南幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
あいるーとの運行について
2023年12月12日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「あいるーとの運行について」質問し、町長、まちづくり課長が答弁しました。
- 質問者
- 熊木惠子 議員
- 答弁者
- 町長、まちづくり課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 熊木
町長に、あいるーとの運行について質問いたします。オンデマンド交通あいるーとの運行が、令和3年10月から開始され利用者からは大変喜ばれています。令和4年度の運行実績では利用者が延べ9,670人となっており、買い物や病院、公共施設の利用などに活用され、アンケート調査によると、満足している、やや満足という回答が多数を占めていました。しかし、利用された方からは、1回300円は年金生活者にとっては高いという声や、運行時間についても延長してほしい、土日の運行もしてほしい、せめて町のイベントがある時は運行してほしいという声もあります。運賃の支払い方法は、現金が85%、WAONが7%、福祉チケット・免許返納利用券あわせて6%となっています。あいるーとがさらに多くの町民から利用され、交通弱者となる方が安心して、住み慣れた町で快適な生活が送れるようにするため、今後のあいるーとについて伺います。1、利用料金の引き下げは考えているか。2、現金での支払いが困難な方が利用しやすい回数券や、パスポート等の発行は。3、運行時間の延長や、土日、町のイベントに合わせた運行は。以上3点について町長の考えを伺います。
答弁 町長
あいるーとの運行についてのご質問にお答えします。1点目のご質問については、本年4月のアンケート調査で、「あいるーと」を利用したことがある方に対する「現行の運賃について」の問いでは、「ちょうど良い」または「安い」と回答された方が82%という結果から、現行の運賃は妥当であると考えています。なお、利用者の多くを占める高齢者の利用料金引き下げは、町の財政負担と受益者負担のバランスに影響を及ぼすことから、利用料金の引き下げの考えはありません。2点目のご質問については、アンケート調査などの意見、要望を踏まえて、回数券の導入を検討してまいります。3点目のご質問については、運行時間の延長や土日、祝日における運行の拡大により、利用者の利便性向上につながることは理解いたしますが、全国的にバスやタクシーの運転手不足が深刻な問題となっています。「あいるーと」運行事業者からも運転手の増員は難しいと言われておりますことから、現時点では運行時間や運行日を拡大できる状況ではありません。なお、町のイベントに合わせた運行は、高齢者などの社会参加の機会促進につながることから、試行的な運行について、運行事業者と協議してまいります。
再質問 熊木
再質問を行います。ただいま答弁していただいて、アンケート結果(再質問) のことなんですけれども、その答弁のなかで、今、料金についても安い、82%の方から現行の料金、運賃は妥当であると考えているという答弁でした。このオンデマンド交通あいるーとが運行されるようになって、先ほども言ったように、利用者からの声は本当に便利になったとか、利用しやすいという声がたくさん出ていることは、これから、今利用していなくても今後利用しようと思っている町民にとっても、心強いものだと思います。それで、そのアンケートなんですけれども、今年、令和5年4月に行った利用者アンケートは、職員が直接乗り込んで調査したと言われています。それで、その回答者数が13名ということです。その13名の方から聞き取ったことで今パーセンテージを出しましたけれども、それが妥当なものなのかということでは、ちょっと疑問に感じます。先ほども言ったように、アンケートによれば、現在の運賃はちょうど良いが8名で73%、高いは2名で18%、安いが1名で9%となっています。また、現在の運行日については、今のままで良いが8名で67%、土日の運行をしてほしいが4名で33%、また、お迎えや到着時間については、ほぼ時間どおりであるということや、あいるーとに満足しているかについては、満足、やや満足で100%となっておりますが、やはりこの13名の回答であることから、今後調査をどのように進めていくのか、時期的なことは考えているのか、利用されている方以外にも、今後利用しようと思っている方、登録されていてまだ使っていない方、そのような方にどのように調査をしていくのかを伺います。また、利用料金については引き下げる考えはないということでしたけれども、主な利用目的に挙げられているのは、大人の方では買い物や病院、公共施設の利用、また、子どもでは少年団活動、学習塾などの習い事となっています。先日、ちょうど私もインフルエンザの予防接種に行った時に伺った利用者さんに、今日は何で来ましたかと聞いたら、あいるーとを予約してきたけれども、帰りの時間がわからないので帰りは予約していないということでした。それで、使ってみてどうですかとお尋ねしたら、はじめは300円なら利用しやすい、安いと思ったんだけれども、病院の往復とか、せっかく町まで出かけて、もう1か所用事を足したいと思うと、600円から900円掛かる、それから御夫婦で行かれた場合はその2倍かかるということで、どうしても出かける回数を制限しなければならなくなってくると。今この物価高でいろいろ年金も下がっているなかでは、本当に厳しいので、せっかくこのようにみんなから利用されて、愛されているこのあいるーとを、もっと利用しやすいようにしてほしいという声でありました。また、高齢者が住み慣れた町で安心して外出する機会を増やすということが、引きこもりにならずに、コミュニケーションを図る機会も多くして、そのことで健康増進や認知症の予防などに大きな効果があると考えます。この南幌町の第6期南幌町総合計画後期計画のなかでも、安心・安全・便利な交通対策の推進という所に、しっかりあいるーとの活用がうたわれています。こういうものを見ますと、先ほどの答弁のなかで、運賃を下げるということは考えていないということでしたけれども、私はいろいろその高齢者のことを考えた時に、70歳以上の高齢者の利用料金を、今の300円から100円に引き下げる、このようなことを検討すべきではないかなと思いますけれども、再度伺います。また、時間の延長や土日の運行、町のイベント時の運行ということについては、先ほど前向きな答弁でありました。土日の運行の検討についても、高齢者の利用は、普段でも午前中と午後3時ぐらいが多数となっていますけれども、子どもの少年団や塾の利用については、時間を延長してほしいとか、そういうような要望はないのか、それを1点伺います。また、町のイベントに参加したくても足がないという声があるということも、アンケートとかいろいろ町民からの声もあって、町長は先ほど前向き答弁で、検討していくということでした。それで、ぜひともいろいろこう、せめて大きなボランティアフェスタとか、文化芸術発表会とか、いろいろそういうものを土日とか祝日にやる場合には、早くそれを検討してほしいと思いますので、その時期とかについて伺います。また、支払い料金のことで今回数券のことも検討するということでしたが、キャッシュレス決済、最初のシステム導入時は、キャッシュレス決済と現金併用型としていましたけれども、現在は現金が85%となっているということで、回数券の発行を望むという声は本当に多いと思います。また、子どもが利用される保護者の方からは、子どもに現金を持たせているということで、やはり不安だという声もあることから、速やかにこの回数券の発行をしてほしいと思います。で、回数券も、普通中央バスとかをいろいろ利用する時に、11枚綴りで10回分のお金を払うという形があります。やっぱりお得感、そういうものもぜひ検討すべきではないかなと思いますので、そこも答弁をお願いいたします。あいるーとの運行について、一つ意見として述べたいんですけれども、今現在利用されている方でも、病院に行く時の付添い者の利用料金、これが減額されているということを知らない方がおります。例えば、広報に挟んでくる病院だよりとかが、今カラーになって4月からは見やすくなりました。それを各家庭で電話のそばとかに貼っていて利用されている方が多いと思うんですけれども、私はこのあいるーとの運行の基準というか、こういうことができますとかっていうのを、やはりわかりやすく見やすい形でつくって、ぜひ広報なりに折り込んで、してほしいと思うんですけれども、その辺はできるかどうか、その考えも伺います。以上です。答弁をお願いいたします。
答弁 まちづくり課長
まず始めに、あいるーとのアンケート調査の関係につきましてご答弁申し上げます。先ほど熊木議員のほうから、アンケートの回答結果につきまして13件という形でお話がありましたが、これにつきましては、あいるーとに乗り込んだ時の調査をした、乗客の聞き取り調査の件数でございます。それとは別に、広報4月号のほうにアンケート用紙を同封いたしまして、そちらからの回答。それから、グーグルフォームを活用した、電子のアンケート調査を実施しております。この広報に折り込みましたアンケート調査及びグーグルフォームによるアンケート調査での回答につきましては、137件の回答があったところでございます。熊木議員のほうからご指摘のありました、乗り込み調査での13件という、非常に少ないのではないかというご意見でございますけれども、これにつきましては本年度もアンケート調査の実施を予定しております。乗り込み時間や乗り込み期間を増やすなどして、より多くの利用者の声を聞けるように、改善をしていきたいと思っております。なお、本年度につきましては、アンケート調査は2月の利用者が多い状況もございますので、2月を目途に、今アンケート調査をするよう計画をしているところでございます。以上です。
答弁 町長
熊木議員の再質問にお答えいたします。ご質問がいくつかございましたので、答弁内容が前後いたしますことをご容赦ください。まず、1番目の料金でございますけれども、300円の料金設定でございますけども、当時路線バスの料金が170円、巡回バスの料金が200円、そしてタクシーの初乗り料金が550円でありました。それらの料金バランスを考慮しまして、300円という料金設定をさせていただいたところでございます。また、あいるーとの令和4年度の事業決算を申し上げますと、事業者への委託料が1,424万5,000円、燃料費・保険料・車両維持経費が297万3,000円。合計1,721万8,000円の事業費総額に対しまして、利用料金が232万4,000円、国庫補助金が265万8,000円。事業収入の合計額は498万2,000円で、差し引き1,251万8,000円、71%が町負担となっている状況でございます。なお、事業者への委託料でございますけども、ドライバー2名、オペレーター1名分を経費として執行しております。また、令和6年度、これからでございますけども、委託料の試算額は1,573万円で、対前年比148万2,000円、10%の増額見込みで、これは人件費のアップが主でございます。そのような状況下において、また、昨今の燃油高や車両維持経費、物価高騰を踏まえますと、料金の引き下げは難しいというように考えてございます。なお、回数券のことでございますけども、アンケート調査を望む声がございましたので、これについては利用者の利便性向上のために、来年度からの実施に向けて検討してまいりたいというふうに考えてございます。また、時間延長や土日の運行でございますけども、全国的に公共交通、観光バス、タクシードライバーの不足が顕著でございます。毎日深刻な課題としてメディアでも取り上げられております。あいるーとの事業者につきましても、現状厳しい状況でございまして、時間延長や土日運行については打診をしておりますけども、恒常的な増員は難しいというような状況でございます。なお、年に数回の町のイベントに合わせた臨時的な運行といいますか、そういうイベント運行につきましては、これから高齢化が進行するなか、お年寄りのそういう外出機会の確保という観点から、試行的な実施について検討してまいりたいというように考えてございます。また、子どもたちの利用に関する声はなかったのかというようなことでございますけども、先の行政懇談会において、子どもが利用する場合、やはり現金でなくて回数券、そういうもので利便性の向上を図っていただけないかというような声がありましたので、これについてはそういうような形で検討してまいりたいなというように考えてございます。また、あいるーとを町民の方が広く利用していただくための周知ですけども、これにつきましては工夫をしまして、町民の皆様にお示しできるようにしたいというように考えてございます。
再々質問 熊木
今、答弁いただきましたけれども、再々質問させていただきます。私も運行経費について、令和2年度に実施された時に、1,360万3,000円で、4年度のこともちょっと調べて今話そうと思ったんですけれども、町長のほうから今答弁いただきました。令和6年度の予算ということでも、今10%増だということでした。そういうなかでも、今町長のほうから71%が町負担だということ、それもわかります。今後この利用料金や時間延長などを検討した場合の維持管理費とかが、今10%上がるということだったんですけれども、私は多少委託料や維持管理費が増加しても、やっぱり町民の交通弱者の利便性を高めるという施策としては、必要な経費だと考えます。また、今バスというか、今までの巡回バスからあいるーとになって、やっぱり使われている方が口コミでだんだん広めていっていると思うんですよね。それで、免許返納者とかも、今、免許返納の券を使って利用されている方が、今後引き続き利用するということは大いに考えられると思いますので、そこはやっぱり今度予算に絡むことですから、でもやっぱり町の大きな施策として、これを普及させるというところでは、ある程度の支出はやむを得ないと私は考えますけれども、そこのところで町長の見解を伺います。本町は、先ほどの行政報告のなかでもありましたように、はれっぱがオープンして、14万人を超えたというなかで、子育て人口が増加していることが各多方面で取り上げられています。それで話題になっています。町が賑わい、人口増は本当に大変喜ばしいことと思いますけれども、同時にこの町をしっかり支えてきた、そして支えて発展させてきた町民に、同じように感謝の念を忘れてはいけないと思っています。この先、高齢化率も上がってきます。全ての人が、子どもも大人も、そして高齢者も、町民にやさしいまちづくりということをすることが、町の大きな役割だと私は考えます。住民の足の確保というのは、先ほども再質問でも述べたように、これから高齢化率が上がっていくなかで、本当に引きこもらないで外に出ていく、そして町の事業とかにもどんどん参加していく。このような人を増やすことが、今後のまちづくりに大きな役割を果たすことになると思います。病院にかかる方も、健康予防を自らすることで、病院の経費も抑えるとかそういう形にもつながっていくと思いますので、ぜひとも検討を願いたいと思うんですけれども、再度答弁をお願いいたします。町民にお知らせをするというのは、取り組んでくれるということなので、ぜひそれもお願いします。
答弁 町長
熊木議員の再々質問にお答えいたします。料金の件でございますけれども、利用される方にとっては負担が少ないのは、1番いいことではないかと思いますけども、現段階において、現行の料金体系をいかに維持していくのか。そういうその行政課題が、私は1番ではないかなと思います。やはり事業は継続していかなければなりませんので、その一定の収入確保については、私は当然行っていかなければならないものと考えております。なお、年金生活者や高齢者に対します、感謝の念というか、料金の引き下げでございますけども、理解いたしますけれども、このあいるーとの利用者の多くが75歳以上の方でございます。この料金収入が減少すれば、事業としての自立性はますます低くなってくるものでございますので、これについても難しいのかなというように考えてございます。また、地域公共交通対策でございますけども、これにつきましては民業を圧迫しないことが前提でございます。時間延長や、運行日の拡大、これにつきましては慎重な調整と対応が必要でないかなと思います。加えまして今、2024年問題がございます。ドライバーの労働時間の見直し規制が始まります。交通事業者の経営状況、経営環境や、ドライバーの確保については、ますます深刻化が極めるものでないかなと思っております。いずれにいたしましても、引き続きアンケート調査などによりまして、町民ニーズを把握しまして、課題解消に努めてまいりたいと考えてございます。以上でございます。