みんなの議会

南幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日

学校給食の無償化について

2022年12月13日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「学校給食の無償化について」質問し、町長、教育長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

3番 熊木 惠子です。町長に2問の質問を行います。まず1番目、学校給食の無償化について。本町の学校給食は、米どころの町であることや、本町でつくられている食材を知ってもらうこと、地産地消や子育て支援を進めていくこと、給食費の保護者負担の軽減を図ることを目的として、主食分の費用(米、麦、パンの費用)を全額町が負担しています。令和4年度の給食費は、小学生1食あたり単価231円で月額3,850円、中学生は1食あたり単価273円で月額4,550円となっています。学校給食費の保護者負担については、近年の物価高騰などにより負担の軽減策を実施する自治体が増加し、小中学校ともに給食費完全無償化を実施している自治体は、全国では256、道内では38の自治体で取り組まれています。少しでも保護者負担を減らそうと、半額補助や第3子から無償など一部無償の自治体が多数あります。芦別市は、物価高騰対策として年度内の小中学校の給食費を無償化すると10月に発表しており、新型コロナウイルス感染症による保護者の負担軽減策として期間限定で無償化を実施する自治体も多数あります。給食無償化を実施している、ある自治体の首長は「町の自慢はおいしい給食だ」と答え、子育て支援が充実すると若い世代が増えて町が活性化し、自治体の規模に関わらず、総予算の1%未満で給食費の無償化はできると話しています。本町の子育て支援策として、高校生までの子ども医療費無料化が本年4月から実施され大変喜ばれていますが、給食については主食分の負担にとどまらず段階的に無償化に向けていくことが望ましいと考えます。また、これまで以上に本町産の安全・安心な食材を用いた学校給食を提供することは、健康な子どもを育てる、食に関心を持ってもらう教育の一環として重要なことと考えます。今後の学校給食のあり方について町長の考えを伺います。

答弁 町長

学校給食の無償化についての御質問にお答えします。私からは給食費の無償化についてをお答えし、学校給食のあり方については教育長から答弁をさせていただきます。給食費の無償化についての御質問ですが、給食費は、食材に係る経費のみを保護者の負担としており、平成23年度からは米や麺などの主食分の費用を町が負担し、各家庭の負担軽減を図っています。新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻など様々な社会情勢の変化により、小麦や油を中心に食材が急騰し、給食運営は厳しい状況にはありますが、給食の質を落とさず献立を見直すことにより、影響を最小限に抑えています。子育て支援策としては、子育て支援米の配布や、本年度より医療費助成を18歳までに拡大するなどの各種取組を行っていることから、現段階では給食費の無償化の考えはありません。

答弁 教育長

次に、学校給食のあり方についての御質問ですが、学校給食は、成長期にある子どもたちが栄養バランスのとれた適切な食事を先生や友達と楽しく一緒に食べながら、心と体の健康の増進を図るものです。南幌町食育推進計画の基本理念である「農業がもつ食のすばらしさを伝える」を踏まえ、基幹産業が農業である町として、地元の農産物を積極的に取り入れることにより、生産者や食材への感謝の気持ちを育み、安全・安心な美味しい給食を通じて望ましい食習慣を身につけることが大事であると考えます。

再質問 熊木

再質問を行います。今の答弁で、給食の無償化をする考えはないと(再質問) いうことでしたけれども、2023年5月オープンの子ども室内遊戯施設、その案内リーフレットには、育てる喜び、育む幸せ。というキャッチフレーズ、子育て支援がいっぱい、子ども医療費0円。高校生の通学費助成最大月1万円、学校給食の米・麺・パン代全額補助、子育て支援米年間10キロと宣伝しています。どれもすばらしいと思います。近年、子育て世帯を中心に移住者が増加していることは大変喜ばしいですし、先日もテレビでも放映されました。私はそこに学校給食無償化を取り入れることで、さらなる子育て支援につながるのではないか、そこで学校給食費完全無償化が加わることで、地元で子育てしている方々も応援するという意味からも、ぜひ取り組むべきではないかと考えます。本町の米・麦・パン・麺などの全額補助は、先ほども質問でも申したように大変評価できます。しかし、段階的に無償化に向けていく考えはないのかを改めて伺いたいと思います。近隣いろんな所で、今回のコロナに関わって、それから子どもの教育の面からも、やはり教材費だとか教科書とかいろいろで、給食費も無償化にすべきだという運動はかなり前から広がっています。そこで、先ほど紹介した全国でも多くの自治体が取り組んでいますし、それはどんどん広がっている状況にあります。近隣の新十津川町、例えばですけれども、新十津川町では、第三子以降の保育料、給食費の無償化を平成28年度から実施しています。隣の栗山町でも、コロナ感染症や物価高騰による経済への影響を考慮し、今年度の給食費の軽減策を実施するなど、取り組みは本当に広がっています。子どもにとってかけがえのない大切な学校給食であることから、保護者の負担軽減を図るため、給食無償化は、本当にこれからどんどん広がっていくと思いますし、そこはやっぱり町長の私案というか考えとして、今後その方向に向かっていくというふうに、方向を出す必要があるのではないかなと思うんですけれども、その考えを伺いたいと思います。質問の中で最初に述べましたけれども、京都府で学校事務職員だった岡崎利夫さんという方が、退職後、給食費を無償化した全国の自治体を訪問し、取材を今現在も続けています。その方の書かれた書物を読みますと、どこの自治体も財政は決して豊かではないけれど、どの子も学び、成長していくために、給食費の無償化は重要であると、訪問し懇談した首長さんが語ってくれたそうです。質問で紹介したある自治体の首長さんは、総予算の1%未満で無償化はできると語っています。本町では、年間の給食費総額はいくらになりますか。総予算の何%になるのか、また、段階的に、例えば小学生だけ無償化にしたらいくらになるかという、そういう試算をすべきではないかなと思いますので、もし試算ができているのであれば伺いたいと思います。

答弁 町長

熊木議員の再質問にお答えいたします。まず本町の学校給食の状況でございますけれども、令和2年度に給食費が改定されているところでございます。食事にかかる町の負担は、議員言われたとおり、平成23年度から実施をしているものでございます。町の1食当たりの主食分の負担額でございますけれども、平成23年の実施当初でございますけども、小学生12円、中学生13円でございましたけれども、現在は小学生で36円、中学生で46円ということで、当時からみると3倍になってございます。一方、1食当たりの保護者の負担額でございますけども、現在小学生231円、中学生273円でございますけども、平成23年度の実施当初と比較しまして、小学生ではマイナス11円、中学生ではマイナス14円で、10年前より保護者の負担額は減少しているという状況にございます。また、近隣の給食費の無償化の状況でございますけれども、管内24市町のうち、現在6市町で実施していると聞いてございます。町は浦臼、北竜、妹背牛、上砂川の4町、市につきましては歌志内、美唄の2市ということで聞いてございます。また、物価高騰によります給食費の影響緩和ということで、また保護者の負担軽減対策ということで、地方創生臨時交付金を活用してそれを充てているという自治体もあることは承知してございます。本町の場合でございますけれども、教育委員会とも協議をいたしましたけれども、給食の質を落とさず、献立の見直しを行うことによりまして、影響を最小限に抑え、現行予算で執行することができると聞いていることから、地方創生臨時交付金の活用はしてございません。それで、給食費の無償化の考えでございますけれども、本町では子育て支援としまして、この給食の主食米の負担に加えまして、子育て支援米、そして子どもの医療費助成、高校生の通学費の助成などを行っておりまして、加えて、本年度から医療費の助成を18歳までに拡大したということもあり、現段階での無償化の考えはありません。なお、学校給食費の予算状況でございますけれども、小・中学生あわせて、給食費につきましては2,170万円でございます。全体の予算と比較をしますと0.3%という状況でございます。

再質問 熊木

重ねて考えはないということを言われましたので、最後に答弁された、小・中学校で2,170万円で給食無償化ができるということで、0.3%ということでした。いろいろ子育て支援について先ほど紹介したこの4つのことをやられていて、すごくそれは大きなことだとは私も思います。しかし、いつまでも米・麦・パン、そこだけではなくて、やっぱり無償化に向けていくということが、やっぱり世の流れというか、そういうところを考えると検討すべきではないかなと重ねて申し上げます。それで、先ほど0.3%というところで、私は何度も段階的に取り組むべきではないかということを申し上げているのですけれども、今からでもやはり検討して、来年度予算に反映するとか、ぜひともそういうことを考えてほしいと思います。そこでもし答弁があれば伺います。それから、食の安全、食のことについて質問します。本町では、以前私は教育長に質問して、学校給食に地元産の野菜を取り入れてほしいということを質問しました。その中で改善が図られて、地場産の農産物が給食に取り入れられている現状です。今、さらにそれが進化してというか、そういう形で何品目ぐらい取り入れられて、それはどのくらいの割合なのかということがもし分かれば教えていただきたいと思います。なかなか農家の方が、生産者が入れるのに、手続きとかいろいろこう大変だということで、難しいということもあるかと思うんですけれども、やっぱり地元の子ども達が安心・安全な野菜で育っていく、それで、生産者の顔が見えるということは、成長する上でもすごく大事な事だと思います。先日の開拓130年の記念講演の中でも、森崎さんが食べることは生きることということで、農業のことをすごく熱く語ってくれて、あれは本当にいい企画だったなと思っています。農業が基幹産業の町南幌町ということで、全く違う、札幌とか農業に関係ないような所から今移住が進んでいる中で、農業の持つ町の豊かさと、それを共有していくということも大事なことだと思うので、それこそ教育の中で深めるべきだと思います。先日、有機農業に取り組んでいるという所で全国フォーラムが開かれて、会議が開かれたということが新聞で紹介されていました。その中で、千葉県のいすみ市という所が、完全に無農薬の米・野菜を取り入れて、そこの市長さんはそのフォーラムの中で、やっぱり健康な子どもを育てるということに、教育のところで貢献していく、それを広げていくということが大事なことだとおっしゃっています。本町の場合、なかなかその有機でつくっているという農家さんは少ないかと思うんですけれども、そういう農家さんを応援するという意味からも、有機野菜を取り入れる、それからその地場産の野菜を100%取り入れるということで、今後の取り組みを進めてほしいなと思うんですけれども、色々例えばにんじんが数量があわないとか、細かいところでは、全部そういう1食の給食に全部入れられないとか、いろんな困難はあると思うんですよね。そういう取り組みを、JAとか町も一緒に協力しあって入れていくということで、南幌町で育った子ども、それから引っ越して来られた方もすごく安心して、さらに南幌が脚光を浴びると思うんですよね。だからそういうことの取り組みを教育長にちょっと伺いたいと思います。また、先ほどから子育て支援米のことを言われていて、先日のテレビのニュースの中でも、子育て支援米年間10キロということで言われています。この子育て支援米は、通常よりも農薬使用量を削減し、安心・安全な南幌産米を中学校卒業まで1人10キロ支給していますということです。各家庭で大変喜ばれているんですけれども、なかなか支給率が100%に達しません。その要因は何と考えているのか、私はずっとこの子育て支援米も町の施策としてやってきているんですけれども、学校給食の無償化を段階的に実施するという中で、そういう方向を出しながら、子育て支援米は小学校入学前まで、10キロを小さな子どもが小学生や中学生と同じ量を食べるとは思わないので、その量を減らしながら、前向きに無償化に取り組むということが必要ではないかなと思います。その辺のことも、今後どのように考えているのかを含めて伺いたいと思います。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えいたします。学校給食費の無償化のことでございますけれども、道内では、本町と同じ給食センター方式をとっている所が157か所ございます。その中で、本町の給食費は21番目に低く、管内では14センターがありますけれども、その中では2番目に低い状況でございます。学校給食につきましては、子どもたちの成長過程における栄養摂取、偏食のない献立や健康管理などの役割を果たしております。各市町それぞれ状況や経過があると思いますけれども、本町におきましては現在でき得る子育て支援を行っております。そのようなことから、給食費の段階的な無償化についても、現段階では考えておりません。また、子育て支援米につきましては、なかなか当初から100%という状況にはなりません。農家の方々がご遠慮しているというようなケースもあろうかと思います。子どもさんの成長にあわせての量の配分ということは、言われることは分かるんですけれども、やはりこう、差し上げた時に与える印象ですとか、また、これによるインパクトですとか、そういうことを考えれば、現状のままやらせていただくのがいいのかなというように考えてございます。

答弁 教育長

私のほうからも熊木議員の再々質問についてお答えいたします。まず、町内産野菜の使用率でございますけれども、平成27年当時は21%の使用率でございましたけれども、令和3年度におきましては23%にまで上昇しております。また、使用する野菜の種類については、現在10種類の野菜を使用してございます。次に、健康な子どもを育てる、食に関心を持ってもらうことということでございますけれども、子どもたちが生涯にわたり健康で過ごすためには、食に対する知識と健康的な食生活を行うことが必要だと思います。そのためにはまず、日々食べている食事について関心を高めることがまず第一歩かなと思っております。いただきますですとか、あるいはごちそうさまなど、命をいただくことや、生産者への感謝など、食に対する感謝の気持ち、また、食を通じて健康を保つこと、季節や命を感じる豊かな感性を得ることが大切になると考えます。現在、南幌小学校のほうで、給食の指導の年間計画を立てておりますけれども、その中でいくつかを御紹介させていただきますと、例えば8月には野菜を食べようという指導をしております。この中身については、野菜の名前や働き方、野菜の栄養について、そして野菜不足による身体の影響についても、それぞれ子どもたちに指導しております。また、10月には地場産物を知ろうということで、南幌で採れる農産物について、農作物の流通について、また、食と環境についてをそれぞれ指導しております。さらに翌11月には、感謝して食べようということで、食事の挨拶について、生産者の思いについて、食事を通じて相手を思いやることについて指導しております。さらに1月には、給食について知ろうということで、給食に携わる人々についてですとか、給食の献立について、食に関わる歴史についてをそれぞれ指導してございます。こういったことをしながら、引き続き学校給食を食育のひとつとして学校と連携しながら食の大切さを子どもたちに伝えてまいりたいと思います。

出典:南幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる