新冠町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月16日
避難訓練実施結果の分析について
2022年12月16日、新冠町議会の一般質問で、氏家良美議員が「避難訓練実施結果の分析について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 氏家良美 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 氏家良美
4番、氏家です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い、防災訓練実施結果の分析についてを質問いたします。当町においても、津波ハザードマップが作成されており、津波による浸水地域が示されておりますが、新冠町市街地及び節婦町地区は、ほぼ全域が浸水地域となっております。津波警報が出た場合の一時避難場所としては、高台への避難が基本であると考えるわけですが、津波到達までの時間が20分程度となる可能性があり、移動に時間がかかり間に合わない場合は、近くにある高い建物に垂直避難することになります。市街地には、役場庁舎、新冠小学校が指定されておりますが、節婦町は垂直避難のできる施設はありません。18町長は、節婦町地区にも垂直避難のできる施設の必要性があると考えて、津波避難タワーの建設の検討をしていると認識しております。今年10月2日に行われた避難訓練では、高台への避難と、より現実的な垂直避難や車両による避難の訓練も含めて実施されました。その状況についてどう分析されたのか。また、その分析の結果、想定される避難の体制について3点伺います。1点目、新冠市街地での垂直避難できる施設へ避難するのは何人と想定しているのでしょうか。また、診療所改築に伴い、垂直避難されることも想定して施設整備が行われる計画でありますが、恵寿荘の入所者もその対象になり得ると想定されます。その場合、避難に介助が必要な人への対応についてはどう考えているのでしょうか。2点目、節婦町における避難タワーを設置した場合、タワーを利用する必要があると考えられる人数は何人と想定しているのでしょうか。3点目、現在東町には、二本避難階段が設置されていますが、今回の避難訓練での利用状況、必要性についてはどのように分析されているのでしょうか。以上3点、町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
氏家良美議員からご質問の、避難訓練実施結果の分析についてお答えします。始めに、本年10月に実施いたしました、地震による大津波を想定した防災避難訓練の結果についてお知らせいたしますが、参加人数は、前年度比75人増加の619人で、そのうち車の使用は、前年度比123台増加の209台でありました。新冠市街地及び節婦市街地、大狩部地区の避難場所及び朝日小学校の計14カ所に避難されましたが、特徴として、サラブレッド銀座駐車公園では、前年度8人に対して39人、車両15台と大きく増加し、同じく朝日小学校でも、前年度45人に対して71人と大きく増加しております。また、参考までに管内各町における津波避難訓練の状況ですが、各町とも津波浸水区域内の一部区域を対象に実施しており、全域を対象としているのは当町のみであります。ご質問1点目の、新冠市街地で垂直避難できる施設へ避難する想定人数ですが、現状において想定人数は推計しておりません。町民の津波避難対策等を検討する上で、そういった想定人数も必要であると考えるところであり、各自治会の協力が前提となりますが、浸水区域内の全戸を対象に、大津波警報発令の際、避難するか否か、避難する場合は、何処へどのような方法で避難するのか、避難しない場合は、なぜ避難しないのか、その理由などのアンケート調査を実施のうえ、基礎的データを収集することで、避難行動の全体像がある程度明らかになり、各施設への垂直避難想定人数や避難における問題、課題なども把握できるものと考えますので、対象となる町民の皆さん並びに、関係自治会のご理解とご協力をいただき、アンケート調査を実施したいと考えております。次に、恵寿荘入所者の避難についてですが、特別養護老人ホームの運営基準で作成が義19務付けられております、非常災害対策計画は、火災・地震・風水害・津波災害について、利用者の避難確保を図ることと定められております。恵寿荘の非常災害対策計画では、津波の際の避難経路、避難方法は町の防災計画に基づくとされ、現状では、渡り廊下で繋がる国保診療所2階に避難することとなっており、診療所改築後も恵寿荘を現状で維持する間は、今より距離が離れ条件は悪くなりますが、国保診療所2階以上に避難することになります。避難の実態といたしまして、本年8月16日の大雨の際に新冠川の水位が上昇し、高齢者等避難発令が想定されたことから、入所者41名、短期入所者5名、合計46名の避難を実施いたしました。避難にあたっては、当日勤務の職員17名と夜勤明け及び休日の職員16名を緊急招集し、全33名で対応に当たりました。避難は14時40分に開始し、自力で歩行できる方を除き、ベッドごとエレベーターを使い診療所2階へ移動させ、15時50分に避難が完了したところです。避難準備情報発令を想定した行動のため、比較的時間の余裕があり、慌てず確実な避難に徹したこともあり、避難完了までに要した時間は、1時間10分でありました。これが夜間の場合ですと、職員が3名のため全職員が駆け付け対応となると、さらに時間を要することになります。このような実態を踏まえ、想定されている巨大地震による津波の到達時間約20分を前提に考えますと、入所者全員の避難は困難であるのが現状であります。したがいまして、このことに対処するためには、ハード面の整備による方法以外にはないものと考えており、将来的な老人ホームの運営と経営の在り方の検討も併せ、老朽化が進行している現施設の建て替えを、出来る限り早期に実現できるよう努めて参りたいと存じます。2点目の、節婦町における避難タワーを設置した場合の避難想定人数ですが、避難タワーを建設する場合、先ずは、できるだけ避難しやすい場所における用地の確保が必要となります。事前に節婦市街地を調査した結果、ほぼ中心部に位置する2カ所の未利用地を確認し、いずれの土地も所有者が同じであり、非公式ではありますが面談のうえ、津波避難タワーを建設する場合に当該地を譲渡して頂けることを確認しております。この2カ所のうち、広い方の土地で避難タワーを建設した場合に、約200人の避難が可能な規模のものを確保できる見込みであります。なお、参考までに、直近の住民基本台帳における節婦町全体の人口は556人で、その内65歳以上が202人となっております。3点目の、東町に設置している2カ所の避難階段についてですが、避難訓練時にそれぞれ何名利用したか確認はしておりませんが、山側に設置している古い避難階段の利用は少ないという話を聞いております。しかし、避難訓練と実際に津波が発生した場合とでは、避難状況が大きく異なり、車での避難を途中で諦める人も含め、多くの人が近くの高台を目指すものと見込んでおりますので、1カ所よりは2カ所あることに越したことはないと考えますし、一人でも多くの命を守るという観点からも、現状は維持して参りたいと存じますので、ご理解願います。
再質問 4番 氏家良美
今年10月に行われた避難訓練では私も東町の避難階段を使ったわけですが、コロナの影響もあるのかわかりませんが、避難される人数は本当に少なかったと思っております。先ほど町長が答弁されたとおり、実際の避難のときには、人数も多くなることは想定されますが、東町の避難階段については、今おっしゃっていただいた山側のほうは、本当に古い階段で危険な場所もあります。より現実的なアンケートをとって調査して、必要であればもう少ししっかりとした整備が必要であると考えます。そして分析の結果、一本で足りるということになったときは、危険なところは閉鎖して、一本を確実に整備していくという考えが必要かと思いますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
氏家議員の再質問に、お答えいたします。現地は、関係職員とともに私も確認してございます。一定程度の改修が必要と判断しているところでございますが、まずは改修費の調査を行い、できれば新年度予算で対応したいと考えておりますが、議員がおっしゃっているように、調査の結果いかんによっては、財源の確保や年次計画による対応もあり得ますし、また、別の選択も出てくるのかとも思っておりますので、それらを踏まえまして検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再々質問 4番 氏家良美
ありません。