小樽市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月5日
(1)議案1号平成13年度一般会計予算について/(2)議案14号介護保険事業特別会計予算について/(3)議案29号介護保険事業特別会計補正予算について/(4)議案34号バリアフリー等住宅改造資金融資条例案について/(5)教育委員会の平成13年度予算案について
2001年3月5日、小樽市議会の一般質問で、武井義恵議員が「議案1号平成13年度一般会計予算について」「議案14号介護保険事業特別会計予算について」「議案29号介護保険事業特別会計補正予算について」「議案34号バリアフリー等住宅改造資金融資条例案について」「教育委員会の平成13年度予算案について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、消防長 多賀俊春、社会教育部長 池田克之が答弁しました。
- 質問者
- 武井義恵 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、消防長 多賀俊春、社会教育部長 池田克之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 武井義恵
現在の森政権に対し、国会内では野党はもちろんですが、与党からも、さらには国会外では東京都議会の自民党及び札幌市議会自民党議員会までも、首相退陣を求める声明まである前代未聞の政権末の様相を呈しているさなかで開催される第1回定例議会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問いたします。これからの私の質問の中に、一部さきに質問されました方々と類似する部分もあるかと思いますが、観点の相違もありますので質問を続けさせていただきます。まず、議案第1号の平成13年度一般会計予算案についてであります。市長が本定例議会に提案されている予算案は16億 6,700万円に上る財政不足をそっくり減債基金繰り入れによってやりくりをした内容であります。その内容を見ると、市長の「財政健全化5カ年計画」に示された具体的な方策が、このたびの予算案に浮き彫りにされております。例えば人件費や行政費などが削減されている一方、景気低迷に配慮した建設事業費の20.5%増に加え、山田市長の公約である扶助費など、少子・高齢化対策や地場産業振興策などをぎりぎりまで盛り込んでおり、さらには市債発行を73億円弱に抑制するなど、山田カラーが出てきた予算案であると言えると私は思います。また国が、先ほどの代表質問でもありましたように、交付税制度の見直し、全国自治体への普通交付税の約5%を赤字地方債に振り替えたにもかかわかず、当初予算総額で対前年比 4.2%、高い伸びになったことは、市長の意気込みがうかがえるのであります。このような予算概要を見ながら、以下何点か質問いたします。まず、議案1号に関して、去る2月20日にまとめた市総合計画 「市民と歩む21世紀プラン」の第2次実施計、画を各会派に説明いたしました。その内容は、平成13年度から平成15年度に至る3カ年の総事業費は 551億 2,903万円で、第1次実施計画より 258億 2,500万円少ない内容となっております。以下、順次施策の大綱に従ってお尋ねいたします。まず、21世紀プランの総合計画の第1次実施計画が終わりに近づき、第2次実施計画に入りますが、第1次実施計画の総合判断をどのように評価しておりますでしょうか、お答えください。以下、第2次実施計画についてお伺いいたします。「ふれあい 福祉・安心プラン」の中で 「福祉のまちづくり条例」を制定する事業費として、平成13年から、平成15年度まで45万円を予算化しておりますが、具体的に条例制定はいつごろ考えておられるのでしょうか、お伺いいたします。また、男女共同参画社会の形成を目指すとありますが、本市の管理職で、男女の割合を最近5カ年の数値と今後のお考えをお示しください。、 、次に 「うるおい 生活・快適プラン」の大綱の中で、除排雪体制の充実について、特に排雪を重点に置きあわせて交差点の雪山処理を強化するとありますが、今冬はこの大綱に該当しない地域もあるように思われます。ぜひとも平成13年度も強化してほしいものであります。特に、今冬より除雪「3-5」の雪割り路線に対し、雪解けまでに1回しか入らない除雪を2回以上入れてほしいと我が党は常に要望してまいりましたが、ぜひとも強化、実現を図っていただきたいものであります。いかがでしょうか、お答えください。また 「ゆたかさ 産業・活力プラン」では、農業において野菜等施設栽培の促進を図るとしております。し、かし、ビニールハウス施設整備への支援策として 600万円を計上しておりますが、廃物となったハウスのビニールなど、処分をいかような対策を講じておられるのでしょうか。民間資本を導入するなどして、塩化ビニールなども含めた処理施設などを計画してはいかがでしょうか、ご見解をお示しください。次に 「にぎわい 都市・形成プラン」の中で、新市街地の整備事業概要で、市街化区域、市街化調整区域の、見直し及び都市計画基礎調査をするとして、平成13年度から平成15年度まで、 4,568万円の事業費を見積もっておりますが、具体的にその事業内容をお示し願います。この項の最後に 「はぐくみ 文化・創造プラン」についてお尋ねいたします。総合計画によりますと、社会、教育では図書館など、社会教育施設の整備・充実に努めるとあります。中でも博物館については、総合計画では「新博物館建設に向けた取り組みを進める」と明確に方針が示されておりますが、実施計画では資料の収集や修復にとどまっております。今後の博物館についてのお考えを明らかにしてください。しかし、現在は過去の収集した資料を、小中学校の空き教室などに分散している実態ですが、その対策には触れておりません。今後この貴重な資料をどのように処理するお考えか明らかにしてください。それとも第3次実施計画で対処するお考えがあるのでしょうか、それも含めてお答えください。次に、成人式のあり方についてお尋ねいたします。この問題は高松市の成人式を妨害した5人が逮捕されるなど、荒れた成人式が相次いだことに端を発し、道内自治体の首長らの多くが成人式の必要性を感じながらも出席者のマナーを憂慮し、対応に悩んでおります。34市のうち8市が来年以降の式のあり方を見直すことが報道されております。その中で山田市長は 「当市の式は20分程度なので私語を慎み、集中してほしい」としなが、らも 「自治体主催から新成人を加えた実行委員会主催に切りかえ、若者の声を積極的に取り入れるようにと考、えている」ことを表明いたしております。そしてこの経費を平成13年度から平成15年度までに、1年平均 190万円の、 570万円を事業費に見積もっておりますが、内容は従来とどう変わるのでしょうか、その考え方をお答えください。次に消防費の、非常備消防費についてお尋ねいたします。現在の消防団は、たしか戦後、自警団として各町内会で組織され、その後法律により消防団に移行されたものと記憶いたしております。したがって、その名残からか、現在に至っても各町内会よりそれぞれの地域分団に予算づけをしており、それによって消防団の管理運営をいたしている現状であります。私はこの問題について、地域から要請を受け、5年ほど前と思いますが、予算特別委員会などで質問をいたしましたが、検討課題になっており、いまだ改善されてはおりません。しかし平成13年度の予算案を見ると、機械器具整備費で93万 8,000円、管理費で87万 7,000円等が前年度より増額されているが、これはただいま述べた消防団の管理運営費と理解してよろしいのかどうかお答えください。もしそのような目的の予算だとしても、半世紀にわたる経過があるだけに各分団から不平不満の起こらないよう十分関係者と協議を重ねて予算づけをすべきだと思いますが、決意のほどをお伺いいたします。さらに、これまでそれぞれの分団に交付してきた町内会にも十分話し合った上で、処置方を図るよう望んでやみません、あわせてお答えください。次に、都市計画費の中で、中心市街地活性化対策事業費の、株式会社アール・アイ貸付金の3億 2,200万円についてお尋ねいたします。現在、株式会社アール・アイは、テナントのフードセンター及びブックセンターなどが好調のため、賃貸料の遅滞がないとのことですが、何しろ25カ年間の長期にわたる融資でありますので、太陽米菓やフィッシュミールのような結果にならないよう念には念を入れて、恩があだにならないよう処理されることを希望いたします。市長が「財政健全化5カ年計画」の初年度でもありますので、出ばなをくじくことのないよう関係者の決意のほどをお伺いいたします。次に、消防の出動態勢についてお尋ねいたします。新総合計画では、消防の現状と課題について、次のように述べております 「本市においては、市民の生命・財産を火災や災害から守るために、消防車両など、機動力。の確保に努めるとともに、救命士が同乗した高規格救急車や緊急通信指令施設の導入など、施設の整備や体制強化に努める」とあります。しかし、実態はどうでしょうか、昨年12月以降、ひとり暮らしの高齢者が火事で亡くなるケースが相次ぎ、2カ月間で3名のお年寄りが犠牲になっております。この犠牲者の中でも、特に1月2日、82歳の男性が自宅で、火事で焼死いたしておりますが、この事故ではご近所の住民からもその出動態勢と処置に疑問の声が出ております。独居老人の市営住宅、長屋風の2階から出火したものですが、このときに出動した消防車にははしごがなく、近所から木製のはしごを借りてきましたが、そのはしごが短く、それからはしご車の出動を要請したと地元の人たちは証言いたしております。その間、2階は燃え盛っており、例え当初生存していたとしても、この第2次のはしご車が来るまでには亡くなるのは当然だとも述べております。市営住宅の長屋風の2階であるならば、どの程度の高さか、当然熟知しているはずの消防署は、なぜ当初からはしご車の出動をさせていなかったのでしょうか。この第2次出動まで、わずか4、5分と消防署は述べておりますが、猛火の中の4、5分は、住民にとっては何時間にも感じたことは当然であります。いかに近代的な施設や機動の態勢が強化されたとしても、実際の現場で発揮できなければ意味ありません。事実関係も含め、今後の指令態勢についての所見をお伺いいたします。次に、小樽交通記念館対策についてお尋ねいたします。交通記念館は、昨年11月5日をもって、冬期閉館となりましたが、平成12年度の入館者数は約6万 7,100人と、平成11年同期に比し、1万 4,000人を下回った中で営業が終わりましたが、平成12年度の赤字はいかほどになる見通しでしょうか。累積赤字も含めてお答えください。当館は、開館した平成8年には20万 5,000人であった入館者数が、平成12年には6万 7,100人にまで落ち込む結果となりましたが、その理由と今後の対策をお示しください。開館から6年目を迎えた小樽交通記念館は総事業費44億円を投じて、小樽北部の観光起爆剤として期待を担ってスタートいたしましたが、その後の営業努力にも目を引く内容のものが見受けられたにもかかわらず、雪だるま式に膨らむ累積赤字の解消には、抜本的な運営の改善と積極的な営業努力がいまなお求められております。私はこれまで第1に、目玉商品がないのではと申し上げてまいりました。具体的には C62機関車などを手放したことに加え、陸はよいとしても海・空、海と空の関係について乏しいことを残念に思うと主張してきました。このたびは旧手宮機関庫もようやく国からも認められるようになったことに加えて、全国にアピールする努力を重ねていただきたいと思います。 120年前に、全国で3番目、道内で最初に走った鉄道がある小樽の交通記念館、これは街の歴史を伝えるシンボル的存在ではないでしょうか。この主要な財産を埋もれさせるべきではありません。したがって、今後のあり方について市長のご見解をお伺いいたします。また、市民からは社会教育施設にすっきりしてはの声もあることから、教育長にもお答えを願います。次に、公金着服事件に関連して、公金管理関連についてお尋ねいたします。市職員の公金着服が相次いで発覚してから1年余が経過いたしました。市長はこの事件を受けて、再発防止等を打ち出し、公金管理のあり方を見直す特別調査チーム 「各種団体会計事務調査委員会」を発足させ、その上「職員倫理規定」までも昨年1、1月に施行させました。そこでお尋ねいたしますが、特別調査チームの任務はいかなるものだったのでしょうか。市が外部団体の会計事務を請け負っている91件の公金管理の実態を調べて、具体的な再発防止策を練ることを目的とするものではなかったのではないでしょうか、お答えください。また、今日までのその調査実績はどの程度進んでいるのかをも含めて、ご答弁願います。次に、循環型社会形成に関連して質問いたします。21世紀プラン第2次実施計画で 「廃棄物中間処理施設の、整備に関する調査」をする事業費として 8,040万円を計上しておりますが、調査を依頼するコンサルタントの依頼先については決まっているのでしょうか。さらにどのようにして決定するのでしょうか。まずお尋ねいたします。次いで、この事業費には、北後志5町村との共同施設である焼却処理施設の調査も含まれている内容となっておりますが、他の町村の負担割合についてはどのようにお考えを持っておられるかお示しください。私は、さきの代表質問で、循環型社会に触れましたが、小樽市の取り組みはどうもはかばかしくなく、足袋の上から足をかいている感じがしてなりません。本年3月末で閉鎖される天神町の「じん芥焼却場」についても、桃内町での新焼却場が広域処理事業者と地元桃内地区との話し合いの遅れから、当初平成14年度着工、同17年度操業の開始予定が遅れて、着工が平成15年度、操業開始が平成18年度にずれ込むことになり、新焼却場が完成するまでの間、市内のごみはすべて埋め立て処分となります。したがって、桃内地区の市廃棄物処理センターの埋め立て処理能力も、このままでは計画より短命になるのではと懸念している1人でありますが、いかがですか。私の予想を否定されるのでしょうか、お答えください。その延命の策として、市民とともに知恵を出し合って、廃棄物を減らす仕組みをつくらなければなりません。ちなみに「リサイクル率」を見ると、全国平均が11%、全道平均が6%強、留萌市が何と37%、富良野がトップで、富良野市は55%となっております。小樽市は、昨年7月から12月までの埋立量は1万 5,456トンであり、一昨年同期比より26.7%減量しており、埋め立てずにリサイクルに回った資源ごみの収集量は、この期間に 492トンで、減少分のうちの 8.7%にしかなっておりません。対策が進んでいる留萌市のリサイクル内容を見ると、まず集めた生ごみは発酵させ堆肥にする。次に、瓶や缶は分別して回収業者に引き渡す。次に、割り箸や菓子箱、トレーなど燃えるごみは細かく砕いて固形燃料に変え、工場の熱源にする。そうして運び込まれたごみに手が加えられ、重さにして37%の「新しい資源」が誕生するのだと伺っております。さらに留萌市では、家庭ごみの94%が8種類に分類されているとのことであります。そこでお伺いいたしますが、道民1人当たりのごみの排出量は1日に約 1.3キログラムであり、全国平均を20%も上回るとのことです。理由には、観光やサービス業の比重が大きいことが挙げられておりますが、観光客の多い小樽市の実態はいかがでしょうか、お答えください。また、ごみの減量化には発生量の抑制も大きな課題であります。新聞報道によりますと、岐阜県の6万 7,000人ほどの高山市では 「ごみ処理シール」制度を考案し、例えば市民1人にシール31枚を無料で配り、市民は、ごみ袋にそのシールを張って出し、余った分は1枚10円相当で市が買い戻し、逆に大量に出す人には追加シールを1枚70円で販売する制度を編み出し、その結果、燃えるごみが20%も減り、毎年の処理費が1億円も節約できたとのことであります。ごみの有料化のみに頼るのではなく、常識を変えるようなこれらの施策を参考にしてはいかがでしょうか、決意のほどをお伺いいたします。また 「うるおい 生活・快適プラン」の中での廃棄物処理においても努力は見えますが、その効果が見えま、せん。啓発用ポスターや「かんきょう広報」などを発行する程度では手ぬるいのではないかと思います。出前環境教室なども含め、市民の中に飛び込んでいく体制の強化を示してほしいと思いますが、いかがですか。さらに、事業が遅れている広域処理については、関係住民との対話について、時間を惜しむことなく積極的にされることを望んで次の項にまいります。次に、議案第14号に関連して質問いたします。介護保険制度で、利用者負担の軽減のため、国とは別に独自の施策を打ち出す道内の自治体が、昨年、4月現在の21自治体から今年に入り、54にまで広がったことが報じられております。私は非課税世帯にすべて、均等に助成することには賛成しかねますが、所得税非課税世帯で、かつ生活実態が生活保護基準以下の世帯に対しては、訪問介護や通所介護の利用を全額免除してはと思うのですが、小樽市はこのような世帯に対し、現在どのような施策が取られておられるか、お示しください。もしこのような低所得者でも保険料の全額免除が、昨年11月11日、当時の厚生省が減免に対する自粛を求めた方針に反するのでしょうか。それとも軽減により生じた介護保険財政の赤字を一般会計で穴埋めをしなければよいのでしょうか、お答えください。次に、市内の介護保険制度の訪問介護サービスを請け負っている「デビタス」が、熟練したホームヘルパーの確保が難しく、採算面で厳しい状況が続いていることを理由に、介護保険事業を2月から休止されたことが報じられております。事業休止の理由としてはただいま述べましたように、経験の豊富な熟練者を確保することが難しいことなどが挙げられておりますが、他の事業者とて同様のことが言えるのではないでしょうか。小樽市として何らかのホームヘルパー養成対策を講ずるべきだと思いますが、予算が見当たりません。市としてはホームヘルパーの数は十分だと常に述べてまいりましたが、熟練者が不足では事業が成り立ちません。小樽市も「ふれあい 福祉・安心プラン」の施策の大綱で、高齢者の在宅生活の支援と家族の介護負担の軽減を図るため、訪問介護の充実を図るとし、実施計画でも「在宅障害者ホームヘルプサービス事業」を行おうとして、3カ年で 7,200万円を予算案に提起いたしております。したがって、それらの事業を行うにはホームヘルパーの熟練者が必要となります。ホームヘルパーの養成に努力するべきだと私は思いますので、お答えをいただきたいと思います。次に、現在、平成12年分の確定申告を受け付け中でありますが、今回から介護保険の保険料やサービスの自己負担分も控除の対象となりました。しかし、内容が複雑であり、十分な指導をしないと理解できない部分が多々見受けられます。例えばこれまで医療保険で賄われていた訪問看護など、医療系サービスに加え、今回新たに訪問介護、訪問入浴介護、通所介護、短期入所の介護サービスなど、4項目の自己負担分全額が対象になりますが、ただし訪問介護のうち、家事援助の費用は控除されません。などなど複雑な内容ですので、確定申告時にしっかりとした指導体制か、又は3月15日までは時間的に難しい点もあるかと思いますけれども、講習会などを開いてはと思いますが、その対策も含めてお答えください。次に、訪問介護事業者が、報酬単価の低い家事援助をやめられるよう、昨年11月に、当時の厚生省が方針転換をいたしたのを受け、提供するサービス項目を縮小する動きが事業者間に出てきたことが聞こえてきますが、小樽市内ではいかがでしょうか。このような動きが加速すれば、介護保険そのものが危うくなることは必至であり、利用者へのサービス低下が懸念されます。家事援助の報酬単価は30分以上1時間未満では、基準額で 1,530円、身体介護の 4,200円の半分以下であり、事業者にとってはホームヘルパーを確保することさえ困難な水準であり、採算が取れないため、今後一層、家事援助の比率を減らす事業者が増加することは目に見えております。専門家によると 「家事援助サービスには利用者側の根強いニーズがある。一方的に家事援助を身体介護、に切りかえたり、家事援助と身体介護の両方を合わす『複合型』にすることは、低所得者層を中心に、負担が増すばかりである」と述べております。市の関係者はこの問題をどう把握し、どう対処しようとされるかお答えください。次に、議案第29号 平成12年度介護保険事業特別会計補正予算案についてお尋ねいたします。提案されている29号議案は、サービス事業者に支払う給付費、3億 180万円を増額補正するものであります。これは市外、又は隣接する札幌の福祉施設や医療機関での利用者が予想以上に増加したためのものであり、昨年4定では、同給付金補正は3億 8,000万円で、今回の補正額3億 180万円との合計では、当初の給付金67億6,700万円より実に6億 8,180万円の増額となったのであります。昨年の4定で、私はこの問題を取り上げ、保険料の値上げについてお尋ねをしましたところ 「このままでは保険給付費の17%を保険料として徴収する仕、組みになっているので、保険料を引き上げる要因となる」と答弁いたしておりますが、2年後の小樽市の保険料の値上げは、間違いないと理解してよろしいのでしょうか、お答えください。また、このような市外施設の利用者が見込みより増加している理由としては、市内の施設に空きがないことなどとお答えになっております。市民の税金を市外の業者に支払うより、市内の業者に給付できる体制を築き上げるよう強く要望いたしたいものであります。いかがですか、お答えください。次に、議案第34号についてお尋ねいたします。本議案は、昭和52年から平成12年までの24年間に 1,038件、金額で11億 4,680万円にわたって行ってきた住宅建設資金融資制度事業を廃止して、新たに住宅のバリアフリー及び無落雪屋根などの改造に要する資金を無利子で金融機関との協調融資を行おうとするものであります。バリアフリー改造工事については、特に高齢者の多い本市としては、大変明るい事業とは思いますが、幾つかの質問をさせていただきます。まず、前年の所得を上限 1,200万円とした根拠をお示しください。また前年の所得が 1,200万円以下が融資対象者になっておりますが、下限はないのでしょうか。それをどのように考えておられるか、お答えください。次に、55歳以上の方が同居していなければ対象外であるとのことですが、予算案が 1,275万 3,000円とした理由はなぜでしょうか、せいぜい5、6件ぐらいと考えていたのでしょうか、それとも金融機関との協調融資であるがゆえでしょうか、お答えください。さらに、市税を滞納していない者が対象者とのことですが、市税を免除されているような家庭をどう考えているのでしょうか。対象になると考えてよろしいのでしょうか、考え方をお示しください。私は融資の対象について、前年の所得 1,200万円の上限をもっと切り下げて、低所得者の返済期間も含めて、緩和すべきだと思いますので、ご検討願えるかどうかお答えください。さらに、無落雪対策融資者については、側溝の完備を確かめてから資格条件を決めるべきだと思います。また側溝があったとしても崩れたりして、その機能を果たし得ない側溝への融雪水の放流は、他人への迷惑にもなることから、慎重な点検を要すると思いますので、考え方をお示しください。最後に、教育委員会にお尋ねをいたします。市教委は、2月7日までに小中学校において心の問題などのケアを手がけるスクールカウンセラーを平成13年度から1人ふやして、2人にする方針を決めたと伺っております。その理由に、子供が抱える問題は、複雑な上に深刻化しており、相談回数も平成11年度の23件、74回に対し、平成12年度は1月末までに22件、 116回に達しており、したがって1人では対応しきれないことは予想されるので増員いたしまして、 370万円を予算案に盛り込んでおります。私は、今後このような相談回数は、さらにふえると思っています。2月22日に開催された学校適正配置等調査特別委員会で、我が党の佐々木勝利委員への答弁によりますと、小学校の適正配置計画は今年の半ば以降に策定作業を進めたいと述べております。今度の適正配置の対象は、小学生であるだけに、心の問題など相談が多くなることの予想はかたくないのではないでしょうか。したがって、今後の回数が200回を超えるような状況のときは、さらに増員すべきではないでしょうか、ご見解をお伺いいたします。一方、市教委は2月5日までに、中学校の統廃合によって生ずる廃校対象校の生徒を受け入れる学校に、転校生の相談役となる「生徒指導補助員」を新年度から配置する方針を決めたとも報じられております。転校に伴ういじめなどの弊害を防ぐのがねらいであり、配置期間は2年とのことですが、いじめは適正配置によるものだけではないと思います。道教委からも高く評価されている制度であるだけに、さらに継続してはいかがでしょうか、あわせてお答えください。また、いじめや不登校などで悩んでいる子供や問題を抱える子供を持つ父母からの電話相談を行っている「虹の会」なるボランティアグループが、4月で発足5周年を迎えるとのことですが、市教委としてはこの会をご存じだったでしょうか。聞くところによると、このグループの方々は、学校側がいじめを認知していながら、対応できなかった相談事を処理したとも伺っております。学校側が対応できなかった理由は 「深刻な校内、暴力が頻発していたため」とのことですが、このような事実関係があったのでしょうか、お答えください。教育委員会としては、ただいま申し上げたように、幾つかの相談をする会や人の配置があるのですが、保護者や生徒はどなたと相談したらよいのか戸惑うのではないでしょうか。たらい回しをしないように、策を講ずるべきだと思いますがいかがですか、お答えください。さらに、昨年11月20日に、児童虐待防止法が施行されました。これは保護者による子供への虐待に歯どめをかけることを目的としたものであります。この法の内容には、すべての国民に虐待を見つけた場合、児童相談所に通告することを義務づけ、教職員や児童福祉施設の職員、医師らには早期発見の努力義務が課せられております。また虐待した保護者に、児童福祉の指導を受けることが義務づけられるとともに、地方自治体にも必要な体制整備や広報活動が求められておりますので、教育長並びに市長からも、その取り組みについてのご答弁を求め、再質問を留保して、私の質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
武井議員のご質問にお答えいたします。初めに、議案第1号 平成13年度一般会計予算に関連してのご質問でありますが、21世紀プランの第1次実施計画の、実績に対する評価についてでありますが、実施計画のこれまでの進捗状況につきましては、事業費ベースで見ますと、計画事業費約 809億 5,000万円に対して、実績事業費は約 752億 6,000万円で、その達成率は約93%になっております。実施しました主な事業は、ふれあいパスの交付、いなきたコミュ ニティセンターの建設、ごみの新最終処分場の整備、小樽港中央地区の再開発、築港駅周辺地区土地区画整理事業などとなっております。事業の中には、実施計画に盛り込まれながら先送りせざるを得なかった事業もありますが、第1次実施計画につきましては、おおむね着実に進められているものと考えております。次に、福祉のまちづくり条例の制定についてでありますが、現在、国において、急速な高齢化の進展に伴う生活環境の整備が必要であるとの認識から「建築物バリアフリー検討委員会」の提言を受け、一定の用途及び規模の新築建築物のバリアフリーの整備や基準の義務化を含め、ハートビル法の改正を検討しているところであります。この福祉のまちづくり条例は、バリアフリーのまちづくりに関する理念を示すとともに、具体的な実施施策としての性格をあわせ持つことから、基準となるハートビル法改正の動きや社会福祉法に位置づけされ、平成15年4月以降に策定予定している市町村地域福祉計画との整合性を図りながら条例の制定について検討していきたいと考えております。次に、本市の管理職に占める男女の割合についてでありますが、管理職に占める女性の割合は、平成8年度7.5%、平成9年度 8.1%、平成10年度 9.1%、平成11年度 9.2%、平成12年度10.7%となっております。なお、女性の管理職への登用につきましては、これまでも可能な限り登用してきておりますが、今後とも人材の育成を図りながら女性の力が発揮できるような適材適所を念頭に、積極的な登用に努めてまいりたいと考えております。次に、除排雪体制の充実についてでありますが、今年度前半の気候の特徴は、例年にない低温となり、昨年度と比較して降雪量は少なく、積雪深が多い状況で推移し、排雪作業は昨年度に比較し、10日ほど早く作業を開始しております。交差点の雪山処理につきましては、道路パトロール等により現状を把握し、随時対応しておりますが、来年度以降も同様に取り組みたいと考えております。また、除雪基準下位ランク 「雪割り路線」の除雪については、道路状況を見ながら拡充することとしており、ますので、既に1回目の除雪を終えている路線もあります。今後については、降雪等の状況を見て対応してまいります。いずれにいたしましても、現行の除排雪水準の路線区分は必ずしも実態と合っていないところもあり、今後基準を明確化し、除排雪体制の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、農業用廃プラスチックの処理についてでありますが、市や農業協同組合及び農業者との連携のもとに、農閑期に各農家は廃プラスチック類を分別し、梱包を行っております。例年11月上旬、指定集積場に回収し、その後、塩化ビニールについては三笠市、ポリエチレン系については苫小牧市にあります再生処理業者に運搬を含めてその処理を依頼しております。今後とも廃プラスチック類の適切な処理に努めてまいりたいと考えております。次に、民間資本の導入による塩化ビニールなどの処理施設についてでありますが、事業系廃棄物である塩化ビニールを含めた廃プラスチック類は、現在埋め立て処分としていますが、民間業者による処理施設の設置の動きもありますので、民間の動きを把握するなど、今後の研究課題といたしたいと考えております。次に、都市計画区域、区分の見直しなどの事業内容についてでありますが、年々変化する土地利用状況を把握し、より実情に合った土地利用の規制と誘導を図るために、3カ年の事業内容として都市計画現況図の更新とデジタル地図の作成に 1,460万円、都市計画法に位置づけられた基礎調査に 468万円、この調査データをデジタル地図に入力する業務に 1,330万円、これらをもとに行う市街化区域、市街化調整区域などの見直しに 1,円という内容となっております。310万次に、非常備消防費でありますが、機械器具整備費では消防用ホース及び防火長靴の購入や、小型動力ポンプの修理などを計上し、管理費では各分団詰所で使用しております燃料のほか、電気、ガス等の光熱水費でありまして、消防団の管理運営費として増額計上したものであります。また、各分団の運営に当たりましては、各分団長を通じ、施設整備の状況を把握しながら予算措置をしたものでありますが、今後とも関係者と協議し、また各町内会にも十分説明して、対応してまいりたいと考えております。次に、株式会社アール・アイに対する融資についてでありますが、ご指摘のとおり融資期間が長期にわたることから返済計画の着実な履行がなされるよう、今後とも経営状況を適切に把握するなど、努めてまいりたいと考えております。次に、消防の出動態勢についてでありますが、2階建て以下の建物火災の場合、各車両に積載しているはしごで十分対応できますので、当初からはしご車を出動させる態勢はとっていないものであります。また、当日の消火活動についてでありますが、最初に到着した消防隊は、直ちにホースを延長し、あわせて車両に積載しておりますはしごを活用し、2階の窓から屋内に入り、消防活動を行ったものであります。また、今後の指令体制でありますが、はしご車はこれまでどおり3階建て以上の中高層建築物火災に、出動する態勢をとってまいりたいと考えております。次に、交通記念館についてでありますが、我が国で現存する最古の「旧手宮機関車庫」について、今年の秋口に国の重要文化財指定を目指しており、今後とも道内鉄道発祥の地としての施設の魅力づくりに努め、集客増につなげてまいりたいと考えております。交通記念館の今後のあり方につきましては、昨年を新たな経営改善元年と位置づけ、旅行代理店との契約拡大、冬期閉館による経費削減など、さまざまな取り組みをしておりますので、平成13年の経営の推移を見守りたいと考えております。次に 「各種団体会計事務調査委員会 、いわゆる「特別調査チーム」についてのお尋ねでありますが、これ、 」は連続した職員の不祥事の発生を契機に、その原因の解明と再発防止を図るべく、市が事務局を担当する各種団体の会計事務等を調査することなどを目的に、発足させたものであります。対象91団体のうち、事業規模が比較的大きいものを中心に、各部から均一的に抽出し、これまで22団体の会計事務処理の実態や管理監督者の指導、内部牽制体制等を重点的に調査いたしました。これまでの調査では、事務処理に適正さを欠くもの、あるいは通帳、印鑑等の管理や関係帳票類の作成に不適切な面が見られるなど、改善を要するものもありましたので、その都度指摘し、指導してきたところであります。現時点で約70団体が未調査でありますので、今後これらにつきましても、順次調査し、全団体の調査終了後、課題等を整理した上で、関係要綱等の制定についても検討してまいりたいと考えております。次に、循環型社会形成に関連するご質問でありますが、初めに廃棄物中間処理施設整備計画等策定を委託するコンサルタント選定過程についてでありますが、施設整備計画等は高度な専門知識を必要とすることから、北後志広域処理推進協議会は、昨年10月に社団法人全国都市清掃会議にコンサルタント選定業務を委託しました。全国都市清掃会議は、選定の透明化と適正、公平な審査を行うため、ごみ処理施設計画等調査委託業者特定評価委員会を設置して、コンサルタント6社を選び、北後志ごみ広域処理計画に対する6社からの技術提案を審査するプロポーザル方式を採用して選定を行いました。その結果、平成12年11月29日に、財団法人日本環境衛生センターが妥当であるとの報告書が提出されております。推進協議会としては、今後日本環境衛生センターに業務委託し、事業を推進していくこととしております。次に、調査事業費の市町村負担割合についてでありますが、他の広域連合による負担割合方法を調査しましたところ、均等割、人口割、ごみ処理量実績割、財政指数割等を組み合わせて実施しております。北後志広域処理推進協議会としては、6市町村が共同で負担する焼却処理施設整備計画策定の調査経費についての負担割合を協議した結果、10%を均等割、90%を人口割とすることを方向づけしております。この方法では、5町村の負担割合は合計で約23%となります。次に、桃内処分場の埋め立て計画年数についてでありますが、一般廃棄物が全量埋め立てとなるため、埋立量は増加しますが、昨年からのごみ袋の透明化への切りかえや資源物分別収集の全市実施、さらには事業系ごみの有料化などにより、平成12年度の埋立量は前年度比で大幅に減量となっております。また、新焼却処理施設が焼却灰を溶融する機能を備えることにより、焼却灰の埋立量も減少が見込まれることから、埋め立て計画年数が短縮されることにはならないと考えております。次に、市民のごみ排出量についてでありますが、平成12年度における1月末までの排出量の実績に基づき、生活系廃棄物と観光客が排出するものを含む事業系一般廃棄物を合算して計算いたしますと、市民1人の1日当たりの排出量は約 1.3キログラムとなり、全道平均とほぼ同程度となっております。なお、平成11年度での市民1人の1日当たりの排出量は約 1.7キログラムでありましたので、大幅に減少しております。次に、ごみ発生量の抑制についてでありますが、ごみ減量にはリサイクル以前に排出抑制が重要であります。小樽市では平成12年度に導入いたしましたごみ袋の透明化による分別の徹底や事業系ごみの有料化により、大幅なごみ減量が実現しております。高山市の「ごみ処理シール」制度は、有料化の1つの例とも考えられますが、高山市の例などを参考にし、本市においても、より一層のごみの減量に向けた取り組みについて検討を行ってまいりたいと考えております。次に、廃棄物処理の市民周知についてでありますが、昨年実施いたしましたごみ袋の透明化や資源物分別収集の市民周知の際には、地域や各種団体などの説明会をきめ細かに開催し、市民の理解と協力もあって、円滑な制度の移行ができました。その後循環型社会形成推進基本法の制定等もあって、市民の廃棄物に対する意識は高まるとともに、多様化してきておりますので、新年度実施予定の市の出前講座の活用などにより、効果的なごみ減量に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、議案第14号 介護保険事業特別会計に関して何点かお尋ねがありましたが、最初に所得の少ない方に対する利用料及び保険料の市の独自の軽減策についてでありますが、保険料の本格的な徴収が始まる10月を目途に検討することとしております。なお、国では介護保険制度は、介護を国民みんなで支え合おうとするものであり、保険料を納付した人に対して、必要な給付を行うものであることから、財源のいかんにかかわらず保険料の全額免除は適当でないとしております。次に、ホームヘルパーの養成についてでありますが、訪問介護事業者みずからが研修などを通じて、ヘルパーとして必要な知識や技術等を習得させるとともに、介護現場での経験を積み重ねることにより、ヘルパーの熟練度を高めていくべきものと考えております。次に、確定申告に伴う対応についてでありますが、介護保険料を特別徴収により納めている方や普通徴収で口座振替で納めている方につきましては、介護保険料が社会保険料控除の対象になる旨、1月下旬にお知らせしたところであります。なお、介護保険料や利用料について、控除が適切に行われるよう福祉と税の所管部が連携を取りながら対応しているところであります。今後とも介護保険制度の説明会などで周知をしてまいりたいと考えております。次に、訪問介護事業者の家事援助からの撤退についてでありますが、家事援助をやめ、身体介護に特化する場合には、知事に変更届を提出するとともに、市にもその旨を連絡することになっておりますが、いずれの事業者からも連絡や相談がありませんので、現時点では家事援助をやめる動きはないものと考えております。また、2月中旬、社会福祉協議会の呼びかけで、市内の訪問介護事業者の意見交換会が開催され、市もオブザーバーとして出席しましたが、家事援助の単価が低く、経営的に厳しい、またヘルパーを募集してもなかなか応募がない。採用しても家事援助だとヘルパーから断られることもあるなど、事業者の実情をお聞きしたところであります。市といたしましても、今後ともこうした機会を通じて、実情把握に努めてまいりたいと考えております。訪問介護事業の採算性等についてでありますが、介護報酬単価との関係もあり、厚生労働省も問題意識はあるものの、保険料の引き上げにつながることから、慎重に対応したいとしておりますが、市といたしましても全国市長会等を通じて、実情を訴えてまいりたいと考えております。次に、議案第29号 介護保険事業特別会計補正予算に関連して何点かお尋ねがありましたが、最初に保険料についてでありますが、保険給付費実績もまだ9カ月しかありませんので、明確に申し上げられませんが、現在の保険給付費の状況がこのまま続き、さらに保険料の算定方法も変わらないといたしますと、現在の保険料額よりも高くなるものと考えております。また、介護保険施設の整備についてでありますが、これまでも市内の関係法人に働きかけながら整備を進めてきましたが、今後とも積極的に働きかけを行い、必要な整備について努めてまいりたいと考えております。次に、議案第34号 バリアフリー等住宅改造資金融資制度について何点かお尋ねありました。まず、融資対象者の所得の上限についての考え方でありますが、制度の性格上、所得制限を設けることは必要なことと考えており、住宅建設の際に、一般的に利用される住宅金融公庫の基準を採用したものであります。また所得の下限については、広く市民の方に利用していただきたいということから、特に制限を設けておりません。次に、融資総額につきましては、他都市の実施状況なども参考にしながら1件当たり平均 300万円、件数にして10件程度を想定し、総額を 3,000万円としたものであり、融資に当たっては市内の金融機関との協調融資方式としたことから、金融機関への預託金額として 1,275万 3,000円と算出し、予算計上したものであります。また、市税が免除されている方については、融資対象者としておりますが、返済能力などを勘案して融資が決定されるものと考えております。次に、所得上限額の切り下げなどについてでありますが、この制度は広く市民の方に利用していただくことを目的としていることから、上限額や返済期間などについては、今後の利用状況の推移を見ながら、さらに研究してまいりたいと考えております。次に、融雪水の側溝への放流についてでありますが、申請受付後、側溝の有無などの現地確認を行い、金融機関へのあっせんを決定していただきたいと考えておりますし、工事完了後には接続状況など、適切に施工されているかの現地確認を行った上で、融資を実行してまいりたいと考えております。次に、児童虐待についての取り組みの状況についてでありますが、昨年5月に児童虐待防止法が制定されたことから、小樽市全体でこれに取り組む体制の整備について検討し、昨年8月には庁内の組織として「小樽市児童虐待防止連絡会議」を設置したほか、全市的な組織として民生児童委員協議会や総連合町会、小樽警察署、さらには札幌弁護士会小樽支部などで構成する 「小樽市地域児童虐待防止対策連絡協議会」を本年2月に設置、したところであります。また、この間の活動としては、広報おたるに昨年の7月と11月に虐待防止に関する特集記事等を掲載したほか、関係機関職員の研修会を開催したところであります。今後におきましては、講演会を開催するほか、パンフレット等により一層の市民啓発に努めてまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
武井議員のご質問にお答えします。まず、新博物館の建設に向けた取り組みについてですが、博物館は本市における生涯学習の拠点の1つとして、その重要性がますます高まるものと考えますが、本市における近年の財政状況の厳しさから3カ年の実施計画では項目としては休止となっておりますが、教育委員会としては今後の大きな行政課題ととらえ、21世紀プランの期間中に、さらに努力してまいりたいと思っております。次に、収蔵資料についてですが、現在博物館資料は小中学校等6カ所に分散保管となっております。このような状況は、館の運営上好ましくないことなので、現在可能な限り資料の集約化に努めており、今後も一元管理に向けて検討してまいりたいと思っております。次に、成人式についてですが、1月8日に実施いたしました本年度の成人式は、式典中に若干のざわつきがありましたが、比較的平穏に行われたと思っております。しかし、全国的に成人式のあり方が問題視され、見直しが検討される中で、本市におきましても来年度の成人式に向けて、市や新成人等が参画した実行委員会のような手法についても検討したいと考えております。現時点で内容がどのように変わるかについてはお答えできませんが、まずこれまでの成人式にかかわってきた多くの団体のご意見を伺い、その後、式のあり方、式典・アトラクション等の内容について多くの方々の意見を聞き、その意見を成人式に反映させたいと考えております。次に、交通記念館の平成12年度決算における損失額ですが、当期損失は 3,948万 4,672円、当期未処理損失は 1億 3,012万 8,381円と聞いております。次に、入館者落ち込みの理由についてですが、景気低迷による個人消費の不振や小中学校における見学旅行の形態の変化、バス移動から小グループ見学になったことや、館内での展示物が新鮮味に欠けることなどが要因であります。また、今後の対策についてですが、昨年を新たな経営改善元年と位置づけ、旅行代理店との契約拡大、冬期閉館による経費削減などに取り組みを進めております。新年度にはゴールデンウィークと夏休み期間に新聞折り込みによるPR、各種イベントの開催に積極的に取り組むなど、春の開館に合わせて、インターネットのホームページを開設し、全国に広くPRするなど、集客に努めたいと考えております。次に、社会教育施設として運営してはどうかということですが、交通記念館は北海道で初めて鉄道が敷設された歴史的にも由緒ある場所にあり、往時の機関車庫や機関車のほか、貴重な鉄道資料を中心に展示するほか、アイアンホースの運行など、集客努力を続けており、新年度の営業計画も検討されていることから、教育委員会としては、今後の経営改善の努力を見守りたいと考えております。次に、スクールカウンセラーの増員についてですが、2年間の調査研究により、スクールカウンセラーの配置が教員のカウンセリング能力の向上や保護者の不安や悩みなどの解消に有効であったことから、来年度1名を増員し、スクールカウンセラー2名体制で、チームを組んでの相談となりますので、その活用状況を見ながら新たな教育相談体制の充実を図ってまいりたいと考えております。また、生徒指導補助員は、生徒1人ひとりの心の悩みや不安についての相談相手、話し相手となることをねらいとして、適正配置による受け入れ校4校に配置されます。スクールカウンセラー、生徒指導補助員のあり方につきましては、配置後の状況を見ながら対処してまいりたいと思います。次に、いじめや不登校などの小樽市における相談窓口についてですが、市内では「虹の会」のほか、2つのボランティアグループがあり、相談活動を行っていることは承知しております。ご指摘のいじめの事例については、大変深刻な事例と受けとめております。この状況につきましては、プライバシーのこともあり、虹の会からは具体的なお話をいただけませんでしたが、この事例については学校と連携を取り、解消することができたと伺っております。今後相談については、虹の会ほかボランティアグループと連携を取りながら、学校とともに協力して指導を深めてまいりたいと考えております。次に、本市における教育相談体制についてですが、市の保健所、市民部青少年女性室、教育研究所、スクールカウンセラー、学校適用指導教室等で相談を受けており、それぞれの窓口の専門性を生かし取り組んでおりますが、相談内容によっては相互に連携を取り合い、協力して適切な対応ができるよう努めております。最後に、児童虐待防止法と教職員とのかかわりについてですが、この法律の第5条において、学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師など、児童の福祉に職務上関係ある者に対し、児童虐待の早期発見に努めるよう記されており、該当の事例があるときは第6条において、発見後速やかに関係機関に通告する義務があること、その通告は守秘義務に違反するものではないこととされております。このことにつきましては、校長会を通じて法の趣旨等を指導したところであります。各学校においては、児童虐待の防止と早期発見に対して、教職員に対して啓発に努めているものと考えております。以上であります。( 議長、23番」と呼ぶ者あり)「
再質問 23番 武井義恵
再質問いたしますが、まず私も当初から申し上げておりましたように、非常に財政が小樽市としては厳しいというわけ、しかも国の交付税のあり方、あるいは公債費比率の問題等々から、何とかやっぱり小樽市として民間資本といいますか、そういうものを活用することはどうかというのが念頭にあったために、この塩ビなどの処理の、民間資本導入を述べたものであります。これは、こういうものを建てるということは、市内には非常に適さない。結局、市街化調整区域なり、外の方でなければ、市民への迷惑もありますからそういうような、どうしても市外になってしまう。市街化調整区域になれば、これまた民間だけでできるものではない。当然行政がかかわらなければできないと思います。そういう意味から、市長はご答弁の中で、これからの研究課題だと、こういうふうに述べておりますが、これからこういうようなものがどんどんどんどんふえていきます。大体50分の1ぐらいに減るという今までの、こういう仕事をやっている業者から聞きますと、それぐらいにごみの量が減ると、こういう施設をつくりますと。そういうことから、非常にこれは、小樽市としても、先ほどは桃内は何も短命にならないと言ったようですが、私はそう思っていません。したがって、こういうような処理施設、何とか民間資本も入れて、そしてそういうようなものを市外につくったならば、非常に今後のプラスになるのじゃないかなと思いますので、ぜひともこれをやってほしいと。研究課題だと言いますが、どのような研究課題、研究課題にはいろいろありますが、前向きの研究課題なのかどうなのか、含めてお答え願います。次の問題は、消防の出動態勢についてです。このはしご車は3階以上だというご答弁でございます。私は、今回もあったように、市営住宅の長屋風の建物であれば、2階といえば、2階から出火しているといえば、どの程度の高さなものかわかるはずです。それにもかかわらず、はしごがないと。はしごがないかないかと、近所から探して歩く。歩いて持ってきた木製のはしごは、短くて届かない。それから今度、仕方なくて、はしご車。結果的にはしご車は、3階とは言うけれども出したのじゃないですか、今回のは。ですからそういうのであれば、市営住宅ですから、市営住宅の高さはどのくらいだということは、消防署はもう把握していなければならないわけですから。そういうようなことなども含めて、これから出動態勢をきちっとしてほしい。そうすれば、市民の方々は、それは確かに3分か4分だったかもしれません。だけれども、見ている人は昼間であっただけに、非常にみんなが、しかも団地ですからみんな見に来ている。この人たちはどうしたんだと、何やっているのだと、こういうような、叩いても開かない鉄のドアを足で蹴っ飛ばしてみたり、そんなことをしていたって、開くわけないのですから。そういうような構造上のことなども十分頭の中に入れておいて、やっぱり2次体制といいますか、その出動態勢を考えてほしいということです。ですからそういう立場で、そのケース・バイ・ケース、確かに3階以上でなければ、はしご車出ないかもしれません。そういう規制になっているかもしれませんが、そういうような場所によっては、人命が第1ですから、そういう態勢をするべきだということを申し上げているので、決意のほどを述べてください。それから市長、この公金着服事件の問題なんですが、まだ70団体ほど、これから調査するということでございます。これは1年間たって、22団体ほど調査終わったようですが、このままで行きますと、3年も4年もかかるような状況になります。ちょっとやっぱり手ぬるいのかなと思います。したがって、70団体あるわけですから、私はいつごろまでにこれを、やっぱりこういう問題ですから、早期に解決をする道を出さなければならないのじゃないかなと思います。したがいまして、それらについていつごろを目途にしているのかも含めて、お答えください。それから、教育委員会にお尋ねしますが、この交通記念館の問題です。私は交通記念館、これ前にも申し上げたのですが、例えばヘリポートだとか、どうもこの外、陸、海、空、交通記念館ですから陸、海、空があるわけですけれども、陸の方はわかるとしても、その海と空、これに対する内容が非常に不十分だと。たしか前の、私に対する答弁で、ヘリポート基地はつくるというような答弁だったわけですが、それは一体消えたのかどうなのか。あるいはこの間の委員会の中では、5月ごろから、ゴールデンウィークに空の強化として、熱気球などを考えていきたいというようなご答弁をいただいたわけですが、それは本当にやるのかどうなのか、これらを含めてご答弁ください。なお、社会教育施設云々の問題は予算委員会の中でやりたいと思いますので、以上。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
消防の問題は消防長からお答えします。初めに、廃プラスチック類の処分の関係でございますけれども、民間業者の中で、そういった施設を設置したいという動きがありますので、私どもとしても民間資本を導入して、何とかこういった施設ができればいいと思っておりますが、ただいろいろと場所の問題がありますので、そういった問題も含めて、今後の課題として研究させてほしいということで、考え方としては前向きに取り組んでいきたいということでございますので、ご理解願いたいと思います。それから、特別調査チームの関係でございますけれども、各部から大きな団体のものを抽出して、取りあえず一たん、全各部終わりましたので、その時点で、それぞれ問題点等指摘しておりますので、一応は、考え方についてはそれぞれ調査をして、問題点を指摘しておりますので、ただ残っている団体がございますので、それについては新年度早々から再度調査していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 消防長 多賀俊春(消防長は2001年3月まで)
先ほど市長からご答弁申し上げたところでございますが、当時の事実関係も含めまして、私から若干詳しくなりますけれどもご答弁させていただきます。1月2日、午前10時36分通報でございます。通報は国道5号をはさんだ向山、結構離れた位置からでございました。確知を受けまして、1分後の10時37分に1次出動をしてございます。消防車両は合計6台、指令車、救助工作車、タンク車が4台であります。最初に現場に到着しましたのが塩谷のタンク隊、4名乗車でございます。出動してからわずか3分でございます。同時に現場へ着きまして、ちょうど現状の下が水槽になってございましたので、現状の団地のすぐ下の水槽につきまして、4名のうち2名が、まずホース4本を正面玄関の方へ延長いたしました。残っている2名の1人は、機械員でございます。残った1名がホース延長と同時に、はしごをかついで正面玄関の方へ回ってございます。直ちに2階へ3連はしご、 6.6メーターでございますから、かなり長ごうございます。これを2階の窓へかけて、ホースを2階から入れたということになってございます。放水は、到着してからわずか1分、ですから出動から4分で水が出ているという事実をご確認をいただきたいと思います。 はしご車につきましてはすべての車両、すべて水を出せる車両につきましては、すべてこの 6.6メータークラス、それ以上のものを積んでございます。はしご車を実際に活用したことにつきましては、原因調査等の検分調書等で、私も現状の写真がございますので、確かに玄関のひさしから2階の窓にはしごが入ってございます。それから、3階建て以上あるいは以下でありましても、例えば消防活動の支障、あるいは現状の状況から消防隊員が必要だということで、直ちに2次出動をかける場合がありますが、2次出動では必ずはしご車が1両出てございます。今回の場合、塩谷の長屋形式の市営住宅ということでございますので、第1次出動から3分後の10時40分に第2次出動を直ちにかけて、さらに消防車両を増強して、その中に勝納署のシュノーケル車も入っていたということでございます。以上であります。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
再質問については池田部長から答えさせます。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 社会教育部長 池田克之(社会教育部長は2002年3月まで)
武井議員の再質問にお答えをいたします。交通記念館の関係でございますけれども、展示の関係でのご指摘ございまして、陸に加えて海、空が弱いということでございますけれども、その部分については現状ではそのとおりだと思っております。また、ヘリポートの基地のお話がございましたけれども、私もその辺のところ、今の時点で認識していませんものですから、今後調べたいと思っています。それから、熱気球の関係のお話がございますけれども、今会社との話し合いの中で、13年度は集客に力を入れるということになっておりまして、いろいろなイベントをやろうということの中で、熱気球を敷地内にやりまして、試乗会といいますか、そういう形でその集客を図りまして、入館増の掘り起こしたいと、このような形での計画は持ってございます。以上でございます。