小樽市議会 平成12年第2回定例会 2000年6月7日
「第2回定例会に当たり、公明党を代表して質問をいたします」
2000年6月7日、小樽市議会の一般質問で、秋山京子議員が質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 秋山京子 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 34番 秋山京子
第2回定例会に当たり、公明党を代表して質問をいたします。2日、衆議院が解散し、いよいよ総選挙へ向けて各党議員の皆様も大変に忙しい毎日と思います。2000年という歴史の節目、今、日本は景気、雇用、環境、教育など直面する諸課題が山積みし、さらにまた、21世紀の日本の再生をどうするのかという中・長期的課題を抱えております。このような中で昨年10月、公明党は保守中道連立政権に参加いたしました。それは「景気回復、経済新生」をはじめとするあらゆる難問解決のためには、まず「政治の安定」が必要であり 「活力と安心」の社会建設のた、めの改革を目指しての連立であります。2000年度予算に見られるように、大型の所得税、法人税、住宅ローン減税の延長や信用保証協会の融資特別保証制度の実現、18兆円の経済新生対策など、まさに政治の安定あっての景気回復の流れが見えてきているのであります。さらに、子育て、教育改革も大きく前進いたしました。小樽市においても、少子化対策臨時特例交付金等で1億 5,500万円の子育て支援が実施されております。そしてまた、このたびの国会においても 「児童手当の就学、前までの実施」が決定いたしました。このことによって子育て支援が大きく前進し、小樽市民の多くの方より共感を得ているのも事実でございます。さらに、公明党が強く主張しておりました「循環型社会形成推進基本法」が成立し、いよいよ「ごみゼロ社会」へ大きな一歩を踏み出したのであります。このように、連立政権の中で国民生活を守り、大きな実績を示してきたことを語りながら、政治の安定と改革を目指す公明党の政治姿勢の上に立ちまして、数点にわたり質問をいたします。最初に、介護保険についてお伺いいたします。現行の介護保険制度は、開始前から 「保険料と利用料が高い 「保険給付に差別がある 「基盤整備が不十、 」、 」、分でサービス供給に不安がある 「要介護認定の公平性確保に問題あり」として、特に強い見直しと改正が求め」、られていたこの4点に対し、連立政権は特別対策により、65歳以上は4月から半年間保険料は徴収せず、その後1年間は半額として、財源は国の負担とす。また、40歳から64歳の加入者に関しては、従来の医療保険料より負担増となる額を1年間、国が医療保険者に財政支援をし、さらに利用料に対しては、ホームヘルプサービスの低所得者の利用料を3年間3%に軽減。その後、段階的に引き上げることとし、さらに基盤整備のための新たな計画を策定。公平性の確保に対して、特別対策で、介護サービスを利用しない重度の要介護者を抱える低所得の家平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録庭に上限年間10万円の「家庭介護慰労金」の支給を決めて、4月1日より開始となりました。小樽市にあっても大変に御苦労されての開始であったと思いますが、開始して2カ月になります。現在の状況をお伺いいたします。最初に、今現在の申請者数と認定数を自立、要支援、要介護は1から5までの集計数をお願いいたします。次に、要支援と要介護の認定者の居宅サービス計画作成の依頼届け書の提出数をお願いいたします。次に、開始より窓口に寄せられた相談、問い合わせで最も多かったものは、どのようなものがあったのでしょうか。お伺いいたします。市では介護保険制度についての説明会を各町内会で開催し、また希望のあるところには出向いて説明をされていらっしゃいました。しかし、全市民への浸透は大変に厳しい現実にあることも理解できますが、過日こんなことがありました。地方より電話にて 「小樽の街に住むある知人が老老介護の状況にあり、何とかしていただき、たい」という依頼がありました。早速住所を探し、訪問して状況を把握し、代理人として役所に認定申請を行いました 「通知があったら教えてください」と伝え、待っていたところ、連絡がありません。心配になり行って。みると、当人のところには通知書は届いていましたが、中を見てもさっぱりわからないから、そのままという状態でした。分厚い茶封筒の中には、申請時に提出してきた被保険者証と印刷物です。1つの方は要介護認定結果の通知とその案内プリント、もう一つの方は8枚つづりの介護サービス提供事業所の一覧表、そして各サービスの種類と利用サービス単価表です。認定の通知案内はわかりますが、次の介護サービス利用を決めるまでの過程がわかりづらいと思いました。理解度の弱まってきているお年寄りや相談する相手のいない方にも、もう少しわかりやすくすべきと考えます。介護保険を利用するには、一番最初の申請をしなければ、その先には進めません。情報が伝わっていなければ、その申請をすることもわかりません。介護を必要としていても、世間とのつながりのとれない高齢者もおります。体が不自由で、足を運ぶことの難しい高齢者もおります。このような高齢者への説明は行き渡っているのかどうか。独居者など、どのように把握をされているのかお伺いいたします。また、この制度の利点は、利用者が介護サービスを選択できるということにあります。しかし、そのサービスも、提供事業所の一覧表とその種類と単価表の印刷物だけでは、どんな介護なのか、介護サービスそのもののイメージもわきません。そして、同封の用紙には 「在宅の場合は介護サービスの計画をつくる必要がありますの、で、居宅介護支援事業所に頼むと無料でつくってくれますので、事業所に御相談ください」とあります。しかし、、実際にたくさんある事業所の中からどこの業者が自分に合っているのか、どこの事業所が安心して託せるのか判断するのも厳しい実態ではないかと思います。最終的に事業者を決めて、その旨を市役所に提出をして1段階が終了となります。いよいよデイサービスの利用ができると喜んでいたのに、希望する日時が自由に選べない。プランができ、デイサービスに行っても順番どおりにいかず、後回しにされ 「以前よりサービスが低下しているのでは」との声、も聞かれます。市は事業所に対し、チェックや指導をされているのでしょうか。こうしたサービスに関する各支援業者や提供業者の情報もわかりやすく公開し、安心して利用ができるようにすべきと思いますが、いかがでしょうか。次に、近くに相談する身内のいない高齢者や、考えることがおっくうになっている高齢者と一緒になって、相平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録談に応じてあげられる地域ぐるみの対応が必要だと思いますが、どうでしょうか。お伺いいたします。私の申請した方は、最終的に1割負担ということがネックとなり 「もう少し動けなくなるまで我慢します」、との結果となり、サービス利用料の1割負担の重さを実感いたしました。公明党の「介護問題対策本部」は、制度開始にあわせ設置した介護 110番や私たち地方議員からの現場の声を踏まえて、諸問題の改善に向け当面必要な改革案を5月中旬、国会内で「介護保険制度実施後の対応についての、提言」として発表し、全力で取り組んでいることを表明しております。その提言14項目の中に、サービス利用。介護事業者の情報提供、介護サービスの質の評価について、利用者負担の軽減についても提言をしております小樽市として今後、ただいま提起いたしました現実問題をどのようにお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。次に、少子化対策、子育て支援に関して何点かお伺いいたします。最初に、改正児童手当法についてお伺いいたします。かねてより我が党が推進しておりました児童手当法が改正になり、法成立の公布日より施行されます。改正さ。れました児童手当は、支給対象年齢を現行の「3歳未満まで」からを「小学校入学前まで」引き上げられますこれにより支給対象者は現行の約 256万人から 570万人に増え、全未就学児の7割が対象となります。支給額と所得制限は現行どおりで、第1子、第2子に月額 5,000円、第3子以降に月額1万円を支給。所得制限は、夫婦2人と子供2人のサラリーマン世帯の場合、年収 670万円未満とされています。この児童手当は、4カ月分まとめて年3回支給する仕組みで、改正によって新たに対象となる児童の受給開始、は10月になります。申請手続は法成立の公布日から行うことができるとされています。今回の改正に際しては9月末までに申請すれば、6月分までさかのぼって支給される経過措置が講じられているとありますが、まず小樽市では対象者への通知をどのようにされるのか、お知らせ願います。また、現行の児童手当支給者数と改正による全手当支給対象者は何人になるのか、お伺いいたします。さらに、この改正による小樽市への対象児童総支給額と、それに対する国の助成額をお示しください。小樽市にとって、この改正は子育て支援策として役立つと考えられるか、お伺いいたします。次に、昨年、保育所待機児童の解消をはじめ、地域の実情に応じた少子化対策に関して、全国の市町村に国からの財政支援 「少子化対策臨時特例交付金」が小樽市にも約1億 5,500万円の交付がありました。この交付金、による事業も幾つか実施になりましたが、交付の目的に保育所待機児童解消がありますが、市ではこの事業による待機児童の解消は図られたのか。現状と状況をお示し願います。また、ほかにこの交付金による事業の予定がありましたら、お示し願います。ある新聞記事に、育児について相談したりする仲間や知り合いがいないことによって精神的なバランスが崩れ、育児ノイローゼや、ひどいときには虐待にまで走ったりしてしまうケースもあるとして、例を挙げ、具体的な子育て対策として「育児相談」や「一時預かり 「母子が安全にゆったりと遊べる場所の整備」を提言しておりま」、したが、とても大事な問題の一つと考えます。その意味からも、今年度、奥沢に建設を予定されている「地域子育て支援センター」の事業は、その開始の待たれるところであります。この子育て支援センターの事業内容についてお伺いいたします。厚生省は、地域子育て支援センターの事業として、1つ、育児不安などについて相談・指導、2つ、子育てサ平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録ークルなどの育成・支援、3つ、特別保育事業など積極的実施、普及促進、4、ベビーシッターなど地域の保育資源の情報提供などを挙げています。今年度よりもう1つ、家庭的保育を行うものへの支援を挙げています。この5つの事業から3つの事業を選択して実施とありますが、小樽市ではどんな視点からどの事業を選択し、実施されるのか。また、どのように運営をされるのか、お伺いいたします。さらに、現在、保健所で実施されており、利用度の高い「育児相談」や「育児悩み事相談」などとのかかわりと、今後の子育て支援センター建設へのお考えを、さらに「子育て支援」に関して、今年度からスタートする「新エンゼルプラン」との関連について、市のお考えを御説明願います。次に、児童虐待についてお伺いいたします。今国会において児童虐待防止法が成立。21世紀を担う大切な命をこれ以上無残に傷つけられたり、奪い取られることのないよう、新制度施行に期待が持たれます。18歳未満を「児童」と定め、何人も児童に対して虐待してはならないと禁止し 「虐待」とは、児童の身体に外傷が生じ、または生じるおそれのある暴力を加えること。、児童にわいせつな行為をすること、または児童をしてわいせつな行為をさせること。児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食、または長時間の放置、その他の保護者の監護を著しく怠ること。児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うことなどを挙げています。また、日本独特の無理心中や子殺しなど、子供の生きる権利を親や保護者が故意に奪うことなども児童虐待に含むという考え方もあります。1948年、児童福祉法が施行され、虐待されている子供を発見した場合、第25条には通告義務が、また第29条には虐待家庭への立入調査権が定められていますが、実際に通告し、立入調査が実施されたのは、児童福祉法が施行された48年から98年までに事例として約20件という実態です。ここ10年ぐらいの間に、少子化の進む中、深刻な社会的問題化となり、児童虐待に関する児童相談所への相談件数も、90年度の 1,101件から98年度には 6,932件と6倍以上に増加しています。昨年、警察庁が事件として把握した児童虐待事件は 120件、死亡者は45人。大人の都合で子供の生きる権利を奪う無理心中などを含めた民間調査では、98年度の死亡者は 131人に達しています。また、北海道にあっても、児童虐待の児童相談所への相談件数も、札幌市を除き、98年度は92件、99年度は今年の2月末で 120件という状況で、道として関係機関と連携し、連絡協議会を設置するとされています。、公明党は今年3月、女性委員会を中心に、児童虐待防止を求める75万人の署名とともに、政府に対し、1つ虐待防止に向けた児童福祉法などの法整備、1つ、児童福祉法上の児童虐待通知義務の強化・徹底、1つ、児童相談所の家庭などへの立入調査時の警察への協力体制要請、1つ、親の精神的ケアをする育児支援策、1つ、24時間対応ホットラインの全都道府県への早急な設置等の要望書を提出し、その法制化を求めておりました。また、国会においても積極的に取り上げ、防止法設立に取り組んでまいりました。このたびの防止法は、虐待の早期発見とその防止を目的とされています。そして、国や自治体は、虐待を受けている子供を速やかに見つけ、保護する責任を担うことになっています。現在、小樽市における児童虐待の実情と対応窓口、相談件数、虐待防止に対する取り組みと、法制化に伴う今後の取り組みに対するお考えをお伺いいたします。また、この問題は一部の児童にかかわる関係者だけではなく、未来を託す大切な子供たちを守るために、地域社会の問題として市民の意識向上も必要と考えますが、いかがでしょうか。平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録次に、環境問題についてお伺いいたします。地球規模の大きな環境問題の一つに地球温暖化があります。この地球温暖化は、現在の人類の生活と未来の人類の生活にかかわる深刻な問題であります。CO (二酸化炭素)など温暖化ガスの排出が現在のペースで増え2続けると、地球の平均気温は 100年後、約2度上昇し、その結果、海面の上昇で太平洋の諸島諸国が水没したり、熱帯病の蔓延などが予想されています。1992年のリオデジャネイロにおける地球サミットにおいて、地球温暖化対策に最大限努力すべく、気候変動に関する国際連合枠組み条約への署名が開始され、94年に発効いたしました。この地球温暖化防止への取り組みを加速的に進めるため、97年12月、京都において気候変動に関する国際連合枠組み条約の第3回締約国会議が開催され 「京都議定書」が採択されたのであります。、「京都議定書」においては、先進国全体の温室効果ガスの排出量を2008年から2012年までの期間中に、1990年の水準より少なくとも5%削減することを目標として設定し、日本は6%削減を世界に約束をいたしました。エネルギー効率が最高水準に達している日本にとって、この目標を達成することは容易なことではありません。しかし、地球温暖化問題の解決に向けた取り組みは、環境と調和した循環型の経済社会を構築し、持続可能な経済社会の発展が可能となるためには必要不可欠であります。今後の21世紀を考える上で、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼしているこの問題についてどのような認識をお持ちなのか、市長の御見解をお伺いいたします。2001年に向けた「地球温暖化対策推進大綱」が同対策推進本部より出されておりますが、今後の推進に向けての研修や、省エネルギーや新しいエネルギーの導入などによる温室効果ガスの排出削減に向けての対策の検討などは現在どのように進行されているのか、状況をお示しいただきたいと思います。次に、大事な視点として、将来を担う子供たちを中心として、学校、地域、家庭など多様な場において、森林の役割などを視野に入れた地球温暖化問題をはじめとする環境教育、環境学習、省エネルギーに関する教育学習の充実が非常に大切なポイントになってくると思われますが、いかがでしょうか。さらに、学校教育において、環境の保全や、よりよい環境の創造のために主体的に行動する実践的な学習システムの確立や、担当教員の環境に対する意識の向上や指導力の向上を図る体制の検討を考えていく時期ではないかと思いますが、この点についてもお願いいたします。また、市民参加型としての普及啓発の場づくりや、環境にやさしい、地球にやさしい暮らしの実践につながっ、ていけるような具体的な取り組みを真剣に考えていかなければならない時代であると思います。であるゆえに行政の中で今年度どのような取り組みを計画されているのか、お伺いいたします。次に、ごみの問題についてお伺いいたします。今年第1回定例会において、年間12万トンにも増えたごみの量と、2002年より国のダイオキシン規制法の実施により、ダイオキシンの濃度基準1立方メートル当たり1ナノピコグラムの達成は厳しいとの判断により、2002年3月で焼却処分場の停止と、新たな桃内地区の新廃棄物埋立処分場の延命のために、事業系廃棄物に処理手数料制度を導入し、また一般家庭系ごみの排出は4月1日より透明・半透明のごみ袋とし、さらに7月からは資源物の分別収集の決定をいたしました。短期間での実施となったために、市民の間では戸惑いもあったかと考えますが、各説明会を通しての市民の声と2カ月たったごみ収集現場での状況と対応、7月の分別収集に向けての現況をお知らせください。平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録また、事業系廃棄物の手数料制度に対する事業者への取り組み状況と対応等をお伺いいたします。この手数料制度による市民への負担増につながることのないよう願いたいと思いますが、いかがでしょうか。7月より分別収集によるリサイクルも新たな展開となることと思いますが、公明党はごみゼロ社会を目指し訴えてまいりましたが、このたび循環型社会形成推進基本法が成立いたしました。これは大量生産、大量消費、大量廃棄型の日本の社会システムを抜本的に転換することが目的で、その循環型社会推進に大きな期待が持たれます。既に法制化されている容器包装リサイクル法とともに、2001年4月施行の家電リサイクル法は、現在、全国の、家庭から排出される家電製品は年間約 2,000万台、約60万トンにも上るとされています。その8割が販売店に2割が各市町村で回収され、ほとんどが埋め立て処分されているため、最終処分場の深刻な問題となっております。この家電リサイクル法は、廃棄される家電製品を回収し、原材料として再商品化、リサイクルすることで、ごみの減量化と限りある地球資源を有効活用する循環型社会への転換を目標としています。このリサイクル対象家電製品はテレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の4種類で 「家電リサイクルの流れ」も定められています。、北海道には苫小牧市に2社による家電リサイクル施設の建設が予定されているそうですが、この家電リサイクル法には自治体の取り組みとして、回収した廃家電を自治体独自でリサイクルするか、指定の引き取り場所でメーカーに引き渡すとの2つの方途が示されています。この家電リサイクル法を含め、循環型社会形成推進基本法に対する小樽市のお考えと、7月からの分別収集による資源物の具体的な流れをお伺いいたします。次に、焼却処分場についてお伺いいたします。さきの第1回定例会での我が党の質問に対し 「国・道の方針に沿った方向で、平成14年度着工に向け、広域、協議での検討・協議に精力的に取り組む」旨の答弁がありましたが、このたび「北後志広域連絡協議会」の「広域処理基本計画」で、ごみ焼却処分場の着工は、さきの定例会での答弁どおり平成14年度着工として、完成目標を平成17年度と示しております。17年度を目標にされた根拠をお示し願います。また、年間の焼却処理量はどのくらいに設定しているのか。また、施設の規模と総事業費、さらに、今後、多様な論議が重ねられていくことになると思いますが、今後の課題と予測される問題点などをお示し願います。最後に、小樽市の生涯学習への取り組み方についてお伺いいたします。生涯学習とは、本来、人として生きるすべての段階で、学ぶ側の求める内容をだれ人に対しても、いつでも提供されるべき市民の学習する権利を実質的に保障するものと考えます。小樽市においては、平成7年に生涯学習プラザ「レピオ」が設置され、各種の成人学校講座が開講されております。これらの講座が十分に市民の学習への意欲、教育ニーズの変化にこたえているのかどうかは、常に検証されていかなければならないと思います。そこでまず、昨年度における成人学校の開講講座数及び総受講者数をお示しください。さらに、生涯プラザでの開設依頼の講座数及び受講者数の推移もあわせてお示しください。次に、生涯教育の本来の目的からすれば、小学校から大学までの学校教育、図書館、博物館、美術館など他の社会教育施設、さらに職能技術育成のための公立・私立の各種教育機関、勤労青少年ホームなどの施設との連携や役割の調整・協議が十分に行われる必要があると考えますが、現在そのような体制がとられているのかどうか、お伺いいたします。平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録次に、講座や学級の内容やプログラムの決定について、学ぶ側の求めるものにこたえられるように、計画の作成過程及び決定に参加者がどのようにかかわっているのか。そのような仕組みがつくられているのか、お伺いいたします。最後に、憲法の第89条に「公の支配に属しない慈善、教育の事業に対する公金支出の禁止」がうたわれていますが、このことについては十分に踏まえた上で、市民の自主的な学習活動に対して、内容面に関しての拘束は加えることなく、学習に必要な経費、例えば講師謝礼金、会場使用料などを公費で援助する制度などを整える必要があるのではないでしょうか。小樽市民のさらなる学ぶ意欲を沸き立たせるような生涯学習施策の充実を求めるものであります。教育長のお考えをお示し願います。以上、再質問を留保いたしまして質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
秋山議員の御質問にお答えいたします。初めに、介護保険について何点かのお尋ねがありましたが、最初に介護認定の申請者等についてでありますが、5月末現在で申請者数は 3,982人、このうち自立が 162人、要支援が 508人、要介護が 3,176人で、居宅サービス計画の依頼届は 1,605件となっております。また、相談、問い合わせについてでありますが、保険料の額や徴収方法等、保険料に関するものがほとんどでありまして、このほかに利用料や被保険者証、住宅改修などについての問い合わせがありました。次に、体が不自由な方などに対する制度の周知状況でありますが、個々に確認はできませんが、ある報道機関の40歳以上の道民 500人のアンケート調査によりますと、約4割の人が「制度を知らない 、あるいはまた「余」り知らない」と答えております。こういう状況でありますことから、市民に対する周知については、これまでも広報おたるに特集を含め毎月のように掲載してきたほか、地域や各種団体ごとに説明会を開催してきたところであります。しかしながら、お話のような体の不自由な方もおられますので、電話での相談等も受けているところでありますが、この制度の定着を図るため、民生委員や町内会などの協力を得ながら、さらに周知に努めてまいりたいと考えております。次に、事業者に対するチェックと指導についてでありますが、事業者に対する指導は北海道が行うことになっておりますが、市といたしましても、保険者として状況を把握しながら、北海道と協力して必要に応じた指導を行っていく考えでありまして、苦情相談窓口も開設しているところであります。また、事業者の情報については、運営基準等に合致して知事の指定を受けた事業者がサービスを提供することになりますが、制度がスタートしたばかりで、事業者の選択に当たり不安もあろうかと思いますので、利用する方の意見を聞きながら、必要な情報を提供してまいりたいと考えております。また、身内のいない方などに対する相談についてでありますが、現在は支援センターを核として対応しておりますが、本市の高齢化の状況を勘案しますと、介護保険制度が定着するまでの間、民生委員や町内会などの協力を得て、地域が一体となって支援していくことが必要であると考えております。平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録次に、利用者負担に伴う利用の抑制についてでありますが、ケアマネージャーからも利用者負担を考えてサービスの利用を控えるケースも一部にあると聞いております。従来の措置制度のときに負担がない、あるいはまた低い負担だった方にとっては、負担感が大きくなったことによる自衛的な動きではないかとも考えております。なお、この低所得者対策につきましては、従来から全国市長会を通じて国に要望しているところでありますが、私といたしましても課題の一つとして認識をしておりまして、今後、状況を見ながら対応してまいりたいと考えております。次に、児童手当に関するお尋ねでありますが、6月1日から児童手当法が改正、施行されるため、6月号の広報おたるお知らせ版により改正のあらまし、申請手続について周知したところであります。さらに、3歳から就学前児童がいる全世帯に、児童手当法改正の内容と申請方法について案内したところであります。また、児童手当の支給対象は、見込みでありますが、現行制度上3歳未満までが 2,100名で、改正による3歳から就学前までが 2,400名、合わせて 4,500名となっております。この児童手当の支給額等についてでありますが、小樽市が予定している総支給額は、改正分も含めて2億9,120 万円と見込んでおり、そのうち2億 5,944万 6,000円は国及び道からの支出金を見込んでおります。また、この児童手当法の改正が子育て支援策として役立つかということでありますが、総合的な少子化対策を推進する一環として、子育てを行う家庭の経済的負担の軽減等を図る観点から行われたものであり、子育て支援の一助になるものと理解をしております。次に 「少子化対策臨時特例交付金」についての待機児解消事業についてでありますが、平成12年4月に25名、の待機児童がおり、年々保育を要する児童数は増加傾向にあると考えております。このため、今年度において交付金事業として、入所希望が多い低年齢児の保育スペースを確保するため保育所の改修を予定しており、これらの事業が終了した段階では一定の解消が図られるものと考えております。また、待機児解消以外の事業についてでありますが、公立・民間両保育所及び幼稚園の施設や環境の整備、こういったものを進めるほか、母子生活支援施設の整備や子育て支援センターの建設を予定しております。子育て支援センターにつきましては、小樽市での事業選定に当たって、核家族の進行により育児についての知識や知恵を身近に得られないことや、さらには地域での交流が希薄になっていることを考慮して事業の選定を行ったところであります。このような視点から、小樽市では育児不安等についての相談・指導、子育てサークル。等の育成・支援、高齢者や地域の子供たちとの交流等の特別保育事業の実施を計画しているところでありますまた、運営については、センター事業を担当する専任の保育士を配置し、奥沢保育所と一体となった運営をしたいと考えております。次に、保健所で行っている育児相談業務等と子育て支援センターとのかかわりについてでありますが、センター開設後においては、保育士と保健婦が一層連携を強化していかなければならないと考えております。また、今後の子育て支援センターにつきましては 「新エンゼルプラン」の策定趣旨を踏まえながら、延長保、育の実施などについて検討してまいりたいと考えております。、次に、児童虐待についてでありますが、市内において10年度と11年度の2年間で、父親による性的虐待1件母親による暴行の疑い2件、両親によるネグレクト3件が発生している状況にあります。また、虐待に至っていませんが、相談を受けたものとしては、平成11年度では保健所、家庭児童相談員、民生児童委員、学校、福祉部平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録にわたり22件となっております。虐待防止の取り組み状況についてでありますが、児童虐待も含めた児童の相談については、その内容により関係部による連絡調整を図りながら、児童相談所も含めて担当者会議をその都度開催して対応してきたところであります。今後の取り組みについてでありますが、この法律において、地方公共団体の責務として関係機関等との連携強化、虐待防止のために必要な体制整備、さらには広報啓発活動が求められておりますので、これに沿った活動をしていかなければならないものと考えております。そのため、現在、児童虐待関係の相談が、その相談内容によって関係部でそれぞれ対応していることから、今後は部局の連携強化を図るため、庁内に「児童虐待防止連絡会議」を設置するため、その作業に着手したところであります。さらに、庁内だけではなく、関係機関や関係団体との情報交換や連携、協力、また市民への啓発活動等を推進するため、広く市民各層にわたる「虐待防止連絡会議」の設置について検討してまいりたいと考えております。次に、地球温暖化についてでありますが、この全世界的課題はこれまでの私たち人類の日常生活や事業活動のありように原因が求められるものであり、この意味において、私たちの日常生活や事業活動について、省資源と省エネルギーの観点に立った見直しと改革をだれもが主体的に取り組んでいくことが重要であります。国内外の動向等について、市民に的確な情報の提供に努めるほか、小樽市での対策についても、研究課題として取り組んでいくべきものと考えております。次に、温室効果ガス削減対策の進行状況についてでありますが、平成9年の「京都議定書」を受けて、平成10年6月に「温室効果ガスの6%削減」の目標が設定され、同年10月には「地球温暖化防止法」が制定され、同法に基づく基本方針が昨年4月に示されております。削減のための国内制度については、先日、環境庁の「中央環境審議会地球温暖化対策検討チーム」の報告案も明らかにされており、2002年までに「環境基本計画」の中で示される予定になっております。また、道の方も既に「地球温暖化防止計画」策定を進めており、3月の環境審議会答申においては 9.2%の削減目標を掲げており、その推進方策等も近々示されるものと承知しております。市としては、これらの動向に対応して、実行計画の策定等について検討してまいりたいと考えております。次に、環境教育等についてでありますが、環境問題が私たちの日常生活等に密接に関連する課題であるだけに、市民のだれもが環境問題について理解を深め、環境にやさしい実践行動に取り組んでいく必要があります。人と環境のかかわりについて、環境庁が提唱する「こどもエコクラブ」や「出前環境教室」などの仕組みを活用して体験的な環境学習の場を充実させるとともに、市としても「エコライフフェスティバル」や「スターウオッチング」などの取り組みを積極的に推進してまいりたいと考えております。市民参加型の実践的取り組みについてでありますが、市としては今年度の新規施策として 「環境にやさしい、市民ルール」策定事業に取り組むこととしております。その中で、省エネルギー行動、省資源等のためのリサイクル推進、さらには生活排水対策などについて、市民1人1人の行動指針を市民参加の懇話会を設置して策定し、その実践活動の取り組みを働きかけていくこととしております。次に、ごみ問題についてでありますが、最初に透明ごみ袋の切り換え等についてでありますが、約80回に及ぶ住民説明会では、透明化によるプライバシー問題やカラス対策、さらには可燃ごみ、不燃ごみ、資源物の分別等平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録について多くの質問や意見がありましたが、総体的には新しいごみ処理のシステムについて御理解をいただくことができまして、あわせて分別についての意識の高揚が図られたのではないかと考えております。切り換え後の状況についてでありますが、4月第1週の後半から実施率が約98%となっており、市民の理解と協力により良好に切り換えができたものと思っております。しかしなから、一部にまだ不徹底のケースも散見されますので、その改善にさらに努めてまいりたいと考えております。全市資源物分別収集についてでありますが、昨年9月の計画発表以来、地区別住民説明会、ごみ広報、ポスター掲示等で市民周知に万全を期しており、説明会等で要望の多かった保存用の分別リーフレットも5月に全戸配布しております。6月1日からは街頭放送による啓発活動も実施しておりますが、今後とも円滑な事業推進の実現に引き続き努力してまいりたいと考えております。次に、事業系廃棄物処分の有料化の取り組みについてでありますが、本年第1回定例会での条例改正後、ごみゼロ広報やダイレクトメールにより、その概要についてお知らせをし、5月下旬からは事業者説明会を市内13カ所で開催したほか、業界団体等の要請に応じて説明会を行っております。また、収集運搬をする許可業者側も排出業者に対し説明をしておりまして、有料化の実施についてはおおむね理解を得ているのではないかと考えております。手数料の負担については、道央各市と比較してかなり低額の設定であり、かつ3年間での段階的実施としておりますので、負担軽減に配慮したものであり、御理解願いたいと思っております。次に、循環型社会形成推進基本法についてでありますが、この法律は資源の消費抑制や環境への負荷が少ない循環型社会の形成を推進する基本的枠組み法であります。今後、政府が策定する「推進基本計画」等で具体的な施策が示された段階で、市としての取り組みについて検討しなければならないと考えております。なお、家電リサイクル法につきましては 「北海道地区家電リサイクル法関係者協議会」などで回収システム、や収集体制等について協議や情報交換を重ねてきておりますので、今後、同協議会や各市の動向を把握した上で、小樽市として判断することになろうかと考えております。分別収集資源物のリサイクルルートについてでありますが、ガラス瓶及びペットボトルは容器包装リサイクル法に基づく指定法人が指定する業者が処理することとなっており、ガラス瓶は再びガラス瓶や路盤材に、ペットボトルは食品パック等に再商品化されています。また、紙パックと缶は指定法人処理とは別に、紙パックはティッシュペーパー等に、アルミ缶は再びアルミ缶にそれぞれ再生し、スチール缶は棒鋼材等に再生されております。次に 「廃棄物広域化基本計画」において、焼却処理施設等の整備を平成17年度に完成目標としたことについ、てでありますが、これは小樽市及び北後志衛生施設組合の現焼却処理施設が、平成14年12月適用のダイオキシン類排出規制値を満足することが困難な状況にある一方で、新処理施設の施設整備計画作成等に最低2年を要すること。及び、小樽市において7月から埋め立て開始する新埋立処分場の埋め立て計画見込量を検討した結果、15年という計画埋め立て期間の確保及び埋立処分場の2期拡張事業年度との関係から、平成17年度完成目標としたものであります。新焼却処理施設の焼却量等についてでありますが、処理開始当初の年間焼却量は約5万 8,700トン、その施設規模は1日 207トン処理。整備費は、平成11年度の全国各市が発注した1日 100トン以上の処理能力を有する施平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録設の建設費で試算しますと、約 120億円程度と見込まれます。次に、施設整備に当たっての課題についてでありますが、1つには施設整備適地の選定と適地周辺地区住民の同意、2つには処理技術革新が目覚ましい中での処理プラント計画とその資金計画、3つには、共同処理ということで、処理施設を整備、管理運営する広域行政事業主体の設置などが主なものでありますが、これ以外にも市町村間の調整など多くの課題が想定されます。以上であります。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
秋山議員の御質問にお答えいたします。、まず、環境教育についてですが、市環境部作成の副読本の活用を進めているほか、小学校を例にとりますと5年生の社会科において 「環境を守る」を主題として 「森林とともに生きる 「地球の環境を考える」学習を、 、 」、行っております。また、6年生の理科においては 「人と環境」をテーマに 「豊かな自然と生物の暮らし 「人、 、 」、と環境とのかかわり」を学習することとしており、平成14年度から始まる「総合的学習」において学年をまたがって環境学習に取り組むこととしており、座学だけではなく、自然体験やボランティア活動などの問題解決的な学習を積極的に取り入れることとしております。また、特別活動では、校下の海岸や道路のクリーン作戦を行うなど、体験を通して環境についての認識を深める活動にも取り組んでおります。また、環境問題への実践的な取り組みを進めるためには、指導する教員の研修が重要になりますが、平成14年度に向けて各学校で校内研修に取り組んでおります。また、環境学習における教職員の研修計画については、昨年度の実績によれば、後志教育研修センターにおいて 「学校における環境教育の進め方とその実際 「環境調査の方法とその実際」など、具体的な進め方につい、 」、て教職員研修に取り組んでおり、学習指導要領の改訂を踏まえながら、さらに充実する方向で検討し、進められるものと考えております。次に、生涯学習についての御質問ですが、初めに成人学級についてでありますが、講座は1年4期制4回になっており、平成11年度の講座数は1期8講座で32講座、受講者数は4期で 822名となっております。また、レピオ開設の平成7年度の講座数は1期6講座で24、受講者数は 627名となっておりますが、平成8年、度以降については回数は変わりませんが、1期を6講座から8講座に拡大しており、受講者数は8年度 882名9年度 862名、10年度は 830名となっております。次に、生涯学習推進体制の確立についてですが、高齢化の進行や少子化傾向などにより市民の生涯学習に対する関心も高まってきており、それに伴い、市民の多様化している学習ニーズにこたえる体制づくりが必要になっ、ております。本市においても、各界各層から広く意見をいただくため、中学校長会、文化団体、PTA連合会体育協会、青年会議所、奉仕団体、報道機関、その他の各種社会教育団体から成る「社会教育委員会議」に諮り、生涯学習に関する計画を立案し、推進しております。また、社会教育施設間の連携についてでありますが、文学館・美術館合同企画展の開催や、博物館と文化財企画担当者協力の特別展などを実施しており、今後さらに連携を強めてまいりたいと考えております。平成 1 2年 第 2回 定 例会 本会 議 録さらに、市内の生涯学習関係団体などの代表者で構成される「小樽市生涯学習プラザ運営協議会」を置き、成人学校や各種講座の企画や構成について論議いただき、市民の生涯学習の充実に努めているところであります。次に、講座内容の決定に参加者がどのようにかかわっているかについてですが、成人学校などの講座の計画に当たっては、生涯学習プラザの利用者の方々の意見や受講者のアンケートなどを参考にしながら講座内容を決めております。最後に、市民の学習活動への援助についてでありますが、生涯学習は1人1人が自分の人生を豊かに充実させるため、みずからの意思で自分に適した手段、方法を選択して行う学習活動であります。そのため教育委員会は、市民を対象に「生涯学習広場」の開催や「生涯学習講座」を実施し、そのきっかけづくりに努めるとともに、生涯学習の指導に当たる生涯ボランティアリーダーの登録制度を設け、市民の自主的な学習活動に対する支援を行っているところであります。市民の自主的な学習活動に対する必要な経費を公費で援助する制度の創設は難しいと思いますが、自主的に学習する市民のグループも増えてきておりますので、市民のみずから学ぶ意欲を高めるため、今後も学習内容に関する相談や学習の場の提供など環境の整備に努めてまいりたいと考えております。以上であります。