みんなの議会

小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月11日

(1)財政問題について/(2)行政改革について/(3)道州制について/(4)海洋開発について/(5)まちづくりについて/(6)中小企業振興について/(7)若年雇用について/(8)高齢者の生きがいについて/(9)次世代育成対策について1 0福祉医療助成について1 1教師の意識改革について1 2その他

2004年6月11日、小樽市議会の一般質問で、成田晃司議員が「財政問題について」「行政改革について」「道州制について」「海洋開発について」「まちづくりについて」「中小企業振興について」「若年雇用について」「高齢者の生きがいについて」「次世代育成対策について1 0福祉医療助成について1 1教師の意識改革について1 2その他」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
成田晃司 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 成田晃司

平成16年第2回定例会に当たり、自由民主党を代表して市長、教育長並びに関係理事者の皆さんに質問させていただきます。まず初めに、財政問題について、本市の平成15年度決算見込みについてお伺いします。、 、 、平成15年の我が国経済は 世界経済が回復する中で 輸出や生産の緩やかな増加と企業収益の改善により民需の緩やかな回復が見られ、成長率の見込みや日銀短観などもそれを裏づけるものとなっております。しかし、全国的な景気回復の動きの中、北海道経済は必ずしもそれに連動しているとは言えないのではないのでしょうか。内閣が5月31日に発表した地域経済動向を見ると、道内はやや弱含みと、最低の景気判断で横ばいであり、北海道が5月に発表した経済動向でも、本道経済は変化の動きが弱く、依然厳しい状況が続いているとしております。後志管内にあっても、厳しい状況が続いていると、北海道財務局小樽出張所が5月21日発表の「しりべし経済レポート」でまとめています。そのような厳しい経済情勢と、平成16年度予算で実質的に赤字予算を編成したように、財源調整に充てる基金もない、たいへん厳しい財政状況の中で、平成15年度の本市の決算はどうなるのか、市民も我々議員もたいへん注目していたところでありますが、先日の説明では幸い形式収支では、黒字決算となるということでありました。そこで伺いますが、市税収入などが予算割れする中で、黒字決算となる要因、また財政調整基金と減債基金の残高の見込みはどうなるのか。そして、その結果を市長はどのように受け止めているのか、お伺いします。次に、国と地方の財政改革について伺います。私は、昨年、第2回定例会で、地方財政改革と本市の対応について質問しました。そのとき市長は、財政健全化の取組を強力に進めると、本市の財政改革への決意を述べられるとともに、国と地方の財政改革については、単に国の歳出削減のためでなく、国と地方の役割分担や、地方間格差に配慮したバランスのとれた税源配分が必要との認識を示されました。あれから丸1年、6月4日に閣議決定された「骨太の方針2004」には 三位一体の改革 の全体像を秋に明らかにし 年内に決定する税源移譲については 首相の税源移譲、「 」 、 、、 、額の明示の指示を盛り込み 所得税から個人住民税への本格的な税源移譲と個人住民税所得割のフラット化地方交付税の抑制 地方団体の安定的な財政運営に必要な一般財源の総額確保が明記されましたが この 骨、 、 「太の方針2004」で示された「三位一体の改革」に対する市長の見解と、それを受け止めての財政健全化計画の見直しをどう考えておられるか、伺います。次に、行政改革についてお伺いします。本年度の人事異動は、部局の統合を含む機構改革もあり、比較的大きなものとなりました。一部にグルー、 、 、 、 、プ制の導入もあり このことにより 行政効果については 今後 注視してまいりたいと考えておりますが市の職員総数はどのように推移したか、改めてお示しください。また、職員の採用については、原則退職者不補充の方針の下で、医療技術や配置数が決められている消防署員や保育士以外採用を見送っておりますが、平成15年度、16年度の医師、看護師以外の職種の採用状況をお示しください。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録また、事務職員については、2か年全く採用がなかったわけですが、過去5か年の退職者数と採用者数の推移をあわせてお示しください。、 、 、 、小樽市は 財政的に極めて厳しい危機的状況にありますが 職員体制については このままで参りますと10年先あるいは20年先に、市の組織を支える中核職員の配置などにひずみが生じないかと危ぐされるわけですが、将来展望を含め、市長の見解をお伺いします。また、正職員数は削減されていますが、臨時職員、嘱託職員はかなりの人数がいると思いますが、現況をお示しください。厳しい財政状況の中で、臨時職員、嘱託職員に対しても、市職員としての自覚と自己責任のある市民の奉仕者としての意識改革が必要だと思われますが、いかがでしょうか。また、嘱託職員について、その業務を見直し、例えば人材派遣会社などに業務委託をするなど、嘱託職員数の削減を検討するとともに、雇用の場を拡大してはどうかと思いますが、市長のご見解をお伺いします。次に、道州制特区に向けた本市の対応についてお伺いします。北海道知事は、平成16年5月28日に、国に対して道州制特区に向け提案され、現在、地域経済の低迷や雇用情勢の悪化、危機的な地方財政など、たいへん厳しい状況に直面し、こうした困難を乗り越え、希望に満ちた新しい北海道へ向かって着実に進展を固めるため、道州制を基本とした「分権型社会のモデル構想」を打ち上げ、新しい自治フロンティアとして位置づけられていると聞いておりますが、道州制に関する取組、総合的な推進事項、推進プランなどについての市長のお考えをお伺いします。また、道州制の推進において、北海道との連携と協力体制が必要と思われますが、市長のお考えをお示しください。次に、海洋開発の推進について、お伺いします。21世紀は、海洋の世紀と言われております。海洋は、食糧資源としての生物資源や、石油などの鉱物資源などを無限に内蔵しているばかりではなく、潮流や波など、尽きることのない自然エネルギーが存在しており、人類の生存基盤を支えていると言えます。四方を海に囲まれ、豊富な海洋生物資源など海の恵みを受け発展してきた我が国は、陸上には鉱物資源はほとんど有していないものの、海洋にはまだ利用されていない鉱物資源が相当量残されていると思われます。こうした資源やエネルギーの開発利用などを通じて、今後、国際社会に貢献すべきと考えております。本市においても、日本海に面し、古くから漁業や港湾活動など海洋の恩恵を受けておりますが、本市に設置されております道立地質調査所海洋地学部の協力などを仰ぎながら、海洋を適切に管理し、恵まれた資源の保全や開発、利用に取り組んでいく必要があるものと思います。そこで、まずお伺いいたしますが、本市としても長期的な視点に立って海洋開発を推進していく必要があると思いますが、市長はどのようにお考えなのかお示しください。次に、海洋エネルギーの利用についてお伺いします。近年、循環型社会の実現や地球環境の保全の観点から、再生可能なエネルギー資源の利用を推進することが重要となっております。太陽光やバイオマスなど、いわゆる自然エネルギー利用の可否は、地域特性に左右されるものですが、本市は日本海に面する立地特性によって、海洋エネルギーの利用が可能と考えられます。海洋には風力、波力、潮力などのエネルギーが広く分布しており、既に風況が地上に比べて良好な洋上での風力発電所の建設が実現しておりますし、波の上下動を利用して波力発電や、海水の温度差を利用した海水温度差発電など、海洋エネルギーの調査や研究も進めておられます。本市として、こうした海洋エネル平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録ギーの利用について取り組むことが可能ではないかと思いますが、市長のご見解をお示しください。次に、まちづくりについて伺います。小樽市総合計画「市民と歩む21世紀プラン」では、本市の将来都市像を市民が快適で安心して暮らせる活力あふれる地域社会の実現を目指し、未来と歴史が調和した安心・快適・躍動のまちとしています。私は、まちづくりの基本は、都市計画にあると考えますが、また都市計画については、社会情勢の変化などを踏まえ、適切に見直しを行い、活力あるだれもが安心して暮らしやすいまちづくりを目指すべきと考えますが、まず、小樽市における都市計画の見直しの経過及び基本的な考え方について、お聞かせください。まちづくりに関しては 市民と歩む21世紀プラン の うるおい 生活・快適プラン の生活環境や に、「 」 「 」 「ぎわい 都市・形成プラン」の都市基盤などでその方向性が示されておりますが、この21世紀プランと昨年作成された「小樽市都市計画マスタープラン」の関係についてお答えください。まちづくりを推進するためには、郊外、中心市街地、それぞれの地域の特性を生かし、地域に根差したバランスのとれたまちづくりを進めることが必要であり、この実現のためには、住民参加が基本であると考えていますが、いかがでしょうか。また このような観点から 今後 小樽市都市計画マスタープラン をどのように推進していこうとして、 、 、「 」いるのか、お答えください。具体的に、まちづくりを推進していくためには、道路整備や住宅供給は大きな要素であると考えております。まず、道路整備についてでありますが、小樽市においては、現在、60路線が都市計画決定されていると聞いておりますが、この中には建設途中や建設されていない道路も多数あるようですが、都市計画決定された道路の整備状況や今後の見通しについて、お聞かせください。また、都市公園につきましても、現在の整備状況や今後の見通しについても、お聞かせください。、 、 、 「 」 、この項の最後に 住宅についてでありますが 今後 本年度 住宅マスタープラン の見直し作業を行い時代のニーズに適合した新たな「住宅マスタープラン」を策定するとお聞きしておりますが、策定体制と今後のスケジュールについてお答えください。次に、中小企業振興について、何点かお尋ねします。日本銀行の本年5月発表によりますと、全体として緩やかな改善を続けており、先行きについては景気は当面緩やかな回復を続ける中で、前向きの循環が次第に強まっていくと見ています。一方、道内では個人消費は天候要因などから低調に推移し、公共投資や民間設備投資も減少を続けており、雇用環境は引き続き厳しい状況にあるとしております。後志地区においても、公共投資の減少と設備投資も低調であり、さらに観光客の入り込みも前年を下回り、雇用環境も厳しい状況にあるとしております。このように、全国的に見ますと、多くの関係者の皆さんの努力によりまして、一部の地域においては、多少は景気の回復が見られるようになったと言われておりますが、小樽市ではまだまだ実感が持てない厳しい状況が続いていると思われます。このような中にあって、本市は昨年6月に市長が2期目の市政執行に当たり、公約にしておりました地域経済活性化会議を発足させ、産学官が連携して民間活力を最大限に引き出す地場産業の振興や、新たな産業の創出を図るため、振興策など協議が続けられ、先般5月28日、提言書がまとめられました。その中で、、 、 、当面策として 観光機能を活用しての地域経済の振興策が具体化されており 香港マーケットリサーチ事業地場産品の販路拡大事業など、官民挙げて実践されており、その結果を大いに期待しているところであります。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録そこでお聞きしますが、本年4月に本市において、民間による産学官連携の協議会が国の地域雇用機会増大促進支援事業を採択したとお伺いしました。その事業は、中小企業振興予算が削減を余儀なくされている本市の厳しい財政事情の中にあって、国の制度を有効に活用しつつ、産学官が連携した民間活力による中小企業振興の重要な取組になるのではと考えますが、まず、この事業制度の概要についてお伺いします。次に、この制度で採択された件数、主な地域名、また小樽でのこの制度に基づいた主な事業と小樽市のかかわりをお示しください。さらに、事業を推進することにより見込まれる効果や、今後の発展方向などについて、現時点のわかる範囲でお答えください。次に、若年雇用の問題と、その政策対応についてお伺いします。若年の就業構造の変化は、いろいろな観点から見ても、失業者やパート、アルバイトの増加によって経済社会にさまざまな問題が生じ、それにどう対応していけばよいのか検討する必要があると思いますが、市長はいろいろな雇用対策事業を展開しているようですが、今後どう進めるのか、お伺いします。最初に、新卒フリーターが増加している問題については、学校と企業が連携した人材育成のシステムを適用し、学生の就業意欲や能力を向上する必要があり、また適切な職業選択が可能となるよう、在学中の早い段階で職業の自己適正に関する正しい認識や理解を深めるための機会を提供していくべきであると思います。さらに、企業の求める人材の高度化や、即戦力化に対応して、高校や大学における教育の在り方を見直す必要があると思われます。例えば、企業人を高校や大学に派遣するなど、企業現場と学生の接触の場をつくるなど、新卒者だけではなく若年の雇用問題を、若年の意識や取り巻く環境の変化を中長期的な働き方を含め、主体的に適切に職業を選択できるよう、早急に対策を実施していく方向性を行政システムの中で考えてはどうかと思います。例えば、イギリスにおける若年向けのニューディール政策のような中長期失業対策の事業として、今後進むであろう北海道の道州制の政策に参入させてもらうよう働きかけてはどうでしょうか。市長のご所見をお聞きします。また、今後、若年者のフリーターが増加し、職業能力を蓄積できない人が増えれば、日本経済の成長に損害となり、経済社会も不安定になり、若年犯罪が増える可能性が生まれ、パートやアルバイトなどでは、収入が少なく、結婚したくても世帯が持てない、子どもを産んでも育てることができない現状が多く見られ、今後の社会環境の中で、さまざまな形で悪い影響が出てくると思いますので、若年の就業環境を改善することが必要と思いますが、市長のお考えをお聞かせください。次に、高齢者の生きがいと地域づくりについて、お伺いします。我が国は世界一の長寿国であり、社会全体に占める高齢者の割合は、今後増加していくことが見込まれます。現代社会の高齢者人口の増加の要因としては、食や住環境などの変化や保健医療制度の充実、さらには医療技術の急激な進歩などがあると思われます。しかし、一方で、長寿社会が進むにつれ、課題も多くなってまいります。特に、現代社会は職業生活、家庭生活ともに忙しさを増してきており、さらに家族を取り巻く環境においても、核家族化や地域とのつながりの希薄さ、独居家庭の増加など、さまざまな課題が生まれ。 、 、 、 、ています このような中 高齢者の方々においては 介護などのお世話にならずに 生き生きと過ごすため就業意欲や社会貢献活動などへの参加意欲を持っているにもかかわらず、その意欲がなかなか生かされていないのが現実ではないでしょうか。高齢者の自立と多様な生活様式を確立することの重要性は、この間も折、 、 、に触れ指摘されてきているわけですが 特に定年退職後や子どもの独立後 高齢者のみの世帯となることで平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録老後の長い期間を単に余生として過ごすのではなく 第2の現役期 として生きがいを持ち 生きがい実現、「 」 、の手段として、これまでのノウハウを生かした就労やボランティア活動への参加、また地域におけるさまざまな世代との交流など、社会参加活動が社会的な連携を図る意識を高めていくものと思います。こうした元気な高齢期を改めて「第2の現役期」として据え直し、高齢者のさまざまな希望に沿った形で、社会とのかかわりを高齢者みずからが主体的に持ち続けることで、その多彩な活力を生かすことが可能となり、みずか、 。らが大きな生きがいを見いだすとともに 活力ある新たな高齢社会の創出が図られるのではないでしょうかこのような観点から、小樽市として高齢者がこれまで培ってきた知識、技術、経験を生かし、積極的に社会参加、地域貢献に役立てることができるようなシステムづくりや、それを支える支援体制づくりができないものでしょうか。また、空き店舗の活用や整備の進んでいない公園などを利用した高齢者の活躍の場づくりを通して、高齢者みずからの生きがいづくりへの手助けはできないものでしょうか、次に、高齢者の就労機会についてですが、定年退職後における臨時的かつ短期的な就業などを希望され、健康で働く意欲のある高齢者がたくさんおります。この方々に対して、地域社会に根差した仕事を提供し、地域社会に新たな活力を生み出すことは、本市の人口構造を見ても重要なことと考えます。このように高齢者雇用、就業に関し、能力、経験を生かした生きがいの持てる働く場所の確保などの施設が必要と考えますが、いかがでしょうか。、 、 、 、さらに 高齢者の中には みずからが生産意欲を持つ方々も多くおられることから 農産物の生産活動や花づくり、また2次加工など、農地の休耕地などを利用した活躍の場をつくり出せるような行政システムづくりは考えられないものでしょうか、市長のお考えをお示しください。次に、次世代育成対策についてお伺いします。我が国では 第2次ベビーブーム以降 ほぼ一貫して少子化が進行し 平成14年の出生数は約115万人と第、 、 、2次ベビーブームのころの約半数にまで減少しております。少子化の要因については、従来から晩婚化、未婚化が指摘されていましたが、平成14年1月に公表された将来推計人口では、夫婦の出生率の低下が新たに明らかになったところであります。国では、これまで人口対策の取組の中でエンゼルプラン、新エンゼルプランの作成など、少子化に対する取組を行ってまいりましたが、一向に少子化に歯止めがかからず、平成15年3月には、少子化対策推進関係閣僚会議において、政府における「次世代育成支援に関する当面の取組方針」が改めて取りまとめられました。また、平成15年7月には、目標を平成17年4月1日から平成27年3月31日までの10か年とする時限立法で、次世代育成支援対策推進法が制定され、その計画を定める行動計画策定指針が平成15年8月に示されたところであります この指針では 計画に盛り込むべき項目として 地域。 、 、「における子育ての支援」をはじめ、7項目が示されており、これらを含めて平成16年度中には策定しなければならない状況と認識しておりますが、まず現状はどうなっているのでしょうか。小樽市としても、広報おたる6月号で計画策定について掲載し、ニーズ調査の結果は市のホームページに掲載予定とのことでありますが、その結果についてどうであったのか、あわせてお知らせください。少子化の進行は平均寿命の伸長と相まって、人口に占める高齢者の割合を高め、よりいっそう少子高齢化が進み、小樽市では既に4人に1人が65歳以上の高齢者という状況であります。少子高齢化の進展は年金、医療、福祉など、現役世代によりいっそうの負担がかかり、経済的状況とあわせて、さらに少子化が進むものと心配しているところであります。この対策のためにも、より実効性のある対応が求められている現状ではないでしょうか。早期に次世代育成のための行動計画を示していただき、子どもを産み、育てやすい環境平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録づくりが待たれているところであります。少子化に対応する特効薬はないものと考えますが、早期の策定が待たれる行動計画の内容について、どのような方針を持って臨むのか、その方針についてお示しいただきたいと思います。いずれにいたしましても、小樽市ばかりでなく、全国でも平成18年度をピークにして人口が減少すると推計されており、少子化対策が今後ますます重要になってくるものと認識しているところであります。次に、福祉医療助成についてお伺いします。このたび提案している小樽市福祉医療助成制度並びに老人医療助成制度の改正について、何点かお伺いします。この制度は、北海道が重度心身障害者や母子家庭等、乳幼児を対象にした医療給付事業を昭和48年に、また老人医療特別給付事業を昭和53年にそれぞれ創設し、北海道医療給付事業を活用して、小樽市と北海道と、 、 、の共同事業として実施しているほか 市の一部上乗せの施策を加えて 医療費の一部を助成することにより保健の向上を図るとともに、福祉の増進に寄与することを目的として実施してきた制度であり、社会経済情勢の変化あるいは少子高齢化社会の中で対応しながら、今日まで至っております。しかし、北海道においては、北海道医療給付事業の制度を見直し、改正を老人医療特別給付事業が本年8月1日より、重度心身障害者、母子家庭等、乳幼児の各医療給付事業を10月1日実施することとしております。小樽市においても、市の上乗せ施策を見直しをするほか、制度改正された北海道医療給付事業に準拠した見直しを行い、老人医療助成については、本年の8月1日より、また重度心身障害者、母子家庭等、乳幼児の医療助成については、10月1日からそれぞれ実施する方向で提案されております。そこでお伺いしますが、社会的に弱い立場にある重度心身障害者や、老人、母子家庭等、また疾病にかかりやすい、受診する機会が多い乳幼児を対象に医療助成制度の抜本的な見直しを打ち出しておりますが、今回の見直しに至った背景や、この見直しの基本的な考え方、そして市の財政との関係について、市長のご所見をお聞かせください。また、少子化対策として、乳幼児の対象年齢を就学前までと、また男女平等参画の観点から母子家庭等に父子家庭も対象として拡大する一方で、対象者に原則1割の自己負担を求めるという、たいへん厳しい内容となっておりますが、この見直しにより受給者への影響など、どのように考えているのか、お伺いいたします。また、低所得者対策や月額上限の設定など、最大限の配慮をしているようですが、特に重度心身障害者の方々の生活実態というのは非常に厳しいものがあり、また、合併症のある方は、複数の診療科を受診しなければならないケースなど、医療費以外にも見えない経済面ばかりか、精神面でも受給者の負担を増すことになると考えられます。このような実施に伴うさまざまな受給者負担に対し、市としてできる限りの対応が必要であると考えますが、どのように対処していこうと考えているのか、ご見解をお伺いします。次に、教師の意識改革についてお伺いします。我が国の教育は、明治維新、第二次世界大戦など幾度かの大きな教育改革を行う中で、国民の教育水準を高め、社会の経済的発展の原動力となるなど、時代の要請に応じて一定の成果を上げてきました。しかし、現在教育に対する信頼が大きく揺らいでいる状況が見られています。長引く経済不況の中で、凶悪犯罪が増加するとともに、モラルの低下が見られ、日本人の美徳とされてきた勤勉、正直、質実剛健などの国民性が失われつつあります。このような心の退廃により、地域社会は危機に直面していると言えます。また、教育平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録の原点とも言うべき家庭において、家族が一緒に食事をする機会が減るなど、家庭内のコミュニケーション不足や家庭内暴力などが見られます。親に感謝し、親を思いやる心や家庭に互いに愛する心が育ちにくい状況が見られるところです。青少年の間では、自分さえよければいいのだという利己主義的な傾向が広がっています。子どもが人や社会の関係の中で、自分を磨く機会が減少し、他人の心の痛みを理解する心が不足していることと無関係ではありません。また、物やお金など、物質的な豊かさを追求し、経済発展のみにまい進してきたツケが回ってきたとも言えるでしょう。一方では、学校教育においては、心の教育、とりわけ道徳教育がなおざりにされたことに加え、自国に誇りを持った教育がなされなかったことも、大きな原因であると考えます。このようなことから、ふるさとや我が国に誇りを持つとともに、郷土や自分の国を愛する心や、忠誠心、倫理観などの豊かな人間性や社会性をはぐくむ道徳教育の充実が、ますます重要になっています。学校と家庭、地域社会が連携して、三位一体となって豊かな心を持った子どもを育てていただきたいと考えておりますが、教育長のご所見を伺います。また 教育は人なり のとおり 教師の資質 能力に負うところが極めて大きいと言えます 教師が子ど、「 」 、 、 。もに対しても教育愛、子どもが教師の生き方に寄せる尊敬が教育の基盤となります。子どもたちは、未来を担う大事な人材であり、日常の指導における教師の態度や行動が、子どもに感化、影響を与えるものでなければなりません。そのような責務を自覚する教師の意識改革が重要であると考えます。教育長のご所見をお伺いしまして、以上をもちまして自由民主党の代表質問を終わります。再質問はいたしませんので、明快なご答弁をよろしくお願いいたします (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

成田議員のご質問にお答えいたします。まず、平成15年度の一般会計の決算見込みでありますが、平成15年度は財政調整基金や減債基金の残高がわずかである中、市税の減少など、一般財源収入がたいへん厳しい状況で、一時赤字決算も懸念されたわけでありますが、幸い少雪であったことや、財政健全化に取り組む中での節約効果などで、不用額が出たことなどから、何とか形式収支では黒字を確保できる見込みとなりました。しかし、これは企業会計から8億円を借入れ、下水道事業への繰出金を削減するなど、財政上のやりくりをした上でありますので、実態としては大きな赤字体質であることには変わりはなく、決して楽観できる状況ではないことを強く認識しております。平成16年度が19億円の赤字予算であることをあわせて考えますと、これまで進めてきた行財政改革の歩みをとめることなく、財政再建団体転落回避のため、全力で取り組んでいかなければならないと考えております。また、財政調整基金と減債基金でありますが、平成15年度は両基金を取り崩さずに決算ができる見込みですので、今定例会補正後で財政調整基金が約7,300万円、減債基金が約2億9,700万円、合わせて約3億7,000万円の残高を見込んでおります。次に、いわゆる「骨太の方針2004」で示された「三位一体の改革」についての見解ですが、地方が強く求、 。 、めていた税源移譲の額について 一定の明示がされたことは一歩前進で評価したいと考えております また一方で国庫補助負担金改革の具体案を地方がまとめるという要請も受けました。都市部と地方、都道府県と市町村など、それぞれ個別の事情の違いはありますが、地方6団体が協力してよりよい方向で課題解決がで平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録きるよう、地方も努力しなければならないものと考えております。また、改革の全体像と工程表を早期に明示することも求めておりましたが 平成16年秋に明らかにし 年内に決定する となっておりますので 税、「 、 」 、源移譲、国庫補助負担金改革、地方交付税改革の制度全体の具体的な姿と見通しができるだけ早い時期に示されるよう、引き続き要請してまいりたいと考えております。特に、平成16年度に大幅な削減がなされた地方交付税につきましては、引き続き「地方歳出を見直し、抑制する」とされておりますが、地方交付税は地方の固有財源であり、税源の偏在による地方公共団体間の財政力格差の是正と、一定の行政水準の維持のためには不可欠であり、その財源調整、財源保障機能が堅持されるとともに、総額が確保され、地方の実情を踏まえ、地方の財政運営に支障を来さないものとなる必要があると考えております。また 新しい財政健全化計画の見直しでありますが 三位一体の改革 の全体像と工程表の明示時期が今、 、「 」年の秋とされましたことから、税源移譲、国庫補助負担金、地方交付税制度がどうなるのか、また本市にどのような影響があるのか、その動向を見定めた上で、収支の見通しを立て、計画を策定する必要がありますので、策定時期は秋以降にならざるをえないと考えております。次に、行政改革に関連してのお尋ねでありますが、まず職員体制でありますが、最初に職員総数の推移につきましては 第1次 第2次行政改革の期間で申し上げますと 平成8年4月1日現在2,409人 平成15年、 、 、 、4月1日現在2,120人であり 289人の減となっております なお 今年度は平成16年4月1日現在2,061人で、 。 、ありましたので、さらに59人の減となっております。、 、 、 、 、次に 平成15年度 16年度の医師 看護師以外の新規採用の状況でありますが 平成15年度は保育士3名消防職員2名、薬剤師1名、保健師1名、医療相談員1名を採用し、平成16年度は保育士5名、消防職員4名、薬剤師1名を採用しております。次に、事務職員でありますが、退職者数の5か年の推移につきましては、平成11年度16名、平成12年度22、 、 、 、 、名 平成13年度26名 平成14年度24名 平成15年度27名で合計115名となっており 新規採用につきましては平成12年度7名、平成13年度14名、平成14年度21名の合計42名となっております。職員体制の将来展望であ、 、 、 、 、りますが 職員の採用については これまでも必要最小限度の採用に努め 平成15年度 16年度においては事務・事業の見直しや組織・機構の改編などにより、原則退職者不補充で対応してまいりました。現在、職員の年齢構成上、30歳以下の職員数が極めて少ない状況になっており、将来的に市役所の中枢を担う職員の不足が懸念されることから、今後、一定程度の新規採用が必要になるものと考えております。次に、臨時職員と嘱託員の状況でありますが、平成16年5月1日現在で臨時職員176名、嘱託員653名となっております。職員の意識改革につきましては、公務に携わる者として、全体の奉仕者としての立場は正規職員と何ら違いがありませんので、財政状況や市民対応の仕方などについて、所属を通じて啓発に努めているところであります。次に、嘱託員の削減についてでありますが、嘱託員は職種や勤務条件など多種多様であり、非常勤の特別職としてそれぞれ固有の業務についてもらっているわけでありますが、所属において日常的な業務を見直す中で、削減に努めたいと考えております。また、嘱託員の業務に限らず、市の業務すべてについて、業務の性格や費用対効果を勘案して、民間委託した方が効率的に処理できる業務については、委託をしてまいりたいと考えております。次に、道州制についてのお尋ねでありますが、初めに北海道における道州制に関する取組等についてであ平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録りますが、道州制とは国の役割を重点化し、それ以外の機能を地方公共団体に移譲するとともに、真の分権型社会にふさわしい自立性の高い圏域を形成していくものであります。北海道は、経済、生活、文化、住民意識の面で、一定の完結性と独自性を有しており、道州制の実現に向けて先導的、モデル的な役割を果たすにふさわしい地域ということから、道州制特区に向けた提案を行ったところであります。その内容につきましては、地域主権型社会の確立と個性豊かな地域づくりの観点から、国の地方支分部局との機能等統合などの総合的な推進に関する提案や、子育て環境充実プランや、地域雇用環境創造プランなど、九つの道州制推進プランからなるテーマごとの取組に関する提案がなされたものであります。このことから市といたしましても、このたびの北海道の道州制特区の提案に対しては、地方分権の推進や個性豊かな地域の発展という観点から、実現について期待を寄せるとともに、今後の動向を見極めてまいりたいと考えております。次に、道州制の推進において、北海道との連携、協力体制が必要ではないかとのお尋ねでありますが、道州制の導入に向けては、国、都道府県、市町村の関係をこれまでの中央主導の縦割りの画一的な行政システムから、住民主導の個性的な総合的な行政システムへの転換を図る地方分権の流れを、より確かなものとしていくため、地方への権限移譲の有力な受皿となりうる新たな自治の形として、重要な取組となるものと思っております。その意味からも、今後北海道と協議をしながら、道州と市町村との役割分担を明確にするとともに、主体性を持った行政運営ができるよう、北海道との連携、協力体制の構築を図っていかなければならないと考えております。次に、海洋開発についてでありますが、まず海洋開発の推進について、海洋には無限の資源やエネルギーが内包されており、特に四方を海に囲まれた我が国にとっては、海洋からの多くの恩恵を受けていることから、海洋資源や海洋環境の開発、保全は大切なことと考えております。市といたしましては、これまでも産卵床の設置など、基盤整備を通じて海洋生物資源の保全に努めるとともに、平成6年度からは小学生を対象にマリンスクールを開催し、道立地質研究所などの協力もいただきながら、海洋に関する知識と理解を深めてもらっており、今後とも海洋開発への取組を進めてまいりたいと考えております。次に、海洋エネルギーの利用についてでありますが、二酸化炭素の排出量の削減など、地球環境の保全のため、海洋エネルギーを含めた自然エネルギーの利用には、真剣に取り組んでいく必要があると思います。、 、 、石狩湾新港地域では これまでの発電事業者による調査結果から 風力発電に適した風況が確認されており今後とも発電事業者とともに、臨海部における風力発電の導入について、検討を重ねてまいりたいと考えております。しかしながら、多くの海洋エネルギーにつきましては、いまだ実用段階にはないことから、将来的に本市にとって利用が可能となる海洋エネルギーについて、情報の収集に努めてまいりたいと考えております。次に、まちづくりについてのお尋ねでありますが、初めに都市計画の見直しの経過と基本的な考え方についてでありますが、本市においては都市計画の基礎となる「整備開発及び保全の方針」を昭和45年に決定し、 、 、て以来 これまでに5回の見直しを行ってきており 市街化区域の面積は当初決定の3,400ヘクタールから石狩湾新港地域を含め、現在は4,243ヘクタールと、843ヘクタールの拡大を行ってきております。見直しに当たっては、良好な住宅地や工業地の確保を進めるとともに、用途地域の指定により、快適な住環境、生産環境の保全を図ってきたところであります。また、平成15年4月に、平成4年の都市計画法の改正により制度化された、都市計画の総合的な方針や目標となる小樽市都市計画マスタープランを、市民の参加をいただ平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録きながら策定したところであります。今後とも少子高齢化の進展や、厳しい財政状況などの社会情勢の変化をじゅうぶん見据え、時代の流れに適合した都市計画となるよう、道路や用途地域などの決定、見直しに努めてまいりたいと考えております。次に、21世紀プランと都市計画マスタープランとの関係でありますが、21世紀プランでは、将来都市像の実現に向けた中長期的な市政の展開方向や、主要施策を指針として明らかにしております。一方、都市計画マスタープランは、21世紀プランにおける土地利用、都市基盤整備など、都市づくりの分野において、その骨格となる都市計画の基本方針であります このことから 都市計画マスタープランは 21世紀プランと 小。 、 、 「樽市緑の基本計画 小樽市住宅マスタープラン などの個別計画との中間に位置づけられているものであり」、「 」ます。次に、住民参加のまちづくりでありますが、まちづくりにつきましては、行政が住民のニーズに応じて、一方的にサービスを提供するものではなく、市民と行政が意見の交換をじゅうぶん行い、相互理解の下に協働して臨んでいくことが、重要であると考えております。また、小樽市都市計画マスタープランの推進につきましては、まちづくりに関する情報の発信や収集、関係機関などとの連携、さらには市民が主体となったまちづくり活動への支援や協力に努めるなど、市民と行政が合意形成を図りながら役割分担し、一歩一歩着実に進めてまいりたいと考えております。次に 都市計画道路の整備状況でありますが 小樽市内では60路線 延長149キロメートルの道路が都市計、 、 、画決定されており、平成14年度末の都市計画道路の整備率は59.9パーセントで、全国平均の52.6パーセントより若干高く、全道平均の70.8パーセントと比較すると、低い整備水準となっております。これは、小樽市には急な坂が多く、地形的な問題から多くの建設費を要することや、古くから市街地が形成され、整備に当たっては建物の移転数が多くなり、事業費が増大するなどの要因があるものと考えております。いずれにいたしましても、市民や関係機関と連携しながら、都市計画の変更なども含め、今後とも円滑な道路交通の確保のために、必要な事業の実施に努めてまいりたいと考えております。次に、都市公園でありますが、本市ではこれまで比較的大きな公園として朝里川公園などの整備を行ってきたところでありますが、平成14年度末現在の1人当たりの公園面積は、8.7平方メートルで全国平均の8.5平方メートルとほぼ同程度の水準であるものの、全道平均の30.0平方メートルに比べると、低い水準となっております。本年3月に小樽市の都市緑化のマスタープランとなる「小樽市緑の基本計画」を策定したところであり その中では庁内関係部局が連携するとともに 市民との協働により 計画の基本理念である 市、 、 、 、「民とはぐくむ緑あふれるゆとりあるまち小樽」の実現に、努めてまいりたいと考えております。次に、住宅マスタープランの策定体制とスケジュールでありますが、計画の策定に当たりましては、市民各層の意見を反映するため、民間の方々からなる住宅計画策定委員会を設置するとともに、そのワーキンググループとして、庁内の課長職から成る庁内検討委員会を設置いたします。また、スケジュールにつきましては、現在、各種資料により住宅事情についての分析を行っておりますが、今後市民の皆さんの意向調査を実施し、実態の把握を行います。8月には計画の基本的な枠組みを住宅計画策定委員会で議論をいただき、その後、12月までに計画内容の検討を行ってまいります。12月には原案の取りまとめを行い、来年1月に予定しておりますパブリックコメントを踏まえて、2月には計画案について住宅行政審議会に諮問し、最終的には3月に住宅マスタープランの策定を完了したいと考えております。、 、 、次に 中小企業振興についてでありますが まず地域雇用機会増大促進支援事業の制度概要でありますが平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録、 、 、雇用機会が相当程度不足している地域において 産業振興に伴う雇用面での諸課題を解決するため 自治体大学や経済団体等が協力連携して、協議会を設立し、これまでそれぞれが実施してきた産業振興の取組や、今後実施予定の産業施策にプラスとなりうる事業の推進に対し、厚生労働省が支援する制度であります。その内容は、人材や企業の誘致、さらには地元企業の中核的な人材の育成や確保など、雇用機会の増大効果を高める事業が対象となっております。また、事業費につきましては、全額厚生労働省が負担することとなっており 4月28日 小樽まち育て運営協議会 と厚生労働省との間で 業務委託契約を締結したところであ、 、「 」 、ります。、 、 、 、次に 採択された件数や主な地域名でありますが 第1次選定として全国で18件 うち道内は小樽を含め釧路や岩見沢など5件が採択されております。事業内容でありますが、先般、産学官の連携の下、立ち上げました「小樽まち育て運営協議会」が事業主体となりまして、雇用や人材ニーズなどの情報発信支援サイトの構築事業をはじめ、地場企業の後継者や幹部職員のための企業経営、雇用労務の研修会、観光関連企業等の従業員が、外国人観光客に対応するための外国語研修会、誘致立地企業の雇用創出懇談会の開催などを実施する予定となっております。なお、小樽市は、構成員の一員として、小樽商科大学、小樽商工会議所や北海道中小企業家同友会しりべし・小樽支部などと連携・協力し、地元企業の皆さんに対し、より効果的な事業を企画・実践してまいりたいと考えております。次に、事業推進により見込まれる効果でありますが、雇用創出の目標として、新規雇用が20名、休職者、離職者採用が20名、新規企業の立ち上げが5社10名、誘致企業が3社30名としております。また、今後の発展方向につきましては、この事業は平成16年度に新設された制度であり、18年度までの3か年間継続されると聞いております。市といたしましても、本事業が本市の地場産業の振興に有効な事業支援メニューであると考えておりますので 小樽まち育て運営協議会 の皆さんとじゅうぶんに連携・協力し 事業の着実な推、「 」 、進に努めるとともに、次年度以降につきましても、事業の継続が可能となりますよう、取り組んでまいりたいと考えております。次に、若年者雇用についてでありますが、まず若年者に対する雇用対策事業につきましては、フリーターが増加している問題も含め、これからの地域社会を維持するためには、若者の流出を防止し、地元定着を図ることが重要であり、そのためには就労の場の確保が欠かせないものと認識しております。市といたしましては、若年労働者の就職促進と地元定着を図るため、国や道の施策をじゅうぶん活用するとともに、従来から実施している新規学卒者等を対象に、企業が仕事について説明するジョブガイダンスの開催、また企業見学会やインターンシップ事業などの強化・拡充を図るほか、ハローワーク小樽や北海道と連携して、市内企業に若年者の採用をお願いするなど、雇用の確保を図ってまいりたいと考えております。次に、イギリスにおけるニューディール政策を、北海道の道州制の施策に参入させるよう働きかけてはとの提言でありますが、イギリスのニューディール政策は1998年4月から職業訓練、就職促進を目的に若年失業者等を対象に開始され、2002年12月までに若年失業者向けプログラムに参加した延べ人数は、約91万人に上り、約41万人が就職し、そのうち約33万人が継続的な職を得たとされております。その背景にある考え方は、従前の労働者保護的な施策に頼るのではなく、働くことにより社会の枠組みに参加させることが、失業者の自立を促し、かつ若年失業者の就労意欲を高めて、失業の長期化を予防しようとするものであると言われております。道州制への働きかけにつきましては、先般、道州制北海道モデル事業計画案が示され、道州制導入に向けた先行実施のテーマとして、経済再建に向けた産業・雇用政策の推進という項目がありますの平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録で、ご提言の趣旨につきましても、今後具体的に協議が進められるものと思っております。次に、若年者の就業環境でありますが、ハローワーク小樽管内の新規学卒者のうち、就職を希望しているものは、本年4月30日現在443人で、そのうち就職者数は398人であり、就職率は89.8パーセントで、前年同、 、 。 、 、期に比べ 5.1ポイントの減となっており 厳しい状況が続いております また 管内企業への就職者数は186人で 前年同期比58人 前々年同期比22人の減少であり その要因として長引く景気の低迷による管内の、 、 、求人数の減少が大きいものと認識しております。残念ながら、厳しい経済環境の中で、地元企業の雇用吸収力が低下しており、即効性のある対策は難しいものでありますが、今後とも国や道の施策をじゅうぶん活用するとともに、若年者の地元定着に向けた雇用対策を着実に進めてまいりたいと考えております。次に、高齢者の生きがいと地域づくりでありますが、小樽市は北海道の主要10市の中で最も早く高齢化率が25パーセントを超え、全国に先駆けて高齢社会を迎えており、高齢者が培ってきた知識、技術、経験を生かし、活力ある高齢社会を創出していくことが重要であると考えております。これら高齢者の能力を活用するとともに積極的に社会参加、地域貢献できるシステムづくりは重要であり、生涯学習や仲間との交流を目的とした老壮大学のほか、公園清掃やさらには交通安全啓発をはじめ、高齢者と子どもとの交流や独居高齢者宅への友愛訪問など、老人クラブ活動の一環として実施している活動が、このシステムの一つに位置づけできるものと考えており、市としても支援しているところであります。また、配食サービスをはじめ、地域でのボランティア活動や町内会活動などの中核として活躍されている高齢者も多く、蘭島地域では高齢者が、 。地域で安心して暮らせるよう 小地域ネットワーク活動を社会福祉協議会の事業として取り組んでおりますさらに今年度から、高齢者を地域で支え合う事業をサポートするための地域住民グループ支援事業をスタートさせたところであり、今後も高齢者が地域で貢献できるシステムづくりに努めてまいりたいと考えております。次に、空き店舗などを活用した高齢者の生きがいづくりについてでありますが、本年5月に国の全国都市再生モデル調査の募集に対し、高齢者の生きがいづくりを推進するために、空き店舗を活用した「世代間を超えた交流空間づくりの実験 や 新たな高齢社会の在り方についての懇談会の開催 などを モデル調査」 、「 」 、として応募したところであります。なお、選考結果については、6月末ごろまでにわかると聞いておりますが、今回の応募を契機に、高齢者が元気に暮らせるまちづくりの推進について、庁内関係部局が連携して検討を進めてまいりたいと考えております。、 、 、 、次に 高齢者の就労機会についてですが 現在 本市においては高齢者が働くことを通じて社会参加をしみずからの生きがいと健康増進を図ることを目的に、昭和57年に創設しました小樽市シルバー人材センターがあります 平成15年度末では 会員が690名 市民の皆さんから依頼を受けて行った植木のせん定や大工仕。 、 、事 清掃業務などの受注件数が3,656件あり 高齢者の就業の場として幅広く活用されており 市といたしま、 、 、しても、高齢者の生きがい対策として、引き続き支援しているところであります。また、昨年6月に産業会館から市庁舎4階に移設しました高年齢者職業相談室の相談件数は、平成13年度2,314件、平成14年度4,023件 15年度7,133件と大幅に増加しており 一方就職件数は平成13年度108件 平成14年度196件 平成15年度、 、 、 、239件と増となっており 一定の成果が上がっております 市といたしましても 市内事業所に対し 雇用延、 。 、 、長、再雇用制度の啓発に努めるとともに、国の高齢者等共同就業機会創出助成金制度など、高齢者雇用に向けた各種支援制度の活用について、関係機関と連携して周知を図りながら、高齢者の働く場の確保に努めてまいりたいと考えております。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録次に、休耕地等を利用した活躍の場を提供する行政システムづくりでありますが、市といたしましては、昭和60年から「おたる自然の村市民体験農園」を開設しており、高齢者をはじめとする多くの皆さんに利用。 、 、 、いただいております これは 自然の中で野菜づくりや土に触れることなどにより 心が豊かにはぐくまれさらにレクリエーションと実益を兼ねることが評価されているものと考えております。今後とも市民体験農園の充実を図ることにより、高齢者の皆さんが活躍できる場の提供に努めてまいります。次に、次世代育成支援対策でありますが、ご指摘のとおり、地域行動計画はすべての自治体において、平成16年度中に策定が義務づけられております。本市におきましては、昨年11月庁内に、行動計画策定会議を設置し、これまで計画策定にかかわるニーズ調査を実施したところであります。また、福祉・教育の関係者や子育て現役世代の方々を委員に、次世代育成支援行動計画市民協議会を今月末には立ち上げ、市民の意見や要望を取り入れながら、年度内の計画策定を進めてまいります。次に、ニーズ調査でありますが、PTA連合会や幼稚園、保育園の協力もいただきながら、ゼロ歳から小、 。 、学6年生までの児童1,770名を抽出し その保護者の方に記入をいただきました 回収率は67.7パーセント1,198通の回答をいただいております 調査は 従来の育児と仕事の両立支援に加え 育児相談や子育てサー。 、 、クルなど、専業主婦家庭を含めた地域の子育て支援全般についても、調査したところであります。現在、その集計作業を進めておりますので、今議会会期中には集計結果をお示ししたいと考えております。次に、計画策定に向けての方針でありますが、国の指針においては、地域での子育て支援のほか、母性や乳幼児の健康増進、教育環境の整備など、多岐にわたる計画内容に関する事項が示されており、基本的にはその項目に即した検討を進めてまいります。また、平成11年度からスタートしております小樽市エンゼルプランの中間総括を行うほか、ニーズ調査の結果や市民協議会での議論を踏まえ、子育てに喜びや楽しみを持ち、安心して産み育てることができる環境づくりを念頭に、具体的な計画を策定したいと考えております。次に、福祉医療助成制度並びに老人医療助成制度でありますが、今回の見直しに至った背景は、少子化による子育て支援の拡大が求められている一方で、高齢化や国の医療保険制度改正による医療助成事業費が増大したことから、北海道において、将来にわたって制度の安定的な運営を図っていく必要から、北海道医療給付事業の抜本的な見直しをしたところであり、当市としても財政状況が厳しいことから、市の上乗せ事業を継続実施していくことは困難なため、北海道の制度内容に準拠して見直しをしたものであります。見直しの基本的な考え方ですが、市の上乗せ施策については、全道主要都市並みの水準を基本に見直しを図ることとしたものであります。また、市の財政との関係につきましては、道の補助率が平成12年度に改正され それまでの10分の6から毎年10分の0.2減らされ 平成16年度10分の5になっており これだけでも毎、 、 、年約2,000万円ずつ市の負担が増えてきた経過もあり 小樽市としても将来的に制度の安定的な運営を図る必、要から、改正しようとするものであります。次に、見直しによる受給者への影響についてですが、特に影響が懸念される市民税非課税世帯や3歳未満児については初診時のみの一部負担とし、また市民税課税世帯についても原則1割負担ですが、通院は1万2,000円、入院4万200円と月額上限を設定するとともに、この原則1割負担も医療保険制度の中で、自己負担が最も低く設定されております老人保健法に準拠するなど、受給者の影響に配慮しながら、見直しをしたものであります。次に、重度心身障害者の負担に対する市の対応でありますが、日常活動が極度に制限される重度身体障害、 。 、者には タクシー券利用助成やリフトカーによる移動支援事業などを実施しているところであります また平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録北海道では、人工透析を受けている方などの負担軽減に向けて、更生医療の制度が多くの医療機関で利用できるよう、更生医療の指定手続を進めているところであり、市内では7医療機関が指定済みであり、1医療機関が手続中と聞いております。市といたしましても、重度障害者の医療に係る助成制度として、更生医療制度等もあるため 利用者の選択が適切に行われるよう 広報おたる や受給者証の更新時期に 通知など、 、「 」 、で案内をしてまいりたいと考えております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

成田議員のご質問にお答えします。まず、豊かな心の育成についてですが、子どもたちが人間としての在り方を自覚し、人生をよりよく生きるために、その基盤となる道徳性を育成することが大切であります。家庭において、日常、親子のきずなを深め、心豊かな子どもを育てていくように努力することや、善悪の判断、郷土を愛する心など、子どもの心に響く体験的な活動を大事にするよう願っております。学校においては、PTAをはじめ、地域の方々との連携を通して、理解や協力を得るとともに、道徳の時間はもとより、総合的な学習の時間などにおいて、先人の努力に学ぶ学習やボランティア活動、自然体験活動などのいっそうの充実に努めるよう指導してまいります。次に、教師の意識改革でありますが、ご指摘のとおり、学校教育の充実は、その直接の担い手である教員の資質・能力に負うところが極めて大きいと言えます。そのため、新たに10年経験者研修が昨年度から実施されており、道徳教育の改善・充実にかかわる研修も行われております。また、各学校には校長や教頭が道徳の授業に参加するなどの工夫を通して、校内研修が充実するよう指導し、今後とも教師の意識改革が進むよう努めてまいります。

出典:小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月11日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる