新冠町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月11日
魅力的な高校づくりへの取り組み
2025年3月11日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「魅力的な高校づくりへの取り組み」について質問し、町長 鳴海修司、教育長 奥村尚久が答弁しました。
- 質問者
- 長浜謙太郎 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司、教育長 奥村尚久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 長浜謙太郎
9番、長浜謙太郎です。議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い、魅力的な高校づくりへの取り組みの一般質問を致します。まずは冒頭、時期と内容を加味したこの真意と行政の継続性を拠り所にし、勇退を表明されている鳴海町長に答弁を求めることをご了承下さい。隣町にある静内高校と静内農業高校は、いずれも新冠中学校の主だった進学先であり、多くの卒業生を輩出し、日高中部雇用促進協議会の高校生と働く大人の放課後トークなどを通じても交流がある、当町にとっても馴染み深い、町内から通える地元の道立高校です。中3の受験生は3月4日の学力検査を終え、17日の合格発表を待つ段階でありますが、道教委発表の2025年度公立高校入試の出願状況によると、どちらの高校も定員割れとなっております。この状態は今に始まったことではなく、近年続く傾向ではありますが、望ましいとされる学校規模が、1学年4学級から6学級と言われる中、現在5学級で運営されている管内唯一の単位制普通科高校の静高は、正にその瀬戸際、正念場です。高校の統廃合、募集停止、間口減は人口流出を促進させ、地域経済へ及ぼす影響が大きいとの民間企業の研究結果を引用せずとも、そのインパクトが地元にとって物心両面で甚大であることは容易に想像出来ます。少子化による人口減が続く中では、全ての高校を存続させることは量的需要や財政面でも現実的ではありません。生き残るカギは、高校と地域が一体となり、資源を活かした魅力の対外発信による、学びたい・学ばせたいという環10境の創出です。高校を人口流出装置から人口留置装置へ転換させることの重要性を認識し、自治体の政策判断として、地元の高校存続に積極的に関与していく例も各地で見受けられます。当町も既に通学支援事業を実施しておりますが、そもそもの受け皿がある前提です。かつて日高地域研究発表の場で、静高生が授業の一環として当町の観光について提言をし、それを受け同僚議員が、企画の実現性と今後の関わり方について一般質問をしましたが、若年層の定住移住を含め、地域と高校の結び付きがより強まる為に、当町として何が出来るのか、何をするべきなのかを考え、将来的なまちづくりの一助として後押しをするべきと思いますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
長浜議員から御質問の「魅力的な高校づくりへの取り組み」にお答えいたします。人口減少と高齢化の進行は、国を覆う社会現象であり、社会問題となっています。特に地方においては、若年人口の流出によって高齢化が急速に進む傾向があり、その影響は、労働力不足の要因となり、更には福祉サービスの逼迫を招く可能性をも、生み出しつつあるものと考えるところであります。また若年人口の流出は、人口減少問題に限らず、町の活力の喪失であると同時に、次代の町づくりの担い手不足につながるため、まちづくり上の大きな問題と捉え、若年人口の増加を目指した定住移住政策、あるいは子育て施策によって子どもを持ちやすく、若い世代が住み易い環境の整備に努めるなど若年人口の増加につながる施策を、これまで推進してきました。このような中、当町中学校を卒業した多くの生徒が進学する静内高等学校の学級数と学校統廃合の可能性は、当町子ども達の教育環境ばかりでなく、管内中学生の進路の選択肢減少であり、当町を含む管内各町の広域的な問題とも捉えています。また、社会の少子化を要因とする高校学級数と統廃合の問題は、静内高等学校ばかりでなく静内農業高校についても共通の問題であると考えます。長浜議員の質問にある魅力あふれる高校づくりという視点で若年人口の増加と当町のまちづくりを検討することは、町内に高等学校を有しない当町としては、これまで行ってきたことはありませんが、近年では、静内高等学校のカリキュラムの中で、当町のまちづくりをテーマにした生徒達の自主研究が行われるなど、高校との関係性は広がりを見せており、将来における連携の途に就いたことを感じています。これまで、静内高校が新冠町のまちづくりに積極的に関与した取り組みとしては、今申し上げました令和3年8月25日に行われた、静内高校生徒によるまちづくり提案を上げることできます。この取り組みは静内高校生徒が自ら、自分達に今できることは何かを誠心誠意考えた結果、町にプレゼンテーションし、私自身も感想を生徒達に直接伝えるなど、生徒達とのふれあいもさることながら、その斬新な発想に驚きの思いであったことが、今も記憶に新しいところであります。高校生からいただいた提案は、町内観光施設において11時代に適応し、実現可能となったときは、形となって現れるものと思っています。このような取り組みを続ける中で、昨年8月26日静内高校、校長、教頭など関係職員が来庁し、静内高校の教育的取り組みについて説明を受ける機会がありました。説明の目的は、地域住民、そして保護者に対し同校の取り組みを広報していく中での一環ではあったと思いますが、同校が地域に根差した教育的取り組みを今後も進めて行くとする姿に、大いに共感することができました。長浜議員の質問は、町が隣町にある高等学校に対する支援など、行政区域を超えた支援のあり方について町の姿勢を問うものかと考えます。申し上げましたとおり若年人口は、町の未来を支える担い手であると考え、学び舎が隣町であっても当町若者の支援につながるのであれば、前向きな検討をすることに変わりはありませんが、魅力ある学校づくりの方向性などが明確になっていることを前提とし、高校所在町の意向と協働、そして関係者の協力があって可能になるものかと考えます。長浜議員の質問の中には、何ができるのか、何をするべきなのかとありましたが、私としては、さらに何を目指し、どのように実現するのかをしっかり見据えた上で、高等学校、あるいは関係者の求めがあったときには、真摯に対応するべきことと考えますので、よろしくお願い致します。
再質問 9番 長浜謙太郎
再質問としてこの件について教育長の見解も伺います。
答弁 教育長 奥村尚久(教育長は2025年3月まで)
長浜議員からの再質問にお答えいたします。本定例会の教育行政におきまして、今年度、卒業を迎えます新冠中学校生徒の進路状況について御報告させていただきましたとおり、町内の中学生の多くが地元の高校へ進学を希望されておりますことからも、自宅から通学可能な高校の維持とともに、学力や学校生活、そして経済的な負担を含めた魅力の向上については、生徒、保護者、そして新冠町の教育行政においても、深く関わりがあると考えております。町長の答弁にもございましたが、昨年8月に静内高校の現状分析を踏まえた様々な取り組みについて、説明を受け意見交換を行う機会があり、また11月には同校で開催されました地域連携研修へ職員を派遣したり、私が参観日に出席するなど、今後、新たな関係性が築かれることも考えられます。これまで教育委員会におきましては、保護者の経済的な支援策として、一つとして両校への通学支援事業を町とともに実施してまいりましたが、一方では、新冠町のまちづくりの特色を生かした交流連携事業に取り組んでいるところであり、昭和音楽大学との音楽体験交流事業への静内高校吹奏楽部の参加や青年団体事業のボランティアスタッフとして両校の生徒が携わるなど、新たな交流や連携の機会を設けることで、それが高校と地域との関わりを深め、将来的な地元への定着にもつながっていくのではないかと考えているところです。町長の考えと同様に、高校などからの求めに対しては真摯に対応してまいりますが、教12育委員会が今できることとして、社会教育事業を中心に、当町との交流や連携を継続していくことで、ひいては両校の魅力づくりに関わってまいりたいと考えております。
再々質問 9番 長浜謙太郎
ありません。