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置戸町議会 平成26年第9回定例会 2014年12月18日

平成27年度の予算編成について

2014年12月18日、置戸町議会の一般質問で、小林満議員が「平成27年度の予算編成について」質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
小林満 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 小林満

通告に従いまして町長に質問したいというふうに思います。一つ目は、平成27年度の予算編成についてでございますが、11月11日に置戸タイムス紙上で平成27年度の各課の幹部を集め、それぞれその方針を示したというふうに聞いておりますが、本町における歳入に占める地方交付税の推移を見ますと、平成22年度頃から当初予算と普通交付税の決定額は2億円から3億円程度の差があったように思います。予算にも若干の余裕があったようにも思いますし、余剰した財源は財政調整基金や減債基金に積み立てて、今年3月時点では財政調整基金は10億円、減債基金は14億8,000万円と多く積み立てております。しかし、平成26年度の地方交付税は当初予算と交付決定額は1億円の差で、従来と相当違ってきているように思います。国の方針も過疎地域に対する交付税の減額率が非常に高く、道内171町村が減額されております。多い町村では15%以上減額されているところもございます。さらに来年度の国の予算の概算要求では全体枠で5%を減額する方向と聞いておりますが、ますます過疎地域には厳しくなることも予想されます。そこで、平成27年度から第5次総合計画の後期計画スタート年度でもあり、これからの事業見直しも含めて、歳出の削減や経費の見直しを含め、どう舵をとっていくか町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

平成27年度の予算編成についてということでありますが、議員からもお話がありましたけれども、11月11日に予算編成会議を開催いたしまして、平成27年度の方針を示し、編成作業をスタートしたところであります。今月14日にはご承知のように衆議院議員総選挙が行われました。その結果を踏まえ考えますと、国においてはこれまでの政策が基本的には引き続き進められるであろうというふうに予想されます。これから本格的な予算編成時期を迎えるわけでありますが、国の概算要求には消費税の増税分が見込まれておりました。税制改正、社会福祉関係の予算の見直しということが予想されるわけでありまして、今後国の予算編成の動向に注視をして行く必要があるというふうに思います。そこでご質問のありました今後の財政運営に対する考え方でありますが、最初に地方交付税の動向について申し上げたいと思います。平成26年度の普通交付税総額でありますが、前年比1%減ということで15兆8,724億円でありましたけれども、都道府県分は0.3%増ということでありました。しかし、一方、市町村については2.6%減ということになっております。金額にしまして1,945億円くらいになりますが、市町村の分としては減ということになりました。中でも、歳出特別枠の減額による地域経済あるいは雇用対策費での影響が大きかったわけでありますが、本町においても、前年比1億9,357万円の減額ということになりました。議員からもお話がありましたけれども、全道では171の市町村、オホーツク管内ではすべての市町村で減額となりました。さらに、平成27年度、新年度でありますが、国の概算要求ではすでにマイナス6%の要求額ということになっておりまして、本町の普通交付税にこれを置き換えますと、単純計算ではありますけれども、本年度より1億円以上の金額になるんじゃないかというふうに思います。景気の回復によりさらに縮小されますと、今後の財政運営ということが一段と厳しくなるんじゃないかというふうに思います。また、27年度第5次の総合計画の後期計画がスタートいたします。前期計画からの継続事業としての簡易水道の再編推進事業、それから下水道施設の改修事業、さらに公共施設の耐震改修の他にふるさと銀河線跡地整備の事業、これらの他に特別養護老人ホームの改修だとか、それから境野公民館の改修といった、こうした新規事業も想定されてきますので、いずれも大型事業でありますから、多くの財源が当然必要になってきます。事業の実施に当たっては、当然ながら補助金などの確保あるいは交付税措置等のある起債を有効に活用して、後年度において公債費の償還が過度な財政負担にならないように十分配慮しながら財政の健全性を維持してまいりたいと、このように考えております。また第5次の行政改革大綱がございます。この大綱に基づいて行財政改革の取り組みについても積極的に行っていかなければならないというふうに思いますので、当然ながらそうした大綱を進めながら経常経費の削減、あるいは限られた財源の中で重要と緊急度の高い事業というものを優先して進めていきたいと、このように思っております。現在第5次の総合計画、後期計画の策定作業中でありますが、実施計画に盛り込む事務事業内容について十分精査しながら、第5次の総合計画のスローガンと言いましょうか、目指すところが、自然を愛し、人にやさしいまちの実現を目指すんだというふうに言っておりますけれども、そうしたことを後期においても、そのことを念頭に置いて進めていきたいと、このように思っております。

質問 2番 小林満

後期の事業が相当数継続されていくわけですけれども、非常に厳しい中でのスタートだというふうに思いますので、十分ですね、その辺の舵取りをうまくやっていただきたいなというふうに思います。それでは第2問の方にまいりたいと思いますけれども、林業労働者の確保と林業技術の継承についてでございます。町内で働く林業労働者、いわゆる造林とか造材ですけれども、非常に高齢化して、今は約40名ほど働いておりますけれども、そのうち65歳以上の人は約40%ほどおります。最近は国も間伐事業だとかシステム事業だとかということで、非常に大量の事業が出てきております。さらには、道有林も最近の造林事業は多くなってきて非常に人手が足りないということが言われております。そういう中ですぐに雇用しても、やっぱり技術伝承が非常に難しくてですね、若い人はとっつきにくいということもございます。非常に若年労働者の参入がままにならないということから、山の守り手がいなくなる危機感が非常に強いというふうに思っています。そういう中で若者育成と技術の伝承をできるような組織を早急に作って、造林造材の通年雇用の確立、あるいは月給制や手当の充実、そして魅力ある職場づくりを目指していかないと、非常に先進的な取り組みができないんではないかというふうに思います。これらのことを進めるにあたって、町内の事業体と組織化を進めたり、あるいは協議会を作って、できればそういう場を広く持って、今の諸問題を解決する一つの方策として町長はどういうふうに考えているか、考え方をお伺いしたいというふうに思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

林業労働者の確保と育成、さらに林業技術の習得への行政へ支援についてのご質問かというふうに思います。少し前向きに答えたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいとこのように思いますが、町内で働く林業労働者の高齢化、加えて若い後継者の参入が少ない現状は、林業を基幹産業とする本町にとっても大きな課題だというふうに思います。全国的な林業労働力の動向について少し触れたいというふうに思いますが、林業労働者数は長期的には減少傾向にございます。加えて、高齢化率65歳以上の割合でありますが、この高齢化率は平成22年の調査で21%と、全産業平均の10%に比べますと非常に高い高齢化率になっているという現状にあります。また一方、若年者率35歳未満の割合ということのようでありますが、この率は平成22年で18%というふうになっておりまして、労働力の高齢化という点においては一定の歯止めがかかっているというふうに言われております。しかし、昭和55年には15万人であった従事者数が、平成22年には5万1,000人まで減少しているということであります。15万人は5万1,000人にまで減少しているということであります。これらの対策として、国においては平成8年に林業労働力確保に関する法律を制定しました。林業労働力の確保促進と新規就業の円滑化がこの法律の下で図られてきたというふうに思います。また、平成15年度からは議員もご承知のように緑の雇用事業が一定の成果が挙げられたというふうに思います。そうした中で若年の新規就業者数が少しずつではありますけれども、増加に転じてきたというふうに言えると思います。そこで、森林面積が8割を占めております本町に於ける課題でありますけれども、森林が果たしている大きな役割あるいはその重要性ということを考えますと、今改めてここで議員に申し上げる必要もないというふうに思います。必要なことは林業関係者はもちろんでありますけれども、国も北海道も、そして町も、森林の守り手がいなくなるという危機感というのを共有しなければならないだろうというふうに私は思っています。本町の人工林の多くは高齢級化してきております。ご承知のとおりであります。これから伐期を迎え、事業量の増加ということが見込まれる中、循環型の形態を進めていく上でも林業技術の継承を基本とした若い後継者の育成というのは待ったなしだろうというふうに考える必要があるというふうに思います。現在ある組織や団体、いろいろあると思います。いろいろとあると思いますけれども、この組織のやっぱり活性化をまず図らなければならないというふうに思いますので、そのための組織あるいは協議機関の創設ということについては全く異論のないところであります。しかし、林業労働者の雇用環境、これらについては他の産業に比べて雇用の不安定さ、あるいは賃金の低水準、労働災害の発生頻度が高いということなども含めて考えますと、若年層を中心として、その労働力の確保が大変困難な状況にもあるという、この現状もやはりきちっと認識する必要があるだろうというふうに思います。これらの課題解決に向けて、先に少し述べましたけれども、国が実施しております緑の雇用制度、これを有効に活用することがまず必要であろうというふうに思います。議員もご承知のことでありますから、今さら申し上げる必要はないかもしれませんが、この緑の雇用制度、いくつかの柱があります。一つは緑の新規就業総合支援事業、二つ目は現場技術者の育成対策事業、さらに三つ目は林業労働者のキャリア形成支援事業、この三つが緑の雇用制度の柱になっているわけであります。加えまして、北海道造林協会が運営している林業労働力確保支援センター、ここの事業の活用ということも有効な手立ての一つになるだろうというふうに考えております。しかし、それらの事業が本町の現場において不都合な点、あるいは、どうも合致しないなという点も多々あるのかもしれません。その時は町が独自に補完するという支援を考えていきたいと、このように思っております。私ども行政体と森林組合を始めとする事業主の方々が連携あるいは協力を深める中で、町内の林業労働者の雇用実態等について、まず調査をする必要があるだろうというふうに思います。そうした中で、この雇用環境の改善だとか、あるいは継続性に向けた協議の場というものを早急に立ち上げたいというふうに思います。いずれにいたしましても、林業の担い手として新規参入者を通年、ここがちょっと重要なんです。通年雇用する考えのある事業主があれば、町としても必要な支援を行う用意があるというふうに申し上げたいと思います。

質問 2番 小林満

前向きな答弁をいただきまして、協議会も早急に設置するということですので、大変ご答弁をいただきましてありがとうございました。今年の林野庁の方針を見ますと、林業林産業の成長産業化という言葉がよく言われております。先般も東京へ行くチャンスがありまして、林野庁に寄ってきたんですが、どうも掛け声とこの林業林産業の成長化と事業がうまく結びついていないんでないかということをちょっと感じました。つい最近も担い手センターの旭さんともちょっと話したんですが、将来的には今、町長が言ったように緑の雇用がですね、国有林も取り上げるだろうと。現場のさっき言ったように、1年生、2年生、3年生のそれぞれの仕組みがですね、受けてないと大変困るような事態が来るんでないかとちょっと危惧してました。町長が言われたように、せっかく国の制度がある以上、業界の人も結構年間何日も美唄の研修だとか、岩見沢の研修だとかって出てますから、働く人はそれなりの手当て何かをもらうからいいんですけれども、実際には企業内の研修がありますよね、こういう時に指導者の手当ては1日5,000円だと。5,000円ではまぁどれくらい指導するのか、まだわかりませんけれども、そんなことでもすね、地元としてやっぱり支援していかないと本当の雇用に結びつかないんでないかと。先ほど町長が言ったように、そういうのも支援していこうと。ちょっとこう話がありましたので、具体的にですね、どうするか、これから協議会や調査を含めてですね、前向きにとりあえず取り組んでいただきたいということだけ申し上げて終わりたいと思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

町も先ほど申し上げましたように、やっぱり基幹産業の一つでありますから、それをやはり将来的に安定的にやはり現場で働けるという、またそういう技術も取得しているという、そうした人をこれからも作っていかなければならないだろうと、こういうふうに思います。しかし、お金というか補助金を出せばそれで決着するという問題でもありませんから、やはりその置戸の林業関係者の事業主と言いましょうか、そうした人たちがやはりどこまでやれるのかということはいつもあるんですけれども、やっぱり今冒頭申し上げたような観点で、こうした事業について、また現場における作業をスムーズに進めていく上においても、今やらなければならないということはやっぱりあるというふうに思います。文字通り事業主の方、そして私ども行政を預かる立場の者、そしてこれから林業労働技術者として、その現場で働くというそうした人たちが一緒になって、やはり目指すものをきちっと明確にしてやっていく、そういう時期を今迎えているんじゃないかというふうに思いますので、いろいろとまた私どもに対してアドバイスと言いましょうか、いただければなというふうに思います。

質問 2番 小林満

以上で終わります。

出典:置戸町議会 平成26年第9回定例会 2014年12月18日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる