みんなの議会

小樽市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月6日

(1)保育所問題/(2)介護保険/(3)ふれあいパス/(4)男女共同参画社会法/(5)ごみ問題/(6)病院問題

2001年3月6日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「保育所問題」「介護保険」「ふれあいパス」「男女共同参画社会法」「ごみ問題」「病院問題」について質問し、市長 山田勝麿、福祉部長 田中昭雄が答弁しました。

質問者
中島麗子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、福祉部長 田中昭雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 中島麗子

日本共産党を代表して質問します。代表質問も最後になり、重複する点も多いと思いますが、ご了解よろしくお願いいたします。新年度予算には市内4カ所の無認可保育所に対し、10年ぶりに各保育所ごと、10万円の補助金が増額され、新しく「こどもの森おひさま保育園」にも補助金が交付されました。金額自体は満足できるものではありませんが、増額に対しては評価し、保育所問題についてお聞きします。現在、我が国では、急速な少子化の進行のため、かつて年間 200万人の子供が生まれていたのに、平成10年度では 119万人と半分に減っています。小樽でも昭和25年をピークに出生数は減少の一途をたどり、平成11年度では 957人、ついに 1,000人を割りました。1人の女性が一生に産む子供数の平均をあらわす合計特殊出生率は1975年に 2.0を割ってから、下がるばかりです。北海道の出生率は常に全国平均を下回り、その中でも小樽は北海道平均より低く1999年には 1.02 、このままでは1.00を下回り、女性1人が平均1人の子供も産めないことになる日も近いと危惧されます。少子化の直接的な原因は未婚化、晩婚化のためと言われています。女性の社会進出が進み、結婚も一つの選択肢となりました。結婚、出産、育児と仕事の両立が難しく、経済的負担、子育て条件の不備などマイナス要素が大きいために、子供を産み育てる夢が持てないのが実態です。例えば残業が日常化していたり、出産・育児休業がないような職場では、とても子供を産む決心がつきません。経済優先で進んできた日本は 「子供をはぐくむ社、会づくり」という視点をなおざりにしてきました。子供が欲しくても産むことをためらう要因を取り除き、安心して子育てできる環境を整備することです。政府は、少子化対策の基本方針を示し、臨時特例交付金を実施しましたが、少子化は歯どめがかかりません。市長は小樽の著しい少子化について、原因をどう考えているのか、また、どんな対策を実施してきたのか、成果についてどのように評価しているのか、今後の方針も含めお聞かせください。今年の1月中旬、29歳のお母さんが、4歳、2歳、9カ月の3人の子供さんを連れて保育所に入所できなくて困っていると相談に見えました。11月に保育所に申し込みましたが入所できず、やむなく3人連れで仕事に出ていました。2月からはいよいよ外交に出るため、困り果てたということでした。平成13年1月1日時点で、本市の待機児数は77人でした。児童家庭課自体がこの時期の入所は無理だとあきらめているのです。働くお母さんへの最低限の保育所の保障すらされていません。本市の保育所待機児数はこの5年間の3月集計では、常に50人以上、多いときには77人もいました。昨年は新年度入所が終了した4月1日時点でも25人が入所待ちという事態です。市は待機児解消のためにどのように対策してきたのでしょうか、お聞かせください。厚生省は、待機児対策として保育所の入所定員枠の25%増を認めています。今年の1月1日で、市内の私立保育所全体では定員に対し、 114人の入所枠拡大をしています。これに対し、公立保育所は4人の空きの状態です。待機児が77人いるときに、なぜ公立保育所で入所数が定員割れなのか、お答えください。本来、入所希望に対しては、保育所が不足しているのですから保育所の新設が基本だと思います。この数年来、保育所定員そのものが拡大されているのでしょうか。今後赤岩以外に保育所の新設計画を持っているのでしょうか。新設が無理でも保育所定員を減少させたところを復活させるなど、検討できないのかあわせてお答えください。小樽市のエンゼルプランでは、今後の保育サービスが計画されていますが、大変少ない目標です。本市の現在の産休明け保育は21園中12、障害児保育と一時的保育は各1カ所ずつ、延長保育と休日保育はゼロです。保育士の皆さんが研修に行くと 「小樽は何もやっていない」と、大変肩身が狭いそうです。例えば、今年から始まる延、長保育ですが、2カ所といわずすべての園で延長が必要になったとき、いつでも利用できてこそ価値があります。皆さんに喜んで利用してもらえる制度として、全市一斉に取り組んでほしいものですが、どうでしょうか。また、一時的保育内容は1カ月12日以内の保育期間に定められていますが、母親などの入院、事故、出産など、緊急保育サービス事業として日数制限は実情に合っていません。緊急事態が改善されるまでの期間として改めてはどうでしょうか。障害児保育は、中央保育園に定員5名しかありません。それも知的障害児だけを対象とし、身体障害児は受け入れていません。道内主要都市と比べても札幌市、北見市、帯広市の公立保育所は全箇所で障害児を受け入れています。肢体不自由児訓練室の理学療法士は障害児の発達と成長のために集団保育が必要と判断しても、受け入れてくれる保育所がないと専門家の立場で強く希望しています。新設される赤岩保育所は、公立の 110人規模のものです。我が党は高島保育所と赤岩保育所の統合に対しては、各地域ごとに保育所をつくる立場から反対してきました。その立場は変わりません。しかし、新設の公立保育所には産休明け保育、延長保育、障害児保育、休日保育など、積極的に取り入れるように求めます。とりわけ身体障害を持つ障害児保育は、これから建設する公立保育所だからこそ取り入れるべき課題ではないでしょうか。この時機を外して、エンゼルプランにあるとおり、2010年までに3カ所にする計画は実現できるのですか。ぜひとも実施すべきではないでしょうか、お答えください。厚生省は昨年4月、これまで区市町村の運営か社会福祉法人に限っていた都道府県知事認可の保育園の運営主体を、民間の株式会社にも開放しました。これは公立保育所の責任を回避するものでしかありません。昨年の旭川ベビーホテルの死亡事故は、劣悪な保育環境がもたらした悲劇です。保育を営利目的にすることは許されないことです。市長は保育分野への民間参入についてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。また、市内に5カ所ある無認可保育所は、昨年9月1日時点で 168名の保育を行い、市の保育行政に大きな役割を果たしています。しかし、認可保育園に比べ、公的補助がほとんどないため、保育料金が高額です。さきの3人の子供のお母さんも、無認可保育所の入所を検討しましたが、保育料負担が大きく、利用できませんでした。このようなとき、市の措置費との差額分を一定の基準のもとで補助することを、待機児対策としてはどうでしょうか。今回保育所の皆さんのお話を伺う中では、1、2歳児の保育士配置を現在の6対1から少しでも緩和してほしいと意見が寄せられています。本市は産休明け保育に対して、国の基準3対1を独自に2対1で実施しています。1歳児についても少しでも改善できないでしょうか、お答えください。保育所問題の最後に、さきに述べた3人の子供の入所に対しては、児童家庭課長の取り計らいで、2月から保育所入所ができたことをつけ加えておきます。次に、介護保険について質問します。介護保険特別会計は、平成12年度当初予算71億 1,642万 9,000円に対し、2回の補正予算を組み、決算見込み77億 4,498万 9,000円の報告です。おおよそ6億 3,000万円の増額補正です。新規事業のため、見通しの困難さがあったことを考慮しても、この補正額は大き過ぎます。市長はこの実態をどのように分析評価し、見込み違いの原因は何かお答えください。本市の介護サービス利用状況を見ると、当初計画より大幅に施設サービスがふえています。計画に対する達成率を見ても、短期生活、短期療養が20から30%、訪問看護は65%、訪問リハビリテーションは48%と、在宅サービス利用が進んでいません。また、本市の各介護度別の支給限度額に対するサービス利用の割合は、平均約33%で、利用できるサービスの3分の1しか利用していません。厚生省報告の全国平均サービス利用率43.2%に比べても、なぜ小樽が10%以上も低いのか見解をお聞かせください。本市の訪問通所サービスの利用率を所得別に見ると、1段階では18%、5段階は48.9%と、所得に比例してサービス利用が高くなっています。一番低所得の1段階は18%と、平均利用率33%の約半分しか利用されていません。利用料負担がサービス利用抑制になっていることは明らかです。市内の92歳のひとり暮らしの女性は、昨年3月までは週2回、ヘルパーを無料で利用できたのに、介護保険が始まってから週1回に減らしています。利用料負担を軽減すると、これまでどおり週2回利用できるのです。また、本市の特別養護老人ホームの待機者は、昨年12月まで 427人とふえ、いつ入所できるかわからない状況です。送迎バスつきで、1日楽しく過ごせる人気の高いデイ・サービス、デイ・ケアは、毎月待機者が出て、すぐに利用できる状態ではありません。市にはサービス基盤を充実させ、いつでも必要なサービスを受けられるようにする責任があると考えますが、これらの解決策をお聞かせください。また、今後サービス利用が増加すればするほど、介護保険料が高くなる仕組みになっています。昨年10月から1号被保険者の年金から介護保険料が天引きされ、今年10月からは現在の倍額です。本市の普通徴収の第3段階の保険料で見ると、現在 1,500円が今年の12月では 3,400円になります。夫婦2人で1カ月 6,000円から 7,000円の保険料は大きな負担です 「介護保険料は払っているんじゃない、取られているんだ。年金をおろしに行くと。もう引かれている」と、お年寄りが怒っています。現在の税制は所得に基づく申告制で、合意と納得のもとで納入することが原則です。ところが、介護保険の特別徴収はこの原則を破り、生活できない年金からも保険料を有無を言わさず天引きで取り立てているのですから、介護保険法そのものが問題です。お年寄りが怒るのは当たり前です。既に市長は、今年10月までに低所得者対策を考えると答弁しています。全国、全道の中でも同施策を実施あるいは実施予定の市町村がふえており、最近では滝川市や大都市の横浜が計画しています。今回我が党は、介護保険の保険料、利用料の軽減を取り入れ、予算修正案の提案を予定しています。この際10月までと言わず、新年度から実施してください。これについてもお答えください。また、サービス利用が増加すると保険料が引き上げられる方式を改め、国からの財政措置を大幅に増額するよう国に申し入れてください。あわせて見解を求めます。昨年11月、厚生省が方針転換をして、訪問介護事業者が単価の低い家事援助をやめられるようにしてから、業者間では事業縮小の傾向が出ています。本市でも家事援助の報酬単価は30分以上1時間未満で 1,557円、身体介護の 4,092円の半分以下で、人件費、交通費を引くととても採算が合いません。しかし、本市の訪問介護のうち、家事援助は約54%で、半分以上を占めています。これを料金の高い身体介護や複合型に変更すると、利用者の負担がふえるばかりです。また、民間業者が家事援助から撤退すると、利幅の少ない家事援助型が社協のヘルパーステーションに集中するのではないでしょうか。ホームヘルパーの労働条件にも介護報酬単価が大きく影響しています。ヘルパーの6割から7割の方はパートや登録型など不安定雇用です。報酬単価の低い家事援助型の業務が多く、出来高払い制のために収入も不安定です。ヘルパーの身分保障を確立し、賃金の抜本的改善のためにも、介護報酬の引き上げが重要です。以上、ヘルパー業務の介護報酬単価を適正に改善するよう国へ申し入れるべきと考えます。いかがでしょうか。次は、オンブズパーソン制度についてです。苦情処理機関として、市民参加型のオンブズパーソン制度の条例化が札幌市をはじめとして、開始されています。本市でも、これまで福祉部長の答弁で、介護保険サービスのみか、福祉サービス全体を対象にするかを含め、検討していきたいと答弁をいただいていますが、その後の検討は進んでいるのか、お答えください。昨年10月、第2回目の介護認定のときに、当時老健施設に入所していた利用者の方が、認定変更になったために、施設が利用できなくなりました。しかし、本人、施設ともに、現状どおり利用できると思い込んでいて、気づいたときは1カ月過ぎていました。入所期間を過ぎた分については自己負担20万円を支払うということになってしまいました。利用者は今後も同じ施設を利用したいとご希望があるために、遠慮して意見も言えませんでした。こういうときこそオンブズパーソン制度が必要とされるのではないでしょうか。利用者の不利益を解決し、人権尊重の制度としてオンブズパーソン制度の設置をしてください。ご意見をお聞かせください。高齢者が元気で過ごせるように、介護予防・生活支援事業の取り組みに、国や道の補助金が出ます。これまで高齢者施策として市が実施してきた制度も多く含まれていますが、積極的に取り組むことが求められています。現在の実施事業の内容と今後の計画をお示しください。とりわけ配食サービスや外出支援サービスは圧倒的多くの市町村で取り組んでいます。本市でもぜひとも優先的に取り組んでください。今後の方向をお伺いいたします。次に、ふれあいパスについて一言触れておきます。この制度は、高齢者福祉施策として、平成9年バス利用率58.2%、年間利用回数60回で試算し、1億 4,400万円の予算で開始されました。平成12年度第4回定例議会で示されたふれあいパス利用状況調べでは、パス交付者のうちバス乗車証利用者は96.4%で、年間利用回数は約 280回となり、大幅な利用拡大が図られています。市長はこれをどのように評価しているのか、お聞かせください。今年度予算では、ふれあいパスに2億 1,100万円、昨年比 2,100万円の増額ですが、中央バスとの関係では今後どのようにする予定でしょうか。報告書によると、利用目的は買い物、通院が圧倒的に多く、趣味や学習の集まり、知人・友人宅訪問となっています。ふれあいパスの目的は 「高齢者が積極的に社会に参加し、触れ合い、、もって心身の健康の保持と生きがいの創出に資する」とあります。まさに目的にかなった積極的活用がされているではありませんか。ふれあいパスが始まってから朝里川温泉が高齢者でにぎわい、話題になりました。お年寄が週2、3日、バスを利用することで、商店街の売上を高め、お年寄自身の精神的、肉体的な健康増進につながり、医療費縮小も含めた効果になるのではないでしょうか。我が党の西脇議員は、全く面識のないおばあさんに、バスの中で「どうかパスを続けてください」と声をかけられたそうです。今どこでもお年寄が集まれば、ふれあいパスを今までどおり続けてほしいと話題になっています。高齢者に対しては、年金からの介護保険料天引き、今年1月から医療費1割負担の導入がされました。そして国会では宮沢財務相が、消費税率の引き上げを示す答弁を繰り返しています。このままお年寄への負担増を続けると、生存権にかかわるのではないでしょうか。ふれあいパスの財源は敬老祝金や高齢者上下水道料金減免制度の改悪でした。これ以上の福祉の後退は許されないと、議会が全会一致で採択した経過もあります。市長はふれあいパスを現行どおりに継続して、皆さんの期待にこたえてください、いかがですか。次に、男女共同参画社会基本法について質問します。昨年12月、男女共同参画基本計画が閣議決定されました。本市の21世紀プランでは、1男女平等の意識づくり、2あらゆる分野への参画、3働きやすい環境の整備を掲げています。まず最初に、平成10年から12年度までの事業の取り組み内容と成果を、上記3点に基づいてお答えください。本市の今年度予算には 510万円計上され、市民懇話会を設置し、意識調査を計画していますが、内容、規模、この結果をどのように活用する予定か、お聞かせください。私自身、高校時代、男子生徒から「女は結婚して家庭に入るのに、よい成績を取る必要はない」と言われ、女性差別に強い反発を感じました。また、結婚してつくった表札に、夫の名前が中心に、私の名前が横に小さく書かれており、女性であることへの扱いに納得できない思いをしました。女性に対するあらゆる形態の差別をなくし、女性の社会参加を促進する同法を、積極的に推進することを求めます。しかし、計画の内容には男女共同参画審議会の答申やこれまでの政府の計画からも後退している部分が少なくありません。男女の著しい賃金格差の解消には触れず、全体に企業責任が明らかにされていません。夫婦別姓を選択できるようにする民法改正も、今後5年間の検討課題にしてしまいました。差別の救済を国連に求めることができる女子差別撤廃条約選択議定書の批准の問題にも触れていません。市町村は条例制定が義務化されていませんが、ぜひとも条例化して、女性の社会参加を促進する取り組みを強めてください。いかがでしょうか。本市の委員会、審議会等への女性登用率は、平成12年6月1日で33.8%で、昨年比で見ると 0.7%高まっています。しかし、新設された介護認定審査会の女性参加が多かったためで、従来の委員会や審議会での著名な改善は見られません。ここに出席されておられる理事者の皆さんの中に女性は1人もいません。本市の委員会、審議会への女性登用に対して、数値目標を掲げて努力すべきと考えますが、いかがでしょうか。当然予定されている市民懇話会は、5割以上の女性参加を検討してください。また、若い世代や働く婦人、家庭婦人を含め、幅広い対象者を期待します。いかがでしょうか。市はセクハラ、DVへの積極的施策として、女性の総合相談窓口を4月から開設しますが、家庭内で起こる身近なパートナーから受ける暴力対策として、実態に即したものにするためには、24時間いつでも相談受付が必要と思います。また、被害者に対して緊急保護できる体制も必要です。これらに対する見解と、相談所として市民周知を図るための方策をお示しください。次に、ごみ問題を取り上げます。小樽市は、今年度でごみ焼却炉の使用を廃止する方針です。平成11年9月環境庁発表で、小樽は大気と降下ばいじんから高濃度のダイオキシンが検出され、大きな問題になりました。当時発生源として天神の焼却炉が疑われましたが、原因を特定できませんでした。今この時期になってからの用途廃止は、その後新たにダイオキシン汚染が出たのか、理由の説明を求めます。新焼却施設については、予算が計上されていませんが、当初の計画では今議会で広域連合規約案、事業計画策定、予算提案を議決予定でした。なぜこのような大幅な変更になったのか、その原因と今後の見通しについてお聞かせください。焼却炉がない間は、すべてのごみを埋めることになりますが、市民に対しては燃えるもの、燃えないものを分けさせて、集めたものは一緒に埋める、大変な矛盾です。どのように説明するのでしょうか。予算案には資源物分別収集の、月2回収集地区の拡大分を含め、 4,500万円計上しています。焼却炉がない期間ですから思い切ってこれを全世帯対象にし、資源物分別収集を実施して、ごみ減量に努力すべきと考えますが、いかがでしょうか。本市は、北後志5町村と広域連合をつくり、大型焼却炉の設置計画をしていますが、ごみを他町村分も引き受けること自体大きな問題です。ごみは各自治体ごとに生活の問題として対処することが基本で、ダイオキシン対策は大型焼却炉に依存せず、分別収集の徹底、ごみそのものの減量、発生源対策が基本です。国は2010年までにごみ排出量を5%削減し、最終処分量は50%削減の数値目標を出しています。小樽市もこの目標に沿ってごみ減量計画を数値で明らかにし、小樽市の規模に見合った焼却炉を市単独で設置できるよう国に交渉し、実施すべきではないでしょうか。小樽市単独の焼却炉設置なら住民の皆さんの賛同も得られています。国の言いなりになって大型焼却炉を設置し、多大な借金をつくりながら、燃やすごみ量が不足して、大変な困難に陥った他の自治体の経験を十分考える必要があるのではないでしょうか、見解をお聞かせください。今年4月から家電リサイクル法が施行され、これまで粗大ごみとして処分されてきたテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目は、消費者がリサイクル料金を支払った業者に引き取ってもらうことになります。このとき自宅から運んでもらう運搬料金も消費者負担です。例えば、テレビ1台ではリサイクル料金 2,700円、仮に運搬料3,000円とすれば、 5,700円の負担になります。4月実施に向けて、この運搬料が幾らになるのか、また、小樽市はどのような責任を持つことになるのか、明らかにしてください。心配されることは、大型店がリサイクル料金や運搬料金を値引きし、競争になっていくと小売店は太刀打ちできず、営業できなくなることです。第2は、不法投棄の増大です。外国ではメーカーの責任で、リサイクル費用は市販価格に組み入れるのが普通で、日本のように廃棄時に消費者に引き取り料金を負担させている国はありません。市として、国に対し、リサイクル費用は家電メーカーが販売時に、価格に転嫁するよう見直しを要請してください。また、不法投棄された4品目のリサイクル可能なものに対しては、市が責任を持つことになりますが、今年度の不法投棄対策経費は 420万円、このうち家電リサイクルにかかわる費用予定額は幾らになりますか。最後に、病院について質問します。昨年12月に公布された第4次医療法が、今年3月から施行されます。今回の改正の最大の焦点は、病床区分の見直しです。現在の結核、精神、感染症病床を除いた病床を、人員や施設基準によって急性期の「一般病床」と慢性期の「療養病床」に分けるというものです。一般病床は今より原則として看護婦をふやし、医療法上の医師定数を 100%満たす必要があります。同法により病床の大幅な削減が進められ、将来は現在 128万床ある日本の一般病床が60万床程度になることが予測されています。特に、医師、看護婦不足の北海道では、地域で急性期の医療機関がなくなる深刻な事態が起きることが心配されます。既に歌志内市立病院は 100%療養型を選び、地域から急性期医療の受け入れ病院がなくなるなど、深刻な自治体が出ています。小樽では、平成8年から12年までの4年間で、一般病床が約 350床減少し、療養型が約 600床増加しています。これまでは減少ベッドの3分の2は診療所でした。今後は病院のベッドが療養型に変わるなど、急性期対応のできる病院がどんどん少なくなると考えられます。すべての病院が平成15年の8月末までに選択しなければなりません。小樽の両病院の方針をお聞かせください。市長が就任してから2年間、折り返し時期になりました。市立病院新築検討懇話会は3月末に答申をまとめる方向で、昨年10月には全国自治体病院協議会による両病院の経営診断が報告されています。先日の市立病院調査特別委員会では、4月から「準備室」を設置すると表明しています。さきに述べた医療情勢のもとで、市民要求にこたえた市立病院の新築構想を明らかにする時期ではないでしょうか。時期、場所、規模について、明快な方針をお知らせください。病院会計は、12年度収支を大幅に改善し、決算見込みで1億 1,874万の単年度資金余裕額を出しています。新築のための条件の1つ、単年度収支の改善がなされています。残る44億円の借入金への対策をお示しください。最後に、市立小樽病院の開院時間についてお尋ねします。現在、午前8時の開院時間まで、6時ごろから風除室で患者さんが列をつくって待っています。この間、特別委員会でも何回か取り上げ、病気で受診する患者さんを冬の吹雪の日でも外に待たせている実態を改善するよう求めてまいりました。しかし、現行どおりと、改善がされないままで現在に至っています。今年の2月2日、私は朝6時台から8時までの間、患者さんとともに待ち時間体験をしました。この日は大変な吹雪で、開院を早めた7時44分までの間、19人の方が懐炉を使って温め合いながら待っていました。ふだんは20人から30人は待っているそうです。持参した折りたたみいすに座っている方、小型テレビや新聞を見ている方、顔なじみらしい会話も聞こえてきます。患者さんの声として、糖尿病なので、食事制限をしているときは立っているのがつらい。壁にもたれていたけれども、今はようやく慣れました。非人間的ですよね。それでも前は風除室も開けず、外で待たされたので、本当に寒かった。これでもよくなったのです、ということでした。早朝受診の多くの方は糖尿病で、採血時間が決まっていたり、病院から指定された検査予約の患者さんです。予約制の導入で改善できる点もあると思われますが、どうでしょうか。先日の特別委員会で市長は、開院時間を早めることに賛成されました。善は急げといいます。新年度4月から開院時間を早めるよう市長の見解を求めます。病院玄関の中で、この寒い中で、患者さんを待たせることに痛みを感じないようでは、患者サービスを語る資格はありません。再質問を留保して、質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

中島議員のご質問にお答えいたします。初めに、保育所問題について何点かお尋ねがありました。まず、本市の少子化の原因についてでありますが、未婚化、晩婚化が進むことによって、その結果として少子化が進む現象は本市だけではなく、全国的な傾向であります。平成7年の国勢調査の結果を見て、本市の男子の未婚率は、全国とほぼ同じレベルでありますが、女子の未婚率は全国に比較して高く、傾向としてより高まっている状況にあります。基本的に結婚や出産は個人の選択にゆだねられるものと考えますが、平成9年に総理府が実施した「男女共同参画社会に関する世論調査」によりますと、晩婚化の原因として女性が挙げた理由の第1位は、仕事を持つ女性がふえてきて女性の経済力が向上した。2番目は独身生活の方が自由であるとなっておりまして、また、男性の1位の理由は独身生活の方が自由である。2番目は結婚をしないことに対する世間のこだわりが少なくなったとなっております。このように個人の結婚、育児に対する意識や社会的、経済的情勢の変化によるものが大きいものと考えており、本市においても同様なことが考えられるものと思っております。次に、少子化対策についてでありますが、本市といたしましては、これまでも人口対策関連事業の一環として、子育て支援促進事業などの少子化対策に取り組んでまいりました。その主な内容は産休明け保育や一時保育などの多様な形態の保育サービスをはじめ、保育料の軽減、乳幼児医療助成などのほか、保育所の施設整備などを実施しております。また、新年度からは育児相談や育児サークルの支援などを行う子育て支援センターの開設をはじめ、新たに延長保育の実施も予定しております。対策についての評価についてでありますが、子育て支援という面では効果が上がっているものと考えておりますが、残念ながら少子化には歯どめがかかっていないというのが実態かと思います。いずれにいたしましても、平成11年に子供を取り巻く変化に対応し、安心して子供を産み育てることができる社会環境を整える指針としての「小樽市児童育成計画 、いわゆる「エンゼルプラン」の策定をしておりますので、」この計画に基づいて少子化に対する施策の取り組みをさらに検討してまいりたいと考えております。次に、待機児童解消対策についてでありますが、これは少子化対策の重要な柱であると考えております。そのため平成12年度において、銭函保育所をはじめ、新光保育園、中央保育所で建物の増築等を行い、入所定員を35名ふやしたほか、国が示した定員を超えての入所枠の拡大などの活用により、待機児童解消に努めてきたところであります。次に、公立保育所と入所児童数の関係でありますが、公立保育所全体では定員を上回る申し込みがあるため、待機児童が発生しておりますが、保育所への申し込みは個々の保育所ごとに行われるため、定員を下回る保育所も出てまいります。平成13年1月1日現在で、公立保育所の定員が4名下回ったのは、12月中に退所したことによるものや、入所申し込みで定員を下回った保育所があったことなどにより生じたものであります。次に、保育所の定員等についてでありますが、まず定員の拡大については、平成9年度に2カ所で30名の拡大を図ったほか、先ほどお答えいたしましたとおり、平成12年度で3カ所、35名の拡大を図ったところであります。また、今後の保育所の新設計画についてでありますが、現在のところありませんが、保育所の定員増については、これまでも保育需要に合わせて、ゼロ歳児保育の導入や定員増に努めてきたところでありますが、今後とも保育需要を見きわめながら対応してまいりたいと考えております。次に、延長保育についてでありますが、昨年保育所に通っている児童の保護者を対象に、延長保育に関する調査を実施したところ、午後7時までの希望が多かったことから、平成13年度より銭函保育所とさくら保育園で実施することといたしました。今後につきましては、13年度の実施状況を見きわめながら、拡大に努めていきたいと考えております。次に、一時保育についてでありますが、現在、日赤保育所で保護者の入院、事故、出産等の緊急時に対応するための特別保育事業として実施しております。市では国の一時保育に関する要綱に準じ、1カ月12日以内と定めておりますが、運用に当たっては個々の事情を考慮し、柔軟に対応しているところであります。次に、新設の公立保育所での特別保育事業についてでありますが、平成14年度に開設予定をしております(仮称)新赤岩保育所では、産休明け保育を含むゼロ歳児保育を実施するほか、延長保育についても検討しているところであります。また、障害児保育については、国が示している要綱で 「集団保育が可能であること」と定めており、小樽市に、おいても、重度の身体障害児は対象としておりません。現在、中央保育所で実施している障害児保育は、軽度・中度の障害児を対象に6名の定員枠で実施しておりますが、平成12年度の入所は3名で、当分の間、入所要望には対応できると判断しており (仮称)新赤岩保育所での障害児保育は実施する予定はありません。、今後、集団保育の可能な障害児保育の拡大については、入所要望等を見きわめながら検討していきたいと考えております。次に、保育所運営の民間参入についてでありますが、国の規制緩和によりこれまで地方公共団体又は社会福祉法人が原則とされていた保育所の設置運営について、広く株式会社やNPO法人など、民間人についても認められたところであります。保育所の認可に当たっては、児童福祉施設最低基準の維持や経営者が社会的信用があることなど、一定の条件を求められていることから、それらの条件に合うものが認可された場合、市民の多様なニーズにこたえ、サービスの向上につながるものであれば、歓迎すべきものと考えております。次に、認可外保育所に対する新たな補助をとのことでありますが、認可外保育所に対しては認可保育所の補完的役割を果たすということから、一定の基準に基づき補助をしており、平成13年度予算では補助金の増額を計上したところであります。そのため、新たな補助金については難しいものと考えております。次に、歳児別保育所配置基準についてでありますが、保育士の配置に当たっては、歳児別配置基準とは別に、業務多忙などにより保育士を配置しており、現状で対応していきたいと考えております。次に、介護保険について何点かのお尋ねがありましたが、最初に介護保険事業特別会計予算の補正についてでありますが、補正の大部分は保険給付費の増加によるものであります。これは施設の利用者及び平均利用額ともに当初見込みを大幅に上回ったためであり、特に、札幌などの市外施設利用者がふえたことによるものと考えております。次に、支給限度額に対する在宅サービスの利用割合についてでありますが、一部には利用料負担を考えて、サービス利用を控えるケースもあるようですが、実態については把握することが困難でありますが、今後の研究課題といたしたいと思います。次に、基盤整備についてでありますが、特別養護老人ホームについては、北海道の圏域調整のため整備は困難でありますが、次期計画期間においては最優先で整備させていただくよう要望しており、設置に向けて努力をしてまいりたいと思っております。また、他のサービスにおいても、これまでも利用の需要動向を見きわめながら、関係者へ働きかけておりますが、今後とも積極的な働きかけをしてまいります。なお、デイ・サービスセンター及び痴呆性老人グループホームについては、本年前半には各1カ所開設される予定であります。次に、保険料、利用料の独自減免についてでありますが、これまでにもお答えしておりますように、保険料の本格的な徴収が始まる10月をめどに検討することとしております。介護保険は急速な高齢化が進む中で、将来にわたって介護サービスに要する費用の財源を安定的に確保していくため、給付と負担の関係が明確な社会保険方式を採用しているところでありますので、この制度を改めるよう国に申し入れすることは考えておりません。なお、必要な財源措置につきましては、従前から全国市長会を通じて国に要請しているところであります。次に、訪問介護の介護報酬についてでありますが、小樽では今のところ身体介護への特化の動きはありませんが、家事援助の単価が低いため、経営的に厳しいものがあり、また、ヘルパーを募集してもなかなか応募がないと、訪問介護事業者から聞いております。厚生労働省でも問題意識はあるものの、介護報酬の引き上げは保険料の引き上げにつながることから、慎重に対応したいとしておりますが、市といたしましても、全国市長会等を通じて、実情を国に訴えてまいりたいと考えております。次に、オンブズパーソン制度についてでありますが、昨年の社会福祉事業法の一部改正に伴い、利用者のサービスの改善を図る観点から苦情解決処理制度に関する規定が整備されたところであります。この制度は利用者の利益の保護を図る上から必要な制度であると認識しており、現在、苦情解決処理制度と介護保険を含む福祉全体のオンブズパーソン制度のあり方や整合性について検討しているところであります。次に、介護予防・生活支援事業についてでありますが、現在、この補助事業で高齢者等寝具乾燥事業、緊急通報システム事業並びに自立者支援事業として実施している軽度生活援助サービス、生きがい対応デイ・サービス、生活管理指導短期宿泊事業等を実施しております。また、平成13年度実施予定の家族介護慰労金支給事業及び家族介護用品支給事業についても、この補助制度を導入することとしております。なお、今後の計画についてですが、新たな事業として検討中の転倒骨折予防教室にも、この補助制度の利用を考えております。さらに、これまで国、道の保健事業費負担金などを活用して実施してきた機能訓練等の介護予防事業や補助対象外の事業として実施してきた除雪サービスなどの生活援助事業についても、この補助制度の導入を図れないかどうか、研究したいと考えております。なお、配食サービスについては、現在社会福祉協議会の事業として、各家庭までの配達と安否確認を町内会のボランティアの協力を得て行っておりますが、実施地域の拡大等について、今後も検討してまいります。また、外出支援サービスについては、今後の課題とさせていただきます。次に 「ふれあいパス利用状況調べ」の結果についてでありますが、当初見込みを大幅に超える利用状況から本、制度の目的である「社会参加」が図られているものと考えております。一方、利用者の意見として、現行制度の維持を望む声が多い一方で、少子高齢化社会を迎え、将来の財政負担を心配して、所得制限や一部負担の導入を求める声もあるところであります。私といたしましても、現在の財政状況から考えて、これ以上の財政負担は困難であると考えております。次に、中央バスとの関係についてでありますが、今回の調査で利用実態と負担の間に大きな乖離がありましたので、中央バスの要請に基づき増額いたしましたが、今後とも本制度の継続に向けて、現行の予算額で協力をお願いしてまいりたいと考えております。次に、現行制度の継続についてでありますが、上下水道等の公共料金の減免では、道内34市中で、7市しか実施していない中、本市は2億円以上もの他市とは比較にならない多額の財政支出をしているほか、介護保険をはじめ、高齢者に対する施策への財政支出はふえ続けております。ふれあいパスについては、新年度は現行制度を継続したいと考えておりますが、先ほど申し上げたように、ふれあいパス事業へこれ以上の財政支出は困難な状態であります。したがいまして、バス事業者から今後増額を求められた場合は、利用者の方の一部負担等が避けられないと考えており、その方法等については慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、男女共同参画社会基本法に関連して、何点かお尋ねがありました。最初に、21世紀プランに掲げている平成10年度から3カ年の事業の取り組みについてでありますが、男女共同参画社会の形成を目指した主要施策として、一つ目の男女平等の意識づくりにつきましては、女性情報誌の発行や女性セミナー及び婦人大学講座の開催、また、女性国内研修などの事業を継続して実施し、男女平等の意識啓発に努めてまいりました。この結果、講演会などに男性の参加がふえてきたことなど、男女共同参画に対する市民の理解や関心が次第に深まってきているものと感じております。二つ目のあらゆる分野への参画につきましては、市の各種審議会等への女性の登用促進について、各部に対し積極的に登用するよう指示したほか、小樽市男女共同参画プラン推進協議会など関係団体の活動支援を行い、女性の参画拡大に努めてまいりました。この結果、市の審議会等の女性委員の比率は年々上昇しているところであります。三つ目の働きやすい環境の整備につきましては、エンゼルプランを策定して、産休明け保育の拡大など保育サービスの拡充を図り、また、放課後児童クラブを新たに3カ所設置するなど、子育てと仕事の両立支援に努めてまいりました。この結果、男女雇用機会均等法改正などによる就労環境の改善と相まって、女性が働きやすい環境が整備されてきているものと考えております。次に、市の基本計画についてでありますが、本市では男女共同参画の一層の推進を図るため、施策の指針となる市独自の基本計画を平成13年度、14年度の2カ年で策定してまいります。本年度に設置する市民懇話会につきましては、一般公募を含む市民代表や関連団体等、計15名程度の構成を予定しており、男女共同参画社会の形成を図るための施策を審議し、提言していただくことを考えております。また、市民の意識調査につきましては、男女共同参画に関する市民の意向やニーズ等を把握するため、無作為抽出方式による市内男女計 2,000名程度のアンケート調査を行ってまいります。これらの調査結果や市民懇話会の提言や意見を、できるだけ基本計画に反映させてまいりたいと考えております。次に、条例の制定についてでありますが、本市におきましては、男女共同参画社会基本法に基づき、まず、基本計画を策定し、施策の推進を図る中で、条例の制定について検討してまいりたいと考えております。次に、委員会や審議会への女性の登用についてでありますが、男女共同参画社会の形成を図っていく上で、女性が政策や方針の決定過程で参画していくことは大変重要なことであり、市の委員会や審議会をはじめ、あらゆる分野で積極的に女性の登用を促進する必要があるものと考えております。なお、具体的な数値目標につきましては、今後基本計画の中で検討いたしたいと思います。また、市民懇話会の委員構成につきましては、できるだけ多くの市民の意見が反映されるように、幅広い層から選考するとともに、女性の視点からの施策づくりが不可欠であることから、女性委員の比率につきましても、十分配慮してまいりたいと考えております。次に、女性相談室についてでありますが、本市では女性のさまざまな悩みなどの相談のほか、夫などからの暴力、いわゆるDVの相談を取り扱う窓口として、この4月から「女性相談室」を開設いたします。DVに対する相談支援体制や緊急保護体制などにつきましては、現在参議院の超党派議員によるDV防止法案提出の動きがありますので、この推移を見てまいりたいと考えております。市といたしましては、被害者の状況に応じて、的確な対応を行うため、庁内関係部局の連携を強化するとともに、道の関係機関や警察、人権擁護機関、さらには民間団体などと密接な連携を促進するなどにより、相談機能の充実を図ってまいりたいと考えております。また、女性相談室の市民周知につきましては、広報紙等を通じて広く市民に周知してまいります。次に、天神焼却場の用途廃止についてでありますが、今年度末で焼却処理を終了するのは、平成10年度の環境庁の緊急全国調査において環境基準を超える汚染が観測された原因等について北海道とともに追跡調査を行った結果、その発生源が特定できなかったと同時に、天神焼却場が発生源であることを完全に否定できなかったこと並びに平成13年度から焼却残滓を埋立処分場へ投棄できなくなることが主な理由でありまして、新たに環境庁の全国調査に匹敵する汚染が発生したためではありません。なお、平成12年度におけるこれまでの調査においても、環境基準をはるかに下回る結果となっておりますが、それらの結果については、今年度調査終了後ご報告し、地域住民にもお知らせいたしたいと考えております。次に、新焼却場処理施設整備の事業日程の変更についてでありますが、これは施設整備事業の大前提となる地元町会の基本合意についての協議などに時間を要していることによるものであります。今後の見通しでありますが、地元町会では昨年12月のダイオキシン類についての学習会や、2月末から3月に実施した札幌市発寒及び苫小牧市の清掃工場の視察調査などを踏まえ、近々住民意向の集約を行う予定と承知しておりますので、市としては早期に地元町会から合意が得られるよう努力してまいりたいと考えております。次に、新焼却処理施設完成までのごみの分別についてでありますが、昨年のごみ袋の透明化や資源物の分別収集等による分別意識の高揚により、ごみの大幅減量が実現しています。したがいまして、現在市民の皆さんに根づいている分別の習慣を維持することにより、さらなるごみの減量が期待でき、また、資源物分別収集や地域で取り組まれている集団資源回収にとっても必要なことであり、さらには新処理施設による処理にとって、分別は基本的条件となることから、現行の分別を継続することについて市民の皆さんの理解を得たいと考えております。次に、資源物分別収集地区拡大の全世帯での実施についてでありますが、リサイクルセンターの1日の 4.8トンの処理能力との関係で、全世帯で月2回、資源物収集を実施することは難しいものと考えております。ごみ処理の広域化と焼却施設の規模に関連してのご質問でありますが、ごみ処理の広域化は、国が平成9年に定めた「ごみ処理にかかるダイオキシン類発生防止等ガイドライン」に基づき、北海道が策定した「ごみ処理の広域化計画」において、小樽市と北後志5町村が北後志ブロックとして設定されました。この広域化計画によることが施設整備事業に対する国庫補助採択の事実上の条件となっておりますので、小樽市単独の施設整備は難しいものと考えております。なお、焼却施設の規模の設定に当たっては、平成12年度におけるごみ袋の透明化と事業系ごみの有料化による減量効果及び今後のリサイクル事業拡大によるごみ減量等を見きわめ、必要最小限の規模の処理施設の整備を行う考えであります。次に、廃家電4品目の収集運搬料についてでありますが、小樽市内の家電販売店が引き取りの義務を負う冷蔵庫など廃家電4品目の収集運搬料は、家電リサイクル法の規定により販売店が3月中に店頭表示などにより公表することが義務づけられておりますが、現在のところまだ発表されておりません。市といたしましても、道や北海道地区家電リサイクル法関係者協議会を通じて情報収集に努めるとともに、家電業界に早期の発表を要請しております。また、市の責任でありますが、販売店に引き取り義務のない廃家電4品目の回収ルートの確立と、市民への周智の徹底及び排出者などが特定されない不法投棄物の処理となっております。次に、リサイクル費用の販売価格への転嫁についてでありますが、全国市長会や小樽市が加入している北海道地区家電リサイクル法関係者協議会が既に社団法人全国都市清掃会議を通じ、国に現行の廃棄時の費用負担の変更を要望しております。5年後の制度改正に向け、今後ともこの要望活動を継続的に行ってまいりたいと考えております。次に、家電リサイクル法にかかる市の予算についてでありますが、不法投棄家電の再商品化等料金、収集運搬料、リサイクルに適さない廃家電の処理費用等で92万円となっております。次に、病院問題に関して何点かご質問がありましたが、最初に、3月1日施行されました第4次改正医療法では、少子高齢化の進展に伴う疾病構造の変化などを踏まえて、良質な医療を効率的に提供する体制を確立するため、従来の「その他の病床」を有する病院は 「一般病床」と「療養病床」に区分されるため、経過期間後の平成、15年8月までに、新たに病床区分を見直し、道に届け出ることになります。現行両病院は、急性期医療を担う病院として運営しており、今後届け出に当たっては市民ニーズや病院の施設基準、地域医療の実情等を踏まえて判断してまいりたいと考えております。次に、新病院建設についての時期、場所、規模についてのお尋ねでありますが、これまで新築の前提として病院の収支改善が重要な課題の1つであり、このため単年度の経営改善目標を掲げるなど、収支の改善に努めているものであります。さらに3年から5年程度の経営健全化計画を策定し、なお一層の経営改善を図るとともに、近く新築検討懇話会からのご提言をいただくことになっておりますので、総合的に検討し、近い将来一定の方向づけをしてまいりたいと考えております。また、44億円の長期借入金については、本来的には病院事業会計で解消すべきでありますが、病院会計では不良債務もあり、なかなか困難でありますので、一般会計を含めた中で実効性のある解消計画について、総合調整会議等の意見を参考に、策定してまいりたいと考えております。次に、病院の予約制の導入についてでありますが、朝早くから待っておられます患者さんの実態を改善するための方策として、予約制の導入を図ることは解決手段の一つとして整理すべき課題を含めて検討してまいりたいと考えております。また、開院時間を早めることにつきましても、現在気象状況によって臨機応変に対応しておりますが、さらに早めることについても検討してまいりたいと考えております。以上であります。( 議長、10番」と呼ぶ者あり)「

再質問 10番 中島麗子

再質問をします。今、幾つかお答えいただきましたけれども、保育所の待機児数について伺います。今のお話では、35名の保育所の定員枠が新年度改善されるというお話でしたけれども、今までの経過でいけば、待機児は50人から77人いるのです。そういうわけですから、この35人の枠拡大で待機児はいなくなると、改善できると、こういうふうになるのでしょうか。足りないのじゃないでしょうか。この分については、保育所の新設計画はないと、ここだけははっきり聞こえましたけれども、それではどうやって解決するのかという道筋がまだ明らかになっておりません。かなり具体的にこれまで保育所の定員枠を減らしたところもある。そこの拡大は検討したのか。公立保育所の定員枠についても、25%広がっていません。ここはどうするのですかと聞いていますが、ここら辺についてのお答えはなかったように思います。こういう点で、保育所の待機児数を改善するための35人、定員をふやした部分について、これだけで問題解決することにならないと思います。今お話したように、3人子供を連れて仕事に行かなければならないお母さんがいるのです。こういう方の問題解決をするために、どうするのですかというお話を聞かせてください。もう一つ、公立保育所の問題ですけれども、確かにお話にあったとおり、希望と入るところが必ずしも一致しません。いろいろなところに住んでいる方が、多く希望殺到する保育所もありますし、なかなか希望定員に満たない保育所があるのもわかっています。けれども、今回の3人の子供連れのお母さんが、保育所を希望してきたときに、ある保育所に入りたい、定員枠は2人減になっているから2人の子供、2歳、4歳は入れるはずだから申し込もうと言ったところ、ここの保育所は確かに2人空いているけれども、今5歳児なら入れられるけれども、2歳児の方は入れられませんとお断りになった。選んでいるんじゃないですか。こういうところに、77人待っている最中に、公立保育所が空いていても、入れていない実態があるわけですよ。この問題をちゃんと解決してほしい。市の責任で、公立保育所で空いているところに、少なくとも空いている分だけは入れる。25%の枠拡大を公立保育所はしないという方針があるのですか、この件もあわせてお答えください。あと、延長保育のことは、市長も今、延長保育のアンケートのことでお答えになりました。確かにアンケート調査の結果では、回答者の方々、4割ぐらいの方がぜひ実施してほしいとお答えになっていました。でもこの中身は、現在利用する予定があるかどうかという方に限って、将来予定は入れていません。それと回答者の半数の方が利用回数不定期と答えているのです。仕事の都合で子供を預ける時間が変わるわけですから、不定期なのです。そういう点では、市は毎日どれくらいの人が利用するかという、こういう基準から延長保育、どこでどれだけつくるか検討したようですけれども、いつでも利用したいときに、都合のつく延長保育があってこそ意味があるのじゃないですか。現在2つの保育所で始めてから考えるといっていますが、延長保育はやっていますという単なるアリバイづくりに過ぎないじゃないですか。やるのなら多くの保育所で、1人でも2人でも利用していただこうという中身になるような取り組みをすべきだと思いますが、改めて延長保育の拡大を検討していただけないでしょうか。障害児保育の問題も、希望の問題でありますけれども、今は中央保育所で1カ所やっている。6人のうち、3人しか利用していないから今の枠で十分間に合うと、このようにおっしゃいましたけれども、ほかの市町村は全部の保育所で障害児保育を受けているところがいっぱいあるのですよ。北見、帯広、札幌、すべての保育所で受けるといって公開しています。私聞きましたけれども、北見では現在24人の障害児の方々を引き受けている。これも軽度の方ばかりではない。半分は重度障害を持っている方だと。帯広でも77人、現在障害者の方が保育所に通っていると、こういう報告されています。希望がないということはないはずです。私が市長への手紙を確認しましたけれども、その中でも重度心身障害児の幼稚園や保育所入所希望がありますし、小樽市の心身障害児あるいは心身障害者の実態調査でも、療育、教育に関する希望の項目では、身体障害児の欄で、普通学級や幼稚園、保育園に入りたいというこういう希望が第2位になっているのです。こういう希望にこたえて、まず身体障害児の保育を受け入れるところをふやす。当たり前のことではないですか。大変遅れているということを認識していただきたいと思います。介護保険の問題では、オンブズパーソン制度のことについて、新しい施策の検討をしているというお話でしたけれども、再度言いますけれども、今の介護保険の中では、保険料や介護認定の分野について、市が責任を持つことになっていますけれども、実際のサービスを受けたときのサービス内容、業者さんとの関係、これは利用者の方とサービス事業者の契約になっているのです。ここのトラブルについては、市が介入することはできないと、こういう形になっているわけですから、早急にこういう問題解決をする分野が必要だと思うのです。これについて、早く進めなければならないという認識はないのでしょうか。あるいは検討するならどの時期まで、どういう検討を進めるのか、重ねて返答をお願いいたします。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

障害児保育についてとオンブズパーソン制度については、福祉部長からお答えします。まず、待機児童の解消でありますけれども、希望者を見ますと、市内の中央部の保育所にどうしても希望が多いというような、いわゆる地域差がありますので、今後このことも念頭に置いて、定員枠の拡大とか、あるいはまた、枠外入所の活用をしまして、解消に努めていきたいと、こう思っております。それから、公立における枠外入所でありますけれども、私どもとしても枠外保育を実施したいと考えておりますので、今後関係団体と話し合いを進めてまいりたいと思っております。それから、延長保育でありますけれども、先ほどもお答えしましたとおり、2カ所で今年度実施してまいりますので、この実施状況を見ながら拡大について検討していきたいと思っております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 福祉部長 田中昭雄(福祉部長は2002年9月まで)

中島議員の再質問にお答えいたします。初めに、身体障害児の保育でございますけれども、現在国が示しております障害児保育対策事業実施要綱によりますと、障害児保育の対象児童を、集団保育が可能で健常児との混合保育を行うということにしておりまして、重度の身体障害児については、受け入れが困難なものというふうに考えているところでございます。なお、肢体不自由児訓練室に通っている子供につきましては、健常児との交流保育を週2回程度実施しているところでございまして、その支援に努めているところでございます。それから、オンブズマン制度でございますけれども、市長からお答え申し上げましたように、現在苦情解決処理制度と介護保険を含む福祉全体のオンブズマン制度のあり方の整合性を検討しております。この中で検討してまいりたいというふうに考えておりまして、時期については申し上げられる段階ではございませんけれども、他市の例も参考にしながら、検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。( 議長、10番」と呼ぶ者あり)「

再質問 10番 中島麗子

待機児童解消について努力するというお答えについてはわかりますが、その内容で、実際的な効果があるのかどうかということについて心配しているわけです。年度の途中だからできない、対応できないという中身ではなくて、もう11月、3月、2月になったら、市の児童家庭課はもう入れないと思っているのです。こういう実態なんですよ、小樽市の保育所行政というのは。そのことを解決してくださいと、こういう私の取り上げの中身ですので、具体的な対応も含めてこたえられるようにお願いしたいと思います。障害児の問題については 「小樽市の教育」という教育委員会で毎年出しているこの報告によりますと、平成1、2年では32の特殊学級があって、この中に66名の子供たちが学んでいます。担当の先生は37名、こういう数値報告されておりますが、先生1人で2人の子供たちを見るようなこういう学級運営をされている、こういう事実もあるわけです。学校に入る前の保育を必要とする障害のある子供たちに、具体的な間口が開かれていないということに大きな問題意識を持っていただきたいし、早急な改善に取り組んでほしい。取りあえず赤岩に新しい公立保育所ができるのですから、1年先なんですから、検討できる余地は十分あるのじゃないかと思うのです。エンゼルプランでは2010年までに障害児保育3カ所開くと言っているのです。今、中央保育所1カ所。あとこれから2カ所開けばいいという問題ではありません。少なくとも赤岩保育所からやるべきだという発想がないこと自体が、問題です。もう一回お答えください。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 福祉部長 田中昭雄(福祉部長は2002年9月まで)

再々質問にお答えを申し上げます。初めの2月、3月に入れないということでございますけれども、この件につきましては、例えば卒園児が出るのでということもございますので、必ずしも待機児云々ということではなくて、そういう事情のあることも一つの原因でございます。いずれにしても、待機児対策というのは、私どもも大変大事だというふうに思っておりますので、今後十分対策について検討してまいりたいというふうに考えております。それから、障害児保育の関係ですけれども、先ほど申し上げましたように、赤岩保育所では実施はいたしませんけれども、議員ご指摘の部分のその問題意識については私ども持ち合わせておりますので、今後障害児保育について、検討をしていきたいというふうに思っております。

出典:小樽市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月6日 議事録 PDF(98ページ) 間違いを知らせる