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南幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日

高齢者が安心して住み続けられるまちづくりについて

2023年6月13日、南幌町議会の一般質問で、湯本要議員が「高齢者が安心して住み続けられるまちづくりについて」質問し、町長が答弁しました。

質問者
湯本要 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 湯本

高齢者が安心して住み続けられるまちづくりについて、町長に基本姿勢をお聞かせいただきたいというふうに思います。現在、南幌町は人口が増加して、若い世代の人口も美園町内会・東町町内会を中心に増えております。一方、14区・15区などでは人口減少と高齢化が進行して、地域コミュニティの維持にも影響が出始めています。このままではその存続も危惧されるところです。そこで、1点目として、この二極化する現状を町長はどう捉えて、将来のまちづくりを考えているのかをお伺いしたいと思います。また、高齢者の多くは年金収入を頼りに生活しており、最近の物価高騰は生活を直撃しております。高齢者の運転免許証自主返納も進み、「あいるーと」はその利便性について高く評価されてはいるものの、実際の利用については1回300円という料金体系は大きな負担となっています。買い物をはじめ、安心して地域活動等に参加できるよう、経済的負担を取り除くことは利用者の健康維持のみならず、地域コミュニティの維持、地元商店街への経済効果も期待でき、経済効率の点からも有効と思われます。2点目として、今後、高齢者については「あいるーと」の利用料を無料とすべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長

高齢者が安心して住み続けられる町づくりについてのご質問にお答えします。1点目のご質問については、本町の人口は、昨年増加に転じ、令和5年4月1日現在の高齢化率は34.8%で、1年前と比較して若干減少しています。特に美園町内会・東町町内会においては、多くの子育て世代が転入していますが、一方、14区・15区に限らず、その他の地域においては、人口の減少と高齢化が進んでいます。高齢化の進行は、これからも続くものと考えることから、地域コミュニティが維持され、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも健康的な生活を送ることができるよう取り組んでまいります。2点目のご質問については、オンデマンド交通「あいるーと」の利用実態の把握と今後の運行に向けた基礎資料とするため、本年4月にアンケート調査を行っています。「あいるーと」を利用したことがある方に対する「現行の運賃について」の問いでは、「ちょうど良い」又は「安い」と回答された方が82%という結果から、現行の運賃は妥当であると考えており、高齢者の利用料無料化の考えはありません。

質問 湯本

なんというか、質問にちゃんと答えてもらっていないと思うんですよね。僕は二極化する現状を町長はどう捉えているかというふうに言ったので、一般的に高齢者に対してですね、安心安全でこれからも暮らし続けられるように対応しますと、そういう抽象的な話を聞きたいわけではないんです。よりもっと具体的な話が聞きたかったということであります。なぜかと言いますとね、南幌町は今、東町も美園にも人口が増えて、平均しますと平均年齢も下がりますよね、若い人方が入ってきているんだから。町として見ればそういった前進面もあるんだけれど、それをもう少し細分化して地域的に見れば、結局この市街地は機能不全状態になりつつあるでしょう。14区も15区も、ここに述べたとおり高齢化が進んで、町内会の活動も、それから様々な自治体にかかるその取り組みについてもですね、高齢による支障が様々な形でもう出てきているというふうに思うんです。日常生活をしていれば、自分の周りの人方がどんどん高齢化して体を悪くしていくし、買い物も大変だし、ごみ出しも大変だし、それから今まで一緒に住んでいた所からだんだん空き家も増えてくる、こういう状態なんです。東町・美園でどんどん人口が増えて若い人たちが増えたって、自分たちの身の回りのことは何も変化が起きていないんです。ここはしっかりとそこに目を向けた取り組みをしていかなきゃならないというふうに思うんです。何でそういうことを言うか、それはもう政府のほうで出しているでしょう。政府のほうではですね、我が国の人口動向についてという、厚生労働省が発表しましたよね。2020年に1億2,600万だった人口が、70年にはもう31%減で8,700万人台というふうになっているんです。これは国だけの話じゃないですよ。北海道も減る。大都市圏は減少率は少ないけれども、田舎に行けば行くほど減少率が高くなってくる。その数字で見ると北海道なんかどうなるのか。550万、514万人ぐらいにまで、約10%、これから20年近くの間で減ってしまうというふうに数字がもう出されているわけです。そういう統計で。札幌も御存じのように一昨年から人口減少が起きて、もう3,500人以上人口減少となっているんです。だから南幌は人口が増えたと言っても、パイは変わっていないわけですから、人の移動で取り合っているだけの話なんです。そういうことも大事ですよ。だから将来の町のことを考えるんだったら、今本当に体裁に構わずに人口を増やすということも大事なことだと思うし、そのことに努力されているということに対しては敬意を表したいというふうに思うんです。しかし、高齢化に、それからこの人口減少にまともに向き合っていかなかったら、これまで南幌を支えてきた地域の人方の思いというのは、それから暮らしというのは守っていくことができないというふうに思うわけですね。それで、空知のやつも出ているんですけれども、空知では人口減少が大体1997年うんぬんで計算していますけども、国土交通省の発表による空知人口は、2020年を100としたら、2045年、約20年ちょっとですけれども、これぐらいの間で少なくとも55%まで人口が減少するというふうになっているんです。この数字の基になっているのは女性1人当たり1.33出生率。1.33というのを基本にして国が全部数値化しているわけです。今発表になっているでしょ。1人1.24から26ですよ。ですから、この人口減少は国が言っているよりも早く進行するというふうに捉えたほうがいい。空知ではもうあと20年もすれば人口半減でショッキングな数字ですよね。こういうのは、あらゆる国土交通省、厚生労働省、経済産業省など、それぞれの所の研究機関で論文として出されているんですよ。実際の国の対応というのはこれに追いついていないということだと思うんですが、そういったことをしっかりと押さえれば、南幌の高齢化問題、人口減少問題、これをどう向き合っていくのかというのは、行政の本当に1番大事な問題だと思うんです。確かに南幌は地理的条件の優位性があって、先ほども出ていましたけどもラピダスのような半導体の会社が千歳に来れば、それの余波といいますか、影響も受けて、こちらも工業地帯としたり、それから住居としての可能性も出てくるという可能性はたくさんありますよ。それはそれで挑戦をしていただきたいというふうに思うんですが、しかしこの私の言うようにですね、高齢化問題にどれだけしっかりと、自覚と言ったら変ですけど、捉えて行政を行っていくかということは、そこに本当に血の通った行政が行われるかどうかということの僕は試金石になるというふうに思っているんです。だから、こんな地域コミュニティが維持される、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも健康的な生活を送ることができるように取り組んでいきますなんていうような抽象的な話ではなくて、もう具体的にどういうふうにするのかというのが求められると思うんです。私調べました。15区だけ調べたんですけれども、15区の高齢化率は、65歳以上が53.1%です。美園町内会は、これはまだ12月段階の人口ですからそれから増えていますから、ちょっと数字が違うと思うんですけど、65歳以上は8.5%。非常に若いんですね。平均年齢でいうと美園地区は40.91歳。これは、選挙人名簿を基にしてやったので、先ほど出ているような従来の児童だとか、お子様の数は入っていません。だから平均年齢にすると30代半ばになっちゃう。もう倍以上、そういう格差がある意味では地域で起きているということになるわけです。ここに対して、行政がやっぱりどれだけ目を向けて、その暮らしを守っていくような施策を講じていくかということが、住民の目に見えなかったら、行政に対する信頼感というのはなかなか生まれないですよ。ましてや15区は町内の中心部ですよね。市街地からの中心部が機能不全に陥っている、言葉が悪いかもしれないけど。商店街の活性化も、そこに住む人方も、やっぱりそこに行政の目がどう向けられるかということを期待しているし、見守っているというふうに思うんです。ですからぜひその点について、改めて町長のこのまちづくりについての考えを述べていただきたいというふうに思いますし、改めて関連しますけど、だから私は経済的な効果も、それから高齢化になっていく人方の健康も維持されていく地域をつくっていくためには、今町が取り入れているあいるーとというこの優れたシステムを、もっと利用しやすいように、本当に気兼ねなく住民の足として使えるようにするというのは、非常に効果があるんですよ。これもちゃんと政府のほうで出ているんです。経済産業省のところに出ていますけど、買物弱者問題等の現状及び今後の対策の在り方に関する報告書。これでは、そういうふうにお家に留まらないで、外に出てもらう。出不精になってもらわないで、友達とラーメンを食いにでも行こうか。買い物にでもすっと行く時に、負担なく気兼ねなく出られるような状況をつくり出すということができればですね、医療費、それから介護保険料の軽減、それからそういうことによる商店街の活性化ということでですね、経済的な損失について非常に大きな効果があるというふうに、もう出ているんですよ。たかが交通費じゃないんです。その生活にどれだけ深く関わって、どれだけその生活費が地域の影響力を及ぼすか。地域のコミュニティとの結びつきを強めるかということを考えれば、私はすばらしいと思うんです、このあいるーと。南幌の誇りだと思うんです。それを本当に生かそうじゃありませんか。生かしていくようなことで、住民とのこの接点ももう少し大きくしていきたいというふうに思いますし、今後くるであろうこの人口減についてもですね、町と住民の方が一緒になって考えていく。もうそれだけのことだと思うんです。私もちょっと計算しましたけど、新しい団地をどんどんどんどんつくってですね、人口を増やし続けたとしても、20年後に南幌町が5,000人を維持するというのはなかなか難しいんですよ。郊外の団地をつくれば、それだけ社会的インフラも増えるわけですよ。町の負担がそれだけ重くなるということです。人口が減ってくる旧市街地も、新しくどんどん広げていく所にもインフラをつくっていく。じゃあ20年後30年後というのは、私たちの責任じゃないんですか。今からそういった時代を見据えた行政も進めていく。それが今私は大事だというふうに思いますので、改めて町長にもう一度その御答弁をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長

湯本議員の再質問にお答えいたします。答弁書が抽象的であるとかいうことも言われました。また、体裁を構わない人口増加ということも言われました。この人口増加、問題につきましては、社会人口問題調査会が2040年に出された人口推計がございまして、大きな議論を呼びました。本町におきましても、このままでは人口減少、そして高齢化割合がどんどんどんどん進んでいくということで、議会とも幾度も議論を重ねて、そして現在の子育て支援を充実したなかで、人口増加、高齢化率の抑制を図っていくことがよいのではないかということで、今やっとその芽が出つつあるのかなというような状況にきた次第でございますので、そのことは湯本議員のなかでも理解をしていただければというように考えてございます。そんな急に人口増加とかいうことはできませんので、これはもう長い、前からずっとこう懸案事項として取り組んできたところでございます。それで町の高齢化の状況でございますけれども、先ほど言いましたとおり現在ちょっとポイントが減少したというところでございます。しかし10年前は24.4%、5年前は32.1%で、高齢化が進んでいるのは当然認識をしてございます。南空知管内では、お隣の長沼町で39%、栗山町で41%、由仁町で43%、岩見沢市が38%、北海道全体では33%でございまして、高齢化の進行は顕著でございまして、全国的な傾向でございます。先ほど、14区・15区の行政区の人口の減少、高齢化率のことを言われましたけれども、高齢化率の高い本町の行政区は11区、12区、三重、中樹林が50%を超えてございます。14区は48.7%、15区は53%と言われましたけれども、町の捉えでは47.5%であります。また一方、近年子育て世代の転入が多い美園、東町を除いては、町内的に高齢化が進んでいるという状況でございます。人口についても、美園・東町町内会以外の行政区は減少しております。特に、10年前と比較しまして、中樹林、11区、7区、13区、14区、8区、12区、三重の8行政区が20%以上減少している状況でございます。平均年齢につきましても、11区が61.9歳、中樹林が60歳と高く、一方、美園でございますけれども、41.9歳と言われましたけども、25.4歳でございます。東町は43.6歳。ほとんどの行政区は50歳代でございます。町内全体では51.9歳でございます。議員の言われる15区につきましては58歳でございます。それで、二極化をどう捉えているのかということで言われましたけども、私は二極化という捉え方ではございませんが、現在、美園・東町両町内会以外は、人口減少と高齢化が進んでいるというふうに捉えております。特に農村地域など、代々にわたり町内に住まわれている世帯が多い地域は、少子高齢化が顕著であります。次に、あいるーとの件でございますけども、あいるーとは1年半前から運行してございますけども、当時の料金設定でございます。300円でございますけれども、当時路線バス料金が170円、巡回バスが200円、タクシーの初乗りが550円でございました。そういうことを踏まえて、町民の負担にならない料金設定ということで、300円の料金を設定した経過でございます。これが1年半前です。その利用者アンケートをとりました。それで、ちょうどよいが79%、安いが3%、82%の方に肯定をしていただいた結果でございます。当然これ料金は安いのが当然いいと思いますし、無料化になるほうが利用者としてはありがたいのは当然分かってございます。しかし、事業を継続していくという点では、行政側と受益者側のバランスが必要であります。また、事業収支を考えましても、今、全体の事業費に対して7割が町の負担になってございます。そういうことからして、相応の負担は私はしていただく必要があるのかなというふうに考えてございます。また、このアンケート調査の結果を踏まえますとともに、私としては、この現状の料金体系をいかに維持していくことの方が大事であるというふうに考えておりますことから、現段階においてはお年寄りの無償化については考えておりません。

質問 湯本

いろいろとおっしゃったわけですけれども、私のやつは、昨年の有権者名簿だけですから。全部僕は見るわけにはできませんからね。それで平均年齢なんかについてはそういった誤差が出てくるということは当然分かった上で質問をしています。遅かれ早かれ数年後の話ですから、その数字を使わせていただきました。それで、今言われたんですけれども、結局のところ答えはあまり変わらないんですよ。やっぱり行政がその問題意識を捉えて思い切ったことをやろうと思えばできるわけですよね。その例がやっぱり、今団地にたくさんの方が入居というか、移住して来られているということでしょう。土地代が半分、移転してきたら200万ってね、ほかの町村では考えられないようなことでも思い切ったことをやっているじゃないですか。これをいいと思っているんでしょう。だから皆さん方がその問題意識をしっかりと持てば、行政の力は発揮できるというふうに僕は思っています。私の質問の仕方が下手なので、その点にまだお答えを出していただけないというふうには思いますけれど、しかし、今まで住み続けられている方々の生活からすれば、今15区、農村地帯の高齢化率も出ましたけど、今度は北町だってそうでしょう。緑町のほうだって、団地で人を呼んだ時には大体移住してくる人方は、平均年齢といいますか、年齢は大体40代ですから。20年30年経ったら皆高齢化していくというのは当たり前のことなんです。そういうまちづくりを南幌はしてきたんですよ。地域ごとに、言葉は悪いですけど、固まったそういうのをつくってきちゃう。だから将来何が起こるかということはその時点で予測できるわけですよ。20年後にはどうなるのか、30年後にはどうなるのか。今それが現実の問題となってきているわけですから、新しい入居者で新しい団地をつくれば済むという話じゃない。全部人口をひっくるめて平均年齢が下がったからいいという話じゃないんです。ぜひその点をしっかりと捉えていただいて、無料が無理であるならば、軽減しようと考えてくださいよ。75歳以上の人方も含めて、やっぱり今僕も町内会の役員をやっていますけど、今日は膝が痛いから行けなかったとか、あるわけですよ。毎日毎日農協のチラシを見て1円、2円の安いものがないか、ポイントは今日はツルハで5%になるか何%なのかって、こういう生活をしているんですよ。やっぱり1回300円、よく言われますけど、病院に行って300円、農協で買い物して300円、自宅に帰ったら300円、1回900円ですよ。利用すると1回900円、これ安いですか。僕は生活実感からすれば、これはかなりの負担だと思いますし、そこに出ていく人方の思いに、戸惑いとか躊躇とか、気おくれなどもないように、逆に今日は友達とラーメンでも食いに行こう、買い物も行こう、病院にも行けるように、地域に出られるように、それが健康寿命を延ばして結果的には町財政が潤うというふうに、政府のほうの研究資料だって出ているんだから。あいるーとの負担はいくらか、町の持分がいくらかという問題ではなくて、そうした波及効果をしっかりと行政の中で見ていただきたいということを最後に強く要求しまして、私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします

出典:南幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる