みんなの議会

南幌町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日

商店街の活性化について

2024年3月7日、南幌町議会の一般質問で、石川康弘議員が「商店街の活性化について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
石川康弘 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 石川

私は町政執行方針に対し、産業経済常任委員会を代表して、町長に商店街の活性化について質問いたします。本町は宅地販売が好調で、ここ数年人口が増えており全国的に注目されています。しかし、商店街では毎年廃業する店が増えており、商店街の活性化を求める声があります。先日商工会役員と懇談した際、ある商店主が「後継者不足であと5~6年で急激に店が減ってしまう可能性があり、今後の商工会活動が窮地に立たされる心配がある」と述べていました。確かにこの四半世紀で町内の商店は50店舗近くが閉店しており、新規開店したのはその半数程度に留まっています。商店数が減少することでまちの賑わいがなくなり、ひいてはまち全体の活気の衰退にもつながります。そこで、2点質問いたします。1、本町で現在行っている「空き店舗活用支援事業」により、貸店舗において営業する店は増えましたが、長続きせず閉店する店も多い状況は、支援効果が薄いと思われますが、もっと汎用性のある支援事業を実施し起業者の誘致に当たるべきではないでしょうか。2、中央通り商店街は、今では数多くの店がシャッターを降ろしたままとなっていますが、この状況をどう捉えるでしょうか。

答弁 町長

商店街の活性化についてのご質問にお答えします。1点目のご質問については、「空き店舗活用支援事業」は、空き店舗の解消、並びに商店街の活性化を図るもので、平成29年度から現在まで9店舗が新たに出店し、4店舗が閉店となりましたが、事業の効果はあったものと考えます。事業の支援については、商工会において経営相談及び開業指導を行い、商工会からの報告書に基づき支援の適否を判断しています。また、店舗の賃借料の他に、建物の増改築や備品購入など、開業に係る経費を補助しており、商工会から現制度での事業継続について要望されているところであります。2点目のご質問については、現在の中央通り商店街の店舗は30軒あり、そのうち空き店舗は6店舗となっていますが、今後新たに1軒の出店が予定されています。また、その他市街地の空き店舗においても、新たに2軒が出店を予定しています。小規模店舗を取り巻く環境は、消費者ニーズや業態の変化、後継者不足など、厳しい状況にありますが、商店街の活性化に向けて商工会と連携し取り組んでまいります。

質問 石川

町長がおっしゃるとおり、平成29年から始めたこの本町の空き店舗活用支援事業は、これまで9件の補助金申請があり、1年間家賃補助を行ってきましたが、継続して営業しているのは5軒だけでありました。確かにその間、新型コロナの影響で思うようにお店にお客が来なかったこともありましたが、ただ家賃を補助するだけでなく、もっと短いスパンで助言をしたりするなど、商工会と協力して支援するべきではなかったのかなと思うところです。そして、この事業だけでは十分な起業者を支援することに限界があり、片手落ちではないかと思います。先日、同じ南空知の雪深いある町へ行き、話を聞いてきました。その町では、駅前通りをはじめ町内の商店や飲食店の閉店が続いたことから、平成16年に空き店舗対策として、本町と同じように空き店舗活用補助金交付事業を実施しましたが、空き店舗だけでは汎用性が少ないとの考えから、翌年に起業者等支援補助金事業を実施しました。それにより、平成18年から今年度まで多くの起業者が訪れ、令和2年以降は毎年のように、1件から3件の起業者が、町内で開業するようになったといいます。起業者支援ということで、主に店舗の設備改修、商品開発のプランニングなどを支援しているそうで、今まで9件の起業者を支援してきており、来年度以降も既に4件名乗りを上げているといいます。さらに、昨年からは後継者等新規就業支援事業を創設して、後継者の支援も行っています。実はこういった取組は、この町だけではなく道内のほかの町でも行っています。後志管内のスキーのメッカとして有名な町では、観光客でにぎわっているのに、にぎわいづくり起業者等サポート補助制度を実施し、起業や事業継承、業種転換、施設拡張の工事費などを助成しています。平成23年からこれまでに56件の実績があり、特に令和5年では9件の助成を行ったそうです。また、上川管内のある町でも、人口が増え町はにぎわっているのに、飲食店、飲食業や小売業、宿泊業向けに、町のにぎわい創出支援事業を行っており、店舗の修繕、改造、家賃の経費や宣伝広告費などに補助をして支援しているそうであります。さらに、十勝管内のある町でも、中心都市のベッドタウンとなっていることから、元気な商店街づくり支援事業を創設し、まちなか再生ビジョンを策定、店舗改修や新規出店に係る費用助成を行うなど、人が行き交う魅力ある町並み再生に取り組んでいるということです。確かに本町も、今、新規出店する起業者がにわかに現れてきてはいますが、その流れを止めないように、新たな起業者支援を行う準備が必要なのではないでしょうか。次に、中央通り商店街は本町のメインの商店街であり、それは町の顔とでも言える通りです。今、はれっぱをはじめとする新しい施設に、町外から多くの親子連れなどが訪れていますが、シャッターを下ろした店が目につき、活気があるようには思えません。空き店舗はまだ6軒だけだと言いますが、このままでいたら、さらに店を閉じ、空き店舗が増える可能性もあり、何か対策を考えるべきではないのではないでしょうか。空き店舗や起業者支援だけでなく、町のにぎわいづくり政策を考えるべきではないかと思います。今新しい人が移り住み、徐々に人口構成が変わってきている我が町で、それでなくても購買客が町外に流出している現状をそのままにしていては、さらに衰退していくのは火を見るより明らかです。さっきも言いましたように、商店主があと5、6年したら、商店は一気になくなってしまうと心配することからも、新しい起業者を呼び込むか、後継者を育てる政策が必要ではないでしょうか。一方で、今、ラーメン店や美容室、古民家カフェなど新規に開業する事業者も増えてはいますが、中心的な商店街が空洞化してしまうことを放置するわけにはいかないと思います。今こそ、商店街の改革を商工会と連携して考えていく必要があるのではないでしょうか。町長はどのようにお考えなのか、改めてお伺いいたします。

答弁 町長

石川議員の再質問にお答えをいたします。初めに、小規模店舗減少の背景でございますけども、全国的に商店街の店舗数は30年間で4割減少していると言われておりまして、地方ではさらに減少している状況ではないかと思っております。主な要因としましては、やはり車社会が進み、郊外大型店やコンビニの出店により、中心市街地の空洞化が進み、地方の小規模店では、高齢化と後継者不足が深刻化していることが挙げられます。また、そうした環境変化の中で、小規模店に対しまして、大型店やチェーンストアは、やはり顧客ニーズや市場変化の対応、競争力強化などが優れ、その差が開いてきているものと思います。本町の大型店やチェーン店の状況でございますけども、本町においては、エーコープがホクレン商事に移行しまして、その後をニコットやツルハドラッグなどの大型店が出店しました。また、コンビニも4店出店し、町内の消費環境というのは変わりつつございます。それで空き店舗活用支援事業の件でございますけども、現在の支援内容は家賃助成が4万円上限、開業支援が50万円上限でございます。支援額は十分であるとは思っておりませんが、これまで空き店舗において、9件が出店し、現在5店が継続されているということを考えれば、一定の支援効果、起業の情勢づくりにはなっているものとは思っております。また、この事業のつくり込みでございますけども、先ほど他の町の先進事例のお話をしていただきました。本町の事業も、ここがゴールとは思っておりません。今後町の状況も変わってくると思いますので、商工会と連携を図り、実態や現状に即した事業の実施に努めたいというように考えてございます。また、中央通り商店街につきましてでございますけれども、現在、店舗30軒のうち、空き店舗が6軒ということで、新たに1軒の出店が予定されているところでございます。先ほど申し上げましたけれども、中央商店街に限らず、後継者不足や高齢化が進んでいるということは、時代や時流に乗り遅れ、それにより新規開拓というか、新規顧客の開拓が難しくなり、商店街の衰退が進む要因にあるのではないかと思っております。最近町内では少しずつでありますけども、若い世代の事業化が進んでいると思っております。また議員言われたように、町内では最近、ラーメン店やカフェ、美容院などの新規出店が増えまして、特にラーメン店は盛況で、町外の利用者が大変多いものと思います。また、空き店舗では今後2店の出店が見込まれまして、ほかにも現在相談中の案件がございます。やはりこの町のにぎわいにつきましては、商工振興と大きく関係するものと私も思っております。この商店街の閉店によりまして、また閉店することは大変残念でございますけども、町内の消費、購買力が町外に流出することを抑制する必要があるというように考えております。今後そのことについても十分検討していきたいというように考えてございます。

質問 石川

お答えありがとうございました。先ほど紹介した、商店街の活性化に取り組む町は、決して人が減り、寂れた町ばかりではありません。この事業を行ったことで、町を歩く人が増え、にぎわいを見せ、町が元気になったり商工会員が増えたそうであります。また、ある町長いわく、集客力の衰えから稼ぐ場としての魅力不足や、世代交代が進みにくいといった課題があることから、こういった事業を取り組まなければならないのだということで、にぎわっていると言えども、さらにそういった事業を展開して、それに向けるように頑張っていきたいというふうなお話をされていました。道央圏連絡道路が来年度中に開通すると言われていますが、それにより車の流れと人の流れも変わっていくことでしょうし、今年12月には大型食品スーパーが開業します。それにより、また商売を辞めてしまう商店が現れるかもしれません。ですから、そうならないためにも町として今から手を打っておく必要があるのではないかと再度強く思うところなんですけども、町長のお考えを再度お伺いしたいと思います。

答弁 町長

石川議員の再々質問にお答えをいたします。他の町の先進地で参考にしなくてはならないんですけども、それぞれ町の状況や経過が違いますので、単に比較ができるものではないと思いますけれども、今後十分参考にさせていただきたいというように考えてございます。中央商店街に限らず、やはりこれから若い世代をどう取り込んでいくのか、それが課題ではないかと思います。これは商店街に限らず、南幌町全体に言えることではないのかなと思っております。また、商工会では、やはり後継者不足、高齢化というのを大変危惧されておりまして、今後60歳以上の店主を対象に、事業継承に係るアンケート調査を実施されると聞いております。そうした意向調査は大変重要であると私考えております。町としてもそれを今後の商工振興の参考にさせていただきたいというように考えております。また、町から商工会に対しましては、はれっぱで随分本町を訪れる方が増えております。特に休日、お昼ご飯を食べられる所が限定しているということで、町のにぎわいや周遊人口の拡大を図るために、料飲店へのそうした取組についてお願いをしているところでございます。そして商工振興、あとは購買力の流出の関係でございますけども、本年12月にスーパーマーケットがオープンする予定でございます。そうしたことを含めまして、小規模店舗を含む、取り巻く環境は厳しい状況にありますけれども、商工振興、商店街の活性化に向けまして、商工会と連携して取り組んでまいります。

出典:南幌町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる