みんなの議会

小樽市議会 平成16年第3回定例会 2004年9月14日

(1)平成15年度決算について/(2)地方六団体の改革案について/(3)障害児放課後児童クラブについて(1「特学」の現状について)/(4)小樽港の入管体制について/(5)ごみ減量化と有料化について

2004年9月14日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「平成15年度決算について」「地方六団体の改革案について」「障害児放課後児童クラブについて(1「特学」の現状について)」「小樽港の入管体制について」「ごみ減量化と有料化について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、環境部長 安達栄次郎が答弁しました。

質問者
斎藤博行 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、環境部長 安達栄次郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 斎藤博行

平成16年第3回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問します。冒頭、今回の台風18号により被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。また、復旧作業に当たられている関係各位に敬意を表します。さて、会派代表質問も4人目となりました。さきに質問に立たれた3人の方と質問が重なる部分もありますけれども、通告していた関係もあり、予定どおり質問させていただきます。戦後3度目の地方財政危機は、12年目に入りました。バブル経済が崩壊した後、歴代政府、自民党の景気対策として動員された地方財政は、今、疲弊の極にあります。さきの2度の地方財政危機とは異なり、今回の地方財政危機はデフレ経済下の一般財政危機にある点にその特徴があります。つまり地方税収入と地方交付金収入の危機だと思います。過去の2回の地方財政危機のときのように、地方債の増発と、それがインフレによって解消されるという方法が使えないのです。そのため、いわゆる地方財政の2004年問題は避けられない構造的問題として、10年前にセットされていたと言うことができます。具体的には、第一に94年以降、、 。 。 、減税補てん債は据置きの後 一括償還が定められています その償還が2004年度に集中しております また第二に景気対策として進められた公共事業のため借り入れた地方債の償還が始まります。また、第三に2001年から始まった赤字地方債の臨時財政対策債の償還も2004年からです。さらに、第4に交付税特別会計が借り入れている約50兆円の借入金の返済が2004年から始まり、結果として交付税の減額をもたらしています。このように、小樽市だけでなく、全国の地方財政を取り巻く情勢が大変だということを踏まえ、質問いたします。最初に、平成15年度決算について伺います。当初 赤字が心配された15年度決算ですが 結果として4,500万円の黒字となりました 赤字再建団体への、 、 。転落を何とか回避したい、この思いは小樽市の理事者の皆さん、そして職員の皆さん、さらには市民の多くの方の思いであると考えます。そのような思いを痛いほど感じながら、決算に向けた作業を進められたと思います。そこで、赤字を回避するために、いろいろな工夫や苦労があったと思いますが、特に今回、赤字決平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録算回避のために効果があったのは何であったか、お示しください。次に、他の会計からの借入れについて伺います。今回、他の会計等からの借入れが行われましたが、その実態について、会計別の金額、またいつからこのような方法をとり出したのか、お知らせください。次に、一般会計に貸し出せる他会計の資金とはどのような性格のものなのか、お示しください。また、それぞれの会計には、それぞれの目的を持って基金等への積立てなどをしていると理解しております。そうした部分に影響はないのか、心配です。説明してください。こうした方法を何回も繰り返すことが可能とは思えませんし、返さなくてもよいとも思えません。これらの償還計画はどのようなものになるのか、お示しください。それと関連しまして、冒頭お話ししましたように、地方財政危機2004年問題は、小樽も例外ではないと思います。今後の市債償還額の見通しについてお聞かせください。具体的に、一般会計、特別会計、企業会計について、残高と今後3年間の返済額をお聞かせください。次に、平成15年度の歳入についてお聞きします。歳入の内訳は、市税149億5,700万円で、歳入全体の23パーセントを占めています しかし この額は前年度に比べ 6億3,700万円の減となっております このよう。 、 、 。な税収入減少の原因は何か、市長は今議会の提案の中で、市税4.1パーセント、個人市民税5.3パーセント、固定資産税4.3パーセントの減少によるとだけ触れられていますが もう少し具体的にお知らせください つ、 。まり、市民税では特別徴収とその他でどのような変化があったのか、また、法人市民税はどうだったのかをお示しください。また、固定資産税の比較では、建物の新築による税収増が幾らで、評価替えによる税収減は幾らだったのか、示してください。この項、最後になりますが、財政再建計画について伺います。多くの市民の皆さんは、小樽市の財政状況を心配して、自分で我慢できる負担には耐えようとしています。そして、職員の皆さんもまたそうだと思います。赤字再建団体転落回避を目指し、それぞれの立場で頑張っております。そうした人たちの頑張りを支えるものとして、小樽市財政再建計画はたいへん重要な意味があると思います。財政再建計画が市民や職員に与える意味について、改めて市長の見解をお聞かせください。そして、重要であり、期待されている財政再建計画策定の作業はどのような段階なのか、また、予定どおり年度末に出せるのか、お聞かせください。次に、地方六団体の改革案について伺います。本年8月24日、国庫補助負担金等に関する改革案、いわゆる地方分権推進のための三位一体改革が決定されました。既に、補助金廃止、税源移譲、交付税改革の三位一体改革は、2006年度までに4兆円の国庫補助負担金廃止、基幹税の税源移譲、交付税見直しで決着していることになっています。しかし、2004年度を見る限り、その先行きは不透明と言わざるをえません。2004年度に1兆円以上の国庫補助負担金が廃止されましたが 税源移譲が見込まれるのは6,558億円にすぎませんでした その際 並行して交付税とその代替財源、 。 、である臨時財政対策費、いわゆる赤字地方債が合計3兆円近くカットされました。このことは地方から猛反発を受け 片山参議院予算委員長は これは三位一体改革とは関係ない 総務官僚による交付税のカットし、 、「 、すぎだ」と批判したのは有名な話です。こうした動きにより、地方自治体では予算が組めないなど、大変な状況になりました。2004年6月4日に閣議決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」いわゆる「骨太の方針2004」の骨子は、第1に2006年度までの税財政改革の全体像を2004年秋までに明らかにし、年内に決定する。第2に、3兆円程度の補助金改革の工程表、税源移譲の内訳、交付税改革の方向を一平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録体的に盛り込む。第3に、税源移譲はおおむね3兆円規模とするとともに、その前提として、地方公共団体に対して国庫補助負担金改革の具体案を要請し、これらを踏まえ検討する。第4に、2006年度までに所得税から個人住民税への税源移譲を実現するというものでした。こうした経過を背景に、地方六団体は改革案を決定しました。こうして決定された改革案について伺います。最初に 改革案は はじめに にある 改革の初年度である平成16年度は 国の財政再建のみを先行させ、 、「 」 「 、た地方分権改革にはほど遠い内容であり、国と地方の信頼関係を著しく損なう結果となった」と記載されています。この不信感と怒りについて、市長の見解をお聞かせください。さらに、改革案ではこうした経過を踏まえ、今後、政府が示す「三位一体の改革の全体像」等に地方の意見が確実に反映されることを担保するために、国と地方六団体等との協議機関を設け、地方の自主・自立につながる改革の具体策について、誠実に協議することを第一の前提条件としています。さらに、①税源移譲との一体的な実施、②確実な税源移譲、③地方交付税による確実な財政措置、④施設整備事業に対する財政措置、⑤負担転嫁の排除、⑥新たな類似補助金の創設禁止、⑦地方財政計画の作成に当たっての地方公共団体の意見の反映、この七つの項目を改革案の提示の具体的前提条件としています。伺います。これらの国と地方六団体との協議の場の設置と具体的7項目の扱いは、現段階でどうなっていますか、お聞かせください。また、改革案では移譲対象補助金、つまり廃止して税源移譲すべき国庫補助負担金は148項目、3兆2,283億円とされております。小樽市での影響についてどのような試算ができるのか、案の項目では、社会保障45件、9,365億円、文教・科学振興15件、1兆1,457億円、公共事業33件、9,996億円、その他55件、1,463億円となっておりますので、これに沿って項目別に示してください。また、税源移譲の小樽での試算を改革案の考えに基づいてお示しください。また、地方交付税による財政措置に関し、税源移譲と国庫補助負担金の廃止に伴い、地方交付税がどのように増減したのかが判断できる措置を講ずる必要性が指摘されております。小樽市の場合はどうなるのか、お知らせください。次に、障害児放課後児童クラブについて伺います。小樽市における放課後児童クラブは、3期休業開所、新入学対応、開所時間延長など、市民ニーズにこたえるべく改善されてきております。また、この間、銭函小学校、豊倉小学校など、開設要望にも対応してきていると聞いております。この間、関係団体との協議の中で、一クラスの児童定数、職員配置数、開所時間などが定められ、放課後児童クラブ設置要綱、運営要綱などとして整備されております。そうした中で、今後の課題の一つとして、障害児の入会があるとされております。それは、この間、小樽市がつくり上げてきた放課後児童クラブの体制は、普通学級に通う児童を対象にしたものだったからです。昨年来、障害児放課後児童クラブは早急に対策を講ずるべき課題でありました。まず最初に、市内の小学校の特学の現状についてお聞きします。障害別の児童数、そして教員配置数等をお示しください。次に、特学に在籍する児童の過去における放課後児童クラブへの入会希望の状況とそれに対する対応について示してください。次の質問に入る前に、今年の4月から7月の朝里小学校放課後児童クラブに入会希望を出した特学3年生の経過について、かいつまんで話させていただきます。この児童は1、2年生のときは普通学級に在籍し、平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録2年生の6月から10月まで、放課後児童クラブに入会しておりました。その後、3年生のときから特学に在籍することになりました。そして、母親の仕事の都合で、今年4月から放課後児童クラブへの入会を希望しました。先ほども述べたように、小樽市の放課後児童クラブは普通学級の児童のみを対象にしています。そのため、今回のケースについて、関係団体との協議が行われたのであります。前例がないからとか、特学だからという建前議論でなく、実際にクラブでの子どもの様子を見てから結論を出すことになりました。朝里小学校の放課後児童クラブは2クラスありますが、今年の4月から増加する入会希望にこたえるため、入会児童定数の拡大を行い、対応することにしておりました。こうした経過もあり、現場からは受け入れるために人的手だてが求められたのであります。父母の希望が長期間、さらには冬休みもということでしたので、こうした声は当然と思います。しかし、試行の結果を待っていた親に示された小樽市の回答は、現状の体制では入会できないというものでした。こうした経過を踏まえ質問します。現状の体制では認められないとの結論に至る議論経過をお聞かせください。また、そのことが結果として母親の退職につながることをどう判断したのか、お聞かせください。そして、現に退職した親の「障害児を持つ親は、仕事をやめなければならないのか」という声に見解を示してください。平成15年第2回定例会の厚生常任委員会において、私は小樽市における障害児の放課後児童クラブについて、塩谷児童クラブの補正予算に関連させて、小樽市における障害児放課後児童クラブの在り方について質問いたしました。そのときの答弁の趣旨を再確認のため、お聞かせください。次に、塩谷児童クラブでは、障害児の放課後児童クラブへの入会のために、職員配置のための予算を補正し、障害児の受入れを英断した小樽市が、朝里小学校では受け入れないと言いきった判断基準を示してください。私は、同じ市民に対する対応として、このギャップが理解できません。課題の所管が教育部、福祉部、市民部に分かれている事情は現実でありますが、一人の親、一人の子どもの側から聞いたら、区別せよと言っても無理だと思います。この項 最後の質問です 障害を持つ子どもの親は働くことが許されないのか これはこの子どもの母親、 。「 」の声です。これからの小樽市では、そうであってはならないと思います。すべての子どもに安心、安全な放課後を保障するため、障害児放課後児童クラブの新設について検討を求めます。明快な答弁をお願いいたします。次に、小樽港の入管体制についてお聞きします。最近、小樽市内で、多くのロシア人を目にいたします。そして、そうした人たちの中で、小樽が観光や買物のための行き先として高い関心を持たれているとの話も聞こえてまいります。小樽市民の一人として悪い気はいたしません。日ロ友好を基本に、人や物、そして文化の交流を発展させなければなりません。そうした立場で、小樽港の入管体制について質問いたします。最初に、小樽港の最近5年間の外国船入港状況についてお尋ねします。次に、小樽に上陸する海外からのお客さんの数の推移を5年分、国別にお知らせください。次に、7月13日のロシア船マリーナ・ツベタエバ号の問題です。当日の朝に入港し、歓迎式が船上で行わ。 、 、 。れました しかし その後に 乗船客が小樽に上陸するまでに2時間以上かかった経過をお知らせください平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録船内にいた関係者から、事情がわからない観光客の中には、せっかく小樽のまち並みを目の前にして上陸できずに、小樽のイメージダウンの声が出ているとの電話も入りました。市内観光の予定も見直したとの話もあります。こうした事態に対し、小樽市はどのような対応をしたのか、お知らせください。サハリン州ホルムスクと小樽間の定期航路の開設など、小樽市としてさまざまな努力をしていると思います。最近の動きをお知らせください。さらに、小樽市の対ロシアの観光誘致、経済分野での交流拡大に関する戦略を示してください。入管小樽港出張所は国の出先機関ですが、今後の小樽港のことを考えると、重要な機関だと思います。入管小樽港出張所の職員配置の推移とその増減の理由を教えてください。入管小樽港出張所の体制強化が求められていると思います。小樽市としても、国の関係機関に対して、配置職員の増員の要請を、少なくても外国船の入港はあらかじめ予定されていると思いますので、そのときだけでも対応するような人的配慮を要請してほしいと思います。考えをお聞かせください。次に、ごみ減量化と有料化についてお尋ねします。小樽市は、来年4月から家庭ごみの分別収集の拡大、細分化を計画しています。改めて、分別・リサイクル拡大を実施する意義をお知らせください。また、小樽市は、その計画にあわせて4月から家庭ごみの有料化を計画しています。家庭ごみを有料化するねらいをお知らせください。近年、地球環境に対する関心は大変な高まりを見せております。そして、その視点は公害問題に象徴された企業活動分野から、市民一人一人の家庭生活における生活排水や家庭ごみにまで広がりを持つに至っております。市民一人一人が毎日繰り返す日常生活の中で出される生活排水や家庭ごみの量は、ばく大なものです。家庭ごみの量は毎年増えていると思います。小樽市におけるその推移をお知らせください。今、出されているごみの中身は、資源物などが含まれるなど、問題があると思います。家庭から出されるごみを分析したことがあると思います。その結果を示してください。家庭におけるごみの分別は、ごみ箱を分けたり、ごみを見極めるなど、手間がかかり、家の中での保管場所などの工夫も必要です。つまりごみの分別は極めて意識的な作業なのです。こうした面倒な作業を支えているのが、せめて自分の家の分だけ、自分ができる部分で、将来に向け地球環境を守りたいと考える多くの市民の力なのです。ごみ処理の有料化は、自分が出すごみに関心を持たせる有効な手段ではありますが、分別・リサイクルの推進と減量化のための有料化は、もともと別次元のものと考えます。見解をお聞かせください。有料化にしても、有料のごみ袋に燃やすごみと燃やさないごみを一緒に入れられたり、段ボールなどの資源物が入っていたら困ります。他の道内の都市でも、こうした問題を抱えながら、ごみの減量化に取り組んでいると聞いております。そうした道内他都市での分別拡大の時期と有料化の時期についてお知らせください。分別・リサイクルは生活様式の変更ですので、なれるまでに一定の時間が必要です。まず最初に、分別拡大のための新しいごみの出し方を覚えてもらう、その上でこの日に出したごみは有料です、この日のごみは資源物だから無料ですというように、有料化をかぶせていく方が、二つの事業を一遍に行うより滑らかにいくと思います。少なくともトレーニング期間は必要ではないでしょうか。分別・リサイクルの先行試行実施についての見解をお聞かせください。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録次に、質問を変えます。今回の分別拡大と有料化を考えるとき、だれが一番ごみに関してお困りなのか、考えました。まず最初に、小樽市における単身老人、単身障害者の実態をお知らせください。この人たちは、ごみを分別して準備する、決められた日に出すのに困っているのではないでしょうか。高齢化や障害により、分別作業困難な市民はいないのか、小樽市としてこうした角度からの調査をしてほしいのですが、見解をお聞かせください。次に、近くにごみステーションがあっても、そこまでごみを出すことが困難であり、そのためにヘルパー、 。を依頼している世帯があるという話を聞いたことがありますが 小樽市はそうした実態を押さえていますかごみ有料化に伴い、いろいろな市民サービスが考えられております。ごみ出しに不自由している市民がいるとの立場に立ち、こうした人たちに対する手厚いサービスが求められていると思います。声かけや安全確認の役割もあると言われています。道内他都市の分別やごみ出しをサポートするシステムを参考にして、小樽市における「ふれあい収集」などのようなサービスの実施について検討してほしいと思います。市長の見解をお聞かせください。最後に、その他の項目で、9月8日に小樽市を襲った台風18号について伺います。、 、 、 、まだ調査や実態の把握の最中とは思いますが 被害の状況を人への被害 建物への被害 農産物への被害その他などに分けてお知らせください。次に、小樽市の対応について時間を追って示してください。次に、被害に遭われた方に対する支援策、また、税金の減免など、検討していることがありましたら、お知らせください。以上、再質問を留保し、私の質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

斎藤博行議員のご質問にお答えいたします。初めに、平成15年度決算について何点かお尋ねがありました。まず、赤字回避のために行った項目についてでありますけれども、平成15年度はたいへん厳しい財政状況が予想されたため、予算編成に当たり、事務事業の見直しや人件費の削減に努め、人件費、職員数の削減など、人件費で9億円の削減効果を、また、徹底した管理経費の削減と一部受益者負担の導入などの事務事業の見直しで、7億円の削減効果を出しました。また、企業会計から8億円の長期借入れをしたほか、下水道事業の繰出金を4億円減額するなどの財源対策も実施いたしました。その他、予算執行に当たりましては、徹底した経費の節減と事務の効率化に全庁挙げて取り組んだほか、管理職による税の電話催告など、収納対策も行ったところであります また 少雪で除雪費で約9,800万円の不用額を出せたことも幸いしたものと考。 、えております。次に、他会計からの借入金でありますけれども、まず借入れの状況としましては、平成14年度は土地開発基金から4億円を、平成15年度は水道事業会計から6億円、産業廃棄物等処分事業会計から2億円を借り入れましたので、平成15年度末では合計12億円の長期借入残高となっております。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録次に、借り入れた会計の影響と償還でありますが、土地開発基金につきましては、当面、基金による大規模な土地購入の予定がなく、資金に余裕があったため、当分の間借入れしたいと考えております。また、水、 、 、道事業につきましては 会計運営上の運転資金がありますので 事業運営に支障が生じない範囲で借入れし3年間で償還してまいります。産業廃棄物等処分事業につきましては、公共事業などによる搬入量の増で資金余剰が生じているため借り入れましたが、2年間償還を据え置き、その後5年間で返済する予定としております。次に、今後の市債償還額でありますけれども、平成15年度までに借り入れた市債分について会計ごとに申し上げますと、一般会計の残高は674億9,900万円、償還額は16年度79億6,000万円、17年度78億8,500万円、18年度75億8,800万円 特別会計は港湾整備事業 住宅事業などで 残高は8会計で143億1,300万円 償還額、 、 、 、は平成15年度で中央通土地区画整理事業が廃止となったため、7会計でありますけれども、16年度13億9,500万円 17年度14億2,400万円 18年度13億3,800万円 企業会計は病院事業 水道事業 下水道事業 3会計、 、 、 、 、 、合わせて、残高は553億6,200万円、償還額は16年度58億9,700万円、17年度58億2,500万円、18年度56億9,900万円となっております。次に、市税収入減少の具体的な原因でありますけれども、平成14年度と平成15年度の比較で申し上げますと、まず個人市民税につきましては、景気回復の遅れから個人所得及び納税義務者数が減少し、特に納税義務者数は約6万1,000人から約5万9,500人へと約1,500人減少し このうち特別徴収に係る納税義務者は3万、1,783人から3万1,028人へと755人減少となりました 収入額は約43億9,700万円から約41億6,400万円と 約。 、2億3,300万円、5.3パーセントそれぞれ減少となりました。次に、法人市民税につきましては、景気の回復が遅れていることから、法人数は4,103件から、4,057件へと46件減少し、収入額は約13億200万円から、約12億9,500万円へと約700万円、0.5パーセントそれぞれ減少となりました。また、固定資産税の収入額は約71億9,000万円から約68億7,900万円と、約3億1,100万円、4.3パーセントそれぞれ減少しておりますが、そのうち家屋の固定資産税は約2億8,000万円で、これは主に462件の新築により約1億900万円の増加となったものの、評価替えにより約4億300万円減少したためであります。次に、財政健全化計画の関係でお尋ねがありましたが、最初に計画が市民や職員に与える意味でありますが、健全化計画は、厳しい社会・経済情勢の中においても、安定的に継続可能な行政運営をなしうる財政体質を計画的に構築するために策定するものであり、財政上の目標を掲げながら、財政運営を図っていこうとするものであります。計画の策定により、市民の皆さんや職員にとりましても、市財政の現状や課題、今後、 、の財政見通しが明らかになり 財政健全化の目標や対策についての理解につながるものと考えておりますし同時に市職員の行政執行に対するコスト意識など、さまざまな面での改革にもつながるものと考えております。次に、計画の策定作業についてでありますが、現在は計画の骨組みや対策の内容、収支見通しの試算に当たっての前提条件等を整理・検討しているところであります。また、計画の策定時期でありますが、三位一体の改革の全体像と工程表の明示が今秋とされておりますので、税源移譲や国庫補助負担金の見直し、地方交付税制度の改革が本市にどのような影響があるのか見極めるとともに、現在進めております事務事業の見、 、 。 、直しなど 健全化の取組状況を含めた収支見通しを立て 計画を策定することとなります したがいまして三位一体改革の具体的な内容が明示される時期にもよりますが、それらを踏まえた上で、今年度中には策定平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録したいと考えております。次に、三位一体改革に対する地方六団体の改革案について何点かお尋ねがありました。まず、平成16年度の三位一体改革に対する見解でありますが、平成16年度は財政健全化が本市の最重要課題であり、安定的に継続可能な財政体質を構築するための第一歩の年であります。そのような中で、歳出削減や歳入増のための取組は議会並びに市民の皆さんのご理解とご協力により、ぜひ達成したいと考え、広報にも財政再建問題を掲載し、昨年から政策課題として議会にもお示ししてきたところであります。しかしながら、健全化の第一歩を歩もうとしていたときに、国の三位一体改革が示され、本市にとって非常に厳しい結果を招くこととなったと受け止めております。国、地方ともにたいへん厳しい状況の中で、三位一体の改革は必要であるとの認識を持つものでありますが、本市をはじめ、多くの地方自治体の財政に大きな影響が出ており、結果として国の財政再建ばかりが先行したとの印象が強く、国と地方の信頼関係が損なわれたのではないかと感じております。次に、地方六団体改革案提出の前提条件でありますが、改革案の提出に当たり、梶原全国知事会会長は小泉首相に提出のための前提条件を示し、首相からは「協議機関の設置と六団体の意見に誠実に対応する」との発言がなされたため、8月24日正式に提出し、同日の経済財政諮問会議に六団体の各会長が出席し、地方の改革案を説明し 意見交換をしております 8月31日の諮問会議では 首相から 協議機関は官房長官が、 。 、 、「座長になり、財務、総務各大臣と地方団体で各論の協議が始まるので、地方団体の提言を真しに受け止め、誠実に対応する。実現に向け各省努力されたい」との発言があり、本日、協議会の初会合が開かれる予定となっております。このたびの改革案が「小異を捨て大同につく」という観点に立ち、地方の共同案として提示できたことは大きな意義があり、真の地方分権改革を推進するという地方の強い姿勢を示すものと認識し。 、 、 、ております 今後は 経済財政諮問会議に議論の場を移すことになりますが 国と地方の協議機関を通じて地方の意見が確実に反映され、税源移譲との一体的実施、地方交付税による確実な財源措置などがなされ、地方分権の理念に基づいた改革となるよう望んでおります。次に、このたびの地方六団体の改革案による本市への影響額についてでありますが、国庫補助負担金の影響額につきまして、具体的な補助金が明示されている平成18年度までの第1期の内容で試算したところ、国庫補助負担金の廃止により、国・道支出金は23項目65件で、約10億円の減額が見込まれます。内訳は、社会保障は13項目50件で、約7億3,700万円、文教・科学振興は4項目8件、約9,700万円、公共事業は3項目4件、約2億1,600万円、その他は3項目3件、約500万円と試算しております。一方、住民税の比例税率化による税源移譲額は、道民税と市民税の割合が明示されていませんし、また、交付税の影響額についても、具体的な内容が不明でありますので、試算ができない状況にあります。次に、小樽港の入国管理体制について何点かご質問がありました。最初に、最近5年間の外航船入港状況でありますが、平成11年1,507隻、平成12年1,536隻、平成13年1,757隻 平成14年1,184隻 平成15年1,136隻となっております また 国別の乗降客数は 平成11年 ロシアが、 、 。 、 、 、1,374人、その他253人、平成12年、ロシアが2,027人、その他22人、平成13年、ロシアが2,187人、その他5人 平成14年 ロシアが2,078人 その他が1,020人 平成15年 ロシアが3,325人 その他10人となっており、 、 、 、 、 、ます。次に、7月13日入港のマリーナ・ツベタエバ号の上陸許可がおりるまで2時間以上かかった経過でありま、 、 、 、すが 乗船客148名 乗組員48名の大人数だったこともありますが 入管のコンピュータシステム導入により平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録1人当たりの審査処理時間が延びていることやロシア人客が申請書に事前に記載すべきものが記載されていなかったことなどが大きな原因と聞いております。市といたしましては、入国管理局に対し、乗船客が多いときには札幌からの応援体制が必要であることを要請するとともに、入国管理局と協議し、入国審査手続時間短縮のための改善策の一つとして、中央ふ頭基部の外航船客待合所にある検査室を利用することとし、ソーラスフェンスに新たにゲートを設け、直接岸壁から検査室に入れるよう改修を行い、10月末から使用開始できるよう準備を進めております。次に、定期航路の開設でありますが、平成12年4月に小樽-ホルムスク間の日ロフェリーが再開され、そ、 、 、 。 、の後 平成14年にワニノ港への寄港が加わり 現在 小樽-ホルムスク-ワニノ間を運航しています また平成14年に中国定期コンテナ航路が就航し、現在、貨物量も順調に伸びております。さらに、今年に入りまして、6月から小樽-ホルムスク間に旅客航路が開設され、小樽とサハリン州とのきずながますます強まっていくものと期待をしております。また、小樽港は札幌圏という一大消費地と北海道の中心地を背後に持つ地理的特性を利用し、日本海沿岸諸国を中心に、貿易の拡大や人の交流の促進を進めており、ロシアに対しましては、石油・ガスのプロジェクトが進んでいるサハリン州、さらにヨーロッパまで第二シベリア鉄道で結ばれているワニノ港などとの貿易促進を図っております。また、観光面におきましては、旅客航路の乗船客に雪あかりの路開催期間中に雪像づくりやスノーキャンドルの制作体験、潮まつりでは潮ねりこみへの参加をしてもらうなど、小樽観光のPRを行っております。次に、入国管理局小樽港出張所の職員配置の推移とその理由でありますが、平成6年から13年までは4人体制でありましたが、札幌と小樽の統合・合併の方針で、平成14年は1人となり、小樽の業務量を見直し、平成15年から現在まで2人体制となっていると聞いております。また、国への要請につきましては、商工会議所とともに、小樽港出張所職員の増員について要請活動を行うよう、現在、準備を進めております。次に、ごみ減量化と有料化についてのお尋ねでありますけれども、初めに資源物収集拡大などのリサイクルを推進する意義でありますが、国におきましては、循環型社会を形成するため、廃棄物の発生抑制、資源の循環的な利用、適正な処分の確保により、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷が低減される社会を目指しており、地方公共団体にもこれらの施策の実施を求めております。市といたしましても、こうした国の動きとリサイクルに対する市民意識の高まりを受け、循環型社会を形成するために、明年4月から、家庭ごみ有料化とあわせて、資源物の収集拡大などのリサイクル推進に取り組もうとするものであります。次に、資源物収集拡大などにあわせて、家庭ごみの有料化を実施する目的でありますが、有料化は市民意識の向上により、一人一人が減量化に取り組む契機となるほか、資源化を促進し、ごみの祝日収集などの市民サービスの向上を図るために行うものであると考えております。次に、家庭ごみの量の推移でありますが、平成12年度はごみ袋の透明化や資源物の全市収集の実施などにより、前年度より約8,100トン減少して4万1,528トンとなり、平成13年度は12年度とほぼ同量でありましたが、14年度では前年度よりも約700トンのごみ量が増加し、4万2,305トンとなりました。また、平成15年度、 、 、 。においては 集団資源回収量の増加により 前年度より約2,100トン減少し 4万129トンとなっております次に、ごみ分析でありますが、平成14年度に実施したごみ分析によると、燃やすごみの組成の主なものとしては、紙・布類が51パーセント、生ごみが35パーセント、プラスチックなどの合成樹脂が8パーセントとなっております。また、燃やさないごみについては、缶、瓶、陶磁器類などの不燃物が62パーセント、プラスチックなどの合成樹脂が27パーセント、紙・布類が8パーセントとなっております。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録次に、リサイクルの推進と有料化でありますが、本市においては、資源化の拡大と有料化をあわせて実施することが、ごみに対する市民一人一人の意識が高まり、自主的に資源物の分別とごみの減量に取り組んでいただく契機となることから、より有効な施策と考えております。次に、他都市での分別拡大の時期と有料化の時期でありますが、有料化とあわせて資源物収集の拡大を実施した道内の主な市は、函館市、室蘭市、登別市、砂川市などがあります。これらの市におきましては、事前に説明会等で市民への周知を行うことで、おおむね順調に実施できたと聞いております。中には、当初、ごみなどの排出方法が守られない事例もありましたが、実施後の指導、啓発に力を入れることで、一定期間を経て、排出方法が守られるようになったと聞いております。また、資源物の分別拡大を先に実施し、後に有料化を実施した都市の例としましては、留萌市が平成10年に生ごみ、資源ごみを中心に分別収集を開始し、平成12年12月に有料化を実施しております。帯広市では、平成15年4月から、紙製容器包装とプラスチック製容器包装を資源物として拡大収集し、本年10月に有料化を実施することとなったものと聞いております。次に、有料化実施に先行して資源物の分別収集を試行するということでありますが、有料化実施前の1か月から2か月の期間をめどに、資源物の収集拡大を試行的に行うことは分別方法の周知において効果があることとは思いますが 市といたしましては 本年11月からごみ減量化 有料化の市民説明会を約200会場で開、 、 、催し、周知に努めるほか、広報、ポスター、チラシによる周知のほか、分別方法を詳細に説明した分別ハンドブックや試行用の指定ごみ袋を全戸配布することで、資源物の収集拡大を試行しなくても、円滑に実施できるものと考えております。次に、本市における単身老人、単身障害者の数でありますが、単身老人は、平成16年5月の調査では約6,000人となっておりますが、単身障害者については、調査をしておりません。次に、高齢化や障害により、ごみの分別や排出が困難な方についてでありますが、その数は把握しておりませんが、現在でもごみをステーションなどに出すことが困難なため、戸別収集を依頼してきた方については、相談の上、職員が戸別に収集に伺っており、その数は現在20件程度となっております。次に、ごみ出しをヘルパーにお願いしている世帯でありますけれども、ごみ出しだけをヘルパーに依頼している数は把握できませんが、洗濯や調理などの生活援助も含め、ヘルパーの派遣を依頼している人数は、平成16年3月で768人であります。次に、単身の高齢者や身障者に対しての資源物の分別・ごみ出しをサポートする制度でありますが、ふれあい収集などを実施している他都市の状況を調査しながら、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、台風18号の被害状況についてでありますが、13日午前9時現在、人的被害では暴風で転倒するなどにより、重傷が2名、軽傷が9名で計11名の負傷者が発生しております。次に、建物被害でありますが、民家の屋根の飛散や屋根のトタンのはく離などが574件のほか、市の134施設において屋根の被害などがありました。また、農産物被害につきましては、主に強風によるビニールハウスなどの倒壊が多く、トマト、キュウリなどの畑作物に大きな損害を与えました。被害農家数は78農家、被害面積13ヘクタール、被害金額は約1億2,000万円に及んでおります。停電については、9月8日に1万4,000戸ありましたが、11日の午前0時30分に復旧いたしました。なお、水産関係では、漁港施設でも漁具保管庫の倒壊などの被害が出ておりますが、現在、調査を進めているところでありますので、今後、判明してくる被害と合わせて早急に取りまとめたいと考えております。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録次に、台風18号における本市の対応状況ですが、7日18時39分の暴風波浪警報発表と同時に災害対策連絡室を設置するとともに、消防では台風に対する広報巡回を行い、8日の早朝には台風が北海道の西海上に達し、小樽市も午前7時ごろには暴風域に入り、市内随所で被害が発生したことから、午前11時に災害対策本部を設置しました。8日には消防において巡回パトロールや被害対応、また、停電に対する広報巡回などを行っており、建設部では道路パトロールや道路等の障害物除去作業などを行っております。財政部では車両を提供し、建設部とともに市内パトロールを行いました。また、各部局におきましては、台風に対しての警、 、 、戒体制をとり 9日以降についても情報収集と応急措置を行っているところであり 現在は各部局において被害状況調査を行っているところであります。次に、被害に対する支援策でありますけれども、市においては、災害により住宅を失った方に公営住宅の提供、災害ごみの収集受入れ、税や国保・介護保険料、災害家屋の再建に係る建築確認申請などの手数料の減免、低所得者に対する見舞金や母子寡婦福祉資金貸付けを行っております。また、社会福祉協議会においても、生活福祉資金貸付けを行っており、災害を受けた中小企業者に対する融資相談窓口を産業振興課と商工会議所で設置しております。なお、住宅金融公庫の建物に対する災害復興融資制度の周知も行っております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

斎藤博行議員のご質問にお答えします。まず、市内小学校の特殊学級の現状についてですが、特殊学級が設置されている小学校は17校であり、障害種別としては知的障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱及び情緒障害の28学級、在籍児童は47名であり、指導教員は39名であります。次に、特殊学級に在籍する児童の過去における放課後児童クラブへの入会希望の状況と対応についてですが、過去に数件の問合せがありましたが、母親が未就労で入会条件を満たしていないケースや全市的な特殊学級児童の受入れ体制が整備されていなかったことから、入会に至らなかったケースがあります。次に、入会が認められないとの結論に至る経過についてですが、この児童につきましては、保護者の意向を受け、約1か月間試行を行って様子を観察した結果、集団生活上さまざまな課題があることから、現状での受入れは困難と判断したものであり、新たな指導員の配置については、全市的に障害児の受入れ体制ができていないことなどから、結果として入会に至らなかったものであります。今後、特殊学級児童の入会希望、 、 、 、 、 、があった場合は 障害の種類や程度 児童の様子 施設の状況 指導員の体制など 関係者と協議した上で受入れが可能であれば入会を認めていきたいと考えております。次に、母親の就労にかかわってのお尋ねですが、放課後児童健全育成事業は児童の居場所づくりの面のほかに、女性の就労支援という面もあり、障害を持つ児童についても現状で可能な範囲で受け入れていく考え。 、 、 、であります しかしながら 市内の放課後児童クラブの多くは 小学校の空き教室を利用して開設しており障害を持つ児童を受け入れるには指導員体制や施設面などの点で課題があることから、個々の症状などにより入会を判断することとしております。今回、教育委員会は保護者の意向を受けて試行を実施し、関係者ともじゅうぶん話し合うなど、慎重に検討してまいりましたが、結果として入会に至らず、母親の退職につながったものであり、課題を残したものと思っております。次に、平成15年第2回定例会の厚生常任委員会での斎藤博行議員からの質疑に対する市の答弁の要旨に平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録ついてですが、福祉部から「塩谷児童センターで余市養護学校の児童を受け入れることが、そのまま市内の小学校の放課後児童クラブで特殊学級児童を受け入れることにつながったものではない。今後、特殊学級児童を受け入れるためには、希望する児童の状況や学校施設の条件などを検討していく必要がある」と答弁しております。次に、朝里での受入れについてですが、塩谷児童センターでは余市養護学校に通う障害を持つ児童を受け入れるに当たり、施設的にも余裕があることなどから、受入れを行ったものであります。一方、小学校の空き教室を利用して開設している朝里小学校の放課後児童クラブでは、本年度、在籍数が市内で最も多く、さらに新1年生が半数以上を占めていることや、この児童の障害の状況から見て、当面、現状の指導員体制での受入れは困難と判断したものであります。教育委員会といたしましては、放課後児童クラブは保護者の就労支援や子どもの安全、安心な居場所づくりの面から、さらには子どもたちの遊びや交流を通しての自立性や社会性などの育成において、たいへん重要な事業であると考えております。このため、年々サービスの拡、 。 、大に努めてきたところであり 本年4月から定員枠の拡大や開設時間の延長などを図ってまいりました 今国においては、発達障害者に対する支援の動きがあることから、教育委員会としましては、現在、全市的な特殊学級児童の受入れについて、来年4月の実施に向け関係部と課題を整理しながら検討を行っているところであります。( 議長、16番」と呼ぶ者あり)「

再質問 16番 斎藤博行

2点ほど再質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、ふれあい収集の部分で、先ほど市長は現在でも20件程度については希望がある場合といいますか、そういったニーズにこたえるように体制をとっているというふうに聞いているわけなのですが、これがどういう基準といいますか、どういう状況の中で行われているのか。例えば希望する人、今、私が提起しているような今後希望があれば、今のやり方ですべてのニーズにこたえきれるのかどうかを聞かせていただきたいと思います。私が聞いている範囲では、今行っている対応というものが、現状の条件の中で最大限やっているというふうに聞いておりますけれども、私が小樽市に検討をお願いしているのは、もう少し全市的に、例えばステーションから外れているとか、そういった今のこういう条件では対応していただけないようなところに住んでいる方についても手だてをしてもらいたいと、こういうふうに分けて言っているつもりですので、この辺について今やっている制度の条件、それからふれあい収集について検討するとお答えいただいておりますので、そういったあたりを分けて、もう一度お聞かせいただきたいというふうに思います。それから、教育委員会に障害児の放課後児童クラブの部分について、改めてお尋ねしたいと思います。私は、今回の朝里のケースと昨年の塩谷のケースを見ていて、持っている条件は子どもにとってはそんなに違わないというふうに思っているのです。福祉部の場合も、いきなりすべての福祉の関係する施設で、障害児の受入れをこういう形でやっていこうという制度をつくったわけではないというふうに理解していたのです。福祉部も、たぶん市民部も、ニーズがあった場合に、これにこたえるためにどうしたらいいのかということを整理する中で、到達できたら入れていこうと、だめだったら今後の課題にしておこうということを繰り返してきたと思うのです。昨年は、その条件は、塩谷の場合は臨時職員を入れることによって可能だという判断をされて入れたというふうに思っているわけなのです。それと、今回の朝里の場合も、私は今日の質問の中では全市的な対応という立場で制度化のお願いをしているつもりなのですけれども、もともとやはり平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録朝里の場合も、小樽で障害児の放課後児童クラブを考えるのであれば、やはり具体的なケースを一つ一つ丁寧に検討して、そして出てくるハードルを、今回の場合は可能なのか、可能でないのかということを積み上げて、何か机上の基準をつくるのでなくて、実態に合った子どもなり、学校なり、指導体制なり、柔軟に対応しながら、ニーズにこたえていく、それを積み上げることによって、外郭として障害児の放課後児童クラブというものの絵姿が見えてくるのだというふうに私は考えているのです。そういった意味で、今回の朝里のケースに対する教育委員会の結論というのは、余りにもその制度全体といいますか、学校全体に対する答えが先行して、逆に、今、目の前にあって答えを求めている今回のケースで後手に回ってしまったのではないかなという思いがしまして、非常に残念だと思っていますし、やはりこういうことはあまり繰り返してもらいたくないなというふうに思っているわけです。今回、教育長の方で平成17年4月に向けて制度をつくっていきたいと、そういった答弁をいただいていますので、今回のケースを無駄にしない形で制度化に反映してもらいたいなというふうに思っています。もし答弁があったら、お願いしたいと思います。

答弁 環境部長 安達栄次郎(環境部長は2006年3月まで)

まず、私の方から、ふれあい収集の関係について、答弁させていただきたいと思います。これまでのいわゆるごみの収集の基本にありますのは、やはり地域の皆さん方の協力の下でごみステーションにごみを搬出していただくと、そういった意味では、やはり今までのお年寄りの方がごみを出せない場合は、近所の方々が協力をして出していただくと、こういったことを前提にしながら、今まで市民の皆さん方に協力をお願いしてきたと。しかし、こういった状況の中でも、どうしてもごみを出すことができない、やむをえないような事情があったものに対しては、市民の方々の申出を受けまして、現在は約20件程度の方々に対して、職員が戸別に収集をしているという実態でございます。しかし、今、私どもが考えておりますのは、やはり小樽市の場合に、高齢化の状況といったものを考えていった場合には、今後、こういった分別が困難な方々が増加をしてくるのではないか、そういった意味では、これまでとは違って一つの制度といいますか、しくみとしまして、こういういわゆるふれあい収集といった制度をつくり、これを市民の皆さん方にもお知らせしながら、ごみの収集の円滑化を図ってまいりたい。また、これにあわせて、他都市では安否確認などもあわせてやっているということも聞いておりますので、そういったことも含めて、この内容について検討して進めてまいりたいというふうに考えています。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

朝里小学校のお子さんの場合は、お母さんが障害児を持つ親は就労できないのかという疑問を投げかけられたという言葉を聞きまして、非常に残念に思っております。一月半ほど試行しましたときに、朝里小学校の児童クラブは2クラス満杯になっておりまして、2人の指導員がついているのですが、新たに障害のある子どもを自分たち2人で見ることは非常に難しいと、そういうことで、さらに臨時的に指導員を配置できないかということで考えてみたわけですが、障害を持つ子どもについては、教職員の方とか身内の方が見られると、子どもと過ごすのは非常に楽になるわけですけれども、臨時の方で適切な方がなかなかおられなかったというそういうことで、うまくいかなかったという事例に当たっております。ただ平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録いまご質問にございましたように、来年の4月からの発足というようなことも言わないで、具体的に一つ一つ課題を解決していくということで、お母さんの気持ちもありますし、これからも教育委員会、市民部や福祉部と協議しながら検討を重ねて、何とかよい方法を見つけたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成16年第3回定例会 2004年9月14日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる