みんなの議会

小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月7日

(1)一人一役/(2)除排雪について/(3)レジ袋税

2006年3月7日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「一人一役」「除排雪について」「レジ袋税」について質問し、市長 山田勝麿、環境部長 安達栄次郎が答弁しました。

質問者
森井秀明 議員
答弁者
市長 山田勝麿、環境部長 安達栄次郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 森井秀明

一般質問をさせていただきます。まず、この状況を打破するために市民の力抜きでは難しいということを、皆さん感じているかと思います。また、市民にこの責務を背負うことへの自覚を促していく必要もあると考えます。さらには、一人で複数の審議会等に携わっている人たちへの負担を減らさなければならないとも思います。つまりは、基本は一人一役ではないでしょうか。それを合言葉に市民参加を積極的に促していくべき必要があるかと思います。一人でも多くの市民が市政に参加できるような仕組みづくりについて、現状をお聞かせください。これからは、特に女性の力と学生を中心とした若者の力が大切かと思います。今までも幾つかの市議会に傍聴並びに出席させていただいておりますが、やはり女性や若者の姿があまり見られないと感じます。この女性、若者と連携していく手段を市としてどのような取組をされているのか、お教えください。審議会においても、この女性や若者の参加を促せるよう、仕組みづくりをしていく必要があると思いますが、市長におかれましてはいかがお考えでしょうか、お聞かせください。また、審議会における市民公募の割合がもっと高まるべきかと思います。現状における審議会での市民公募の割合は平均するとどれほどなのか、お教えください。また、その割合を高めていくべきと私は思いますけれども、現在の市民公募に対する参加者の割合については妥当であるとお考えでしょうか。市長の御見解をお伺いいたします。次に、除排雪についてお伺いいたします。まず、雪対策協議会の必要性があるのではないかということから話させていただきます。今年度は雪の多さに厳しい年であったと感じます。この状況を今後においてよりよくしていくためにはやはり市民の協力が不可欠だということは、市長をはじめ皆さん思われていることだと思います。では、今後においてどのような得策があるのか。例えば石狩市においては、雪に対する市民協議会を持ち、市民と協働で雪に対する対策を考え、実践し始めています。今年度は2回以上排雪を入れる場合に、一度目は市負担、二度目以降は町内会負担で行うという形式で、3町内会をモデルとして取り組み、実績を上げているそうです。これらの意見は市民側から出ており、市側が促した行為ではありません。そのような市民意思を酌み取ることができる場を創出することが、小樽にとって今必要ではないでしょうか。また、子供たちが通学する歩道に排雪し、車道を歩かざるを得なくなっている状況を生み出したり、グレーチングを外して側溝に排雪をした後、そのグレーチングを閉じずにそのままにしているなど、子供たちを危険にさらすようなモラルの低さを改善できるのも、行政指導を行うというよりも、市民自身から意識改善することが有効であると思います。そのようなモラル改善に向けても話合いができれば、また、市民からの情報発信基地としても、そのような協議会が今後において不可欠ではないでしょうか。やはり市長自身がいつも市民協働とおっしゃっているように、除排雪においても市民、町内会との協働は不可欠であり、市民有志の協議会の設置は有効であると思われますが、市長の見解をお伺いいたします。続いて、一つ提案させていただきます。ふだんは交互通行している複線の道を、冬だけ一方通行路として認定することはできないものでしょうか。雪が降ると、どうしても道幅が狭くなる現状が出てきています。それに対しての複線確保は、現段階では常々行わなければならないことだということを認識しています。しかし、その道幅を常々複線に保とうと望むがために手が回らないこともあると思いますし、市民もそれを望むのが当たり前だと感じている部分もあるのではないでしょうか。初めから冬の期間中一方通行路であると認識していれば、狭い通りですれ違うこともなく、交通もスムーズになり、排雪の必要性も下がるのではと思います。特に坂道の多い小樽では、坂でのすれ違いは日常行われておりますけれども、当然、冬になると事故が多発する場所に切り替わります。下り側はブレーキがききにくく、また、上り側はスリップし、うまく上ることができないために、両者の意思が合わないときに事故が発生すると思います。それらの場所を初めから上りだけ又は下りだけと決めておくと、そのような事故が減るのではないでしょうか。当然その周辺の住民との協議、また、警察との調整は大変重要な部分だと思っておりますが、取り組める可能性があるのではないでしょうか。ぜひ今後に御検討していただきたく思いますが、御見解をお願いいたします。冬の期間中に一度も排雪ができない市道はどれほどになるのでしょうか。なぜこの質問をさせていただくのかと申しますと、このたび市道認定される通りが幾つもあります。市道に認定するということで、以前より除排雪に対する期待をその周辺住民に与えてしまうのではと危ぐします。そのことは、市長におかれましてどのように思われるでしょうか、お教えください。また、以前より、排雪日程をインターネット上で公開すべきではないかと話をしております。公開することで、排雪がされずとも、その日が来ればと我慢できるのではと思いますし、また、公平性が保たれるのではないかと思います。情報がないがために、早くしてくれという苦情も多いのではないでしょうか。当然、雪の降りようとその入る予定の日程がかみ合わず、道路状況が厳しい中で早くしてほしいという意見が出ることは、公開をしてもあり得るとは思いますが、苦情を言わなければ来ないと思われることはなくなると思います。排雪の仕事を行っている証拠を見せる上でも公開は不可欠であると思いますが、いかがでしょうか。市長の御見解をお伺いいたします。最後に、レジ袋税についてお伺いいたします。容器包装リサイクル法の見直しに伴い、最終案が出されました。まずはその最終案の中で、レジ袋に伴うことについての感想をいただきたいと思います。私は、これからの時代、生産性だけを高めるということでは経済は成り立たなくなってくると思っています。環境とのバランスが問われ、使い捨てを主とした時代は近い将来終わりを迎えるのではないでしょうか。その中で、使い捨ての背景で仕事をされている人たちがその時代背景に気がつかなければ、厳しい現実と向かい合わなければならなくなると思います。そのためには、地方からその意識を高めてもらうような率先した取組をしていかなければならないと思います。特に小樽は知名度が高く、歴史的建造物を背景とし、もったいないという言葉を広く伝える力を秘めていると考えます。私は、レジ袋だけではなく、例えば割りばし、例えば使い捨てお絞り、また、ホテル等で使われる使い捨てかみそりや歯ブラシなども対象にすべきだというふうに思っています。以前にも話しましたが、ごみ袋に伴う有料化より先立って行わなければならないことだと今でも自分は思っております。質ある生産、環境を考えた消費、こういう考え方がこれからの経済にとって必要ではないでしょうか。レジ袋税を中心とした環境に配慮する目的税に対する市長の見解をお伺いいたします。以上をもって一般質問を終わります。再質問は留保いたします。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

森井議員の御質問にお答えいたします。初めに、市民の市政への参加についての御質問でありますけれども、まず一人でも多くの市民が参加できるような仕組みづくりの現状でありますけれども、市民の皆さんの声を聞き、市政運営の参考とする仕組みといたしましては、市長への手紙、ホームページにおける御意見・御要望の受付、市長と語る会などがあり、また、必要に応じて公開シンポジウムやワークショップの開催、パブリックコメントやアンケート調査、モニター調査の実施、地域説明会の開催なども行っております。次に、女性や若者と連携する取組でありますけれども、女性につきましては、平成15年に策定した男女平等参画基本計画の基本目標の中で審議会や委員会等への女性の参画促進を定め、女性登用率の目標値を平成24年度で40パーセントと設定しているところであり、平成17年度の実績としては約32パーセントとなっております。若者との連携につきましては、審議会への参加の目標値などは定めておりませんが、例えば総合計画の策定時や雪あかりの路など個別の事業の実施に当たっては、学生などを中心とした若者との連携を図っているところであります。次に、審議会における女性、若者の参加を促す仕組みづくりでありますけれども、審議会などにはその目的、内容によって性格が異なるさまざまなものがあり、委員が限定される場合もありますが、一般的には特定の人などに偏ることなく、幅広い市民層からの委員の参加が望ましいものと考えております。次に、審議会における市民公募の割合でありますけれども、平成17年度当初において約60の審議会などの組織が活動しておりますが、そのうち市民公募を行っているものが三つありますので、割合としては約5パーセントになります。また、この割合の妥当性でありますけれども、確かに割合としては低いと思いますので、今後、審議会などの委員選出のあり方について検討してまいりたいと考えております。次に、除排雪の問題で何点かお尋ねがありましたけれども、初めに市民有志による協議会の設置の件でありますけれども、小樽市では従前から、降雪時の前に各町会を対象とする除雪懇談会や町会長を対象とする除排雪計画説明会を開催して御意見をいただき、市民の声を反映することとしておりますが、除排雪作業は市民の皆さんの協力が必要不可欠であることから、町会の方々と十分話合いを行い、相互理解を深める必要があると考えております。このため、今年は早い時期から、町会単位で市民の方々と協働の雪対策について話合いを進めてまいりたいと考えております。なお、石狩市の事例につきましては、今後、情報を収集し、研究してまいりたいと思います。次に、地域内に近接する複数の道路の交互通行を冬期間限定の一方通行とすることでありますが、一方通行規制については公安委員会が所管しており、交通安全の確保についての周知徹底の難しさなどから、冬期間限定の変更規制は困難とされております。しかしながら、市道においては幅員やこう配など道路形態の違いなどがあり、今後、通行確保が難しい路線もあることも認識しており、現在、一部の地域で住民が独自のルールを設け、実施している路線もあることから、今後、他地域における情報を収集してまいりたいと考えております。次に、市道認定される道路の除排雪でありますが、市道認定される道路の除排雪水準は、道路こう配や幅員などの道路構造及び交通量などによって定められております。今後とも市道認定を行う場合は、要望者に対し市の除排雪のあり方などについて説明をし、理解を得るよう努力してまいります。次に、排雪日程の公開でありますけれども、排雪情報を公開することのメリットとしては、全市的な状況を周知することにより透明性を持たせることができます。一方、デメリットとして、過去に一部試行した段階で道路への多量の雪出しや気象状況や機材の手配などにより、日程に狂いが生じ、市民から多くの苦情が寄せられた経過があります。このことから、排雪日程を公開することには多くの課題の整理が必要であるのではないかと考えております。次に、レジ袋の削減でありますけれども、中央環境審議会の廃棄物リサイクル部会の容器包装リサイクル制度見直しに係る最終取りまとめ案では、スーパーマーケットなどの小売店で無料配布しているレジ袋等がプラスチック製容器包装全体の中で大きな役割を占めているため、これらの排出量を削減することが重要な課題であるとしております。この対策として、小売店におけるレジ袋等の無料配布を抑制するため、実効性の確保を旨としつつ、法制的な観点を含め妥当な方策を講ずることについて検討すべきであるとしています。レジ袋等は事業者の努力や消費者の選択により削減が可能であり、レジ袋等の抑制対策を講じることが廃棄物の減量意識の向上にもつながることから、この取りまとめ案を基にして容器包装リサイクル法がどのように改正されるのか、関心を持っているところであります。次に、レジ袋税を中心とする環境に配慮した目的税でありますが、税収がリサイクル対策や環境保全対策に充てられ、現在の使い捨ての文化や生活習慣を見直すきっかけになる一つの手法であるものと考えております。しかし、平成14年3月に条例を制定した東京都杉並区では、附帯決議で実施時期については景気動向やレジ袋の削減状況などを配慮し、議会の同意を得ることとされ、現在もレジ袋税を導入しなくても区民や事業者の自主的な努力により削減できないかなど、議会や住民の間にさまざまな意見があることから、この条例は施行されていないと聞いております。また、中央環境審議会の審議においても、レジ袋に対する課税や有料化などについて具体的な方策を示すことができなかったと聞いており、環境目的税の導入については難しいものと考えております。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)

再質問 2番 森井秀明

再質問をさせていただきます。まず1点。一人一役という話をさせていただいたときに、市民の皆さんに、やはり今取り組まれている理事者の方々、市役所職員の方々と同じようにいろいろな出来事に対しての責任を背負ってもらう、そういうことに対しての促しが必要ではないかということをひとつ入れさせていただきました。今、町内会においての説明会であったりとか御意見を伺っているというお話もありましたけれども、例えば雪の状況で苦情を入れたいという形で連絡をされている方々というのは、それは市の行政の仕事がやってもらえないからではないかということが背景にあると思います。しかしながら、例えば、対策協議会の話をさせていただきましたが、そういう苦情を話されている方がその対策協議会に入ることによって、自分もこの場で何とか取り組まなければ、また来年も同じことになる。つまりは改善するという考え方に至るのではないかと。そういうことも自分としてはやはり考え方がありまして、当然パブリックコメントであったりとか市長への手紙など、御意見を収集されているのは重々理解しておりますけれども、そこにそれぞれ住まれている方々に、ともに行うその責務というものを背負っていただきたいと、そういう気持ちもありましたので、改めてそのことはお伝えしたいと思います。答弁の方は要りません。もう一点、レジ袋税のことについてなのですが、今日の北海道新聞で「プラ容器、袋も値上げ」ということで、「市内業者が節約は限界」というような形の題目で記事が出ております。この中で弁当の容器とか、あとクリーニングのというような話もあるのですが、先ほど自助努力によってということですけれども、どこかの販売店だけが値上げをするとか、どこかだけがそれに対しての費用をつけるというようなふうになると、やはり市内全体の中で、ここはついているから買いに行かないとか、ではこっちはそういう費用がかからないので買いに行くとか、そういうアンバランスな状況、いわゆる平等性がなくなるのかなというふうに感じます。それを一律できるのは、ある意味行政ではないかなというふうに思っています。特に私は、そのレジ袋税を導入する理由というのは、業者の方々に対しての圧力、プレッシャーではなくて、市民の方々が、一人一人そういうものに対して本来は費用がかかるということを認識しなければいけない。つまりは、例えばクリーニングにおけるビニールであったりとか、弁当におけるポリ容器だったりとか、そういうものを使わない、必要ないというような考え方に至っていかなければいけないのではないかというふうに思います。幾つかのスーパーで、レジ袋を減らすために買物かごをそのまま持ち帰れるような取組をしているところが小樽市内にもあります。それと同じように、例えば弁当容器であればちゃんとした弁当容器を用意していただいて、それを持ってきていただければそれに入れるとか、そういうような工夫とかもできるようになるのも、やはり当然民間におけるそれぞれの自助努力もありますけれども、行政の側でそれを一律して展開をしていくという行為が、そういう無駄なものというか、そういうところに行き着くのではないかというふうに思いますので、当然、隣接市との兼ね合いとかもありますが、やはりこれだけエネルギーの背景が、石油エネルギーというものが枯渇するというふうに言われている中で、エネルギー転換がうたわれ、例えばバイオマスであったりとか自然環境エネルギーというようなお話がある状況の中で、その石油エネルギーでつくられている製品のものを抑制していくという考え方は、今後、行政に必要だというふうに私自身は思っています。それを先ほども言いましたように、小樽市という背景の中で、これだけ歴史的背景が観光資源として整っている小樽市からその発信をしていくというのは、大変重要なことではないかというふうに自分は思っていますので、それについて改めて見解をお願いいたします。

答弁 環境部長 安達栄次郎(環境部長は2006年3月まで)

森井議員の再質問にお答えいたします。先ほど市長からも答弁を申し上げておりますけれども、このレジ袋の問題あるいは容器の問題といいますのはやはり全国的に非常に重要な問題であるということを、今回、中央環境審議会の中で共通の認識の中でいかにこの排出抑制をしていくのかということが議論されたというふうに私どもとしては認識しております。そういった中でも、中央環境審議会あるいは産業構造審議会の中でも、この抑制対策については具体的な方策については示されなかったわけでございますけれども、まもなく始まる今国会の中で環境省の方から、このレジ袋に対する一定の抑制対策について、容器包装リサイクル法の改正の中で一定のこの方向が示されるだろうというふうに一応聞いております。ですから、やはりこういった全国的な問題の中で、ただ単にこの国のこれから示されてくる制度と違う方法や、あるいはこの制度を超えて、今、小樽市が違う方策を考え、市民に負担をかけるということはなかなか難しいのではないかと。私どもとしては、今後の国の出されてくるそういう内容を見ながら対応してまいりたいと、このように考えております。

出典:小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月7日 議事録 PDF(154ページ) 間違いを知らせる