小樽市議会 平成15年第3回定例会 2003年9月18日
(1)大浜の浸食について/(2)海岸線のごみ対策について/(3)海水浴場の監視体制について/(4)昨年度の水上バイクの事故について
2003年9月18日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「大浜の浸食について」「海岸線のごみ対策について」「海水浴場の監視体制について」「昨年度の水上バイクの事故について」について質問し、市長 山田勝麿、経済部長 山崎範夫が答弁しました。
- 質問者
- 森井秀明 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、経済部長 山崎範夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 森井秀明
たくさんの人に支えられ、この場に立てることに強く感謝をし、また、それをしっかり受け止め、責任の重さを痛感した中で、身を引き締めつつ発言していきたいと思います。市長をはじめ、理事者の皆様、先輩議員の皆様、また、職員の皆様、ご指導よろしくお願いいたします。それでは、質問を始めさせていただきます。私がこのたび議員に出馬をした大きなきっかけは、海岸における諸問題を目の当たりにし、それらの諸問題を少しでも改善できればという思いからでありました。今回は初めての一般質問ということで、このことについて幾つか質問をさせていただきます。大浜海岸の浸食についてお尋ねいたします。大浜海岸における砂浜の浸食、大浜にある海の家が崩壊することで明らかになり 9年がたちます 現在 管理者である北海道が毎年約2,000万円の予算を充て 砂浜を、 。 、 、整備しているそうですが、恒久的な解決には至っておりません。小樽市として恒久的に海岸を守るための対策を考えられておられたり、また、対策を行っておられるのであれば、お教えください。海岸線のごみ対策についてお尋ねします。海水浴場においては、海の家の人やライフセーバー、日赤の水難救助員など、海水浴場にかかわっている人たちが率先してごみ拾いを行うことや、ボランティア団体がごみ拾いを申し出てくれることで、クリーンな砂浜を何とか保っておりますが、それ以外の砂浜のエリアにおいてのごみについて、啓蒙・啓発における対応は行っているかと思いますので、それ以外で、そのごみ自体に対し、どのような形で市は対応しているのか、お教えください。平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録海水浴場における監視・救助体制についてお尋ねします。現在、小樽における海水浴場の監視・救助体制について、監視員の勤務日数に対しての取決めはありますか。また、監視員の勤務日数について把握されているのでしょうか。把握されておられたら、お教えください。海水浴場に携わっている人たちは、実際に救助者がいないときに事故が起きた場合に対する不安はとても大きいと聞きますが、その状況も把握されていますか。把握されておられるのであれば、その現状もお教えください。昨年度の水上バイクの事故についてお尋ねします。昨年度、小樽市新川河口付近や星置川付近で起きた水上バイクにおける事故に対し、市としてはどのように感じておりますか。また、これらの出来事を未然に防ぐためにどのような対策をすべきか、お考えがあればあわせてお教えください。再質問を留保し、質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
森井議員のご質問にお答えいたします。まず、大浜地域の海岸保全についてでありますが、この地域は道内有数の海水浴場として広く親しまれており、市といたしましても、海水浴場の開設に伴い、駐車場の運営など、一定の役割を果たしてきたところであります。しかしながら、現状は海岸の浸食が著しく、同地域での海水浴場の開設が年々厳しい状況になってきており、今後とも開設者や関係者と協議を進めながら、管理者であります北海道に対し、海岸整備等について要望してまいりたいと考えております。次に、海岸線のごみ対策でありますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律においては、海岸線や道路・、 。公園などの公共の場所の清潔保持については それぞれの管理者が行わなければならないとされております海岸線については、北海道が管理者であり、本市の場合、小樽土木現業所が必要に応じてごみ収集などを行っております。市の対応についてでありますが、市民からの苦情等が寄せられた場合には、小樽土木現業所に連絡しており、また、ボランティア団体によるごみ収集の申入れがあった場合には、管理者である小樽土木現業所に伝えるとともに、要請があれば、ボランティア団体への収集袋の提供や収集車両の手配などを行っております。今後につきましても、管理者である小樽土木現業所との連絡を密にしながら、海岸線の清潔保持に協力してまいりたいと考えております。次に、海水浴場の監視・救助体制でありますが、まず、監視員の勤務日数については、北海道が示している海水浴場開設管理指導基準の中で定められており、市内9か所の海水浴場における監視員の配置は、それぞれの開設期間と同じ勤務日数となっております。また、日赤奉仕団等の救助能力を有する監視員の配置がない期間の監視体制につきましては、各海水浴場では水難防止施設等を整備するなど、安全管理に努めるとともに、組合員が輪番で遊泳者の安全保護のための監視活動に従事しているとの報告を受けております。市といたしましては、一人でも多くの組合員が応急手当等の技術を習得し、監視・救助体制の充実に努めるよう、今後とも働きかけをしてまいりたいと考えております。次に、水上バイクの事故についてでありますが、昨年8月に新川河口付近の海域で3件の事故があり、4名が尊い命を失うという痛ましい水難事故が発生しました。近年、海洋レジャーが広く普及し、海の怖さも知らず、知識や経験の浅い水上バイクの愛好家が増えており、水上バイクの安全性に対する意識や、モラル平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録の低さ等が事故の原因となっていると考えております。これらの事故を契機に、市では、小樽海上保安部などと共同でキャンペーンや事故防止の啓発看板を設置したところであり、また、マリンレジャーの関係機関、 、や団体が一堂に会し 水上バイク事故防止緊急対策会議や石狩湾マリンレジャー安全対策連絡会議を設置し、 、 。 、事故防止に向け共通認識に立ち 相互に密接な連携を図り 啓発活動を進めてきたところであります また今年の6月1日施行の船舶職員法の一部改正により、水上バイクについては酒酔い操縦の禁止や危険な区域での操縦の禁止など、操縦に当たっての遵守事項が定められたところであります。このことを受け、小樽市と北海道運輸局などとの共催で、7月には、水上バイクの安全で円滑な利用促進などを目的にマリン・フェスタin小樽を開催するなど、この1年、関係機関・団体が水上バイクの事故防止に向け、連携して啓発活動、 、 、等に取り組んできたところであり その後 石狩湾内で水上バイクによる死亡事故は発生しておりませんが安心することなく継続して、関係機関・団体が事故防止に向け、連携し、対応することが大切なことと考えております。( 議長、5番」と呼ぶ者あり)「
再質問 5番 森井秀明
再質問の方をさせていただきます。私は、このたび海岸線における諸問題に対し、市としても目を向けていただきたく、幾つかの質問をさせていただきました。先ほどの最初の浸食に関してなのですけれども、浸食の問題は、国・道そして市として土地が減っていくという大きな問題であるとも思います。また、平成12年度に海岸法が変わり、旧海岸法の目的である海岸の防護というものに加え、さらに、海岸環境の整備と保全及び公衆海岸の適正な利用の確保という目的が加わり、次世代へきれいで安全な海岸利用を継承しようと改正されております。また、この海岸法において、海岸に対する多様なニーズに対応するために、なかなか国や道では目が行き届かない分、日常的な管理を担うということから、最も地域に密着した行政主体の長である市町村長が、その発意により、海岸管理に参画できるとあります。ぜひ、今の海岸線における諸問題を再認識していただき、市としても、この問題に対して対応していただきたいと考えております。市長の見解を、その点でお伺いしたいと思います。また、二つ目のごみにおける諸問題に対してですが、啓蒙・啓発活動は行われていると思いますし、それにおいてはとても大切なことだと思っております。しかしながら、まだまだごみに関しての有効的な対策は現在では至ってはいないのではないかと。確かに、北海道が海岸線における管理者として現在は対応していると思いますが、なかなかそのごみ問題一つ一つに対しての対応は行き届いていないのではないかと思います。やはり、そのことに関しても先ほどもお話しさせていただきましたが、一番身近である市がそれにおける確認をもっと行い、道に対してももちろん対応していくべきだと思いますし、そのことに関して、市もどんどん対応していくべきではないかと思います。だれもが小樽の海、小樽の海岸線としてそれらの問題を考えて、だれが管理者であるかということに関しては、市民の方々はそのことに関して追及はしてきません。管理を市が行っているのではないかと思っている市民もたくさんいらっしゃるかと思います。市の方でなかなかその対応ができない場合は、市民の方が誤解をされる場合もありえるでしょうし、管理者がどこだから市は行わないというのではなく、市の方から、どんどんそちらの方の問題に対しても目を向けていただきたいと思っておりますが、これに関しての見解もお伺いしたいと思います。三つ目の救助者に関してなのですが、ご答弁の中で、監視員が、それぞれの管理者において開設期間中、平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録最初から最後までいらっしゃるというようなお話ですが、私自身が把握している現状では、そこに至っていないと思います。そちらの関係上、把握をされているのであれば、改めてこちらの方、小樽市の場合、海水浴場が現在九つあると思うのですが、一つ一つどのような状況になっているのか、お答えいただければと思います。特に、私自身、救助者の一人として海水浴場に対応していたりとかもするのですけれども、救助者がいたら助かっている例というものはたくさん実際にあります。失わずに済むべき命が失われているこの現状を、とても大きな問題だと自分自身強く感じていますので、それを踏まえた中でのお答えをいただければと思います。最後に、プレジャーボートにおける昨年度の事故においてなのですが、海水浴場以外でも、小樽市の海岸線においてこのような事故が起きているという、この現状を、市として強く受け止めていただきたいと感じております。特に、この事故は小樽市だけの問題としてではなく、全国紙でも取り上げられ、全国としての大きな問題の一つとして、海岸線を所有しているどこの市でも、問題として取り上げられてきていると思います。特に、来年度より北海道の条例として、プレジャーボートに対する事故防止条例が施行されます。その条例を通じ、事故防止について考えるとともに、市長もおっしゃっていたように、多種多様なニーズが広がってきていると思いますけれども、その共存できる海岸を考えていただきたいなと思っております。実際に、その知識又はモラル等が、まだそれぞれの水上バイク等の所有者に伝わり切っていない部分もあるかと思います。当然、それに対する啓蒙・啓発活動も踏まえた上で、この質問をさせていただいております。海岸活用のすみ分けに関しては、やはり一番身近な市が考えていくことによって、その多種多様なニーズに対応できるのではないかと考えておりますので、こちらにおける見解も、改めてお伺いしたいと思います。再質問を終わります。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
海水浴場の監視員は経済部長からお答えしますけれども、海岸の浸食、ごみ処理の問題のご質問がございました。美しい海岸を守るということは、非常に大事なことでございますし、これは国民一人一人の課題ではないのかなと。すべて行政がやるということでは、なかなか手が行き届かないという、 、 。 、現状もありますし それから散乱しているごみの問題 それから漂流してくるものもありますね ですからこういったものをどうこれからやっていくかというのは、海岸を守る上で非常に重要な課題だと思いますけれども、一自治体といいますか、本来であれば海岸管理者である北海道の責務かと思いますけれども、そういうことばかりではなくて、道をはじめ行政と、それから海岸を利用する皆さん方と、どうこの美しい海岸を守っていくかということについては、それぞれの立場で、また、解決を図る、あるいはまた、それぞれ連携して対応していくと、こういうことが大事ではないのかなというふうに思っています。それから、浸食の問題につきましては、これはもう相当長い年月がたっておりまして、毎年毎年、土木現業所も2,000万円以上の金をかけて海岸の保全をやっています しかし それだけでいいのかという課題もあ。 、りまして、浜茶屋の問題も含めて、道としてもいろいろ協議しているようでございますから、我々としてはその協議を少し見守っていきたいと、こんなふうに思っています。それから、マリンレジャーの事故もこれは最近増えておりまして、私もマリンウェーブの役員をやっておるものですから、その事故の後始末の問題で、今、裁判で係争になっている事件もございます。これもやは平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録り漁業者と、それからマリンレジャーを楽しむ方との意思疎通といいますか、特にこういう言葉で言うと悪いかもしれませんけれども、マリンレジャーで遊ぶ方の意識の問題というのもあるのです。一方ではまた、漁業者は、これはもう生活の場所、商売の場所ですから、それぞれ利害が対立しているという、こういう問題もありまして、非常に難しいのですけれども、これはお互いにやはりルールを守っていくといいますか、。 、これが非常に大事だなというふうに感じております 今回の小樽でのマリンウェーブの事故につきましても今、お互いにそれぞれの立場を主張していまして、海難審判にかかっている事例でございまして、これもやはりお互いにどこで接点を見つけるかという非常に大きな課題になっています。したがいまして、マリンウェーブとしては、ボートの所有者に対して、毎年オープン前に講習会を開いて、どこにどういう網が入っているとか、それからこういう夜間の出航はじゅうぶん注意してくださいとか、そういういろんな注意を喚起してやっていますので、これからも引き続きやっていきたいと、こんなふうに思っています。いずれにしても、今お話のように、小樽は海岸線が非常に長いわけです。小樽市の行政区域、端から端まで全部海岸線ですから、この海岸をすべて保全していくというのは非常に至難のわざでございますので、みんなでこれらの知恵を出して、皆さん方のお力もかりながら、美しい海岸をどう守っていくか、これをそれぞれの立場でまた研究し、そして連携をとってやっていきたいと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 経済部長 山崎範夫(経済部長は2006年3月まで)
監視体制のことについてお答えをいたします。現状、市内の9か所の海水浴場のうち、サンセットビーチを除く八つの海水浴場につきましては、日赤奉仕団等の監視員の方々が配置をされておりまして、ただ、期間につきましては、先ほどお話ございましたとおり、今年であれば7月20日から8月18日までの30日間です。ですから、それぞれ9か所の海水浴場では開設期間が異なっておりまして、短いところで44日ほど、長いところで70日というところがございますので、それら30日以外の部分につきましては、それぞれ開設者であります組合、もしくは組合員の方々が交代で、先ほど答弁申し上げましたけれども、輪番で、2人体制あるいは4人体制の中で警備・監視活動を行っているというのが実態でございます。ですから、そういう意味では、日赤奉仕団等の、いわゆるそういう救助資格等、救助等の講習を受けた方々がいらっしゃらない時期もあるというのが実態でございまして、我々としては、先ほども答弁を申し上げましたが、組合の方々にはできる限り、そういった講習を受けていただくというようなことをお願いしたり、また、シーズン前に日赤奉仕団等との協議もいたしておりますので、できる限り長い期間、こういった業務に携わっていただくこともお願いをしながら、そういった要請もしてまいらなければならないと、こんなふうには考えてございます。( 議長、5番」と呼ぶ者あり)「
再々質問 5番 森井秀明
再々質問というか、要望に近いのですが、させていただきます。私も、市長がおっしゃるとおり、簡単な問題ではないと思っております。小樽市の行政区域というのは端から端までずっと海岸線ですから、それだけ広大な範囲になっている分、目の行き届かない、とても難しい問題であるとは思います。しかしながら、小樽というのは、やはり海からの恩恵がかなり多くの状況の中で。 、 、 、 、 、成り立っている市でもあると思います 現在は 港湾 漁業者 又はフェリーその他 そういうような形で海岸線としての小樽市との深いかかわりはあるかと思いますが、それ以外のエリアというのはなかなか所管平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録もないですし、目の行き届かない範囲が広いのではないかというのはすごく強く感じますので、ぜひ今後、今の範囲だけではなく、また、なかなか人の携わらないエリアまで目の行き届くような配慮をしていただきたいというのが、私としての強い要望です。、 、 、 、 、 、また 監視員のお話なのですけれども 今おっしゃったように 日本赤十字や また ライフセービングその他いろんな救助資格等があるのですけれども、実際、それを持った中での監視というものは、現在、その日赤の方々が入っている以外というのは皆無に近いのではないかなと感じております。実際、何か起きた場合に、救助を行うというのはそう簡単なことではありません。現状、そこまで配置できないということ自体は、私自身も感じてはおりますけれども、やはりそのような資格を推進していくべきだとも思いますし、海水浴場を開設している以上、そこに対しての市としての行政指導も必要になってくるのではないかなと感じておりますので、こちらの方も推進していただきたいと強く要望をいたします。一応、要望ということで、以上で終わります。