置戸町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月14日
「行政改革の推進と事務事業の見直しということで町長の方に質問を…」
2021年3月14日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が質問し、町長 深川が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 深川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
それでは行政改革の推進と事務事業の見直しということで町長の方に質問をいたします。地方行革は1985年、昭和60年に国において初めてその指針となる地方行革大綱が策定されました。これに基づいて地方自治体に対しても国から行政改革大綱の策定が求められてきております。その後、国は大綱の見直しやさらなる事務事業の見直し、行政の簡素化、合理化の取り組みなどを地方に求めるとともに、地方分権の推進、三位一体改革など強力に進められ、2005年、平成16年には新たな地方行革指針による具体的な実施項目や数値目標などを盛り込むなど、集中改革プランの策定が国から要請あったところであります。一方、本町におきましては国の要請に基づき、昭和61年に第1次行政改革の大綱を策定し、その後は概ね5年ごとに大綱を見直し、第5次の大綱まで実施計画を立て、ともに行財政の改革が進められてきました。この5次大綱は平成23年から27年までの5か年計画でありますが、その後の第6次計画は策定されてないと認識しますが、第5次大綱期間の終了から5年が経過しました。この間の行政改革の基本的な考え方はどう推移し展開されてきたのか伺います。社会経済情勢の変化に対応した、簡素にして効果的な行政の運営はいつの時代でも住民から求められる自治体の課題であります。令和2年から第6次総合計画がスタートしたわけでありますが、時を同じくして昨年6月に新しく町長に就任し、今定例議会に初めて本格的な予算と政策を深川町長は提案いたしました。今後行政機関としての組織の見直しや事務事業の効果的な運営、無駄を省き歳入の確保を図るなど、行財政の効果的な執行を進めることは避けて通れないことと思います。そこで今後の課題として広く町民の意見に耳を傾け、各界各層からなる条例に基づく行政改革推進委員会を立ち上げ、大綱や指針を示し、行財政事務事業の見直しなど、本町の人口規模に合った、また身の丈に合った町政を進めるべきであると思いますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 深川
ただいま行政改革の推進と事務事業の見直しについて佐藤議員からご質疑がありました。本町における行政改革ですが、議員からもご説明があったとおり、昭和60年に置戸町行政改革推進委員会からの答申を受け、第1次置戸町行政改革大綱をまとめ、翌61年度よりこの実現に向けスタートを切っております。この間、人口減少や少子高齢化等の社会情勢の変化に伴って、基礎自治体にふさわしい行財政基盤の確立を目的として、平成11年以来、市町村合併が積極的に推進されてきました。本町でも訓子府町との合併協議を進めておりましたが、相整わず今まで通りの単独運営を図ることとなっております。65また、平成13年に小泉政権が誕生すると、聖域なき構造改革と称し、地方交付税や国庫補助金の大幅な削減を含む三位一体改革が推し進められ、地方公共団体は極めて厳しい財政運営を強いられることになってきました。こうした状況にあって、本町におきましても緊縮の財政運営を強いられたことから、組織・機構の簡素合理化をはじめ、事務事業の見直し、補助金・交付金の見直しや小学校の統廃合、保育所、幼稚園の統合、勝山温泉ゆぅゆの指定管理制度導入、車両管理や運行の民間委託、養護、特老の両ホームの民営化など、第5次行政改革大綱に推進期限でありました平成27年度までに着実にその目標を達成してきたところであります。ご質問のとおり、第6次行政改革大綱は策定されておりません。理由といたしましては職員定員管理計画が策定され、定員管理の適正化が図られたこと。また、行政改革の一環でありました行政評価の評価方法の見直しにより、外部評価、町民の皆様の外部評価も含めて行政に対する幅広い事務事業や補助事業に対し意見反映が行われる仕組みが確立されたことから、毎年度実施されております行政評価委員会を軸に行政評価を行ってきたところでもあります。現在置戸町におきましても、少子高齢化と人口減少はより進んでおります。さらにコロナウイルス感染症の影響も大きく、今後さらに厳しい行政運営となることは間違いないと思います。議員ご指摘のとおり、多様化する行政ニーズはスピード感をもって対応できるように、これからも組織機構の見直しや事務事業の効率化、補助事業の見直しなど、不断に取り組んでいかなければならない課題と考えております。行政改革推進委員会の設置も視野に入れ、そして行政評価委員会との整合性を図りながら、新たな行政改革を進めてまいりたいと考えております。現在、新年度予算を提案させていただいておりますが、新年度の本町の一般会計の予算は44億円でございました。そのうち町税は3億円を割り込み、地方交付税は25億5,700万円と、約この収入の58%を依存しております。さらに手数料は8,300万円と微減の状態でございます。歳入を増やす、歳出を抑え、これが行政の効率化の一つの指標にはなります。そして本町は将来的な財政健全化が図られておりますが、公債費、今まで借入れをした起債の償還が年々増えてまいります。令和7年度まで上昇する予定でございまして、現在44億円の歳出のなか、5億3,000万円がこの借金返しに充てられている状況でございます。新たな歳入を見つけること、そして効率の良い行政を進めることは私も避けて通れないとは思いますが、私は今回の町長選挙で公約に掲げましたように、住民の幸せは人がつくると思っております。外部にアウトソーシングをして、委託をしている福祉分野、そして勝山温泉ゆぅゆ、それぞれ委託で効率化が図られておりますが、人は大切な置戸町にとって資源だと思っておりますので、十分そのようなことも配慮しながら行政運営を図ってまいりたいと思います。
質問 4番 佐藤勇治
まぁあの基本的なことはですね、この推進委員会については視野に入れながらという発言でありました。今後検討の課題だと思っております。それと評価制度、行政評価制度ってずっと長年やってるわけですが、これについてはですね、一定程度その行政側が提示した数人の委員の方を任命して、まぁ6〜7人ですか、そんななかからですね、行政側がお膳立てした審66査項目をあの年に6〜7回ですか、会合を持って評価していただくという、まぁそういう制度でございますが、これについてはですね、行政改革の大綱を作るような、そういう大きな視野に立ったですね、委員会ではないと思っています。私が言ってる行政改革推進委員会というのは、置戸町を全体的に眺めて、今の事業がどうなのかっていうことをですね、根本から見直す、そういった意見を広くですね、まぁ行政改革推進委員会の定数は10人でございますけど、そういったことをですね、委員のなかから、また時には公聴会などを開いてですね、もう一度見直してですね、第6次はまぁスタートしたんですけど、1回立ち止まってですね、その行政改革大綱ですね、もう一度作り刷り直してほしい。そういう思いで申させていただきました。それで、あの再質問になりますけど、コスト意識はまぁ経営感覚という観念からですね、再質問いたしますが、歳出について若干個別のですね、分野に入りますけど、町長の答弁は全体的に見てですね、あの答弁をいただきたいと思いますが、このままの歳出拡大ではですね、歳出拡大では財政が逼迫し硬直化することが懸念されます。町の台所の貯金と借金の現状ですが、まぁ確かに財政調整基金と減債基金は令和3年度末でですね、おおよそ19億円を見込んでおりますが、毎年2億円から3億円取り崩し一般会計に繰り入れしますと、数年で底がつくことになります。一方本町の、先程町長から話がありましたが、起債残高、つまり借金の残高がですね、一般会計他3つの特別会計を合わせますとですね、さっきは一般会計の50億円って話でしたが、これ3特別会計を合わせて総額でですね、元利合計で90億円ほどになります。ざっと新年度予算の2倍になります。この償還は毎年7億円から8億円、令和8年度までおおよそ続く計算になっておりますが、まぁその後は少しずつこの残高が減少します。つまりは令和3年度から8年度までがピークとなり、厳しい財政運営が見込まれることになり、償還額以上にですね、借入れを行うと今以上に借金が膨らむ、そういう財政構造になるんじゃないかと危惧するところでございます。コスト意識と事務事業の見直しなど、歳出の見直しをしっかり検証すべきところに今現在来ているのではないかということであります。特に民間への委託事業については、その成果と費用、つまり赤字額を補填する委託料を原点に返り、もう一度検証するべきであると私は提言いたします。一例として特別養護老人ホームと養護老人ホームの2つの老人ホームも平成24年度から指定管理の委託をお願いしていますが、この両委託料が年々高騰し、令和3年度の予算では1億円になろうとしております。平成25年に2、780万円であったものが、指定管理委託から10年の令和3年度当初予算で3.5倍の9,950万円の高額な予算計上となっております。令和2年度でもですね、今回の補正予算で680万円の追加補正がありまして、合計9,500万円になります。この実態をしっかり直視し、歳出の中身をしっかり検証すべきだと考えますがいかがでしょうか。2例目としては道路維持パトロール事業を事業組合に委託しています。これも発足当初の1,180万円から元年度の決算ベースでございますが、約1.4倍の1,600万円に高騰しております。3例目としてはスクールバスの運行業務委託がありますが、これも予算ベースで10年前の3,300万円から1.3倍の4,200万円になっております。真に民間委託事業が当初の目的通り経費の節減と効果的な事業の展開になっているのかどうか、ほかに幾つもの民間委託業務がありますが、こ67れを期にですね、しっかりと委託事業をですね、検証すべきだと思います。個別の事業については後日のですね、予算質疑で議論する場がありますんで、そこでまあ議論できると思いますが、今申したことを含めてですね、総体的にですね、この膨らむ財政支出について町長のお考えを再度伺いたいと思います。
答弁 町長 深川
佐藤議員からただいまご指摘のとおり、入るものがそんなに増えてないなかで、支出の方ばっかり増えてっているという現状があります。本町は先程従来から財政の健全化が図られてきたということを申し上げましたが、まぁ前政権、その前の政権からも過疎債という有利な事業を活用しながら本町のインフラ整備等を行ってきた結果であろうかと思います。未だあの預貯金、財政調整基金や起債の償還のための基金等で約20億円を設けておりますが、これとて先程議員ご指摘のように、毎年3億円、今年では当初予算でいけば3億円の繰り入れを見込んでおりますから、この貯金も7年経てばなくなってしまうという単純な計算にはなってしまいますが、現実には決算で入りの方が増えたり、それから支出の方が減ったりして、実際には今年のベースでも1億円程度の切り崩しで済むような見込みとなってございますが、将来的にわたって安泰であるかといえば、歳入が減っていく中では非常に厳しいと思います。先程いろいろな事例が紹介されておりますが、外部に出した事業につきましても毎年その支出が増えていっているというご指摘がありました。まさにその外部に出しただけではなくて、町の発注工事におきましても、ここ10年の間で1.5倍、同じような工事をやっても1.5倍ほど工事費が膨らんでいます。その大きな理由は物件費の上昇もありますが、近年は人件費の上昇で、働く人の生活を守るという観点からも、単価上昇がなされております。これに付随して概ね先程言われましたような1.4倍等の外部委託の事業もあります。どちらかといえば事業を受けていただいてる方には相当な経営の節約をしていただきながらこの業務を受けていただいているという認識も私は持っておりますが、いかんとて、その歳出もどんどん増えていくと支払いが困難になっていくという事態は避けなければなりません。貯金を食いつぶしても、それ以外はもう払えないということになっては町民の生活がまま行かなくなります。それに向けて先程議員も提案のありました行政改革大綱を作るべく、委員会の設置等を求めて大鉈を振るいながら改革をしていくべきではないだろうかというご意見をしっかり受け止めてですね、私はこの行政運営を図ってまいりたいと思います。まぁ再三申し上げておりますが、本年歳入では2,000万円程ふるさと納税の寄附金を見込んでおります。歳入あらゆることでなんとか増やしていきたい。そして、それでまた地域の活性化を図って経済が活性化できるような仕組みを作っていきたいということで取り組んでもまいりたいと思っておりますし、このコロナ禍で利用料、手数料等の値上げは以前、もうしなければならないということで、私は財政担当の課長をやった時にお話をさせていただいておりましたが、このコロナで中断をしております。このコロナが落ち着く状況を見ながら、町民の負担を上げていただくことも検討していかなければならないということも、私はこの場で申し上げておきたいと思います。何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
答弁 町長 深川
あの使用料手数料ちょっと私の説明が悪かったと思います。あの本来であれば水道料金、下水道料金を値上げした時に、近々一斉に公共料金も改定をしていくことを始めますということで、予想してあの行政内部でも検討をはじめ終わったところでありますが、コロナの影響で実際には町民の方々にいろいろな部分で給付をしていて料金を上げるというのは本末転倒になりますので、このコロナが終わり次第ですね、いやコロナの影響が修復された時期を見計らって、この利用料手数料の改定を図ってまいりたいと思います。利用料の多くはですね、町営住宅の利用料、先程言いましたように8,000万円近くの利用料のなかで町営住宅の利用料が相当のウエイトがあります。ただ町営住宅の利用料につきましては、これは法律で建設コストから求められているものなものですから、なかなか値上げを図ることにはなりませんので、その他のいろいろな使用料、社会教育使用料、先程言われましたパークゴルフ場、スキー場など、それぞれの利用料も含めて検討してまいりたいと思いますが、パークゴルフ場につきましては議員からも本年、決算委員会で見直しを図るべきだと強いご意見に応えてですね、担当課ではパー69クゴルフ協会と折衝を始めております。ただし、この値上げを図る幅、そして減免、現在の減免規定、それぞれ高齢者の減免規定や町外者の利用のあり方について、課題となる点がまだありますので、それについては十分検討しながら見直しを図ってまいりたいと思います。来年の4月になるか、まだ断言できませんが、その準備が整い次第改定を行いたいなと思います。利用料全体の値上げはまだその先になるかと思います。先程言いましたパークゴルフ場の減免、町外者の利用に高齢者の減免と町外者の利用の負担の仕方、これについては結論が出次第、新たに提案をして改定を図ってまいりたいと思います。
質問 4番 佐藤勇治
まぁ、今後ですね、今非常にコロナ禍の影響があるっていうことで、それは十分理解しますし、パークゴルフ場のシニアの料金については結論出次第ということですね。その時間を待ちたいと思います。あの終わりになりますけれども、今年の町民憲章推進大会ですね、ないものはないと、そういう標語って言いますか、字句が出ました。これは二通りあって、ないものがないぐらいものがあるということと、ないものはいくら探してもない、そういう二通りがあるっていうことを、私勉強させていただきました。まさにその通りで、本町の財政についてはですね、やはりないものはない。しっかりとですね、このことを今後の行革委員会が発足する中でですね、このことをしっかり町民に示してですね、今後のまちづくりに進めていっていただきたいと思います。以上申し上げて私の質問を終わります。