みんなの議会

新冠町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月18日

日高山脈襟裳国定公園の国立公園指定に向けての取り組みについて

2020年12月18日、新冠町議会の一般質問で、氏家良美議員が「日高山脈襟裳国定公園の国立公園指定に向けての取り組みについて」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
氏家良美 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 氏家良美

議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い日高山脈襟裳国定公園の国立公園指定に向けての取り組みについてをお伺いします。昨年3月に、日高山脈襟裳国定公園の国立公園化に関する要望活動を日高町村会及び日高総合開発期成会のおかれましてされております。これを受け報道では、令和3年度にも日高山脈襟裳国定公園が国立公園に指定される可能性があるとありました。そこで、当町におけるこの国立公園化に向けての取り組み、指定後の取り組みの予定、またどのような影響があるかについて、5点伺います。1点目、環境省は来年度にも日高山脈襟裳国定公園を国立公園に指定すると報道されておりますが、その進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。2点目、国立公園に指定された場合の当町における影響について、どのようなメリットとデメリットが想定されるのでしょうか。3点目、日高町村会において要望を出しておりますが、どのような経緯で要望に至ったのでしょうか。また、当町における関係団体等からの要望の取りまとめ、意見聴取は行われたのでしょうか。4点目、当町においては国立公園指定に向けては動きが見えないところではあります。19国立公園化に向けて当町だけで要望しているわけではありませんが、要望している構成町という立場での取り組みということもあろうかと思います。当町においての現在の取り組みについてお伺いいたします。また、国立公園指定後の取り組みについてあればお伺いいたします。5点目、国立公園化については先に申しましたとおり、来年度には指定される可能性があります。当町の取り組みにおける成果としてどのようなものを期待しているのでしょうか。また、指定後の当町の負担について想定されるものとしてはどのようなものがあるのでしょうか。以上、5点お伺いいたします。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

氏家良美議員からご質問の日高山脈襟裳国定公園の国立公園指定に向けての取組みについてお答えいたします。日高山脈襟裳国定公園は昭和 56 年に指定され、カール地形などの特徴的な地形や地質、北海道を代表する野生動植物が多く生息する公園となっており、この公園を含む日高山脈周辺は国内でも重要な自然環境としても注目されていることから、平成 22 年には新たに国立公園の新規指定または国定公園の拡張の対象となり得る候補地として選定され、環境省において平成 28 年度から3カ年にわたる国立公園指定検討のための自然環境調査が行われたところでございます。こういった中、平成 30 年 11 月に日高振興局において、環境省北海道事務所担当課、日高振興局及び管内各町の関係課が参集し、国立公園化等に向けた検討に係る勉強会が行われ、自然環境調査の状況や既存国定公園の区域外にも景観要素が分布し、国立公園化に際しては公園エリア拡大の検討がされていること、また公園化に向けた作業手順としては公園エリアの概要の素案の案、次に素案などを順次公表し、関係者との調整、意見聴取、意見等を踏まえながら種々の調整を経て、国立公園化は数年後といった説明を環境省側から受けたところでございます。ご質問の1点目、進捗状況についてですが現時点で具体的な動きについて、特に情報がなかったことから環境省側に状況を確認したところ、若干作業的に遅れてはいるが国立公園化に向けた作業は進めており、まずは公園エリアの素案の案の公表について、年度内にできれば行いたいとの考えがあるようですが、不確定の様子でございました。次に、2点目の国立公園化のメリット・デメリットについてですが、一般的に言われているメリットとしては、傑出した自然の景勝地として国が認めた地域・景観ブランドが確たるものになり、ネームバリューの向上が期待されます。一方、デメリットとしては公園内の工作物など行為に規制が設けられ、厳しくなることが想定されるとのことでございまして、町としても観光面でのメリットは大きいと考えておりますが、デメリットについては公園エリアが町の関与する部分まで及ぶことになるのか否か、具体的な内容については公園の範囲が示されてからになるのではと考えてございます。20次に、3点目の日高町村会での要望活動につきましては、昨年3月に北海道地方環境事務所を訪ね、環境大臣宛ての国立公園化に向けた要望書を事務所長に手交し、日高の自然を守り次世代に継承していくことが重要であることや地域の魅力向上が期待されるため、国立公園の早期指定をお願いしたいこと、あわせて検討にあたっては地権者や関係住民の意向を十分に踏まえること並びに公園内施設整備、公園管理専門職の現地配置の要請を行いました。さらに、7月に上京し道内選出の国会議員並びに環境大臣、副大臣、政務官をはじめ、関係官僚に対し十勝側の市町村と合同で同様な要請を行ったところでございます。次に、関係団体からの意見聴取の部分ですが、平成 30 年 11 月の日高振興局での勉強会後、新冠山岳会や北電静内営業所に情報提供をさせていただきましたが、現段階において環境省側から拡張される公園エリアの素案の案の提示等、特に情報もないため今後環境省側から提示される資料に基づき意見聴取の範囲、方法について環境省の考え方も共有し、進めなければならないと考えているところでございます。具体的に示された段階において環境省側と協議しながら進めてまいりたいと考えてございます。次に4点目、5点目の町での取り組みについてですが、観光振興につながり地域に潤いをもたらすことが期待されることから、早期な国立公園化を望んでいるところでございますが、今後環境省側の国立公園化の動きを注視し、情報共有を図りながらどのような取り組みが考えられるのか、また可能なのかを探っていかなければならないと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 8番 氏家良美

国立公園指定については、管内においても盛り上がりはあまり見られません。当町においても国定国立公園指定について、行政報告や広報において周知されておりませんし、大多数の町民は関心がないように感じます。その状況で調査研究が十分に行われない中、取り組みが遅れ、指定後に負担だけが残るということはあってはならないのではないかと考えます。国立公園指定がされれば答弁にもありましたが、これまでよりも規制が厳しくなり、指定前にしかできないことも出てくると思われます。当町として、国立公園指定を契機に既存の観光事業と連携させ、充実させるという判断をしたとするなら、道内の国立公園指定を受けているところの調査をし、その経済効果やどの程度負担になるのかを研究も必要となるでしょうし、観光事業を押し出さず、国立公園指定については管内の足並みをそろえるだけで当町としては大きな取り組みをせず、サポートに回るということにすると判断したとするなら、どんな活動が必要なのかを検討しなければならないと考えます。いずれにしましても、その研究や検討の結果を町民に周知し、理解してもらい、取り組む必要があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、改めてこの国立公園指定後、どのようにまちづくりに活かしていくのか、考えがあればお聞きかせ願いたいと思います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

再質問にお答えしたいと思います。先ほどもちょっとふれましたが、日高山脈襟裳国立公園そのものがなった場合に、ネームバリューとして観光に寄与されているだけで、町村ごとの観光施策に寄与できるか否かは現時点では全くわからない状況でありますので、先ほども申し上げておりますが、国立公園化により観光振興につながるものと期待しているところではありますが、今後環境省側において国立化に向け、段階を踏んだ手順が進められますので情報共有に努め、進捗状況を見きわめながら観光協会など、関係機関とも情報交換や協議し、検討してまいりたいと考えておりますし、そういった中でも進んでくることによって、住民周知もできる部分も出てくるのかなというふうに考えてございます。あわせて、管内各町とも連携して取り進める部分についても、鋭意協議してまいりたいとも考えておりますので、あわせてご理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

再々質問 8番 氏家良美

ありません。

出典:新冠町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月18日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる