新冠町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月20日
町長の所信表明に関わっての質問
2025年6月20日、新冠町議会の一般質問で、武藤勝圀議員が「町長の所信表明に関わっての質問」について質問し、町長 山本政嗣が答弁しました。
- 質問者
- 武藤勝圀 議員
- 答弁者
- 町長 山本政嗣
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 武藤勝圀
はい。9番武藤です。ただいま議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い、質問いたします。町長の所信表明に関わり、3点質問いたします。1点目は、1ページの「町民生活に直結する課題を優先し、粉骨砕身、全力で取り組む」に関わって質問します。町民生活は今、深刻な物価高騰の影響を受け、暮らしと営業への不安は増すばかりです。令和6年度補正予算で、「低所得者支援交付金」「推奨事業枠」で交付金がありました。低所得者支援分は3295万円で執行済みですが、推奨事業枠の3362万4000円は未執行です。さらに、今回5月末に令和7年度5月分事業費として、町に520万円の追加配分がありました。現在、物価高騰、米の高騰などで町民生活は大変です。推奨事業枠は幅広く使えるもので、多くの町民に行き渡るような支援に活用すべきと思いますが、町長の見解を伺います。2点目です。2点目は、5ページの4項目目の「各種ふるさと納税も特定事業への財源として取り組み強化」に関わって質問します。今回、納税推進室を新設し、納税分野の業務を一元化して体制を充実し、寄附額の増加を狙うという町長の意欲は理解できますが、町の振興発展につながるのかという点から質問します。1つ、具体的にどう取り組みを強化するのか。例えば、全国的に言われてるように寄附金の目標額はどのように考えてますか。一方、全国の経験で、寄附金が増えれば返礼品の4購入は事務手続費用が発生し、結果としてそう大きな収入増にはならないと思いますが、どう考えておりますか。2点目、返礼品ににいかっぷピーマン、新冠産の米などは考えていますか。3つ目、どう新冠の「地場産業」の育成につなげていくのかの3点を伺います。それから大きな3つ目としては、6ページの「青年活動に対してできる限りの支援をし、まちづくりを推進する」に関わって質問します。現に役場職員、小中学生、成人教育、高齢者教育など多岐にわたって取り組まれていますが、青年層に対する教育は将来のまちづくりにとって、特に必要な取り組みと思います。以前に町民海外研修派遣事業がありました。竹下内閣のふるさと創生1億円を活用した事業で、平成2年から平成10年度にわたり9回、アメリカ、カナダ方面、ヨーロッパ方面に分かれて行われ、多くの町民、役場職員が派遣されました。その後、第3次新冠町行財政改革により、事業の継続はなりませんでしたが、この事業の検証評価はなされているのでしょうか。この点の見解を伺います。同時に、この事業から既に25年が経過しました。まちづくりは人づくりと言っても過言ではありません。20代から40代の青年、壮年層の将来のまちづくりを担う町民の町民海外研修派遣を再開する考えはありませんか。この点での見解を伺います。以上、3点お願いいたします。
答弁 町長 山本政嗣
武藤議員から御質問いただきました「町長の所信表明に関する質問」にお答えを申し上げます。1点目の御質問は、物価高騰対策交付金による広範な生活支援の実施についての所見を問う御質問かと思います。社会情勢が物価上昇のトレンドに入ったと言われるようになって時間も経過した今、物価高騰の影響が町民生活に重くのしかかっていることは、御指摘のとおりと存じます。そのような中、低所得世帯に対する住民税非課税世帯等臨時特別給付金は、これまで7回実施されてきましたけれども、物価高騰の影響は一律全ての世帯に及んでおりますことから、課税対象の現役世帯の方には不公平感を招く方も存在するというのが実情かと思います。実際、物価高の影響は子育て世帯といった中間層が最も影響が大きいという意見もございます。物価高を原因とする支援策の難しさが顕在しつつあるものとも感じているところであります。このような状況を踏まえ、交付金推奨事業枠を活用いたしました町独自の給付金事業の準備を現在進めております。内容は、本年2月から給付を行っております住民税非課税世帯等臨時特別給付金の対象世帯以外の世帯に対する支援策として、所得1000万以下の世帯に対しまして、1世帯当たり1万5000円、子ども1人当たり5000円を給付する内容として、現在準備、調整を進めているところでございます。広く町全体を見渡して、町民かつ町民生活の一助となる政策の推進を図ってまいろうとしておりますので、御理解を頂きたいと思います。次に2点目のふるさと納税の取り組みについてお答えを申し上げます。当町では、ふるさと納税制度の活用による自主財源の確保と地場産業の振興を図ることを目的に、本年65月1日付で「ふるさと納税推進室」を新設いたしました。この推進室は、総務課のふるさと納税担当と企画課の企業版ふるさと納税担当の職員で構成をいたしますプロジェクトチームとして業務を一元化し、関係各課が連携をして横断的に取り組む体制を整えたものでありまして、昨年度から検討を進めてきたものでございます。推進室では、これまで蓄積をしてきました実務経験に加えて、新体制による新たな視点と情報収集の幅を広げながら、地域の魅力発信や返礼品の充実、さらには事業者との連携強化による新たな返礼品の開発、その業務支援など具体的な取り組みについて検討、実践を進めてまいります。御質問頂きました「寄附金の目標額」につきましては、寄附者の御厚意に基づく制度という本来の趣旨を踏まえますと、目標額の設定をもって成果を評価することは適切ではないと考えております。加えて、この制度は法制度の存廃を含めた見直しや、気象状況等により返礼品の調達に影響が生じるなど、寄附額は年度ごとの変動が避けられないものもございます。こうした性質を持つ財源に、過度に依存をした予算編成は適当ではないという判断をいたしまして、目標額の設定は行わないという方針としております。また、ふるさと納税に係る経費につきましては、国の基準に基づきまして、寄附額全体の5割以内に収めるルールとされており、このうち返礼品の調達費は3割以内とされております。したがいまして、寄附額のおおむね5割以上は町の一般財源として活用することができますので、ふるさと納税は増加をするほど財政効果が高まる仕組みとも言えるわけでございます。また、御質問頂きましたにいかっぷピーマンや新冠産の米につきましては、いずれも当町の地場産品といたしまして、既に返礼品として採用をし、寄附者の皆様から好評をいただいているところであります。ただし、農産物でございますので収穫時期や生産量の関係で、通年での提供は難しい状況にあることも御理解頂きたいと存じます。続いて、地場産業の育成へのつなげ方についてでございますが、ふるさと納税制度は単なる財源確保だけではなく、当町の地場産業や地域資源の魅力を全国に発信をし、その価値を広く知っていただく手段でもあるわけでありますが、その前提には返礼品が地場産業として成立をしているということが基本的な考え方となります。地場産業の育成、振興は、事業者の売上げや所得の向上のみならず、雇用の創出や地域内の経済循環、さらには税収の増加などまちづくりにおいて重要な施策と考えております。このことから、町では地場産品の開発を支援する補助制度を設けておりますけれども、当該制度の更なる拡充や起業、創業を含めた新たな支援制度の創設に向け、調査、検討を進め、ふるさと納税を通じた地場産業の育成と地域経済の活性化に努める考えでございます。最後に、3点目の過去において町が取り組んだ町民海外研修の検証と評価、そして今後の取り組みの可否についてお答えを申し上げます。平成2年度から平成10年度まで計9回実施をいたしました町民海外研修は、町職員を含めまして計118人が参加し、実施をされたところであります。事業自体は、人選方法を含めた事業見直しと行財政改革の中で計画事業期間の満了をもって終えることとなりましたけれども、当該研修事業に参加した方の中には、その後、町議会議員になった方、また事業経営者や後継者になられた方、ある6いは産業団体の役職に就いた方がいるなど、人材育成に大きな貢献を果たしたものと考えております。当該事業から20年以上の時間が経過をいたしまして、情報通信機器の飛躍的な技術革新によって世界は大変身近になり、そして膨大な知識と情報が提供される、あるいは取得することができる社会へと変わってきております。そのような社会にあって、国を飛び出し、直接見聞を広げる海外研修は、以前にも増して明確な目的と詳細な研修内容、さらには高い意識が求められるものとも考えられます。一方で、異文化に触れ、直接見て、聞いて、感じることは大切なことでありますし、研修事業の意義もそのような点にあるものと考えますので、青年団体をはじめ社会教育団体、産業団体、あるいは一定の目的を有する事業経営者などの方々が、町が用意した研修の枠組みではなく、自ら目的を定め研修に取り組むにあたって、支援の求めがあった際には、真摯に相談に応じ、目的に応じて支援を行っていく考えでございます。御指摘のように、人材育成は町の未来を形作る基盤でございますし、持続可能な地域社会の実現には不可欠な要素と存じます。特に人口減少や高齢化が進む中、地域の特色を生かした人材育成は、町の活力を維持し、向上させるものであるという認識をしっかりと持ち、未来を見据えたまちづくりを推進していく考えでございますので、御理解を頂きたいと存じます。以上でございます。
再質問 9番 武藤勝圀
2点目のふるさと納税と3点目の海外研修派遣について再質問いたします。このふるさと納税は取り組みが始まったばかりですから、これからいろいろ深みを持った取り組みになって進んでいくと思いますけども、私はここでふるさと納税というのは税の本来の在り方から見て、正当な税の在り方なのかっちゅう疑問を感じております。このふるさと納税の構想は、元福井県知事を務められた西川一誠さんが2006年に西日本経済新聞に「ふるさと寄附金控除導入を」というコラムが載って、それに端を発して総務省がこれに採用してふるさと納税という制度が発足したと。しかし、現在、税法学者や財政学者などからいろんな批判的意見も出されていまして、特に現状はマスコミでいろんな問題があって、過度な返礼品競争による税の奪い合いが自治体間で行われて歪みを持った形になっていると。そういうことで、私はこれ始まった当時は、知事会も市長会も町村会も比較的肯定的に見ていたんですが、しかしもう大体約20年間近くなりまして、知事会なんかの中でもアンケート取りましたら、だんだん変化してきて、全く無くせっちゅうことにはなってませんけども、いろいろやっぱり検討すべきだとかそういう声が出てきております。私はやっぱり税ちゅうのは地方交付税を増やして、地方はそういう本当になぜ地方交付税減らされた部分を、要するに地方の自治体で才覚を生かして金を集めるちゅうのは、やっぱり税収を増やすにはやっぱり筋がちょっと違ってると思いますんで、そういう中で、国政との問題の関連もありますけれども、知事会だとかそういう中でいろんな批判的な意見も出てきてますんで、やっぱりこれは地方公共4団体でもこの国に基本的には私は廃止の方向でいくべきだと思いますけども、その点でのお考えを伺いたいと思います。7それから3点目の海外研修派遣ですけれども、これについては私のちょっと経験も話させていただきますと、私は3回目に選ばれまして、イギリス、ドイツ、フランスを研修してきました。3回目の派遣者の内訳は軽種馬農業関係が6名、建設関係が1人、商工会関係が2名、一般町民が2名、町職員が3名という計14名でした。主な研修先が軽種馬関係だとか、福祉関係、まちづくりなどで、旅行終わって全員で研修のまとめを行い、町の経営、広報にも掲載されました。これで一応派遣団としての任務は終わりなんですけども、私たちが誇れるのはまとめを行ったときに2週間、約2週間近く旅行してきて、このままでばらばらになるというのはもったいないなあっちゅうことで、同期会ちゅうかクラス会っちゅう形で立ち上げて、そしていろいろまちづくりについて話し合っていこうということをやりまして、今でも30年近くなりますけども年3、4回集まっていろんな旅行のことだとかまちづくりのことだとかそういう事を話し合っております。海外行ってきた関係で、やっぱりもう1回いろんなところを、お金もないので自費ですから近場に行こうということで、海外にもこの30年間で4回行ってます。台湾、香港、マカオ、そしてイタリアでは南イタリアでローマとナポリ。自費で行って、この経験はもう私のその後の生き方にも大きな影響と刺激を得られ、友人も得てすばらしい経験をさせてもらったと今でも感謝しております。なぜ海外なのかということで言えば、今インバウンドで多くの外国人が日本を訪れています。私たちも海外で学ぶべきことは数多くあります。隣町の新ひだか町では、この数十年間一貫した馬の関係でケンタッキー州のレキシントン市ですね、これに、中学生、高校生を毎年派遣しております。ですから、研修の目的をはっきりさせて、地域は私たちが言ったヨーロッパだとかアメリカでなくて、東南アジアなども勉強になる国がたくさんあります。人数も私たちが行った14、5人ちゅう大規模でなくて、5名から7名ぐらい、そして3年か5年計画ぐらいで行うべきと考えてます。このことは、必ず将来のまちづくりにつながると考えますが、町長の見解を伺います。
答弁 町長 山本政嗣
武藤議員から頂きました再質問にお答えを申します。まず、ふるさと納税の関係でございますけれども、武藤議員からこの制度自体に疑問を感じてらっしゃる、その上で廃止をということへのまずは私の考えでございますが、いずれにいたしましてもこれは国の制度でございますので、私どもの立場でこのものの存廃を論ずることは不適切ではないかなというふうに考えております。御指摘頂きましたように、税の在り方に疑問を抱かれている、確かに税の優遇というものを中心に制度創設されたものであるというふうに思いますけれども、返礼品を選ぶ、買う、その上で、税制の優遇を受けるというような買物的、買物を中心とした流れになってきている、こういう部分は否めないのかなあというふうに思いますし、この制度自体、都会からは多くの収入が流れて私どものような小規模な市町村、これは有利な財源となるというような1面もございますので、この制度に賛否があるということについては存じ上げておりますけれども、私どもの立場としては、現在、この財源を有効に活用させていただきながら、地場産業の振興あ8るいは財源の確保といったことも考えさせていただいているわけでありますので、制度がある中で有効にこの制度を活用させていただきたいというふうに考えているところであります。2点目の海外研修の考え方でございますが、先ほどの答弁でも申し上げましたが、私自身、国内外を問わず研修事業を否定するものではございません。武藤議員がおっしゃられましたように、研修を経た中で町民同士、参加者同士のつながりが強まって、それが今も続いてらっしゃる。これは、この事業の大きな成果であったんだろうというふうに思います。他町が海外研修をやってる分につきましては、町と姉妹提携をしているだとか、そういうことの中でついているものと承知をしておりますけれども、繰り返しになりますけれども、明確な目的あるいは詳細な研修内容というものが確認できた折にはですね、そういった事業の実施についても改めて検討していかなければいけないなというふうに考えております。いずれにいたしましても、これから様々な方々の御意見を頂戴したり、あるいは青年の皆さんとの懇談を通じながら、それらの意見も参考にしながら、それらの事業の必要性についてしっかりと判断をしてまいりたいと考えておりますので御理解を頂きたいと思います。
再々質問 9番 武藤勝圀
ありません。