小樽市議会 平成13年第3回定例会 2001年9月14日
(1)決算結果と財政健全化計画との比較及び新行政改革実施計画の進捗率/(2)監査結果と今後の財政需要及び今年度の収支見通し/(3)北後志ゴミ広域処理問題焼却施設建設推進に向けた今後の取組について/(4)小樽商工信用組合破綻後の行政の取組について/(5)北防波堤の選奨土木遺産としての保存の在り方及び保全工事のスケジュール/(6)引き船の民間委託について/(7)除排雪体制の見直しについての経緯・見直し内容・市として期待するもの/(8)融雪施設貸付制度の状況と制度改正について/(9)市職員の再任用制度について/(10)病院の新築統合問題について/(11)ふれあいパス事業について今後の方針明確に示せ/(12)朝里共同住宅解体除去後の跡地の活用について方向付けと活用内容及び目途/(13)国旗・国歌に関連した職務規定違反教職員の調査・報告・処分について
2001年9月14日、小樽市議会の一般質問で、前田清貴議員が「決算結果と財政健全化計画との比較及び新行政改革実施計画の進捗率」「監査結果と今後の財政需要及び今年度の収支見通し」「北後志ゴミ広域処理問題焼却施設建設推進に向けた今後の取組について」「小樽商工信用組合破綻後の行政の取組について」「北防波堤の選奨土木遺産としての保存の在り方及び保全工事のスケジュール」「引き船の民間委託について」「除排雪体制の見直しについての経緯・見直し内容・市として期待するもの」「融雪施設貸付制度の状況と制度改正について」「市職員の再任用制度について」「病院の新築統合問題について」「ふれあいパス事業について今後の方針明確に示せ」「朝里共同住宅解体除去後の跡地の活用について方向付けと活用内容及び目途」「国旗・国歌に関連した職務規定違反教職員の調査・報告・処分について」について質問し、市長 山田勝麿、学校教育部長 奥村誠が答弁しました。
- 質問者
- 前田清貴 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、学校教育部長 奥村誠
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 前田清貴
質問に入る前に、このたびの世界を震撼させたアメリカで起きた世界貿易センタービルなどに対する同時テロで、犠牲になった多数の皆様に対して、心から哀悼の意を表します。株式市場がバブル経済崩壊後の最安値を再更新するなど、経済がデフレ傾向にあると言われております。日銀の公表した8月の日銀金融経済月報によりますと、景気の現状は、3カ月連続下方修正され、低迷、長期化の見通しであります。いまだ景気に不透明感が漂い、先行きが見えない中、7月29日、第19回参議院選挙が行われました。我が自由民主党は、小泉総裁の下で、聖域なき構造改革を掲げ、国民の厚い信用を得たところであり、国民の期待と支持にこたえ、所期の目的を達成する責任があります。ここに、平成13年第3回定例市議会に当たり、自由民主党を代表して、市長、教育長及び関係理事者の皆さんにご質問をいたします。まず初めに、財政問題について、お伺いいたします。我が国の経済動向を見ますと、いわゆるバブル崩壊後、消費停滞を続けており、平成11年度と平成12年度はプラス成長となったものの、景気全般としては悪化しており、さきに発表されました7月の完全失業率では5%と、調査開始以来の数値となっております。こうした中で、国においては、長期債務が増加し、平成12年度末では 480兆円に上ることから、行財政改革は緊急的な課題として取り組まれておりますが、地方においても、長期債務は平成12年度末で 184兆円に達し、財政の硬直化は進んでおり、国と同様、行財政改革は緊急かつ重要な課題となっております。本市においても、そういった観点で財政運営をされてきていると思いますが、平成12年度の決算について何点かお伺いいたします。細部につきましては、決算特別委員会でお伺いすることとし、ここでは概要についてお伺いをいたします。そこで、平成12年度の一般会計の収支を見ますと、約3億 8,700万円、実質収支では約3億 5,000万円と、それぞれ黒字となっております。決算数値としては、何年来、なかった財政調整基金にも、4億 8,000万円ほどの積立がなされており、かつて財政基金を取り崩して収支均衡を図っていた時期もありましたが、今回は取り崩さずに決算がなされておりますので、市長の健全化への努力の成果が見られたと思います。しかし、これは、平成11年度からの繰越しによるところも大きいと思いますので、楽観視はできないものと考えますが、平成12年度の予算との比較も含めて、この決算をどう受けとめておられるのか、お聞かせください。また、市長は、平成9年に策定された新行政改革実施計画に基づいて、就任以来、財政健全化の努力を続けられてきたことは承知をいたしております。ご自身の努力目標に対して、平成12年度決算に表れた結果は、満足のいく結果だったのでしょうか。さらには、昨年11月に策定されました財政健全化計画と比較してどうだったのでしょうか、お聞かせください。あわせて、新行政改革実施計画の進捗率についてお答えください。この項の最後になりますが、監査委員の決算審査意見書にもありますが、財政分析指標を見てみますと、経常収支比率、また、財政力指数でも前年度より悪くなっており、財政の硬直化はさらに進んでいると思います。市税収入の基盤が弱く、また、経常経費の削減も厳しい中での改善はかなり難しいとは思いますが、今後の財政需要にどう対処されていくおつもりでしょうか。既に、今年度も中盤に差しかかっており、今回も補正予算が提出されておりますが、今年度の収支見通しなども含めてお答えください。次に、北後志ごみ処理広域化計画について、質問いたします。この問題は、我が党が平成10年第4回定例会の代表質問で取り上げて以来、各会派が、視点、観点を変え、さまざまな角度から質問が繰り広げられ、現在に至っていることは承知のとおりであります。要約しますと、当時の厚生省が平成2年に策定した、ごみを焼却する際に発生するダイオキシン類発生防止などのガイドラインを見直し、新たに平成9年1月にごみ処理にかかわるダイオキシン類発生などの防止ガイドラインを策定し、ダイオキシン類の排出を削減するための対策を平成14年12月から強化するとしたことに始まります。道は、これを受け、平成9年12月に、今後の北海道におけるごみ処理の構想、ごみ処理の広域化計画を策定しました。小樽市も、道の策定した広域化計画に沿い、6市町村で構成する北後志地域廃棄物広域処理連絡協議会を平成10年4月に発足させ、会長には小樽市長が就任し、リーダーシップを発揮されていることは承知をいたしております。また、広域処理連絡協議会では、北後志地域ごみ処理広域化基本計画書を策定するとして、小樽市の費用負担分 448万 9,000円が平成11年度予算に計上され、成果品が平成12年3月に納品されております。以後、市議会ではさまざまな議論がされ、現在に至っております。ここまで、概括的に今までの流れを説明させていただきましたが、そこで、具体的にお伺いをしていきます。ごみ処理広域化を基本計画に沿って推進していくために早急に解決しなければならない課題は、施設整備適地の選定と、周辺住民の建設同意などであります。適地は、基本計画書によりますと、運搬距離の要素では余市町、運搬距離に運搬量を加味した要素からは小樽市が、それぞれ建設用地となっております。現在のところ、桃内最終処分場敷地内が最適地として、昨年7月24日以来、地元同意を得るべく、市では職員が町会役員会に出向き説明するなど、鋭意努力されていることは承知をいたしております。しかし、いまだ同意に至っていないことは、まことに残念でなりません。何が要因なのでしょうか。昨年7月に供用開始後のカモメの大量死、あるいは海藻の生育不良など、市がいまだにその原因を特定して公表しないからでしょうか。それとも、今年4月に、協定書に基づく堆積ごみの飛散防止のための覆土を毎日実施しなかったことによる不信感からでしょうか。あるいは、ダイオキシンによる環境汚染でしょうか。そのすべてが同意に至っていない要因の一つに挙げられるのではないかと思います。市は、地元同意取り付けに努力を惜しんではいけません。一日も早く、地域住民の不信感を払拭し、同意にこぎつけないと、着工の前提条件となる施設整備事業計画書の事前調査に着手できなくなります。基本計画の、平成14年度着工、平成17年度当初供用開始の目標から大きく乖離することになりかねません。速やかに処理しないと、小樽市をはじめ、5町村のごみ処理計画に大きな負担を残すことになります。そこで、お尋ねをいたしますが、カモメの死亡原因は特定できたのでしょうか。また、海藻の生育不良原因はわかりましたか。さらに、地元町内会との話合いが凍結されたと聞いておりますが、再開の目途はいつになるのか、お答えください。仮に、話合いが再開され、同意にこぎつけた場合、同意後のスケジュールをお示しください。また、物理的に見ても、当初計画の平成14年度着工は難しく、平成15年度を目指しているとお聞きしておりますが、平成15年度の着工は可能でしょうか。計画がずれ込むこともあり得るのか、お答えください。今後、地元町内会の理解を深める方法として、どのようなことを考えておられるのか、お示しください。仮に地元町内会との話合いが物別れに終わった場合は、施設整備適地の変更もあり得るのか、また、桃内最終処分場の埋立計画年数に影響は与えないのか、あわせてご見解をお示しください。焼却処理施設などの視察に行きますと、地域住民を対象にした附帯施設が数多く見受けられます。当市でも、地域の環境整備、あるいは地域振興策は持っておられるでしょうか、仮に地域住民から要望などが示された場合、どう対応されますか、あわせてご見解をお示しください。次に、小樽商工信用組合問題に関連して、お伺いいたします。市内の中小零細企業の経営に大きな役割を担ってきた小樽商工信用組合が、平成13年7月6日、約47億円の債務超過に陥ったとして、預金保険法に基づく破綻処理を金融庁へ申請しました。今後の受皿次第では、小樽市はもとより、後志管内唯一の存在だった商工信組の明かりが管内から消えることになります。このことは、昨年度から監督官庁が北海道から金融庁へ移行したことに伴い、昨年7月から集中検査が開始され、第2分類である債務者の経営債権支援を図る目的で、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄、その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しない、いわゆる貸出条件緩和債権の26億 700万円と、さらに、特別損失として、平成9年度に利息配当金を受け取った外国証券の配当金のうち、前受け収益とされる7億 3,400万円との合わせて計33億 4,100万円が新たに不適と認定されたことが破綻に至った大きな要因であると言われております。不適と認定されたことにより、経営の健全性を示す自己資本比率を2.11%から国内基準の4%に回復させるため、当初5億円の増資を図り、4億 7,000万円の出資協力を実現したにもかかわらず、逆にマイナス 19.31%に転落してしまいました。この間、小樽市としても、小樽商工信組関連の金融や経営の特別相談窓口の開設、各関係機関との調整、8月10日からの信組の取引先を対象とした無担保で 300万円までの融資を、小樽市が80%のリスクを背負う緊急経営安定資金新設などを行ってきたことは承知をいたしております。また、説明不足や認識不足から、出資金が返還されないことに対する不満、特に増資分4億 7,000万円の募り方の問題、既に、建設業をはじめ、関連倒産が発生している事実など、破綻の影響は日を追うごとに地域経済に顕著に表れてきています。しかし、今後の最大の課題は、営業譲渡先、受皿金融機関がどこになるかという点であります。このことが、これからの地域経済の行方を左右すると言っても過言ではありません。そんな中、7月18日、市長は、小樽商工会議所会頭と連名で、同信組の金融整理管財人に対して、事業譲渡先は小樽信用金庫が最善とする要望書を提出しました。これを受け、同信組支店長らでつくる営業店長会は、信金では融資を受けられない顧客が出てくる、信金と信組では店舗所在地が重なり、職員の再就職が難しくなるなどとして、信用組合への事業譲渡を求める要望書を同信組の金融整理管財人に提出しました。そこで、お伺いいたしますが、小樽市と小樽商工会議所が譲渡先には小樽信金が最善とした根拠と、要望に当たり、庁内のコンセンサスはどのようにとられたのか。また、信組の取引先と職員からは、事前にどのような意見集約をされたのでしょうか。ちなみに、信組の総代に対してアンケート調査をしたようでありますが、その内容と結果についてもお知らせください。あわせて、緊急経営安定資金新設にかかわる現時点での相談件数、融資実行件数及び総融資金額と今後の見通しについても、お知らせください。また、緊急経営安定資金の一層の強化が必要であり、融資対象、融資条件、融資金額の緩和などを図る考えはないのでしょうか、お答えください。次に、港湾問題に関して何点かお伺いいたします。まず初めに、北防波堤の改良について、お伺いいたします。小樽港の防波堤は、明治30年から大正10年に建設されて以来、長年にわたり、第一線の防波堤として、港湾施設をはじめ、小樽市の中心市街地を波浪から守ってきた重要な施設であります。しかし、防波堤の老朽化が進んでいること、また、荒天時に防波堤を乗り越える波と港口から侵入する波がまじり合い、港内の擾乱のため、岸壁が使用できないことも見られるなど、港湾利用者からも防波堤の改良が強く望まれている状況にあると聞いております。防波堤の改良は、本市における重要課題と考えておりますが、改良には多額の事業費がかかることや、漁業者をはじめとする港湾関係業界や関係行政機関との協議も必要であることなどからして、課題も多いものと予想されるところであります。国は、平成10年から、直轄事業として北防波堤の改良について調査を行い、小樽市としてもそれに対する負担金を支出しているようでありますが、現在までの進捗状況はどうなっているのか、お伺いいたします。また、北防波堤は、平成12年11月に、土木学会の選奨土木遺産に道内で唯一選ばれた貴重な構造物であり、文化的価値が公に認められたことで、今後、北防波堤の保存のあり方が改めて注目されることと思いますが、保存方法や防波堤改良の工事着手の見込みについてお伺いいたします。次に、引き船の民間委託問題について、お伺いいたします。引き船は、船舶の出入港に当たり、重要な港湾機能の一つであると認識しております。一方で、この引き船業務は、出動要請も早朝や夜間に重なることが多く、職員の拘束時間の長さから、公共としてはなかなか効率的な運用が図りにくい分野であるとも、お聞きいたしております。近年の厳しい行財政環境を考えるとき、その役割を民間が担えるものは民間に任せていくことが求められており、引き船業務も民間への移管を図ることができれば、財政的にも大変効果が大きいのではないかと考えております。我が党は、以前から行政コスト縮減に取り組む山田市長の姿勢を高く評価しているところでありますが、この引き船の民間委託につきましては、ただいま申し上げましたような観点で、以前からご意見を申し上げているものの、いまだ明確なご答弁がなされておらず、そのスピードが若干遅いのではないかと考えております。そこでまず、お伺いいたしますが、道内の他港の引き船業務は公共運営なのか、民間運営なのか、所有隻数、使用量はどのような状況にあるのか、主要港についてで結構ですのでお答えください。また、聞くところによりますと、小樽港においては、近年、引き船の利用件数が減少傾向にあるとのことですが、過去5年間の引き船に関する収支状況はどのようになっておりますか。使用料収入や人件費の動向などを含めてお答えください。一般的に言って、公共から民間に業務を移管するということは、行政側のコスト削減につながるということばかりではなく、民間における雇用の創出や税収増にもつながり、我が党といたしましても各分野にわたる取組を求めてきているところであります。この際、改めて、その一つのケースとしての引き船の民間委託に対する市長のご所見をお聞きしたいと思います。お答えください。次に、除排雪体制の見直しについて、お伺いいたします。市では、平成13年度以降の除排雪体制について見直し作業を行い、市内関係業者や町内会の意見を聞く聴聞を既に終えたとお聞きしていますが、厳しい冬の市民生活を守るには、何といっても道路の安全な管理が必要であり、除排雪の充実は市民のだれもが期待し、強く望んでいることであります。しかし、一方では、限りある予算の中で、より効率的で充実した除排雪作業の推進を検討している市の所管部のご苦労も理解できるところであります。こうした中で、新たな除排雪体制の検討を開始したことについて、最終案がまだまとまっていないとは思いますが、検討素案の考え方を中心に、何点か、市長の考え方をお聞かせください。現在行われている道路除排雪作業は、その多くがJV体制による民間委託によって行われていると思いますが、今回の見直しはどのような背景から検討することになったのでしょうか。また、この見直しで、市として期待していることは何か、お聞かせください。次に、見直しの内容についてでありますが、業者の選定方法をどのように考えているのでしょうか。従来の選定方法と比較して変更はあるのか、お示しください。また、職員の常駐体制を廃止するようですが、市民サービスの低下を懸念します。お考えをお聞かせください。また、除雪出動に当たってのデータ収集のために、コンビニエンスストアの協力を検討しているようですが、その内容と協力要請の進捗状況はどうなっているのか、お聞かせください。次に、関連して融雪施設設置貸付制度について、お伺いいたします。この制度は、平成12年度の新規事業として、市民要望にこたえ開始された制度で、昨年の申込件数は 330件ほどと予想を大きく上回り、利用した市民が大変喜んでいることを見聞きしております。そこで、この制度を実施するに当たり、期待した事業効果とその評価について、また、8月末までの申込実績をあわせてお聞かせください。また、制度の貸付対象が個人に限られていますが、法人などへの対象拡大について、制度改正を検討できないものか、市長のお考えをお聞かせください。次に、今定例会に上程されました議案第29号小樽市職員の再任用に関する条例案について、何点かお伺いいたします。まず初めに、議案上程にかかわる制度導入の背景、趣旨、経過についてご説明ください。あわせて、庁内に検討委員会が設けられたと伺っておりますが、その構成内容と検討経過についてお示しください。また、導入時期、再任用の対象者、任用開始時期、任用の更新、任用の周期、再任用の職種、再任用の職位、勤務時間数など、現時点でお示しできることがあればお聞かせください。再任用とは、定年退職後、再雇用されることを意味します。それも、一般の職員として再雇用されるわけですから、昨日まで上司だった人が今日から部下として働くことになり、上下関係がたった一日で逆転するのです。果たして、人間関係が円滑にいくのでしょうか。弊害、障害を招き、職場の作業効率に影響を与えないのでしょうか。この再任用制度の導入が市民サービス低下へつながらないか、心配です。この制度を生かして市民サービスの向上につなげるとすれば、どのようなことが考えられるのか、市長及び教育長からそれぞれお答えください。また、小樽市の正職員、嘱託職員、臨時職員の人数及び総人数は何人になっているのでしょうか。市職員定数条例の定める職員定数との整合性はとられておりますか。今後、再任用される職員は職員定数にカウントされるのですか。また、再任用することは、市長が掲げる行財政改革、行政コスト縮減に逆行することにならないのでしょうか。あわせて、新規職員採用減による将来の人材育成に影響を与えませんか、お答えください。ちなみに、今回の議案第29号上程は、地方公務員法などの一部を改正する法律が、平成11年7月22日公布、平成13年4月1日施行されたことに伴い、小樽市においても種々検討した上で提案されたと伺っておりますが、再任用の雇用条件は必ずしも国と歩調を合わせる必要はなく、市内の民間企業の現状や実態を把握した上で、市民の理解が得られるような内容とすることが肝心と思われますが、いかがでしょうか。あわせてお答えください。次に、関連して、国内、道内、市内の経済及び企業動向について、市長のご認識を伺います。今、日本国内では銀行、証券、保険を含めた金融機関の倒産、大企業の人員削減、経済のデフレ、バブル後の株価の乱降下、最安値の再更新など、経済予測のつかない事態が次々と起こり、毎日のように新聞、テレビの見出しを飾っております。このような事態は、戦後の民間企業がかつて経験したことのないことであります。日本中に失業者があふれ、7月末国内の完全失業率も戦後最悪の5%台を超えるなど、その先行きは全く不透明であり、社会問題化しております。一方、北海道では、平成9年の拓銀破綻後の影響をまともに受け、経営不信、人員削減、企業倒産などが増大し、消費停滞感が強まるなど、一層深刻化を極めております。4月から6月期の完全失業率も、国内最悪の5.9%と、前年同期比で 0.1ポイント悪化するなど、いまだその影響から脱し切れておりません。また、小樽市内も例外ではありません。昭和56年、 9,400以上あった事業所数が、最近の統計調査によると7,700台に減少、うち小売店舗数は 2,500以上あったものが 1,900台に激減しております。数年前までないと言っていた空き店舗も、中心市街地で数多く見られるようになってきました。また、追打ちをかけるかのように、零細企業の経営に大きな役割を担ってきた小樽商工信組の破綻で、経済不況に一層の拍車がかかってくることが想像されます。高校や大学を卒業しても就職先がなく、就職浪人が増え、失業率も高まってくる傾向が予想されます。そこで、お伺いいたします。市長は、このような国内の動向、道内の動向、市内の動向を、どのように把握、分析、判断されておられるのか。あわせて、市内の失業率、特に15歳から24歳に占める失業率、有効求人倍率、平成14年3月卒、高校生の就職見通しについても、前年と比較してお示しください。この項の最後になりますが、市民感情を考慮した議案第29号との整合性は、どのように図られるおつもりなのか、再度、ご所見をお聞かせください。次に、市立病院新築・統合について、お伺いいたします。市立病院新築・統合問題につきましては、市立病院調査特別委員会が立ち上げられ、以後、さまざまな視点から議論が重ねられております。委員会としては、新築・統合との方向で議論がなされていると私は感じ取っております。一方、市長が諮問した市立病院新築検討懇話会の提言書によれば 「市民にとっては、両病院の廃院が合理的、な判断。新築するならば、自治体病院としての使命の実現と経営責任の明確化が必要」とする厳しい意見が示されており、切迫した市財政の中で、50億円にも及ぶ累積債務の返済と、 150億円とも 200億円とも言われる建設資金、今後、長期間続く起債の償還を考えるとき、二の足を踏まずにはいられないのも、また、事実であります。しかし、新築・統合は山田市長の選挙公約でもあり、現実問題として、市民感情、市職員の雇用を考えるとき、廃院は考えにくく、あり得ないことと思います。市長は、議会で、新築は病院会計の単年度赤字解消が先決であり、単年度赤字が解消されなければ考えにくく、一日も早く改善に努めたいとの答弁をされておられます。さて、平成12年度病院会計決算書を見ると、収益的収支では収入 121億 8,300万円に対して、支出は 120億3,800万円となっており、差引額1億 4,500万円の黒字、また、資本的収支では、収入45億 9,200万円に対して、支出47億 8,100万円となっており、差引額1億 8,900万円の赤字となっております。また、年度末資金過不足額では2億 4,680万円の不良債務を計上されておられますが、これは平成11年度の不足額6億 6,800万円と比較すると、4億 2,200万円の減額となり、相当の改善が見られたことになります。これも、病院職員が、意識改革を含め、経営改善に取り組み、生じた結果と推測いたします。まだ改善すべき箇所は随所に見られますが、今期赤字解消の目途がついてきた今、市長の公約も一歩前進してきたのではないでしょうか。そこで、お伺いいたします。平成13年度の市立病院の経営状況と、今期の見通し及び今後取り組む改善箇所についても、お聞かせください。あわせて、答弁の重みと寄附者の期待に沿うためにも、市長の今の心境と決意を再度確認いたします。次に、ふれあいパスについて、お伺いいたします。ふれあいパス事業は、昭和55年から実施されてきた従前の小樽市老人バスなどの料金助成事業にかわり、平成9年度から強い市民要望にこたえ開始された事業で、70歳以上の高齢者全員を対象にした無料のバス乗車証や、JR列車乗車券を交付する制度であります。この制度が今危惧されております。事業開始当初予算1億 4,400万円でスタートした同事業も、高齢者の増加、見込みをはるかに上回る利用状況、回数などから、年々事業費も増加し、平成13年度予算では2億 1,100万円が計上されております。このことから、市としても、これ以上の財政負担は困難と考えており、平成14年度以降、バス事業者から支払額の増額を求められた場合、財政状況からして、利用者の一部負担は避けられないのではないかとお聞きしております。そこで、お伺いいたしますが 「見直しは必要であり、新年度に向けて慎重に検討したい」との市長の議会答、弁もあり、今、市内の高齢者の間には、憶測も加わり、見直しはもちろんのこと、平成14年度以降、同事業が廃止されるのではとのうわさが広まっており、関心、心配事の一つになっております。私も、たびたび尋ねられることがあります。同事業費増加の要因は、見込みを上回る利用状況と回数ということであり、逆に言えば、制度が支持され、高齢者に喜ばれているあかしでもあるわけでありますから、私は継続すべき事業であると考えております。市長、ぜひこの機会に、うわさを払拭し、明快なご答弁をいただきたいと思います。次に、朝里共同住宅について、お伺いいたします。今定例会に、朝里共同住宅を解体、除去するための補正予算として、朝里共同住宅除却など経費 6,840万円が上程されました。地域住民の長年の懸案事項がとうとう解決することになり、喜ばしい限りであります。この共同住宅につきましては、老朽化による景観上の問題や、安全衛生面、さらには、青少年のたまり場となるなど、さまざまな問題を抱えていたことから、我が党としても、早急な解体、除去を要請していたところであります。伺ったところでは、予算が可決された後、順調にいきますと年内にも解体・除去作業が終了するとの説明であり、問題が山積した中でのこうした迅速な処理が決まった背景には、権利者各位のご理解とご協力があったことと、市職員の並々ならぬ努力と粘り強い交渉などがあったものと推測され、心から敬意を表する次第であります。さて問題は、この跡地を含めた周辺の今後の有効活用であります。この場所は、札幌方面から小樽へ入る玄関口として、また、朝里川温泉地区や、その先の通年開通になった定山渓方面への出入口として、極めて利便性の高い場所でありますので、議会はもとより、地域住民にとっても、その活用方法について以前から関心の高い話題でありました。そうした場所を更地として長期間放置することは、地域感情からしても許されないところであります。早期に新しい活用策を示して、地域の活性化へつなげることが重要と考えます。そこで、お伺いいたします。市として、今後この跡地の活用に当たり、どのような方向づけをされておられるのか、お示しください。また、桜町、望洋台を含めた、東南地区の新総合計画に沿った複合的な使われ方も考えられますが、可能性についてお答えください。ちなみに、市の活用策が遅れますと、民間企業がPFIの手法などによる地域活性化策の提案をしてくることも想定されます。そうなった場合に、どう対応されるのか、お聞かせください。この項の最後になりますが、活用に当たり、地域住民の意見、要望をどう吸い上げ、どう反映させるのか、考えておられる手法がありましたらお示しください。あわせて、さきにも述べましたが、長期間の放置は許されないところでありますので、方向づけの日程的な目途についてお示しください。次に、教育長にお伺いいたします。小樽市内の小学校、中学校における卒業式などでの国旗掲揚、国歌斉唱実施率は極めて低く、今春の君が代の実施率は、道内全体では、小学校94%、中学校90%に対して、小樽市内では小学校4%、中学校12%にとどまっています。教育長は、我が党の実施率向上に向けた質問に対して、いつも適切な指導をしてまいりたいと同じ答弁を繰り返されておられますが、法律で国旗は日章旗、国歌は君が代と決まっている以上、学習指導要領に基づいて適正に実施されることは当然のことと思います。平成13年第1回定例道議会で、我が党の代表質問に対して、道教育長の実施率向上に向けた答弁は、小樽市教員との連携を一層強めながら、さらに指導を重ねてまいりたいと答弁されておられます。その後、道教委からは市教委に対し、どう連携をとってきて指導があったのかどうか、また、現時点で市内の小学校、中学校では、この問題について、学習指導要領に基づいて適正に指導、学習がなされているのか、具体的にお答えください。引き続き、関連してお聞きします。7月22日、北海道教育委員会は、今春の卒業式などで日の丸掲揚、君が代斉唱実施への抗議行動を行った教職員95人に対し、地方公務員法第35条の職務専念義務違反や信用失墜行為に当たるとして正式に処分を決定し、小樽市教育委員会を含む関係市町村の教育委員会へ通知したと伺っております。これを受け、士幌町教育委員会では、臨時教育委員会が開催され、道教委の指導どおり2教員を訓告処分とすることを決めたと報道されております。今回処分された95人の内訳を見ますと、何と全体の9割に当たる85人が小樽市内の教職員で占められており、改めて小樽市の教育現場の実態が明らかとなりました。処分者の内訳を別な視点から推測しますと、日の丸掲揚、君が代斉唱の実施率が低い都市ほど、処分者を多く出しており、小樽市も例外ではありません。そこで、お伺いをいたしますが、市教育委員会は、道教育委員会の指導通知を受け、79人を訓戒処分にしたと先日の新聞に報道されていましたが、残り6人の方についてはどうされたのでしょうか。市教育委員会の調査報告に基づいて、道教育委員会が85人と発表したのではないかと思いますが、調査はどのような方法、内容で取りまとめ、道教育委員会へ送付されたのか。ちなみに、実際に処分できたのでしょうか。あわせて、式典における国旗のふさわしい掲揚場所についても、お聞かせください。また、この問題で、教育長は、職務命令を出したのか、出さなかったのか。出さなかったとしたら、実施したことで処分される環境をつくり、現場を混乱させたことにもなりますので、お答えください。質問も最後になりますが、なぜ小樽市が大量の処分者を出す事態になったのか。その原因と背景、今後の対策についてお答えください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
前田議員のご質問にお答えいたします。最初に、財政問題について、何点かお尋ねがございました。初めに、平成12年度の決算結果についてでありますが、一般会計におきまして、12年度予算では、減債基金及び財政調整基金を12億 6,800万円ほど取り崩して収支の均衡を図ることとしておりましたが、結果としましては、基金の取り崩しをせずに、実質収支で約3億 5,000万円の黒字とすることができましたことは、行政改革などを進める中で、財政健全化への取組の成果があらわれたものと考えております。しかしながら、前年度からの繰越金が9億 6,900万円であったことの影響も大きく、実質単年度収支では約1億 2,000万円の赤字となっており、本市の財政状況は依然として厳しい状況にあると考えております。次に、平成12年度決算における新行政改革に基づく財政健全化の成果についてでありますが、前年度と比べますと、一般会計におきましては、事務事業や組織の見直しによる職員の削減の効果として、退職手当を除いた人件費で 2.3%、約3億円の減少となっているほか、遊休資産の売却などにより、財産収入で1億円ほどの増収となっております。また、12年度の予算編成におきましては、事務事業の見直しを行い、約2億 2,800万円、さらに不用額も出てきておりますので、職員の行政改革への認識も深まり、その成果は表れてきております。なお、今後とも財政の健全化を進めるため、新行政改革実施計画を着実に推進していかなければならないと考えております。次に、平成12年度決算と財政健全化計画の比較についてでありますが、健全化計画における平成12年度の収支見込みでは、約12億 6,000万円の収支不足となっておりましたので、それと比較しますと16億円ほど収支が改善しております。健全化への取組の成果もありますが、特別地方交付税や利子割交付金など、一時的な要因の収入増の影響も6億 2,000万円ほどありますので、楽観視できる状況ではありません。また、新行政改革実施計画の進捗率についてでありますが、平成9年度から平成12年度末までの目標額53億1,000万円に対しまして、実績額は61億 4,726万円で、達成率では 115.8%となっております。次に、今後の財政需要にどう対処していくかというお尋ねでありますが、財政健全化計画では、21世紀プラン第2次実施計画の内容を盛り込んで、平成17年度までの収支を試算しておりますが、市税や地方交付税等の動向を考え合わせますと、大変厳しい状況となっております。本年度も、今回の補正予算時点で17億 3,000万円ほど減債基金の取崩しを予定しておりますことから、単年度の収支均衡を図るには、管理経費をはじめ、より一層経費節減に努めなければならないものと考えております。また、今後は、21世紀プラン第2次実施計画に盛り込まれていない財政需要も予想されますので、行政改革を着実に推進しながら、今後の事業選択はもちろん、現在実施中の事業につきましては、事業評価を活用し、さらに踏み込んだ見直しを行い、財政健全化に向けた取組を強めていきたいと考えております。次に、北後志ごみ処理広域化計画に関して、何点かお尋ねがありました。昨年の7月24日以降、桃内町会の住民の方々に説明会等を開催し、理解を得る努力をしているところでありますが、説明会の中で、住民の方からカモメの死亡と海藻の生育不良が、埋立処分場の供用開始に関係するのではないかとの疑問が出されたところであります。ご指摘のカモメの死亡原因につきましては、北海道を通じ、北海道大学獣医学部で解剖調査したところでありますが、その所見によりますと、死因は飢餓による衰弱と、通常、空気中に存在するカビの感染によるものと判明いたしました。また、海藻の生育不良については、北海道水産試験所に原因究明をお願いしましたが、海水の温度の変化や、繁茂、不作の周期があるなど各種要素があり、原因究明は難しいとのことであります。なお、放流水などの水質検査を定期的に実施しておりますが、いずれも基準値以下でありました。これらにつきましては、既に住民の方々にお知らせをしているところであります。次に、焼却施設建設に係る地元町会との協議と今後のスケジュールについてでありますが、地元町会との協議に当たりましては、埋立処分場の覆土等の維持管理に対する住民の理解を得るため、焼却施設建設等の協議を一時中断したものであります。協議の再開でありますが、去る8月4日の桃内町会役員会において、処分場の適切な維持管理と焼却施設建設についての戸別説明の実施について提案し、了承されましたので、その後、話合いを再開したところであります。今後の協議日程につきましては、できるだけ早い時期に町会から同意がいただけるようお願いしているところであり、その時期にもよりますが、現在、平成15年度の着工を目指して努力しているところであります。次に、住民の理解を深めることについてでありますが、焼却処理施設等に対する住民の方々の考えは多様なものがありますが、埋立処分場に飛来するカモメによるふん対策などや、焼却処理施設建設に係る地域環境整備などの振興策について桃内町会と十分話合いを重ね、誠意を持って対応することが大切であると考えております。次に、施設整備の適地の変更があり得るのかどうかということでありますが、現在、桃内町会と協議を進めているところでありますので、変更については考えておりません。また、最終処分場の埋立計画年数への影響についてでありますが、平成12年度の埋立処分量が大幅に減少していること、食品リサイクル法等の施策が推進されることにより、今後、廃棄物の減少が予想されますので、影響は少ないものと考えております。次に、地域振興策についてでありますが、焼却処理施設等の建設に当たっては、地域の環境整備など地域振興策が必要と考えており、これらについては、例えば町会活動に対する支援や焼却処理施設などの特性を生かしたものが考えられます。地域住民から要望が示された場合、桃内町会と十分協議しながら、誠意を持って対応してまいりたいと考えております。次に、小樽商工信用組合の破綻に関連して、何点かお尋ねがありました。まず、受皿金融機関として、小樽信用金庫が適当とした理由についてでありますが、小樽市内に本店を置き、長い間、地域の中小企業者と取引があり、地域に根差していること、さらには、地域の事情を熟知していることから、金融の円滑化並びに経済の安定化に十二分に貢献し得る金融機関であると判断したものであります。なお、この判断に当たりましては、取引先の声などを参考に、庁内金融対策連絡会議の中で議論をし、さらに小樽商工会議所とも協議し、決定したものであります。次に、総代に対するアンケート調査についてでありますが、業種・業態の調査のほか、取引状況を調査したものであり、その調査結果から読み取れる特徴は、まず、全般的に小規模な取引先が多く見受けられました。次に 「小樽商工信用組合が唯一の取引先」と 「小樽商工信用組合をメーンバンクとする取引先」の割合が約、 、、 、6割でありました。出資金については 「 100万円以上」が約5割で、 1,000万円を超える高額出資者もおり過去5年以内に出資協力した者は約4割でありました。今後の資金調達に不安を感じている者は約4割でありましたが、今後の経営の展望については 「事業継続に支障はない」又は「ある程度厳しくなるが可能」とする、者は約7割強でありました 「事業継続が難しい」とする者は1割弱で、その理由としては 「新たな資金調達。 、が難しい 「出資金が返還されない 「売上げの低迷 「後継者難」などが挙げられております。」、 」、 」、次に、緊急経営安定資金についてでありますが、現在のところ、相談があって融資あっせん申込書を交付したものは31件で、14件から申請がありました。そのうち、融資を決定したものが6件で、融資金額は 1,600万円であります。そのほか、保証付融資を受けたものは2件、審査中のものは1件であります。なお、融資申込書を交付したもののうち、申請はありませんでしたが、保証付融資を受けたものは3件あります。今後、年末の資金需要期を迎え、申込者は多くなるものと予想しております。なお、この融資制度は、小樽市や取扱金融機関にとって大きなリスクを負って制度化したものであり、今のところ、ご指摘の緩和については難しいものと考えておりますが、今後の資金需要を見ながら、この資金の取扱期間については柔軟に対応してまいりたいと考えております。次に、港湾問題について、何点かお尋ねがありました。まず、北防波堤改良の調査の進捗状況についてでありますが、昨年度までに防波堤の沈下量や土質調査、港内における静穏度調査などの現状の把握を行うとともに、これらの調査と並行して、有識者や北海道開発局、小樽市などで構成する「北防波堤改良手法検討会」を設けて、改良方法について検討を行っております。検討会においては、防波堤が老朽化していることから、安全性や改良案の検討、周辺水域の漁業の利用状況などの調査、さらには、我が国初の本格的なコンクリート製防波堤であり、歴史的な価値の評価などを行っております。また、今年度につきましては、改良方法や構造について港湾関係機関などからの意見を伺い、さらには、模型実験などにより、安全性の検討を行うこととしております。次に、保存方法や工事着手の見込みについてでありますが、北防波堤の斜塊ブロック工法は、世界的にも施工例が少ないまれな構造であるため、未解明な部分も多く、今年度行います模型実験などの結果を基に、平成14年度には安全性のメカニズムを解明し、改良の必要性の有無や保存方法などの検討を行い、総合的な評価を行った上で工事の着手時期を決定することとしております。次に、引き船の民間委託問題に関連して、何点かお尋ねがありました。まず、道内の主な港の状況についてでありますが、室蘭、苫小牧、函館、釧路、石狩湾新港の各港では、いずれも株式会社が引き船業務を行っており、1社当たりの所有隻数につきましては、船の大きさにより1隻のところから4隻のところまでさまざまとなっております。また、使用料につきましては、引き船の大きさがそれぞれ違いますので、単純には比較できませんが、本港の使用料と比べ、相当高い料金設定となっております。次に、本港における引き船の収支状況についてでありますが、平成8年度から12年度までの5年間で見ますと、近年、輸送形態の変化による貨物のコンテナ化が進んでいることなどもあって、引き船を利用するばら荷貨物船の入港が減少傾向にあり、使用料収入につきましても減少が続いております。また、職員給与費につきましては、7名分でおおむね 5,200万円から 5,400万円で推移をしており、船体の整備費を除いた収支では年間およそ 5,000万円のマイナスとなっております。次に、民間委託の取組についてでありますが、業務の引受先の問題など難しい課題がありまして、これまで実現に至っていないのはご指摘のとおりであります。この問題は、従来より抱える行政改革上の重要な課題の一つでありますので、新行政改革の第2次実施計画にも掲げたところであります。今後、具体的な引受先の選定とともに、現在所有する船の耐用度の見極めなど、移行するに当たっての課題解決に努めながら、民間委託に向けて鋭意取り組んでいるところであります。次に、除排雪体制の見直しについて、何点かご質問がありました。最初に、今回の見直しについてでありますが、現行の除雪体制は、地域ごとの共同企業体が行っている除雪作業のほか、多くの除排雪業務を細分化し、委託発注をして行っております。このことによりまして、業務ごとの業者数が多くなり、業者間の連絡、連携が図りづらいことや、発注件数が多くなるため、発注、契約業務に時間を要しておりました。また、市職員が各ステーションに常駐することにより、次年度の道路維持の準備である調査・計画業務に課題を抱えておりました。このような現状を解消するために、一連の除排雪業務を地域ごとの共同企業体に一括発注し、市職員が常駐することなく、業者の責任施工による「地域総合除雪」体制に変更して今年度から実施したいと考えております。市といたしましては、限られた予算の中で、より円滑で効率的な除排雪作業により、市民サービスの向上が図られることや、委託業者との役割分担により、市民にわかりやすく地域に密着した除雪体制ができるものと期待しております。次に、見直しの内容についてでありますが、従来、除排雪業務に当たっては、特殊な機械の保有や、地域特性の把握が必要なことから、同じ業者が同じ地域を担当しておりましたが、市民対応や作業に不適切な部分があるなどの指摘を受けることもありました。このような課題を改善するために、除排雪業務に参加を希望し、一定の要件を備えている業者への門戸の開放を考えており、参加基準や選定方法については現在検討中であります。次に、職員の常駐体制の廃止についてでありますが、職員の常駐体制の廃止につきましては、受託業者の主体性や責任施工意識の徹底を図り、除雪サービスや除雪効率の向上を目指すものであり、市民サービスを低下させないよう指導、管理の徹底を図ってまいりたいと考えております。具体的には、作業内容を迅速に把握するためにインターネット等を活用するとともに、作業内容や市民対応などについて、業務管理者やオペレーターの研修会、マニュアルの策定について検討しているところであります。次に、コンビニエンスストアへの協力要請についてでありますが 「地域総合除雪」体制に移行することによ、り、共同企業体が出動基準に基づき自主的に判断して除雪作業を行わなければならないことから、市といたしましては、共同企業体に対し、きめ細かい気象情報の提供を検討しているところであります。その一環として、コンビニエンスストアからの情報提供につきましては、気象予報機関からの情報やパトロールとは別に、リアルタイムの気象・路面情報を24時間いつでも提供の協力をお願いしようとするもので、今後、地区ごとに個別に要請してまいりたいと考えております。次に、融雪施設設置資金貸付事業についてでありますが、雪の多い本市において、宅地の空間が少ない住宅地が多いことや高齢化率も高いことなどから、屋根の雪や宅地内の雪処理に大変な苦労をされている世帯が多いことを考え、創設したものであります。初年度の平成12年度は 336件の融資件数があり、今年度については、8月末現在で68件となっております。貸付けを受けている方の7割が50代以上の方であり、雪処理の負担軽減と快適な居住環境の確保という事業効果は達成されているものと考えており、今後も制度のPR等に努めてまいりたいと考えております。次に、融雪施設貸付制度の対象拡大についてでありますが、法人への貸付けについては、この制度の目的であります個人の宅地内の雪処理の負担を軽減するということを考えますと、現状では難しいものと考えておりますが、相談に来られた方のご意見の中には、個人商店の方や数人での貸付希望などもありましたので、今後、他市の状況なども参考にして目的や効果などを検討してまいりたいと考えております。次に、職員の再任用制度について、何点かご質問がありました。まず最初に、再任用制度導入の背景などについてでありますが、国におきましては、急速な高齢化が進展する中で、21世紀を活力ある高齢化社会とするため、高齢者の雇用とともに、公的年金制度が人生80年型社会に対応できるよう再構築が検討されていました。そのような中で、現役世代の将来の負担が過重なものとならないよう給付と負担の均衡を図るため、平成6年に公的年金制度が改正され、65歳から満額年金を支給することとなり、それに合わせて、満額年金の支給開始年齢が、平成13年度以降、段階的に引き上げられることとなったものであります。この制度の趣旨は、60歳代前半の5年間は、雇用と年金の連携により生活を支えることが官民共通の課題と位置づけられたことから、国においては、民間部門と公務部門に分けて高齢者雇用の推進方策の検討が行われました。これらの結果、平成6年6月に、関係省庁で構成する「高齢者雇用問題検討委員会」を設置し、具体的な検討を始め、平成10年5月、人事院が国会、内閣に対し「新たな再任用制度導入のための意見の申出」を行い、国家公務員法と地方公務員法の一部改正案が、平成11年6月参議院、そして同年7月衆議院で可決、成立し、平成13年4月1日から施行されたことから、国家公務員と同様に地方公務員についても、平成14年4月1日からの実施に向けて各地方公共団体においても準備を進めている状況であります。次に、庁内検討委員会の構成メンバーと検討経過についてでありますが、庁内検討会議は、総務部次長を委員長に、職員課長など庁内関係課長8名と組合関係者8名、計16名から成る委員で構成し、平成11年12月28日から平成13年7月4日までの約1年6カ月の間に6回の委員会と3回の小委員会を開催し、議論を重ねてきたものであります。委員会においては、小委員会で具体的に検討された再任用制度の素案に基づき、国の制度との比較や道内他都市の状況も参考にしながら問題点や課題を整理し、まとめた上で報告を受けたものであります。次に、制度の具体的な内容についてでありますが、まず、導入時期につきましては本年度とし、年金の支給年齢引上げが開始される平成14年4月1日から実施したいと考えております。再任用の対象者につきましては、定年退職者や勤務延長後に退職した者のほか、25年以上勤務し、退職してから5年以内の者なども対象としております。任用開始時期は、原則4月1日、更新は1年以内とし、任用の終期については、年金が満額支給される年度の3月31日までと考えております。また、任用の職種は退職時の職種とし、職位につきましては原則一般職、勤務時間は正規職員の2分の1を基本としております。次に、再任用後の職場環境についてでありますが、確かに、定年退職後、同じ職場で再任用しますと、ご指摘のような状況が発生することも予想されます。しかしながら、このようなことが起こらないように、再任用に当たっては、本人のこれまでの職歴や経験、あるいは資格や免許等も総合的に勘案し、職場環境に配慮した配置に努めてまいりたいと考えております。次に、再任用制度を生かした市民サービス向上についてでありますが、この再任用制度は、職員として長年培ってきた知識、経験を基に、働く意欲を持った定年退職者等を再任用するものであり、このようなことから、公共施設の休館日の開館や時間延長、あるいは各種相談業務の充実などが考えられますが、今後とも、この制度を生かし、市民サービスの向上につながるよう検討してまいりたいと考えております。次に、市の職員数及び職員定数との整合性についてでありますが、本市の職員数は、本年4月1日現在で、正規職員 2,219名、嘱託員 640名、臨時職員 175名で、総数は 3,034名となっております。しかしながら、定数条例上は、非常勤の消防団員を除き、正規職員 2,431名と定めており、現在はこの定数以下で推移をしております。このように定数条例はあくまでも正規職員の上限を定めているものでありますが、行政改革等により組織の見直しを行う中で、道内他都市や類似団体の状況も参考としながら、今後とも適正な人員管理に努めてまいりたいと考えております。次に、再任用職員の定数上の取扱いと行財政改革等とのかかわりについてでありますが、国の指導によりますと、フルタイムの再任用職員は定数の対象となりますが、短時間勤務の再任用職員は定数外の職員となります。しかし、現在、本市で考えている短時間勤務者は2人で定員1名分として取り扱い、再任用制度を導入しても組織が膨らむことのないよう再任用職員の定数を管理するとともに、行政改革の実施計画に基づき、運転業務の見直しや各種事務事業の民間委託を進めながら、職員の削減にも努めてまいりたいと考えております。次に、新規採用職員減による将来の人材育成への影響についてでありますが、再任用制度の導入に当たりまして、年齢構成のバランス、組織の活力維持などを勘案しながら、計画的な人事管理を行うことが重要な課題と考えております。したがいまして、毎年、一定の新規職員の採用を行うとともに、組織や事務事業を分析、再編する中で、再任用職員の活用も図りながら公務の効率的な運営に必要な人材を確保し、再任用職員が今まで培った知識と経験を在職者の人材育成に役立てるような方策も研究してまいりたいと考えております。次に、再任用における雇用条件についてでありますが、市内の労働実態調査によりますと、雇用延長や再雇用制度を導入している5人以上の従業員がいる事業所は全体の54%となっておりますが、給与など雇用の実態については把握しておりません。市内の雇用情勢も大変厳しい状況にありますので、今後、関係機関とも連携を図りながら、現状や実態も把握する中で、給料等につきましては市民の理解が得られるような内容にしていきたいと考えております。次に、現在の経済及び企業動向の認識についてでありますが、日銀の短観による業況判断指数は、平成13年6月では、小樽市内マイナス35ポイント、全国、全道はマイナス27ポイントと、いずれも厳しい経済状況にあると認識しております。雇用面におきましては、直近の完全失業率は、国、北海道ともにこれまで最悪と言われる高い数値となっており、今後、大企業によるリストラ等が進められることが予想されますので、雇用の改善には、いましばらく時間がかかるものと思われます。また、平成13年7月のハローワーク小樽管内の有効求人倍率は0.43倍で、対前年比12カ月連続増と、明るさがわずかながら見られますが、雇用保険の適用事業所数、被保険者数ともに前年同月比を下回っており、雇用状況は依然厳しい状況にあると認識しております。次に、市内の失業率や新規学卒者の就職見通しについてでありますが、完全失業率は全国とブロック別に算出することになっており、北海道ブロックにおける15歳から24歳までの完全失業率は 8.1%で、7月の有効求人倍率は0.66倍であります。また、新規高等学校卒業者の職業紹介の状況でありますが、平成13年7月現在の総求人数は 200件と、対前年同月比13%の増となっておりますが、有効求人倍率は0.31倍にとどまっております。新規高卒者の就職の見通しにつきましては、景気が足踏み状態にあり、市内の経済環境が厳しい中にあって、雇用の確保も難しい状況にあると思われますので、昨年度初めて開催し、多数の就職が決定した就職促進会を、今年度も各関係機関と協力して開催するなど、就職先の確保に努めてまいりたいと思っております。次に、市内の経済及び企業の動向と職員の再任用制度との整合性についてでありますが、市内の経済状況や雇用情勢は大変厳しいものと認識しておりますし、少子高齢化が急速に進展していく中で、経済の活力や年金をはじめとする財政的な背景をどう確立していくかも切実な問題であり、そのような中で、高齢者雇用を促進していくことも官民共通の課題であります。一方、毎年、一定の新規採用を行う中で、組織の活力維持にも十分留意し、また、ハローワークなどと連携を図りながら、倒産やリストラなどによる失業者を可能な限り市の嘱託職員や臨時職員として採用するなど、雇用の促進に努めてまいりたいと考えております。次に、病院の新築・統合問題に関して、何点かご質問がありました。まず、平成13年度の市立病院の経営状況についてでありますが、平成13年度も、平均在院日数の短縮、接遇の改善などの経営努力により、7月現在では入院、外来患者とも増加しており、現時点では、流動的要素もありますが、現状のまま推移していきますと、単年度の収支均衡は図られ、不良債務額も減少できるものと考えております。また、今期の見通しと今後の取り組む改善課題についてでありますが、当面、現在の両病院は老朽化が著しく、患者サービスの向上に配慮した維持補修に努めていくほか、一層の事務事業の見直しや病院職員の接遇改善を行い経営の健全化を図りながら、今後とも市民に信頼される病院を目指してまいりたいと考えております。病院統合・新築に向けては、経営診断の実施をはじめ、市民による市立病院新築検討懇話会からの提言があり、本年度は市立病院新築準備室を設置するとともに、両病院の医師による市立病院構想検討会議による構想も提出され、現在は、両病院協議会を立ち上げて、当面、病院職員による「新病院建設整備方針」を策定するため、準備室を中心に検討を進めているところであります。しかし、新築に向けて起債導入の許可基準の一つである長期借入金44億円の解消について、病院事業会計での解消は難しいものと考えており、一般会計の財政状況や各種検討状況の熟度など、総合的に勘案しながら新築に向けての時期などについて判断してまいりたいと考えております。次に、ふれあいパスについてでありますか、この制度は、全会派一致の要望を受け、従前のバス回数券助成にかわって平成9年度からスタートした事業であります。実際の利用状況は、当初の見込みよりも大きく上回り、今年度はさらに 2,000万円を上積みして実施しているところであります。市といたしましては、現行のまま、この事業を継続していきたいと考えておりますが、仮に来年度以降に増額要請があれば 自己負担などを含めて制度を存続するための方法を検討しなければならないと考えています。いずれにいたしましても、この制度は、今後とも継続していきたいと考えております。次に、朝里共同住宅の跡地利用についてでありますが、除去後の利用方法につきましては、現時点ではまだ未定でありますが、長期にわたり放置できないことや、市として有効活用を図る必要性は十分認識しているところであります。したがいまして、跡地の有効活用策につきましては、今後、地域の意向や、これまでの議会での議論経過なども十分踏まえ、どのような施設が望ましいのか、また、新たな事業手法であるPFIの導入の可能性も含め検討してまいりたいと考えております。なお、日程的なめどにつきましては、今の段階では明言できませんが、できるだけ早い時期に一定の方向性を見出していきたいと思っております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 学校教育部長 奥村誠(学校教育部長は2002年3月まで)
前田議員のご質問にお答えいたします。初めに、教育委員会として、再任用でどのようなことが考えられるかについてでございますが、現在、市民要望といたしまして、社会教育施設の月曜開館が求められております。施設の利用実態や管理体制などを考慮に入れ、市民サービスのより一層の向上につながるよう、市長部局とも連携をとり、市職員の再任用制度も導入し、当面、要望の強い生涯学習プラザ、総合体育館の月曜日開館の実現に向け検討を進めてまいりたいと考えております。次に、国旗・国歌にかかわっての道教委から市教委に対する指導についてでございますが、管内の教育長会議等を通じまして、実施率が低いことについて改善を図るよう指導があり、そのことを踏まえ、定例校長会議や臨時の校長会議において服務の適正化を図るとともに、教科などの指導を通して、国旗・国歌の実施の意義について教職員の理解を深め、指導の充実を図ったところであります。次に、本市における国旗・国歌の指導についてですが、本市の教育課程年間指導計画基底に、小学校では6年生の社会科において2月に、音楽科においては3月に全学年で、中学校では3年生の社会科の公民分野において1月に指導することとされており、基底を踏まえて各学校が適切に取り組むよう一層の指導を重ねてまいりたいと考えております。次に、このたびの教職員の訓戒措置についてですが、道教委から、今春の卒業式、入学式にかかわって教職員による国旗を降す行為、地域集会の案内チラシを配布した行為については、不適切な行為であり、厳正に対処すべきものとして、管理職及び教職員について訓戒処分が相当である旨の指導通知を受けました。これを受けまして、市教委として慎重に協議を行ったところ、国旗については、各学校の分会による組織的行為と認められることから、一部教職員を除き、その責任者である各分会長に対して訓戒措置をすることが適当とされ、各分会長に限定した訓戒を行ったため、道教委との差が生じたものであります。残りの教職員については、校長を通じて指導方をお願いをしたところであります。次に、調査方法についてですが、事故報告書という一定の様式により各校長から提出を受け、道教委に報告したところであります。なお、教職員に対する訓告書等の交付につきましては、学校長において手交したところであります。次に、式典における国旗の掲揚場所についてですが、従来、屋外ポール、式典会場などで掲揚した場合は、道教委の判断では掲揚したとされておりますが、降旗状況の調査などにかかわって、道教委においても式場内に掲揚することが降旗が起きないこととなるとの意見も出ておりますので、市教委においても、今後さらに指導方法を深めてまいりたいと考えております。次に、国旗・国歌の実施についての職務命令についてですが、今春の卒業式、入学式については、各小中校長への職務命令は出しておりません。今回の国旗・国歌の指導については、市教委と校長会と連携を図りながら取り組み、国旗掲揚率は一定の上昇を見たところでありますが、国旗の降旗がなされるということは考慮外のことであり、結果的に校長を含めて処分をしなければならない状況となり、市教委として責任を感じているところであります。このことにつきましては、教育委員会として厳粛に受けとめ、教育長を文書注意といたしました。これを契機に、改めて指導の徹底を図ってまいりたいと考えております。最後に、処分の原因と背景についてですが、教職員に対して、校長会を通して共通理解が深められるよう努めてきたところでですが、教職員の理解を得られず、このような結果となりました。このことについては、まことに残念な事態と重く受けとめております。今後に向けての指導についてですが、本年度は校長の努力により国旗掲揚率が上昇したことを評価しつつ、降旗に対する具体的な対応について検討を深めていかなければならないと考えており、また、日常の国旗に対する指導、さらに教職員への指導、PTA、地域社会への説明を進めてまいりたいと考えております。以上であります。( 議長、2番」と呼ぶ者あり)「
再質問 2番 前田清貴
再質問をさせていただきます。1点は、学習指導要領に基づいて適正に指導、学習がなされているのかということで、具体的にお答えくださいというふうに私は聞いていると思いますが、お答えを聞き逃したのかなと思いますけれども、何か答えられていないようなのです。というふうに私は聞き取りました。それで、もう一度お答えをいただきたいと思います。それにもう1点、国旗のふさわしい掲揚場所、このことについても具体的に聞いたつもりですけれども、この件についても、来年の卒業式、入学式のこともございますので、ふさわしい場所というのはどこなのか、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。私も、指導があったというがと、それでもって何か具体的に指導があったということは聞いていますけれども、具体的に何かしたのですか、改善を、指導を。それが聞きたいのですね。ただ、受けとめておいて、郵便で来たのか、電話で来たのかわかりませんけれども、文書で来たのかな、ただ、受けとめて教育長が読んだだけなのか、学校の校長を含めて、下の一般教職員までいったものなのか。受けとめておるだけではだめなので、改善を実施しなければならないという、そういう具体的な行為はあったのかということをひとつ聞きたいです。それにもう1点、校長に対して、処分の関係です。教育長が校長に対して文書を渡したようなことを言っていますけれども、その後どうなったのか。校長が代表して、85人ですか、79人ですか、その処分を代表して受けたのですか。それとも、教育長はだれを処分したのですか。校長を処分したのですか。それとも、その行為を実際に行った教職員を処分するためには、やはり、実際にそのことをきちっと確認しなければならないのではないですか。ただ、渡しただけでは、私は事は済まないと思うのですけれども、この辺はいかがですか。代表してもらって、それで済む問題なのかどうなのか。受け取って、それでこの件は処分された、したという一連の行為は終わったのか。どうなのですか。今日は、教育長がおられないので教育部長が答弁することになりますけれども、ちょっとお答えください。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 学校教育部長 奥村誠(学校教育部長は2002年3月まで)
前田議員の再質問にお答えいたします。まず、学習指導要領に沿って適切に指導しているのか、こういうお話でございました。これにつきましては、先ほどお答えしましたとおり、国旗・国歌の指導につきましては、小学校につきましては6年生の社会科で2月に行います。それから、音楽科におきましては、3月に全学年でということでございます。それから、中学校につきましては、3年生の社会科の公民分野において1月にということで、これからということになります。したがいまして、校長会を通じまして、学習指導要領に則って、年間教育課程に沿って、適切に取り組むようさらに指導を深めてまいりたいというふうに思ってございます。それから、国旗の掲揚場所でございますけれども、道教委の判断として、人目につく場所であれば掲揚という考え方なのでございますけれども、本市の事故処分にかかわりまして望ましい場所として式場内ということで指導を受けてございますので、私どももそれに沿って今後指導をしてまいりたい、このように考えてございます。それから、処分の方法でございますけれども、管理職につきましては教育委員会からじかに処分をさせていただきました。それから、教職員につきましては、校長からそれぞれ該当の職員に処分方をお願いしたところでございます。それから、道教委からの具体的な指導というお話でございましたけれども、道教委からは、卒業式後、あるいは卒業式前に管内の教育長会議を通じまして、口頭あるいは文書でもって実施率の改善に努めるように、そのような指導がございました。以上でございます。