新冠町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月26日
環境問題とSDGsについて
2020年6月26日、新冠町議会の一般質問で、酒井益幸議員が「環境問題とSDGsについて」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 酒井益幸 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 酒井益幸
3番、酒井益幸です。議長より発言の許可をいただきましたので通告に従い、環境問題とSDGsについて質問いたします。昨今、安価で丈夫で腐食しないプラスチックは包装材や容器など多種多様に加工され、私たちの日常生活には欠かせないほど、暮らしを快適で便利なものとなっております。ところが、日常生活から環境の観点から眺めますとプラスチックは欠点となり、町中の外に不用意にポイ捨てられたレジ袋やビニールなど、プラスチックごみが小川に入り、そして大川に合流して、やがては海に流れていく。一たび海に流出すると、海流と風の影響で世界中の海に散らばっていくことになります。当町におきましては、不用意にポイ捨てられたレジ袋やビニールなどが側溝や排水に入ると海に流れていきます。また当町におきましては、道路わきにポイ捨てられたごみがあり、特に住宅地から離れた道路わきのポイ捨て、レジ袋やビニールなどの小さなプラスチックごみが風に乗って散らばって、放牧地などに落ちて見た目も悪く、牛や馬などが捕食してしまうと健康上問題が起きる可能性も考えられます。町内各地域でごみ拾いを自治会や企業の協力をいただき、担当職員も対応に当たっておりますが苦慮している実態をかんがみまして、昨年ぽい捨てに関する苦情の声を直接お聞きしまして現場を確認いたしました。町道わきのポイ捨てごみは本年4月末に清掃活動を実施されたと伺いましたが、すぐにまた捨てられていました。6月 20 日に私を含めて協力者2名と1時間ほどかけて清掃活動を行いまして、飲食ごみなどのごみ、レジ袋、吸い殻、空き缶等が総重量で6キログラムほど拾いました。不特定多数の利用によるぽい捨てが常態化しておりまして、自治会や協力企業、担当職員も定期的に清掃活動をしておりますが、看板の設置場所でさえも目が行き届かなければポイ捨てされてしまいます。当町の今後におきまして、人口減少を見据えた新たな美化運動や検討、町外から訪れた方々にも美化意識が伝わる施策が必要であると考えます。北海道環境基本計画におきましては、よりよい環境未来へ引き継ぐ環境重視社会を構築するための道筋といたしまして、1.地球環境の保全に地域から取り組める循環型社会の実現。2.人と自然が共生する社会の実現。3.道民が健康で安全に生活できる社会の実現。4.快適な環境が形成され心の豊かさが感じられる社会の実現を目標に、各種施策に取り組む道筋があります。札幌におきましては、札幌市たばこ及び空き缶等の散乱防止等による条例、いわゆるポイ捨て防止条例を制定しており、制定の経緯はさまざまな啓発活動を中心に、町内会や商店街などの地域の方の清掃活動やアダプトプログラムは、市民と行政が共同でパートナーシップのもとで行う清掃活動ということでありますけれども、その機運が高まっております。残念ながらその反面、道路にはたばこの吸い殻や空き缶など散乱が後をたたない現実があります。特に、雪解けには捨てられたごみがあり、新しいスタートを台無しにしてしまうことにつながっていたようです。ポイ捨て防止条例が平成 16 年 1219月に制定されておりますが、この条例が市民の心に定着して一人一人が誇りに思える札幌市であり続けるように、皆さんに協力をお願いする条例であると伺っております。小樽市では、ポイ捨て防止街をきれいにし隊を結成して住民との協働で美化活動を実施しています。地域に誇りをもっておられるから奉仕の心で活動されています。北海道環境美化促進地区の指定は、室蘭市イタンキ浜や芽室町東芽室地区、函館市歴史的な町並み西地区であります。当町におきましては、高江駐車公園から眺めた当町は、自然との共生と広大な牧場や町並みはかけがえの財産であります。日高自動車道延伸に伴いまして、交通量がふえることや環境で訪れる方が予想されます。新冠川下流域のサラブレッド銀座、大富から河口付近海岸までは当町を象徴する景観でありますので、新冠川下流域を北海道環境美化促進地区として検討すべきと考えます。次に、SDGs持続的な可能な開発目標の質問であります。現在、朝日新聞社の調査でSDGsを聞いたことはあるが 32.7%、詳しく知っているが 18.0%でありますけれども、2015 年9月に国連サミットにおいて、全会一致で採択された 2030 年を目指して解決すべき課題を明らかにした 17 の目標と、169 のターゲット 232 の指標が定められております。17 の目標では、SDGs1、貧困をなくそう。SDGs2、飢餓をゼロに。SDGs、3すべての人に健康と福祉を。SDGs4、質の高い教育をみんなに。SDGs5、ジェンダーを平等に実現しよう。SDGs6、安全な水とトイレを世界に。SDGs7、エネルギーをみんなにそしてクリーンに。SDGs8、働きがいも経済成長も。SDGs9、産業と技術革新の基盤を。SDGs10、人や国の不平等をなくそう。SDGs11、住み続けられるまちづくり。SDGs12、つくる責任使う責任。SDGs13、気候変動に具体的な対策を。SDGs14、海の豊かさは守ろう。SDGs15、陸の豊かさを守ろう。SDGs16、平和と公平をすべての人に。SDGs17、パートナーシップで目標達成しよう。1から 17 までの体制づくりに関する目標であります。このように貧困や保健医療、教育、開発目標、持続可能な開発に関する世界共通の目標であります。実際に、国や自治体の施策におきましても教育、男女差別などジェンダー、エネルギー、成長、雇用、持続可能な都市、不平等の解消など、具体的な課題が含まれております。3つの観点もあります。公正、共生、循環があります。公正では環境問題で先進国は経済発展をし、CO2を排出して豊かな生活を享受しているが、途上国では貧困などの問題があり、CO2の問題で経済発展を阻害する。共生では誰一人残さない。この場合女性、子ども、障がい者、高齢者などの、最初に考慮すべき考え方であります。3番目の循環でありますけれども、CO2を世界中で排出して森林の大量伐採で酸素の還元が追いつかないことや、プラスチックごみが分解されにくく、日常生活で使われるレジ袋などが細かく砕かれ、マイクロプラスチックと呼ばれる微細片となり、魚が誤食してしまい蓄積され人間が食べています。海洋生態系への混入が世界中で問題となっています。以上のことから、当町におけるSDGsの観点から環境問題に当たっては、環境保護の知識や道徳性を身につけること及び環境美化に対する施策が必要であると考えます。また、必要なSDGsによる持続可能な開発の目標を学び、20探究心を持ち続けることで持続可能な町民の意識向上と町づくりに対する意欲や心の財産につながると考えます。将来的に豊かな心で住み続けられるまちを残したいと考え、環境問題に関する施策が必要であると考えます。4点質問いたします。1点目は、SDGsの講演会や研修会で持続可能なまちづくりの魅力や環境問題など、スキルアップを図ってはどうか。2点目は、ポイ捨て条例制定の考えは。3点目、新冠町きれいにした隊結成により、自治会との交流も兼ねて美化運動の考えは。4点目は、新冠川下流域周辺、隣接する海岸までを北海道環境美化促進地区にしてはどうか。以上、町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
酒井益幸議員からご質問の環境問題とSDGsについて、お答えいたします。1点目のSDGsの講演会や研修会で持続可能なまちづくりの魅力や環境問題などのスキルアップを図ってはどうかについてでございますが、SDGsとは 2015 年9月の国連サミットで採択された、持続可能な開発のための 2030 アジェンダにおいて記載された、2016 年から 2030 年までの国際目標であり、貧困や飢餓から環境問題、経済成長や教育、ジェンダー平等などまで幅広い課題が網羅され、豊さを追求しながら地球環境を守るため、17 項目のなりたい姿と 169 項目の具体的な達成基準が設定されているところでございます。また、政府はSDGsの推進に積極的な自治体をSDGs未来都市に選び、昨年までに全国で 60 自治体を選定し、今年も 30 自治体前後を追加する予定であるとのことで、北海道内では環境に配慮した持続可能な森林経営を認める国際規格を取得した上川管内下川町と、小さくても美しくて便利なまちを掲げた後志管内ニセコ町、地球温暖化対策に積極的に取り組み環境首都を名乗る札幌市と、北海道のあわせて4自治体が選ばれておりますが、地域での自主的、主体的な行動の積み重ねが地球規模の課題解決につながるものと考えておりまして、現時点では地域住民に向けてのSDGsの研修等の企画をしてはございません。2点目のポイ捨て防止条例制定の考えはについてでございますが、新冠町生活環境保全及びリサイクル推進に関する条例の中で、飲・食料容器等の散乱防止について規定されているところではありますが、現状においては道路等にポイ捨てされている空き缶やペットボトルが見受けられることも認識しているところでございます。これらは不法投棄にあたり、刑法に触れる犯罪行為になるわけですが、個人の特定ができないものが多く、警察に通報しても検挙できない場合がほとんどであり、このような中でポイ捨て防止条例を制定し、罰則等で効果が期待できるかどうか慎重に検討して行かなければならないととらえており、何よりも大切なことは町民一人ひとりのモラルの向上を図り、マナーとして定着するよう地道な啓発活動により促すことが肝要と考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。213点目の新冠町きれいにし隊結成により、自治会との交流も兼ねて美化運動する考えはについてでございますが、現状において町内では毎年複数の自治会が春先に清掃活動を行っており、町ではごみ袋の提供や回収の支援を行っているところでございます。また、条例に基づき各自治会から1名づつ生活環境保全推進員を推薦していただき、地域のパイプ役として環境保全、リサイクル活動の推進、ごみの不法投棄、危険空き家等の情報提供の協力をいただているところでありますので、役割の重複の観点からも新たな団体を結成することは、いまのところ考えてはございません。4点目の新冠川下流域周辺、隣接する海岸までを北海道環境美化促進地区に制定してはどうかについてでございますが、北海道空き缶等の散乱の防止に関する条例に基づき、道内では函館市西部地区歴史的まちなみ保存環境美化促進地区、室蘭市鳴り砂海岸環境美化促進地区、芽室町東芽室地区環境美化促進地区の3地区が、平成 16 年に北海道の環境美化に対する取り組みのモデル的な役割を担う地区として、環境美化促進地区の指定を受けたことは承知しているところでございます。指定の要件として、現に空き缶等の散乱が著しいこと、自然公園地域等の美化清掃に努める必要がある地区であること、観光地等その利用者が多いこと、隣接する市町村等の合意が得られていること、道と連携を図り町民、各種団体事業者等さまざまな機関との協働により事業を推進して行くこととなっており、当町といたしましてはいまのところその指定を受ける考えはありませんが、議員ご提案の重要性は認識しておりますので、今後におきまして地域住民の要望や必要性が高まれば保全環境等を勘案の上、検討してまいりたいと考えますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 3番 酒井益幸
ありません。