置戸町議会 令和2年第9回定例会 2020年12月16日
地域おこし協力隊について
2020年12月16日、置戸町議会の一般質問で、澁谷恒壹議員が「地域おこし協力隊について」質問し、町長 深川が答弁しました。
- 質問者
- 澁谷恒壹 議員
- 答弁者
- 町長 深川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 澁谷恒壹
それでは通告にしたがいまして私の方から質問をさせていただきたいと思います。私は地域おこし協力隊について何度も現在まで町長の方からいろいろな場所で伺っておりますが、私も過去にいろいろと地域の定住者の関係につきましては関わったことがございますので、それらを含めまして若干質問させていただきたいと思います。先の町長選の公約の時に、またその後、議会の所信表明時においても、この地域おこし協力隊の導入を図っていきたい。併せてふるさと納税の制度の導入と2つの公約を唱えておられました。地域おこし協力隊についての質問でありますが、私も先程申し上げましたように、地遊人、山村留学、またクラフトマンの住宅工房等に関わり定住につなげてまいりました。地遊人事業では地元で8年間地域の代表として受け入れてまいりましたが、地遊人事業は地域仲間の連携で成り立ち、協力し合うことで仲間同士が一層強固になり、地域の盛り上がりに繋がりました。現在地域に縁あって嫁いだ方、そしてこの地域を選び定住している人たちは20名を超える地域の活性化に結びつき貢献されております。今回の地域おこし協力隊は前の地遊人事業と違い、経済的なことは国の予算で賄えるだけに、地域に住んでいただけるメリットが非常に大きく、町にも多大な効果も期待できると思います。この事業は総務省の所管で2009年度からスタートした制度で、1年から3年以内と決まった期間で都市部の人材が地域おこし協力隊員として地域に移住し、初年度はおよそ100人程度であったようですが、2019年度には5,000人を超える協力隊員が全国各地で活躍しているとのことで、任期満了後もその地域に定住する人もおり、地域活性化への貢献が期待されることから、特に次の3点を伺います。1つ目として、隊員を町内各地域に定住していただくことによる住宅の確保、町営住宅のない地域、民間住宅に対する対応をどうするのか。2つ目として地域おこし協力隊の導入されてからの所管課はどこに置くのか。3つ目として各地域に協力隊を迎え入れるための組織を作るのか。これは地遊人事業の時には本部組織ということで、全町を一つにした組織も作っております。以上の内容ですが、地域おこし協力隊制度は国から1人当たり人件費200万円、活動費200万円の計400万円が補填され、使いやすい人件費という認識はどこの自治体もあるようですが、役場の仕事の一部を手伝わされるだけで隊員自身の活動ができないということにならないようにしていただきたいものであります。新年度、町では5職種8人から9人を考えているようですが、それぞれの専門的な知識を持った人材をいかに活かした活動していただけるか未知数でありますが、受け入れの担当部署の対応が左右されるかと思いますので町長の考え方をお聞きします。
答弁 町長 深川
地域おこし協力隊についてでありますが、これは先程佐藤議員からも質問がありましたふるさと納税制度と同様に、ふるさと創生の一環として政府が作った制度でございます。この地域おこし協力隊の制度は人口減少や高齢化等の著しい地方において、都市部の若者を中心に人材を34誘致し、定住や定着を促すことで地域活性化を図ることを目的に、1年以上3年以内の任期で様々な活動を行いながら地域への定住や定着を図るものであります。令和元年度の道内における実績といたしましては154市町村で631名の協力隊員を受け入れております。管内では津別町が10名、津別町の10名が最高に、本町を含めて14市町村58名が活動されております。全国では政府におきましても現在5,300人弱の隊員が活動しておりますが、令和6年度には8,000人に拡大するよう目標を設定して政策を進めているところでございます。本町では平成29年4月に2名の協力隊員を受け入れ、リニューアルオープンした勝山温泉ゆぅゆを活動拠点とした観光振興に尽力していただきました。また、平成31年1月には郷土資料のデジタル化における資料整理に1名の隊員を受け入れ、現在も活躍いただいておりますが、来年度中に任期満了を迎えるところでございます。私の公約としても掲げましたとおり、新年度に向けて農業や林業、観光振興、オケクラフト振興、それぞれの分野において活動していただきたく、新しい隊員を9名、ホームページや北海道まちづくりセンターに委託をして1月中の締め切りで募集を開始しました。他自治体の募集も多く、現在反応はいまひとつとなっており、さらにハローワーク等を通じても募集を行い、人員の確保を図ってまいりたいと思います。そして採用が決まった暁には各地区に居住をし、地域住民としての活動も行い、主要任務のほか、居住地区の活性化にも活躍してもらいたいと考えております。まず1つ目のご質問ですが、住宅の確保は課題であります。まずは入居可能な町有住宅等を考えておりますが、一部地域ではその住宅がないことから、また全国では隊員が任期満了後も6割が同じ地域に住んでいるというデータもあり、各地域において空き家住宅の活用も協力隊員制度の継続をする上では重要であります。複数の住宅を確保することは大変なことでありますが、まちづくり懇談会で地域でお話ししたところ、この空き家登録制度に登録をしていただいた方もおられます。さらなる情報提供をお願いしてまいり、住宅の確保に努めていきたいと思います。2つ目のご質問ですが、地域おこし協力隊制度はその名のとおり地域振興に資する隊員であります。主管課としてはこれまで同様企画財政課が担当します。しかし、それぞれの任務における隊員のスケジュール管理や活動計画はその業務を所管する課等で担当を考えております。しかしながら、各隊員の意見交換や相談はやはり企画財政課にその機能を持たせることも大変重要な補完措置だと思っておりますし、隊員の活動を助長させる必要な機能だと思っております。定住や移住、さらにはふるさと納税等、企画財政で担当しておりますが、合わせた専任担当員の職員の配置もこれから検討してまいります。3つ目の質問でございますが、地域おこし協力隊は以前の地遊人の受け入れ組織、 愛タウン協議会などを設置し、農業を中心とした地域に受け入れていただくという方法ではなく、それぞれの任務に取り組みながら居住地域住民としても活動していただくという方法に変えていくことから、隊員を受け入れる別段の組織を結成していただく必要はないと考えておりますが、自治会活動や青年団活動、文化活動、さらには行事・イベントを通じて地域や町民の皆様と交流が図られるよう隊員にもその意識を持ってもらいますし、地域の皆様も温かく受け入れていただきますようお願い申し上げます。町といたしましても隊員の紹介や活動報告を逐次広報などを通じてでも町民の皆様に情報発信をしていく所存でございます。昔からまちづくりは若者・馬鹿者・よそ者がつくるという言葉のとおり、35よそ者の協力隊員を通して地域の活性化が図られ、そしてその地域が変わっていくことを期待して一生懸命取り組んでまいります。時には失敗や誤解、トラブルも発生するかもしれませんが、活動に対するご理解や居住地区、町内の地域力でサポートをお願いしていただきたいと思いますし、そのことにより地域力が上がっていくことを期待しております。また先輩として元地遊人やクラフトマン、さらには移住者の方にも地域に居住する隊員に、時にはお節介と思われるかもしれませんが、積極的に関わっていただければ、より一層各隊員が置戸を理解する近道であると思います。積極的に口出しをしていただければいいなと思っております。町も置戸にあった地域協力隊制度の再構築を図ってまいりたいと思いますし、各関係機関や団体、役場内部の調整を行いながらしっかり取り組んでまいりたいと思います。地域おこし協力隊の活動を通して、各地区の一つの明かりが灯ることを夢見て役場も汗を流して取り組んでまいりたいと思います。
質問 5番 澁谷恒壹
先程町長においては前向きの答弁をしていただきましたが、その中でも確認の意味で2、3点伺いたいと思います。先程民間住宅の確保と申されましたけれども、どのような内容でもって確保し進めていくのか。いわゆる確保するということでの言葉であれば皆さん手を挙げて登録するのかなと。しかし、その後のやり方、中身について、例えば改修のこととか、いろんな問題がついて回ると思います。そういったことももう少し細部にわたってのお話をお聞きしたいと思います。それともう1つは、先程は担当課を一応企画財政課で専門の専任職員を置くということをおっしゃられましたけれども、私はその部分でちょっと提案めいたことになろうかと思いますが、やはりあの協力隊員は接客業的な知識を持ちながらですね、対応していただかないと、やはりこれから先この協力隊事業がスムーズに行くかどうかもやはり最初の担当職員の影響にかなり左右される。そういうように過去の地遊人事業の時もそうですし、クラフトマンもそうです。山村留学もそうでした。やはり最初に対応してくれた職員の対応によって、かなり私たちは影響を受けてここを決めましたとはっきりそう言っておられましたので、それを考えました時に、この地域おこし協力隊の窓口職員については1週間になるのか半月になるのか、半年なのか分かりませんけれども、研修期間ということで私は勝山温泉ゆぅゆを利用して研修っていうことで活用することはできないものなのかなと。そんなような方法もあるのではないかというふうにあの思いましたので、その辺につきまして、もう一度町長の方から答弁をお願いしたいと思います。36
質問 岩藤孝一
町長。
答弁 町長 深川
先程の民間住宅の確保というところでは、実例として、あの空き家登録制度をしていただいてる例もありますということなんですけども、空き家登録していただきますと、その時点で有利な補助制度で改修はできます。あの地域協力隊員が何人まだ決定するか分かりませんが、その数に応じてやっぱり住宅は確保していかなければならない。それから将来も見越して確保していかなければならないというところでいけば、あのもしも地域協力隊がそこに入る住宅が民間住宅ということになれば、そこの改修は基本的には大家さんがやっていただいた補助を出す制度が今あります。その家賃収入はあのその大家さんに町の方からお支払いするということで、その改修費用もまぁその中に見込んでですね、設定していただければいいかなというふうには考えておりますので、そういう意味での民間住宅の確保をという回答をさせていただきました。まぁ、まずあの空き家登録がなかなか、今は2件しかホームページには上がっていません。この間のこの地域移動町長室でお話をしてから2件、さらに追加がありましたので、まぁまだ潜在的には各地区に住めるんではないだろうかという住宅があると思いますが、あのいろんな情報を寄せていただいて、積極的にこちらでもあの発信をしていきたいですし、またその住宅は移住者に向けても有効なひとつの住宅になりますので、力を入れていきたいと思っております。また、町有住宅につきましては住めるかどうか今確認作業を行って、改修が必要な部分は現行の予算で改修を行って住めるような準備を進めたいと思っております。専任職員の配置についての、どのように今専任職員を選んでいくのか、どのような対応していくのかということでありまして、勝山温泉で研修するのも一つだと思いますが、先程も汗を流してと申し上げましたのは、職員もこの地域協力隊制度を立ち上げる、まぁ再構築する中で育ってほしいと思っています。この制度が今回1回募集したからいいということではなくて、移住・定住やさらなる地域振興に結びつくように、その職員も一緒に勉強しながら協力隊員と進んでいただきたいという思いで専任職員を置きたいということでお話をさせていただきましたので、これにつきましては隊員同様、地域の皆様もですね、口出し、そしてアドバイス、それからご支援いただければと思いますし、研修につきましてもゆぅゆというお話もありましたが、隊員がゆぅゆに配属になればそういうような現場に出向くことも一つの職員の資質向上にも結びつくかなと思いますので、その辺もあの考慮して配置は考えていきたいと思います。事前に3月中にその準備をせいっていうことはちょっと今のところ難しいなあとは考えておりますが、そのような考え方を持っております。
質問 5番 澁谷恒壹
今いきなりは難しいという専任職員のですね、研修の関係ですけれども、まぁいずれにしろ9名からの募集をするわけで、いきなり9名ということはまず考えられないかなと、そう私も思っております。それでできることなら1人でも2人でも応募した中では、その人たちを核にして拡げていくような、そういうような対応をぜひしていただきたいなと、そういうことで、まずはまぁ地域の選定も当然出てくるでしょう。そんなことを思いますと、やはり事前にそういった情報、例えば先程言いました空き家の関係もですね、先程のようなある程度の具体的な内容が町民に知らせておけば、やはり空き家登録のしやすさというか、何かこうアクションを起こしてくれるのかなと、そんな感じもしないわけではありませんので、今のところを一般的には空き家登録ってい37う、ただそこで止まってるんですよ。その空き家登録、その次はどうしてくれるのっていうか、どこまで行政は考えてくれるんだろうっていうのがわからない。例えばまぁ町長のことを言うようで悪いんですけれども、ちょっと言い方おかしいかもしれませんが、やはり空き家にはそれなりの物が入ってる空き家がほとんどなんです、現状としてね。それらの部分がやっぱり前向きに考えたならば即片付けておくというか、そういう気持ちも起きるだろうし、そういう空き家登録だけで止まってる以上はなかなか物置から住宅に代えられないっていうか、代え難いたいというか、そのうちやろうかっていう家がほとんどだと思うんです。ですからよく担当の方からも聞かれるのは、問い合わせが来るんですが、見せたい住宅がない。住宅はあるんですけれども見ていただきたい住宅がない。そういったことを考えますと、そういう片付けておくことによって、そういう空き家対策イコール定住に結びつけられる。1歩でも半歩でも進んだ行動に移っていくのかなと、そんなことを感じましたので、その辺を十分考えて進めていただきたいなと、そう思っております。それで人数少ないところでスタートすれば、それらをやはり基本にですね、コツコツと5年10年という形で続けていくことによって置戸の名も知られていくだろうし、良さも当然理解してくれる人が増えてくると思いますので、その人たちを今度発信していただきながら、町のためにより一層頑張ってもらえるんじゃないのかなと、そんなふうに考えておりますので、どうか空き家対策の方についてはそういう町民が見てわかるような、もう少し踏み込んだPRをよろしくお願いをしたいなと思います。その辺についてもう一つ何かあればお願いしたんですが。
答弁 町長 深川
空き家登録はなかなか進まないのは、現実的にはやはり今議員がおっしゃられたとおり、中に前住民の物が入っているだとか、それからその家族の方は置戸に住んでないのでなかなかコンタクトが取れないというようなこともあるのが現実です。そしてまた、その中にある家財道具についてはその方の、まぁ、亡くなった方であれば遺品でありますし、そして転出者であれば財産でもありますので、なかなか行政で強制的に手を出すことはできませんので、あの地域の皆さんからその家族に連絡を取っていただいたりすることも、一つこの前に進んでいくことかなと。先程言いましたように、あの数件はですね、改修をして貸して、賃貸をしたという実績もあります。まぁ助かりましたよと、制度といたしましては補助率2分の1で100万円までその費用についてはあの補助しますという制度がありますので、そんなことも活用したり、それから空き家の有効活用の促進に向けた対策はちょっとこれからも検討していきたいと思います。あの朽ちていくのを待ってるっていうのも、これはあの美観・景観上の問題も提起されておりますし、またその住宅の持ち主、遺族の方で、将来置戸に帰ってくるかもしれないというような、まぁ家族間のまぁ課題もあるので、なかなかのきれいにスッキリとはいかないと思いますが、どうすれば促進されるかということを考えていきたいと思います 。
質問 5番 澁谷恒壹
確かに町長おっしゃられたとおりなんですけれども、あの現実にですね、我々もいろいろ携わっていますけれども、その中で聞くのはですね、聞くというよりもいろんな人が関わっている場合もあります。その中で一つの例としてですね、親御さんが町内の施設なりに入っていましたと。それで親御さんはいいですよと言いましたと。それでその、そういった形で進め38ていたら、息子さんと相談したら駄目だというのがほとんどだそうです。ですからそれと先程言われた空き家対策の中身をもう少し突っ込んだ話をすることによって理解していただける場合もあるのかなと。そういう部分では地域の先程町長が言われましたお節介焼きと言いますか、そういった地域の方が情報として町の行政の中身をですね、説明しながら進めることによって、また形として現れてくるのかなと、そういういう気もしましたので、何とかこれをものにしなければ定住も促進できないだろうし、この事業もなかなかうまくいかないのではないのかな、そんな感じもします。まぁそんなことで期待も含めてですね、まぁ成功することを祈るわけですけれども、まずは9名という大きな人数でございます。なかなか最初から9名は難しいと思いますけれども、最後にですね、隊員と十分なですね、情報交換をしてですね、先程所管課がですね、企画財政課に移るというか、するということでございますので、その他職種によっては他の課との関わりも出てくると思います。それから言いますと、役場内においてもですね、連携が取れ、情報共有がなされ、この事業がスムーズに行われていくと思いますので期待しているところでもありますので、どうか頑張っていただきたいなと、そのように思います。以上で私の質問を終わります。