小樽市議会 平成14年第4回定例会 2002年12月10日
(1)少子化対策/(2)除排雪
2002年12月10日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「少子化対策」「除排雪」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 新谷とし 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 新谷とし
一般質問をします。初めに、少子化対策について伺います。小樽市の人口は、今年10月で14万 8,703人、前月より88人の減、21世紀プランの意に反し、目標値から減る一方です。この中で、ゼロ歳から14歳までの子どもの数は、平成7年当時、人口比12.7%だったのが、現在は1万 6,460人で、人口比 11.06%と低下の一途です。合計特殊出生率も、平成7年の 1.3から1.06に低下、国の1.33、北海道の1.21と比べても低く、少子化対策は極めて切実な課題です。国においては、今年1月に発表された日本の将来推計人口では、結婚した夫婦の出生力そのものの低下が明らかになりました。それを踏まえ、今年9月に少子化対策プラスワンを発表、第1に男性を含めた働き方の見直しを強調しています。、しかし、問題は、家庭生活と両立できる働き方を実効性あるものにできるかどうかです。倒産、リストラ高失業を放置している現状の政治の下では、慢性的な人手不足、残業で育児の制度を取得することもできない。生命を産み育てる基盤さえ失われそうな厳しい現実があります。少子化対策推進のためには、長時間労働やサービス残業、解雇、リストラなど、職場での無法を一掃して雇用の改善を図ることです。同時に、社会保障の改悪など、国民に痛みを押しつける政治を改め、暮らしを守る政治への転換こそ必要ではないでしょうか。市長の見解をお示しください。第2に、仕事と子育ての両立の推進で、育児休業や残業時間の縮減を打ち出しています。改正育児介護休業法では、就学前の子どもを育てる労働者の時間外勤務は、1年間 150時間が基準です。小樽市の女性職員の時間外労働を見ると、基準以上は看護師で20歳代以下、30歳代ともに20時間から30時間の超過で、同年代の男性職員との比較でも 1.3倍から 1.5倍になっています。速やかに是正する必要があるのではないでしょうか。第3は、保育サービス等の充実です。小樽市は保育所の受入れ枠拡大をしましたが、依然として待機児童の問題は解決していません。あわせて、延長保育、休日保育、一時保育などさまざまなニーズにどうこたえるのか。今後の計画をお示しください。また、放課後児童クラブの待機児童の問題も前進が見られません。空き教室を利用しているため、学校では限界があります。特に、待機児童が多い朝里地域は、児童館があったらという声が大です。朝里十字街共同住宅跡地に児童館併設のコミュニティセンター建設の住民要望が高まり、市長には大いに期待をしていたところでした。しかし、財政難を理由に建設は五、六年過ぎてから考えるとの回答に、住民の期待は失望と不満に変わっています。独りぼっちで家で親が帰ってくるのを放置していることは、少子化対策に逆行することになりませんか。子どもの成長は待ったなしです。市のエンゼルプランには、児童館は5館にする計画が示されていますから、共同住宅跡地にせめて仮設の児童館を建ててはいかがですか。次に、乳幼児医療費助成について伺います。第24回全国家族計画世論調査によると、少子化対策として女性の43%が政府や自治体に子育ての経済的支援を求めています。日本は、子どもの医療費の自己負担が先進諸国の中で最も重く、収入が低い若い世帯には大きな負担となっています。ですから、乳幼児医療費の無料化は、若い人たちを大いに励ます施策です。小樽市は、今年10月から、所得制限つきですが、4歳まで助成を拡大しました。このたび、ある幼児サークルで乳幼児医療費のアンケートをとったところ、母親たちは4歳までの拡大を大変ありがたいと喜んでいます。しかし、所得制限を緩和してほしい、助成を小学校に上がるまで拡大してほしい、中学生まで拡大してほしいという声は57%もあり、全国平均以上に要望が強いことがわかりました。全国の市町村の助成制度を見ると、通院の場合も就学前までへの年齢引上げは、1998年には73自治体だったのが、2001年には 597自治体と8倍に急増、大きな流れとなっています。後志管内では、黒松内、泊、神恵内が15歳まで、真狩、留寿都が12歳まで、赤井川が6歳まで、仁木、余市が就学前までに拡大され、この施策は大きく進んでいます。ちなみに、余市町では、人口は横ばい、合計特殊出生率も全国より高い1.44で推移しています。さきほど紹介したアンケートで、6歳、4歳、ゼロ歳児の3人の子どもを持つお母さんは、第1子と第2子がアトピーで病院にかかっていますが、医療費が無料の第2子の薬を第1子に分けて使っていると書いてありました。また、少子化の今だからこそ、子どもの医療費をもっと助成してほしい、そうしたらもう一人欲しいと答えた人たちもいます。北海道では、3歳未満児の自己負担割合が軽くなる分で1歳拡大を検討していると聞きますが、小樽市も更に無料化を拡大すると、また若い世帯への大きな励ましとなりますから、就学前まで拡大してはいかがですか。あわせて、所得制限も撤廃すべきです。所得制限の影響を受けた人たちは、受給者 5,358人の中54人、わずか1%です。影響額も通年で 192万円です。この程度の影響であれば、制限を設けず、すべての子どもにひとしく助成すべきではありませんか。子どもの権利条約第24条では 「到達可能な最高水準の健康を享受すること並びに病気の治療及び健康の回復、のための便宜を与えられることについての児童の権利を認める 「いかなる児童もこのような保健サービスを利」用する権利が奪われないことを確保するために努力する」ということがうたわれております。所得制限の撤廃を要望します。いかがでしょうか。次は、子育て支援センターについてです。奥沢保育所に併設されたセンターには、4月から10月まで延べ 1,307人、1回平均50組の親子が利用しています。核家族化が進み、さまざまな情報がはん濫する中、若いお母さんたちは育児に不安や悩みを抱いていますが、出会った人たちの似たような悩みに共感を持ち、また、保育士のアドバイスを受ける中で元気と自信を持つようになっているということです。子育て支援センターを全市的に増やすべきだと考えますが、まず、中心部と低年齢児の多い東南地区に設置してはいかがでしょうか。次に、除排雪について伺います。冬を迎え、高齢者や身障者の方々にはつらい季節となりました。小樽市では、福祉除雪サービス事業を実施しています。除雪サービスの対象は、除排雪を援助してくれる親族、知人等が近くにいないことを原則としていますが、市内に親戚がいることで、初めから登録をあきらめている人もいます。親族、知人の条件を緩和し、利用しやすくすべきだと思いますが、いかがですか。、また、困るのは置き雪です。堅い雪の場合、段差の解消は大変です。旭川市の場合、行政と業者が協力し除雪サービス対象者を地図に落とし、置き雪にならないように除雪に工夫をしているということです。小樽市でも、福祉部と土木部の連携で、置き雪の問題を解決すべきと思いますが、いかがですか。福祉除雪のこれまでの実績を見ると、登録世帯に対しサービスを受けた世帯数は半数に満たない上、回数も平均 1.4回にすぎません。これでは福祉除雪と言えないと思います。除雪サービスの申込みを受けた民生委員さんは、大量に雪が降ったときは一度に行けないので、要望を受ける側としてはつらいと言っています。ボランティアの方々が除雪サービスに参加し、大変奇特なことだと思いますが、勤務されている方々はすぐに駆けつけることは難しいのではないでしょうか。ボランティアのお手伝いは受けつつ、失業している人たちが多い中、冬期間の雇用対策として位置づけ、サービスの充実を図ってはいかがですか。次は、歩道の除雪についてです。3種の除雪出動基準は車道路線の排雪時のみです。歩道空間が確保されないため、車道を歩かなければならないことが多いですが、除雪車の出動後はつるつる路面で転倒、骨折ということがしばしば起きています。例えば、桂岡地区の山に近いところでは、降雪量も多く、住民にとって歩道除雪は極めて切実な問題です。小樽市は、昨年から除排雪の体制が変わり、住民への説明では、気象情報を地域別に拡充し、今まで以上にきめ細やかな除雪体制を目指しますとしています。しかし、出動基準を変えない限り、特に3種についてはその恩恵にあずかることはありません。歩道除雪基準を市内一律にせず、降雪量なども考慮して見直すべきですが、いかがですか。市長への手紙の市民要望では、除排雪対策を求める声は毎年一番です。近郊他都市と比較した場合、ロードヒーティングを除いた除排雪の人口1人当たりの経費は、小樽市 5,300円、岩見沢市 7,200円、江別市 6,400円、余市町 4,800円でほぼ余市町並みです。市民が山坂の多い小樽で安心して冬を過ごせるように、予算を増額し、除排雪を充実すべきです。お答えください。最後に、その他にかかわって質問します。赤岩2丁目に計画されている家庭菜園を前提にした森林伐採について伺います。市長は、この土地の伐採は森林法に基づいて条件が満たされていたから伐採届を受理したと考えます。今年4月10日付けで市長あてに提出された伐採届には、伐採面積は隣接している4筆合わせて1.92ヘクタールでした。森林法では、1ヘクタール以上の伐採は知事の許可が必要です。この1ヘクタールの解釈をめぐり、伐採に。は関係なく、伐採後の開発行為から適用されるべきとの解釈もありますが、小樽市は知事認可との解釈ですそうであるならば、今回の1.92ヘクタールの伐採届を市長が受理するのではなく、後志支庁に申請し、許可を受けるように指導すべきではありませんでしたか。どうして市長は伐採届を受理し、伐採を認めたのですか、ご説明願います。以上、再質問を留保して、質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
新谷議員のご質問にお答えいたします。最初に、少子化対策についてでありますが、全国的に合計特殊出生率が低下傾向にある中で、とりわけ本市の状況は全国の数値よりもかなり低く、少子化の問題は深刻な状況であります。このような少子化の進行は、将来における経済活力の低下や社会保障負担の増大などといった影響を及ぼすものと考えられますことから、市といたしましては、これまで地域子育て支援センターの設置や、延長保育事業、産休明け保育事業などの子育て支援や家賃補助などの若年者定住対策などを進めてまいりました。人口対策、特に少子化対策につきましては、一朝一夕にその効果を期待することはなかなか難しいものと思いますが、本市にとりましては重要な課題と考えておりますので、今後におきましては、本年9月に厚生労働省が発表した「少子化対策プラスワン」なども視野に入れて、少子化に対応した具体的な取組について検討を進めてまいりたいと考えております。次に、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律に関連して、市立病院の看護師の時間外についてのお尋ねでありますが、小学校就学以前の子どもを養育している看護師から、時間外労働の制限に関して特段の請求はありません。しかしながら、病院職場、特に看護師業務につきましては、両病院とも、手術室などの対応について予期できない特異なケースも多く、ご指摘のありました年代別の年間平均時間外労働については、更に個別の実態について調査をし、法律の趣旨に沿って運用してまいりたいと考えております。次に、各種保育サービスの充実でありますが、初めに、待機児童についてでありますが、公立保育所においても枠外入所を行いましたけれども、今のところ、待機児童が解消されない状況となっております。しかし、国は、10月以降、枠外入所の制限を撤廃したことから、施設として可能であれば更なる入所要望にこたえてまいりたいと考えております。また、延長保育については、要望が多いことから拡大に努めてまいりましたが、休日保育や一時保育等の特。別保育事業については、需要動向や財政状況もありますので、今後の検討課題であるものと考えております次に、児童館でありますが、市のエンゼルプランは平成20年度までに5か所設置することが計画されております。現在、塩谷、いなきた、富岡の3館を運営しており、東南地区における児童館の要望もあることは承知しておりますが、市としては、児童館を単独で整備するのではなく、コミュニティセンターと併設して整備する基本方針であることから、仮設でありましても現時点で児童館単独での整備は考えていないところであります。次に、乳幼児医療費の無料化でありますが、北海道の医療給付事業においては、通院時の医療費を3歳未満児まで助成しております。一方、本市では、平成12年から通院時の医療費助成を4歳未満児まで拡大し、さらに、本年10月から5歳未満児まで拡大するなど、少子化対策の観点からも対象年齢の引上げについてじゅうぶん配慮しているところであり、現在の財政状況から考えますと、これ以上の拡大は難しいものと考えております。次に、乳幼児医療費の助成制度における所得制限の撤廃でありますが、北海道では、乳幼児医療助成を含めた医療給付事業に昨年10月から所得制限を導入したところであります。しかし、本市では、1年間延期し、本年10月から所得制限を導入したところであります。市といたしましては、乳幼児医療を含めた福祉医療助成制度を安定的に運営し、今後も制度の存続を図るためには、一定基準以上の所得のある方の所得制限はやむをえないものと考えております。次に、子育て支援センターの拡大でありますが、近年の急激な核家族化の進行や育児不安の増大に対応するため、平成13年度から奥沢保育所において子育て支援センター事業を実施したのに続き、今年度オープンした赤岩保育所でも事業を開始いたしました。また、今年度は、新たな事業として子育て支援ボランティアの育成に着手し、今後はボランティアと育児サークルをネットワーク化し、市内各地域で子育て支援体制が整備できればと考えているところであります。さらには、今年度から、5か所の公立保育所で保育所開放を実施し、子育て相談や親同士の交流など、支援センターの機能を持った事業を行いました。全市的に子育て中のお母さん方の支援強化に着手したところであり、これらの事業を活用することにより、母親の育児不安の解消など子育て支援が図られるものと考えておりますので、現時点での拡大は考えておりません。次に、福祉除雪サービスについてのお尋ねでありますが、初めに、サービス対象者の条件についてでありますけれども、その一つとして、除排雪を援助してくれる親族等が近くにいないことを原則とすることとなっております。しかしながら、それぞれのご家庭には、近くに親族がいても、病弱であるとか、高齢で除雪が無理であるとか、いろいろ事情があろうかと思います。このような方には、これまでも柔軟に対応してきており、今後とも同様に対応してまいりたいと考えております。次に、道路の置き雪でありますが、置き雪処理の対象世帯の範囲、出動基準、作業方法などの問題がありますので、他都市の実施状況を参考にしながら研究させてもらいたいと思います。次に、除雪サービスの充実でありますが、現在はボランティアと業者委託により除排雪サービスを行っております。ボランティアの方々は勤務等の関係で休日の対応となりますので、12年度より2業者から3業者に増やし、できるだけ早く除雪できるよう体制を強化したところであります。なお、失業者の雇用につきましては、委託業者に働きかけをしてまいりたいと考えております。次に、歩道除雪でありますが、歩道除雪の路線選定につきましては、歩道が設置されている路線における公共・公益施設の状況や、通勤・通学者などの歩行者交通量を考慮しながら行っているところであります。出動基準の第3種路線は、歩道が狭く、車道排雪時でなければあけられない場合や、広くても屋根からの落雪による危険な箇所など、地域の状況により除雪が困難な路線を位置づけていることから、車道の排雪時に歩道上の雪を処理しているところであります。したがいまして、第3種路線の出動基準を見直すことは難しいものと思われますが、地域の状況に変化が生じた場合には、路線の格付けについて検討してまいりたいと考えております。次に、除排雪の充実でありますが、冬期間における市民の日常生活や産業・経済活動を円滑に行うためには、雪に強い道路交通の確保が必要であり、効率のよい除排雪体制が望まれております。そのようなことから、昨年から、地域総合除雪体制に変更することにより、細分化されていた除排雪業務を可能な限り集約し、効率的な除排雪作業を目指しているところであります。本市の場合、厳しい地形条件からロードヒーティングにかかわる関係経費が除排雪予算の約3割を占めており、1人当たり約 7,200円程度となっております。除排雪予算につきましては、降雪量や気温などの気象状況により増減するものと思われますが、今後とも除排雪業者とも協議しながら、限られた予算の中でより効率的な除排雪作業が図られるよう努力してまいりたいと考えております。最後に、赤岩2丁目における森林伐採でありますが、本年4月10日付けで森林所有者より「伐採及び伐採後の造林届出書」が市に提出されたところであります。受理に当たりまして、審査する段階で、届出人から、今回は伐採する種別、範囲は確定しておらず、届出伐採面積1.92ヘクタールのうち、実際に伐採する面積は1ヘクタール以下であり、土地の形質も変更しないとも申立てがあったことから、林地開発行為に当たらず、森林伐採のみの届出で足りるものと判断し、伐採届出書を受理するとともに、届出書記載内容と小樽市森林整備計画の内容とを照合したところ適合していたことから、適合通知書を交付したものであります。しかしながら、伐採跡地の用途が森林以外の利用目的であったこと、また、届出伐採面積が1ヘクタールを超えていたことから、本来、伐採届出書が提出された時点で、森林法第10条の2第1項に基づく林地開発行為の許可申請を北海道知事に提出して許可を受けるよう指導すべきでありましたが、法の趣旨を誤認し、結果として届出人への指導をしなかったことは適切さを欠いたものと認識しております。今後、来年初めには再度の伐採届出書を提出すると聞いておりますので、そのときは、今回の伐採面積約0.4ヘクタールを含む全体計画の提出を求め、北海道知事に林地開発行為の許可申請を提出させ、このたびの問題の対応を含めて北海道の判断にゆだねてまいりたいと考えております。以上です。( 議長、11番」と呼ぶ者あり)「
再質問 11番 新谷とし
再質問をします。さきほど、渡部議員の質問に議会との信頼関係を持ちたいとおっしゃいました。もっと前向きに答えていただきたいと思います。まず、少子化対策の改正育児休業法に関してですけれども、看護師の労働実態をまだよく把握していないようですね。申請がないと言いますけれども、就学前の子どもを持つ看護師は外来勤務で大抵は時間で帰れますけれども、当直が月二、三回あり、通常勤務に連続して勤務していると聞いています。小樽市の病院の当直に関する規定第2条では、午後5時から翌日8時半までとなっておりますから、これは条例に違反した仕事をさせているのではないでしょうか。また、仕事と子育ての両立のために残業時間の縮減を打ち出しているのですから、実効あるものにするために、どう具体的に改善していくのか、お答え願います。次に、児童館に関連して、三つ質問いたします。市長は、今定例会で、次期選挙立起の所信表明で子育て支援を挙げています。昨日の武井議員の質問に対し、ても、子どもを産み育てやすい環境をつくると答えていらっしゃいます。女性の社会参画はますます広がり保育所と同様、学童保育も重要な施策になると思います。朝里の例ですけれども、放課後児童クラブは5時で終了です。けれども、両親の帰宅時間が6時を過ぎるので、それで放課後児童クラブを4時に出て6時過ぎまで近くの認可外保育所で預かってもらっている、こういう実態があります。また、夏・冬休みは、クラブに入らない子は卒園した保育所にまた再入所、こういう実態があるのです。クラブには最初から入所できない子どもは、朝里の場合は20人もおります。放課後児童クラブの所管は今教育委員会ですけれども、放課後児童健全育成事業については、児童福祉法第21条の11で位置づけられております。ですから、少子化対策として新エンゼルプランでも拡大が図られているところだと思うのです。教育委員会任せにせず、市長が責任を持って推進しなければならないことではないでしょうか。また、市の子育てに関する施設と、子どもの数を21世紀プランに基づく三つの地区に分けてみると、北西部は子どもの数は 3,717人です。それに対し、市立保育所、これは2か所、子育て支援センター1か所、児童館は一つです。中部は 7,015人で、市立保育所4、子育て支援センター1、児童館2、東南部は 5,703人で、市立保育所一つ、子育て支援センターゼロ、児童館ゼロ、東南部は北西部に比べて子どもが多いのに施設は市立保育所一つのみです。さきほどもエンゼルプランでは児童館は5館建てるというふうに計画されていますから、早く住民の要望にこたえて、この朝里地域に建設するべきだと思います。それから、地域住民要望のコミュニティセンター併設で建てるということですが、これも、住民への回答では五、六年先だということです。ということは、市長が子育て支援を打ち出していながら、当選しても、また次の任期内では建てないということになるのですか。それが二つ目です。ですから、やはり、子どもを産み育てやすい環境をつくると公約されているのですから、早く建設して子どもや住民を喜ばせたらいかがでしょうか。次に、乳幼児医療費無料化拡大についてです。さきほど紹介しましたアンケートですが、これは、一保育園で行ったものですけれども、やはり、乳幼児の医療費が家計の負担に感じることがあると答えている方が多いです。就学前まで拡大しほしいという声が大半、でした。就学前までというのが衆目の一致するところだと思うのです。市長が本気で子育て支援を言うならぜひ就学前までの無料化に踏み切り、所得制限せず、すべての子どもにも分け隔てなく医療助成をすべきだと思います。もし北海道が助成を1歳拡大したら、就学前までできるのではないですか。いかがですか、お答えください。それから、福祉除雪サービスについてです。この除雪サービスは、小樽は他都市と比べて実施世帯と回数が非常に少ないです。幾つかの自治体を調べてみました。もちろん降雪量も違いますし、実施の形態も違いますけれども、例えば13年で見ると、人口8万 4,429人の岩見沢市は、福祉除雪実施世帯が 1,383世帯、小樽市はわずか95世帯です。費用は、岩見沢市約 801万円に対し、小樽市は 106万円、小樽市の7倍です。もちろん降雪量が違いますけれども、雪は小樽の7倍も降るわけではありません。それと、13年度は雪が少なかったですけれども、歩道除雪出動基準としている10センチ以上降雪のあった日は、11月から3月で15日もありました。それなのにサービスは1回とは、これはどういうことでしょうか。実施世帯と回数とも増やすべきではありませんか。それから次に、サービスを行う体制についてです。さきほどは、失業者の方は事業所に委託してやりたいということでしたが、これは市として行うべきだと思うのです。今、自立を目指す村として大変注目を集めている長野県坂井村では、大変な豪雪地帯で独り暮らしのお年寄りは雪処理が大変です。村では、雪害対策救助員を募り、特別公務員としてお願いし、除排雪に派遣するということを25年も前から行っています。市長は、さきほども住民が幸せに暮らせるまちをつくりたい、そして、知恵と戦略を持ってとおっしゃいました。特別公務員とまでいかなくても、サービスを充実するためには人手が必要です。市が、直接、臨時の雇用対策として位置づけて行ったらいいのではないでしょうか。この点について伺います。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
病院の看護師の労働実態については、病院の局長から答えさせます。それから、児童館の問題で五、六年先になるのではないかというお話がございました。しかし、ご承知のとおりの財政状況ですから、早く建設したい気持ちはいっぱいありますけれども、先立つものがないので、いつになるかはわかりませんが、できるだけ努力をしたい。とにかく財政健全化が最大の目標ですから、それに向けて努力していく、そういうことでご理解を願いたいと思います。それと関連して、乳幼児医療の無料化の問題ですけれども、確かに、子育て支援という観点からいけばそのとおりかと思いますので、これもやはり財政状況を見ながら今後の検討課題だろうというふうに思います。道が拡大したらというお話でございますが、仮定の問題ですので、これについてはちょっと今のところはお答えはできないと思います。それから、福祉除雪の関係なのですけれども、やはり予算のかかる仕事ですので、私も、市役所のいろいろな体育系のクラブがありまして、ここを活用しようと思って、私が所属している野球部はもう既に2年前からやらせています。いろいろな庁内の部にボランティアをお願いして、そして、業者で間に合わないところは市の職員が汗を流そうということで今呼びかけをしようと思いますので、少しでも回数が増えるように努力をしたい、こう思いますのでよろしくお願いします。( 議長」と呼ぶ者あり)「
再質問 11番 新谷とし
児童館についてですけれども、市長は、何かにつけて財政難を理由に市民要望を抑制しているのではないでしょうか。原課は、市長の教育が行き届いているようで、予算がなくてという言葉をよく言います。けれども、市民のせいで財政難になったのでしょうか。マイカルのことを引合いに出せば、またかと言うかもしれませんけれども、でも、JR築港駅舎には7億円かけて無償譲渡しましたね。けれども、住民がこのコミュニティセンターを建ててほしい。児童館併設のコミセンを欲しいと要望をして署名や何かを出していました。これはもう十数年にわたっているのです。これがまた先の話とは、中には、私の生きているうちはもうだめなのだねと言っている人もいますけれども、住民は納得していません。子育て支援を公約にしたのですから、その実現に努めるべきだと思います。それから、乳幼児医療費の助成の拡大は、仮説のことだということですけれども、北海道ではそういうような動きがあるというふうに聞いております。北海道が拡大すれば、市も拡大するのか。その点をお聞かせ願いたいと思います。それから、除雪サービスですけれども、ボランティア、本当にこれは大変いいことだと思うのです。けれども、ボランティアの方がすぐ駆けつけられるかどうかということは難しいと思いますので、やはり、市が責任を持って、予算の拡充も含めてもっと実施回数を増やしていくべきだというふうに思うのです。これはいかがでしょうか。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
児童館の話でございますけれども、何といっても財源が必要ですので、この財源対策をまず考えていかなければならないので、すぐ今何年につくるという話は申し上げられない。しかし、子育て支援という観点から、これはもう重要課題として今後取り組んでいかなければならないだろうというふうに思っています。それから、乳幼児医療の関係で、北海道が拡大という話ですけれども、まだそういう情報は聞いておりません。そういうことであれば、その時点で考えていきたいと思います。それから、福祉除雪は、確かに大雪が降りますとボランティアがなかなか駆けつけられないので、その辺は非常に申し訳ないと思いますけれども、業者対応になるかと思います。さきほど言いましたように、そういったときに、申し訳ないのですが、後日、即いろいろな団体の皆さん方が駆けつけて除排雪できるような、そういう福祉ボランティアの皆さん方の体制を少し整えていきたいと思っておりますので、ご理解を願いたいと思います。知恵と言いましたけれども、これも私の知恵を出して、どこかないかというので考えついたのが、市役所の体育会系、文化系のクラブでございまして、これをぜひ活用したい、協力を得たい、こう思っています。