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新冠町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日

高齢者向け自己抑制急発進・緊急停止装置等への普及促進

2021年3月9日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「高齢者向け自己抑制急発進・緊急停止装置等への普及促進」について質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
竹中進一 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 竹中進一

議長より発言の許可を得ましたので通告に従い、一般質問いたします。我が町における交通安全対策につきましては相当力を入れて推進いたしておりますが、軽微な事故等の発生はかなりあるのではないかと思われます。本年2月本町にて建物への損害物損事故、15 日には同じく国道 235 号線においても交通死亡事故が発生し、昨年918月 26 日交通事故ゼロ 1,000 日を達成いたしました当町にとって、大変残念なことになってしまいました。しかし、これにより町民の交通安全に対する意識と関心はさらに高まっているのではないかと推察されるところでございます。このたびの物損事故は道路の積雪により、スリップして慌ててブレーキペダルの踏み間違いをしたということも考えられます。もう1件の国道の交通死亡事故は高齢者でありましたが、今後再発防止のために発生状況の確認やさらなる改善を行い、同じような事故をなくする、あるいは被害の軽減を図っていくためにどのような交通安全対策が講じられているのかをお伺いいたします。また、高齢者への事故防止方策ですが、以前 2017 年6月定例会に同様の一般質問をいたし、一定のご答弁はいただいておりましたが、近年車社会の潮流として脱内燃機関以外への転換と安全性を求めて、自動運転への技術の革新が急激に進められてきており、世界中のメーカーが膨大な予算を投じ、最先端技術開発にしのぎを削っております。国は 2021年をめどに、自動運転レベル3の実現化段階へ加速する目標を掲げておりましたが、本年3月5日には世界に先駆け国産メーカーがレベル3の乗用車を市販することとなりました。このようなレベル3以上の各メーカーの自立自動運転技術開発は、レベル2までの運転支援事故軽減装置の進化にも生かされ、万が一の事故抑制につながる急発進をし、緊急停止装置の精度向上、システムの改良進化につながっております。そのほかにも前走車との一定間隔を保持し、追従走行を行うアダプティブ・クルーズ・コントロールや車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をサポートする車線中央維持機能等がございますが、主題の2種類のサポート装置は新車購入時にメーカーオプションとしてセットされているもののほか、後づけできるタイプも市販されております。これら装置により交通事故防止、あるいは事故被害軽減の有効性が認められるところとなり、国もサポカー補助金制度を2020 年3月9日から始め、乗用車で最大 10 万円、軽自動車で7万円、中古車で2万円の補助が受けられます。しかし、ペダルの踏み違い緊急発進抑制装置はすでに所有している車も補助対象ですが、取り付けは認定事業所のみでなければならないこととなっております。一方、走行車の衝突被害軽減ブレーキ装置の装着率を見ますと、2017 年発売された新車の 77.8%がすでに装着済みで、現在はさらに相当上がっているのではないかと推察されます。ただし、国の補助の対象になるのは新車、または中古車購入後1カ月以内のみの申請が対象となっております。2021 年 11 月以降に発売される新型の国産車は、衝突被害軽減ブレーキが義務化されることになっておりますが、すでに所有している車には衝突被害軽減ブレーキ装置取り付けが国の補助対象とはなっておりません。希望すれば町の整備工場でも取り付け可能化となっておりますので、高齢者がこの装置を希望した場合、新冠町独自の補助制度を設ける必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。サポカー補助制度は日高管内においてすでに浦河町で実施されておりますし、新年度に向けて国の上乗せ制度が苫小牧市でも 70 歳以上を対象に検討されております。新冠町においても今後高齢者による運転者の比率が非常に増加してまいることが予想されますが、現在の車19社会の中で高齢者に免許返納等で自動車のない暮らしへの干渉のみを進めるのは、あったものがなくなることへの不便感ははかり知れないものがあると思います。普段運転に自信を持っておられても単独の場合ではないこともございますので、万が一の際にこれらの装置が備わっていれば事故の未然防止、あるいは被害の軽減を図ることができ期待できるとともに、高齢者の運転を心配する家族にとっても、幾ばくかの安心感を与えられるのではないかと思います。高齢者の運転比率の高まる新冠町において、町民の生命、財産を守らなければならない自治体の役目として、高齢者向け事故抑制急発進防止緊急停止装置とペダル踏み間違い緊急発進抑制装置への普及促進を図るため、ぜひとも国の上乗せ制度と対象外への補助制度を設けるべきではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

竹中進一議員からご質問の高齢者向け事故抑制、急発進・緊急停止装置等への普及促進について、お答えいたします。1点目、近年の当町における交通事故発生状況についてですが、北海道札幌方面静内警察署によりますと、過去5年間の発生件数は合計 25 件で、その内訳は平成 28 年が7件、29 年が4件、30 年が4件、令和元年が7件、2年が3件となっており、十数年前と比較すると減少傾向にあるとのことでございます。しかしながら、令和3年2月 15 日国道 235号線新冠静内間において死亡事故が発生し、平成 29 年 12 月 31 日の死亡事故以来続いておりました交通事故死ゼロの日が、残念ながら 1,141 日で途絶えてしまいました。事故発生を受け静内警察署、町、交通安全推進委員会、道路管理者である国土交通省北海道開発局による事故現場の診断を行ったところではありますが、事故の原因等について引き続き捜査中であり、現段階においては原因究明には至っておりません。現場は直線から緩やかにカーブする道路で制限速度は 60 キロ、追い越し禁止解除区間であり、以前から事故が多いとされる場所であることから、その対策としてセンターラインに波状面を作り、通過すると音と振動を与えるランドルストリップスを施す交通事故多しの啓発看板を設置するなど、現在検討されているところでございます。2点目、高齢者向け事故抑制についてですが、以前議員から同様のご質問をいただきお答えいたしましたが、道路交通法では平成 21 年の改正により、75 歳以上の高齢運転者は3年に1度の免許更新時に認知機能検査が義務付けられ、さらには平成 29 年の改正では、検査によって認知症のおそれがあるとされた場合医師の診断が義務付けられ、診断の結果認知症と判断されたなら免許停止、あるいは免許取り消しとされることとなってございます。高齢運転者による事故の実態を静内警察署に聞き取り調査をしましたところ、先ほど申し上げました平成 28 年から令和2年の5年間における新冠町全体の交通事故件数が 25件、その内 65 歳以上の高齢者が起こした事故は6件で、24%が高齢者による事故となってございます。当町では、令和元年度より高齢者運転免許証自主返納支援事業として、6520歳以上の高齢者を対象に運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書の交付を受けた場合、一律 5,000 円の補助を行っており、令和2年 12 月末現在で累計 24 件の補助金交付実績となってございます。また、静内警察署からの情報によりますと、当町の運転免許証返納者の総数は、平成 28 年から累計 42 名となっており、半数以上の方が補助制度を利用しており、高齢者が運転を見直す機会の一助となっていると考えているところでございます。3点目、急発進・緊急停止装置等の普及促進についてですが、以前ご質問があった当時はその装置の安全性、効果等について確立されていないものと認識しているところであり、高齢者の事故防止との関連性も含め、これからの情勢を見守って行きたいと答弁させていただきました。その後、国土交通省では後から取り付けられる安全装置として、ペダル踏み間違い急発進抑制装置と障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進抑制装置については性能認定制度を創設し、自動車メーカーで 10 種類、部品用品メーカーでは8種類が認定されており、さらにはこの間の技術進歩により、新車時から対歩行者の衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い急発進抑制装置が取り付けられた車種が数多く販売され、サポカーとして認知されているところでございます。経済産業省では、これらの装置が備わっている自動車にサポカー補助金として、搭載する機能によって2万円から 10 万円までの助成を行い、後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置購入補助として、2万円から4万円の助成を行っているところでございます。次に、近隣市町の状況ですが、浦河町が平成30 年度よりサポカー購入に対し、1人につき1台5万円の補助金を交付しておりますが、現在は国の制度を優先しているとのことでございます。また、苫小牧市においては令和3年度当初予算案で後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置に対し、購入金額から国の助成金を除いた自己負担の2分の1以内、上限1万円から2万円の補助制度を盛り込んでいると聞いているところでございます。これまで述べました抑制装置は、いずれも一定の条件のもとでの作動であり、すべての状況において完全に自動停止するものではなく、あくまでも運転者の補助的機能であり、高齢者の運転については踏み間違いの急発進だけではなく、信号や標識の見落とし、交通状況の変化に対応できないなど、判断力の衰えが事故の大きな要因となっているものと捉えてございます。4点目、装置の普及促進のため国の上乗せ制度を設ける考えはないかについてですが、町民の皆さまにおかれましてはサポカー補助金等の国の制度を活用していただきながら、町としてはこれからも引き続き運転免許証返納の促しや警察署、交通安全推進委員会など、関係機関との連携により高齢運転者の事故防止に向け、臨機応変に施策を検討し進めてまいる所存でありますので、ご理解賜りたいと存じます。

再質問 6番 竹中進一

ございません。

出典:新冠町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる