みんなの議会

小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月6日

(1)議案第1号一般会計予算案について/(2)財政再建推進プラン実施計画について/(3)除雪費の補正予算に関連して/(4)議案第2号港湾整備事業特別会計に関連して中国コンテナ航路対策について/(5)議案第10号介護保険事業特別会計について/(6)議案第14号水道事業会計予算に関連して/(7)議案第35号小樽市企業立地促進条例案について/(8)議案第36号小樽交通記念館条例に関連して

2006年3月6日、小樽市議会の一般質問で、武井義恵議員が「議案第1号一般会計予算案について」「財政再建推進プラン実施計画について」「除雪費の補正予算に関連して」「議案第2号港湾整備事業特別会計に関連して中国コンテナ航路対策について」「議案第10号介護保険事業特別会計について」「議案第14号水道事業会計予算に関連して」「議案第35号小樽市企業立地促進条例案について」「議案第36号小樽交通記念館条例に関連して」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、建設部長 嶋田和男、保健所長 外岡立人、経済部長 山﨑範夫、総務部長 山田厚が答弁しました。

質問者
武井義恵 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲、建設部長 嶋田和男、保健所長 外岡立人、経済部長 山﨑範夫、総務部長 山田厚

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 武井義恵

第164回通常国会が、1月20日に開催されました。今年の国の予算内容を検証すると、1月からは所得税の定率減税が半分廃止され、6月からは住民税も増額となり、さらに年金保険料も着々と増え続ける内容となっております。また、医療費も国民保険料が4月からと、10月からは老人医療費の負担増も加わることになっており、国民生活の向上に結びつかない小泉改革になることが必至の状況の中で開かれました平成18年第1回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して、市長、教育長並びに関係理事者に質問いたします。まず、議案第1号平成18年度小樽市一般会計予算についてお尋ねいたします。小樽市の新年度予算案を見ると、3年連続の赤字予算は回避したものの、財政不足9億7,000万円については、他会計から借り入れ、6億4,000万円の公的資金借換債の導入で3億3,000万円で収支均衡を図り、赤字予算を回避したものであり、手放しで喜べない内容となっております。これらの内容を背景に、市長並びに助役及び職員の協力を得て、給与の削減をするなど、みずからの身を削る努力をされておりますが、その半面、税収だけで9,000名と言われている市税滞納者対策は手ぬるいように思われますが、どのようにお考えか、まずお伺いいたします。財政再建推進プランでは、効果的な収納体制の構築を図るとともに、他の自治体の先進的な取組を検証し、全庁的に統一的な取扱いを検討するとありますが、このように先進的な取組を検証するのではなく、市独自の取組も含め、具体的にお示しください。また、公的資金借換債の導入ですが、向こう10年間で4,000万円の利子の負担を見込んで借入れをするとのことでありますが、本市には30の特定目的資金基金として、総額18億円余りの残高がありますが、市の窮状の現在ですので、これら基金の活用を大いに図るべきだと思いますが、市長のお考えをお答えください。次に、交通政策についてお尋ねいたします。21世紀プランのにぎわい都市形成プランでは、市内の交通円滑化や利便性を図るため、都市内交通網の計画的な整備を進める必要がある、したがって公共交通機関として、バス輸送は市民の足として重要な役割を果たしていますと述べておられます。したがって、バスの路線や運行ダイヤなどの拡充を図るなど、利用者の利便性の向上を促進しますと、公共交通機関の利用促進や交通環境の整備を示しているのであります。小樽市議会では、以前の議会で、長橋5丁目旧松山町地区へのバス乗入れの陳情を全会一致で採択したと、先輩議員から伺っております。先輩の話を総合すると、幸-オタモイ線の循環型のバス運行がされた折に再検討するのではとのことと伺っております。したがって、その検討のときが来たのではと思いますが、市長のお考えをお示しください。さらに、塩谷線の延長又は最上町線との循環について、私は、以前にも取り上げましたが、どのように検討してきたか、それらの経過も含めて教えていただきたいと思います。市長が常に述べておられる市民の公平な観点から考えても、例えばふれあいパス利用においての不公平感を募らせないためにも、市民要望にこたえる時期に来ていると思いますので、重ねて要望し、次の項に参ります。次に、ホームレス対策についてお尋ねいたします。私は、以前にもこの問題について取り上げました。その当時の御答弁では、3名のホームレスが市内に確認されているとのことでありました。去る1月27日、大阪地裁で、生活の本拠としての実態がある公園での住民登録を認める判決が言い渡されました。判決理由を見ると、場所の占有権と住所の認定とは本来無関係であり、占有許可を受けていないことを理由に転居届を受理しないことは許されないと指摘いたしております。そのことにより、テントの所在地は住民基本台帳法上の住所と認められ、選挙権や国民年金、国民健康保険の被保険者になることや、生活保護も法的には請求できることになるとのことでありますが、市長はホームレスから請求のあった場合にどのような立場をとられるのか、お考えをお示しください。次に、議案第1号と密接な関係のある財政再建推進プラン実施計画について、お尋ねいたします。このプランは、小樽市が財政再建団体への転落を回避するために、平成19年度から21年度までの3か年の合計で、約108億円の改善目標額を定めたものであります。その取組の手始めに、平成18年度の財政効果として、職員給与の削減などで20億5,000万円の取組をしようとしているものであり、さらに平成21年度は単年度収支の黒字化を図るため、約38億円の財政効果を上げ、累積収支不足の解消に努めようとして策定されたものであります。そこで、何点かお尋ねいたしますが、まず、退職手当債についてお尋ねいたします。実施計画によりますと、財政負担の平準化を図るため、後年度の公債費負担に配慮し、退職手当債を平成19年度以降、勧奨退職者及び定年退職者に対して、元金返済分を含め、19億9,500万円を導入するとしておりますが、利子及び返済計画を詳細に御説明ください。次に、人事評価制度導入についてお尋ねいたします。本制度については、人材育成の観点から、研修や異動の基礎的資料として、さらには平成19年度に導入を予定している新給与制度では、普通昇給や特別昇給の区別がなくなり、年1回の査定昇給が想定されているので、その査定資料として導入は必要とのことですが、とりもなおさずわかりやすく言えば、生産性向上運動と称して、旧国鉄が導入して自殺者まで出したマル生運動の導入ではないのでしょうか。人事評価、人材育成、職員の研修と称して、美辞麗句を並べておりますが、ついには競争をあおり立て、職員同士を敵視させるばかりでなく、職場からは笑い声がなくなり、活性化が図られません。実施計画では、今後の人事制度の基本的あり方を定めるとありますが、その内容を具体的に御説明を願います。次に、子育て支援策の充実についてお尋ねいたします。実施計画では、平成17年3月に策定した小樽市次世代育成支援行動計画、おたる子育てプランに基づき、子育て支援策の充実を図りますとあります。そこで、要望いたしたいのでございますが、小樽市の公立保育所が、地域別に見てアンバランスが見られます。小樽のまちは、蘭島から銭函までの海岸線でおよそ68.6キロという長い市域になっておりますが、中央地域に比べ、真栄地区から銭函地区まで市立保育所がありません。今、人口は中心市街地空洞化現象が激しくなっております。共稼ぎ支援策のためにも、また、男女共同参画社会形成のため、働きやすい環境の整備を図るとして、女性の労働対策と多様な保育サービスの促進事業費として1億6,429万円を予算化して、実施年度を平成18年度までとしているのであります。ぜひとも、真栄・銭函間に公立保育所という市民の声を酌んでいただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。また、安全な生活環境づくりでは、犬・猫との共生と題して、犬・猫の飼い主を捜し、動物愛護精神の啓もうなどの事業を展開するとしております。これについては、昨年から入船や奥沢地区住民から、犬のふん尿対策の要望が相次いで来ておりますが、保健所の取組も含め、お示しください。また、ゴキブリは衛生害虫に該当するのかどうかも含め、お示しください。次に、報告第1号、一般会計、除雪の補正予算についてお尋ねいたします。記録的な大雪に襲われた小樽市民にとって、除排雪作業費や原油価格高騰で上昇を続ける燃料費の出費は昨冬の3倍という世帯もあり、財政難に苦しむ小樽市も、降り続ける雪で除雪費がかさみ、大きな負担になるであろうことは想像にかたくありません。除雪費については、去る2月1日、除排雪業務委託料2億400万円、除排雪車両借上料2,600万円の補正予算の専決処分をいたしましたが、燃料費も大変だと思います。したがって、今冬の原油価格高騰による市への影響はいかほどになるか、見込額をお示しください。また、積雪の記録のとり方などでまだら配分となった国の除雪費補助は、後志管内でも明暗が分かれており、2月初めの1回目の配分が管内で該当した町村は余市町、古平町、泊村、寿都町の4町村でありましたが、小樽市の外れた理由は何だったのでしょうか。記録のとり方に問題があったのでしょうか、お答えください。国土交通省の2回目の補助では、市町村の独自測定値も基準となるとのことでありますが、小樽市の補助の見込みについては、今度こそ期待できると思っていますが、お考えをお示しください。次に、市の負担は除雪費だけにとどまらず、貸出しダンプのガソリン代が予想以上に上がっていることも見逃せないと思います。その上、今冬の大雪で、貸出しダンプの申込数は2月16日現在で379件で、昨冬の貸出実績を既に超えている実情であります。したがって、貸出しダンプ料も原油価格高騰で単価が上昇していると思いますが、どれくらいの影響が出ているのでしょうか、お答えください。また、補正予算の除雪車両借上料の2,600万円の内訳を御説明願います。次に、灯油価格高騰についてお尋ねいたします。2月18日の北海道新聞によると、もう限界だ、大雪に悩まされる市民から、悲鳴にも似た声が上がっている。除雪代の負担増に加えて、灯油代の高騰が家計に追い打ちをかけている。昨冬に比べ、この一冬で1家族につき、灯油代だけで数千円から3万円もかさんでいる。個人の力ではどうにもならない除雪対策であると報道されております。小樽市がまとめた2月5日付けの生活必需品価格調査でも、1リットル当たり平均78円50銭で、前月比で9.2パーセント、前年同月比では40.2パーセント上昇し、この10年間での最高値を更新しており、2月中旬にはさらに5円上昇して83円となったと伝えられております。そこでお尋ねいたしますが、このような灯油の値上がりが続く中、市内の生活保護世帯のいわゆる冬季加算は幾らになっているのでしょうか。見直しする考えはあるのでしょうか、お答えください。また、冬季加算は11月から3月までの5か月間となっておりますが、この期間についても、北海道では厳しいと思います。せめて半年間の10月半ばから4月半ばまでの6か月間がほしいと思うのでございますが、市長のお考えをお示しください。恐らく今年は4月半ばでも雪は残るのではと思いますので、市民に優しい御答弁を期待して、次の項に移りたいと思います。次に、議案第2号平成18年度小樽市港湾整備事業特別会計に関連し、小樽-中国定期航路についてお尋ねいたします。小樽-中国定期コンテナ航路の小樽港での取扱個数が、平成17年は輸出入含めて前年より30パーセント増えたとのことであり、喜ばしいことこの上もありません。関係者の御努力を評価するものであります。この航路の好評の理由は、小樽-中国航路は混雑が激しい韓国の釜山を経由せず、日本と中国を直接結んでいることが強みであり、小樽港にもすぐ入れるため、船の遅れが少なく、その上これまで欠航がないため、中国から商品補充の計画が立てやすく、在庫管理を徹底できることが荷主側から評価されているとのことであります。しかし半面、小樽港からの輸出個数は、輸入個数の30パーセントと少ないとのことですが、今後の対策をどのように考えて計画をされるか、それらを含めてお答えください。次に、議案第10号小樽市介護保険事業特別会計予算についてお尋ねいたします。3年に一度見直される65歳以上の介護保険料が、4月から改定されることになりました。これまで1号保険料は所得に応じて低い順に1から5段階に分かれておりましたが、新年度からは第2段階で二分される見通しであります。さらに、所得の高い第4、第5段階は、市町村の裁量で細分化できるようになっております。札幌市は、新たな1号保険料の基準月額を、現在の3,790円から4,200円ないし4,300円になると試算しているとのことでありますが、小樽市は幾らから幾らに、何パーセント値上がりするか、お答えください。また、札幌市では、負担割合が最も重い第7段階は月額7,350円ないし7,525円に、そして最も軽い第1段階は月額2,100円から2,150円になるとの見通しをしたようでございますが、小樽市の第7段階は月額8,569円、第1段階は2,448円と私なりに試算をいたしましたが、間違いないでしょうか。また、札幌市は、2月下旬までに正式な額を決め、3月末には市議会で議決し、加入者への通知は6月ごろとしての準備を進めているとのことでありますが、小樽市の今後のスケジュールをお示しください。また、保険料増額についての理由を、札幌市は高齢者人口の増加や介護サービス需要が増えているためとし、さらに4月から介護予防を行う地域支援事業実施も保険料上昇の要因としているようですが、本市では値上がりの理由についてはどのように分析されておられるか、お答えください。次に、議案第14号平成18年度小樽市水道事業会計予算についてお尋ねいたします。小樽市水道局が昨年11月から500ミリペットボトル入りの水道水、すなわち「小樽の水」の売行きが好調とのこと。このごろにしては珍しく、明るいニュースが伝わってきております。初めの1万本のうち、昨年末までに7,000本が売れたことに手ごたえを感じ、さらに1月下旬に2万本の製造を追加、その上、平成18年度には4万本を目指すとのことですが、今後どのような営業をする計画か、さらに収益の見通しとペットボトルのポイ捨て防止の指導方についてもお答えください。次に、議案第35号小樽市企業立地促進条例案について質問いたします。同条例案は、市内全域を対象に、工場などを新設する者に対する固定資産税及び都市計画税の課税免除を2年間行うことにより、企業誘致、雇用創出を促進するものとして、4月1日の施行を目指し、提案されている条例案であります。この新条例の適用条件は、市内に工場などを新築して操業を開始し、新築した建物や設備の固定資産評価額が5,000万円以上であることになっておりますが、まずその根拠をお示しください。また、新築した設備とは、どのようなことを指すのかも含めてお答えください。マスコミによると、昨年12月末現在の石狩湾新港工業流通団地内の企業立地率は、小樽市域が41.9パーセントに対し、石狩市域は65.5パーセントであり、石狩市に対抗した条例案であるとしております。それならそれで思い切った対抗手段を講ずるべきものと思いますが、例えば固定資産評価額を3,000万円以上にすることなど、よいのではと思いますがいかがですか、お考えをお示しください。また、この条例案は「工場などを新築し」とありますが、ホテルやマンションも該当するのでしょうか、お答えください。さらに、新規進出に限らず、既存企業でも、市内に工場などを新築操業すれば対象とありますが、耐震などのために建替えした場合も該当するのでしょうか。施行期日は平成18年4月1日としており、それに伴い、工場等設置助成制度を廃止するわけですが、この企業立地促進条例の期限はないのでしょうか。いつまでを考えているのか、お示しください。さらに、対象者の項で、その他規則で定める要件と、また、対象固定資産で、当該建物の敷地となる土地で規則で定めるものとありますが、具体的に規則の内容をお示しください。この項の最後になりますが、平成18年度は何件ほどを予想しておられるか、財政も苦しい本市でもありますので、市長のお考えをお示しください。次に、議案第36号に関連し、(仮称)新博物館構想について、教育長にお伺いいたします。平成8年に小樽市の第三セクターとしてオープンした小樽交通記念館が、2月末に株主総会を開催し、10年間の歴史に幕を閉じる方針を決め、博物館、青少年科学技術館を統合して関連機能を集約し、一元化を図り、市の直営として、平成19年4月の開館に向けて準備を進めております。そこで、何点かお尋ねいたします。まず第一は、交通記念館の初期にかけた約44億円の借金に加え、日常的な運営費も今後は税金で負担しなければならないので、市民負担は増えるのではと思いますが、償還金及び平成18年度の管理費はいかほどの額を予想しているのか、お答えください。次に、同館は開館当時の入館者数を年間25万人を目標に掲げておりましたが、仮称の新博物館構想では、目標入館者数を当初いかほどの見込みを持っておられるのか、お答えください。3問目ですが、平成17年度は嘱託・臨時職員を除くと、科学館は7名、博物館は4名、交通記念館4名で、合わせて15名で運営しておりましたが、新館構想では何名で運営すると考えておられるか、お答えください。次に、21世紀プランの「はぐくみ 文化・創造プラン」では、博物館の整備拡充のほか、市民に親しまれる学術文化振興の拠点施設として、さらには市民が楽しく学び、利用できる生涯学習の場として、新博物館建設に向け、取組を進めるとありますが、この基本計画との整合性をどう整理するお考えか、お答えください。次に、SL「C62の3」という交通記念館にとっての宝物を、当時の国鉄に返した経緯について御答弁してください。私の質問の最後になりますが、博物館の改装費用を青少年科学技術館の土地売却費から賄いたいお考えのようですが、十分間に合うのかどうか、どのような予算を立てておられるか、計画内容をお示しください。再質問を留保して、私の質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

武井議員の御質問にお答えいたします。初めに、18年度一般会計予算について、何点かお尋ねがございました。まず、市税をはじめとした滞納者対策でありますけれども、市税におきましては、滞納整理に当たり、滞納者に対し文書や電話による催告を行っているほか、臨戸訪問を実施し、納付を促しております。特に、昨年10月中旬から1か月間、休日・夜間を問わず、市内及び札幌市の滞納者宅を訪問し、徴集強化に取り組みました。また、納税意識が希薄で、納税の意思が見られない滞納者については、財産や給与の調査を行い、必要な場合には差押えも実施し、債権の確保に努めております。市税以外の収入金につきましては、平成16年度から全庁的に税外収入の確保対策に取り組み、この間、納税課職員を講師にして、納付交渉に係る研修会を開催したほか、それぞれの収入を所管する部局においては、管理職等による電話催告や臨戸訪問による納付交渉など、その取組を強化したところであります。滞納者対策は、未納者の納付意識に負うところが大変大きいものがありますので、未納者との連絡を密にし、粘り強く交渉していくことが必要であります。今後は納入に理解を示さない未納者や悪質なケースには、市民負担の公平性の観点からも、各種補助金の交付や資金貸付けなど、市が提供する一定の市民サービスについて、統一的な基準を設けた上で制限することも検討してまいります。いずれにいたしましても、本市が置かれたこの厳しい財政状況下では、市税をはじめ、収入金の確保は大変重要でありますので、今後とも対策を強化してまいりたいと考えております。次に、特定目的資金基金の活用でありますが、特定目的基金の残高は、平成16年度末で約18億500万円となっておりますが、このうち約3億500万円は寄付者の名前を冠しており、その意向に沿って元金の取崩しをせず、運用利息を事業に充てております。残りの約15億円のうち、平成18年度に借り入れた4億9,100万円を含めての7億9,100万円については、財源対策として一般会計に長期の繰替え運用をしております。その他の7億円となりますが、基金は市民の大切な財産でありますので、残高と財政状況のバランスに配慮しながら、取崩し額や財源対策としての運用額、充当目的事業の拡大なども検討し、有効活用に努めてまいります。次に、交通問題としてのバス路線の問題ですけれども、公共交通機関としてのバス輸送は、市民の足として重要な役割を果たしており、その利便性を高めることは必要なことと考えております。長橋5丁目旧松山町地区への乗り入れにつきましては、道路幅が狭く、こう配もあり、利用状況等の課題もあると聞いております。かなりの時間が経過していることもありますので、改めてバス事業者へ意向を伝え、協議してまいりたいと考えております。なお、塩谷線・最上線延長の問題でありますけれども、この問題につきましては、利用者が少ないなど、採算面で難しいという回答を得ていると思っております。次に、ホームレスについての住所の問題でありますけれども、国が示す住民基本台帳事務処理要領では、住民基本台帳法上の住所は各人の生活の本拠とされており、また、住所の認定に当たっては客観的居住の事実を基礎とし、これに当該居住者の主観的居住意思を総合して決定することとされております。大阪市では、大阪地裁の判決に対し、控訴したと伺っており、今後の推移を見なければなりませんが、公共用地にあるテント所在地を住所とする転居届があったとしても、現状では大阪市同様、受理することはできないものと考えております。次に、財政再建推進プランの実施計画についてのお尋ねでありますけれども、まず、退職手当債でありますが、平成19年度は7億円、20年度は6億5,000万円、21年度は8億5,000万円の3か年合計で22億円を借り入れ、計画期間中に生じる返済額2億500万円を差し引いて、19億9,500万円を実施計画に計上しております。退職手当債は民間の金融機関からの借入れとなりますので、償還条件は実際の借入時に決まっていくものでありますので、計画では10年間の元利均等償還を想定しております。次に、人事評価制度の導入でありますけれども、この目的としましては、職員研修、異動、昇級の基礎的な資料とするだけでなく、職場の業務改善や組織改善に役立てるとともに、業務目的の共通理解や職員の役割分担などにも活用できるものと考えております。評価の内容につきましては、職員ごとの行動基準を設けて評価する行動評価と、業務目標を設定してその達成度合いを評価する業務評価の二つを行って、最終的に5段階で総合評価する方式で考えております。平成18年度には、管理職の一部職員について試験的に施行を行って、評価方法や評価期間を検証し、平成19年度の新給与制度の導入に合わせて、昇級基準や勤勉手当への反映基準などを決めて、平成20年度以降に本格実施を予定しております。人事評価制度については、昇級などの関係で新給与制度と関連しておりますが、基本的には人員配置の適正化を図る上で必要なものと思っております。次に、保育所に関連して、真栄と銭函保育所間に、公立の保育所を整備できないかというお尋ねでありますけれども、真栄と銭函の間には、龍徳、若竹、さくら、新光の各認可保育所があり、入所希望者に対し対応しているところであります。しかし、入所申込みの現状は、住んでいる場所に近いとか、職場に近いことなども加味されて申込みをするものと考えていますが、現状では新光、桜方面に多くの待機児が発生している状況にあります。このため、これまで公立保育所において定員の拡大等を図り、待機の解消に努めてまいりましたが、新光、桜方面の待機児が解消される状況にないことから、18年度においては民間の認可保育所の定員の拡大をしながら、利用者に対し、入所可能な保育所のPRや窓口での案内等をして、スムーズな入所を図ってまいりたいと考えております。なお、認可保育所は公立、私立を問わず、一定の保育水準や施設基準を満たし、国が認可しているところでありますので、保育内容に差があるとは考えておりませんので、御理解を願いたいと思っております。次に、犬・猫の問題とふん尿対策でありますけれども、保健所では春と秋の2回、飼い主捜しを実施しております。その際に来場者へのパンフレット配布などを含め、犬の飼い方のマナーについて説明をしております。また、ふん尿に対する苦情が市にたびたび寄せられておりますが、保健所ではその都度現地調査をし、飼い主のわかるものについては直接指導、特定できない場合は付近への文書回覧、広報車によるアナウンスなどにより、飼い主マナー向上の啓発をしております。次に、ゴキブリは衛生害虫に該当するかという御質問でありますが、衛生害虫とは、病原体を運んで人に病気を感染させる可能性のある昆虫のことを言います。ゴキブリも、ハエやアリと同様、病原体を体表につけて運ぶことがありますので、衛生害虫に該当するものと思います。次に、除雪費の補正予算に関連しての御質問でありますが、初めに原油価格高騰による除雪費への影響でありますが、除排雪に係る四つのJVの委託料で試算しますと、今年度の当初設計では3億6,800万円となります。このうち、除排雪車両の燃料単価を昨年度に置き替えて換算しますと、3億6,500万円となります。このことから、総体委託料の差額は300万円となり、委託料全体の比率では約0.8パーセントの増額となっております。次に、除雪費補助についてでありますけれども、このたびの国土交通省の除雪費補助は、除雪費の不足が著しい市町村に対する緊急措置と聞いております。本市の場合は、1回目の選定基準は気象庁のデータに基づく積雪積算値でクリアしておりましたが、基準日の1月10日までの除雪費執行率が該当外とされたことから、補助を受けることができませんでした。また、2回目の補助については、本市は国の調査の求めに応じまして報告を終えておりますが、2回目の選定基準が示されていないことから、該当の当否はまだ不明であります。しかし、本市は記録的な積雪深を観測し、厳しい財政状況の中で過去最大の除雪費を計上していることから、補助金交付に向けて国に働きかけを引き続き行っております。次に、貸出しダンプ料に対する原油価格高騰の影響でありますが、同制度利用の平均的な事例から、雪捨場までの距離を2.5キロメートル、4トンダンプトラック使用を仮定しますと、今年度の単価は1立方メートル当たり338円と設定されます。この単価に、昨年度と今年度の9月時点の軽油の差額を考慮し、昨年度の総排出量から試算した結果、約100万円の増額影響があったものと推定しています。次に、2月1日専決いたしました貸出しダンプ制度の運搬車両借上料でありますけれども、今年の冬は昨年12月からの記録的な大雪に見舞われていることから、より多くの市民の方が制度の御利用をできるよう、当初1月17日から予定していた貸出しダンプの実施日を14日に繰り上げ、さらに1日6件の枠を7件に広げたことから、運搬車両の借上料2,600万円を補正したものであります。次に、生活保護世帯の冬季加算の額でありますけれども、国では冬季加算の額を級地区分と世帯人員数で支給額を定め、11月から3月までの5か月間支給しております。小樽市は2級地1であり、月額1人世帯2万2,160円、2人世帯2万8,690円、3人世帯3万4,240円、4人世帯3万8,830円、5人以上の世帯は1人増えるごとに1,490円加算する額を支給しております。次に、冬季加算の見直しでありますが、生活保護は全国統一の基準により実施されており、平成17年度の冬季加算基準について国が見直すという動きは、現在までのところ聞いておりません。また、国から2月21日付けで、平成18年度の保護基準改正案が示され、冬季加算については、平成17年度と同額となっております。冬季加算を含む生活扶助基準は、一般国民の消費水準との均衡が図られるよう、政府経済見通しにおける民間最終消費支出の伸びを基礎とし、国民の消費動向や社会経済情勢を総合的に勘案して決定されるものでありますので、ある時期の灯油価格が上がったからすぐに見直すというのは難しいものではないかと考えております。次に、冬季加算の支給期間延長の問題でありますが、冬季加算は冬場の暖をとるための特別な事情で対応するため、積雪寒冷地だけでなく、各都道府県を1区から6区までに分け、支給額の多い、少ないはありますが、11月から3月まで級地区分と世帯人員数により支給されております。国としては、支給期間の延長については考えていないようでありますが、機会を見て問題提起はしてみたいと考えております。次に、中国コンテナ航路輸出分の個数増加対策でありますが、平成16年分の道内重要港湾における輸出入の状況は、輸入の約3,700万トンに対し、輸出は約264万トンで、ここ数年、輸出は輸入に対して7パーセント台で推移をし、コンテナ貨物においても同様に輸入超過で推移しております。また、道内重要港湾における全体輸出貨物量は、平成14年の約300万トンをピークに漸減している中での輸出個数増加は易しいことではありませんが、週2便の実現に向けて、輸出貨物の掘り起こしは必要不可欠なものと考えております。今後、関係業界と連携し、輸出コンテナ貨物の増加に向けて、企業訪問やポートセールスなど、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、介護保険事業特別会計予算についてのお尋ねでありますけれども、まず、第1号被保険者の保険料でありますが、基準月額で4,487円から4,897円に改定され、9.14パーセントの上昇であります。次に、第7段階と第1段階の保険料月額でありますけれども、第7段階が8,569円、第1段階が2,448円となります。次に、保険料決定の手続とスケジュールでありますけれども、本議会に議案第47号で追加提案いたしました介護保険条例の一部を改正する条例案を御審議の上、議決をいただき、被保険者の皆様への通知は6月を予定しております。次に、保険料上昇の要因でありますが、札幌市と同様、高齢者人口の増加と介護サービスの需要増が主なものであります。具体的には、施設サービスで特別養護老人ホームの72床増床、老人保健施設の100床増床、居住系サービスでグループホームの170床増床などが上げられます。また、従来の老人保健事業などを再編成した地域支援事業が新設されたことも、上昇の要因であります。次に、議案第14号に関連して、ペットボトル「小樽の水」の販売についてでありますけれども、初めに今後の営業計画でありますが、11月から始めました試験販売について、2月末までにPR用も含めて1万400本を出庫しております。現在、運河周辺や堺町通り地区、小樽駅前ビル周辺のほか、ホテル、バスターミナル、病院などの売店の41か所で試験販売を行うとともに、市内で開催されるイベント、スポーツ大会などへの直接販売を実施しているところであります。これまでの売上状況を見ますと、特に運河周辺などの観光地での売行きが全体の約3割を占め、好調なことから、祝津・朝里川温泉地区のホテルや観光施設などへの販売箇所の拡大に努めてまいりたいと考えております。さらに新年度からは、お客様の利便性を高めるため、郵便局を活用したふるさと小包の展開を行う予定であります。次に、収益の見通しでありますけれども、18年度の作成本数で試算しますと、売上げで約310万円、作成費は260万円でありますので、収益は約50万円になるものと考えております。また、ペットボトルのポイ捨て防止の指導でありますが、この製品は資源回収品目になっておりますことから、ラベルにリサイクルのための識別マークのほか、リサイクルに協力の旨の文言を記載し、購入された方々への啓発を図っているところであります。次に、小樽市企業立地促進条例案についての御質問でありますけれども、まず、この条例の適用の対象になるのは、市内に工場等を新築することが前提となります。その上で、新築した工場などとそれに設備された機械・器具などの償却資産の固定資産評価額の合計額が5,000万円以上であることが要件となります。この固定資産評価額5,000万円以上の根拠につきましては、従来の小樽市中小企業等振興条例の工場等設置助成金の価格要件が5,000万円であり、また、同じ石狩湾新港工業流通団地における石狩市も5,000万円であることなどを勘案し、要件を5,000万円としたものであります。次に、思い切った対抗手段を講じてはどうかという御意見でありますが、石狩湾新港工業流通団地は本市だけではなく、隣接する石狩市や土地所有者である石狩開発株式会社など、関係者が協力しながら工業団地全体の振興を図っているところであります。この条例の趣旨は、必ずしも石狩市との競争ということではなく、これまで本市の優遇措置が弱かった面を強化し、石狩湾新港工業流通団地だけではなく、銭函や勝納の工業団地など、市内全域を対象に企業立地促進を図ろうとするものであります。次に、工場だけでなく、ホテルやマンションも該当するのかという御質問でありますが、この条例の対象施設は工場、物流施設、試験研究施設、高度情報処理施設及びエネルギー関連施設となっており、これ以外のホテルやマンション等は対象となりません。また、工場等が耐震などのために建替えをした場合につきましては、この条例の課税免除の要件に該当する場合は対象となります。次に、この条例の期限の問題ですが、この条例は石狩湾新港地域、銭函工業団地、勝納ふ頭工業団地を中心に、市内への企業立地の促進を図るものであり、その目的を一定程度達成するまでは必要なものと考えております。次に、対象者の要件でありますが、第1に建築基準法による検査済証の交付を受けていること。第2に、工場立地法の届出がなされていること。第3に、公害防止のための適切な処理が講じられていること。最後に、その他関係法令に違反するものでないこととしております。また、建物の敷地につきましては、当該建物を維持し、又はその効用を果たすために使用されている土地で、緑地、植栽、舗装、さくなどにより整備されているなど、当該工場と一体的に使用されているものと認められる範囲の土地と定める予定であります。次に、企業立地条例と平成18年度の予算との関連でありますけれども、この条例は固定資産税及び都市計画税の課税を免除するという内容であり、従来の工場設置助成金のように予算措置をし、交付するという制度ではありません。現在、既に操業開始している企業や、これから年内に操業開始が見込まれる企業などから、何件か相談が来ておりますが、今後、この条例の制定を契機に、新規企業の融資と合わせまして、市内の既存企業にも積極的に働きかけを進めるなど、より一層強力な企業誘致活動を展開してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

武井議員の御質問にお答えいたします。初めに、交通記念館の借入金の償還額についてでありますが、建設時の借入金合計は34億4,760万円、元利償還合計額約44億8,000万円でしたが、平成18年度以降の元利償還合計額は5億888万円になります。また、平成18年度の光熱水費や機械整備などの管理費は650万円を当初予算で計上しております。次に、新博物館の目標入館者数と職員の配置数についてでありますが、開設に向けた準備室を平成18年4月に設置する予定でありますことから、今後の具体的な施設プランや入館者の見込み、料金設定など、事業内容を検討する中で、適正な職員配置を考えていくこととしております。今後の設計や広報活動、事業展開などのスケジュールを考えますと、9月議会までにはお示しできるものと思います。次に、21世紀プランとの整合性についてでありますが、基本計画案では、将来を見据えた社会教育の充実を図るため、その第一段階として現交通記念館を博物館・科学館の機能を持った新たな博物館として創設し、社会教育施設全体の核となる施設を目指すものとしており、21世紀プランに示しております学術文化振興の拠点施設、市民が楽しく学び、利用できる生涯学習の場としての施設と同じものととらえております。今後は新博物館の施設・機能の充実を図っていくことにより、市民や来館者の幅広い学習ニーズにこたえていくことができるものと考えております。次に、「C62-3号」についてでありますが、このSLは昭和49年に役割を終え、昭和52年5月から昭和61年10月まで、北海道鉄道記念館に保存されていたものであります。昭和61年、「小樽SL復活の会」から所有者である当時の日本国有鉄道に復活活用に関する要望書が提出され、同年10月、「C62-3号」は小樽築港機関区へ移送されております。その後、札幌の苗穂工場に運ばれ、車体の調査・修復を行い、昭和63年から平成7年まで、北海道鉄道文化協議会により、小樽から倶知安とニセコ間を運行してまいりましたが、けん引力の低下や運転資金面などから平成7年に運転は休止され、JR北海道の判断により、現在、苗穂に保管されていると聞いております。最後に、新博物館の改装費用についてでありますが、先ほど申し上げましたように、今年の4月から新博物館の開設準備室を設置し、ここで展示や内装などの設計工事費などを検討することになり、この件につきましては、6月議会にはお示ししたいと思っております。(「議長、19番」と呼ぶ者あり)

再質問 19番 武井義恵

要望も含めて再質問をいたしたいと思いますが、まず、この人事評価制度の導入問題です。市長の御答弁では、勤勉手当なんかの材料にしたいと、こういう御答弁でございますが、これは非常に当時国鉄の昭和45年以降も同じような利用なのですよね。そして、自殺者まで出したという内容のものです。職員が職員同士を評価するというやり方です。「人を見たら泥棒と思え」ということわざがありますが、それどころの騒ぎでないのです。本当に厳しい、内容はみんなこれと同じなのです。研修だとか、こういうこれと全く同じ三つの問題を材料にしてやった政策です。私どもはマル生運動と言っておりましたが、これは昭和45年の秋から昭和48年に、大きな1週間のストライキをもって抵抗して、ピリオドを打ったという経緯がございます。いずれにしても、小樽市は公務員の方々が働いているところです。市民が相手になるわけで、非常に私どもも当時は国鉄関係はお客が相手ですから、お客さんが不愉快な感じをするわけです。ですから、市民がサービスを受ける場合に、非常に不愉快な感じがあってはなりません。ぜひともこの辺は慎重に、どのような評価をするのか、十分理事者同士の間で論議に論議を重ねてやっていただきたいと、こういうふうに思いますが、市長の所信をお伺いしておきたいと、こういうふうに思います。それから、ゴキブリの件なのですが、衛生害虫だということの御答弁をいただきました。そこで、保健所にお伺いしたいのですけれども、この小樽市の21世紀プランを見ますと、駆除費に300万円の予算を盛ってあります。ところが内容を聞きますと、これはゴキブリとか衛生害虫の駆除ではなくて、ハチの駆除に使う予定の金だと、こういうふうに聞いているわけですけれども、今回たまたま塩谷のC団地でゴキブリが発生しました。これには消毒費8万4,000円もかかって、個人が負担してやっています。どうも保健所まで持ち込んだのだけれども、保健所は衛生害虫だということは教えてくれたのだけれども、具体的な対策については教えてくれなかったと、こういうことなのですが、せっかく予算を盛ってある300万円です。この辺は何に使う、本当にハチの駆除だけなのか、ゴキブリはなぜ対象としないのか。ここの第3次実施計画、21世紀プランの33ページにはっきりと書いてあるのにもかかわらず、しかもこれは平成17年、18年に行う事業だと、こういうふうに書いてあるわけです。ですから、17年度に起きたこういうような市民が、特にこの虫を見ると何かアレルギー体質を起こす市民だったらしくて、皮膚科にも通わなければならないような状況にまで発展したと、こういうふうに聞いています。いずれにしても、こういうような具体的な予算を盛っているわけですから、何らかの方法を講ずるべきではないかと私は思うのですが、考えがあってしなかったのかどうか、教えてください。それから、前後いたしますけれども、この企業立地促進条例案の中で、新築した設備について、私は、お尋ねしてあります。工場の新築、これはわかります。この5,000万円という金額があるわけですが、「新築した設備」というこの表現が、私は戸惑っているわけで、工場を新築するというものはわかりますけれども、新築した設備という表現は、これは例えば新築に2,500万円かかって、設備を導入するのに2,500万円かかってもいいという、こういう意味なのか、そこのところをお聞かせください。それから、教育委員会に、この新博物館構想との整合性の問題です。この整合性のなぜこれを聞くのかというと、今教育長から御答弁をいただきましたけれども、この市の方針によりますと、新館建設をするという、博物館をつくるということを書いてあるのですね。ところが、今のは何かちょっと言葉でもってごまかしたような答弁に聞こえたのです。この3館こちゃこちゃと統合して、私たちがこのイメージを持っていたのは、新しい館を建てて市民の本当に生涯学習の場として新博物館建設に向けた取組を進めます、こう丁寧に書いてあるのですよね。ところが、今のは何かちょっと似たような言葉を使っているけれども、なかなか中身が大きく差がついているような。したがって、これとも私は整合性を言ってくれという質問ですから、そこのところをごまかさないようにして正確に御答弁してください。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

人事評価制度の関係でお答えをいたしますけれども、この制度ですけれども、今、新しい公務員制度が議論されておりまして、近く発表されると思いますし、一方では最近は公務員に対する風当たりと言いますか、給与の問題、処遇の問題等を含めて、いろいろ問題視されている。さらには、地方分権の関係で、職員のより一層の政策形成能力とか、いろいろなものを求められている、こういう時代になってきておりますので、職員の資質向上というのは非常に大事だと思います。そういう面で、職員の方々には少人数で、いわゆる言われている小さな政府でということだと思いますけれども、少ない人数で効率的に行政を推進していくのだと、こういう観点から、やはり制度というのが必要なものだと思っておりますし、もちろん導入に当たりましては、慎重に対応していきたいと、こんなふうに思っています。その他の問題については、担当部長からお答えいたします。(「議長、建設部長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 嶋田和男(建設部長は2009年3月まで)

武井議員の再質問にお答えします。先ほどゴキブリの関係で、保健所というお話でしたが、塩谷C団地で発生した事案でございますので、先に建設部で答弁をさせてもらって、その後に保健所というふうにしたいと思っています。まず、この事案の詳細でございますけれども、あくまでも市営住宅に入居されている事案でございまして、当然その案件がどこに原因があって、だれの責任なのかというところから、やはり市営住宅の入居者に対する負担は判断すべきだろうというふうに考えています。この事案についても、私どもが対応させていただいて、確かに生活に苦しい方ということもあって、いろいろと御相談に乗りました。最終的には、専門業者で駆除すべきということがあって、専門業者とも私どもが入って、何とか軽減化なり分割できないかという交渉をさせていただいて、最終的には入居者の方の理解をいただいて、分割でということで処理をさせてもらいました。そういう中では、やはり市営住宅の案件でございますので、そういった対応をしてございますので、また最終的に入居者の方も2月又は3月、2回来られまして、感謝といいましょうか、経過については御理解いただいたというふうな経過がございますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長、保健所長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 外岡立人(保健所長は2008年6月まで)

武井議員の御質問にお答えします。まず、予算は衛生害虫駆除費として、年間100万円ついています。3年間で300万円ですけれども、その100万円の内訳の大体7割、これは市の公共施設あたりでハチの発生したときの対策費です。それを保健所の予算として保健所が一応統括していると。それで、実際、衛生害虫などに対する対応の負担費用として大体30万円です。それは、多くはやはりハチ対応です。そして、ゴキブリに関しまして、北海道は比較的まだ新しいと思うのですけれども、どういう対応をしているか、東京とか全国を調べてみました。それに対して助成しているところはどこもありません。ただ、対応窓口として、いろいろゴキブリ対策又はそれに使う薬、そういう指導をしているところが多いです。そして、先ほど指摘されましたけれども、保健所の対応としましては、一応相談を受けた場合、必要があれば現場まで見に行きます。そして、そこでいろいろ指導しているのですけれども、それから先というのはやはり個人による対応ということで、この辺小樽が遅れているかどうかということで、全国調べましたけれども、一応基本的にはそういう助成をしているところはありません。それと、今後、何かあったときは、現場に職員が出かけますけれども、職員は私も含めて素人ばかりです。そういった中でやれるだけの対応はしようと思いますけれども、先ほど建設部長からの話があったとおり、やはり最終的には業者の紹介ないしはそういったことになるかと思います。(「議長、経済部長」と呼ぶ者あり)

答弁 経済部長 山﨑範夫(経済部長は2006年3月まで)

企業立地の促進条例案についてお答えをいたします。まず、対象になりますのは、あくまでも工場等新築ということですから、建物を建てるというのが大前提です。ですから、建物だけであれば、その建物の評価額が5,000万円という形で一つの基準になると。ただ、普通工場をつくりますと、どうしてもそこに付随する設備といいますか、先ほど申し上げましたが、機械や器具などの償却資産を設備しますので、それもあった場合には工場等の建物にプラスして、両方合わせての評価額5,000万円を一つの基準にしようということで考えてございますので、御理解いただければと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

武井議員の再質問にお答えいたします。21世紀プランとの整合性についてでございますが、ハード面においては厳しい財政でございますが、市民が楽しく学び、利用できる生涯学習の場として、私どもとしては機能面でより充実した新しい博物館という、そういう思いでこの計画を進めているところでございます。(「議長、19番」と呼ぶ者あり)

再々質問 19番 武井義恵

1点だけ、再々質問させていただきたいのですが、私、この人事評価制度の問題なのですけれども、予算特別委員会で細かくやりたいと思っていますが、今回、偶然の一致かどうか知りませんが、教育委員会の方からは学習到達度調査100万円、これも出されているわけですね。そうして、市長部局の方からは人事評価システムが出されている。偶然の一致と私は思いたくないのですよ。そういう制度を導入して、言うことを聞く職員をつくる、こういうような全くマル生の二の舞のような感じがしてなりません。ですから、こういうような偶然の一致なら、思い過ごしならいいのですが、私はどうもそういうふうに思えない。あるいは、今の小泉政権の小さな政府なんかの表題を見ても、何かそれに追いつくような感じがしてなりません。したがって、どうもこれをやるには、念には念を入れてしないと、本当に暗い職場になります。その反応がサービスを受ける市民にいくようになる。それをまたそういうのになると、処分をすると。ますます暗くなると。こういう悪循環が続くのです。これが老婆心であればいいのですが、これが教育委員会も市長部局も偶然の一致だとは私には思われません。これは市のばかりでなくて、政府の方針でこういう方向をし、そして職員の人勧などというような制度も意に介さない、うんもすんも言わせない、そういうような労務政策、これをやるように、赤字だ赤字だと、財政厳しいという名目に応じて、そしてどんどんサービスは落ちる、職員からは給与を削減する、こういう道へうんもすんも言わせないで行くような気がしてなりません。ですから、これをするに当たっては、対応機関はもちろんでございますが、その関係理事者の間で十分論議をして、市民に反発が来ないような、反動が来ないような私は政策をとってほしいということを申し上げて、これに対して理事者の方で、よし、わかったと、おれが責任を持つというような方がいらっしゃれば、市長からは先ほどお伺いしていますから、収入役か助役に質問を向けたいと思いますが、御答弁ください。

答弁 総務部長 山田厚(総務部長は2007年2月まで)

この人事評価制度の問題については、今お話があったように、私どもも具体的に今本格実施をするというまでには、平成18年度から管理職の一部にどういったことでどういうことになるのかという、今まだ前が見えない部分ですので、いろいろな検討を加えて、管理職の一部でちょっと試行してやってみようかということからスタートして、関係職員団体とも話合いをする予定にしてございます。ただ、問題は、この人事評価制度の中で、いわゆる給与制度そのものもリンクしてくる部分があるものですから、その新給与体系というのは、平成19年度の今の再建プランでお話ししているように、地域間格差の4.8パーセント絡みの部分で、独自削減5パーセントで、おおむね10パーセント削減をするというスタートの年との関係もあって、一定程度18年度中にいろいろな角度から、関係団体等とも協議をしながら、将来的な本格実施に向けた作業に入りたいというふうに思っておりますので、ひとつそういうことで御理解をいただきたいというふうに思っております。

出典:小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月6日 議事録 PDF(99ページ) 間違いを知らせる