みんなの議会

置戸町議会 平成26年第9回定例会 2014年12月18日

策定された計画の成果や反省について

2014年12月18日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「策定された計画の成果や反省について」質問し、教育長 平野が答弁しました。

質問者
嘉藤均 議員
答弁者
教育長 平野

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 嘉藤均

通告に従いまして教育長に質問をしたいと思います。本年度は置戸町第9次社会教育5ヵ年計画の最終年であります。策定された計画の成果や反省については今後議論をしなければならないと思いますし、私たちは町のさらなる文化発展のために指針を策定しなければなりません。計画策定の目的として掲げられたものの一つに、少子高齢化社会と過疎化の対応として子育て支援、地域全体での子育て、高齢者が生き生きと暮らしながら地域に貢献できる仕組み作りを置戸町の社会教育はその役割を推進しなければならないと表現されています。少子高齢化と地域コミュニケーションの機能の変化に対応したまちづくりの再構築を掲げております。少子高齢化と地域コミュニケーションの再構築という現在進行中の問題を置戸町の歴史という縦軸から見ますと、次代を担う後継者であり、この町を次の世代に引き継いでいくべき若い世代と、これまで郷土を築いてきた経験豊かな世代の連携であります。後世に継承する担い手の減少は文化の危機的問題でもあります。子供たちに郷土の歴史を知る機会を与えるのは我々大人の役割でもあります。前回の第8次社会教育計画においては次のような重点目標が掲げられていました。歴史や文化を守るために私たちの町には想像がある。先人が築いた地域文化や思想を継承するとともに、自由で夢のある創造文化のまちづくりを進めます。これは歴史や文化、生活を学ぶことによって郷土を愛する心を養うことを目的としたものでした。今回の第9次ではこのような文言は消えたものの、伝統芸能及び地域文化の担い手育成、平成の古老の声、置戸の歴史を語るという具体的な内容として掲げられていますが、さらに次世代への継承という視点に立った推進が必要だと考えます。また、来年度は置戸町の開基100年とも重なりますし、大人にも子供にも町の歴史の検証を推進してほしいと思います。どのように伝えていくか議論し、具体化していかなければならないのではないでしょうか。教育長の郷土愛を育む方法として歴史教育についてのお考えをお聞きいたします。

答弁 教育長 平野

郷土愛と歴史教育についてですが、先人が本当に大変な苦労をされて築かれた置戸町、その歴史と文化を後世に伝え、将来の発展につなげていくということは教育委員会の責務というふうに考えております。歴史文化の伝承については三度の町史の編纂をはじめ、議会史、社会教育50年誌、公民館60周年記念誌、さらには各種団体等の周年記念誌の発行により貴重な資料として残されております。教育委員会としても、それらの発行に力を注いでまいりました。現在は置戸町100年の歴史と証言集の発刊に向けて、歴史と文化に詳しい方々に編集委員となっていただいて精力的に編纂作業を進めているところです。また、嘉藤議員は十分承知されていることでありますが、置戸町は旧石器の宝庫で置戸町全体が貴重な文化遺跡という位置づけとなっております。太古のロマンを感じさせる置戸町の文化財、それを大切に保存し活用するために、平成21年度に文化財保護審議会を設置して、平成24年10月1日には旧石器の藤川コレクションと大矢ぼっこ靴について町の文化財指定をしたところでございます。さらに札幌学院大学と平成24年8月17日に地域連携協定を結び、考古学を実習しながら学術調査を進めているところです。また、昭和63年に開設しました現在の郷土資料館ですが、築56年を経過しておりますことから移転について検討中ではありますが、郷土史研究会のご協力をいただいて多くの資料の収集、保存と展示を行っております。小学校4年生は毎年郷土学習として郷土資料館の見学も行っております。それから、伝統芸能や芸術活動についてですが、各団体の活動を支援して11月の町民文化祭で多くの町民に観賞いただいております。これらの活動についても次世代に継承する努力を各団体が続けており、教育委員会としても引き続き支援していかなければならないなというふうに思っております。今年度の文化連盟による文化奨励賞として境野の豊年種まきおどりを表彰して、境野地区子ども会を表彰しております。ご質問の郷土愛を育む方法としての歴史教育についてですが、小学校の郷土資料館の見学を始め、社会科の副読本おけとなどを通じて、小学校でも学習を進めております。また、郷土愛についてはやはり家庭、地域での体験を伴った日常の生活や文化活動、さらには地域の絆を感じるところから自然と醸成されることが望ましいと感じております。置戸町では置戸子供七夕祭りや地域の子ども会活動、地域の伝統行事、さらには置戸夏まつり人間ばんばなど、置戸らしい多くの取り組みがあり、そこで地域の皆さんの関わりがあることが郷土愛を育むというふうに思っております。今後も歴史と文化を学ぶことと、様々な体験や地域のかかわりを通じて、感性や情緒を健やかに育むことで生まれ育った置戸町に誇りと郷土愛を持てるよう意を用いてまいりたいというふうに考えております。

質問 1番 嘉藤均

今教育長から答弁がありました。子供たちと言いますか、歴史を伝えていくということでは置戸の歴史は深い意味を持っているのか、長い年月があるのかなという感じをしています。今ある置戸町というのは、長い歴史と言いますか、過去を踏み台にしてと言いますか、歴史を積み重ねて、今の町をつくってきたことだと思いますし、将来に向かってはやはり過去を見ながら、その歴史を大切にして、将来を見据えなければならないということをいつも考えているところですけれども、先ほど答弁の中に副読本の話もありました。私も情報センターで副読本をちょっと見させていただいたんですが、置戸の歴史については十分に表現されているのかなと感じたわけですけれども、10年に一度くらいの更新だと思いますけれども、何か見た感じではタイムリー的ではない、置戸の歴史を本当にうまく伝えている副読本なのかなという疑問を持つところもあります。その編纂にあたりましても、名前はと言いますか、協力した人の名前を見ますと過去の学校の先生であったり、そういう担当の者であって、置戸の歴史に詳しい人はどこまで携わっているのかという不思議な印象を持ったところでもありますし、やはりそういう物を作るということについては、置戸の歴史を十分に認識した人たちをいろいろアドバイスを受けながらやるべきではないのかなというふうに考えておりますが、その辺教育長のご意見をいただきたいと思います。

答弁 教育長 平野

郷土愛ということについてですが、私は生まれは滝川なんですが、故郷は、と聞かれたら置戸町というふうに答えています。それはこの町を離れた時に、今までいくつもの町で住んできたんですが、どこの町よりも置戸町に戻りたいというふうに思って、それが、その思いが起因しているんだなというふうに思っています。離れたくない。そして離れた時にこの町に戻りたいと、その思いは僕は郷土愛でないかなと思っていますし、また郷土愛というのはまちづくり、自治体のまちづくりの行政の評価そのものではないかなというふうに思っています。高齢者が辛い思いをされて苦労をされて、そして今生活をしている時に、本当に今1人になっても安心して生活できる、そう感ずる町が報われたなと感ずることができる町。それから今働き盛りの若い世代は今の仕事は自分の生き甲斐、そして自分たちがこの町を動かしていると実感できる町、それから子供たちはたくさんの友達に囲まれて学校が楽しくて仕方がないと、そんな思いは郷土愛とつながっていくんだなというふうに思っています。そして今、過疎化という言葉を聞くたびに、若い世代にこの郷土愛を強く持ってもらいたいなと、という思いが強さを増しています。来年100周年で若い世代は野外ライブを計画していますが、企画に参加してますが、成功させるんだ、成功させたいという強い思いを目を輝かせて私に語ってくる若者がたくさんいます。幕が下りた時にやり切ったという成就感、そしてその思いはやがて置戸の町だから出来たんだという、そういう思いに変わって、それが郷土愛につながっていくんでないかというふうに思いますし、また、小学生、中学生で言えば、全国学習状況調査の中で、学校は楽しいというふうに答えている子供たちは9割おります。また、地域行事に参加しているかという質問に対しても9割を超えてます。さらに家族の人は学校の運動会ですとか学芸会、そして参観日に来てくれますかという質問に対して、なんと100%の子供が来てくれるというふうに答えています。置戸の子供たちはどこの地域よりも充実した学校生活を送っているんだなということが数字が示してくれているというふうに感じています。そんな思いはやっぱり郷土愛につながっていくんだなというふうに思います。また、郷土愛というのは自分の子供もそうなんですが、離れると置戸の景色を思い出します。ですから、郷土愛というのは本当に目に見える情景に深くつながっているということも強く感じます。置戸町の美しい自然がもっと美しく見えるように、あの森を、野中を散策してみたいとか、あの川辺で釣りたい。それから、この美しい田園風景の中で野菜を育てたい、牛を育てたいという思い。そして車を走らせている時に思わず車を止めてシャッターを切りたくなるという、そんな思いを喚起させて、その思いが実現できる、そんな風景が深い郷土愛つながっていくんだなというふうに思っています。郷土愛というのは持てと言って持てるものではなくて、どんな風景の中でも、毎日毎日どんな生活を送っているかと。その想いそのものではないかなというふうに感じています。それから、歴史教育についてですが、郷土愛が強ければ強いほど置戸の歴史について、今までの歴史がとても息づいて、そして先人の苦労に敬意を表して、そこに感謝が生まれてくるのかなというふうに感じています。そのためにも郷土資料館の整備や古老の声の編集、あと秋田で言えば秋田音頭、なまはげ太鼓なんかもしっかり伝承していかなければならないと思いますし、今議員がおっしゃった副読本置戸の編纂についても次年度見直しの時期になりますが、嘉藤議員の言われる視点でしっかりと見直しをしていきたいなというふうに思っています。100周年行事、それは間違いなく郷土愛そして置戸の歴史、それが大きなキーワードだと思っていますので、町民全員で取り組まなければならないことだなというふうに思っているところです。

質問 1番 嘉藤均

今教育長の郷土愛ということでお伺いいたしました。本当に置戸生まれではないにしても、本当に置戸の町の町民として置戸の郷土を愛してくれているなと、そういうふうに感じているところであります。ただ、秋田には先ほどなまはげの話も出ておりましたけれども、秋田音頭の愛好会もありますし、いろんなものもありますけれども、実は小学校の統合ということで、秋田も勝山も境野も統合と言うことでひとつの小学校になってしまいました。元々各学校にあったカレンダー作りですとか、木工作りですとか、いろんな継承ということで、学校を統合するときには、そういうものについても継承してやりたいということでの統合だったと思いますけれども、実際にはその思い叶わずと言いますか、今はそれもできない中での統合と言うことになってしまいました。生きるものであれば、なるべくそういうものも残して、それが地域の歴史や伝統でもあったはずですし、これからも継承していかなければならないものだと自分は思っております。今更復活も難しいかとは思いますけれども、教育長の意見がありましたらお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 平野

それぞれ境野の思い、秋田の思い、勝山の思いがあって、それが学校現場の中でなかなかうまく取り入れることができないというのが事実だというふうに思っています。非常にやはり今の指導計画の中で、年間指導計画の中で取り上げるということもとても時間数の関係で難しい状況であります。どうしても地域の方々に頼らざるを得ないという部分が大きいかなというふうに思っておりますので、地域の中で、ぜひとも支えていただき、継承していただけたらというふうに思いますのでよろしくお願いしたいと思いますし、教育委員会でもできることがあれば一緒にさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

質問 1番 嘉藤均

本当に置戸の文化、歴史を子供たちに伝えていくというのが我々の責任でもありますし、それを来年の100年は節目なのかなという思いもあります。また、継続的にやっていかなければならないという部分も多少あると思いますけれども、教育長の郷土愛をぜひとも町民すべてに出していただきたいと思いますし伝えていただきたいと思います。以上で私の質問を終わります。◎延会の議決

出典:置戸町議会 平成26年第9回定例会 2014年12月18日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる