みんなの議会

新冠町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月23日

観光協会の将来像について

2023年6月23日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「観光協会の将来像について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
伹野裕之 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 伹野裕之

引き続き通告に従い、観光協会の将来像について質問いたします。日高自動車道新冠インターチェンジ開通にあわせて、道の駅の改築を町長公約に挙げていましたが、町立国保診療所の改築を優先させることで、道の駅改築を昨年度白紙撤回を決定しました。町民の多くは、道の駅改築を待ち望み、当然かのように日高道新冠インターチェンジ開通までに改築されるものと思っていました。道の駅改築前に、町立国保診療所改築が行われることに唐突感を覚えた町民も数多くいたことでしょう。道の駅改築によ20り、道の駅ゾーンがにぎわいを取戻し、通り客や観光客のためばかりではなく、町民の多くは、これまで以上に、よりよい消費活動が可能になることを期待していたはず。道の駅が改築されたなら、通り客や観光客と町民が交流しにぎわいを醸し出し、26年前のレコード館と道の駅がオープンしたときのように、活気と賑いのある道の駅ゾーンになるだろうと、誰もが想像すると考えられます。当町の観光の現状を打開し、転機となるべき千載一遇のチャンスに道の駅改築を見送り、さらに観光協会事務局の商工会への委託を行うことは、町長にとって観光行政としてマイナスイメージになりかねないと感じます。このように、今年度から観光協会事務局を商工会に事務委託することで、観光行政の後退を感じるのは私だけではないと思います。しかしながら、観光協会会長や商工会局長などは、現状を把握した中で、以前にも増して意欲的に事業展開をしようとしています。そのような中、新冠キッチン前の憩いの広場は、近頃にぎわいもなく閑散とし、町民や道の駅利用者に対して、新冠らしいおもてなしがなされていない状況にあります。土日を中心に、町外業者のキッチンカーの出店が見受けられる程度です。このままでは、道の駅のマイナスイメージが町内外に定着する懸念があります。この状況を打開するために、地場産野菜の販売を復活させてはいかがでしょうか。以前、軽トラ市が観光協会主催で開催され、町内外に人気を博し、地場産野菜を求めてわざわざ遠方からの来客もあり、リピーターも多く見受けられました。復活を望む声も多数寄せられています。これらの声は、観光協会会長にも届いており、観光協会会長も同様の考えを持っています。現状を十分に理解し、現状下で最大の事業展開に努めることは当然のことでありますが、それにも限度限界があると思います。観光協会の主体性、独自性を持たすためにも、新冠キッチン前のいこいの広場の管理運営を観光協会に託すべきではないでしょうか。観光協会に託すことで、多少なりとも道の駅ゾーンのにぎわいを取り戻すことが可能かと考えます。観光行政の執行者として、町長の描く観光協会の将来像と、現状での道の駅ゾーンに係る観光の在り方について伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

伹野裕之議員から御質問の、観光協会の将来像についてにお答えいたします。まず、質問の中にあります、道の駅改築について白紙撤回を決定したとの発言がありましたが、私はこれまで道の駅整備事業の取り組みを白紙にしたという発言をしたことはなく、安心な町民生活のために国保診療所建替え事業を優先するとして道の駅整備事業の一時保留、すなわち実施年度を先送りにし、その間、新冠町にふさわしい道の駅とすべく検討協議を継続するとしており、白紙としたものではないことを申し上げます。さて、新冠町の観光を考えたとき、自然豊かで牧歌的な風景と温泉といった観光資源はあるものの、インバウンドを中心とした観光客に訴求する観光要素は、多くはないというのが実情であり、観光名所たる観光地のように観光客の誘客に向け、観光を動かして行く21環境にはないものと考えています。これまでも熱狂的な競馬ブームの時期を除けば、当町の観光事業は、試行錯誤を繰り返し、今もって確固たる方向性を見出すことができずにいるものと考えています。そのような中、本年度から新冠町観光協会は、主たる業務を新冠町商工会に委託し、観光事業の主体は、受託した商工会が担っています。このことは、商工事業と観光事業を一体的に行うことが分離した中で行うよりも優位性があると商工会そして観光協会が判断したことによります。主体の変更による効果は即座にあらわれ、改善すべき点に係る取り組みの迅速性、そしてコロナ禍社会からの変化に対する取り組みなどは、議員も感じられているように意欲的であると捉えています。これまで観光協会は、法人化に向けた取り組み、地域おこし協力隊の活用による人材育成など自主自立である法人化に向けた取り組みを進め、町も共に推進してきた面もありました。しかしながら、稼ぐ仕組みの構築が難しかったこと、あるいは冒頭申し上げました観光客に対する訴求力が事業化には足りなかったことなどが要因となり観光協会の法人化には至らなかった経緯があります。町としても支援の方法を多角的に検討するべきであったとの反省もございます。これまでの経緯を踏まえ、そして社会情勢に影響される観光事情を考えたとき、町、観光協会、事業者の三者が効果的にむすびつき、連係が図られ三方良しの仕組みが樹立されるのが最も望ましい町の観光体制であり、理想と考えており、観光協会には、事業の積み重ねと収益事業の組み込みなどを通じて町の観光施策の柱となり、三者連携体制を樹立する主体となっていただきたいと考えるところでございます。次に現在の道の駅におけるイベントに係る取組みについてですが、道の駅敷地内におけるイベントの等については、道の駅の賑わいとして必要であり、また関係する事業者の経営にも資するものと考えてございます。町はこれらイベント等について占有にかかる使用料をいただいておりますが、公益の支障にならないこと、及び安全確保に努める限り、特段の制約をしない中で利用していただいているのが実情です。これは関係する事業者の相互調整と協調による利用こそが、訪れるお客様を迎える体制として最も望ましいところであり、そうあってほしいと切に願うところであります。伹野議員の質問の中にありました、新冠らしいおもてなしとは、道の駅ゾーンに関わる事業者の方々による相互協調から生まれると考えており、道の駅ゾーンの皆さんが迎え入れるという気持ちを共有したおもてなしこそ、新冠らしいおもてなしだと考えるところです。軽トラ市の復活については、出店意欲と待ち望む町民の声があるなら再び実施されることが望ましいことだと思いますし、これまで同様、民間活力による事業の立上げを期待するところです。また軽トラ市だけではなく、さまざまなイベントが催されるイベントスペースは、多くの町民が楽しみ、多くの観光客が訪れる共有のエリアであり、誰のものでもなく、みんなのものということは誰もが思うところです。当該エリアの利用は、希望者の申し出に基づき利用され、これまで競合することもなく利用されてきたことから、管理運営を委託するという考えはなく、また提案のあった観光協会においても受託の意思はない旨確認をしたところです。今後は、道の駅に係る諸事情22について、道の駅ゾーン会議など関係者による会議体もございますので、当該会議体において改めて事情の聞取りと協議を行いたいと考えますので、ご理解願います。いずれにいたしましても道の駅は、一体的な商業施設といえる施設でありますので、互譲の精神と相互協力によって円滑な運営が可能となり、人々に愛される施設につながるものと考えてございます。町としては、関係する方々と共に、道の駅がより一層多くの方々に愛される施設となるよう努めて参る所存です。以上です

再質問 5番 伹野裕之

観光協会の過去における法人化の流れの説明がありましたけども、町長、そして観光行政の執行者として、将来的観光協会を法人化する、その気持ちはあるのかないのか、そこの1点だけお伺いしたいと思いますが。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

伹野議員の再質問にお答えしたいと思います。現状において、法人化は難しいというのが現状です。ただし、今、先ほども申し上げましたように、商工会と観光協会がともに歩みを進めている中で、そういう状況が生じた場合は、またその時点で考えてまいりたいというふうに考えてございます。以上です。

再々質問 5番 伹野裕之

ありません。

出典:新冠町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月23日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる