小樽市議会 平成16年第3回定例会 2004年9月14日
(1)平成15年度決算と財政健全化について/(2)介護保険サービスの提供と利用の実状について/(3)家庭ごみの減量化と有料化について/(4)日中定期コンテナ航路などの運行状況と今後の見通しについて
2004年9月14日、小樽市議会の一般質問で、斉藤陽一良議員が「平成15年度決算と財政健全化について」「介護保険サービスの提供と利用の実状について」「家庭ごみの減量化と有料化について」「日中定期コンテナ航路などの運行状況と今後の見通しについて」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤陽一良 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 29番 斉藤陽一良
平成16年第3回定例会に当たり、公明党を代表して質問いたします。初めに、平成15年度決算と財政健全化について伺います。このほど発表された平成15年度決算を見ると 実質収支で4,500万円の黒字となったものの 実質単年度収、 、支は2,700万円の赤字、減債基金の取崩しと他会計からの借入れなどの財源対策を考慮すると、8億2,700万円の財源が不足していたことが明らかになりました。他会計などからの借入れは、15年度末残高で、水道事業会計から6億円、産業廃棄物等処分事業会計から2億円、土地開発基金から4億円となっています。平成15年度一般会計歳入内訳は、市税が149億5,700万円で23パーセント、地方交付税が162億900万円で25パーセントを占めています。市税収入は9年度をピークに減少しており、15年度は前年度比6億3,700万円、4.1パーセントの減となっておりますが、まずこの原因の主なものと対策をお聞かせください。、 、 、 、 。また 市税の収納率も 平成11年度以降 低下し続けていますが この対策についてもお知らせください地方交付税については、前年比5億3,100万円、3.2パーセント減少しております。地方交付税と義務教育費などの国庫補助負担金の見直し、自動車重量譲与税の地方への譲与割合の引上げなど、税財源の国から地方への移譲を同時に進める三位一体改革は、その芽出しの段階にとどまっております。今後、個人住民税のフラット化など、全体像が示されることになっていますが、税収が少なく、地方交付税に依存する本市にとって死活問題とも言うべきこの点について、どのような見通しをお持ちか、認識をお聞かせください。歳出面では、人件費が127億2,095万円で、前年度比6億5,000万円、4.9パーセント減、退職手当を除く職員給与費は、前年度比7億4,900万円減の102億300万円となっています。職員数も一般会計で1,242人、全会計で2,029人となり 年々減少傾向にあり 退職者不補充 人事院勧告に伴う給与の削減などの努力に対して、 、 、敬意を表するものであります。しかし、国家公務員では全廃された退職時特別昇給制度が1号俸分とはいえ残っているなど、財政の危機的現状にかんがみ、今後、さらに進めるべき官民格差の解消施策はまだまだ多いと考えますが、見解を求めます。15年度扶助費は141億2,300万円で、前年度比7億6,100万円、5.7パーセントの大幅増となっていますが、今後の推移、施策の方向性について見解をお示しください。この項の最後に、公債費、すなわち市がこれまでに借り入れた市債の元利償還額の今後の推移について、お伺いをいたします。平成15年度の全会計の公債費、元利償還額の合計は151億9,100万円で、前年度比4億6,900万円、3.2パーセントの増でありますが、15年度までに借り入れた市債の元利償還額は、今後、平成16年度からは着実に減少するとされております。しかし、現在検討中の市立病院新築統合に伴う起債は、このような財政環境でそもそも可能なのか、少しでも改善していくならばともかく、万が一、より厳しい状況に平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録なった場合、起債が認可されるのかどうか、市長の認識をお聞かせください。また、元利償還額の見通しについても、お示しください。次に、本市における介護保険サービスの提供と利用の実情についてお伺いいたします。介護保険サービスは、高齢者本人やその家族の個人的な努力に頼るか、さもなければ公的措置による施設入所という従来の二者択一から、在宅で社会的介護サービスを利用しやすくするしくみとして、利用者の自立援助という観点からその心身状態を的確に把握し、その改善に資するべく適切なサービスを提供するものであります。しかし、現在、障害者支援費制度との統合問題や、第2号被保険者の対象年齢の見直し、要支援、要介護1の軽度の要介護者へのサービスの利用制限など、持続可能な制度の構築を目指し、明年に迫った制度施行後5年目の見直しに向けて、社会保障審議会介護保険部会等で検討が進められているところであります。今回の見直しでも、在宅サービスの利用が国レベルでは4年間で2倍に増加し、その質が課題となっています。まず、本市の介護保険における現時点での要介護認定者数及び制度スタート以来、これまでの年度ごとの認定者数の推移と今後の見通しをお示しください。次に、本市の介護保険による介護サービス利用者数は、在宅のサービス利用者、施設のサービス利用者、それぞれどのくらいか、また、これについても制度スタートからこれまでの利用者数の動きと今後の見通しをお示しください。この点にかかわって、認定者数と利用者数のかい離、言い換えれば認定者中のサービス未利用者は主にどのような原因で生じ、今後の動向はどのように推移するとお考えか、見解をお示しください。次に、介護サービスのうち、在宅介護サービスの利用実態について伺います。介護保険制度は、措置から契約へという言葉が示すように、利用者が介護サービスを自由に選べるしくみをつくるため、採算性という市場原理を導入することで、サービス提供事業者間の競争により、利用者がより利用しやすく、より良質のサービスを提供できるとされてきました。しかし、それは一面であって、市場原理がよく働いた場合であります。逆に、市場原理の悪い面が出ると、利用者による選択、契約ということが一種の隠れみのになって、サービス提供事業者の都合、すなわち採算性、利益追求のために、利用者にとってさほど必要でないサービスが過剰に提供されたり、本当に必要なサービスが提供されにくくなる可能性があると考えます。そこでまず、在宅介護サービスのうち、訪問介護の利用者数、利用回数を年度を追ってお示しください。さらに、そのうち身体介護、生活援助、通院等乗降介助のそれぞれの利用者数、月平均利用回数と、身体介護については利用時間別の利用者数、月平均利用回数もお示しください。一例として、訪問介護、すなわちホームヘルプサービスのうち、要介護1から5の方へのサービスで、病院などへの自動車による送迎と乗車・降車の介助を行い、往復それぞれ1回、100単位、合計200単位を算定する通院等乗降介助と、身体介護の要介護4、5の方へのサービスで、通院等のための乗車・降車の介助を行うことの前後に、連続して相当の所要時間を要し、かつ手間のかかる身体介護を行う場合については、身体介護中心型で所要時間30分程度(20分を超え30分以内)で往復それぞれ231単位、合計462単位の算定となる場合、また身体介護の要介護1から5の方へのサービスで、通院等のための乗車・降車の介助を行うことの前後に、居宅における外出に直接関連しない身体介護に30分から1時間程度以上を要し、かつ当該身体介護が中心である場合、所要時間1時間程度で往復それぞれ402単位、合計804単位の算定となる場合などとの平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録利用の振り分けは、適切に行われているのかどうかという問題であります。この3種類のサービスを比較した場合 サービス提供事業者にとって最も採算性が高いものは 身体介護中心型の所要時間30分程度 231単、 、 、位であります。これ以外の2類型は、採算性の点ではより低くなります。サービス提供事業者にとっては、採算性の点からいえば、所要時間30分程度のサービスをできるだけ数多く行うことが、収益を上げる早道ということになります。そこで伺いますが このサービスは本来 要介護4 5の方へのサービスとされていますが これを100単、 、 、 、位の通院等乗降介助を利用すべき要介護2、3、場合によっては要介護1の方に行った場合、その介護報酬の請求はどのように取り扱われるのか、お示しください。また、訪問介護員がこのサービスを同一の所要時間30分の中で、複数の利用者に行った場合、介護報酬の請求は二重取り、三重取りになるおそれがあると考えますが、いかがですか。さらに、そのようなサービスの在り方が、事業者が指示することによって組織的、継続的に行われるよう、 、 。なことがあった場合 当該事業者に対して 本市としてどのような対応が考えられるのかもお示しくださいここには多くの問題が現れています。まず、サービス提供事業者が採算性を特に追求した場合、本来、介護度の重い利用者に提供されるべきサービスを、そのサービスがさほど必要でない介護度の軽い利用者にも拡大して過剰なサービスを行う可能性があること。次に、これはサービス提供事業者だけの問題ではなく、ケアプランを作成し、サービス内容をチェックするケアマネジャーが、本来の独立した役割を果たしていないことも原因の一つになっているということ。さらに、それが利用者の自立援助という観点から、その心身状態を的確に把握し、その改善に資するべく適切なサービスを提供するという制度の趣旨に合致するものなのかどうか。また、その過剰なサービスに対する介護報酬は、介護保険給付費という形で保険者である小樽市から支出されているということ。そして、そのような適切とは言えないサービスの実態に対して、現行制度では保険者であるにもかかわらず、市町村に立入り調査権限や監査権限が認められておらず、なかなかチェック機能が働かないということなどであります。以上の点について、市長の認識をお示しください。これらに点については、去る7月30日に出された社会保障審議会介護保険部会の「介護保険制度の見直しに関する意見 でも 事業所に対する情報開示について 利用者によるサービスの選択を実効あるものとす」 、 、「る観点から、すべての介護サービス事業所を対象として、当該事業所が現に行っている事柄(事実)を第三者が客観的に調査・確認し、その結果のすべてを定期的に開示するしくみの導入と、そのための開示情報の標準化を進める必要がある とし また 事後規制ルールの確立について 現行の介護サービス市場は 公」 、 、 、「 、的財源で支えられる他の分野と比較しても、大幅な規制緩和を行い、多様な事業主体の参入を認めている一方、不正等に対する実効ある事後規制ルールの確立という点では、医療保険制度など他制度と比較しても、ふじゅうぶんな側面がある。このため、事業者の指定更新制の導入や、指定に当たっての欠格事由に指定取消し履歴を追加するなどの見直しを行う必要がある」としています。本市においても、これらの問題を改善するため、あるいは未然に防ぐためには、サービス提供事業者への監査の徹底、ケアマネジャーの専門性・独立性強化のための研修等の充実、また、利用者の立場に立ったサービス監視市民オンブズマンの育成などが必要と考えますが、見解をお示しください。次に、議案第1号平成16年度小樽市一般会計補正予算及び議案第28号小樽市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部を改正する条例案に関連して、お伺いいたします。一般家庭の日常生活に伴って生じる廃棄物、すなわち生活系一般廃棄物のうち、一時多量ごみ、粗大ごみ平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録などを除いた家庭ごみの減量化と有料化については、本年3月12日に出された小樽市廃棄物減量等推進審議会の答申 家庭ごみの減量化施策とその方策としての有料化について において 有料化は ごみに対する「 」 、「 、、 、 」市民一人一人の意識が高まり 自主的にごみの減量に取り組む契機となるほか 資源化の促進も期待できるとして ごみ減量化の有効な方策の一つ と位置づけられており 同答申でも注目しているように 本市の、「 」 、 、平成14年度における生活系一般廃棄物4万2,305トンのうち 資源物が約40パーセントを占めるとの調査結果、が明らかになるなど、循環型社会の形成に向けて、その減量化と資源化が急務となっています。その意味から、市民にごみの減量化と資源化について強く注意を喚起し、そのための工夫を促す意識づけ、動機づけの一つとして、市民にとって過大な負担を強いることにならない範囲において、家庭ごみの有料化は必要と考えます。その上で、実施時期、指定ごみ袋の単価、歳入額の見込みとその使途、会計手法、指定ごみ袋発注の透明性の確保等について何点かお伺いをいたします。当然のことながら、これらすべての点については、じゅうぶんな市民理解を得ながら進めることが必要であります。まず、去る8月に発表された「家庭ごみ減量化・有料化実施計画」では、平成21年度までに、燃やすごみ 燃やさないごみを約26パーセント削減し 資源化量を約9.6倍に増やすことを目標として 燃やす、 、 、ごみ、燃やさないごみを平成17年4月1日から有料化するとしております。この実施計画策定に当たって、市民の意見集約のために、懇談会等、どのような手続を踏まれたのか、市民からどのような意見が出され、どのように取り入れられたのか、懇談会の回数、参加人数等、具体的にお示しください。また、実施時期については、平成17年4月1日とされていますが、今後、各町内会、関係諸団体等への説明会など、多くの市民に対する周知のための期間はこれでじゅうぶんと言えるのか、説明会等の開催単位、予定回数、参加予定人数、またその他の周知方法について具体的にお示しください。、 、 、 、次に 指定ごみ袋の単価でありますが 実施計画では 手数料は有料の指定ごみ袋による均一従量制としその単価は1リットル当たり2円とされています。説明によれば、これまでの懇談会等で特に意見はなかったとのことですが、より多くの市民に問いかけ、よりわかりやすい情報を提供する努力が必要ではなかったか、見解をお聞かせください。一例として、世帯人数別に平均的なごみ量を想定して、ごみ量を現状のままとした場合の1か月当たりの手数料額の見込み及びその中に40パーセント含まれるとされる資源物をできる限り資源物として減量した場合の1か月当たりの手数料額の見込みをそれぞれお示しください。審議会答申では 指定ごみ袋などの単価について 道内他都市の金額も考慮しながら ごみの減量化に効、 、「 、果があり、かつ市民にとって大きな負担とならないものとする必要がある」としています。1リットル当た、 、 、 、り2円というのは 既に有料化を実施している他都市の単価と比較して どのような位置にあるのか またそれぞれの減量効果はどのように評価されているのか、さらに1リットル当たりの手数料単価と減量効果との関係についてどのように把握されているか、お示しください。現在、市民生活の実情を見ると、国や自治体の財政的ひっ迫による各種福祉助成の減額や廃止、医療費や介護保険料、年金保険料の漸増等により、生計費に占める公租公課及び公共料金等の割合は、いよいよ高まっています また 本市は道内他都市と比べて 高齢世帯や所得の低い世帯の割合が高く 災害等特別な場。 、 、 、「合を除き、手数料の減免は行わない」という実施計画の立場に従えば、所得の低い世帯ほど負担感が大きくならざるをえないと考えます。そのような点を考慮すれば、所得の高い世帯にとってはわずかな金額であっても、所得の低い世帯の負担感を大きくしないために、減量効果が失われない範囲で、少しでも手数料単価平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録を低く抑えることが必要であると考えます。以上の検討から、他都市の減量効果やごみ処理手数料の減収率などを勘案して、指定ごみ袋単価を1リットル当たり2円以下で減量効果の期待できる最低単価として、例えば1円80銭に設定することについては、市長はどのようにお考えになりますか、市長の見解を求めます。また、説明によりますと、他都市の例として、1リットル当たり1円50銭と設定した場合に、あまり減量、 、 、効果が上がらなかったということでありますが その原因は単価ばかりではなく 資源物収集の品目や回数拡大努力の差など、他の要因も考慮すべきと考えますが、見解を求めます。試算によれば、単価を1円80銭とした場合のごみ処理手数料の減収分は、通年ベースで1割程度にとどまり、そのことによって減量化のための施策ができなくなるとは考えられません。それであれば、市民生活に、 、「 」配慮して 減量効果をそぐことのない範囲で単価を少しでも低く抑えることは 市民と歩む 21世紀プランの将来都市像の前文にもうたわれているように ふれあいと支えあいに満ちた福祉社会の確立 を目指す本、「 」市行政の姿勢として、当然あってしかるべき配慮ではないでしょうか。次に、歳入額の見込みと使途についてお伺いいたします。まず1点目として、第2回定例会の我が党の高橋克幸議員の質問に対する答弁で、有料化を実施した場合の手数料収入について、3億6,000万円程度とされておりますが、その積算根拠をお示しください。さらに、ごみ処理手数料の歳入額は、平成17年度と平成18年度、平成19年度の有料化実施後向こう3か年について、単価を1リットル当たり2円とした場合と、1円80銭とした場合について、どの程度と考えられるか、それぞれお示しください。さらに、その場合の年間資源化量を何トンと見込まれているか、お示しください。2点目として、歳出項目としては、指定袋作成など手数料徴収関係経費、資源物収集の拡大に伴う経費、資源物分別ボックスの設置など市民サービス向上関係経費など、審議会答申でも期待されている本来的な支出、すなわち有料化で新たに発生するごみ処理、又は減量化に伴う経費を償って、どのような収支状況を現時点で考えられているのか、お示しください。3点目として、職員給与費を含む現行のリサイクル関連経費、北しりべし廃棄物処理広域連合で建設するリサイクル施設建設費負担金、平成19年度以降の広域連合リサイクル施設維持費負担金などにも充当されることもありうるのかどうか、お考えをお示しください。これらのリサイクル関係経費については、収集範囲が拡大され、回収された資源物は当然リサイクル処理が必要であるとしても、リサイクル事業は、資源物収集とは一応別個の事業であり、それに多額の費用がかかるとしても、それはごみ処理のために市民から徴収した手数料歳入の使途としてはふさわしくないと言わざるをえません。まして、北しりべし廃棄物処理広域連合は、小樽市とは別の独立した行政組織であり、そこが設置する施設の建設費や維持費に、小樽市民から徴収したごみ処理手数料を充当するという考え方は、たとえその一部分として充当されるものとしても、少なくとも本来の使い道とは言えないのではないかと考えます。この点について市長の見解を求めます。、 、 、4点目として 市民サービス向上の内容として 資源物分別ボックスの設置や地域環境美化協力員の配置また、現在も行われている段ボールコンポスト助成などが挙げられていますが、それに加えて、電気店などで数万円程度で市販されている家庭用生ごみ処理機の購入時助成について、検討してみてはいかがでしょうか。現在、道内では函館市、旭川市、釧路市、帯広市、北見市、網走市、苫小牧市、江別市、名寄市、砂川市で実施されており、おおむね2万円を上限に半額助成となっています。ごみ減量の最後の決め手は、生ご平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録みです。においもなく、手間暇をかけずに減量効果を上げられる生ごみ処理機購入助成は、市民のごみ減量意欲を高める一助になることは間違いないと考えます。次に、会計手法についてでありますが、現在、市は市民から徴収したごみ処理手数料の歳入については、一般会計で処理することとし 「できる限りごみや環境に関連した市民サービスの向上に充てていただきた、い」との審議会答申の趣旨も踏まえて、主に資源物の収集拡大や祝日収集などの市民サービス向上施策に充てることとし、今後、さらなる市民サービスの向上施策や資源化施策に充てるほか、リサイクルプラザの維持管理費や運転管理に伴う人件費に充てることも検討するとしています。前項でも検討したとおり、手数料収入を北しりべし廃棄物処理広域連合への負担金に充当することは避けるべきと考えます。そのような観点から、ごみ処理手数料については、特別会計として歳入を明確にすると同時に、歳出も指定袋作成などの直接経費と市民サービスの向上、資源物処理などに限定して明確化するか、又は限定して支出された残余を基金化して、一般会計上の使途の拡大・分散を防ぐ必要があると考えます。市長の見解をお示しください。この項の最後に、指定ごみ袋作成の発注に関する透明性の確保についてお伺いいたします。今議会に提案されているごみ処理手数料徴収関係経費のうち 指定袋等作成費は4,650万円ですが 平成17年度以降の指定、 、袋等作成費はどの程度と見込まれますか、お示しください。、 、 、契約及び業者選定に当たっては 入札等どのような方法を検討されるのか 地元業者の要件とその優先度また自社の工場を持っていて、実際に作成できるメーカーと、受注して他社の工場に委託して製作する、いわゆる問屋の扱いをどのように考えておられるのか、見解を求めます。この扱いいかんによっては、いつでも交代可能な自由な競争性、また、適正な市場価格の反映、そして要求される品質の維持と安定供給など、、 。家庭ごみ有料化という施策そのものの成否に直結するだけに 慎重かつ明快な判断を求めるものであります次に、2002年9月に開設された日中定期コンテナ航路の現在の運行状況と今後の見通しについてお伺いいたします。小樽と中国の大連、青島、上海を結ぶ定期コンテナ航路は、小樽港再生の期待を集めて、運行が始まって丸2年が経過しました。現在の貨物の集荷など、運行はどのような状況か、輸出、輸入、それぞれ貨物の内容、荷主・荷受け業者の反応、今後、有望な貨物、集荷の見通しと課題などをお示しください。現状は、毎週水曜日到着の週1便体制で運行されていると思いますが、これまでの目標である週2便への増便の見通しについてお知らせください。関連して、日ロ間の経済交流の活発化に伴い、本年6月開設された小樽-ホルムスク間の旅客航路は、現在、月2ないし3便で運行されていますが、観光、商用、その他の用務など、利用目的や滞在期間、国籍別、 、 、 、 。の利用者数の推移 乗船率 貨物の利用など 運行の現状と今後の見通し 課題等についてお示しくださいまた、一時途絶えていたサハリン7の運行状況についても、お知らせください。次に、その他の項で、今回の台風18号に関連してお伺いいたします。まず、被害状況について、現在まで把握されている内容をお知らせください。今回は、風による倒木や屋根の被害が多く、また、収穫間近の農業被害、停電等による商品の腐敗、劣化など、商店の被害が目立っています。住宅被災者のための市・道営住宅の緊急避難的入居受付、復旧のための資金の緊急貸付や工事業者の紹介、不動産情報・転居相談窓口の開設、さらに2次被害への賠償責任など法律的な相談などへの対応も強化する必要があると考えます。きめ細かな市民ニーズへの早急な対応を求めますが、見解をお示しください。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録また、今回、長時間の停電などが問題化していますが、通常時の停電への対応と災害時との違い、さらに地域防災計画におけるライフライン情報の市民への広報体制、市とそれぞれの事業者間の連携などはどうなっているのか、それらが今回じゅうぶんに機能したのかどうか、そうでなかったとすれば、その原因と対策についてお答えください。次に、その他の項の2点目として、最近、新聞紙上で問題になった朝里川温泉街の源泉加水問題についてお伺いいたします。新聞報道では 100パーセント水道水だけを利用していた期間が約10日間あったとされていますが 事実か、 、どうか、事実とすればどのような経緯でそうなったのか、また、温泉組合や利用者などへの説明や周知方法はどうなっていたのか、お知らせください。また、3割程度加水していた期間が8か月間あったとされますが、現在はどうなのか、また3割程度加水したときの温泉の泉質、効能に与える影響はどうか、さらに今後、この問題が朝里川温泉、ひいては小樽観光に与える影響について見解を求めます。、 、 。また 源泉の湯量はじゅうぶんかどうか これからの供給に不安はないのかも見通しをお聞かせください以上、再質問を留保して質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
斉藤陽一良議員のご質問にお答えいたします。最初に、平成15年度決算と財政健全化について何点かご質問がありました。まず、市税収入の減少についてですが、国の景気対策による定率減税に加え、その他の主な原因としましては、個人市民税では、人口減に伴う納税義務者の減少や、長引く景気低迷による個人所得の減少があり、法人市民税では、企業収益の悪化や法人税率の改正が、その要因として挙げられます。また、固定資産税・都市計画税については、住宅建設や民間の設備投資、土地の課税標準額に係る負担調整などにより増加してきましたが、近年は景気低迷による建設戸数の低下や収納状況の悪化により減少に転じ、これらによって市税収入が減少しているものと考えております。、 、 、なお 市税収入の減少に対する対策でありますが 自主財源の根幹であります市税の確保を図るためにはまず地域経済の活性化が必要であることから、地元企業の経営基盤強化のための支援や技術開発、人材育成のための支援などをはじめとする各種振興策の実施のほか、市の工事等の発注について、地元の業者を優先させる施策などを進めてまいりました。さらに、人口の定住促進を図る上で、若年者の家賃補助制度の実施や、交流人口の増加を図る観点から、観光客の誘致促進などに取り組んできたところであります。次に、市税収納率の向上対策でありますが、これまでもさまざまな角度から検討し、対応してきておりま、 、 。すけれども 税収の確保に当たりましては 市民の納税意識に負うところがたいへん大きいものがありますこのため、主な取組といたしましては、広報おたるやFMおたるを通じての広報活動、夜間の臨戸訪問や電話による催告を行うとともに、平成14年度から嘱託の市税徴収員2名の配置、高額滞納者や市外滞納者に対する特別滞納整理班の設置による組織見直しを行いました。さらに、平成15年度には、管理職及び賦課職員による電話催告など、徴収体制の強化を図り、収納率の向上に努めてきたところであります。平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録次に、地方交付税と三位一体改革の関係でありますけれども、三位一体改革の初年度であります平成16年度は、年末の国の予算決定時期まで、その地方財政に与える影響が示されず、国庫補助負担金や地方交付税、 、 、の大幅な削減が先行し 税源移譲が先送りされたままで 本市にとっても財政健全化に取り組んでいる中でたいへん厳しい結果となりました。国も地方もたいへん厳しい財政状況にあって、地方行革の推進と地方財政計画縮小の方向性は、今後とも続くものと思われますので、地方交付税の見通しはたいへん厳しいものと認識しております。そのような状況にあって、三位一体改革に地方の意見を反映させるため、地方六団体は一定の条件を前提に 国庫補助負担金等に関する改革案 を共同して取りまとめ 8月24日 政府に提出い、「 」 、 、。 、 、 、たしました 今後は 経済財政諮問会議に議論の場を移すことになりますが 国と地方の協議機関を通じて地方の意見が確実に反映され、税源移譲との一体的実施、地方交付税による確実な財源措置などがなされ、地方分権の理念に基づいた改革となるよう望んでおります。次に、職員給与の官民格差の解消施策でありますが、官民格差につきましては、これまでも毎年示される、 。 、人事院勧告の内容に沿って その是正に努めております ここ5年間の人事院勧告の推移で申し上げますと給料で約3パーセント、期末・勤勉手当で0.85か月分の削減などを実施してきております。また、今年度の人事院勧告では、官民の給与、ボーナスについて均衡がとれているということで、改定はなかったわけですが、官民給与の地域間格差として、北海道ではなお約5パーセントほど官が民間より上回っていることが示唆されており、次年度に勧告される予定となっております。現在、本市においては、財政健全化に向けての自主削減ということで、給料の3パーセントを削減しており、今後、17年度には5パーセント、18年度には7パーセントを削減する予定でありますが、給与制度につきましては、国家公務員に準拠することを基本に考えておりますので、ご指摘のありました退職時の特別昇給を含めまして、官民格差の早期是正に努めてまいりたいと思っております。次に、扶助費についてでありますが、平成15年度は、平成14年度に道から市へ移行した児童扶養手当の支給が通年化したことの影響や生活保護費の伸びにより、大幅な増となりました。これからの見通しと施策の方向性でありますが、平成16年度から始まる道の医療助成制度改正の影響や市の財政健全化による見直しなど、一定程度減少する要因もありますが、回復の遅れている本市の経済状況や高齢化の進展、児童手当の支給年齢の引上げなどの要因により、全体としては今後も増加するものと考えております。加えて、扶助費のほとんどが国の制度に伴うものですので、現在、議論されております国の社会保障制度の総合的改革による影響がどうなるのか、その動向を注視していく必要があると考えております。、 、 、「 、次に 市立病院の新築統合に係る起債でありますけれども まず公営企業債の許可方針では 経営状況収支見込み、事業の緊急性、事業効果等を勘案の上、重点的に許可するものとする」とされておりますが、許可に当たりましては 病院事業に対し一定割合を負担する一般会計の財政状況も含めて 総合的な判断が、「 、なされる」ものと、道を通じて国から聞いております。そのため、一般会計の財政状況についても、厳しく点検されることと思いますが、新たな投資を伴う新築統合により、病院事業の収支改善が図られ、現在行っている経営収支補てんのための一般会計の負担が軽減され、結果として市の財政状況の改善に寄与する事業であれば、より厳しい財政状況下でも許可されるものと考えております。なお、新築統合に伴う起債の償還でありますけれども、建物本体は元金が5年据置き、その後25年償還、医療機器などは元金が1年据置き、その後4年償還ですので、医療機器の起債を償還する開業後5年間は償還額が大きくなりますが、6年目からは建物本体の償還となり、額も少なくなり、平準化するものと考えて平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録おります。次に、介護保険サービスの提供と利用の実情についてのお尋ねでありますけれども、最初に、要介護等認定者数についてでありますが 本年8月末現在 要支援・要介護認定者の合計は6,906人であります 認定者、 、 。の推移につきましては 平成13年3月末で4,202人 14年3月末で5,033人 15年3月末で5,814人 16年3月、 、 、 、末で6,619人であります。今後の見通しでありますが 現行の介護保険事業計画においては 平成16年度の要介護認定者数は6,432人、 、を予想しておりますが、現時点ではそれを約3パーセント上回って推移してきており、65歳以上の高齢者の占める要介護認定者数の割合が高まってきておりますので、今後も増加傾向で推移していくものと考えております。次に サービス利用者についてでありますけれども 本年6月分では 居宅サービス利用者が3,364人 施、 、 、 、設サービス利用者が1,590人、合計4,954人であります。サービス利用者の推移につきましては、平成13年3、 、 、 、 、 、 、月分では 居宅が1,679人 施設が1,568人 合計3,247人 14年3月分では 居宅が2,262人 施設が1,584人合計3,846人、15年3月分では、居宅が2,684人、施設が1,665人、合計4,349人、16年3月分では、居宅が3,187人、施設が1,605人、合計4,792人であります。今後のサービス利用者の見通しでありますが、施設につきましては、現在、計画を進めております特別養護老人ホーム等の施設整備によって利用者が増えることが予想されます。また、居宅につきましては、年々要介護等認定者や痴ほう対応型共同生活介護事業所などのサービス事業所が増加してきていることから、今後も増加していくものと予想しております。次に、サービス未利用者の生じている原因でありますけれども、サービス未利用者の実態は把握しておりませんが、要介護等認定を受けた方の中にも、家族等で介護できる間は介護サービスを利用しないでいるケースや、将来介護が必要になったときにすぐにサービス利用ができるよう、あらかじめ認定を受けているケース、身体の状態が悪化して医療病院に入院しているケースなどが考えられるところであります。また、今後のサービス未利用者の動向でありますが、居宅における要介護等認定者数に占めるサービス未利用者の比率は35パーセント前後と、これまで変わることなく推移してきておりますので、今後も急速に大きく変動することはないと考えております。次に 訪問介護の利用者数と利用回数の推移でありますが 平成13年3月分の利用者数は752人で 回数は、 、 、8,265回、平成14年3月分の利用者数は1,077人で、回数は1万2,094回、平成15年3月分の利用者数は1,411人で 回数は1万6,168回 平成16年3月分の利用者数は1,785人で 回数は2万707回であります また 平、 、 、 。 、成16年3月分の訪問介護利用者の内訳についてでありますが 身体介護が983人で 月平均約10回 生活援助、 、 、が768人で 月平均約13回 通院等乗降介助が34人で 月平均は約21回の利用となっております また 平成、 、 、 。 、16年3月分の身体介護983人の利用時間別内訳でありますけれども、30分未満が170人で、月平均は約14回、30分以上1時間未満が290人で、月平均約9回、1時間以上1時間30分未満が155人で、月平均は約10回、1時間30分以上2時間未満が176人で、月平均は約10回、2時間以上が192人で、月平均は約8回の利用となっております。次に 通院等乗降介助の前後に 連続して二 三十分程度以上の手間のかかる身体介護を行う場合 のサ、「 、 、 」ービスの関係でありますけれども、要介護4、5の利用者に対し、このサービスを提供した場合に、特例的に「身体介護が中心である場合」の介護報酬の請求を認めたものであります。なお、要介護1ないし3の方平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録に対しては、居宅介護支援事業所ケアマネジャーが作成する居宅サービス計画に基づき、訪問介護事業者が作成する訪問介護計画上には位置づけられませんので、この身体介護中心型サービスの介護報酬の請求はできないものであります。次に、介護報酬の請求が二重取りではないかということでありますけれども、訪問介護員がサービスを提供する場合には、居宅介護支援事業所のケアマネジャーが作成する居宅サービス計画に基づく訪問介護計画に沿ってサービスを提供することが基本となっておりますし、訪問介護員におきましても、サービス提供記録を作成し、サービス利用者に確認してもらうことになっております。また、国民健康保険団体連合会におきましては、居宅介護支援事業所から提出のあった給付管理表を基に、サービス事業所から提出のあった介護給付費請求書等を突合し、審査を行っておりますので、基本的にはそのようなことはないものと考えております。次に、事業者に対する市の対応でありますが、保険者である市といたしましては、介護保険法の規定に基づき保険給付について必要があると認める場合には、保険給付を受けた事業所に対して文書の提出等を求めたり、職員による質問や照会を行い、不正請求があったときに該当すると認めるときは、サービス事業所の指定権限のある北海道に通知することができることになっております。また、居宅サービス事業者、居宅介護支援事業者又は介護保険施設が偽りなど不正な行為によって介護給付費の支払を受けた場合には、支払額の返還に加算して、返還額の4割の額を支払わせることができることになっております。いずれにいたしましても、サービス事業者による保険給付費の不正請求などの事件はあってはならないことであり、今後とも北海道とじゅうぶんに連携をとりながら、サービス内容や介護給付費の適正化などに努めてまいりたいと考えております。次に、保険者の機能についてでありますが、市町村が利用者と事業者の間に立って、保険者としての機能をより発揮できるようにすることが重要であると認識しております。ご質問のありました事業所への指導監督権限につきましては、サービスの質の確保、利用者保護の観点から、事業所への立入調査など、都道府県と同程度の調査権限を保険者に与えるべきであると考えており、全国市長会を通じて、国に対し要請しているところであります。なお、これら一連の動きの中で、今年度から、痴呆対応型共同生活介護事業所については、都道府県と市町村が連携して、共同で立入調査等を実施することになっております。次に、サービス提供事業者への監査の徹底などの対策でありますけれども、国におきましては、社会保険審議会の介護保険部会において、これらの問題を含めて介護保険制度全般の見直しの審議を行ってきております。来年1月の通常国会に予定されている介護保険改正法案の提出に向けて、今後、改正内容が具体化していきますので、それらの動向にじゅうぶん注意するとともに、北海道をはじめ、小樽市介護支援専門員連絡協議会や、本年4月に新たに設立されました小樽市訪問介護事業所連絡協議会などともじゅうぶんな連携をとりながら、サービスの質の向上や適正なサービスの確保などに努めてまいりたいと考えております。次に、家庭ごみの有料化について何点かお尋ねがありましたが、初めに実施計画策定に当たっての市民の意見集約の関係でありますが、廃棄物減量等推進審議会の答申を受けまして、本年5月に「家庭ごみ減量化・有料化についての基本的な考え方」をまとめ、6月中旬から8月上旬にかけて、市民、事業者などを対象に 約1,280名の参加を得て 計38回の懇談会を開催いたしました このほか 基本的な考え方 の概要版を、 、 。 、「 」6,000部作成し 各町会に回覧用として配布し 全世帯への周知を図ったところであります また 基本的な、 、 。 、「考え方」については、広報おたるや市のホームページに掲載して、市民の周知を図るとともに、市民から意平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録見を求めました。寄せられた意見・要望の主なものについては、広報おたる8月号やホームページで紹介し、 、ておりますけれども 市民からの要望・意見を実施計画にどのように取り入れたかということでありますがごみを出しやすいようにごみ袋の種類を多くすること、市外の近隣地区にも取扱店を設けること、試行用の指定ごみ袋を配布すること、ごみ箱設置に対しても助成すること、不法投棄対策としての夜間パトロールの実施をすること、高齢者に配慮したわかりやすいパンフレットを作成することなどの意見・要望があり、これらを実施計画に反映させております。次に、今後の実施に向けた説明会の開催でありますが、できるだけ多くの市民の方々に周知を図るため、11月から各町会などを中心として 約200会場で説明会を開催してまいりたいと考えております これらのほ、 。かにも、団体等から申入れがあれば、随時説明会を行ってまいります。また、その他の周知方法としては、広報誌、ポスター、チラシによるほか、分別方法を詳細に説明した分別ハンドブックと試行用の指定ごみ袋を全戸配布することを考えております。次に、指定ごみ袋の単価でありますけれども、懇談会で単価についての審議会の考え方や他都市の単価を示しながら説明したほか 基本的な考え方 の概要版や広報おたる 市のホームページにも掲載して 市民、「 」 、 、への周知を図り、意見・要望を求めてきたものであります。次に、現状でのごみ量と資源化後のごみ量に対する手数料額の比較でありますけれども、平成14年度を例にとりますと 1か月当たりの手数料額は1人世帯で約250円 2人世帯で約500円 3人世帯で約750円と見、 、 、込まれます。また、資源物潜在量の50パーセントを資源化することとしている平成21年度では、1か月当たりの手数料額は1人世帯で約190円、2人世帯で約380円、3人世帯で約570円と見込まれます。次に、1リットル当たり2円という単価が他都市と比較してどうかということでありますが、現在、道内で有料化を実施している14市のうち、1リットル当たり2円のところが10市であり、1円50銭が2市、1円55銭が1市、1円75銭が1市となっております。なお、今後、有料化を予定している5市については、1リットル当たり3円が1市、2円50銭が1市、2円が3市となっております。市といたしましては、道内他都市の金額を考慮し、また、市民の負担が大きくならないように考えて、1リットル当たり2円としたところであります。次に、実施市の減量効果の評価でありますが、それぞれの市における手数料額の違いやその他の減量化施策の違いがあり、手数料額との関係だけで評価をすることはできませんが、いずれの市においても、有料化による減量効果は出ていると聞いております。次に、1リットル当たりの手数料単価と減量効果との関係でありますが、平成14年度まで有料化を実施した道内8市の有料化実施直後の減少率の状況を見てみますと、1リットル当たり単価を2円とした市では、減少率が60パーセント以上になったところもある反面、20パーセント以下のところもあり、1リットル当たりの単価が1円50銭の市では、減少率が30パーセントになっているなど、必ずしも手数料額の違いが直接に減量効果となって現れているとは言えないものでありますが、減量効果の他の要因としては、それぞれの市における資源物の収集品目、指定ごみ袋の種類、ごみや資源物の収集回数や収集方法の違いにもあると思われます。次に、手数料の額を1リットル当たり1円80銭にした場合でありますが、手数料の額につきましては、ご、「 、 、み処理経費を基にして決めたものではなく 道内他都市の金額を考慮しながら ごみの減量化に効果がありかつ市民にとって大きな負担とならないものとする必要がある」との廃棄物減量等推進審議会の答申に沿っ平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録て決めたものであります。手数料の額を1リットル当たり2円にするのと、1円80銭にするのとで、どの程度減量効果に影響があるのかについては、明確にはわかりませんが、ごみの減量効果は手数料の額だけで決まるものではなく、有料化にあわせて実施される他の施策も重要な要素になるものと考えております。次に、手数料額を1リットル当たり1円50銭とした市の減量効果があまり上がらなかったのは、手数料の額以外に要因があるのではないかとのことでありますが、ごみ減量化が進まなかった背景には、単価の設定のほかに、資源化施策や啓発方法にも要因があったのではないかと思いますが、こうした都市においても、有料化の前に比較しますと、おおむね減量の効果が続いているものと聞いております。、 、 、次に 単価を少しでも低く抑えるべきではないかとのご指摘でありますが 有料化の単価につきましては道内の実施市を参考にして、市民にとって大きな負担とならないよう配慮し、また、減量効果も期待できることから、2円とさせていただいたものでありますので、ご理解を願いたいと思います。次に、歳入の見込みと使途でありますが、初めに、ごみ処理手数料の積算根拠についてでありますが、手数料収入は現時点で3億6,800万円の見込みであり この内訳としましては 指定ごみ袋による手数料が3億、 、5,900万円で、処理券による手数料が900万円であり、ごみ袋による手数料については、燃やすごみの収集回数が週2回、燃やさないごみの収集回数が2週間に1回を予定していることから、年間の収集回数が燃やすごみが104回、燃やさないごみが26回となり、これに見込み世帯数6万8,000を乗じることで、年間のごみ袋、 、 。排出枚数を求め 袋ごとの使用枚数を函館市の例を参考に推計し 各単価を乗じて算出したものでありますまた、処理券による手数料については、函館市の例を参考に、年間の使用枚数を推計し、単価を乗じて算出したものであります。次に、指定ごみ袋の単価を1リットル当たり2円とした場合と1円80銭とした場合における手数料の収入額についてでありますが、現時点の見込みとしては、平成17年度については、今年度中の収入も含めて、2円の場合は3億6,800万円で、1円80銭の場合は3億3,100万円となり、3,700万円の減少となります。平成18年度は、2円の場合は3億6,200万円で、1円80銭の場合が3億2,500万円となり、3,700万円の減少となります 平成19年度は 2円の場合が3億4,500万円で 1円80銭の場合が3億1,000万円となり 3,500万円の。 、 、 、減少となります。次に、各年度の資源物収集計画量でありますが、平成17年度は約5,300トン、平成18年度は約5,500トン、平成19年度は約6,700トンを見込んでおります。次に、収支状況についてでありますが、現時点での平成19年度の収支見込みとしましては、ごみ処理手数料は3億4,500万円程度であり 有料化実施に伴い新たに発生する歳出は 手数料徴収関係経費 資源物収集、 、 、拡大経費、市民サービス向上経費などで2億1,800万円を見込んでおり、手数料収入との差額は1億2,700万円となります。次に、有料化による手数料を現行のリサイクル関連経費や広域連合のリサイクル施設建設費と維持費の負担金に使うのは適当でないとのご指摘でありますが、手数料収入は清掃費の特定財源であり、有料化実施に伴う新規・拡大経費としての手数料徴収関係経費、資源物収集拡大経費、市民サービス向上経費などの支出に充てるほか、その差額がある場合には現行のリサイクル関連経費や今後、増加することとなる広域連合負担金などにも充てたいと考えております。なお、広域連合の負担金につきましては、広域連合は市と独立した行政組織ではありますが、その運営費は、広域連合が直接徴収する手数料などの財源を除き、構成自治体の負担金で賄われており、市といたしま平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録、 、しては リサイクル施設の建設費や維持管理費に係る負担金も資源物の収集拡大経費の一つであることから手数料収入の一部を充てていくことになるものと考えております。次に、家庭用の生ごみ処理機の購入に対する助成でありますが、電動生ごみ処理機は、機材の交換や生成物の取り出しに手間がかかるとともに、多くの電力を使用し、また、臭いなどの理由により使用を取りやめている方がいると聞いております。また、市民の要望も少ないことから、市といたしましては、現在のところ、電動生ごみ処理機の購入に対する助成は考えておりません。次に、家庭ごみ有料化に伴う歳入・歳出の会計処理でありますが、有料化に伴う手数料収入は清掃費以外に使用する考えはなく、一般会計で処理することとし、特別会計の設置や基金の設置は考えておりません。次に、平成17年度以降の指定ごみ袋の作成費についてでありますが、平成17年度から19年度までは、毎年6,100万円程度になるものと推測しております。次に、指定ごみ袋の発注方法でありますが、発注に当たりましては、公正で競争性が働くよう、入札を行いたいと考えております。また、業者選定等についてでありますが、市内にはごみ袋を自社工場で製作できる業者と、ごみ袋を取り扱う販売業者がおりますので、地場産業の育成と受注機会の拡大等を念頭に置きながら、今後、具体的な発注方法を検討してまいりたいと考えております。次に、小樽港の国際航路について何点かご質問がございました。最初に、小樽-中国定期コンテナ航路の貨物動向でありますが、本年8月末現在のコンテナ貨物は、昨年同月比で 輸出は72パーセントの増 輸入は56パーセントの増で 合計で59パーセント増の3,919本と順調に、 、 、。 、 、 、 、 、 、推移しております 主な輸出貨物は 水産品 テレビ用ブラウン管や自動車部品で 輸入貨物は 石材 靴自転車、その他生活雑貨などであります。今年の秋も秋サケの豊漁が予想され、大量のサケが北海道から輸出される見込みがあり、それに対応できるよう、本港としても必要な冷凍電源設備を30口増設し、小樽港の利用促進を図ってまいりたいと考えております。また、小樽-中国定期コンテナ航路が開設され、2年を経過し、道内の荷主にも小樽航路が周知され、利用される方も増加しているものと認識しており、荷主の方々からは小樽航路は定時性が高いことや中国との直行便という安心感で利用されているという声をよく聞いております。今後も国内はもとより、中国側の関係者に積極的に小樽航路のポートセールスを展開し、利用促進を図ってまいりたいと考えております。次に、週2便体制の見通しでありますけれども、小樽港の貨物量は順調に増加しており、船社側と週2便体制に向け、鋭意協議を続けておりますが、船社としては船を増便する場合、中国側の寄港先をどこにするか、また、日本側の他の寄港先の貨物の伸びなどを考慮して検討されていると承知しており、現段階で週2便体制の時期をお示しできる状況にはありません。市といたしましては、引き続き官民一体となって貨物の集荷活動を行いながら、船社に対し、週2便体制の実現を要請してまいりたいと考えております。、 、 、 、次に 小樽-ホルムスクの旅客航路でありますが 乗船客は観光や商用など さまざまな目的で来ており観光においては、札幌のガトーキングダムのプール、サッポロビール園やおたる水族館などが人気があり、商用においては、主に中古自動車の購入が目的という傾向にあります。滞在期間は四、五日で、旅客の大半は船をホテルがわりとしておりますが、一部はホテルを利用しております。6月の就航以来、1便当たりの平均乗客数は112人で、乗船率は75パーセントとなっており、主要な貨物は中古自動車となっております。、 、 、 、また 今後につきましては 道内はもとより 首都圏の旅行会社などへ同航路のPR活動を積極的に行い平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録日本人旅行者の利用促進を図ってまいりたいと考えております。次に、日ロフェリー定期航路でありますが、平成7年に運行を開始した同航路は平成9年に運休となり、その後平成12年に再開し、今年で再開5年目を迎えております。サハリンプロジェクトの進展に伴い、貨物も年々増加しており、またロシア船社も新たな船を購入したことから、現在、小樽港への寄港回数や新たな寄港先の可能性について、船社や船舶代理店等と協議を続けております。次に、台風18号の被害状況でありますけれども、13日午前9時現在で、人的被害については、暴風で転倒したことなどによる負傷者が11名発生し、そのうち重傷が2名、軽傷が9名となっております。次に 市民から市に被害の連絡があった件数は1,286件であり 主なものは屋根・トタンのはく離 屋根飛、 、 、散などの建物被害が574件 倒木が408件などとなっております また 小中学校や市営住宅など 134の市の、 。 、 、施設において 屋根の被害などがありました 停電については 9月8日に1万4,000戸ありましたが 11日、 。 、 、の午前0時30分に復旧いたしました。農産物被害につきましては、主に強風によるビニールハウスなどの倒壊が多く、トマト、キュウリなどの畑作物に大きな損害を与えました。被害農家数は78農家、被害面積13ヘクタール 被害金額は約1億2,000万円に及んでおります なお 水産関係でも漁港施設の巻揚機や漁具保管、 。 、庫の倒壊などの被害が出ておりますが、現在、調査を進めているところでありますので、今後、判明してくる被害とあわせて、早急に取りまとめたいと考えております。次に、被災された方々への対応でありますけれども、災害により住居を失い、避難をしている方への公営住宅の緊急避難的入居については、建築住宅課を窓口として相談を行っております。また、復旧のための緊急貸付けにつきましては、住宅金融公庫の窓口等を紹介しております。2次被害への賠償責任などの法律的な相談につきましては、総合サービスセンターや建築指導課が窓口対応をしております。次に、市における停電時の対応でありますけれども、通常時に北電から停電の連絡を受けた場合につきましては、市民からの電話による停電情報の問合せに対して回答するための参考情報としております。災害時の停電情報につきましては、市民からの問合せに活用するだけでなく、ライフライン情報を市民に提供するための広報情報として取り扱うことになっております。次に、ライフライン情報の市民への広報体制でありますが、防災計画では、災害情報の提供は市民の不安解消を図る上でも極めて重要であることから、関係機関や報道機関と連携をとりながら行うこととしております。次に、市と北電との連携でありますけれども、日ごろは北電と連携を密にしており、停電情報の提供を受けておりましたが、今回の台風は観測史上初めてという暴風を伴い、送電に関する事故が広範囲で多発し、停電区域や原因を特定できないまま対応に追われ、また、問合せの電話が殺到したことから、北電側で市との連絡について対応しきれない状況にありました。今後の対応につきましては、今回の経験を踏まえて、北電とじゅうぶん協議してまいりたいと考えております。次に、朝里川温泉の加水問題でありますけれども、水道水だけを使用した経緯につきましては、平成14年12月、新1号井の泉源掘削の際に、湯脈の干渉により、2号井に泥が流入する事態が生じたため、2号井からの揚湯を中止し、貯湯槽をはじめ、配湯設備の洗浄を行いました。この間、温泉供給が不能となることから、各温泉供給施設が一斉に水道水を使用すると、朝里川温泉地区全体の給水に支障を来すおそれが懸念されたため、施設側との話合いにより、一時的に貯湯槽にためた水道水を利用していただいたところであります。なお、市といたしましては、12月16日から26日までの11日間、臨時応急的に貯湯槽にためた水道水を使平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録用できる態勢をとりましたが、施設内にある貯湯槽やタンクなどの温泉水に加水をし運営した施設、宿泊客はなく利用がなかった施設など、それぞれ個別の対応を行ったものであります。、 、 、次に 温泉組合や利用者などへの説明や周知方法でありますが 市が温泉を供給している8施設に対して個別に説明を行う中で、加水状況等については、その都度各施設に利用者への周知徹底を図るようお願いしたところであります。次に、現況でありますけれども、本年4月に新1号井を供用開始して以来、現在に至るまで加水は行っておりません。また、加水時における温泉の泉質、効能に与える影響についてでありますが、水道水を混合し、 、た温泉水の成分分析を財団法人北海道薬剤師会公衆衛生検査センターに依頼しましたが 温泉としての泉質効能については問題がないとの分析結果をいただいております。次に、今後の朝里川温泉、小樽観光に与える影響でありますけれども、応急的な措置であったとはいえ、このたびの新聞報道等で朝里川温泉、ひいては小樽観光全体のイメージダウン、また、市民や観光客の皆さんに不信感を招いたことにつきましては、たいへん残念に思っております。このたびのことを契機に、民間との連携や的確な情報発信に努めるとともに、皆さんに安心してご利用いただける温泉の提供を目指し、信頼回復に努めてまいりたいと考えております。次に、源泉の湯量でありますけれども、現在、新1号井と2号井から揚湯して温泉供給を行っておりますが、現状では供給量不足を生じておりません。また、今後の供給の見通しでありますけれども、元来、市の泉源は豊富な湯量ではございませんが、これまで施設側との協議の中で安定的に供給してきており、将来的に不測の事態が生じない限り、現行の需給体制においては、問題はないものと考えております。( 議長、29番」と呼ぶ者あり)「
再質問 29番 斉藤陽一良
1点だけ、再質問させていただきます。詳しくは予算特別委員会等でお伺いいたしますが、家庭ごみ有料化の手数料単価については、ただいま非常に丁寧な答弁をいただきましたけれども、1リットル2円ということについては、負担が大きくならないように配慮して決めたということですが、私は市民生活を考慮して、減量効果が失われない範囲で少しでも低く抑えるということを提案させていただいたわけですけれども、2円を動かさない、2円は変えないということになりますと、その理由としてはいろいろな言い方もあろうかとは思いますけれども、基本的には二つの場合しかないのでないかと。一つは、単価2円を少しでも下げると、減量効果が著しく減殺されるなど、著しい不都合が生じるというふうに判断をされている場合、もう一つはそもそも単価2円をより低く抑えるというような必要は認めないと。言ってしまえば、むしろ一般財源を確保するために、歳入は少しでも多い方がいいのだというような考えの場合と、そのどちらかの場合しかないのではないかというふうに思いますけれども、2円というのを動かされない理由というのをちょっとしつこいですけれども、もう一度お聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
この単価をどうするかというのは、非常に内部でも議論しました。原価計算とかいろいろな手法があるのでしょうけれども、各市等の比較でいきますと、収集の方法とか、資源化の方法とか、平成 16年第 3回 定例会 本 会議 録各市がみんなやり方が違うのです。ですから、一概に比較もできない。こういう結論になりまして、なかなかこの単価計算が難しいと。小樽市のものはできますけれども、他都市の比較ではできないわけです。したがって、先ほどもお答えしましたように、14市が現在有料化を実施しているうち10市が2円ということでやっているわけですから、これは負担される方も、10市の方々は皆2円でやっているわけですから、そう大きな負担ではないのではないかという判断に立ったわけです。これから実施しようとしているところも、2円50銭とか、3円とか、そういう単価設定をしている中で、私どもとしては2円が一応妥当でないのかなという判断をしたわけです。そういうことでご理解を願いたいと思います。