南幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日
行政区・町内会の存続について
2022年12月13日、南幌町議会の一般質問で、内田惠子議員が「行政区・町内会の存続について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 内田惠子 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 内田
行政区・町内会の存続についてを町長に伺います。現在、本町では、子育て世代を対象とした各種支援施策の効果により移住者が増え、平成11年より減少が続いていた人口が23年ぶりに増加しました。みどり野きた住まいるヴィレッジのある美園地区は、すでに販売区画がほぼ完売の状況にあり、現在、町内会の設立に向けて、町と美園地区の住民で話し合いが持たれていると聞いています。一方で、既存の行政区は、高齢化が進み、健康上の理由から班長を務めることが困難になるなど、場合によっては入院や施設への入所で行政区を脱退するような事案も増えてきており、特に、14区や15区などにおいて会員の減少は顕著であり、このままでは地域コミュニティーの崩壊も想定され、行政区の統合や再編も検討しなければ、存続も危惧されるところです。行政区・町内会では、少子高齢化の進行や世帯構成の変化、生活様式や個人の価値観の多様化など社会状況の変化により、加入率も低下してきていることから、将来に向けて、行政区を維持していくために、その意義や重要性を行政区・町内会、地域住民、事業者、役場がともに認識して共有するとともに、その活動を将来にわたって、町全体で支えていくために行政区の統廃合等も含め協議の場を設け話し合う必要があると思いますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長
行政区・町内会の存続についての御質問にお答えします。現在、本町には19の行政区・町内会があり、各地域における環境美化や見守り活動など、地域住民と行政のパイプ役として、協働のまちづくりの推進に協力をいただいているところです。行政区等の加入率の低下や役員の高齢化、後継者や担い手不足については、本町においても重要な課題であると認識していることから、各行政区・町内会で抱える運営上の課題や問題点を把握し、区長会等において情報共有とその課題解決に向けた協議を行ってまいります。あわせて、町民に対して行政区・町内会の意義や重要性、現状についてお知らせしてまいります。また、行政区の統廃合については、地域からの要望が出た場合は、町として協議調整などの対応をしてまいります。
再質問 内田
再質問させていただきます。町長は、前町長の町政を引き継ぎ、コンパクトシティへと舵取る自治体もある中で、先日、テレビでも放送がありましたが、人口増へと転じております。大変ありがたいことだなと、皆さんとても喜んでいると思うんですけれども、反面、今質問しましたように、新しい行政区・町内会、そして既存の行政区・町内会の問題があり、御協議いただけるという答弁ですが、町長はこのようなことも含めて、どのようなことをベースに今後のまちづくりをお考えか伺います。2点目、今年は行政報告懇談会が行われませんでした。コロナ禍ということは分かりますけれども、昨年十数年ぶりに開催され、参加された方から、住民と行政が話し合う場が少ないので、引き続き懇談会を望む声に、町長は皆様と膝を突き合わせ懇談する機会をつくるよう心がけますと答えていらっしゃいます。このように報告懇談会があれば、こういった問題も出たのではないかというふうに思われるんですけれども、区長会も代表ですから大事なんですが、一人ひとりのお考えを聞くために、今後行政懇談会について、どのようにお考えか伺います。3点目、平成30年に札幌市では、町内会の意義や重要性について改めて市民の皆さんとその思いを共有するため、町内会に関する条例について検討を行うこととし、町内会に関する条例検討委員会を設置。結果は、平成30年5月、(仮称)札幌市町内会に関する条例素案が報告されました。その後、令和2年4月より、2年半かけて町内会の存続についての支援などを協議し、今年の10月に、札幌市未来へつなぐ町内会ささえあい条例が、定例市議会で可決し、令和5年4月1日から施行されます。南幌町としても、同じ悩みを抱えております。将来にわたり皆で一体となって支えることで、明るく暮らしやすいまちづくりを未来に継承していくために、少しハードルを上げて、検討委員会や条例制定のお考えについて町長に伺います。
答弁 町長
内田議員の再質問にお答えいたします。まず町内会の現状、町内の状況でございますけれども、町内会の正式な加入率の把握はなかなかできないんですけれども、広報の配布でみなした場合でございますけれども、全町的には85%、14区は85%、15区は97%というような把握をしてございます。近隣道内の状況でございますけれども、由仁・長沼・栗山の三町におきましては、把握できていないということでございました。市関係では、江別市で66%、北広島市で71%、恵庭市で55%、千歳市で59%、札幌市で70%ということで、人口の大きい規模の市ほど、加入率が減少の傾向にあるのかなというようなことで押さえております。また、議員言われたとおり、札幌市では本年10月条例を制定して、来年度より施行するということで私も押さえてございます。本町におきましては、特に農村地域では、会員の減少による役員の高齢化、担い手不足が進んでいると考えております。また、市街地においても、価値観の多様化、世帯構成の変化、共同住宅の増加など、地域コミュニティ自体が変化しているのではないかなと、これは全国的なことではないかなと思っております。そうした中、町としてはまず行政区・町内会と情報共有を図ることを行いたいということで、その上で、町民に対して行政区・町内会の意義や役割、重要性などについて啓発を行いたいというように考えてございます。また、行政懇談会の件でございますけれども、昨年度、10月から11月にかけて、町の現状や課題、そして第6期総合計画後期計画が近づいておりましたので、また、新型コロナウイルスの感染症対策などをテーマに、行政懇談会を開催しました。本年はちょっと開催いたしませんでしたけれども、現在、本町では人口増加中であること、また、準工業用地の造成や南幌温泉の大規模改修などが控えているということで転換期を迎えているということで、来年度は実施をしたいというように考えてございます。開催時期や方法などにつきましては、行政区長、町内会長と相談してまいりたいというように考えてございます。それで最後に札幌市の条例が制定されたわけですけども、本町ではということで質問をいただきましたけども、まずは、町内会と情報共有を図ることと、その上で町内会の意義や役割、重要性について町民にお知らせをするということで、まずはできることから行ってまいりたいというように考えてございます。
再質問 内田
町内会というのは、法的には任意組織にすぎないので、自治会の加入を求めることについて条例制定は懸念されると。それでちょっと調べたところ、ない所に住んでいる方のメリットとしては、煩わしさがないということ。デメリットとしては、外灯がないとか雑草がすごいとか、防災・防犯対策、高齢者の見守りなどがない、そしてごみ問題ですね。私たち総務では11月24日から25日、四国徳島、上勝町のごみゼロ・ウェイスト対策ということで視察させていただきました。もう一つは高知県日高村ですけど、村まるごとデジタル化事業ということで、どちらも民間企業と事業を進めています。南幌町もはれっぱの建設により、今後のこの事業、民間企業との縁といいますか、期待感があります。そして、今町長がおっしゃられた準工業団地の新たな誘致や、それゆえに、今、てこ入れする必要があるのではないか。従来の行政区など、新しいまた、行政区・町内会などを皆で支えあって、町を次に伝えましょうという、そういうことが私は今の町長に期待するところです。先ほどどのようなまちづくりをお考えですかと質問しましたけれども、お答えがちょっとあったような、ないような感じなんですけれど、とにかく皆で、町民皆さんが必要ですということで、まちづくりを進めていただきたいと思うんですけれども、そういったことで、また条例とか検討委員会を設立することで、職員も育つのではないかと思うんですね。やはり調べるし、皆グループで話し合うと思うんですけれども、前にも、職員からグループごとに提案されたものがありましたね。それが今、活用されているのもあります。また今後期待されるものもあります。やっぱり町長には職員も育て、町民をも頼りにしながら、今後のまちづくり、そしてこの条例制定に向けて、条例があったから解決するわけではありませんけれど、その段階で同じ方向を見るということで、まとまる可能性もあると私は思うんですけど、再度町長の考えを伺います。
答弁 町長
先ほど申し上げましたとおり、現段階において条例制定は考えておりません。しかし、地域コミュニティの役割、これは大変重要なものということで認識をしております。いずれにいたしましても、町として向き合うべき課題であると認識しております。地域と連携の上、住民自治の向上並びに協働のまちづくりに向けて、地域コミュニティが維持されますよう取り組んでまいりたいと考えてございます。また、行政懇談会以外でも、様々な媒体を活用しまして町民からの声をお聞きし、また、お届けするということに努めてまいりたいと考えてございますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。