みんなの議会

名寄市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月8日

(1)令和8年度予算編成に向けて/(2)名寄市総合計画(第3次)策定に向けて

2025年12月8日、名寄市議会の一般質問で、東川孝義議員が「令和8年度予算編成に向けて」「名寄市総合計画(第3次)策定に向けて」について質問し、総合政策部長 石橋毅、総務部長 木村睦、市長 加藤剛士が答弁しました。

質問者
東川孝義 議員
答弁者
総合政策部長 石橋毅、総務部長 木村睦、市長 加藤剛士

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 東川孝義

おはようございます。議長より指名をいただきましたので、通告に従い、大項目2点について順次質問してまいります。大項目の1番目、令和8年度予算編成に向けて伺います。小項目の1番目、令和8年度予算編成の基本的な考え方について。令和8年度の予算編成は、11月1日の市長訓令に基づき具体的な編成作業が進められていると思います。令和8年度予算編成においては、名寄市総合計画(第2次)が最終年度を迎えること、加えて令和8年度は市長選挙で骨格予算とはなりますが、全体事業量を把握する必要があるため通年ベースでの予算要求とされております。また、具体的な編成に向けては、前例にとらわれない大胆な見直しにより一般財源ベースで5億円削減の目標も掲げられております。そこで、令和7年度行政評価結果報告書によると、評価対象事業54事業のうちC評価9事業、D評価2事業となっており、C、D事業は全体の20%となっております。この評価結果をどのように受け止め、次年度以降の取組にどのように反映をされていくのかお伺いをいたします。小項目の2番目、行財政改革の具体的な施策推進に向けて。令和8年度の予算編成の柱の一つとして、徹底的な行財政改革に努めるとされており、具体的な目指す姿として選択と集中の実質化を念頭に、1つ、人材育成改革、2つ、財政改革、3つ、事業選択改革が掲げられております。行財政改革を進める上で人口推移の把握は重要であり、近隣の市町村に比べ減少幅は少ないものの、まち・ひと・しごと創生人口ビジョンを下回っており、人口減少は大きな課題であります。そこで、具体的な項目であります人材育成では、今までの教育研修を含めてメンタルな部分が多いと思いますが、職員の採用を含めた今後の考え方について、また財政改革において財源確保はもちろんのこと、公共施設の統廃合、利用料金、補助金、負担金など多岐にわたりますが、令和8年度で取り組むべき考え方について、事業選択改革では次期の総合計画との関連性が大きいとは思いますが、事業の統廃合、業務改善、市民サービスなど具体的な考え方についてお伺いをいたします。次に、小項目の3番目、集中的重点事項の具体的な施策について。令和8年度予算編成に向けて初めて3点の集中的事項が明示をされております。重点事項の具体的項目は、1つ、地の利を生かした付加価値の高い産業の誘致、育成、2つ、人を育て人が集まる教育、文化の創造、3つ、さらなるDXの推進であります。いずれの項目も予算編成において重要な内容であると考えますが、具体的には組織を横断し、部署間の連携を密にした検討を行うとされております。そこで、項目ごとに事業の優先順位をつけながら検討が進められていると思いますが、先ほどの3項目について継続性が必要な事業、見直しを進めなければならない事業についての基本的な考え方についてお伺いをいたします。次に、大項目の2番目、名寄市総合計画(第3次)策定に向けて伺います。小項目の1番目、名寄市総合計画(第2次)後期計画の進捗状況について。名寄市総合計画(第2次)は、平成29年度より前期2か年、中期4か年、後期4か年の10年間にわたって進められ、残り1年間となりました。具体的には、5つの基本目標と4つの重点プロジェクトに基づき推進されてきたと理解をしております。後期計画は、令和8年度の1年間を残しておりますが、名寄市総合計画(第3次)を策定するに当たり名寄市総合計画(第2次)の進捗についてしっかりと検証しておくことが重要であると考えます。そこで、当初計画との人口推移、財政状況、4つのプロジェクトにおける成果並びに実施計画における事業費の推移についてお伺いをいたします。次に、小項目の2番目、名寄市総合計画(第3次)策定の基本姿勢の考え方について。令和9年度からスタートする名寄市総合計画(第3次)の策定作業が始まり、今回の計画は市長任期と連動させるため、前期、後期計画それぞれ4年間で、全体の計画期間は8年間で設定をされております。地方自治体を取り巻く環境は、人口減少や少子化、経済を支える担い手不足、働き方改革や人々の価値観やライフスタイルの多様化により市民の求めるニーズも変化をしてきております。今回の策定に当たり、市民アンケート、ワークショップも既に開始をされており、市民意見の反映では市内小中学校及び高校生、大学生からの意見聴取、さらには市民と若手職員とのワークショップで10年後のまちづくりで大切にしたい将来像を検討する上で期待される取組であると考えます。そこで、計画に当たっての基本姿勢で5点の方針が示されており、市民参加の中でまちづくりのアンケートに加えてウェルビーイングのアンケートも実施をされております。今回実施のウェルビーイングのアンケートの目的とその活用を総合計画にどのような整合性を持たせていくのかお伺いをいたします。次に、小項目の3番目、次期市長選挙出馬の考え方についてお伺いをいたします。名寄市長選挙令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号を来年4月に控え、加藤市長の4期16年間の実績と卓越した人脈と行動力を高く評価をしております。4期目は、新型コロナウイルス感染症の対応と適切な経済対策、名寄市総合計画(第2次)の施策推進に向けて着実な実績を築いていただきました。現在名寄市総合計画(第3次)の検討が行われており、具体的な施策推進並びに名寄市が目指すまちづくりに向けて加藤市長の手腕とリーダーシップを大いに期待をしており、次期市長選挙出馬に向けての考え方についてお伺いをいたします。以上、壇上からの質問といたします。

答弁 総合政策部長 石橋毅

おはようございます。東川議員から大項目で2点御質問いただきました。大項目1の小項目1と大項目2の小項目1と2は私から、大項目1の小項目2と3は総務部長から、大項目2の小項目3は後ほど市長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。初めに、大項目1、令和8年度予算編成に向けて、小項目1、令和8年度予算編成の基本的な考え方についてお答えいたします。令和8年度予算編成につきましては、令和7年6月に閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針2025、いわゆる骨太の方針、また経済、物価動向等を適切に反映するとした令和8年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針についてなど国の動向を注視するとともに、令和8年度予算編成においては非常に厳しい本市の財政状況の下、最終年度を迎える総合計画に掲げた重点プロジェクトや各種計画の目標達成に向けた事業を着実に推進するため、大きく3点の基本的な考え方に基づき予算編成に当たるよう市長から訓令が発出されたところです。御質問の行政評価については、名寄市総合計画(第2次)後期実施計画160事業を4年間で評価するとしており、令和7年度は54事業を対象令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号とし、1次評価、ワーキンググループ、外部評価、2次評価を経て最終評価としております。行政評価は、担当部局が作成した調書を用いて事業の実績、成果等に基づき、妥当性、有効性、効率性、公平性、達成度を項目ごとに評価しております。評価基準として、A評価は現状のまま継続、B評価は進め方を改善、C評価は規模、内容の見直しを検討、D評価は抜本的な見直し、廃止、縮小としており、令和7年度の評価結果はA評価が41事業、B評価が2事業、C評価が9事業、D評価が2事業となりました。なお、後期実施計画から廃止となった1事業を除き、令和6年度CまたはD評価事業が本年度再評価により5事業がAまたはB評価へと改善されております。また、対象とした54事業のうち24事業を総合計画審議委員による外部評価において議論いただいたところ、成果指標に対する達成度、いわゆるKPIにより総合評価がCまたはD評価となっている事業が多く見られ、事業評価として適切に判断できていないのではという意見もいただいております。このことから、名寄市総合計画(第2次)最終年度となる来年度は、目標達成に向けて今回の行政評価結果並びに外部委員からの御意見を踏まえて効果的で効率的な行政サービスの提供と市政における透明性の確保に努めてまいります。次に、大項目2、名寄市総合計画(第3次)策定に向けて、小項目1、名寄市総合計画(第2次)後期計画の進捗状況についてお答えいたします。名寄市総合計画(第2次)は、平成29年度から令和8年度までの10年間を計画期間とし、3つの基本理念と将来像、5つの基本目標と4つの重点プロジェクトを設定し、取組を推進してまいりました。令和9年度から始まる名寄市総合計画(第3次)に当たっては、本年度から策定作業を開始したところであり、名寄市総合計画(第2次)の進捗状況についても検証を行ってきたところであります。人口の推移につきましては、名寄市総合計画(第2次)を策定した平成29年10月の人口が2万8,044人に対し、令和7年10月は2万4,297人となっており、8年間で3,747人の減少となりました。また、まち・ひと・しごと創生人口ビジョンにおいても令和7年の人口に目標設定した2万5,398人から1,101人下回る結果でありました。この要因の一つには、令和3年の王子マテリア名寄工場の撤退が大きな影響を受けていると考えております。次に、財政状況ですが、普通会計では平成28年度の歳出決算額が234億1,000万円、令和6年度が257億9,000万円となっており、令和4年度以降は物価や人件費の高騰により様々な経費が増加となっています。また、基金の推移では、平成29年度に94億3,200万円であった基金残高が令和7年9月現在で57億6,500万円となり、厳しい財政状況となってきております。次に、4つの重点プロジェクトにおける成果についてでありますが、重点プロジェクトは基本計画の期間内における主要な取組として、複数の基本目標にわたり施策間連携を図ることで一層効果が発揮される取組として選定し、成果指標を定めながら進めてまいりました。1つ目に、経済元気化プロジェクトの取組として、住宅改修費用の一部助成や電子地域通貨Yorocaの導入、農業分野においては市外からの新規参入者が中期計画内ではゼロ名でしたが、後期計画内では既に2名となっております。2つ目に、安心子育てプロジェクトでは、屋内の遊び場にこにこランドの整備や認定こども園あいあいの開園による待機児童の解消、乳幼児等医療費の助成対象拡大による経済的負担の軽減、開業医への助成事業実施による成果が挙げられます。3つ目に、冬季スポーツ拠点化プロジェクトでは、Nスポーツコミッションなよろの設立や全国規模の競技会の誘致などスポーツ合宿、大会による経済効果が大きく、数字として成果に表れております。令和5年度の後期基本計画から新たに追加した生涯活躍プロジェクトでは、地域連携推進事業補助金の実施や外国人材の確保に向けた受入れ態勢の構築、部活動改革の推進などの取組のほか、市民講座への参加者数も増加しているなど成果がありました。次に、実施計画における事業費の推移ですが、前期基本計画の2年間において当初277事業を登載し、事業費は165億5,605万円、重点プロジェクトに関しては98事業で、事業費は47億3,427万円でありました。中期基本計画の4年間においては、当初177事業を登載し、事業費では250億9,277万円、重点プロジェクトに関しては56事業で、事業費は106億2,228万円でありました。後期基本計画の4年間では、当初145事業を登載し、事業費は360億7,933万円、重点プロジェクトに関しては令和7年度ローリング調整後94事業で、事業費は126億6,900万円となったところです。実施計画は、毎年度ローリングを実施するなど進捗管理を行いながら進めてまいりましたが、中期計画期間には新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、これらの社会情勢等を踏まえて事業費の増減もあったところであります。後期計画が残すところ1年3か月となりました。今後も引き続き各事業の進捗状況も確認しながら、目標達成に向けて推進してまいります。次に、小項目2、名寄市総合計画(第3次)策定の基本姿勢の考え方についてお答えいたします。名寄市総合計画(第3次)の策定に当たっては、市民参加の促進、社会経済情勢の変化への対応、地域資源の活用、分かりやすさと実効性の確保、ウェルビーイングの向上を目指す計画づくりの5つの基本姿勢を掲げ、進めていくことといたしました。ウェルビーイングにつきましては、身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味する概念で、広義の幸福、多面的な幸せを表すものであります。昨今各自治体や教育分野等においても取り入れられるケースが増えてきており、総合計画においても施策を推進していく上で重要な考令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号え方であると判断したことから、これまでのまちづくりアンケートに加え、新たにウェルビーイングアンケートも実施し、市民の幸福度、暮らしやすさについて調査をしていくこととしました。ウェルビーイングの指標の一つとして、デジタル庁において各自治体の客観的データが示されています。客観的データにつきましては、各分野における人口に対する病院や学校、公園、飲食店の数、歩道の整備率、事故の発生率などを基に点数化されたものであり、各自治体とも比較することができるものとなっております。今回このアンケートにおいて各分野における幸福度を市民の皆様に直接意見聴取することで主観的データを取得することができますので、国が示す客観的データと市民の民意による主観的データを重ね合わせ、各分野における幸福感を可視化できるものと考えております。このことから、どの分野の幸福度が高いのか低いのか、またギャップが生じているかなど見えてくると思います。市民の主観的幸福度や満足度の傾向を分析し、健康、福祉、教育などの関連分野ごとに課題と強みを整理し、総合計画の基本目標及び施策体系に反映させるなどウェルビーイングアンケート結果との整合性を図り、市民の幸福度向上に取り組んでまいりたいと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 総務部長 木村睦

私からは、大項目1、令和8年度予算編成に向けて、小項目2、行財政改革の具体的な施策推進に向けてについて申し上げます。本市においては、少子高齢化、人口減少に直面し、市税や地方交付税などの一般財源収入の大幅な伸びは見込めない状況であり、物価高騰や人件費の増加、社会保障施策に要する経費の増加など財政面において厳しい状況に置かれています。そのため、本年7月の行財政改革推進実施本部会議において名寄市の行財政改革の目指すべき姿とし令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号て人材育成改革、財政改革、事業選択改革による選択と集中の実質化を目指すとともに、具体的数値目標として令和8年度予算における一般財源ベースで5億円の削減を目標に掲げたところです。目指すべき姿のうち人材育成改革においては、本市では平成22年に策定した新名寄市人材育成基本方針に基づき人材の育成に努めておりますが、令和5年12月に国から新たな指針が示されたことから、行革実施本部所管委員会において求められる職員像を明確にし、人材育成、人材確保、職場環境の改善などについて議論を進め、今年度末までに(仮称)名寄市人材育成・確保基本方針を策定する予定であります。また、職員採用については、生産年齢人口の減少、民間企業の給与、福利厚生面の向上、公務員人気の低迷など過去に比べ状況が大きく変化している中、一般事務職については今のところ一定数の確保はできてはいるものの、保健師、保育教諭、土木技師などの専門職については応募者数も少ない状況であり、今後さらに人材確保が厳しくなると考えています。そのため、これまでの対策としては、多くの民間企業や公的機関で導入されている試験SPIの導入や全国各地でのテストセンターでの受験対応、保健師については筆記試験を廃止するなど受験しやすい体制といたしました。また、学校訪問や就職説明会への参加、インターンシップ受入れを積極的に行い、学校や学生とのつながりを深めているところであります。次に、財政改革、事業選択改革については、市長からも前例にとらわれない大胆な見直し、様々な視点から事業を再検討するよう指示が出されており、集中すべき事業や事業の廃止、縮小、統合などについて行革実施本部所管委員会にて検討、協議を進めているところです。さらには、本市が支出する負担金、補助金及び交付金について社会情勢や市民ニーズ、本市を取り巻く環境の変化などを鑑み、公益性や有効性等について検証を行い、今後その検証結果に基づき協議を進めていこうと考えております。また、老朽化が進行している多くの公共施設へのアプローチとして、今後の公共施設の維持管理、統廃合や利用料金の見直しなど今後の公共施設の在り方を考える検討材料となるよう、建物情報、利用状況、コスト情報、管理運営状況などを調査し、公共施設データベースとして見える化を図ったところであります。現在次年度の予算編成作業を進めているところですが、こうした行財政改革の着実な取組により限られた財政的、人的リソースを最大限に活用し、持続可能なまちづくりを推進してまいります。次に、小項目3、集中的重点事項の具体的な施策についてお答えいたします。令和8年度の予算編成については、国の動向を注視するとともに、直近の決算状況や令和7年度当初予算での編成状況など本市の財政状況を十分に認識した上で総合計画に掲げた将来像の実現のため、大きく3点の基本的な考え方に基づき予算編成に当たるよう市長から訓令が発出されました。特に今回の訓令では、厳しい財政状況下において要求される事業の全てを実施することは困難であり、どの事業に集中して取り組むかが非常に重要となってくることから、3つの集中的重点事項についても示されたところです。集中的重点事項の1つ目として、地の利を生かした付加価値の高い産業の誘致、育成においては、本市の気候風土や古くからの交通の要衝であり、上川北部の中核を担ってきた歴史的背景を踏まえ、基幹産業である農業をはじめとする様々な産業の誘致、育成を進めるとともに、労働力確保対策や担い手育成支援など喫緊の課題である人材不足の解消や持続可能な経済の充実に向けた事業を進めていく必要があると考えております。2つ目の人を育て人が集まる教育、文化の創造においては、Nスポーツコミッションなよろを核としたスポーツを通じた地域活性化、英語教育の強化によるグローバル社会に力強く対応できる人づくり、様々な文化活動や文化の力による地域活性化などに対する施策の展開をはじめ、名寄市立大学の独立行政法人化移行の取組による大学の力を活用したまちづくりなど時代を切り開く人を育て、そのことにより将来的に人が集まり、ウェルビーイングの充実につながる施策の推進が必要と考えております。3つ目のさらなるDXの推進では、市民サービスオンライン化事業の取組やDX活用による業務の効率化を図る施策の展開が必要であると考えているところでございます。こうした基本的な考え方に基づき、市民の皆さんが幸せとなるよう、既成概念にとらわれることなく、しっかりと議論を重ね、将来の名寄市を見据えた予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。

再質問 14番 東川孝義

それぞれ御答弁をいただきました。確認も含めて再質問させていただきたいというふうに思います。令和8年度予算編成に向けて、小項目1点目、令和8年度予算編成の基本的な考え方について、特に行政評価について御答弁をいただきました。行政評価の基準等についての御答弁もいただいたところです。その中でC、D事業ということで、Cは規模、内容の見直し、Dは抜本的な見直しということで、この中で今回行政評価の中でCの評価基準、いわゆる規模、内容の見直しの視点ということで名寄ピヤシリシャンツェ整備事業、これについてお聞きをしたいというふうに思います。成果目標あるいは成果実績、これについては令和6年度目標7に対して実績9、1次評価から2次評価まで有効性、達成度は4と高い評価になっております。ただ、妥当性、公平性、先ほど部長の答弁にありましたけれども、これは評価が下がっております。というのは、この要因というのはやっぱり施設全体の老朽化だとか、あるいは競技における施設の安全性に課題があるのではないかなというふうにも思います。一方、公平性という視点からいうと、市民の利用が少なくて維持コスト令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号がかかりますけれども、市内の経済効果については非常にある施設ではないかなというふうに思っております。令和8年度予算、先ほどもお話をさせていただいたように5億円削減ということで非常に厳しい編成作業が行われておりますけれども、経済元気化、冬季スポーツ重点プロジェクトの一つであります名寄ピヤシリシャンツェ整備事業、今後どのように進めていこうとされているのか、改めてお伺いをいたします。

答弁 総合政策部長 石橋毅

ピヤシリシャンツェの今後の考え方ということですけれども、こちら行政評価対象になっているということで当然我々いわゆるローリング台帳というものにも登載をさせていただいておりまして、議員御承知のとおりかなりの大型投資につながる事業となっておりますので、特定財源の確保がやはり一番大きな課題と認識しているのと併せて市民の皆様の理解や整備への盛り上がりも欠かせない要素であるかなというふうに考えております。実際今年の行政評価においてもこの施設を維持していることで大会や合宿等誘致できていて、そこの1年間の経済効果が産業連関表試算になるのですが、年間で約1億円程度という結果も出てきているところでありまして、スポーツ振興というよりは経済活性化の施設として行政評価の中でも一定程度評価をされていたというところでございまして、外部委員、いわゆる総計審議委員の皆様方の外部評価でも整備に向けては前向きな御意見もいただいているところでございます。先ほど冒頭申し上げた課題も含めて、今後も整備が実現可能なレベルの事業となるように我々としてもしっかり研究を続けていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 14番 東川孝義

当然大型な投資になるというふうなことでの今御答弁、特定財源等を含めながらというふうなこと、一方では市内への令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号経済効果も非常に高いですよというふうな外部評価、実際に数字も出ていると。具体的には、市民の理解だとか、あるいは盛り上がりもその中では必要になってくるというような御答弁もあったかというふうに思います。本当に経済効果1億円ということで、最近全国的に降雪量非常に少なくなってきて名寄ピヤシリシャンツェを利用したいろんな大会非常に多くなってきているのかなというふうに思っております。来年2月には高校総体、下旬には中学生のインカレ、また3月にはジュニアオリンピックというふうなことでスポーツ合宿だとか、あるいはインバウンドの利用というのも非常に多くなってきているのかなというふうに思います。先ほどお話もありましたこれだけ人が入ってくるということになると、交流人口だとか宿泊あるいは飲食業を中心に地域経済に非常に大きな好循環をもたらすスポーツ拠点化の象徴的な施設の一つではないのかなというふうにも思っております。以前にもスキー場を含めた各施設、非常に名寄のところはポテンシャルが高いというふうなお話も聞いております。当然地域政策との兼ね合いもあるとは思いますけれども、足元マーケットを大切にしながら今後対応を進めていくというのも非常に大切ではないのかなというふうに思いますけれども、改めて今御答弁いただきましたけれども、今後の施設整備についての考え方についてお伺いをしたいというふうに思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

ここ近年の冬季スポーツの状況を見てみますと、一定程度インカレであったり、全国規模で開催地が回されている状況ですけれども、なかなか昨年の状況を見ると、本州地域でインカレ開催している会場の状況写真を見ますと雪を寄せ集めなければできないような状況というのがここ数年出てきているということですので、やはり雪がある地域の財産というか、そういったものをしっかりと生かしていけるような、そういう誘致も含めて非常に地域経済活性化のためには大切な視点だというふうに考えておりますので、しっかりといろいろな手法、今までにないような手法も含めて特定財源の確保、しっかりとここは我々もアンテナ張りながら動かしていただいて、そして改めて市民の皆様にもこういった効果がある施設なのだといったことも周知も含めて前向きに進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 14番 東川孝義

今年の3点目の予算の集中的重点事項の基本的な政策の中でも地の利を生かした付加価値の高い産業の誘致、育成というふうにも示されております。いずれにしても、令和8年度厳しい予算編成になりますけれども、将来を見据えて今後の設備投資に対するリターンとリスクのバランス等も考慮していただきながら関係団体とも十分協議の上、検討をお願いを申し上げたいというふうに思います。次に、小項目の2番目、行財政改革の具体的な施策推進についてということで先ほど総務部長のほうから御答弁をいただきました。選択と集中の実質化を念頭にということで3点の考え方についてそれぞれ御答弁をいただきました。人材育成改革、財政改革、事業選択というふうなことで、特に人材育成については名寄市人材育成確保事業等を進めていくというふうなことで、今事務部門については一定程度確保できているけれども、専門職については非常にまだ不足の状況にあるというふうなこと、財政改革等については行革推進本部で負担金、補助金等についても公益性、有効性を含めながら検討を加えていくというふうなこと、それから事業の選択改革では公共施設等利用状況、コスト、建物と今後見える化をしながらそれぞれ周知をしていくというふうな御答弁があったかというふうに思います。公共施設等、先ほど壇上でもお話を申し上げましたけれども、人口という問題が大きく起因をしてくるのかなというふうに思います。名寄市、平成18年に旧風連町と合併してちょうど20年になります。合併当初の人口は3万1,212人、令和7年10月末時点では2万4,239人で22.3%減少しております。この減少の大きな要因、先ほど御答弁でもありましたけれども、王子マテリア名寄工場の閉鎖、これについては関連企業も含めて社会減という中では非常に大きな影響を与えたのかなというふうに思っております。人口減少の要因には、今お話もちょっとさせていただきました死亡数と出生数の差による自然増減と流出数と流入数の差による社会増減、この2つの側面ありますけれども、名寄市は先ほどの王子マテリアを除いてやはり自然減が大きく影響しているのではないのかなというふうにも思われております。今後持続可能なまちづくりを進めていくというためには、合併以降の人口動態を冷静に判断して公共施設等、一時的には不都合が生ずる部分もあるとは思いますけれども、将来を見据えながら市民との合意形成によりまして既存の公共施設の集約、統廃合等積極的に進めていくというふうに思いますけれども、今後の考え方についてお伺いをいたします。

答弁 総務部長 木村睦

今東川議員のほうからは、合併以降御紹介もいただきました人口が22.3%減少している中における公共施設の考え方についてということでいただいたかなというふうに思っています。さきの議員協議会の中でもお話しさせてもらっていますけれども、名寄市の財政的課題というところの一つとして、公共施設の今後の老朽化への対応というところが大きな課題になるということでお話もさせていただいております。改めて御紹介させていただきますけれども、本市の公共施設というのは建設後30年以上たっている施設というものが全体の61%になって老朽化がかなり進行しているというような状況になっているところでございます。施設のみならずインフラのほうも、道路ですとか上下水道ですとか橋梁といったものもそれぞれ年数がたっているも令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号のも非常に多くなってきておりまして、そこにかけていく整備に係るお金というところもこれからは1つ大きな課題になってきているというふうに思っています。議員お話ししたとおり、合併してから20年間たっておりますけれども、施設の統廃合というところが正直あまり進んでいないのも事実でございまして、ここについてはこれから年齢構造の変化ですとか、施設用途の類似性などもよく考慮させていただきながら、様々な条件を整理しながら施設の在り方については検討していく必要があるかなというふうに考えているところでございます。以上です。

再質問 14番 東川孝義

公共施設、30年以上たっている施設が全体の61%あるというふうな、非常に老朽化が進んでいるというふうな御答弁でありました。公共施設等の総合管理計画、これ平成28年度から令和17年度までの20年間で公共施設の総延べ床面積を13%削減をしていくというふうに方針が示されております。令和7年度では、平成28年度から約9年間、あと残り11年間という形になりますけれども、令和6年度末の公共施設床面積の実態、それと計画当初の縮減率の差についてお伺いをしたいというふうに思います。

答弁 総務部長 木村睦

令和6年度には、旧智恵文小学校の校舎の解体ですとか、瑞生団地とか北栄団地の解体、さらには認定こども園に統合されました南保育所ですとか西保育所の解体なども行わせていただいたのですけれども、今御質問いただきました公共施設等総合管理計画、13%縮減という目標を掲げている中において令和6年度末においては1.2%縮減ということで、13から1.2引くので、約10%近くがまだ残っているというような形になっているかなというふうに思っています。財源の確保がなかなか難しいと令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号いうところもあって、なかなか施設の取壊しが進んでいないというところが大きな現状なのかなというふうに考えているところでございます。以上です。

再質問 14番 東川孝義

令和5年度末で0.87、令和6年度で1.2ということであれば、本当に今総務部長御答弁あったように進んでいないのかなというふうに理解をさせていただきました。先ほども申し上げましたけれども、公共施設の利用等については先ほど御答弁でもありました利用状況、コスト等をしっかり見える化して今度お知らせをしていくというようなお話もありましたけれども、人口推移と利用状況、この辺もしっかり確認をしていただきながら、既得権だとか既成概念だとかというふうにとらわれないで公共施設の集約、統合再編、廃止だとか縮小、当初この計画にありますように総延べ床面積の縮減というふうなことはやはり将来に向けての負担を軽減をしていけるというふうにも思いますので、この辺の考え方、令和8年度でどこまで取組を進めていかれるのか、今の時点では先ほど御答弁あった内容だというふうに思いますので、改めてお聞きはしませんけれども、しっかりと取組を進めていただきたいというふうに思います。続いて、集中的重点事項の具体的な施策ということで先ほど3点の考え方についてそれぞれお聞きをいたしました。今それぞれ計画を進められているというふうに思いますので、個々の内容については改めて再質問しませんけれども、いずれにしても令和8年度は名寄市総合計画(第2次)最終年度でございます。これまで残された事業等についての積極的な取組について踏み込んだ施策をお願いを申し上げて、次の質問に移らせていただきたいというふうに思います。次に、名寄市総合計画(第3次)策定に向けてということで3点お聞きをさせていただきました。1点目は名寄市総合計画(第2次)後期計画の進捗ということでお聞きをしました。それぞれ内容について、特にこの中の人口の推移であるとか歳入歳出、それぞれ今までの成果等について、4点の重点プロジェクトについても報告をいただいたところであります。この中でそれぞれ前期、中期、後期で予算に対しての実績と今の動きについて御答弁をいただきましたけれども、後期実施計画で大きな変動があった事業としては市立総合病院の手術室11億円だとか、あるいは名寄東中学校26億円だとか、子育て支援、恐らくこの辺が非常に大きく上回ったと思います。総合計画の全体を検証する指標で行政評価と成果指標、これで示されておりますけれども、行政評価の加重平均で前期が98.4%、中期は89.8、これは当然コロナの影響もあったというふうに思いますけれども、後期計画もあと1年を残して今のところ87%というふうな実績になっておりますけれども、最終的な見通しどのように考えておられるのかお聞きをしたいというふうに思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

名寄市総合計画(第2次)の着地点の位置ということだと思いますけれども、そこの達成についてはそもそも指標であるKPIに対してどの程度達成しているかというのが主な評価対象になってくるのかなと思います。我々としては、評価としては数字が上がるべき取組を当然続けておりますけれども、行政評価の観点でいいますと、現総合計画の主要施策、効率的な行政運営、この中で行政評価のA評価以外の評価を受けた本数というのが実は目標に立てております。これは、いかにA評価をもらうということよりは、改善しなければならないポイントをちゃんと職員が見いだしていけているかといったところが重要だよねという、そんな目標を立てているところであります。我々行政評価を担当している総合政策部としては、全てA評価を目指す姿勢ではなくて、課題や改善を見つけてよりよい事業へ成長させていけることが最も重要と考えておりますので、達成についても100が全てではないというか、100にするためにいかに今現状満足せずにどんな課題を抱えてまだ成長するところを見いだしていけるかといったところも非常に重要な視点かなというふうに考えておりますので、今回も外部評価でA評価以外の評価でも内容的にはA評価でいいのではないのかと言っていただけるような事業もありましたけれども、改善の意識を持って名寄市総合計画(第2次)期間をしっかり完走させていただいて、そして次の名寄市総合計画(第3次)へとつなげていきたいというふうに考えておりますので、内容的には点数も大事ですけれども、より市民の皆さん方が充実したねって言っていただけるような改善をしていけるように引き続き継続して取り組んでまいりたいと考えております。

再質問 14番 東川孝義

KPIの数字でしっかり評価結果が見えるという中で、一方ではその数字も大切にしながらいろんな課題について取り組み、改善意識を持って進めていくというふうなことで立てた目標でありますので、できるだけ両方兼ね合わせた中で今後最終的な数値に向けて進めていただければなというふうに思います。2点目の今回ウェルビーイングの考え方、先ほど答弁いただきました。ただ、正直言って今回アンケート等も実施もしていただいていると思います。実際にウェルビーイング、先ほど地域幸福度というふうなことでお話もあったというふうに、アンケート、ただ正直、市民の方ウェルビーイングという言葉自体が何だろうというふうな部分、理解が恐らく、聞かれたときには私も分からない知識の中でやり取りもさせてもらうのです。この辺の周知、認知というのが非常に大切なのかなと。取組自体は、非常にいい取組だと思うのですけれども、やはり市民の方に理解をしていただく、そういう認知、情報の伝達というのも非常に大切かなと思っておりますので、今回初めて取り組まれ令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号るこのウェルビーイング、市民の方に理解をしていただくような取組をさらに深めていただくようにお願いを申し上げておきたいというふうに思います。3点目、次期市長選挙の出馬の考え方ということで冒頭壇上でお話をさせていただきました。改めて加藤市長より4期16年の実績を踏まえて5期目の考え方についてお言葉をいただきたいというふうに思います。

答弁 市長 加藤剛士

いろいろ御質問ありがとうございました。令和7年度の予算を振り返りますと、一般会計で283億円と過去最大の規模となりました。この間補正も可決いただき、293億円まで今膨らんでいるところであります。このことによって特に今回は学校関係、お話があった名寄中学校、名寄東中学校と、さらには小中学校に全てクーラーを設置することができまして教育現場における大きな課題が1つ、懸案が解決できる見通しとなったなというふうに思っております。一方で、収支不足によって令和7年度の予算、基金を20億円以上取り崩すという事態になっております。2010年に私が市長に就任をして予算編成をもう十数回させていただいておりますけれども、最も厳しい予算編成だったなというふうに認識をしております。このことを受けて令和8年度の予算編成におきまして、まずは一般財源ベース5億円の削減を目標とすべく職員に指示を出したところでございます。こうした状況下の中で現在令和9年度からの名寄市総合計画(第3次)の策定作業がスタートしているところであります。財政運営のこうした大きな課題を抱えながらも例えば公共施設の再配置の推進、図書館はもちろんでありますけれども、今後の小中学校の適正配置でありますとか、市役所庁舎あるいは消防庁舎の在り方、さらには道北の中核都市として物流拠点化構想、これを具現化させていくこと、また市立大学、市立総合病院、これらの経営の改革、特色令和7年12月8日(月曜日)第4回12月定例会・第2号ある教育、スポーツ、文化の振興、付加価値の高い産業の誘致、育成、課題は山積をしております。これら事業をやり抜いていくには、先ほど来議論がありますけれども、相当思い切った事業の廃止だとか抜本的な見直し、徹底した行財政改革が必要であるという認識であります。まさに今大きな転換期だなというふうに思います。大きな市政の転換期に当たり、私はこれまでの経験を生かし、再度市政を担うべく次期市長選挙への出馬を、その決意を固めたところであります。ただ、当然私一人でまちづくりはできるわけもございません。市議会議員の皆さん、そして市民の皆様、市職員の御理解をしっかりといただきながら総力を結集して様々なこれらの課題を希望に変えていく、このためにしっかりと邁進をしてまいりたいと考えております。今後とも御指導よろしくお願いいたします。

再質問 14番 東川孝義

加藤市長より5期目の出馬に向けて大変力強い御英断のお言葉をいただきまして、大変ありがとうございます。先ほどから令和8年度の予算編成に向けて、さらには名寄市総合計画(第3次)策定の基本的な考え方についてやり取りをさせていただきました。市長におかれましては、5期目も人口減少だとか、あるいは少子高齢化一層進展をするという中で地域の暮らしや経済を支えていく担い手不足、公共施設等の老朽化だとか、あるいは財政運営の課題、今お話もいただきました。4期の間で培われた実績と卓越した人脈でまさに今後の名寄市が目指すまちづくりに向けてトップリーダーとして御活躍いただきますことをお願いを申し上げて、私の質問を終わります。

出典:名寄市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月8日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる