みんなの議会

南幌町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月10日

開業3年を迎えた「はれっぱ」の事業検証は

2026年6月10日、南幌町議会の一般質問で、湯本要議員が「開業3年を迎えた「はれっぱ」の事業検証は」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
湯本要 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 湯本

町長に、開業3年を迎えたはれっぱ事業を検証するという答弁を求めたいと思います。はれっぱは、子育て世代の移住定住促進、子育て支援・子育て環境の拡充、町の知名度向上、子どもの遊び場の環境整備を目的に整備された施設で、開業以来3年を迎えました。施設には、町内外から多くの利用者が訪れにぎわっています。他市町村からの視察も多く、今や南幌町の顔となっているのではないでしょうか。一方、町民のはれっぱへの関心は高く、将来の施設維持管理への不安もあり、以下の点について町長にお伺いをいたします。1、開業後3年間の施設利用状況と町民の利用状況は。2、施設運営に要する町の指定管理料などの財政負担の状況は。3、施設整備による事業効果はどのように考えているか。4、今後の施設運営における課題はどのように考えているか。以上4点について答弁を求めます。

答弁 町長

開業3年を迎えたはれっぱの事業検証はの御質問にお答えします。1点目の御質問については、昨年11月に来場者50万人を達成し、開業3年目にあたる4月末での利用者は、558,119人となりました。そのうち町民の利用が59,161人、10.6%、町外の利用が498,958人、89.4%となっています。また、無料休憩エリア、MINAすまいるゾーンについては、土日祝日は町外の方の利用が多く、平日は町内の多世代の利用が多い状況です。2点目の御質問については、令和5年度は2,810万円、令和6年度は2,980万円、令和7年度は3,080万円と人件費や物価高騰により、財政負担は増加傾向にあります。一方で、指定管理者が企画するハイハイレースなどの自主事業は、3年間で392回開催され、来場者の増加につながっており、指定管理による適切な運営が行われているものと考えています。3点目の御質問については、まちづくりの拠点施設として、交流人口・関係人口の拡大、知名度向上、移住・定住の促進や中央公園のにぎわいなどによる町の活性化と小・中学生の居場所や子育て世代の交流促進など、幅広い町民の利用による地域コミュニティの場として、本町のまちづくりに大きな事業効果をもたらしていると考えます。4点目の御質問については、現在の利用者数を維持することが重要と考えます。そのためには、来場者を飽きさせないための取組として、イベントの充実や新たな遊具への更新のほか、リアルタイムな施設利用情報の発信など、リピート率を向上させることが必要と考えます。引き続き、子ども室内遊戯施設はれっぱを、まちづくりの拠点施設として維持管理し、町の活性化に取り組んでまいります。

再質問 湯本

再質問をさせていただきたいと思います。質問に対する回答については、了解という形になりますが、事業として目標とした成果というんですかね、来場者数も含めて、大幅に目標を上回っているという点では、大いにこれ大成功と言ってもいいと思いますし、中央公園を起点としたこの事業展開という点で見てもですね、公園内に来る他町村の人方も町民の利用も多く増えましたし、子どもの声も響くということで、事業効果としては、大きな成果を上げているというふうに思います。ただ、町民の側の不安というのは何かと言いますと、事業はどんなに成功して大きくなっても、2点目の点について回答していただきましたように、町の財政負担、人数が増えれば増えるほど財政負担が増えていくという相関関係はあるかどうか分かりませんが、いずれにしても町財政の負担というのが生じているということですよね。それが、町民が負担するに値する成果を上げているかどうか、それを実感することができるか、町が考えていること、共感を持って、この事業を評価できるかということだというふうに思っています。やっぱり社人研などが出した当初のですね、人口予想では、2050年の南幌町の人口は約四千何百人だったというふうに思いますが、それからすればですね、人口増加率などを考えると、大幅にそれを上回ると。人口減少というのは避けられないというふうにしても、こうした人口増加を南幌町が勝ち取ったということで、少なくとも、人口増加による5年後、10年後からのですね、人口減少率は大幅に軽減されるという状況を迎えたというのは、町としても大きな成果だというふうに思っています。しかし、いずれにしても、人口増加は大体ここ4、5年。それからは多少の差はあったとしても人口減少に転じてくるというのは避けられないというふうに思うんですね。人口減少は避けられない、ほかの町でも人口減少を避けられないということを前提にしたまちづくり、どう乗り切っていくかと様々な苦労がされているわけですけど、言葉は悪いですけど、それが南幌町は時期として少しずれ込んで、延ばすことができたということになるというふうに思うんです。したがって、このはれっぱの事業費を常にこの財政負担が町に生じているということからすればですね、そうした人口減少のもとで起きうる財政負担が町民にとって重荷にならないだろうか。その後のまちづくりにとって負担にならないのかという漠然としたという表現しますけど、その不安がやっぱりあるわけです。ですからそこにはやっぱり町がですね、答えていく必要があるのだろうというふうに思っています。何ていうんでしょう、事業をどう評価するかというのは非常に難しいんですけど、一般企業を例に出すと、ことは簡単ですよね。簡単です。会社法という法律があって、利益を上げなかったら駄目だということが明記されていて、会社の使命は利益を上げてその利益を株主や従業員やそれらに平等に配分するというのが使命という形で表記されています。だから、どんなに支持された商品を開発されても、どんなに人気があって需要が多くても、利益を生まない事業は、もう会社としての存在意義がないと、事業としての評価は受けません。これが一般企業ですよね。しかし、公共企業は違うんですよね。公共企業はやはりそこに社会的な使命だとか様々なものが入って、利益を上げる団体ではなくて非営利企業、非営利団体として位置づけられています。したがって、町民が負担する財源については、町民がどれだけ理解をし、それに共感しているということが非常に大事だということに思いますので、質問を続けさせていただきたいというふうに思いますが、その点でいうと、事業としては誰の目に見てもですね、人はにぎわっているし、にぎわいづくりということが成功している。町も人口が増えてきている。それに、やはりもう検証すべきですから、3年目たって、はれっぱがどれだけの効果を出しているのか。もしくは、はれっぱ独自として、町長が言われるように町民と町外人口との交流とか、町民の福祉にどれだけ貢献しているのか。それが、町が今負担している財政負担に見合ったものなのか、費用対効果、これをやっぱり検証していくということが必要になってくるというふうに思うんです。したがって、今言ったような点で、改めてですね、町長にお伺いいたしますけども、はれっぱは、成功している面と課題があれば課題と、そして、その町民の不安に対して、言わば町のですね、財政的負担を減らしていく方向、それからもっとそこを活用してまちづくりに使っていくという展望、これがおありなのかどうか再度質問させていただきます。

答弁 町長

湯本議員の再質問にお答えをいたします。まず、最初おっしゃられました人口増加、人口減少、町のこれからの推移でございますけども、湯本議員が申し上げたとおり、私も同様に考えてございます。また、町民の利益につきましても、私も同じような考えを持っております。それで、まず最初に町民の施設の利用状況でございますけども、やはり施設開業時、設立当初は利用者は多く経過しましたけども、その後は若干減少しておりますけども、当初の計画を上回る利用者が現在確保できているものと考えております。利用者の内訳は札幌圏が73%、南幌町内が10%、その他道内外が17%であります。中学生の放課後の利用や年配の方がコーヒーを飲んだり、幅広い世代の方に利用され、町民の憩いの場になっているというように感じております。それと、2番目の指定管理料の財政負担、議員言われるように近年増加しております。これにつきましては、主に人件費や物価高騰によるものでございます。それと、事業効果でございますけども、施設整備の背景でございますけども、子育て中の保護者から総合計画のアンケート調査でございましたけども、子どもが安心して遊べる場所や遊びの機会を充実させてほしいなどの要望がございました。また、当時日本ハムファイターズのボールパークが北広島市に決まったことや道央圏連絡道路の開通を視野に入れまして、人の流れが大きく変わることが想定されるために、町内に人を呼び込む誘客施策として、子育ての町である南幌町らしい施設整備を進めることになりました。そうしたことから、施設整備の基本的な目的につきましては、交流人口や関係人口の拡大、並びに子育て支援の充実でございます。あわせて、知名度向上、子育て世代の移住や人口増加、中央公園のにぎわいなど、町の活性化につながっているものと、事業効果についてはそういうように捉えております。先日、はれっぱの指定管理者が行ったアンケート調査がございまして、施設の満足度では、とてもよかったが64%、よかったが33%で、合わせて97%から満足した回答をいただいております。その理由としては、1つ目には、子どもが楽しんでいる。2つ目には、施設が清潔で設備も整っている。3つ目には、料金が安いの順になっております。それで、今後の課題につきましては、道内におきましても、今後同様の施設整備が予想されております。そのために、リピート率を高める取組が必要であると考えております。これにつきましては、イベントの充実や遊具の更新、情報発信などを想定してございます。また、町全体でこのはれっぱのにぎわいを実感するためにも、最近町内でカフェやスイーツなど個性的なお店が増えております。はれっぱの利用者が、それを周遊する取組が必要であるというように考えてございます。また、財政負担に関しますけども、今後施設の経過とともに、遊具の更新など、施設の効率的な維持管理が必要になってまいります。また、コストを抑える努力は惜しまず続けていく必要がございます。それで、はれっぱのこのような事業効果を考えた場合、現在の指定管理料について、財政負担への影響、これについては、現状では問題があるレベルとは考えておりませんけども、今後におきましても財政負担の影響が生じないよう、指定管理者と十分協議を図りながら、適切な運営と維持管理に努めてまいりたいと考えております。

再々質問 湯本

御答弁に対して再々質問をさせていただきます。今言われましたように、成果を、誰の目にも明らかったら変ですけど、それを町民の方々も多く実感している部分はあるというふうに思うんです。やはり将来に対する不安の財政負担などを迎えると、どんなに成功していても、それに対する対費用効果がちゃんととられているのか、それを町民として共感できる部分なのかというところだというふうに思います。この財政措置としてこれからコストがかかってもですね、大体この維持をしながらやっていくということですから、基本的には指定管理を含めたですね、この施設への町民負担というのはある程度続いていくだろうというふうに思うんです。であれば、その負担額にふさわしいこの事業としてのですね、成果をできるだけ多くの町民の人方が共有できるというものをつくり出していかなければならないというふうに思うんです。ここがポイントかなというふうに思うんです。私は、町民の方と触れ合いながら、何でだろうと、いい事業をやってこれだけ成果しながら、まだなかなか町民の中でも様々な意見、不安があるという点について考えさせていただきました。今日は検証ですから、事業の在り方自体に対しても若干言わせていただきたいんですが、やっぱりこの事業を進めるに当たって、今は成功はしていますけど、町民との合意といいますか、この事業を本当に一緒にやっていこうというこの共感、そしてまちづくりに対する町の側のストーリーといいますか、形をですね、やっぱり十分に町民の側と共有することができたのだろうかどうかということがちょっと疑問に残っているわけです。それらがですね、やっぱり町政の側と町民の側とに共感がきちんと形づくられていればですね、様々な不安というか疑問は、多くの場合、この事業に対しては出てこなかったのかなというふうに私自身は考えているところです。これはですね、町政を進める上でも非常に重要な問題だというふうに思っています。やっぱり一つの事業をやるときに、これはいいものだというふうに一方の側が理解して進めるのではなくて、やっぱりそれを享受する町民との間で、真剣に時間をかけてですね、地域全体のストーリーというものを共有し、そして住民とともに合意形成をしていくということが大事だというふうに思います。これを本当にしっかりとやられたのかどうかということが、この検証の中でもやらなければならないというふうに思うんですね。だから今後やる様々な事業についても、やっぱり住民との間の合意づくりというのは非常に重要ですし、住民参加をどのようにその事業に関わっていくのか、まちづくりに対しても真剣にどういうふうに関わっていただくのか、これが大事だというふうに思うんです。結局それをなぜそういうことを思うかというと、やっぱりこれだけのにぎわい、人づくりができて、一つは、町のにぎわいづくりや商店街の活性化ということでは、テーマになっていたにもかかわらず、やっぱり南幌の顔である中央商店街などは、高齢化だとかということも含めてですね、やっぱり継続して事業を行うことはなかなかできなくて廃業されて、新しい人方も入ってきていますけど、そういう状況になってきていると。やっぱり一緒に、自分たちは高齢化だ、しかし後継者も育成して、どういう商店街をつくるのか、この事業でどういう町をつくるのか、そういうストーリーや町の将来についての関わり方を十分に尽くされたのかどうかというのが、やっぱりこれだけはれっぱが成功すればするほど、痛ましいな、本当にそこはやられたんだろうかということを感じざるを得ません。したがってですね、今後とも、やはりそういった点でですね、課題として残っている部分、これはやっぱり町民の側とですね、膝を交えてしっかりと今後のまちづくりについての指針にしていただければというふうに思っているところです。町は、ちょっと話は変わりますけども、はれっぱの事業をやり、温泉の事業をやり、そして、私は反対しましたけど、キャンプ場も造成し、あそこの公園地域のですね、開発なども今計画をされているわけですよね。それが、町民にとって一体どういう効果、利益をもたらすのか、町民福祉にどう役に立つのかということは、私はちょっと疑問に思っている。もっともっと解明しなきゃならないというふうに思っているんです。はれっぱと同じように事業は成功するけども町民の負担は増えていくんだということでは、本末転倒だということになってしまいますので、その点では、今後ともですね、十分に町政運営についてはですね、町民参加と町民の合意、共感を得る、これをですね、手続としても政策づくりとしても、その成果をともに実感するという点ではですね、進めていっていただきたいというふうに思っているところです。はれっぱに戻りますけども、はれっぱは今後でもですね、遊戯の施設、先ほど言われましたように入替えなどが出てきます。負担もまた増えてくるというような局面も出てくるということになります。やはりですね、全世代の人方がその利益を享受するということになれば、もっともっと町民の方々の利用を、関わりを増やすということが重要になってきているので、その点についてはですね、今後ともいろいろ知恵を絞って施策に反映させていただきたいというふうに思いますが、いずれにしても、やはり私はこのコストの問題、負担の問題は重要だというふうに思うんです。長らくですね、地方自治の分野では、公共事業に対応して民間有利というね、展開がされて、公共事業は赤字ばっかり出していると、だから民間の手法を使って利益を上げるような自治体にならなきゃならないんだと、そういう事業を大いに進めなければならないんだというのがずっと続いてきているわけです。それからすると、はれっぱは、先ほど町長の言ったように、一定のコスト町民が負担しても、その効果は様々な分野で出てきているんだということですよね。したがって、それは、説明責任がやっぱりそれだけ大きくあるということになると思いますので、こういった問題についてですね、最後に、町長は町民との向き合い方について、お考えあれば、お伺いして私の質問を終わりたいと思います。

答弁 町長

湯本議員の再々質問にお答えをいたします。町民の不安が増しているということをおっしゃられましたけども、その辺私のほうとの、なかなか理解ができませんけども、例えば、町民との共感、これについては大変重要なことだと思っております。また、説明責任、これについても重要なことだと思います。これにつきましては、町民に対しての利用状況やアンケート調査の結果、または施設の維持管理負担などについても、広報などを通じて、町民と意識共有が図られるように努めてまいりたいなと考えております。それと、施設の合意づくり、これにつきまして、いろいろ言われましたけども、施設の整備に際しまして、いろいろと議会からも御意見がございました。それで、そのこともあり、また、町民とも合意形成ということで、行政懇談会を通じて、町民との合意づくりにも努めました。それらを踏まえて、現在の施設整備があるわけでございますので、その辺の理解をよろしくお願いをしたいと思います。それと、費用負担のことをおっしゃっていましたけども、費用負担、一定の負担はありますけども、それが町民の負担につながっているということで言われましたけど、一方でこれによります、まちづくり、地域の活性化、地域コミュニティ、または子育て支援の充実、交流人口・関係人口の拡大ということで、その役割は果たしているのかなと思ってございます。また、町民との共有という意味では、指定管理者の自主管理事業として、様々な自主交流事業を実施しております。これについては、地域交流が促進されているのかなと思っております。それと、商店街を含めた経済効果でございます。以前も湯本議員から御意見をいただきました。具体的な把握は難しいけども、間違いなくこれ上がっております。それと、それを促す取組につきましては、毎年、私、商工会の総会でお呼ばれをしますけども、その中で、中央商店街を含めた消費拡大、これについてお話をさせていただいておりますし、同様に、議長も挨拶の中で述べられております。そうしたことで、毎年毎年そういうことで、商工会の皆さんとそういう議論をしているということは、お知りおきいただきたいなと思ってございます。また、1年半前に、はれっぱの近くにスーパーマーケットができました。これも間接的な事業効果というように私は考えてございます。いずれにいたしましても、一定の投資は避けられるものではございません。交流人口の拡大をはじめ、子どもの健やかな成長や地域コミュニティ、知名度向上など、将来への投資と基盤づくりは重要なことと考えますので、御理解をいただければと思います。

出典:南幌町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月10日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる