新冠町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日
地域おこし協力隊について
2018年3月13日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「地域おこし協力隊について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 伹野裕之
引き続き、議長より許可をいただきましたので、通告に従い、地域おこし協力隊について質問いたします。都市部から過疎地に1ないし3年の任期で移住し、特産品開発や農林水産業に従事する地域おこし協力隊制度が始まって今年で10年目を迎えます。受け入れ先の自治体が個別に募集し、国は隊員一人あたり年400万円を上限に特別交付税を分配しています。総務省の調査では、隊員の約4分の3は30代の若者が占めていると報告されています。地域おこし協力隊は、2009年度の全国31市町村81人、道内は4市町村10人から始まり、2016年度には886市町村3949人にまで増加しています。同年度の北海道は、125市町村で511人を受け入れ、全国一となっております。移住を目指す若者らにとって、北海道は食や観光をめぐる仕事の選択肢の豊富さがあり、充実した受け入れ体制が整っているという理由から任期終了後8割の隊員が定住しています。道は市町村が多いこともあるが自然環境や土地柄の魅力だけではなく募集する仕事内容なども自治体によってさまざまで、地域おこしをするなら北海道と18思わせるだけの魅力があると道総合政策部は分析をしております。このような中、地域おこし協力隊の受入数の増加に伴い、募集する市町村が競合し人材の奪い合いが激しさを増し、人材確保に苦慮するケースも目立ち始めていると言われております。各市町村とも募集期間を延長したり、相談会を開催したりして、工夫を凝らしていますが採用できたとしても任期終了を迎える前に途中でやめてしまう隊員も見られ、仕事内容等のミスマッチの解消が課題となっています。当町では農業支援員や観光協会など隊員が活躍している姿を見ることができますが、詳しい活動内容などその実態が町民に十分認識されていないと思われます。そこで、当町における地域おこし協力隊の状況について伺います。1点目、現在までの隊員の採用数と活動実績、成果、定住の有無。2点目、募集に苦慮している自治体も見受けられるが当町はどうか。3点目、仕事上の認識のズレによるミスマッチ等による任期終了前に辞めたケースはあるのか。4点目、最長任期3年後の対応とその後の処遇、今後の協力隊の活用方針は。以上4点、町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野裕之議員ご質問の地域おこし協力隊について答弁させていただきます。当町では、平成23年度から地域おこし協力隊として観光協会職員及び農業支援員を採用しております。ご質問の1点目でございますが、観光協会の関係では今年度までに職員として7名、町の観光振興プロデューサーとして1名、計8名を採用した経過がございます。現在任期中の3名を除き、任期を終了した5名中2名が町内に住所を置き、観光協会事務局長及び社会福祉法人の職員としてそれぞれの立場から町おこしに貢献をいただいているところでございます。また、農業支援員につきましては、本年度までに9名を採用し、現在任期中の1名を除き任期を終了した8名中6名が独立の就農、1名が雇用就農してございまして、それぞれが町内に住所を置き、農業の担い手としてご活躍をされております。ご質問の2点目でございますが、地域おこし協力隊制度の普及に伴い隊員数が増加する中、受け入れ側となる市町村の数も全国的に増えております。当町の状況でございますが、観光部門では人員が不足しますと町ホームページや民間の情報サイトにより人材の募集をいたしまして、現在のところ定員は確保できている状況でございます。一方農業支援員につきましては、町ホームページや民間の情報サイトに加え担い手協議会のホームページや新規就農イベントへのブース出展、北海道農業公社への斡旋を依頼するなど多様な募集方法を行っておりますが、予定をしていた本年度中の採用は叶わず30年4月1日付け採用募集にも応募がない状況でございます。ご質問の3点目でございますが、これまでに任期途中で地域おこし協力隊を解職した方は観光、農業とも1名ずつおりました。解職した理由といたしましては、観光の方とは目的を達成するまでの手段や方法に双方の考え方がミスマッチであったこと。農業支援員の方とは将来の就農形態についてミスマッチがあったものでございます。ご質問の4点目でございますが、最長任期3年後につきましては、地域おこし協力隊として身分を保障することはできなくなりますので、私としてはこのまま当町に定住をしていただき、自らの意思で事業の起業や法人等への就職、農業19分野においては独立就農や雇用就農をしていただくことを望んでおりますし、当町での活動から得た経験や個人のスキルを活かし、各般にわたるリーダー役としてまちづくりに積極的に参加していただけることが本事業の趣旨であり、最大の効果と考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 11番 伹野裕之
2点質問します。まず1点目、任期終了後の部分ですけども、採用された隊員自身、夢と希望を持った上での覚悟の移住だと思います。であるのであれば、町としても覚悟の採用でなければなりません。お互い覚悟があるとすれば、任期終了後もお互いの自助努力で定住につながるものと思われます。任期終了後隊員は自立しなければなりませんが、定住に向けて町にとって必要な人材と判断し、評価するのであれば、すばらしい人材に対して町直接として金銭的な対応はできないかもしれませんけども、心の支えとなり、それなりの手当てをしていただきたいと思います。この部分の答弁はよろしいです。で、もう1点ですけども、協力隊は農業支援や観光関係以外でも活躍している事例が報告されています。石狩市熱田区では声楽家としてイベントに出演したり、学校や合唱団で指導を行っていますし、留萌管内遠別町では小学校でプログラミング授業を行っています。また、上川管内美瑛町ではもともと書道家である隊員が生涯学習の書道講師を務めております。これらの事例から学習支援員など、教育や生涯学習などに活躍の場を求める事も可能かと思いますが、この部分ではお考えどうでしょうか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員の2点目の質問に対してお答えしたいと思います。他の活躍場についてはということでございますので、その点につきましては今後関係機関とも協議を重ねた中で、検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。以上です。