小樽市議会 平成15年第3回定例会 2003年9月18日
(1)「市民との協働のまちづくり」に関して、市民とのパートナーシップをどう確立されるのか/(2)小樽観光の質的課題/(3)地域経済の再生活性化/(4)環境対応型の都市整備と歩道橋について/(5)住宅街の歩道のない街路の歩車共存化について/(6)分権改革と国の責任について
2003年9月18日、小樽市議会の一般質問で、山口保議員が「「市民との協働のまちづくり」に関して、市民とのパートナーシップをどう確立されるのか」「小樽観光の質的課題」「地域経済の再生活性化」「環境対応型の都市整備と歩道橋について」「住宅街の歩道のない街路の歩車共存化について」「分権改革と国の責任について」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 山口保 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 山口保
第3回定例会に当たり、一般質問をさせていただきます。私の本会議での質問は これが最初であります かつて 埋立て か 保存再生 かで本市を二分して争、 。 、「 」 「 」われた小樽運河論争から30年 振り返りますと 言葉では言い尽くせない感慨があります この間 私は 小。 、 。 、 、「樽運河を守る会 そして ポートフェスティバル サマーフェスティバル 小樽運河百人委員会 小樽ま」、 「 」「 」「 」「ちづくり協議会」など、多くの市民の皆様のまちづくりの熱意を感じながら、市民の皆様とともにまちづくり運動の渦中に身を投じさせていただいてまいりました。実に目まぐるしく、振り返る間もない10数年でありました そして 近年 小樽観光誘致促進協議会 また 小樽雪あかりの路 と かつてあれだけ激しく。 、 、「 」 、「 」 、ぶつかり合った行政の皆さんと、今、ともに議論をし、汗を流す、まちづくりの協働作業の場に立たせていただいております。まさに隔世の感があります。このまちのまちづくりの重要なエポックに参加をさせてい、 、 、ただき また 行政の皆さんとのパートナーシップによる協働作業の場に快く道を開いていただいたことにこの場をおかりしまして謝意を表したいと思います。市民と行政が垣根を越え、同じ市民の一人として情報を共有し合い、議論をし、互いに知恵を出し合い、ともに汗を流す。このことこそ、市長が機会あるごとに表明されている「市民との協働のまちづくり 、その精神だと思います。」、 。 、 、 、そこで お尋ねいたします 市民とのパートナーシップの構築を 今後 どのように進められていくのかまた、具体的なプランを庁内で議論をされているのなら、その内容について詳しくお聞かせください。先ほど大橋議員の質問にもありましたように、意欲的市民、NPOも参加させた各部局ごとのワーキングチームをつくるなど、そのようなお考えはありませんか。次に、小樽観光の課題についてであります。言うまでもなく、本市は明治、大正、昭和初期と、日本の近代化を担う北の商都として繁栄し、そしてその遺産としての小樽運河や歴史的まち並み、いわゆる近代化遺産の再生を基礎として、ガラス、寿司、オルゴールといった、かつてあったソフトをリニューアルしたり、また新たなソフトを次々とうみ出していくことで、現在の小樽観光の形ができ上がってきたということができるのではないでしょうか。そして、今、私は、この小樽観光が実は曲がり角に差しかかろうとしているの平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録ではないかという危ぐを持つ者の一人であります。確かに新たな観光拠点、例えば旧国鉄手宮線、花園飲食街、天狗山の眺望など、さまざまなイベントが近年企画され、ようやく運河、堺町の点の観光から面の観光へと、飛躍への努力が始まっています。また、後志圏とのネットワーク化によるエリア観光の試みも始まっております。かつて1997年に、観光誘致促進協議会の調査研究部会で論議された小樽観光の課題のうち、点から面の観光へ、また、冬や夜の集客の強化など、さまざまな試みがなされるようになり、徐々にその効果も出始めています。集客にはさまざまな努力がなされております。しかし一方で、観光客のニーズは物販から体験型へ、また、飲食へと、いわゆるお土産観光から時間消費型観光へと変化しているのではないでしょうか。どこでも買える土産物ではなく、どこでも食べられる飲食ではない、その土地の文化に触れ、その土地の風土を味わう、そういう質の高い観光が求められてきていると思うわけであります。最近、地産地消、域産域消というような考え方や、各地の試みが伝えられています。観光都市小樽こそ、そうした地域循環経済の確立、また、その実現に向けてのシステムの構築が急務であると考えます。最近、あの大阪府でさえ、独自の基準をつくり、府下の農家の野菜を差別化して、泉州エコ野菜として、そういう。 、 、 、 、ブランドで売り出す努力をいたしております 例えば 小樽は後志の農協や先進的な農家 また 漁協などそれらと連携を図り、小樽の飲食に、より季節感を与え、また、安全な食文化に高めていくというような試みが大切だと考えます。市長のご所見をお伺いいたします。次に、地域経済の再生活性化についてであります。今、日本の地域経済は、産業構造の変化や急激な規制緩和、経済のグローバル化の波に洗われ、窮地に立たされております。本市小樽も例外ではなく、観光消費で何とか持ちこたえているとはいえ、倒産、廃業、事業縮小が相次いでいます。産業統計によりますと、2次産業の就業者数が、昭和55年の2万1,007人から、平成13年には1万5,167人と、激減しております。本市の市民税収入も、平成9年の60億円から平成13年には44億円と、減少の一途であります。就業者数が減り、所得が減っている、そういう悲しい現実がここに見てとれるわけであります。これは、観光関連の3次産業。 、 、と2次産業との結びつきが希薄なことの証左ではないでしょうか 地域経済活性化会議が 産学官連携の下来年5月をめどに地域経済の活性化策の取りまとめをするとのことでありますが、どのような期待を市長は持っておられるのか、お答えください。もうずいぶん前の話で恐縮でありますが、1986年に「小樽活性化委員会」というのがありまして、当時の道知事の肝いりで、経済界、学識経験者、行政、市民運動と、主に運河論争で対立した当事者が一堂に会して議論をするというものがありました。普通の委員会と違いましたのは、そこで合意のできた具体案については、道が責任を持って予算措置をするというものでありました。おおむね20億円ぐらいだったと記憶しております。そこで、全会一致でつくりました成案は、当時、観光の柱として大きく育ち始めていたガラスを産業として育てよう。そのためには高度な技術とデザインを習得しうる専門学校としての「グラスアートセンター それと併設の グラスアート美術館 そういうものを創設することが必要ではないかということで」、 「 」、した。場所は今の運河プラザ、小樽市博物館のある旧小樽倉庫を想定した計画でありました。ガラスは今、小樽で主流の宙吹きの技術だけではなく、多様な技術があります。それが技術とデザインの妙を極め、芸術の領域にまで高められたときに、初めて産業として成立するのであるという議論でありました。東京や札幌の近代美術館など、多くの専門家も期待を表明され、協力をいただけるということでありましたけれども、当時の新谷市長は再三の要請にもかかわらず、実行されませんでした。私は今でもたいへん残念に思います。そして、できることなら、たいへん財政は厳しいわけでございますけれども、これは必要な平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録施策であると考えています。このことにつきましては、もし市長のご感想があれば、お聞かせいただければ幸いであります。次に、環境対応型の都市整備の必要性についてであります。本市は早くから景観条例を制定し、都市景観の保全・形成に尽力をされてきました。しかし、道路や歩道橋や街路樹といった都市景観を形成しているもう一つの重要な要素、それに対する議論や施策が軽んじられていたのではないでしょうか。その点、近年、堺町や花銀といったコミュニティ道路の整備など、国の補助事業ということで基準に沿うことの制約から、私にはデザインや素材など若干の不満はありますけれども、都市整備の新たな視点に立った事業が始められてきていることに対して評価するものであります。しかし一方で、駅から運河に至る中央通の中心市街地活性化事業による道路の拡幅と歩道の整備は、観光小樽の顔ともいうべき縦軸を形成する重要な事業でありながら、補助事業の制約があるとはいえ、評価するにはとまどいを禁じえないものであります。例えば、電柱の地中化を実現し、8メートルの歩道の幅を確保しているわけですから、街路樹の選定にしても、メタセコイアなどという、このまちに何のゆかりもない樹木ではなく、市民や観光客に親しみのある、例えば桜とかナナカマドといった緑の景観形成にふさわしい樹木を選ばれなかったのか、その経緯をご説明いただきたいと思います。次に、駅前の歩道橋についてであります。駅前広場や駅前の景観については、多くの市民や小樽ファンともいうべき多くのリピーターの観光客を失望させるものとなっております。歩道橋の撤去については、他会派の議員の皆さんからも要望されているところでありますけれども、私は、あわせて駅前の交差点のスクランブル化の必要性を、今年5月に、関係部局の皆さんにお話を申し上げておるところであります。歩道橋の撤去と駅前交差点のスクランブル化は駅前の景観形成の必須条件であり、また、駅前地区、中心市街地の活性化にも資すると考えます。一部の地権者の方々の反対の意向は承知をしておりますけれども、これはこのまちの将来にかかわる市民全体の重要な課題であります。また、中心市街地活性化事業が終了をすれば、中央通は道の所管から市道へと戻されるのではないかと危ぐしております。市財政ひっ迫の折、道の事業として早急に着手されるよう、まず市が決断をされ、道並びに国、関係機関に要請されるよう、強く求めるものであります。ご所見をお伺いいたします。今 国も ようやく国土整備の在り方を変えようとしております 国土交通省では 本年7月に 美しい、 、 。 、 、「国づくり政策大綱 を策定しまして 子どもたちに残したい 又は残したくない日本の道景色 そういうも」 、「 、 」、のを広く一般に写真で公募しております。8月1日から9月15日までということでありますから、もう締め切られてはおりますが、そのホームページの中で、子どもたちに残したい道景色の例、また、残したくない例を1点ずつ写真で例示をしております。残したくない例の代表は、歩道橋とガードレールの殺伐とした都市の風景であります。本市には、ほかにも多数の歩道橋が残されています。60歳以上の高齢者の人口比が30、 、 、 、パーセントと 高齢化社会を迎えている本市の状況 また バリアフリーの社会の実現が急がれている中で例えば海から天狗山の眺望観光につながる重要な縦軸となる緑山手線にかかる二つの歩道橋、富岡歩道橋と緑歩道橋の撤去についても、ぜひ検討されるべきだと思いますが、あわせてご答弁をいただきます。次に、住宅街の歩道のない細街路の歩車共存化についてであります。こうした街路は時速30キロの制限速度となっておりますけれども、おおむね40キロを超える速度で車が走行しており、歩道もなく、狭い白線で引かれただけの歩行者帯を歩かざるをえない状況であります。特に、高齢の歩行者は常に危険にさらされて。 、 、いるのが現状であります 一例を挙げさせていただきますと 富岡の公園東通線もそのような通りの一つで平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録長橋方面から緑山手線へ抜ける間道となっており、交通量も多く、また、通り沿いには生協も夜遅くまで営業しておりまして、そこを利用される歩行者もたいへん多くなっております。また、夜間は、片側の電柱に設置されています防犯灯の明かりしかありませんで、薄暗く、たいへん危険な状態であります。昨年11月には、56歳のご婦人が車にはね飛ばされて死亡するという痛ましい事故があったばかりであります。住宅街の細街路を通過車両が我が物顔で走行する、そして住民、歩行者が常に危険にさらされているという事態は、これは放置できないものであります。解決策の一つとして、一方通行化して歩道を設置するという、コミュニティ道路ということですけれども、そういう方法があるわけですけれども、これは費用もかかり、地域の利害の調整にもたいへん時間がかかる困難な作業になると伺っております。私が提議するいま一つの方法は、ハンプの導入であります。近年、東京の三鷹市の上連雀地区での導入の例など、全国各地でハンプの導入後、車両の流入が半減し、また、車の通過速度も、平均で時速約26キロメートルに抑えられるなど、成功の事例が次々と報告をされ、歩車共存道路のもう一つの事例として注目されております。また、北海道でも、札幌市月寒西地区でも導入され、冬季の除排雪などにも特に支障はないとの報告がされていると伺っております。また、土木工事を必要としないゴム製の据置き式のハンプも、道の方で貸し出しているやに伺っております。住宅地の街路の歩車共存化は、潤いのあるまちづくりにも資するものと考えます。ぜひご検討いただきますよう要望をいたしますので、市長の所見をお伺いいたします。、 。 、 。 、最後に 分権改革についてであります 地方分権の議論は 地域再生には必須の議論だと考えます 私は、 、この議論が 国の財政再建の責任を地方財政に転嫁しようという無責任な方向に向かっていることに対して憤りとともに危ぐを感じるものであります 国の歳出の半分は借金 そして普通国債の残高は450兆円にも達。 、し、今年度税収の約11倍。個人の話に置きかえれば、年収の11倍もの借金を抱えている、まさに破産状態であります。これは、これまでGDPの5パーセントを超え、欧米の2ないしは3倍と言われるような公共投資を、長年、湯水のように道路やダムといった無駄な公共事業につぎ込んできた、その結果であります。また、バブル経済崩壊以降、景気対策の名の下に、地方も公共事業の追加等に動員されて、今日の地方財政の悪化に苦しめられております。本市も例外ではありません。国の失政のツケを苦しんでいる地方に押しつけられるのは、まさに理不尽であります。地方の特性に合った地方独自の政策実行のための財源さえあれば、この苦境から脱しうる、そうした知恵を私たち地方は獲得しうる、私はそう確信します。早急な真の分権改革の実現を、再度国に強く求められるよう要望します。市長のご所見をお伺いいたします。私の質問はこれで終わりますが、私は経済常任委員であります。この機会に、所管外のことは特に丁寧にご説明、ご答弁をいただくよう要請をしまして、私の質問を終えます。なお、再質問は留保いたします。ありがとうございました (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
山口議員のご質問にお答えいたします。初めに、協働のまちづくりについてでありますが、私は常々、まちづくりは、いつ、いかなる時代においても市民の強い郷土に対する誇りと情熱が結集したものでなければならないと思っております。本市は、運河論争を契機として、市民相互あるいは市民と行政との対話の歴史があり、その精神が今も市民の皆さんの平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録中に受け継がれており、市民のまちづくりに対する意欲から、雪あかりの路や手宮夜桜ライトアップなど、すばらしいイベントが生まれてきました。これらは市民の郷土に対する誇りと情熱の結集、さらには行政のバックアップがもたらした成果であると思っております。これからの市民との協働、パートナーシップの構築については、市長への手紙など「市民の声」に耳を傾け、情報を共有しながら事業を推進するよう、職員に話しているところであり、先日の「地区連合町会長と市長と語る集い」においても、土木部から冬期間の砂まきボランティアをお願いしたところ、快くご賛同いただいたことからも、市民の皆さんとの協働の気持ちが浸透してきているものと思っております。このように、一歩一歩確かな歩みにより、市民の皆さんとの協働のまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますが、いずれにいたしましても、現在の財政状況から考えますと、行政が従来のようにあれもこれもできるということではありません。今後、いろいろな面で、NPOやボランティアの皆さんの力をおかりしてまちづくりを進める必要があり、具体的なプランについては、今後、さらに庁内で議論していきたいと思っております。次に、小樽観光の質的課題という点でありますが、小樽には先人が築き上げたさまざまな財産が残っており、それらが観光資源となり、全国でも有数の観光都市に成長してまいりました。また、この間、観光関連団体の熱心な議論を通して、変化する観光形態に対応した観光政策を官民一体となって進めてきたものと思っております。ご提言の地産地消による食文化の向上については、近年、観光客が求めているものの上位に「その土地ならではのものを味わうこと」が位置づけられており、小樽はもとより、後志管内の農産物に付加価値を加え、地域内で消費することが大切であることと考えております。その意味からも、今年度着手した「小樽市観光基本計画」策定に当たっても、地産地消を視野に入れた小樽ブランドの創出を検討するとともに、地域ならではの食材を取り入れた料理を提供する観光スポットの創出についても検討を進めております。次に、地域経済再生と活性化について、何点かお尋ねがありました。まず、地域経済活性化会議についてでありますが、地域経済の情勢は依然として厳しい状況が続いており、本市では、少子高齢化の進展や生産年齢人口のウエートの低下をはじめ、経済活動をめぐる今日的な課題が最も先鋭的にあらわれていることなどから、本年6月、地域経済の活性化を目指し、産学官のそれぞれが一定の役割を担い、民間主導による自律的な事業展開の実現を図るため、同会議を設置したところであります。現在、産学官からの12名の委員で協議いただいておりますが、当面、即効性のあるすそ野の広い分野として、観光機能を活用した地域経済の振興策を協議することとし、新たな観光資源やブランドシステムの開発などを検討するため、観光高度化など、三つのワーキンググループを立ち上げたところであります。今後の協議の中で、さまざまなご意見やご提言が出されると思いますが、特に課題解決に向け、具体的な提案がなされることを期待いたしているところであります。次に、小樽観光の優位性を生かした、ものづくり拠点の創設でありますが、これまでに本市においては、ものづくりの重要性の観点から、グラスアートセンターやクラフトセンター構想などについて検討した経緯がありますが、実現には至っておりません。昨今、地域経済の中で、ものづくりの重要性が見直されていることもあり、既存産業や観光産業の面でも、地域におけるものづくり事業活動は重要なことと認識しているところであります。先ほども申し上げましたが、地域経済活性化会議におきまして、観光の高度化や、観光産業と既存産業との連携、また、観光に関する市民意識の向上を図るなど、産学官が一体となって地域経済の振興策について、現在、積極的に検討をいただいているところであり、その中で具体的な検討がなされる平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録ものと考えております。、 、 、「 、次に 環境対応型の都市整備と歩道橋でありますが 初めに中央通の植栽についてですが 市民が参加し四季折々にマッチした演出を行うこと」をコンセプトとして、選定に当たっては四季折々の色彩、耐寒性及び維持管理のコストなどを考慮し、専門家のご意見もお聞きしながら、地先住民の方々の合意を得て植樹したものであります。メタセコイアについては病害虫の発生がないこと、成長が早く、木の形が美しいことなどの理由から選定したものであります。なお、ナナカマド及び桜については検討いたしましたが、病害虫の発生など、維持管理に問題があることから対象外としたものであります。次に、中央通の整備についてでありますが、中央通の歩道橋については、小樽駅前地区市街地再開発事業の一環として、第1、第2、第3ビルの商業施設間の回遊性を高めるために、連絡橋として昭和51年に設置されたものであります。現在、中央通地区の事業の進ちょくに伴い、景観上の観点から撤去すべきとの意見が出されておりますが、商業施設ビル内の商業者への影響が大きいこと、国際ホテルの動向を見極める必要があることなど、現時点では関係者の理解が得られていないことから、当面、撤去は困難と判断していると。 、 、 、 、ころであります また スクランブル交差点についてでありますが 歩道橋との関連も踏まえながら 今後関係者や関係機関と協議してまいりたいと考えております。次に、都市計画道路緑山手線にかかる歩道橋でありますが、ご指摘のあった富岡歩道橋と緑歩道橋の二つの歩道橋は、それぞれ稲穂、緑小学校に通学する学童の安全確保などを目的に設置されたものであります。、 、この二つの歩道橋が老朽化によって景観を阻害していること 高齢者に対応した施設にはなっていないことまた、歩道の幅員を狭めていることなど、課題があることは認識しております。しかしながら、撤去に当たりましては、利用者である地域住民や学校などからもご意見を伺いながら、利用実態の把握に努め、道路管理者である北海道と協議してまいりたいと考えております。次に、歩道のない街路の歩車共存化についてでありますが、住宅地の生活関連道路の多くは、幹線道路やバス路線に比べ、自動車交通量や歩行者交通量とも少なく、また、幅員が狭い状況にあります。しかし、最近の車社会の発達により、幹線道路のバイパス的な利用がなされ、進入車両及び通過車両が増大し、それに伴い、事故発生率が高くなっている路線もあります。このような道路の安全対策として、時間交通規制、一方通行化、ハンプなどさまざまな方法がありますが、今後とも歩行者の安全を第一に、どういった工法がよいのか、沿道住民の意見を聞き、その地区の事情を考慮し、周辺道路も含めた車の流れを検討しながら、生活道路の安全の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、分権改革についての見解でありますが、地方分権は地方の権限と責任を大幅に拡大し、国と地方の明確な役割分担に基づいた自主・自立の分権型社会を形成することが目的であります。分権型社会の形成のためには、国と地方の役割分担に応じて、地方の税財源の充実強化が図られることが必要であり、国の歳出削減の手段として、地方へ負担を押しつけることがあってはならないものと考えております。地方分権改革にとって最大の課題である三位一体の改革は、年末の予算編成でその具体的内容と行程が決まる、まさに正念場を迎えますが、本市をはじめ、財政力のぜい弱な北海道の各自治体は、税財源移譲の内容と方法次第では、いっそう厳しい状況に置かれるのではないかという不安を持っております。真の分権型社会を実現し、個性豊かで活力に満ちた地域社会を形成していくため、国から地方への税源移譲などによる地方自主財源の、 、 、充実強化と行財政基盤の確立については 全国市長会においても決議し 要望しているところでありますが機会あるごとに、国や関係機関に積極的に働きかけていきたいと考えております。平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録( 議長、17番」と呼ぶ者あり)「
再質問 17番 山口保
再質問をさせてください。先ほど、中央通の街路樹のことですけれども、ナナカマドとか桜とかは、維持管理とか、その他いろいろ支障があるというようなことでメタセコイアを選定されたと、町会とも議論をされてお決めになったというようなことを答弁されましたけれども、ナナカマドは、例えば緑山手通にしても、街路樹としてじゅうぶんに機能をして、管理もされているところであります。私は、この問題については、単に担当部局、例えば駅、 、 。前の中央通について あの事業については活性化対策室 建築都市部というものが中心になって行われたとあれだけ重要な、先ほども申し上げていましたように、駅から真っすぐ運河に通じるシンボルロードとも言うべき重要な事業でありながら、担当部局といわゆる地権者との話合いの中で決められてきた。例えば、庁内でも関係部局といえば、当然、経済部とか。また、観光振興室は観光ボランティアの組織も持っておりますし、観光誘致協でいろいろ景観についても議論をしている経緯もございます。そういうところときっちり議論をされた上で、どういうふうにあの地区を演出していくのか、観光資源に資するのか、議論があってしかるべきではなかったかと、今思っております。そういう意味で、先般、2定で大橋議員がおっしゃったように、重要なことについては、広範な市民の皆さんの意見を聞きながら事業を遂行していく。すべてとは言いませんので、そのような新たな住民参加のシステムを担保していただけるようにあわせてここでお願いをいたしますが、そのご検討はいかがか、お伺いをいたします。駅前歩道橋については、今、市長からるる説明していただきましたが、国際ホテルが今、競売にかかっておりますけれども、駅前の立地の環境をよくしていく、価値を高めてから新たな所有者を迎えると。その方が、私は合理性があるのではないかと。今、実際にあそこへ行ってみますと、確かに道の調査では、日中は1,300人、日曜日は1,000人ですか、交通量があるというように言われていますけれども、確かに人数では大いに利用者があると思います。ただ、その実態調査ですね。どのように利用されているのか。市で独自で調査をされて、一般に言われておりますように、サンビルの前でおりられて、そしてエスカレーターをお使いになって、長崎屋に入る。そして、長崎屋から連絡橋をお渡りになって、また、サンビルのエスカレーターをお使いになって、バスで行かれる。それから、プールがありますから、子どもさん方が、あそこは今、スクランブルになっていませんし、歩車分離信号にもなっておりませんから、巻き込み事故も想定されて、親御さんが心配をされて、連絡橋を使うようにということで、そういう利用もあるのではないでしょうか、本当に商業目的で、連絡橋がなければサンビルの商店街の経営が成り立っていかないような状況をつくっていくのか。そういうことをきっちり調査していただきたいと思います。現状で私が心配しますのは、先ほど申し上げました議論とは別に、例えば連絡橋を渡ってサンビルに入りますと、今、2階で営業しているのは、ほぼメガネのルックさんだけです。そこは明るい電気がともっておりますが、正面のプールの管理人というのですか、受付の女の方がいらっしゃいますけれども、そこには蛍光灯で電気がついておりますけれども、いわゆる真ん中のサークルの待合所みたいなところは薄暗い中にあります。そういう中に高校生がたむろしておりまして、ちょっと薄気味悪い状況になっているのです。私は、今の現状のままではサンビル全体がいずれ立ち行かなくなると、そういう状況だと思います。ですから、私は、連絡橋の撤去とあわせてスクランブル化。これは、歩道を例えば札幌側から余市側にもう少し寄せる、それから余市側の横断歩道も寄せて、そして運河側の歩道橋を前に寄せればじゅうぶんにスクランブルは可能と思いますので、そうすれば駅前は平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録たいへん明るい、そして36メートルの道路拡幅になったわけですから、例えば梁川通商店街と都通りが切れてしまうのではないかという心配もありましたけれども、それもつながっていく。景観もすっきりする。なおかつ、今抱えております国際ホテルの問題についても環境整備をしていく。そういう担保を呈示して、それで競売にかけていただければ、より私たちが望む企業が新たに入っていただける可能性が増えると思います。そのことについて、この2点お伺いいたします。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
最初に、中央通にかかわっていろいろな課題について、住民なり、関係者の意見を聞いたらどうかというお話でございますけれども、課題によってはそういう方向でやっていきたいと、こう思います。それから、歩道橋の問題ですけれども、私の耳に入ってくるのも、ぜひあれは撤去して景観を守るべきだというお話がたくさん来ます。しかし、現実問題として、今のあそこの国際ホテルの状況の中で入居されている商業者の皆さんから、何とか残してくれという強い声がありまして、撤去されることによって、また、撤退するテナントもありますよという話も出てきますと、すぐ撤去というふうにはなかなかならないのではないかと。したがって、もう少し状況を見守って時間をかしていただきたい。やはり商業者のご意見が一番強いわけですから、その意見を無視してまで強行して撤去するということには、なかなか行政として、片やそういう意見もありますから、これからもまた、いろいろと商業者の皆さん方と話合いをしていきますけれども、もう少し時間をかしていただきたい。基本的には、撤去することについては私も反対しているわけではございませんので、ご理解いただいた段階で取り組んでいきたいと、こう思います。