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小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月26日

(1)「小樽の人口(2000年国勢調査報告)について」/(2)平成14年度小樽市労働実態調査について/(3)若年失業について/(4)小樽のSARS対策について/(5)「小樽観光コース来ぶらり百選」について/(6)中学校適正配置に伴う跡利用について

2003年6月26日、小樽市議会の一般質問で、佐々木勝利議員が「「小樽の人口(2000年国勢調査報告)について」」「平成14年度小樽市労働実態調査について」「若年失業について」「小樽のSARS対策について」「「小樽観光コース来ぶらり百選」について」「中学校適正配置に伴う跡利用について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、保健所長 外岡立人、財政部長 磯谷揚一、企画部長 山田厚が答弁しました。

質問者
佐々木勝利 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、保健所長 外岡立人、財政部長 磯谷揚一、企画部長 山田厚

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 佐々木勝利

本会議最終回、6番バッターです。統一地方選後初の第2回定例会に当たり、一般質問をいたします。私は、小樽の持っている貴重な財産、人、物、事を最大限に生かして手づくりの小樽をつくりたい、そんな思いを強く持っている者です。予算がなければ知恵を出そう、かりよう、そんな観点で、通告どおり質問したいと思います。よろしくお願いします。初めに、今回まとまった2000年国勢調査報告書による小樽市の人口について何点か伺います。調査した2000年、平成12年10月1日時点の人口は15万687人で、前回1995年に比べて4パーセント減少したことになります。道内34市の中では、前回と同じく帯広市、苫小牧市に次ぐ第7位となっています。小樽の人口はご承知のように、1960年、昭和に直しますと35年の19万8,511人をピークに減少に転じ、今回で8回連続のマイナスとなっております。減少率に直すと、前回より0.2ポイント悪化しているという状況であります。いわゆる人口減に歯どめがかかっていないという現状です。市内の地区別、町別の人口を見てみますと、1位は桜地区、2位は新光地区、3番目に長橋地区と、これは変わらない状況ですが、銭函地区が入船や奥沢を抜いて4位に上がってきているという状況であります。また、この5年間で人口が増えたのは星野町、率にしますと約37パーセント増えている。望洋台も約8パーセント増えている。銭函の3パーセントの増と、どれも札幌市寄りの地区になっていると。逆に減ったのは入船の11パーセント、長橋の10パーセント減、そして奥沢の9パーセント減など、市中心部から余市寄りのほぼ全域となっているという状況です。次に、市内の人口の流出・流入の状況を見てみますと、市外から市内に通勤・通学する流入人口は、17パーセント増えて1万3,117人。逆に市内から市外へ通勤・通学する、いわゆる流出人口は、12パーセント減って1万2,649人。1960年以降、国勢調査して以来、初めて流入が流出を上回ったという現象が起きております。また、人口の割合を示す高齢者の問題も含めて、小樽市内では単身世帯が増えて、1世帯当たりの人数では2人世帯が最も多く、全体の31.9パーセントで、これは前回より1.4ポイント増えたというふうに記されております。次いで単身世帯が29パーセントで、前回より2ポイント増えている。そして、高齢者のひとり暮らしも、前回より1.9ポイント増の20パーセントとなっている。市内全体の単身者のうち、高齢者が39.7パーセントを占めることになったと記されているなどです。そこでお尋ねします。今回の調査から、小樽市の特徴としてどのような変化が見られるのか、具体的にお聞かせください。そして、今回の調査のまとめを今後の人口対策にどのように生かして取り組んでいくのか、その考え方をお聞かせください。次に、平成14年度小樽市労働実態調査についてであります。小樽市内の企業における従業員の雇用状態を把握するため、賃金をはじめとする労働条件について調査をして、労働条件の改善、労働力の確保・定着を図るための資料とすることを目的にしたもので、平成14年の9月30日現在の調査結果を14年度の報告書としてまとめたものであると解釈しております。最近の雇用情勢は、先ほども報告がありましたけれども、長引平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録く景気の低迷、技術革新、雇用の形態の変化などによって、小樽においても依然として厳しい情勢にあることはご承知のとおりであります。特に、今春卒業した小樽公共職業安定所管内の高校生の就職内定率は、平成15年2月末現在70.6パーセントで、道内平均68.5パーセントより若干上回っておりますが、引き続き、新規学卒者の雇用においても厳しい情勢が続いているという分析であります。一方、勤労者を取り巻く環境も、少子高齢化、男女共同参画社会の進展による就業形態の多様化、若年層を中心とした就労意識の変化などにより、さまざまに変化していると分析しております。そこでお尋ねいたします。初めに、小樽市における雇用形態の変化や就業形態の多様化、そして若年層の就業意識の変化について、それぞれどのように認識しているのかお聞かせください。次に、今回の調査では、前回と比べてどうなのか。例えば、回答率についても変化が見られると思います。今後、精度といいますか、熟度の高い調査にするために、調査方法や改善など考える点があればお示しください。この項の最後になりますが、この調査の中で、小樽の労働行政についての意見などが寄せられていると思います。どのように集約されたのかも含めてお聞かせください。次に、若年失業について考えてみたいと思います。総務省の調査によると、2003年3月時点で、国内の完全失業者は384万人。このうち15歳から34歳の完全失業者は、ほぼ半数の188万人に達していると言われています。特に、15歳から24歳の雇用情勢は深刻な状況で、将来就職する意思はあるものの就職活動をしていない人を失業者に含めたいわゆる潜在失業率は、2002年には14パーセントまで上昇してきました。従来の雇用対策は、失業給付や給与助成など中高年層向けの支援が中心で、若年層向けの職業訓練はほとんどなかったのではないかと指摘を受けております。このため、特に職業訓練を受けたことがない若年層で、失業者や求職者の能力と求人条件が適合しない、いわゆるミスマッチがここに来て深刻になっているのが現状と分析しております。それに対して、昨今、国の動きとして経済産業省は、将来の産業の担い手になる若年層の技能を高めて有効活用しなければ、長期的な生産性や国際競争力が低下すると判断しております。そこで、厚生労働省や文部科学省、内閣府と連携して、若年層の就業を促す制度を2004年度に新しくつくる方針と銘打っております。情報技術、いわゆるITや介護などの成長分野で、3年間に100万人の雇用の創出を目指すとしております。そのために、都道府県に非営利組織、いわゆるNPOによる地域若年者サポートセンターを新設する。中身は、若年者らの求職や企業の求人を受けつけて、同センターが一括して民間職業紹介会社に職業訓練紹介を委託する。受託会社は求人企業の要望を基に職業訓練を進め、求人先企業に人材を紹介するというしくみになっているようです。そこで、このような国や道の動きの中で、小樽としても考えていかなければならないと思います。そこで伺います。まず、小樽における若年層の雇用状況について、どのように把握されていますか、お聞かせください。そして、この先どのような施策や重点対策が考えられますか、お示しください。次に、小樽のSARS対策について伺います。速報として6月18日、クアラルンプールにおける新型肺炎SARSをめぐる世界保健機構、WHOによる専門会議が開かれ、その中で、これから冬に向かう南半球や北半球での冬場の流行に備え、その対策に取り組む重要性が報じられていました。特に、急な発熱やせきなどの初期症状がインフルエンザと見分けにくいため、迅速な検査法の開発に取り組む必要があること。SARSウイルスに感染しても、初めは体外に出るウイルス量は少なく、確実に診断する検査法はまだないとされている。香港では毎年冬、インフルエンザが流行して、多数の肺炎患者が出ていることから、インフルエ平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録ンザが流行する前にSARSによる肺炎を見分ける方法を確立する必要があることが強調されていました。SARSウイルスは低温に強いこと、北半球では、現在、流行はおさまりつつあるようですが、冬場に再流行する可能性があり、引き続き警戒が必要と訴えられておりました。そこでお尋ねいたします。初めに、観光地小樽としてのSARS対策の課題と、その取組について具体的にお示しください。次にまた、SARS以外にも死亡率の高いエボラ出血熱や蚊が媒介する西ナイル熱などが海外で発生し、いつ上陸してもおかしくない状況の中で、日本の感染症対策が問われています。保健所の果たす使命と役割がますます重要になっていると思います。そこで、小樽市におけるこれからの感染症対策について、万全を期すためどのような取組を考えておられるのか、お聞かせください。次に 「小樽観光コース来ぶらり百選」の取組について伺います。平成12年度実施の小樽の観光調査報告で、も明らかになったように、道内客が9割、道外客の半数がリピーターである。小樽を訪れる観光客は、運河・堺町周辺と、今では旧マイカル小樽・マリーナ周辺に集中し、この2地区間を移動するという観光が顕著であること。それから、宿泊者の割合が全体の10パーセント未満で、依然として通過型観光地であること。平成12年における年間観光総消費額は1,351億円。これによる市内での総売上高は3,046億万円と推計されておりました。観光による経済波及効果が大であることが証明されていると思います。このことから観光産業は、本市における基幹的な産業の一つに成長してまいりました。このような分析から、このたび制作された「小樽観光コース来ぶらり百選」は、発行部数1万、65ページA5版オールカラーによる内容のものであります。特徴的なのは、7エリアに分けて70本、それからエリアを移動するコースが29本、そして最後に自分で見つけたオリジナルコース1本を加えて100本としている点であります。この冊子は既にマスコミ等でも取り上げられて、全国的に発信しているところでありますが、内容の充実といい、何よりも市民参加、とりわけ小学生の子どもたちも参加してつくられたものであり、知恵と工夫がじゅうぶん生かされた手づくりの貴重な成果品、財産として高く評価するものであります。企画から完成までいろいろ苦労があったと思います。そこでお尋ねします。既に多くの観光客を迎え入れている小樽市が、なぜ、今、この冊子をつくろうと思ったのか、その目的をお示しください。次に、この冊子の熟度は非常に高いと思いますが、制作過程で苦労されたこと、また、工夫されたことがあれば、お聞かせください。この項の最後に、この冊子の活用方策と今後の方向性について、お聞かせください。最後に、中学校適正配置に伴う跡利用について伺います。中学校適正配置に伴う跡利用については、現在、住吉中学校は双葉高校に売却されて整理されていますが、残る石山中学校跡利用についてはまだ整理されておりません。経過を振り返ってみますと、平成13年11月29日の学校適正配置等特別委員会において、庁内跡利用検討委員会の検討経過の報告がありました。その内容を見ると、9月からの3校の地域関係者や社会教育団体の代表から意見を聞く懇談の場の中で、東山中学校の跡利用については、地域や学校関係者から青少年の健全育成や高齢者などの生涯学習の場として利用できる教育文化会館的な施設にとの意見や、教育関連施設を集約して、教育委員会庁舎も同居する形が望ましいという意見が大勢を占めていたという報告。また、文化団体からは、美術品の展示スペースや、一部収蔵庫として借りたい。また、別棟の体育館も第2体育館的な形で開放してほしいとの意見が出されたようであります。住吉中学校については、地域関係者からは、校舎を解体し、その跡に学校記念館や高齢者のパークゴルフ用の公園などの憩いの場所も、これまたいいの平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録ではないかと、そういう意味で出されました。さらに、双葉高校への売却が望ましいとされたさまざまな意見があったと聞いております。なお、隣接する双葉高校からは、今後、介護福祉教育の充実などを図るため、校舎、グラウンドを一括購入したいという強い要望が出されたとの報告がありました。石山中学校では、この時点で地域関係者から、地形的に市民が集まる場所としては利用しづらい、適さないということや、近くにいなきたコミュニティセンターもあることなどから、跡利用はなかなか難しいと多くの意見が出されたと。万が一長期間決まらない場合は解体もやむをえないとの声もあったが、本意としては何らかの形で残してほしいという意見があった。そのとき検討委員会としては、庁内いくつかの部に寄せられている要望等も含めて、今後さらに議会へ報告を求めていくという、こういうことであります。そういうことで、できる限り早い時期に利用計画を固めていきたいという問題でありました。よって今日までの経過を踏まえて、中学校跡地利用についてご質問しておきます。初めに、改めて中学校適正配置に伴う跡利用について、市の基本的な考え方をお聞かせください。次に、東山中学校の跡利用が現在の活用に至った経過と、現時点ではどのような使われ方をしていますか。また、今後についてもお示しください。次に、石山中学校の跡利用についての現状と、今後どうしようとしているのか、お聞かせください。また、管理はどうなっているのかも、成り行きが注目されていると思います。再質問を留保して、質問を終わります。時間をオーバーしたことをお許しください (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

佐々木勝利議員のご質問にお答えいたします。初めに、小樽市の人口について何点かお尋ねがありました。まず、平成12年に実施された国勢調査における小樽市の人口の特徴についてでありますが、先ほどもお話がありましたように、町別の人口では札幌市寄りの人口が増加し、中央部を含めて余市寄りの人口が減少しております。また、流入人口が流出人口を上回っているほか、男女とも25歳から39歳の未婚率が増加していることや、合計特殊出生率が減少しております。また、当市の人口は、昭和35年の国勢調査をピークに年々減少を続け、総人口に占める65歳以上の人口割合は全道平均を大きく上回り、道内主要都市の中でも最も少子高齢化が進んでいる状況にあります。次に、今後の人口対策でありますが、人口対策に抜本的、効果的対策はなかなか難しいものはありますが、雇用、住環境、教育環境、子育て支援など、従来に増して複合的に推進していくことによって、人口減少を少しでも食い止めるよう努力してまいりたいと考えております。次に、平成14年度小樽市労働実態調査についてのお尋ねでありますけれども、まず雇用形態、就業形態の変化や多様化についてでありますが、長引く景気の低迷に伴う地域経済への影響は徐々にあらわれ、調査結果では、本市の1事業所当たりの従業員数は減少傾向にあり、また、市内全体としても雇用の減少が進んでおります。こうした状況の中で、今回の調査におきましては、正規従業員の構成比率は前年同数の66パーセントとなっておりますが、パート従業員は減少し、契約社員、アルバイトは増加傾向にあるとの結果が出ており、少子高齢化の進行や、働く女性の増加による雇用形態の多様化が進んでいるものと考えております。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録次に、若年者の就労意識の変化についてでありますが、調査項目には入っておりませんが、全国的に正社員、失業者、フリーターを問わず、若年層全体の9割近くが専門的知識や資格を獲得したいと思っており、また、男性で9割、女性で8割程度の高い比率で、自己の能力開発の必要性を感じているとの結果も出ておりまして、本市においても同様の傾向にあるものと思っております。次に、調査方法などの改善点でありますけれども、この調査は従業員5人以上の600社を抽出し、実施しておりますが、ここ二、三年、回答率が減少傾向にあり、平成14年度では実質対象事業所数582社、有効回答事業所数251社、回答率43.1パーセントと大幅に減少しております。これらの原因につきましては、現在、分析を進めておりますが、昨今の景気低迷の中で、企業側にも余裕がなくなってきているとも伺っており、今後とも対象企業の方々の回答がしやすいよう創意工夫をするとともに、未回答の企業にも調査結果を配布し、今後の協力を要請してまいりたいと考えております。次に、この調査の中で寄せられた主なご意見でございますけれども 「高卒者の新規採用を推進している一、方で、高齢者の雇用を推進していることに多少の矛盾を感じており、両方の雇用を検討するのは厳しいものと思われるので、業種及び規模等を考慮の上、いずれかを推進するようお願いしたい」との声や、また 「パ、ートタイマーの人材登録バンクがあればいい 「子どもを持つ女性が働きに出やすいような環境を充実させて」、ほしい」などの意見でありますが、このほか、市に対する意見ではありませんが 「金融機関は過去の赤字の、みにこだわらないで、会社の将来性や社長、社員の意欲に目を向けてほしい。そのことで失業者は減少すると思う」との意見も寄せられております。次に、若年失業について何点かお尋ねがありましたけれども、まず小樽における若年層の雇用状況でありますが、ハローワーク小樽管内における新規高卒者の就職状況の推移では、平成12年3月卒で596人、内定率98.7パーセント、平成13年3月卒で557名、98.6パーセント、平成14年3月卒で464人、98.3パーセントと、就職者、内定率ともほぼ横ばいの状況にあります。しかしながら、管内における新規高卒者の離職状況によれば、1年目で31.6パーセント、2年目で50.4パーセント、3年目58.8パーセントと、年々離職率は増加しており、就職してもなかなか定着していない現状となっております。また、平成15年3月における年齢別有効求人倍率では、25歳から29歳で0.50、30歳から34歳で0.56となっておりますが、20歳から24歳では0.41と低くなっており、このことからも、本市における若年層の雇用情勢は厳しい状況にあると考えております。次に、若年層に対する今後の対策でありますが、これからの地域社会を維持するためには、若者の流出を防止し、地元定着を図ることが重要であり、そのためには就労の場の確保が欠かせないものと認識しております。市といたしましては、厳しい経済状況の中で、雇用の環境も大変な状況でありますが、若年労働者の就職促進と地元定着を図るため、道や国の施策をじゅうぶん活用するとともに、従来から実施しているジョブガイダンス、企業見学会の開催や、インターンシップ事業などの拡充を図るほか、関係機関と連携して市内企業に採用を要請するなど、雇用の確保を図ってまいりたいと考えております。次に、SARS対策でありますけれども、保健所は、WHOが公表した3日後の3月15日には、SARSに関する情報を保健所長のホームページで公開し、毎日情報を更新して、最新の情報が手短に市民の皆さんに入手できるようにしたところであります。また、SARS流行地域とされた台湾、香港、中国から小樽市への旅行者がいることから、4月3日には、観光業者を対象にSARSに関する説明会を開催し、以後定期的にSARSに関する情報を訪問及びファクスなどにより提供し、予防対策についての指導を行ってきました。医療機関に対しては、4月8日に医師会対象の説明会、5月15日には市内医療機関の看護職員との情報平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録交換会を開催し、ファクス等により最新の情報を提供するとともに、公的5病院の病院長、看護部長との連絡会議を開催し、SARSが疑われる患者の受入れについても協議したところであります。今後、海外のSARS患者の減少に伴い、小樽市への海外旅行者は増加すると考えられますので、観光業者、宿泊施設、経営者に対して世界の最新の感染情報を提供すると同時に、海外からの旅行客の健康状態の把握を指導してまいりたいと思っております。次に、感染症対策についてでありますが、新しい感染症が世界じゅうで次々に発生しており、インターネットにより国内外の最新情報の入手が可能となっており、保健所においては海外の情報を収集し、市民に対して感染症に関する知識の普及を図っているところであります。海外からの感染症侵入に備えて、本年6月16日、小樽市感染症対策専門委員会を市内の感染症専門医を中心として立ち上げました。本委員会に感染症対策の助言をいただき、小樽市の感染症対策を進めてまいります。また、SARSなど感染症患者の発生時に全庁的な対応を行うための対応指針の策定を検討しております。次に 「小樽観光コース来ぶらり百選」でありますけれども、まず作成の目的につきましては、平成12年度、に実施いたしました小樽市観光客動態調査から、小樽を訪れる観光客は道内・道外ともにリピーターが多いこと、また、観光客の行動範囲が特定のエリアに限られていること、さらには宿泊客が少なく、依然として通過型観光であることなど、小樽の観光の現状と課題が明確になりました。このことから、小樽観光の新たな魅力づくりの一つとして、既存の観光ルートにとらわれることなく、さまざまなルートや市民に愛される施設などの情報を観光客に提起し、より魅力ある小樽観光を味わっていただくことで、滞在時間の延長を図り、宿泊滞在型観光に資することを目的として作成したものであります。次に、冊子制作過程での苦労や工夫でありますが、本事業は企画当初より、広く市民などからの公募により、より多くの新たな観光ルートを発掘しようという考えから、市内14か所に応募箱を設置し、広報おたるや小樽市ホームページ、さらにはマスコミを通して、市民の皆さんに周知を図ったところであります。しかしながら、応募件数が思うように集まらなかったことから、総連合町会に改めて協力をお願いするとともに、市内の小学生への呼びかけを行ったところ、たくさんの小学校の児童及び教職員からご応募をいただき、市内13団体の代表者による選考委員会を経て、本年3月に完成したものであります。市民の知恵と工夫、そして協働の心でつくり上げられたものと思っております。次に、活用方策と今後の方向性でありますが、活用方策としては、広く市民に観光コースを知っていただくという観点から、各町内会、市内各小中学校、市内宿泊施設、観光関連団体などに配布させていだきました。さらに、小樽の新たな魅力を紹介する資料として、全国の旅行代理店などに送付させていただいたところであります。今後の方向性としては、市内の小中学生や市民の皆さんに郷土小樽を再認識していただくことにより、訪れる観光客に対するホスピタリティの向上につなげていただくことが大切であり、また、全国でのキャンペーンなどで配布・紹介することで、旅行業者による小樽観光の新商品開発が実現することや、個人旅行者に対する新たな魅力の紹介などを通して、宿泊滞在型観光の推進に結びつけてまいりたいと考えております。次に、中学校適正配置に伴う跡利用について何点かご質問がありました。初めに、跡利用の基本的な考え方についてでありますが、まず該当する施設を地域の都市機能として有効に活用するにはどうしたらよいか。このような視点で検討することが第一義であると思っております。次に、東山中学校の跡利用についてでありますが、この跡利用につきましては、平成13年に、地域の皆さ平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録んやPTA、教育団体などと懇談会を開催したところ、教育委員会が入居することにより、教育の核となるような教育文化会館的な施設が望ましいと意見が集約されたところであります。これらの意見を受けて、跡利用検討委員会では、旧東山中学校を教育委員会庁舎とすることとあわせて、地域要望の強かった地域コミュニティ活動や芸術文化の創作活動、広く市民の生涯学習の場として提供する方向性を示したものであり、昨年8月から、教育委員会庁舎として供用を開始しております。石山中学校につきましては、現在、引き続き検討中でございます。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

佐々木勝利議員のご質問にお答えします。旧東山中学校の跡利用についてですが、まず屋内体育館とグラウンドについては、平成16年3月の菁園中学校の体育館が完成するまで、同中学校で使用することとしております。次に、校舎部分については、教育委員会庁舎として使用しております。庁舎としての使用状況は、1階部分に社会教育課が、2階部分に学校給食課を除く学校教育部全課並びに教育研究所及び適応指導教室など、3階部分に石山、住吉、東山3校の記念室を配置しております。また、教育委員会の事務室以外の部分として、1階に大会議室及び小会議室、図書室、音楽室及びコンピュータ室があり、教育委員会主催の会議はもとより、執務時間内で小中校長会、教頭会、老荘大学、向井流水法会などが利用しております。また、コンピュータ室は、教職員の職務研修や市民シニアサークルが熱心に利用しております。これからも、庁舎利用については市民の立場に立って、でき得る限り開放してまいりたいと考えております。以上です。( 議長、18番」と呼ぶ者あり)「

再質問 18番 佐々木勝利

さきほどの時間のロスを短い再質問で終わります。2点に絞ります。SARSの小樽の保健所の取組、いち早く取り組んで、私は、聞くところによると、この取組は全国的に評価されているのではないかというふうに評価しております。であるだけに、この感染症対策については万全を期すという質問をしたのですけれども、専門会議を開いて対応指針をつくると、こういうふうに回答いただいたのですけれども、いつごろまでに具体的にどうなのかという目で見て明らかにできれば、お願いしたいと思います。それからもう一つ、学校適配に絡む跡利用の問題なのですけれども、私も委員会の方にも入りながら今まで経過しておりますけれども、言葉の意味といいますか、この適正配置計画は、即学校の統廃合という言葉で表記というのか、マスコミなどに出ているわけですけれども、本来、この学校適正配置の目的というか、ここのところが明確になっていないのかなというふうに思うのです。あわせて、子どもが減ったから教室もあいているだろうということで、空き教室という言葉が使われておりますけれども、これまでの推移の中では、学校における今現在の状況では、余裕教室というふうに理解していますけれども、その辺の区別と関連を改めて聞かせていただきたい。その2点です。跡利用のところで、さっき石山中については鋭意検討中だということで回答がありましたけれども、私が詰めておきたかったのは、いわゆるどうしようとしているのかということなのです。そして、もう一つは、管理責任はどこにあるのかと聞いたのですけれども、話の中では荒れ放題になっている。物によってはこれ平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録はゆゆしき問題だということで、管理責任があるのではないかということも耳に入ってきているわけですけれども、そういうことなので、私の質問の方では、管理責任はどこにあるのか。それとあわせて、もう少し今後どうしようとしているのかというところがわかればお願いします。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

SARSの問題は保健所長から、石山中学校の問題は財政部長からご説明します。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 保健所長 外岡立人(保健所長は2008年6月まで)

確かにSARSの問題は非常に難しいです。物すごく難しいです。これは発生した時点から、これは医学的に21世紀はこういったウイルスの危険が持たれると予知されていたものですから、これは出たなと、相当初期からこういうのを調べて情報をまとめてきたつもりですけれども、この先もまだ見えていない。しかし、やれるだけのことはやらなければならないということで、いろいろやってきています。今後、確かにWHOははっきり報告していませんけれども、気温が上がったせいでSARSは消えてきたのですけれども、やっぱり冬が一番恐れられています。特に、今年は新型インフルエンザも出る可能性があると。同時に一斉に発生したときに、この対処方法というのはまだ医師会のどこも押さえていないと思います。今は各必死にやっていますけれども、これは、僕自身やっぱり国の態勢が今一番気にしているところです。ただ、小樽の中でもできる限りの態勢は組まなければならないということで、保健所でもいろいろ考えておりますけれども、ただ全庁的な対応指針というのはたたき台ができておりまして、もうじき正式に公表できるかと思います。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 財政部長 磯谷揚一(財政部長は2007年3月まで)

旧石山中学校でございますけれども、昨年の4月から普通財産となっておりますので、財政部の契約管財課で所管して管理してございます。施設の周辺を覆いで囲ってございまして、もちろん施設本体も閉鎖しておりますけれども、この間、一時的にちょっと破損された部分もございました。それの関係ではその都度補修いたしておりますけれども、施設の中が荒れているだとかなんとかという状態ではございません。なお、これについては警備会社のパトロールと消防署の協力もいただいて、適宜警戒に当たっていると、こういう状況で管理させていただいております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 企画部長 山田厚

石山中学校の跡地利用の関係については、昨年9月に、小樽昭和学園から譲渡要望を受けていた部分が難しいということで要望書の取下げがございまして、その後、ゼロから検討し直すというような状況になってございますので、市の施設としての利用方法だとか、民間業者への売却だとか、賃貸とか、こういったことも含めまして、現在、検討させていただいてございまして、今後、具体的な方向が示せる状況がございましたら、また、議会なり地元の方にご説明、ご報告を申し上げたいというふうに、現状は考えてございます。( 議長」と呼ぶ者あり)「平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

再質問にお答えいたします。ご指摘のとおり、私どもは統廃合という言葉を使っておりません。学習環境の充実という観点で適正配置計画と、そういうふうに考えています。また、空き教室ではないのではないかというご指摘はそのとおりでございまして、学校適配では、余裕教室としてできるだけ教職員、児童・生徒の活用に努めているそういう状況にございます。今後、市民あるいは学校関係者に対して、その用語の使い方について、さらに意識が深まるよう努めてまいります。

出典:小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月26日 議事録 PDF(119ページ) 間違いを知らせる