置戸町議会 平成30年第2回定例会 2018年3月11日
置戸地区における自主防災組織作りについて
2018年3月11日、置戸町議会の一般質問で、石井伸二議員が「置戸地区における自主防災組織作りについて」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 石井伸二 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 石井伸二
それでは通告に従いまして、置戸地区における自主防災組織作りについて町長にお尋ねをいたします。この自主防災組織につきましては、平成30年度町政執行方針にも述べられているところでもあります。今回、町内各自治会、それから公共施設等への防災行政無線戸別受信機が設置されました。今週には試験が始まるようであります。この受信機の設置の第一の目的は、何と言っても災害の際に、いかに速やかに情報を発信し避難行動を行うことができるかどうかというふうに思います。また、その避難行動をするための体制作りができるかにあると思います。しかしながら、単位自治会における会員の誰が避難の際、支援を必要としているのか。町で配付の防災ガイドマップによりますと、要配慮者、その中に避難の際、支援が必要な方々のことを避難行動要支援者というふうに言っておりますが、そういった方々の単位自治会における、何て言いますか、情報収集と共に個人情報、プライバシーをどう守るかということが課題となって、なかなか重い腰を上げることができないのではないかというふうに思います。そこで、高齢者保健福祉計画の答申、また町政執行方針にもあります、安心カード事業でそこに記されている情報を本人、または親族の同意を得ながら、各自治会等においても把握をし、要援護者の把握、助け合い等のネットワーク構築へ繋げていくのが近道だというふうに思います。また、今強く望まれております、自主防災組織でありますが、既に勝山、秋田、境野地区にはできているというふうに聞いておりますが、各単位自治会における高齢化に伴う支援者となる人材が少ないのではないかと思います。たとえ若手と言われる方々がいたとしても、その方が消防団員であったり、また町職員であったりと、あまり肝心な時にあてにできないのかなというふうにも思います。ある程度広範囲での組織作りをし、行政との連携は不可欠であります。今後、置戸地区における自主防災作りをどのようにお考えか。また、そういったサポート、支援をする人材をどう確保されるのか町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
置戸地区における自主防災組織作りについてというご質問でありますが、あまり答弁することがないかなという感じがいたします。それぐらい石井議員、町内の自治会長も長く務めておりますので、こういう場合には会長としてどういう行動をしなければならないのかというのは、十分ご承知の上でのご質問かというふうに思います。それだけに課題になっている問題も非常に難しいっていうか、そういう要素が含まれているんだろうなというふうに思います。議員とちょっと重複することがあろうかと思いますが申し上げたいと思います。全国で頻発している記録的な大雨、あるいは大雪、これらの自然災害のみならず、昨年8月には北朝鮮の方から発射されたミサイルが北海道上陸を通過する事態も発生するなど、万が一の事態に備え96た防災対策が極めて重要であろうというふうに思っております。災害の発生時には、いかに速やかに避難行動を行うかが極めて重要であることから、本年度、防災無線のデジタル化と各公共施設や自治会に戸別受信機を設置することによっての人命にかかる災害等が予想される場合に発令される避難準備、避難勧告、避難指示やJアラートについていち早く確実に周知できるよう準備を進めているところであります。整備を進めているところであります。ご質問の自主防災組織についてでありますが、議員の方からもお話がありましたように、現在、勝山、秋田、境野地区で設立されておりまして、置戸地区では設立の呼び掛けをしておりますが、進まない状況にあるのはご案内のとおりであります。災害発生の状況によっては、役場や消防などが早期に適切な対策を取ることが難しい場合も考えられますので、日頃から自分たちの地域は、住民自らで守るという、一般的に言われる自助、共助の意識というものが重要でありますし、体制作りが重要であるというふうに考えるわけであります。自治会や地域単位での自主防災組織が何よりも重要でありますし、かつ有効な役割を担うであろうというふうに考えているところであります。そこで、置戸地区においては一つの自治会で組織をするのか、あるいは複数の自治会で広範囲の組織にするのかなど課題も多くあろうかというふうに思います。本年4月には、役場組織機構の見直しを行いまして、総務課に防災係を配置する予定であります。自治会などから要請があれば防災担当者が赴きまして、自主防災組織の設立に向けての連携、あるいは協力、助言をしてまいりたいというふうに考えております。しかし、まずは自治会内で自治会として組織を作ることの共通の意識というものを高めてほしいと期待しているところであります。また、要支援者情報の共有でありますけれども、一人暮らし高齢者に対する安心カードの設置事業、平成29年度では110人が登録しているように聞いておりますが、この安心カードの事業の活用について担当の福祉部門や、あるいは民生委員さんと防災担当が連携して、ご本人の意向に反しない範囲での共有に努めて参りたいというふうに考えております。しかしそうは言っても、現実の問題としては、本人の意向に反しない範囲でということが地域では大きな課題になってくるのだろうというふうに思います。境野地区では、自主防災組織が各自治会を通して要支援者個別計画書の提出を促しているというふうに聞いております。今後も自主防災組織の育成や、あるいは設置について、防災訓練や防災講和の実施による啓発、あるいは自治連とも協議を進めながら、少しでも早く置戸町全域にこの自主防災組織が設置されるように努めて参りたいというふうに思います。自治会長さんの考え方、思いもいろいろあろうかというふうに思いますけれども、防災係を係としてきちっと位置付けするという行政側の姿勢と言いましょうか意向というものを組んでいただきまして、町内の中で十分この問題についての意識もそうですけれども議論をしていただければなというふうに思います。
質問 8番 石井伸二
防災組織を作る際、情報をもとに組織立てをするか、先に組織立てをして、その後に要支援者等の情報がつくのかというようなお話になろうかというふうに思いますけども、置戸町で行われております、緊急通報システム設置の際、近所の方に見守りと協力を求めるために、ある程度一定の情報が提供されます。以前、緊急通報ではありませんが、ちょっと心配される行動があって親族に連絡をし、すぐに施設に入所されたという事案がありました。もちろん情報提供には、本人、親族の同意があり、親族からも何かあったら連絡をしてほしいと言われていたこともあ97ったのですが、この情報共有あってのことであります。自主防災組織にとってもそういった情報というのは、重要なポイントになろうかというふうに思います。新年度、役場内での先程お話にもありましたとおり、担当も代わります。ぜひとも福祉部門とも連携を取って、防災のみならず福祉的な見守り、または防犯にも役立つような組織であってほしいなというふうにも思います。もう一度、情報提供等について思い考えがあれば答弁をいただきたいというふうに思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
ご承知のように人口も3,000人になりました。しかし、その3,000人の中でお互いのこういう状況っていうか自然災害が発生した時の対応として、やはり一人一人がどういうような条件下にあるのかっていうことが正しい情報として皆で共有できるような形をつくっていくのが、この一番の根っこになってくる部分だろうというふうに思います。しかしそうは言っても、やはり人に知られたくないという情報もありますので、この辺が非常に難しいことだろうと思います。しかし、それが故にっていうふうに言っていいかも知れませんが、やはり基本的には自然災害が発生した時に、自然災害ばっかりじゃありませんけれども、災害が発生した時に、自分の身は自分で守るというのが基本だということに据えないとですね、なかなか難しいと思います。しかし、自分の状況がこういう状況なんだということを町内会長さんはじめ、町内の方々に知ってもらっていることによって迅速な対応策が講じられるんだということに繋がっていくんだろうと思います。一番の根本はそこにあるんだと思います。そうした中での支援と言いましょうか、行政側の支援とか、あるいは消防の方々の応援だとか、いろんな事が具体的な形で整理されていくんだろうと思います。今は、そういうような事態が発生した時に、町の職員もちろんでありますけれども、消防団の人達が一緒になって地域を被災から救おうというような行動になっていくわけでありますが、これが全町的な状況になってきた時に、どこまで応援しきれるのかという問題があると思います。そういうことを考えますと、やはり正しい情報が皆でどこまで共有することができるのかと、そこに行きつくんだろうなというふうに思います。なかなか難しいプライバシーの問題がありますから、なかなか難しいとは思いますけれども、それを共有できるような社会と言いましょうか、そんなふうになっていけばなというふうに思ってますが、それにはやはり福祉の関係する人達だとか、民生委員の人達だとか、そういう人達の力も借りながら、そういう社会をつくっていければいいのになというように思います。
質問 8番 石井伸二
非常にプライバシー保護といった観点で難しい部分があるのかなと。自治連の方では各自治会等で、何て言いますか、いわゆる支援が必要だというような要望を調べるための調査票の雛形みたいなのを提供されています。ただ、その雛形に沿って、仮に町内の中で情報収集をしたと。どれぐらい時間がかかるかは分かりませんけども、その集めた調査票の中で、更に町内の中で情報を共有するためにどこまで話を広げていくかと言いますか、情報を広げていくかというような観点で、必ずしも役員さんがずっと長年継続してやっていくということにはならない部分もあって、いつの間にかプライバシーと言いますか、情報の漏洩的な部分も発生する懸念があると。そういったようなこともあって、なかなかそういった部分に足を踏み入れることができないのかなというふうに思ってはおりますが、できる限り隣近所とコミュニケーションを取りながら、どんな時に手助けできるのかというようなことを考えながら自治会の運営に進んでいきたいというふうに思っておりま98す。今後、どういうふうに組織が作られるかという部分でも、できる限り協力はしたいというふうに思っておりますが、Jアラートの更新、それから、先日、防災スピーカーでしたか、何か試験で何か言っていたと。非常に何を言っているか分からないような防災スピーカーだったのかなというふうに思いますので、各自治会等との要望の集約をしながら、できるだけ早く組織作りをしてほしいとお願いをして、私の一般質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
先程も申し上げましたけれども、本人の意向に反しない範囲でということを申し上げました。個人情報という部分では、こういう表現がいいかどうか分かりませんけれども、役場には知られてもいいけれども、町内の人まで知られたくないということもあるだろうと思います。それがまさに個人のプライバシーの最大の課題と言うか、そういう問題だというふうなことは、私も十分承知してます。先程も申し上げましたけれども、やはり自分がそういう状況に置かれた時に、誰かの手を借りないと自分は避難できないんだというような意識に立てば、また少し踏み込んだ歩み寄り方も違ってくるんだろうなというふうに思います。それにはやはり町内の中で、あるいは町全体が助ける側と助けられる側と、やはり信頼関係というのが構築されないと、この問題なかなかクリアするには難しいとは思うんですけれども、しかし、一歩一歩そういうものに前進をしていくということが重要なことだろうというふうに思います。ある種それがまちづくりの基本なんだろうというふうに思います。それぞれの立場での違いはあるかも知れませんが、町内会長さんは町内会長さんとしての自治会の中での今申し上げたようなことについて、少しでも理解していただくようなお力添えをいただければなと、そんなふうに思うところであります。
質問 8番 石井伸二
終わります。