みんなの議会

小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月14日

(1)財政健全化の見通し/(2)義務教育国庫負担金の税源移譲に対する態度は/(3)行政と市民とのパートナーシップ確立について/(4)市民参加型教育、学習支援ボランティアについて/(5)自治基本条例について/(6)緑の基本計画のアクションプランは/(7)観光のハード面での側面支援の必要性と宿泊、滞在型観光への方策

2004年6月14日、小樽市議会の一般質問で、山口保議員が「財政健全化の見通し」「義務教育国庫負担金の税源移譲に対する態度は」「行政と市民とのパートナーシップ確立について」「市民参加型教育、学習支援ボランティアについて」「自治基本条例について」「緑の基本計画のアクションプランは」「観光のハード面での側面支援の必要性と宿泊、滞在型観光への方策」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、建設部参事 嶋田和男、建設部長 兵藤公雄が答弁しました。

質問者
山口保 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、建設部参事 嶋田和男、建設部長 兵藤公雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 山口保

民主党・市民連合を代表して質問をいたします。まず財政健全化の問題です。この問題については、今議会におきましても他会派の議員、それぞれ質問をされておりますが、通告をいたしておりますので、私も触れさせていただきます。財政健全化の課題は、本市を取り巻く暗雲のように、本議会、行政、市民の上に暗い影を落としております。このままでは赤字再建団体になってしまうのではないかという危ぐであります。周知のように、本年度から3か年で40億円の財政効果を生み出せば、何とか乗りきれるのではないか、そのためには市職員、これは臨時及び嘱託職員も例外なく、初年度3パーセント、次年度5パーセント、最終年度7パーセントの賃金の削減、また、退職者の不補充などの人員削減などで20億円、そしてこれまで市が単費で積み上げてきた多くの市民サービスの廃止や減額による事業の見直しなど15億円、残り5億円は何とか収入増で生み出すというものでありました。全市一つになって、ともに痛みを分け合い、何とか財政再建に協力し合おうと、私たち会派も基本的に協力を約束したわけであります 本年度は 人件費で11億1,000万円 市民サービスの見直。 、 、しなど5億6,000万円、合計16億7,000万円にも上る財政効果を生み出したのにもかかわらず、市税収入の8億3,000万円もの落込みや国の三位一体改革によるツケ回しで、けっきょく本市も割を食い、差引き12億4,000万円もの減となりました その結果 合計20億7,000万円もの収入減となり 財政再建の見通しが全く立た。 、 、なくなっている状況だとお察し申し上げます。地方の必死の努力に国が冷や水を浴びせかける、こんな悪代官のような構図がいつまで続くのか、不安でたまりません。折しも今月3日、政府の経済財政諮問会議は、いわゆる骨太の方針第4弾を決定し、三位一体改革の全体像を年内に決定するといたしました。平成17年度及び18年度の地方への税源移譲は、おおむね3兆円とするとのことであります。参議院選挙を前にしての首相の思惑もあるのでしょうか、本年度の6,500億円と比べると 少しは期待の持てる額と安どしているところであります しかし 交付税の扱いが不明瞭、 。 、な点があるなど、まだどのように変わるのか、油断ができないところであります。また、地方には同時にそれに見合う補助金の削減の具体案を求めてきております。市長は、さきの定例会で、国の三位一体改革の動向を把握した上で、できるだけ早い時期に新たな財政健平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録全化計画を策定したい旨、発言をされております。今の時点での見通しは難しいとは思いますが、できる範囲でお示しいただければ幸いと思います。また 補助金削減の具体案に対し 全国知事会は昨年 会長私案として義務教育費の国庫負担約2.5兆円を、 、 、廃止して、税源移譲するよう求めております。仮にそのようなことになりますと、財政力の弱い北海道や本市などは、これまでの教育水準を維持できなくなることが懸念されております。全額移譲という事態になれば、9都道府県を除いて、他はすべて現状の国庫負担金を下回るものと予想されており、もし義務教育への支出が削減されれば、教育水準の低下は免れず、地域間格差を招くことは必定であります。さきの第1回定例会において、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書が、本議会において、全会一致で可決されているところでありますが、この件に関し、教育長の態度はいかがでしょうか。また、予想されるこのような事態に対して、どのように対処されるのか、あわせてお示しください。次に、行政と市民とのパートナーシップの確立の重要性についてであります。、 、 、平成15年度から着手されました観光基本計画や地域経済活性化会議 緑の基本計画の策定など 公募市民関係団体など、市民も交えての討議が重ねられていると聞いております。特に経済部所管の事業は、観光誘致促進協議会が平成7年組織され、平成9年には改組、実質的な官民一体となった観光行政がスタートしたことは記憶に新しいところであります。この間、小樽雪あかりの路、花園飲食街はしご酒大会、天狗山夜景の日、また、本年からは商業労政課の皆さんの努力によって、中央市場ガンガン屋台などの各種イベントの創出、また、観光ガイドマップの作成やホームページの運営、後志地域との広域観光の連携推進、ホスピタリティの啓発、北東アジアからの観光客誘致など、多くのボランティア市民、組織や会員、行政が一体となって取り組まれてきました。また、産業振興行政では小樽職人の会が組織され、体験観光などの一翼が担われてきました。そのことは多くの市民に認知されてきているところであります。このように、市民と行政の、 、 、協働は大きな力を生み出し 今や観光行政とのかかわりにとどまらず ここに関係されている多くの市民が福祉のボランティアや基金を持ち寄っての植樹活動など、幅広く活動を求められるようになりました。私も多くの活動にかかわらせていただいた中で、高齢の市民ほど、社会貢献の意欲を強く持っておられると感じております。本市の高齢化率が25パーセントを超え、50歳以上の市民の人口が50パーセントと言われる超高齢化社会を迎えようとしている今、そうした高齢者の意欲を福祉や教育、環境行政などに参加いただ。 、く努力が必要と考えます 人員削減で職員の皆さんの仕事量が増えていることは承知しておりますけれども市民の中に溶け込み、そうした中でキーになる人材を見つけ出し、議論をする中で新たな施策を探し出し、市民を組織して、ともに汗を流す、そうした新しい市民参加型行政の在り方を各分野で真剣に議論され、その実現に向けて動き出されるよう、切に要望しておきます。それは、遠回りのように見えますけれども、必ずや市財政向上の一助にもなると確信する次第であります。そうした取組に対する市長のお考えをお示しください。次に、今話しました市民参加型行政の教育行政における一例について、少し具体的にお示しいたします。石狩市は、教員志望の大学生など63名の登録者を各学校に派遣し、数学の授業に参加してもらい、理解の進まない生徒に補助的に教えてもらうというスクール・アシスタント・ティーチャーを制度化し、実践しております。1日1,000円の交通費の支給のみのボランティアでの実施と聞いております。また、岩見沢市は本年度から2年間、文部科学省の学力向上支援事業の指定を受け、市内6校の小中学校で同様の学習支援を始めております。学力向上支援員として、教員OBの方々も参加されていると伺ってお平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録ります。先ほど述べさせていただきました市内の多くのボランティアの方々の中には、教員退職者の方も数多くいらっしゃいます。これらの方々に声をかけられ、小樽方式とも言うべき学習支援制度が構築できれば、地域全体での教育への参加の道も開かれてくるものと考えています。先日の長崎の小学校での同級生の女生徒の刺殺事件など、ショッキングな事件が多発する昨今の状況を考えるたびに、地域ぐるみの公教育への取組が急務と考えます。教育長の今後の取組、その検討と見解を求めるものであります。さて、これまで述べさせていただきましたように、行政のあらゆる分野において、市民参加、市民の協力は不可欠であります。行政の政策にかかわる徹底した情報の開示、市民への周知、そして市民参加による議論、その結果による市民の協力、このこと抜きに厳しい財政環境を乗り越え、効率的な、また実効性のある施策の実現は困難であります。また、う余曲折はあっても、分権への流れは不変であると考えます。これまでのような形式的な民主主義的合意形成の在り方を離れ、何事も市民合意と市民みずからの責任の下で、最良の政策判断を行っていくという市民自治の考え方を、市民も行政も私たち議員もしっかりと身につけなければならないのではないでしょうか。本市は小樽運河をめぐる論争、近年では築港跡地再開発、いわゆるマイカル小樽をめぐる論争と、二つの小樽の将来に大きく影響を与えた議論が、決定過程でじゅうぶんになされなかったのではないか、そういう反省があります。また、中央通拡幅に伴う中心市街地活性化事業においても、地権者や周辺受益者には説明がされても、あくまで行政主導で、市民的議論に付されなかった感が否めなかったのではないか。駅から港へと通じる本市のシンボルともなるべき街路整備は、もう少し全市的な議論ができなかったのかと、多くの市民が感じておられるところだと思います。私はこのような観点から、自治基本条例の制定に向けて、本市も準備を進めるべきと考えます。幸いなこ、 、 。 、とに これまで北海道は自治基本条例制定においては 先駆的な役割を果たしてきました ご存じのようにニセコ町が平成13年に、全国で最初にまちづくり基本条例を制定し、道も都道府県では最初の行政基本条例を制定しております。札幌市も、札幌市自治基本条例の制定に向けて動き始めております。この札幌市の憲法とも言うべき条例案は、例えば情報の公開と共有、市民参加の権利、参加機会の保障、市民投票制度、政策の評価、市民委員会の設置など、全10章からなるかなりしっかりした構成となっております。このことに対し、本市も検討に入るべきと考えますが、市長の基本的な考え方をお示しください。次に、緑の基本計画について、お尋ねいたします。昨年2月から始められた本計画の策定は、資料によりますと、庁内での検討会議を中心に行われ、昨年11月と1月に市民懇談会が開かれております。公募市民1名、関係団体23名、策定委員5名、計29名、2回目は一般参加1名、関係団体13名、策定委員3名の17名と。 、 、 、なっております 計15回の会議のうち 二度だけという市民参加の計画策定は 市民参加の議論というより説明会などに近い性質のものではなかったかと感じております。その主要施策で、緑豊かでゆとりと潤いのある都市環境を創出していくためには、市街地の大半を占める民有地の緑化を進めることが重要と書かれております。着眼点はたいへん評価すべきだと思いますが、これらの目標を今後、どのように進められていくのか、また、市民との協働作業として、どのように協力を求められていくおつもりなのか、あわせてお示しください。街路樹の管理においても、落ち葉等の苦情から、やむなく過剰なせん定が行われているという事情もお聞きしております。沿線住民の多くが街路樹に愛着を持たれているなら、1人の苦情も聞き流すこともできる平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録はずであります。同僚の武井議員も、本市の街路樹のせん定のありようは他の都市と比較しても異様で、観光都市として再検討を要する旨、昨年の議会で発言をされているところであります。本計画を機に、実効性ある施策を講じられるよう、求めるものであります。お考えをお示しください。また、このことに関連し、市内緑のまちづくり団体が昨年、運河公園敷地内に、桜の苗木30本を関係町会。 、 、の老人会の皆さんと総勢50名ほどで植樹されました 幹の直径7ないしは8センチ 樹高3.5メートルほどで事前に重機で直径1メートルほどの穴を掘って、11トンダンプ約2台の土を入れるというたいへん大がかり。 、 。 、な植樹作業でありました 手宮地区を桜で元気づけたい そういうお年寄りの思いが感じられました また本年は道によって河川敷地が整備され、遊歩道が設けられました勝納川沿いの市道や河川敷地に桜を植樹して、奥沢水源地まで桜の並木道をつくりたいとの希望をお話しされております。奥沢の町会の皆さんも勝納川を愛され、本年は土木現業所や地先の酒造会社2社と協力され、盛大に勝納川河畔の雪あかりの路を現出されました。こうしたボランティア団体と関係町会、関係企業が協力され、市行政の皆さんや道の方々と手を携え、平成の桜並木が本市の代表的河川である勝納川に生まれるならば、きっすいの小樽の酒造会社2社の魅力も引き出され、新たな市民に親しまれる観光の拠点に変ぼうするものと確信するものであります。市関係行政の皆さんのご支援を切に希望するものであります。さて、本市観光の課題を、私は昨年の一般質問でも訴えてまいりました。前回は、主に観光の質的課題、特に地域の特産の掘り起こしと創出、地域の風土に根差した食文化の創出、後志圏との連携による地産地消観光への飛躍、そうした地域循環型経済の確立が、本物の観光へと本市の観光を導き、成熟した次のステージへと押し上げるかぎになると申し上げました。地域経済活性化会議でも、地場産品評価基準調査事業として位置づけられ、今後、小樽ブランド構築に向け、各種調査が行われると聞いております。まずこのことについて、作業手順など、今後、これをどのように具体化されていくおつもりなのか、お示しください。さて、市長がいつも課題として取り上げておられる本市観光の宿泊滞在型への移行という難題について、私なりの意見を述べさせていただきたいと思います。平成12年度の本市調査によりますと、日帰り客1人当たりの消費日額は1万5,155円、また、宿泊客の消費日額は3万5,370円となっております。平成15年度の観光入込客数は800万2,000人、そのうち宿泊客数は73万3,800人です。9.1パーセントにすぎません。道外客数221万5,300人、そのうち67パーセントは市内での宿泊をしていただけず、札幌など市外に宿泊されている状況であります。宿泊率を上げることが、いかに市内経済に波及効果をもたらすかは明白であります。本市観光は、宿泊者を引きつけるほど魅力がないのでしょうか。平成10年小樽観光誘致促進協議会調査研究部会から出された報告書によりますと、堺町を中心とした点の観光から面に広げる必要性が取り上げられ、その後、旧手宮線の一部を活用をした雪あかりの路や、天狗山の眺望に着目した天狗山夜景の日、また、花園飲食街におけるはしご酒大会等、次々と企画され、小樽観光を全市に広げるべく、また、夜の魅力を引き出し、宿泊につなげるべく、官民挙げて努力をされてきているところであります。しかし、さまざまなイベントも短期間の効果しか期待できないのは、また、事実であります。ソフト面ではフルエンジンで頑張っていても、ハード面が変わっていかなければ、いずれ息切れしかねないのであります。、 、 、旧国鉄手宮線は平成13年 中央通から寿司屋通りの間 約6,300平方メートルを本市がJRから取得され散策路として整備されましたが、まだ残念ながら新たな観光拠点に成長するにはほど遠い状況であります。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録私はこの旧国鉄手宮線が交通記念館まで用地取得をされ、散策路として整備され、とりあえず人力車などが往来できるようになればと希望するものであります。交通記念館も、広大な駐車場と広大な敷地を持つ本市の誇る鉄道歴史施設であります。さきの第1回定例会の公明党佐藤議員の質問にもありましたように、近年は入館者も落ち込み 平成8年のスタート当初の資本金3億円が現在約8,600万円にまで減っている現状とお、聞きしております。関係者の努力によって、年々の赤字額が減少しているのは聞いておりますけれども、15年度決算では1,600万円の赤字と報告されております。私はかねてよりこの鉄道歴史遺構が小樽の新たな観光拠点としてそ生させられるのではないかと、幾つかの提案を関係理事者の方々にさせていただいております。一つには、ホームにある客車を大部分寝台車に入れ替え、宿泊施設として生まれ変わらせるというものであります。JR各社は不要のブルートレインの寝台車をお持ちだと聞いておりますので、幾つかはそれを導入できれば、なお魅力的な宿泊施設になるだろうと思います。新幹線が函館まで延伸されれば、JR北海道のブルートレインが廃止されることも考えられますし、そのときには食堂車なども導入されたらいいでしょう。小中学校の宿泊体験や新たな宿泊のニーズも引き出すものと確信いたします。また、敷地内には意外なほど広い緑地があります。そこは都市型のキャンプサイトとして活用できると考えました。幸い手宮地区には、多くの銭湯や大型入浴施設などがあり、また、市場やスーパーマーケットも数多くあります。また、今は閉館されている札幌側の入り口の建物で、喫茶店などを営業しながら、レンタサイクルの貸出しなどをすれば、手宮地区や北運河一円をキャンパーや宿泊者。 、 、が周遊するでありましょう そして 旧手宮線が鉄路を生かした散策路として交通記念館まで整備されれば先ほど話をした人力車が往来するばかりではなく、馬車やレンタサイクルに乗ったキャンパーや宿泊者や市民が行き交う交流の場に変わるのではないでしょうか 館内にはSLD51のミニチュアが動態保存してあると。聞いております。幾つかの問題はあるにせよ、色内川下、臨港線までは走らせることができるのではないかとも考えます また 鉄道ファンに人気がありますC62の4分の1サイズの復元模型は 札幌のJR関連会社。 、 、で約5,000万円で製造可能とのお話も伺っております いずれにせよ このような構想が実現していけば 私。 、 、は旧国鉄手宮線の民地や民家が堺町かいわいのようなショップやレストランなどにいずれ変ぼうし、堺町かいわいとは趣の異なる、地域住民と観光客の交流する、本市の新たな観光拠点として生まれ変わる可能性を信じて疑わないものであります。市財政ひっ迫の折、できもしない夢を長々とするなと、おしかりの言葉をいただきそうでありますけれども、私はこれを市行政だけに求めようとは考えておりません。これまで本市の観光の多くは、市外の投資で支えられてきたことをもう一度思い起していただきたいのであります。旧手宮線の市の取得地は、先ほど6,300平方メートルと申し上げました。これを本市は約1億4,000万円でJRから取得しております。中央通から交通記念館までは 残り約1万6,300平方メートルであります 大まかに概算しますと 約4億円ぐらいで、 。 、。 、 、取得できると思います 散策路としての整備は 中央通から寿司屋通まで5,000万円でやっておりますから3倍と見ても1億5,000万円ということになります 私は第三セクターであります交通記念館に増資を呼びか。け、残りの用地を取得、整備し、先ほど話をしました列車による宿泊施設やキャンプ施設につくり替えてもらう、そして沿線の民地や民家の一部を買収し、モール化する。そうした構想に興味を持っていただけるディベロッパーは必ずいらっしゃると信じております。このようなアイデアは話だけではだめで、きちんと絵にかきおろし、一つ一つ概算見積りをして、どこに出しても耳を傾けていただける、そういう資料にする必要があります。こうした提案について、市長のお考えをお聞かせいただければ幸いです。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録いずれにしましても、新たな観光の拠点づくりが、本市観光を宿泊滞在型へ変えうるかぎだと思います。そのような意味で、天狗山の眺望や夜景も大きな可能性をはらんでおります。まだ磨かれていないだけであります。この間、私たちは中央バス観光商事や中央バスとさまざまな意見交換をしてまいりました。特に、ロープウエイ山頂駅のレストハウスのメニューの見直しや模様がえ、木製テラスの増設など、さまざまな要望を申し上げてきました。関係会社の皆さんも熱心にお聞きいただいて、少しずつ変えようと努力されてお。 、 、 。 、ります 一方で 山ろく駅にある天狗山ハウスは テナントが本年4月で撤退されました 山ろく駅周辺は用途地域としてはいまだに調整区域となっております。転用もままならないと伺っております。私たちだけでは力不足で、この地域の用途地域の見直しのお考えはないでしょうか。お伺いいたします。また、近々、中央バス本社、中央バス観光商事、市観光振興室、市民有志ボランティアなどで、意見交換の場が持たれることになったと聞いております。市長の強力なバックアップをぜひ要望いたしておきます。さて、本年に入りましてから、港湾を取り巻く情勢は芳しくないものばかりのようであります。苫小牧の食肉検疫港指定問題、改正ソーラス条約に伴う港の保安対策など、難題山積の感があります。突然の港の変容に、市民の方々はさぞびっくりされ、あるいはお怒りになるだろうとお察しいたします。このような港の保安対策強化の押しつけは、財政ひっ迫の本市財政にさらなる財政負担を押しつけるばかりか、港をますます市民から遠ざけるものと危ぐの念を禁じ得ません。アメリカがテロのじゅ縛から解き放たれ、再度ソーラス条約が本来の条約の精神に合致するよう、再改正される日が一日も早く来るよう祈るばかりであります。、 、 、第3号ふ頭については 幸い関係行政の方々の配慮や努力で 保税地域に指定されているにもかかわらずふ頭基部への監視ゲートやフェンスの設置は免れ、市営31号倉庫と開発1号トラックスケール場倉庫の海側に設置されることとなり、何よりの救いとなりました。第3号ふ頭は、本市の都市軸とも言うべき駅前中央通と駅をつなぐ線上にあり、平成9年に策定されました本市総合計画「市民と歩む 21世紀プラン」の中でも、小樽港に関する主要施策の一つとして、交流拠点としての整備が目標とされているところであります。その中で、既存ふ頭の利用調整を図りながら、旅客船ふ頭機能の確保に努め、市民や来訪者にとって心地よい水辺空間を創出するため、歴史的港湾施設としての運河や周辺環境と調和した緑地の整備をすすめると記されております。そして、このような目標が立てられてから、はや8年の歳月が流れようとしているのであります。私は、今日の本市の財政状況や港湾の入り組んだ複雑な利用状況などを考えますと、簡単にこの目。 、 、標が達成できるものと考えてはおりません しかし 絡まった糸を一つ一つ解きほぐすような努力なしには達成はおぼつかないものと考えます。なおいっそうの努力と検討を要望しておきます。次に、道道臨港線について、お尋ねいたします。さきの第1回定例会の予算特別委員会で、れいめいの会の上野議員は道道臨港線の将来の見直しの可能性について、質問されております。私も同様の考えを持っておりますので、この際、述べさせていただきます。浅草橋周辺は小樽観光の中心で、必ず観光客の方々が立ち寄られる人気スポットとなっているために、常に多数の観光客が交差点周辺に滞留しております。本年3月9日には、余市方向から札幌方向に向かう直進車両と、札幌方面から浅草橋に右折する車両が衝突し、浅草橋、札幌側の横断歩道の歩行者だまり近くまで、右折車が横転して乗り上げそうになる、そういう事故が発生していると聞いております。浅草橋から余市方向は、なだらかなカーブになっており、時速60キロメートルを超えるスピードで走行する車も珍しくはありません。そのため、浅草橋周辺でこの種の事故は年に数回はあり、観光客がいつ事故に巻き込まれてもおかしくない状況とお聞きしております。まずこのような状況を把握しておられるのか、何か対策をお持ちなのか、お答えください。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録私は中央橋より北側の倉庫など、その再利用が進まず、ひいては北運河も寂れている状況は、この幹線道。 。路のせいだと考えてまいりました 現状の交通量はおおむね3万台から3万7,000台とお聞きしております、 。 、人が集まり交流する場所には 本来6車線もの大型幹線道路は似つかわしくないからであります 平成17年来年には倶知安方面への物流幹線の国道となるべき 赤井川村明治から倶知安に抜ける国道393号が開通する、予定と伺っております。また、これにつながる朝里-赤井川を貫通する毛無山のトンネル工事の要望も、関係町村から出されていると聞いております。聞くところによると、この件に関しては、小樽市はまだ要望を上げていないとお聞きしております。いずれにしましても、仮に将来実現されれば、市内横方向の交通は大きな変化が予想され、道道臨港線の4車線化、両側1車線ずつの緑地帯化や駐車帯が実現できるものと期待しております。このような事例が全国的に見て、あるのかどうか、お知らせください。以上、多岐にわたり、宿泊率向上の私なりの意見を述べさせていただきました。財政再建の暗い空気が立ちこめている現状にあって、少しでも明るい展望が開かれることを願いながら、私の初の代表質問とさせていただきました。なお、再質問は留保させていただきますが、よりよい回答を得られれば再質問はいたしませんので、よろしくお願い申し上げます (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

山口議員のご質問にお答えいたします。まず初めに、新しい財政健全化計画の策定時期でありますけれども、いわゆる骨太の方針2004の中で、三位一体の改革の全体像と工程表の明示時期が今年の秋とされましたことから、税源移譲、国庫補助負担金、地方交付税制度、こういったものがどうなるのか、また、本市にどのような影響があるのか、その動向を見定めた上で、収支の見通しを立て、計画を策定する必要がありますので、秋以降にならざるをえないというふうに考えております。次に、市民と行政とのパートナーシップの関係でありますけれども、私は就任当初から、市民の皆さんと行政との良好なパートナーシップの確立は必要不可欠であるとの思いから、常々職員への周知を図り、各部が行うさまざまな施策の中に反映されてきたものと思っております。また、本市はこの間のまちづくりにおいて、市民相互あるいは市民と行政との対話が積み重ねられてきており、その精神は今もあらゆる分野に受け継がれております。そのようなことから、市民と行政とが知恵を出し合い、一人一人が愛着の持てる住みよいまち小樽を目指して、さらに良好なパートナーシップの下に、市民と協働の市政運営を進めてまいりたいと思っております。次に、自治基本条例の関係でございますが、地方分権の進展に伴い、これからの自治体運営は従来にも増して、自己決定、自己責任の下で、地域の実情に合った政策を展開していく必要性が高まってまいります。また、現下の厳しい財政環境の下で、各自治体においては、行財政改革が必至であり、従来型の行政運営は通用しない時代となってまいりました。このような状況の中で、本市においても、これまで以上に情報の共、 、 、有や積極的な市民参加を図り 市民と行政とが協働の心を持つことで より質の高い政策形成が可能となり市民主権の市政運営が実現することと思っております。私もこれらの観点から、市民の皆さんの声を大切にした、開かれた市政運営の推進を基本姿勢の一つに掲げ、市民と行政との協働のまちづくりを目指している平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録ところであり、今後、さらに情報共有に努め、市民みずからがまちづくりに参加する機運の醸成を図りながら、自治基本条例制定の必要性を含め、検討しなければならないものと考えております。次に、緑の基本計画について、何点かお尋ねがありましたが、初めに民有地の緑化や協働の進め方についてでありますが、大規模な開発に対する緑化の指導、緑の活動団体の育成や支援、利用者の意見を反映した地域に根差した公園づくり、緑のイベントの開催などの取組を進めてまいりたいと考えております。次に 市民への協力の求め方でありますが 緑の基本計画の基本理念は 市民とはぐくむ緑あふれるゆと、 、 、「りあるまち小樽」であり、本計画の実現に向けては、市民、事業者、行政がよきパートナーとして合意形成、 、 。を図りながら 緑のまちづくりについての役割を果たし 協働していくことが重要であると考えております具体的には、小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例、小樽市開発指導要綱などに基づき、植生の維持又は回復及び緑化の推進に努めるよう指導していくとともに、市民ボランティア組織の育成や市民の緑化活動への支援など、協働していただける環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、街路樹のせん定についてでありますが、街路樹のせん定は道路標識や信号の視界確保、枝による架空線への障害排除、積雪時には落雪や枝折れによる歩行者の事故防止など安全性確保の観点や、さらには病害虫の予防ということから、現在のようなせん定方法により降雪期前に行っているところであります。今後とも樹木やその周辺状況を見ながらせん定作業を行い、都市景観や緑の保全に努めてまいりたいと考えております。次に、本市の観光課題について、何点かお尋ねありました。まず、地場産品評価基準調査につきましては、観光関連産業におけるサービスや質の改善、向上を図るため、取扱商品や接客サービスなどについて、小樽ブランド認証制度を確立するための第一歩として進める事業であります。本年度は観光関連産業のうち、特にすし店やガラス工芸品を扱う土産店を対象として、経営者とお客さんの双方から接客サービスなどのヒアリング調査を行い、小樽ブランドを構築するための評価基準づくりをすることとしております。スケジュールとしましては、関係団体や小樽商科大学ビジネス創造センターと連携を図りながら、年内に調査と分析を行い、来年3月末をめどに評価基準づくりを終了する予定であります。なお、来年度以降は、徐々に評価基準の対象業種を広げながら、小樽ブランド認証制度の定着を目指すこととしております。、 、 。次に 旧手宮線の活用でありますが 旧手宮線は歴史的遺産であるとともに市民の貴重な財産であります平成13年に寿司屋通りから中央通までの540メートルを取得し 既存の鉄道施設を残し 歴史性の保存を重視、 、しながら、オープンスペースとして整備いたしました。結果として、雪あかりの路のイベントや市民、来街者の憩いの場、散歩道として、また、観光客が記念写真を撮るスポットなどとして、有効に活用されております。しかしながら、中央通から手宮までの新たな整備につきましては、市の財政状況もあり、市単独での整備は難しい状況にあると考えておりますが、旧手宮線の活用につきましては、これまでに多くの議論を行ってきた経過もあり、今後、ご提言にありますように、具体的な活用策が提案された場合には、官民での検討は必要であると考えております。次に、天狗山周辺の市街化調整区域でありますが、天狗山は古くから本市のシンボルとして市民や観光客に親しまれており、この地区の活性化は本市の観光振興に寄与するものと考えております。現在、天狗山ロープウエイの山ろく駅周辺については、市街化調整区域であり、新たな開発行為や建築物の建設は規制されておりますので、今後、開発者による具体の開発計画などがあれば、観光振興上の位置づけや土地利用の在平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録り方について検討してまいりたいと考えております。次に、浅草橋周辺の交通事故発生状況でありますが、小樽警察署に照会しましたところ、昨年、一昨年と、 、もに4件の車両による人身事故があり そのうち昨年は2件の横断歩行者と車両の接触事故がありましたが本年は6月9日現在で人身事故は発生しておらず、3月9日の事故も幸い物損事故扱いとなっている旨伺っております。いずれにいたしましても、当該地区は車の交通量及び道路を横断する歩行者が多く、それに伴い交通事故も起きやすい状況にあると認識しており、事故防止対策については、警察など関係機関と協議してまいりたいと考えております。次に、車線数を減じた事例についてでありますが、帯広市において連続立体交差事業に合わせて、既存の4車線道路を2車線にし、電線類の地中化や歩道の拡幅を行った事例があると聞いております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

山口議員のご質問にお答えいたします。初めに、義務教育費国庫負担制度についてでありますが、この制度は三位一体の改革の一環として、さまざまな議論がなされているところであります。義務教育は国民として必要な基礎的、基本的資質を培うものであり、憲法上の要請として、教育の機会均等と全国的な教育水準の維持、向上を図ることは、国の重要な責務であります。これからも、国、都道府県、市町村は密接に連携、協力を図り、適切な役割分担の下に、それぞれの責任を果たしていくことが求められております。このため、全国都市教育長協議会は、義務教育、 、 。費国庫負担制度の根幹を堅持することなどを 6月1日から2日にわたり 関係大臣等に要請しておりますまた、北海道においても、5月22日に札幌厚生年金会館における「未来を拓く北海道の教育!義務教育費国庫負担制度の堅持を求める北海道大会」が開催され、小中校長会、各PTA連合会、市町村教育委員会、職員団体の代表等約1,000人が集まり 国庫負担制度の堅持を決議し 国に働きかけております 今後ともあら、 、 。ゆる機会を通して、国庫負担制度を堅持するよう、国への働きかけをいっそう強化してまいりたいと考えております。次に、学校支援ボランティアについてですが、教育委員会では生涯学習ボランティア登録制度を設けており、退職された教員の方々も参加していただいております。また、小樽市水泳講習会や小樽市スキー学校の講師としても、子どもたちの指導で活躍をされております。さらに、退職校長会では、通学路における子どもの安全確保にかかわる支援活動を、本年度新たに取り組むと伺っております。長崎県佐世保市での痛ましい事件への言及がありましたが、学校と家庭、地域が連携、協力して、子どもたちの成長を支えていくことは大切なことと受け止めております。今後、学校支援ボランティアにかかわる石狩市、岩見沢市など先進地での取組や課題などについて状況把握に努め、検討してまいります。( 議長、17番」と呼ぶ者あり)「

再質問 17番 山口保

再質問はやめておこうかなと思いましたけれども、私は出番がありますので、細かいことは予特でお聞きしますけれども、2点だけお聞きしたいのです。緑の基本計画についてですけれども、これは民有地の緑化を進めると言っているわけですよね。民有地の緑化をするのに、お願いしますと言うだけでは進まないわけですよね。何か具体的な施策、財政的な支援とか、誘導策みたいなものをお考えなのか、その辺のところについてお聞きしたかったわけです。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録、 、 。 、 、もう一つ 街路樹のせん定については 小樽は特殊なのです 観光地で 前にも申し上げましたけれども要するに11月ごろに一番葉が茂る状態になるのです。これは観光客が帰った後ですよ。せん定もほとんどもう枝を切ってしまっているわけです。特に、プラタナスをごらんになればわかりますけれども、直径30セン。 、 、チぐらいのプラタナスがいっぱいあるのです 札幌市なんかに聞きますと 例えば電線がありますけれどもそれが邪魔だから上を切るというのではなくて、それを抱え込むようにせん定するような技術指導も行っているそうなのです。基本的にそういうことをきちんと調べて、小樽がやっぱり歩行者のネットワークづくりをしないと、先ほど私がテーマで申し上げました市内への観光客の周遊、そういう面的な広がりを持たないとだめなわけですから、街路樹も立派な観光資源なわけですよ。だから、そういうことを積極的にお考えになって、先ほどから私が申し上げておりますけれども、観光部署はソフト面では頑張っているのです。ハードの面がついていっていないのではないかと、そういうことをずっと感じて、今のような話を申し上げているわけですから、その辺も考慮に入れて、検討されてしかるべきと考えますけれども、この点についても、再度補足して答弁を求めます。もう一点、教育行政に関してですけれども、ちょっと熱意に欠けるような答弁だったのではないかと思うのです。これは、例えば検討するというのではなくて、市内のそういう方がいらっしゃれば、私たちがるる紹介するわけですから、そこと話をして、何か検討委員会でもつくって、どうやろうかということを始めようということをおっしゃってしかるべきだと思いますけれども、いかがですか。

答弁 建設部参事 嶋田和男

山口議員の再質問に答弁いたします。私の方から、緑の基本計画の関係でございますけれども、民間団体に対しての支援という点につきましては、今現在小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例に基づいた支援メニューがございます。そういった中で、より多くの緑をする行政の企画でございますので、今後、また、周知方についても、民間の方と議論をした中で、拡大に努めたいと考えてございます。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 建設部長 兵藤公雄(建設部長は2004年12月まで)

街路樹のせん定について、再質問にお答えいたします。確かに一部分では議員の言われるところがございます。ただ、先ほど市長からも答弁させていただきましたけれども、やはり冬期間の大きな問題がございまして、事故だとか、それから、けがだとかということもございますので、現状を見ながらせん定をやっているつもりでございます。言われるように、部分的にはプラタナスが裸ではないかなというところも言われておるわけですけれども、今後につきましては、周辺の状況を見ながらせん定作業をしていきたいと。もう一つは、今札幌市のお話もございましたけれども、その辺につきましても、状況を聞きながら、今後じゅうぶん注意しながらせん定を進めていきたいなと、このように思っております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

学校支援の制度ですが、私ども市町村教育委員会は各学校に対して支援の教員を派平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録遣する場合には、道教委に対してその活用についてお願いをする。予算上の措置をいただくということが基本的な形になっております。もう一つは、学校の受入れ態勢がたいへん難しい。ただいま花園小学校では、小樽短大から学生を受け入れまして、教師の隣に補助的な先生としての役割をお願いして、去年1年間実施いたしました。また、小樽商大に留学している外国の方々を自然の村で小中学生と交流させているような、そういうことも行っております。そのほかには、やはり退職の先生方のスキー学校、水泳学校が主体になっておりまして、基本的には校長会はじめ、いわゆる教職の立場にある方々の全体的な受入れの理解と、それからどのような人がいるか、そのことについて相談する余裕があるということであれば、そのことについていろいろお話を伺いたいと思いますが、いろいろあい路がありますので、現状行われていることを軸にお答え申し上げました。

出典:小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月14日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる