論をしてみたいと思いますが、これについては職員の対応の問題であると同時に議員の皆さんにもかかわると思いますので、議員の皆さんの中でも御議論をいただければ大変ありがたいと思います。次に、こども発達支援センターについての御質問ですが、初めに利用者の保護者からの御要望でありますが、開設当初は暖房やトイレの改修、廊下の手すりや車いす用スロープの設置など、施設・設備についての御要望がありましたが、順次要望のあった個所の改善を実施いたしました。また、開設以降、言語指導の拡充についての御要望があり、昨年度より専門職である言語聴覚士を採用し、御要望におこたえできるよう努めているところであります。次に、保護者の方々との話合いでありますけれども、これまで必要に応じ、数回話合いの場を設けておりますが、利用者の障害種別や利用形態及び年齢層の違いなどがあることから、すべての保護者を対象とした定期的な懇談の場は設定しておりません。なお、センター及び分室では療育の場に保護者が同伴していることから、職員が日常的に利用者や保護者の方のニーズの把握に努めるとともに、必要に応じて所長が直接保護者の御要望を伺っているところであります。次に、ニーズ把握についてですが、これまではアンケート調査は実施しておりませんが、ただいま申し上げましたとおり、日常的に職員が利用者や保護者と接する中で、そのニーズを酌み取ることとしております。なお、ニーズの把握方法につきましては、アンケート調査も含め、今後また検討してまいりたいと思います。次に、こども発達支援センターと分室との情報共有でありますけれども、センターと分室の職員全員によるケースカンファレンスや運営会議を定期的に実施しているほか、随時、研修などを全体で行い、常に職員の情報の共有に努めております。次に、支援センターの開設からの経過でありますけれども、こども発達支援センターは、子供の発達に関する相談及び療育の窓口の一本化を目的として設置をし、開設当初35名の登録者数が、本年9月1日で88名へと増加しております。この間、登録者数の増加に伴うニーズの多様化にこたえるため、障害別クラスの増強や個別指導体制の充実などを図ってまいりました。今後も保健所や障害児通園施設、幼稚園や保育所などと一層の連携を図ってまいりたいと考えております。次に、障害者の交通権についての御質問でありますが、初めに身体障害者施策についての指標や基準でありますが、現在、福祉バスの利用しやすさについての指標等は設定しておりませんが、平成16年度の利用実績に比べ、平成17年度の利用実績は運行回数で1.2倍、利用延べ人数で1.1倍となっており、利用は伸びているところであります。また、障害者の移動に対する支援としては、外出介護や福祉バスのほかに重度身体障害者移動支援事業、障害者タクシー利用助成事業、身体障害者の自動車免許取得費や自動車改造費に対する助成事業など、他都市に比べる指標はありませんが、さまざまな施策を実施しているところであります。今後、次期総合計画の策定にあわせまして、身体障害者施策に限らず指標や基準の設定について検討してまいりたいと思います。次に、身体に障者のある方との会合でありますけれども、定期的な開催はしておりませんけれども、これまでにも懇談会を開催した経緯があり、また、障害者団体などからの御要望については随時お聞きしているところでありますが、今後も障害を持った方々の御意見を伺う場を設けるため、その方法などについて障害者の団体などと協議してまいりたいと考えております。次に、利用率の低い横断歩道橋の撤去についての市の対応でありますけれども、市内の歩道橋は通勤者・通学者や商店街の来街者等の道路横断時の安全確保のために設置されたものでありますが、身体に障害のある方や高齢者等には利用が難しい側面もあることから、歩道橋のあり方について、撤去も含めいろいろな御意見があることは承知しております。これまでも市民の皆様から歩道橋について御意見・御要望を伺った場合には、道路管理者であります小樽開発建設部や小樽土木現業所、さらに小樽警察署と協議を行ってまいりましたが、歩行者の安全確保、代替施設の設置、住民同意などさまざまな課題があることから、今後におきましても、関係機関と引き続き協議し、対応してまいりたいと考えております。次に、軽車両についての御質問でありますけれども、最近、運河周辺や堺町を中心に、人力車や馬車などに乗って市内観光する観光客が増えたという印象があります。公道を交通法規に沿った運行をしているとはいえ、他の車両との接触事故や歩道占有による通行への支障などのほか、馬車などでは衛生上の問題が危ぐされます。近隣の事業者や観光客などから苦情のあった個々のケースに対しては、関係部局でその都度対応しておりますが、モラルの問題であり、個人事業者も多いことから、根本的な規制は難しいものと思っております。今後とも関係団体と連携して苦情対応を徹底し、事故やトラブルが起きないよう努めてまいりたいと考えております。最後に、夕張市の財政再建団体の申請の問題でありますけれども、私としても非常に衝撃的な出来事であり、重く受け止めております。夕張市に限らず道内の各自治体は、長引く景気の低迷による税収減や公債費の増などにより厳しい財政運営を余儀なくされ、危機的な財政状況に置かれております。私としてはこのたびの夕張市の問題を肝に銘じ、今後の財政運営に当たっていかなければならないと考えております。つい先日も、職員の間から、夕張市のいろいろな問題について新聞報道されています、こういう行革をやっていくのだとあって、職員の感想としては、まだそういうことなのかなと、ずいぶん遅れているというメールが入りまして、やはり小樽は相当早くから行革に取り組んでいるところでございますし、いずれにいたしましても、財政再建推進プラン実施計画を着実に実行していくとともに、事業選択に当たりましては、これまで以上に必要性や緊急性を十分勘案して、将来の市民負担を見据えながら進めていかなければならないと、こういうふうに考えております。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)

再質問 2番 森井秀明

幾つか再質問をさせていただきます。まず、この表現はあまり好きではないのですけれども、この口ききについてなのですが、つい先日、神戸市で口きき防止条例が成立したそうです。これは完全に汚職事件を背景につくられたものだと思うのですが、しかしながら先ほど例に出した鳥取県の方は必ずしも汚職ということではなくて、やはり行政が取り組んでいることに対しての提言、要望という背景で要綱がつくられています。つまりは議員自身も市民の代表ですから、それに対しての受止めが行政側としてしっかりどのように行われているかということを表すことが市民説明の一つにつながるというふうな考え方を持っているそうです。ですので、必ずしも議会側だけの問題ではなく、行政との連携の中で初めて形ができるのではないかというふうに思っておりますので、今後、それぞれだけではなくて同じテーブルで話ができるような、当然それは議会側でももちろんそうなのですけれども、行政としてもそのような目線を持っていただきたいというふうに思っています。それについて一応見解をいただきたいというふうに思います。それから、こども発達支援センターについてなのですけれども、言語聴覚士が採用されました。しかしながら、それは幼児ことばの教室に3名いたところが1人退職されたのです。臨時職員だったのですけれども、そのあいた枠の新規採用という形で言語聴覚士が雇われたのですけれども、その方はほぼ本室の方で業務についております。つまりは分室の方にもともと3名いたところが2名の体制になって、本室の方が1名増えたということになるのです。当然に今、本室、先ほど市長答弁があったように人数も増えておりますし、かなり大変な労力を要しているのではないかというふうに思うのですが、だからといって必ずしももともとの分室の機能が小さくなってしまっては、今の子供たちの対応がやはりどうしても遅れていってしまう。その人数割合で考えると、どうしても本室の方がというふうになるとは思うのですけれども、どちらにおいても子供たちに接する時間だけではなくて、当然にケース会議であったりとか、又は個別相談であったりとか、そのような時間を設ければ設けるほどに、必ずしも人数、どれだけ通っていたかだけでは判断できない部分というのが大きくあります。ですので、私は実際にどちらの施設も見て、人数的にかなり厳しいのではないかなというふうに思っています。ぜひ両方の施設が成り立つことによって、こども発達支援センターというものが成り立っていくだろうというふうに思っていますので、その点についてお聞きしたいというふうに思っています。また、先ほど、いろいろなニーズにあわせて施設も変わってきているというお話もありますが、分室に関してはもともと言語障害のある子供たちに対してできた施設ですけれども、本室の方はもともと中学校の施設ですから、やはりまだまだニーズにこたえきれていないのではないかというふうに私は見ております。また、以前、銭函から肢体不自由の方が通われていたのですけれども、その方が福祉のバスが1台しかなくて、どうしても小樽築港駅まで出て、小樽築港駅までしかそのバスが迎えに行けなかったというようなお話も聞いております。ですので、その子供たち一人一人のニーズ、やはり健常者のような自由な状況の中で動けるわけではないですから、その状況にできるだけこたえるというふうになると、今のままではまだまだ厳しい部分、不十分な部分があるのではないかということで、もっと父母との方との意見交換というか交流というかそういう場を増やすべきではないかと、特に2施設あるわけですからすべてのニーズはなかなか把握しきれないと思いますので、その点における定期的なものが私は必要ではないかというような話で質問をさせていただきました。この点についても見解をお願いしたいというふうに思います。この二つをお願いします。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

口ききと言ったら変ですけれども、例えば議員からの提言、要望、こういったものは、一義的にはこういう議会の場でされるものでないのかなと。時によっては、いろいろな課題について、政党として市に対してこういうような要望が来ると、こういうのはございます。その他どういう状況が考えられるか、まだちょっとわかりませんけれども、鳥取県でこういう取組をされているということですから、こういった事例もよく調べて、研究して、そしてまた庁内で議論をして、同じテーブルにつけるかどうかわかりませんけれども、我々としての調査内容といいますか、検討結果なんかをまた議会へお示しをして、それをまた検討してもらうとか、そういうことは可能かと思いますので、もう少し時間をいただいて庁内議論をしたいと、こういうふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 中町悌四郎(福祉部長は2008年3月まで)

こども発達支援センターにつきましての再質問でございますけれども、分室、こちらの方では幼児ことばの教室ということで、現在登録されている方は約10名おられます。その方々の利用なのですけれども、1週間ないし2週間に1回とか2回とかという、そういう利用方法です。そうしますと、1日のこういった幼児の方の利用は1名ないし2名、そういったような日常の利用です。ですから、言語聴覚士を採用するに当たりまして3名から2名になりましたけれども、現状ではこの指導体制で十分であるというふうに私たちは考えていますけれども、もう一度その辺、保護者の方とも十分話し合っていきたいというふうに考えています。それから、こども発達支援センターの送迎の方法なのですけれども、こちらにつきましては送迎バス1台、そしてやはり住んでいる地域によりまして、直接御自身の車で通われるという子供もいます。そういったことで、送迎用のバスは1台しかございませんので、物理的な問題は実際にございますけれども、利用者の方がどのような要望をしているか、その辺のことも、先ほども市長から答弁申し上げましたとおり、障害の種別とか年齢の違いとかいろいろな部分がありますので、全体的な懇談で、すぐさまそういった問題解決かどうかというのはありますけれども、そういう皆さんからの御要望をお聞きすることも、どういうような方法ができるか、その辺もあわせて考えてみたいというふうに思います。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)

再々質問 2番 森井秀明

再々質問させていただきます。今の福祉部長の答弁についてなのですけれども、現在、分室の方に登録されている方は18名と聞いております。そして、先ほどもお話しさせていただきましたが、子供自身が来るのは、たぶん平均すると1日2名とか、その程度かもしれません。しかしながら、先ほども言いましたように障害のある子供たちに対しての対応というのは、必ずしも接しているときだけではなくて、職員同士の共有であったりとか、この子に対してどのようなアプローチをしていくべきなのかとかという相談も含めて、いろいろな形での時間が必要ではないかというふうに私は思っております。実際に当然に福祉部長ですから、どちらの施設にも足を運んで、どのような形で業務をこなされているのかというのは存じているとは思うのですけれども、今の答弁ですとそのお話が全く聞き取れないように私は思いますので、その点についてだけ、見解というか確認というか、そのことについて改めてお話しさせていただきます。

答弁 福祉部長 中町悌四郎(福祉部長は2008年3月まで)

確かに分室には2名の方が配置されると。しかしながら、日常的には必ずセンターの方に出勤して、センターの職員と打合わせをしながら、そしてその日に行う指導の内容とか、そういったものを十分、いわゆるその辺の情報の共有というのですか、そういったことも努めながら、そして分室の方に向かうと、そういう体制をとっております。ですから、なるべく分室とセンターと違う内容で行われるということではなくて、やはりセンターと分室とが共通して同じ内容で行われるように努めております。ですから、カンファレンスとか運営会議できちんと場所は分かれておりますけれども、そういった職員同士の情報をきちんと共有しようと。それとあわせてそういう研修でお互いに資質を高めていこうと、そういうふうに努めております。その辺につきましても、今後もさらにそういったことを向上させるためにどのような方法がいいのかということにつきましては、十分考えていきたいというふうに思います。

答弁 福祉部長 中町悌四郎(福祉部長は2008年3月まで)

先ほど森井議員の再質問に対する答弁で、発達支援センター分室の登録人員を私の方から10名と答えさせていただきましたけれども、今日現在の登録人員で申し上げますと17名であるというふうに訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

出典:小樽市議会 平成18年第3回定例会 2006年9月13日 議事録 PDF(124ページ) 間違いを知らせる